元スレ提督「左遷(なが)されて」港湾棲姫「港町」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 2 :
ほっぽ「ン……」ゴシゴシ
レ級「フワァ……」
提督「おっと、この前みたいに炬燵で寝ちゃだめだぞみんな、そろそろ寝なさい」
ヲ級「ヲ、確カニ、ソロソロ寝ヨウ」コクリ
港湾「明日ハ朝カラ初詣?ラシイシネ」
提督「お休み、みんな」
『オヤスミー』
提督「私達も寝ようか」
扶桑「ええ、お休みなさい提督」
山城「お休み、提督」
252 = 2 :
~翌朝~
提督「みんなおはよう」
ほっぽ「オハヨ」
レ級「ニシシ、オハヨー!」
ヲ級「ヲ父サンオハヨウ」
港湾「フワアアア……オハヨ」ノッシノッシ
253 = 2 :
山城「よし、お雑煮完成」
扶桑「みんなお雑煮にお餅は何個入れたいかしら?」
提督「私は4つで」
ほっぽ「ホッポハ2個!」
レ級「オレモ2個!」
ヲ級「ヲ、ジャアヲモチ三個」
港湾「『トリアエズ』5個」
あきつ丸「あきつ丸は3つ欲しいであります」
提督「いつの間にきたんだあきつ丸」
254 = 2 :
あきつ丸「エへ☆」キャルン
提督「可愛く笑っても誤魔化されんぞ」
あきつ丸「いえいえ、愛しい愛しい提督殿の顔が見たくて仕方なかったんでありますよ……」ヨヨヨ
あきつ丸「あ、扶桑殿、お腹へったであります」
提督「おい……まったく、しょうがないやつだな……」
255 = 2 :
~食事中~
提督「今日はみんなで初詣に行こう」モッチモッチ
あきつ丸「良いでありますなあ、初詣」モッチモッチ
港湾「デモ、初詣ッテ、具体的ニドンナモノナノカナ?」モッチモッチ
扶桑「新年最初のお参りの事よ」
山城「奉納祭の時みたいに出店が並ぶ神社も多いわね」
港湾「ホウ」キラキラ
256 = 2 :
~提督の知恵袋コーナー(読み飛ばし可)~
提督「初詣という習慣は元々『恵方詣り』という風習に端を発している。恵方とは恵方巻きの風習からわかる通りその年々の目出度い方向を指す」
提督「江戸時代以前は自宅からみて恵方に存在する寺社仏閣を年明けに詣でるのが基本だったんだ」
提督「だが、明治以降に鉄道網が発達し、遠方の有名寺社仏閣へのアクセスが容易になると事情が変わる」
提督「鉄道会社と寺社仏閣が組んで集客を始めるようになり、恵方に関係のない遠方の有名な寺社仏閣に人が集まるようになったんだ」
提督「結果として、恵方詣りという言葉そのものが死後となっていき、代わりに初詣という言葉が浸透していったそうだ」
提督「『初詣』の歴史は意外と浅いんだよ」
提督「ちなみに江戸時代以前は神仏習合の影響で寺社仏閣はほぼ同一視されていたから
『恵方詣り』に起源をもつ初詣はそのどちらに行ってもいいんだよ」
港湾「ヘー」
*知恵袋終わり
257 = 2 :
~そんなこんなで~
提督「よ~し、皆、準備はいいか?」
ほっぽ(お揃いのセーター着用)「ウン!」
レ級(お揃いのセーター着用)「ニシシ、コノセーターアッタカイネ!」
ヲ級(お揃いのセーター着用)「ヲ、ソウネ」コクリ
港湾(お揃いのセーター着用)「ポカポカスル」
扶桑「防寒はしっかりしなさいね」ニコニコ
山城「後で風邪引いてもしらないわよ~?」ニコニコ
「「「「ハーイ」」」」
258 = 2 :
~近所の神社~
デデン!!
[出店][出店][出店]
人 人人 人人
[出店][出店][出店]
人人 人 人人人
[出店][出店][出店]
人人人人 人人 人
ワイワイガヤガヤ コノテニウカブフクサシュノイロー♪ ワイワイガヤガヤ
提督「やはり賑やかな人々というのはいいもんだな」シミジミ
扶桑「ええ、新年を楽しく平和に祝えるというのは、本当によいものです」シミジミ
山城「私達が決起した当初なんて新年でも葬式みたいだったものね」シミジミ
あきつ丸「いやはや、本当にそうでありますなあ……あの頃は年がら年中憲兵隊もピリピリしていて嫌な時代でありましたよ」シミジミ
259 = 2 :
ほっぽ「オ父サン!オ母サン!コッチコッチ!!」ブンブン
レ級「ニシシ、ハヤクキテー!」ブンブン
ヲ級「ヲー、奉納祭ヲ思イ出スネ」ニコニコ
港湾「ヤキタテノ磯辺モチ、美味」モッチモッチ
提督「おっと、思い出話に浸っている時間はないようだ」
扶桑「そうですね、提督」
山城「港湾はさっそく何か食べてるし、早いわよ」
あきつ丸「まあ、磯辺モチは美味しいでありますし、食べたくなる気持ちはわかるでありますよ」
260 = 2 :
~神社、本殿~
ガランガラン!! パンッ!パンッ!
全員『……』
提督(ほっぽ達や扶桑達、鎮守府のみんなが今年も健康に暮らせますように……)
扶桑(今年は提督が行方不明になったり怪我をしたり隠し子が増えたりしませんように)
山城(もうちょっと提督関連の事件で胃にかかる負担がへりますように)
あきつ丸(提督殿が幸せでありますように)
ほっぽ(オ父サン達ト、ズットナカヨククラセマスヨウニ)
レ級(オ父サン達皆ガ元気デイラレマス様ニ)
ヲ級(オ父サン達ガ怪我ヤ病気ヲシマセン様ニ)
港湾(今年モ、皆デ御飯ヲオイシクタベラレマス様ニ)
???(あいされてるねえ君)
261 = 2 :
提督「!?!?!?」ギョッ
扶桑「どうしたんですか?」
山城「どうしたの急にキョロキョロして?」
提督「い、いや、多分気のせいだ」
???(ちくわ大明神)
提督「誰だ今の!?」
262 = 2 :
~境内~
提督「おっと、扶桑、山城、ちょっと私はあきつ丸に聞きたいことがあるから先にいって甘酒でも飲んでいてくれ」ボソ
扶桑「わかりました」ボソ
山城「なにかあるのね?」ボソ
扶桑「ちょっと提督はトイレだから、あそこで甘酒でものんでましょう」
山城「みんなついてきてね」
「「「「ハーイ」」」」
提督(あきつ丸、こい)
あきつ丸(承知)コクリ
263 = 2 :
扶桑「はい、甘酒よ」
山城「アツイからヤケドしないようにきをつけなさい」
ほっぽ「フゥー……フゥー……」
レ級「アチチ……」ズズー
ヲ級「ヲ……」ホウ
港湾「ウマイ……」ズズー
ワイワイガヤガヤ
264 = 2 :
~皆から離れた場所~
提督「さて、あきつ丸、早朝からわざわざうちにやってきて、本当はどういう理由だったんだ?」
あきつ丸「おやおや提督殿、あきつ丸が提督殿に会いたくてきたとは思ってくれないのでありますか?」
提督「一体何年来の付き合いだと思っているんだ、お前が突拍子もない行動に出るときは大体後ろに大きな理由が隠れているものだ」
提督「まあ、会いに着たかったという理由も、満更嘘じゃないだろうが」
あきつ丸「……本当に、この人は」ボソッ
提督「ん?」
あきつ丸「なんでもないであります」ハァ
265 = 2 :
あきつ丸「……近々」
あきつ丸「横須賀鎮守府所属、現港町出向少佐、北方(きたかた)提督へ出動命令が出るであります」
提督「……」
あきつ丸「きたる1月中旬より末日にかけて、一大侵攻作戦が発令されるであります」
あきつ丸「その一大作戦の結果如何では、取り上げられた元帥階級への段階的復帰と、横須賀への即座の復帰が認められるでありましょう」
提督「……そうか」
提督「この町とも……お別れか……」
あきつ丸「……」
266 = 2 :
あきつ丸「それで、いいでありますか?提督殿」
提督「ん……?」
あきつ丸「付き合いが長いのはお互い様であります。提督殿は本当にこの町を気に入っているのは、あきつ丸にも解るであります」
あきつ丸「横須賀へ戻るということは、この町を出て行くということであり、また戦いの日々へ戻るということであります」
あきつ丸「幸か不幸か、出撃命令はまだ内々定の状態であり、場合によっては変更されてもおかしくないであります」
あきつ丸「もし、提督殿がまだこの町に残りたい、大規模作戦に出たくないと言うのであれば……」
あきつ丸「このあきつ丸、持てる限りの影響力を駆使して、提督殿の出撃命令を取り下げさせるであります」
提督「……あきつ丸」
267 = 2 :
提督「ありがとうな」ポンッ
あきつ丸「ひゃん!?て、提督殿!?いい年こいてこれは少しばかり恥ずかしいであります……///」ナデナデ
提督「おっと、すまん、ついほっぽ達に接する時の癖が……」スッ
提督「あきつ丸、お前のその気持ちは本当に嬉しいし、出来ることなら私もこの港町で穏やかに暮らしたいと思う」
提督「だが、私は私人である前に、『艦娘の提督』という公人であり、国家に奉仕する軍人だ」
提督「人類側が大きく優勢とはいえ、まだ深海棲艦は侮り難い戦力を有している。奴等と戦い、この国の人々を護ることが、私の果たすべき責務だ」
提督「その務めを放棄することはできないよ、あきつ丸」
あきつ丸「提督……」
268 = 2 :
提督「それにな、横須賀では丁字やT督といった私の同期連中が必死に帰還の為のお膳立てを整えてくれているんだ、それを蹴ったら彼等に申し訳がない」
提督「そしてなによりも」
提督「横須賀には私を信じて待ってくれている仲間達が居るんだ、今まで同じ釜の飯を食って、血反吐を吐きながら共に戦ってきた仲間たちが……な」
提督「あまり長く留守番を長門さんに任せていては、彼等に愛想をつかされてしまうよ、それは御免被りたいね」ニッ
あきつ丸「……まったく、相も変わらず難儀な人でありますなあ、提督殿は」ハァ
269 = 2 :
あきつ丸「自ら望んで苦行に挑むのはマゾのブディストだけで充分であります」
あきつ丸「提督殿なんて涅槃でゲイのサディストのブッダにケツの穴でも掘られればいいであります」プイッ
提督「おまっ!?いくらなんでも口汚すぎぃ!?可愛い動作と効果音でも誤魔化しきれないぞ!?」
あきつ丸「あっかんべーであります、せっかくあきつ丸が気を使って色々暗躍したでありますのに、意地で全部お釈迦にする提督殿なんかしらないのであります!」タッタッタ
ア、フソウドノー、アキツマルニモアマザケクダサーイ
提督「まったく、あいつは……」フウ
提督「……」
270 = 2 :
提督(長年の戦場感が訴えてくる、今度の戦い、大きな嵐になるだろう、と)
提督(でも、私は逃げるわけにはいかないんだよ)
提督「はぁ……凄まじきものは宮仕えってか……投げ捨てられるほど背負ってるもんが軽かったら、私も投げ捨ててとっととにげだしたいっての、まったく」トコトコ
提督「まあ、今はとりあえず」
提督「おーい!私にも甘酒くれ!」
提督(今、この瞬間を楽しもうか)
271 = 2 :
●数日後
~鎮守府の執務室~
提督「……」つ書類
先任「北方(きたかた)君、ちょっと話があるんできてもらえるか?」
提督「あ、はい」ソッ
先任「あの机の上の書類は?」
提督「ちょっと手続きに戸籍が必要になりまして、さっきもらってきたのですよ」
先任「なるほどな……とりあえず会議室にいこうか」
バタン
272 = 2 :
~数分後~
ガチャン
ヲ級「ヲ父サン、ヲ弁当ヲ……アレ?」キョトン
ヲ級「イナイ……」キョロキョロ
ヲ級「ウン……?」
[戸籍表]
ヲ級「コレッテ……」
273 = 2 :
~数分後~
ヲ級「……」ジーッ
[戸籍表]
・北方提督
・北方ヲ級
・北方港湾
・北方レ級
・北方ほっぽ
ヲ級「……」ジーッ
コンコン<失礼するであります
あきつ丸「提督殿、お話が……って、あれ?いないでありますか?」
ヲ級「ヲ?アキツ丸サン、オ父サンナラ、イナイミタイ」
274 = 2 :
あきつ丸「おやあ?何をみているでありますか?ヲ級殿」トテトテ
ヲ級「コレヲ……」ピラッ
あきつ丸「ふむ……?ああ、戸籍でありますか」
あきつ丸「どうでありますか?提督殿の戸籍に入った気分は?」
ヲ級「……不思議ナ、気分」
275 = 2 :
ヲ級「イママデ、私達ハ、家族モ、戸籍モ、特別ナ名前サエモナカッタ」
ヲ級「私達ノ名ハ、『深海棲艦正規空母ヲ級』トイウ、識別コード以上ノモノジャナカッタノニ」
ヲ級「コウヤッテ、オ父サンノ名字ヲモラッテ」
ヲ級「私ハ、『北方(きたかた)ヲ級』トイウ、一個人トシテ認メラレタ……」
ヲ級「オ父サンノ、正式ナ娘トシテ、認メラレタ」
ヲ級「ソウ思ウト、胸ノ奥カラ、アツイモノガ、コミ上ゲテクルノ」
ヲ級「本当ニ、不思議ナ、気分……」ギュッ
あきつ丸「……」
276 = 2 :
あきつ丸「……羨ましい」ボソッ
ヲ級「ヲ……?」
あきつ丸「私は、貴方達の事が、心の底から、羨ましいでありますよ」
あきつ丸「我々北方(きたかた)提督の艦隊の面々は、どれだけ望もうとも、あの人の『特別』にはなれないであります」
あきつ丸「提督殿が唯一、重婚という我を通すほどに愛している扶桑殿と、山城殿でさえ、所詮は『ケッコンカッコカリ』という、軍法上の仮の婚約であります」
あきつ丸「今後、ケッコンカッコカリが法的にどの様な効力を発揮するかはわからないでありますが、現状は不安定極まりない、砂上の楼閣の様な身分証明でしかないであります」
あきつ丸「あの二人でさえ、そこに、名前はのらないのでありますよ……まして、他の艦娘など……」
あきつ丸「どれだけ恋い焦がれようが、どれだけ手を伸ばそうが」
あきつ丸「あきつ丸達が、北方(きたかた)の姓を得る事は、多分ないのであります……」
ヲ級「……」
277 = 2 :
あきつ丸「あきつ丸達の艦隊は艦娘として顕現した最古参の一角、横須賀の精鋭艦隊であります」
あきつ丸「海上航路すべてを失い、滅びる寸前だったこの国の、最初で、最後の希望として、立ち上がり」
あきつ丸「蚕食された本土を奪還し、横須賀のみだった鎮守府は、四鎮守府体制へ」
あきつ丸「四鎮守府は、大奏警備府へ、警備府の後は、トラック、リンガ、ラバウル、ショートランドと、順に戦線を拡大してきたであります」
あきつ丸「我々は、その戦線を最初からいままで支えてきたという自負があるであります」
あきつ丸「北方(きたかた)という名前には、救国の英雄の一人という、大きな箔があったであります」
あきつ丸「でも、提督殿は、そうやって得た自身の地位も、英雄としての箔も、名誉も、何もかもをなげうって、貴方達を自分の娘にしたであります」
あきつ丸「貴方達が『人として北方の姓を得る』為に、全てドブに捨てたであります……」
ヲ級「ヲ……」
278 = 2 :
あきつ丸「我々と提督殿の絆は、戦いの中で育まれた、何人にも断ち切り難い特殊な絆であります……ですが……」
あきつ丸「ですが……それ以上には……」
あきつ丸「なれないので……あります……」
ヲ級「アキツ丸サン……」
あきつ丸「……おしゃべりが過ぎたでありますね、忘れてほしいであります」
あきつ丸「その名前、大切にした方がいいでありますよ」
ヲ級「ウン……」コクリ
279 = 2 :
あきつ丸「さあて!それじゃあこのあきつ丸は愛しい愛しい提督殿の為に粉骨砕身させていただくでありますよ!」パンッ
あきつ丸「それではヲ級殿!あきつ丸は仕事にもどるであります!それではまた!」ヒラヒラ
タッタッタ
ヲ級「……救国ノ英雄ノ一人、北方(きたかた)提督、カ」
ヲ級「私達ハ、スゴイ名前ヲモラッタノネ……」
ヲ級「……アリガトウ、オ父サン」ギュッ
提督「何がだ?」
ヲ級「ヲッ!?!?!?!?!?」
280 = 2 :
提督「扉が開けっ放しだし、何事かとおもったぞ」
ヲ級「エット、ソノ……ア、ヲ弁当ヲ、ソノ……」つ弁当
提督「おお、ありがとうヲ級」ナデナデ
ヲ級「エヘヘ」
ヲ級(北方ヲ級、コノ名前ハ、ヲ父サントノ絆ノ証明)
ヲ級(絶対ニ、ナクシタクナイ……)
提督「どうした?」
ヲ級「ウウン、何デモナイ」フルフル
ヲ級「イツモ有難ウ、ヲ父サン!」
281 = 2 :
10分程小休止を頂きます
少々お待ちくださいませ
282 = 2 :
お待たせ致しました、そろそろ再開致します
283 = 2 :
●数日後
~レ級、買い物中~
レ級「タッタヒトツノ~コ~ノ~イノ~チヲ~♪」トコトコ
レ級「イトオシキ愛ノ~為~ニタタ~カウ~♪」ヒョイッヒョイッ
レ級「ソレダケ~デイイ~ノサ~オレハオレハ~仮面ライダ~♪」トコトコ
レ級「オッチャン、コレ頂戴!」
八百屋の親父「あいよ!まいど!」
284 = 2 :
レ級「コレデ、全部ダナ」つメモ
八百屋の親父「お使い偉いなレ級の嬢ちゃん、そうだ、これをやろう」ゴソゴソ
八百屋の親父「ほら、福引券だ」
レ級「福引?」
八百屋の親父「おう、そこでやってっから引いてきな!」
レ級「アリガト!」トコトコ
285 = 2 :
~福引会場~
レ級「へー、一等ハ旅行券カァー」マジマジ
レ級「一回オネガイ!!」つ福引券
モブ店員「あいよ!」
レ級「ヨシッ!こいっ!」ガラガラ
コロン
モブ店員「おっと残念!こちらのお面をドウゾ!!」
V3のお面<赤いぞ!
レ級「……」
レ級「ナンデV3?」キョトン
レ級「マァ、イイカ、カッコイイシ」トコトコ
286 = 2 :
~商店街~
レ級「アーカイアカーイ、赤イ仮面ノV3ーっ♪」トコトコ
レ級「チーチヨー、ハーハヨー、妹ヨー♪」トコトコ
レ級「オッ?」
モブ「銀行強盗だーっ!!」
レ級「強盗!?」
~銀行のそば~
レ級(大丈夫カナ?)コソッ
287 = 2 :
~銀行内~
子供「ううっグスッ……怖いよ……」
母親「大丈夫、大丈夫だから」ナデナデ
おばあちゃん「ほら、アメちゃんでも食べて落ち着きさなさい」
子供「あ、駄菓子屋のおばあちゃん……」
おばあちゃん「大丈夫だから、おちつきなさいね?」ニコッ
288 = 2 :
~銀行の外~
レ級「駄菓子屋ノオバアチャンモイル……」
レ級「ド、ドウシヨウ、オバアチャン達ヲ助ケナイト……」オロオロ
レ級「デモ、オレノ正体ガバレタラヤバイシ」オロオロ
レ級「何カ、正体ガバレナイ様ニ……」キョロキョロ
レ級「アッ」
レ級「コレナラ……!」
289 = 2 :
~五分後~
駐在「お前達は完全に包囲されている!おとなしく投降しなさい!!」
銀行強盗B「ヤバイですぜ、ポリ公どもあつまってきやがった!」
銀行強盗A「ちぃっ!手間取りすぎたか!!しかたねぇ、一人か二人見せしめにぶっ殺して警告してやれ!!」
銀行員「ひっ」
子供「うう……」
お母さん「っ!!」ギュッ
おばあちゃん「……」
290 = 2 :
おばあちゃん「ちょいと銀行強盗さん」
銀行強盗A「あっ?」
おばあちゃん「殺すなら、老い先短い私を殺しなさい」
子供「……えっ!?」
銀行強盗A「あっ?ばばあてめぇ殊勝じゃあねぇか」
銀行強盗A「丁度いい、こいつを殺せ」
銀行強盗B「へ、へい!」ジャキッ!
子供「……っ!!」
291 = 2 :
子供「おばあちゃん!!駄目!!」ダッ!!
母親「あっ!?いっちゃだめ!!」
おばあちゃん「!?来ちゃダメよ!?」
子供「……」ギュッ
おばあちゃん「ちょっと!この子は殺さないで!!ほら、いいこだから、お母さんの所かえりなさいね?」
銀行強盗B「……」チラリ
銀行強盗A「かまわねぇ」
銀行強盗A「撃てっ」
292 = 2 :
おばあちゃん「!!!」ギュッ
駐在「やめろ!!!!」
???「コレ、カリルゼ!!」
駐在「えっ?」
ドドドドドドン!!!
???「ハアっ!!!」ビュン!!
[警察の防弾楯]<ガガガガガン!
293 = 2 :
駐在「な、誰かが盾をもって割り込んた!?」
???「オイッ!テメェ!!ナンテ事スルンダ!!!オ年寄リハ大事ニシロッテオソワラナカッタノカ馬鹿!!」
銀行強盗A「あっ!?誰だテメェ!!」ジャキッ!
???「オレ?オレハ……」
???「トオリスガリノ」
294 = 2 :
レ級(V3のお面着用)「仮面ライダーダッ!!」
銀行強盗達「……」
人質達「……」
警官達「……」
皆の心の声『子供ーっ!?』ガビーン
295 = 2 :
銀行員「馬鹿っ!なにやってるんだかくれろ!!」
窓口嬢「危ないわよ!?撃たれちゃう!?」
銀行強盗A「てめぇ!ガキのごっこ遊びになんざ付き合ってられるか!!」ジャキッ!
銀行強盗B「さっさと両手を上げて座れクソガキが!!」ジャキッ!
レ級(銀行強盗全員ノ銃口ガ人質カラハズレタ!!イマダ!!)
296 = 2 :
レ級「ライダーキック!!」ブオン
レ級「アッヤベネライガ……」
銀行強盗C「なっ……グボォッ!?」ドグチャァ
銀行強盗C(男として轟チン)「」
銀行員「ヒエッ」ヒュン
支店長「むごい……」ヒュン
297 = 2 :
銀行強盗A「Cーっ!!やりやがったな!!うて!!うちまくれ!!」
ドドドドドドン!!
レ級「ハッ!ライダーガソノ程度デシヌカ!!」ギギギギンッ!!
銀行強盗A「こいつ!?服に鉄板でも仕込んできてんのか!?」
レ級「次ハオマエダッ!!」ダッ!!
298 = 2 :
銀行強盗B「アイエエ!?(とっさに股間を護る)」
レ級「ライダーキック!!(脛へのローキック)」ベギッ!
レ級「二連激!!(反対の脛へも一発)」ベギッ!
レ級「トドメダ!!!(太ももへ膝蹴り)」ドグチャッ!
銀行強盗B「……っ!?……っ!?(悶絶)」ゴロゴロ
銀行員「うわっ……あれは痛え……」ガクガク
299 = 2 :
レ級「最後!!」ギロリ
銀行強盗A「クソッ!?なら道連れだ!!」ジャキッ!
おばあちゃん「あっ……」
レ級「っ!!」ダッ!!
ドドドドドドン!!
レ級「艤装展開!!」キラン!!
ボフンッ!
[レ級のしっぽ]<ガキキキキキン!!
駐在「!!!!」
ザワザワ ザワザワ
300 = 2 :
レ級「フーッ!マニアッタ……」
レ級「大丈夫?オバアチャン」
おばあちゃん「……ええ、大丈夫よ(この声、体格、まさか)」
銀行強盗A「なっ、その、禍々しいしっぽ……まさか、おまえ……」
レ級「フンっ!」ガンッ!
銀行強盗A「ガハッ!?(気絶)」
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