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元スレ一「死で償え!」京太郎「………」
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一「携帯の通知音にしてるくらいだからね!」
一「つい聞き入っちゃってたまに出るの忘れちゃうけど♪」テヘヘ
京太郎「ぷっ、可愛いっスねww」
一「へっ!?」
京太郎「でも分かるなぁ、俺もこの曲が流れたら――」
一(今……可愛いって……)
京太郎「あ、暗くなってきましたね」
一「……///」
京太郎「そういえば国広さん、終電間に合います?」
一「あ、やっば!」
京太郎「え、明日も学校ですよね?大丈夫ですか!?」
一「いいよいいよ、萩原さんに迎えに来てもらうよ」
京太郎「あー、車なら電車に比べて時間半分くらいですもんね」
一「……あのさ、須賀君」
京太郎「なんですか?」
一「明日も……会えないかな?///」
京太郎「俺は別に、むしろ国広さんが距離的にキツいんじゃ?」
一「大丈夫だよ!それならまた明日ね!」タタタタタタ
京太郎「行ってしまわれた……」
翌日(木曜日) 部活終了後
咲「あれ?京ちゃん?」
京太郎「ん?おお、咲か」
咲「珍しいね、喫茶店にいるなんて」
京太郎「俺はただの時間潰し、お前こそ和や優希と一緒じゃないのか」
咲「私はときどきここで創作(京ちゃん×ホモ)活動してるの」
京太郎「ふーん、そっか」
咲(…………)
咲(京ちゃん、いくらホモに目覚めたからって……)
咲(喫茶店で『待ち』だなんてアクティブになり過ぎだよ!)
咲(嫌な予感がする!釘をさしとかないと――)
京太郎「んじゃ、俺そろそろ行くわ」
咲「え!京ちゃ――」
京太郎「また明日なー」スタスタスタ
咲「…………」
龍門渕家
一「ただいまー♪」ガチャ
ハギヨシ「ただいま戻りました」
透華「……おかえりなさい」
純「……」
智紀「……」
衣「……」
一「明日も早いから寝るね~♪」
透華「……ハギヨシ、少し話があります」
翌日(金曜日) 清澄高校
京太郎「あの部長、今日帰ってもいいですか?」
優希「なんだ!サボりか犬!!」
久「別に構わないけど、何か理由でも?」
京太郎「いや、明日の鑑賞会の為に今日掃除したくて」
まこ「ほぅ、殊勝な心がけじゃのう」
和「明日は大雨でしょうか?雷でも降りますかね?」
咲「…………」
久「ま、それならいいわよ」
京太郎「ありがとうございます、では」ガチャ
咲「……」
優希「ん?咲ちゃん、どうしたんだじぇ?」
咲「……部長、私も帰っていいですか?」
和「咲さん?」
咲「嫌な予感がするんです……」
久「……分かったわ、今日は花金だしね」
咲「ありがとうございます」ペコリ
優希「咲ちゃんまで帰るのか……」
和「咲さん……」ションボリ
まこ「…………」
久「…………」
某公園
京太郎「それでですねー」
一「あはは、なにそれwwww須賀君って面白いねwwww」
京太郎「それにしても、ハンタ好きな人と話し相手になれて良かったなぁ」
一「え?須賀君の周りにはいないの?」
京太郎「こんなに好きな女の子ってのは珍しいと思いますよ」
一(珍しい……やっぱり、ボクって変わってるのかな?)ズキッ
京太郎「うちの麻雀部ではなんか歪んでるのが多いし」
京太郎「あれ?聞いてます?」
一「……須賀君は、ハンタ大好きな女の子ってどう思う?」
京太郎「え?」
一「少年漫画の中ではグロテスクな描写が多いしさ」
一「残酷で容赦のない展開が描かれているじゃん」
京太郎「そうですね……」
一「年頃の女の子が読む漫画って普通は少女漫画が多いと思うけど」
一「そんな作品が好きな女の子って変なのかなって思うときもあるんだ……」
京太郎「もしかして、国広さんってドSですか!?」
一「はぁっ!?なんでそうなるの!!」
京太郎「それかホモ好き!!」
一「そんなわけないでしょ!ボクはノンケだよ!!」
京太郎「だって俺の周りのハンタ読者の女の子ってそんなのばっかだし」
一「ボクは違うよ!暗い物語だけど、その分冒険と友情が一層輝く!」
一「そんな漫画だから好きなの!」
京太郎「ならいいじゃないですか」クスッ
一「へっ?」
京太郎「少しも変じゃないじゃないですか」
京太郎「俺、国広さんと知り合ってまだ日が浅いけど」
京太郎「ハンタでこんなに楽しく話せて嬉しいですもん!」
京太郎「国広さんみたいな女性(普通のハンタファン)、俺好きですよ」
一「すすす、好きぃっ!?」
京太郎「あれ、信じてません?嘘じゃないっスよ!!」ガシッ
一(手!手が///)
京太郎「こんな素晴しい人(腐ってないファン)好きにならないわけがない」
一「えっ、ええ///」
京太郎「俺、貴女(まともなファン)に出会えて本当に良かったと思ってます!」
一「////」ボン
一「…………」
一「……っは!」
一「かっ、帰る///」パシッ
京太郎「え?あの?」
一「今日は帰るの」
京太郎「そうですか、明日はどうしま――」
一「ちょっと早く来るから、休みだし」
京太郎「そうですか、待ってますね」ニコッ
一「////」シュタタタタ
京太郎「顔真っ赤だったけど、怒らせるようなことしたかな?」キョトン
咲「京ちゃん何処行ったのかな……」
咲「家にもいなかったし、昨日いた喫茶店にもいなかった……」
まこ「咲、京太郎は見つかったか?」
咲「え?染谷先輩、何で?」
まこ「部長から様子見て来いと言われてな」
咲「そうですか……」
「――あれ?どうしたんですか?」
>>71
巨乳には下心が先行する為に引かれるが貧乳には興味が無い為紳士的に振るまえるから惹かれるというのが定説
巨乳には下心が先行する為に引かれるが貧乳には興味が無い為紳士的に振るまえるから惹かれるというのが定説
咲「きょっ、京ちゃん!?」
まこ「…………」
京太郎「部活終わりですか?でもなんでここに?」
咲「それはこっちの台詞だよ、家に帰ってなかったじゃん!」
京太郎「あー……それはだな……」
まこ「この先なんて公園しかないぞ?」
咲(公園!?)
咲「……京ちゃん、ナニしてたの?誰かと一緒だったの?」
京太郎「いや、ちょっと外で寝てたら熟睡しちまって……」
咲「本当?嘘ついてないよね?」ゴゴゴ
京太郎「つっ、ついてねーって!」
まこ「……」
京太郎「つーか、もう遅いから俺帰るからな!」
京太郎「それじゃ!」タッタッタッタ
咲「…………」
龍門渕家
一「ただいま」ガチャ
純「……」
智紀「……」
衣「……」
透華「……一、ちょっとよろしいですか?」
一「え、うん」
一「ないだい、透華?」
透華「ここ数日、帰りが遅いのでは?」
一「なっ、なんだよ……」
衣「ハギヨシが迎えに行ってるぞ」
智紀「遅くまで何処に行ってるのやら……」
一「か、関係ないだろ!」
純「オトコ、なんじゃねーの?」
一「違っ――もっ、もしかして萩原さんに聞いて!」
純「カンだよ、カン」
純「それよりも、自分の立場分かってるのかよ?」
一「……どういうこと?」
純「『俺たち』は何だ?何で龍門渕家に住んでる?」
一「あっ……」
純「龍門渕透華のメイドとして住まわせてもらってるんだぞ」
純「それなのに仕事ほったらかしてよ、自覚あるのか?」
一「ごっ、ごめんなさい……」
智紀「純、そのくらいにしておきなさい」
衣「嫉妬は見苦しいぞ」
純「ちっ、ちげーよ!!」
透華「まぁ、一も反省していることですしね」クスリ
透華「そもそも仕事を強いてるわけでもないですのよ」
透華「私はむしろ嬉しく思っているのですから」
一「……え?」
透華「ハンタにどっぷりと漬かり過ぎて心配していましたわ」
透華「それに比べ、恋人と逢引なんて健全ではありませんか」
一「恋……人……」
純「んーだよ!まだ隠すつもりかよ」
智紀「透華たちが怒っているのは、隠されている事」
衣「純は9割くらい嫉妬だがな」
純「あ?」
透華「家族同然なのですから、貴女を応援するのは当然ですのよ」
一「あ、ありがとう……」
一「でも、本当に恋人じゃないんだ……」
一「ボクが惹かれてるだけで、彼がどう思ってるか知らないし……」
透華「そうなのですか……」
一「透華のように輝いてないし、衣みたいに愛らしくもないし」
一「智紀や純くんみたいにスタイル良くないし――」
純「ったく、まどろっこしいな」
純「カリスマあればいいのか?庇護欲そそればいいのか?」
純「おもちデカけりゃいいのか?背が高けりゃいいのか?」
純「そいつは凄いな、お前何なんだよ?」
純「そんなスーパーヒロインなのかよ?」
純「その男が笑顔向けてんのは、今の国広一だろーが!」
純「自信持ってコクってこいよ」
一「純くん……」
智紀「やはり純は王子様役が似合う」
衣「台詞パクり過ぎイクナイ」
透華「やれやれですの……」
純「うるせー!」
一「……ありがとう、みんな」
翌日(土曜日) 須賀家
京太郎「さーて、そろそろ来てるかな?」ガチャ
咲「何処行くの?」
京太郎「うひぃいっ!?」
咲「…………」ドドドドドド
京太郎「咲!玄関先に立ってるなんてビビるだろ!」
まこ「ちょいと聞きたいことがあってのう」
京太郎「染谷先輩も?な、何ですか?」
咲「こんな時間にどこに行くの?」
京太郎「こんな時間って……」
まこ「旧ハンターの再放送時間は以前の放送時間と同じ」
まこ「つまり、19:00からじゃ」
咲「間に合うの?今、夕方だよね?」
京太郎「いやぁ、買出しにでも――」
咲「何で午前中に済ませておかなかったのかな?かな?」
京太郎「あー!なんで監視されなくちゃいけないんだよ!!」
京太郎「大体な、お前ら――」ウンタラカンタラ
咲(……京ちゃん、どうしても行くのなら仕方ないね)
まこ「京太郎、落ち着いて話を――」
咲「京ちゃん!」
咲「部長には伝えておく」
咲「だけど観賞時間には戻って来てね、時間厳守で」
京太郎「分かったって……」
咲「……油断禁物、だよ」
京太郎「お、おう?」
まこ「……」
某公園
一「…………」
京太郎「国広さーん!」
一「……須賀君」
京太郎「待ちましたか?」
一「ううん、ボクも少し前に来たところだよ」ニコッ
京太郎(うっ、なんかいつもよりさらに可愛く見える///)
一「今日はさ、ちょっとお願いがあってさ!」
京太郎「なんでしょう?」
一「…………」
京太郎(え?なんだこの雰囲気?)
一「ぼっ、ボクとね……」モジモジ
京太郎(まさか――)
一「ハンタごっこしてほしいんだ!」
京太郎「はっ?え?」
一「ボクらクラピカ大好きじゃない」
京太郎「まぁ、そうですね」
一「ずっとやってみたかったんだ、クラピカの役」
京太郎「はぁ……そうですか……」
京太郎(そうだよなーやっぱりそうだよなー)
京太郎(どーせ彼女いない暦=年齢だよ、ちくちょう)
一「……」ドキドキ
一「クラピカで最高のシーンといったら?」
京太郎「そりゃなんといったって」
一・京太郎「クラピカ VS ウボォーギン」
一「だよね!それでさ、ボクがクラピカで――」
京太郎「俺がウボォーギン、ですか」
京太郎「まるで『ごっこ』ですね」
一「もー!だからハンタごっこって言ったじゃん!」
京太郎「待たせたな……」ザッ
一「…………」
京太郎「……一つ、聞きたい」
京太郎「お前は……並みの使い手、なんてもんじゃあねぇ……」
京太郎「その鎖に込められた念」
京太郎「お前の念には、何か特別な意志が感じられる」
京太郎「何者だ?」
一「……」
一「その質問に答えるには、聞かねばならないことがある」
一「……犯した者たちの事を……覚えているか?」
京太郎(……ん?聞き間違えたかな?)
京太郎「少しはな、印象に残った相手なら忘れねぇと思うぜ」
京太郎「ま、程度によりけりかな」
京太郎「つまるとこ復讐か、誰の弔い合戦だ?」
一「……」
一「龍門渕」
京太郎「え……あ、知らねぇな」
一「長野県の私立の高等学校だ、今年の夏にお前たちに襲われた」
京太郎「……悪いが、記憶にねぇな」
一「…………///」
京太郎(やっぱ台詞も変わってるよな……?)
京太郎(話、上手く合わせるか)
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