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元スレ八幡「俺ガイルNGシーン集?」
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文化祭準備
戸塚「あ、八幡。おかえり」
八幡「……ただいま」
恥ずかしながら帰って参りました! 思わず敬礼するまである。戸塚がそう言って迎えてくれるなら、もう毎日でも帰ってきたいなぁ。
戸塚「あ、そうだ。これ、ありがと」
差し出されたのは一冊の本。こないだ戸塚に貸した『星の王子さま』の文庫本だ。
戸塚「それで、何かお礼を考えてたんだけど……」
戸塚は少し気合いを入れるように、うん、と大きく頷くと、見上げるようにしてまっすぐ俺を見つめてきた。
戸塚「あの……八幡って何か好きなもの、ある?」
八幡「とつ『ロリータ』『後輩ですよねー?』『先輩だよね、比企谷くん?』『家族想いとか、どうかな……』『お姉ちゃんキャラはお嫌いかな?』『お兄ちゃん、妹が一番だよ、妹!!』『ヒ、ヒッキーは胸が大きい子の方が好きなんだよね?』『あら、あなたはスレンダーの方が好みだと思うのだけれど』……あの……」
戸塚「あ、八幡。おかえり」
八幡「……ただいま」
恥ずかしながら帰って参りました! 思わず敬礼するまである。戸塚がそう言って迎えてくれるなら、もう毎日でも帰ってきたいなぁ。
戸塚「あ、そうだ。これ、ありがと」
差し出されたのは一冊の本。こないだ戸塚に貸した『星の王子さま』の文庫本だ。
戸塚「それで、何かお礼を考えてたんだけど……」
戸塚は少し気合いを入れるように、うん、と大きく頷くと、見上げるようにしてまっすぐ俺を見つめてきた。
戸塚「あの……八幡って何か好きなもの、ある?」
八幡「とつ『ロリータ』『後輩ですよねー?』『先輩だよね、比企谷くん?』『家族想いとか、どうかな……』『お姉ちゃんキャラはお嫌いかな?』『お兄ちゃん、妹が一番だよ、妹!!』『ヒ、ヒッキーは胸が大きい子の方が好きなんだよね?』『あら、あなたはスレンダーの方が好みだと思うのだけれど』……あの……」
雪ノ下家訪問
平塚「雪ノ下なんだが、今日は体調を崩して休みだ、一応学校には連絡があったんだが、文実のほうには連絡は来てないんじゃないかと思ってな……」
(中略)
ピンポーン
八幡「……居留守か」
結衣「ならまだいいけど、本当に出られないくらい体調が悪かったら……」
間をおいてもう一度、ベルを鳴らす。
するとスピーカーにザッとノイズが走った。
雪乃『……はい』
結衣「ゆきのん!? あたし、結衣。大丈夫?」
雪乃『……ええ、大丈夫だから』
八幡「いいから開けろ」
雪乃『……どうして、いるの?』
来ているのが由比ヶ浜だけだと思っていたんだろう。急に聞こえた俺の声に驚いているようだった。
八幡「話がある」
雪乃『……一〇分だけ、待ってもらえるかしら』
八幡「わかった」
雪乃『……待って、確か、あれもこれも……比企谷くんのあれも片付けてな……』ボソボソ
八幡「……雪ノ下? どうかしたのか」
雪乃『ごめんなさい、一時間待ってもらえるかしら』
八幡「なげぇよ!!!」
結衣「女の子の部屋の片付けは大変なんだよヒッキー!!」クワッ!!
八幡「え、ええ……!? え、いや、そ、そんなもんなのかな……」
平塚「雪ノ下なんだが、今日は体調を崩して休みだ、一応学校には連絡があったんだが、文実のほうには連絡は来てないんじゃないかと思ってな……」
(中略)
ピンポーン
八幡「……居留守か」
結衣「ならまだいいけど、本当に出られないくらい体調が悪かったら……」
間をおいてもう一度、ベルを鳴らす。
するとスピーカーにザッとノイズが走った。
雪乃『……はい』
結衣「ゆきのん!? あたし、結衣。大丈夫?」
雪乃『……ええ、大丈夫だから』
八幡「いいから開けろ」
雪乃『……どうして、いるの?』
来ているのが由比ヶ浜だけだと思っていたんだろう。急に聞こえた俺の声に驚いているようだった。
八幡「話がある」
雪乃『……一〇分だけ、待ってもらえるかしら』
八幡「わかった」
雪乃『……待って、確か、あれもこれも……比企谷くんのあれも片付けてな……』ボソボソ
八幡「……雪ノ下? どうかしたのか」
雪乃『ごめんなさい、一時間待ってもらえるかしら』
八幡「なげぇよ!!!」
結衣「女の子の部屋の片付けは大変なんだよヒッキー!!」クワッ!!
八幡「え、ええ……!? え、いや、そ、そんなもんなのかな……」
雪ノ下家訪問 続
由比ヶ浜は何ら確かめるように一度拳を握ると、インターホンに指を伸ばした。
質がいいのか知らないが、機械的なベル音ではなく上等な楽器じみた音がする。一度だけ鳴らしてしばらく待った。ただ数秒待っていると、不意に扉からがちゃがちゃがちゃと鍵を開く硬質な音がした。複数個の鍵が完全に開場されるまでにもう数秒。
扉の前で待っていると、すーっと音もなく、遠慮がちにドアが開かれた。そこから雪ノ下が少しだけ顔を覗かせる。
雪乃「おかえりなさい、あなた」
八幡「ただい……え、おかえ、えっ?」
雪乃「今のは聞かなかったことにしてちょうだい!!」バキッ!!
八幡「首が450度ォォォおおおおおおおおおおおお!!!!?」グルンッ!!!
結衣「だ、大丈夫だよゆきのん! あたしもたまに妄想しちゃう時あるから、ね?」
雪乃「うう……つい、思わず……」
戸塚「はちま──ん! しっかりしてぇ──!!」
由比ヶ浜は何ら確かめるように一度拳を握ると、インターホンに指を伸ばした。
質がいいのか知らないが、機械的なベル音ではなく上等な楽器じみた音がする。一度だけ鳴らしてしばらく待った。ただ数秒待っていると、不意に扉からがちゃがちゃがちゃと鍵を開く硬質な音がした。複数個の鍵が完全に開場されるまでにもう数秒。
扉の前で待っていると、すーっと音もなく、遠慮がちにドアが開かれた。そこから雪ノ下が少しだけ顔を覗かせる。
雪乃「おかえりなさい、あなた」
八幡「ただい……え、おかえ、えっ?」
雪乃「今のは聞かなかったことにしてちょうだい!!」バキッ!!
八幡「首が450度ォォォおおおおおおおおおおおお!!!!?」グルンッ!!!
結衣「だ、大丈夫だよゆきのん! あたしもたまに妄想しちゃう時あるから、ね?」
雪乃「うう……つい、思わず……」
戸塚「はちま──ん! しっかりしてぇ──!!」
雪ノ下家訪問 続々
雪ノ下に案内されるまま廊下を進み、リビングに通された。
リビングからは外側に張り出したバルコニーが覗いている。窓からの景色はとっぷりと暮れた空と新都心の夜景。西の空にはひどく物寂しげな残照があった。
小作りなガラスのテーブルの上には閉じられたノートPC。脇にはファイリングされた書類。昨夜も仕事をしていたのだろう。
来客を想定していないのか、部屋のリビングは簡素だった。それでも前に来た時より物は増えているような気もする。部屋の端に何やら物がぎっちぎちに詰まったダンボール箱が複数置いてあるのは見なかったことにした。
ソファの前には小さなチェスト。大きなテレビがあるのは少し意外だったが、よく見るとそのデッキには『パンダのパンさん』をはじめとするディスティニー作品が並んでいた。こいつこれのためにこんないいテレビ買ったんじゃないだろうな……。
そのまま続けてみてみると、そのディスティニー作品の横に、それまでとは雰囲気の異なるパッケージが並んでいる。
『これで君も意識高くなれる! 玉縄の教育講座』
八幡「ぶはっ!!」
<ハチマン、アウトーッ
八幡「なんだあれ……一周回って見てみてぇ……!!」
雪乃「あれ仕掛けたの誰かしら……」
雪ノ下に案内されるまま廊下を進み、リビングに通された。
リビングからは外側に張り出したバルコニーが覗いている。窓からの景色はとっぷりと暮れた空と新都心の夜景。西の空にはひどく物寂しげな残照があった。
小作りなガラスのテーブルの上には閉じられたノートPC。脇にはファイリングされた書類。昨夜も仕事をしていたのだろう。
来客を想定していないのか、部屋のリビングは簡素だった。それでも前に来た時より物は増えているような気もする。部屋の端に何やら物がぎっちぎちに詰まったダンボール箱が複数置いてあるのは見なかったことにした。
ソファの前には小さなチェスト。大きなテレビがあるのは少し意外だったが、よく見るとそのデッキには『パンダのパンさん』をはじめとするディスティニー作品が並んでいた。こいつこれのためにこんないいテレビ買ったんじゃないだろうな……。
そのまま続けてみてみると、そのディスティニー作品の横に、それまでとは雰囲気の異なるパッケージが並んでいる。
『これで君も意識高くなれる! 玉縄の教育講座』
八幡「ぶはっ!!」
<ハチマン、アウトーッ
八幡「なんだあれ……一周回って見てみてぇ……!!」
雪乃「あれ仕掛けたの誰かしら……」
スローガン決め
雪ノ下「それでは委員会を始めます。本日の議題ですが、城廻会長から連絡があったとおり、文化祭のスローガンについてです」
まずは挙手でアイデアを求めるが、積極性のない集団ではそれも難しい。誰もやる気などないのだ。真剣な会議もお喋りのネタ程度にしかなっていない。
葉山「いきなり発表っていうのも難しいだろうし、紙に書いてもらったら? 説明はあとでしてもらうとして」
雪乃「そうね……。少し時間をとります」
(中略)
回収された紙のうち、スローガンが記入されているものはホワイトボードに板書される。
・友情・努力・勝利
うん、まぁだいたいそんな感じのスローガンが並ぶ。
一つやたらと異質だったのが『八紘一宇』。うわぁ、書きそうな奴に心当たりがある……。
そしてもう一つ、みんなの目を引いたものがある。
『グローバル』『フレキシブル』『ネクストステージ』『カスタマーサイド』『結果にコミット』
八幡「…………」
雪乃「…………」
葉山「…………」
めぐり「…………」
玉縄「……うん? どうしてみんな僕のことを見ているのかな?」
お前以外に誰がいるんだよ、あんなの書く奴が。
雪ノ下「それでは委員会を始めます。本日の議題ですが、城廻会長から連絡があったとおり、文化祭のスローガンについてです」
まずは挙手でアイデアを求めるが、積極性のない集団ではそれも難しい。誰もやる気などないのだ。真剣な会議もお喋りのネタ程度にしかなっていない。
葉山「いきなり発表っていうのも難しいだろうし、紙に書いてもらったら? 説明はあとでしてもらうとして」
雪乃「そうね……。少し時間をとります」
(中略)
回収された紙のうち、スローガンが記入されているものはホワイトボードに板書される。
・友情・努力・勝利
うん、まぁだいたいそんな感じのスローガンが並ぶ。
一つやたらと異質だったのが『八紘一宇』。うわぁ、書きそうな奴に心当たりがある……。
そしてもう一つ、みんなの目を引いたものがある。
『グローバル』『フレキシブル』『ネクストステージ』『カスタマーサイド』『結果にコミット』
八幡「…………」
雪乃「…………」
葉山「…………」
めぐり「…………」
玉縄「……うん? どうしてみんな僕のことを見ているのかな?」
お前以外に誰がいるんだよ、あんなの書く奴が。
スローガン決め後
雪乃「いいの?」
八幡「何が」
雪乃「誤解は解いたほうがいいと思うけれど」
八幡「誤解は解けないだろ、もう解は出てるんだからそこで問題は終わってる。それ以上解きようがない」
正解でも誤解でも、ファイナルアンサーだ。
失敗は取り返せない、押された烙印は消せない。
雪乃「……どうでもいいときばかり言い訳して、大事な時は言い訳しないのね。それってちょっと卑怯だと思うわ。それじゃあ相手も言い訳できないじゃない」
八幡「言い訳なんて意味ねぇよ。人間、大事なことほど勝手に判断するんだから」
雪乃「……そうね、そうかもしれない。言い訳なんて、無意味だもの。……だから、あなたが隠し持っていた大量の年下物の不謹慎な本についての言い訳も聞かないわ」
八幡「待ってくれそれは誤解なんだ! 全部留美が置いていったんだ!」
雪乃「それとっ……他にっ……胸の大きい子の本も持っているとっ……聞いたのだけれどっ……!!」ギリッ
八幡「えっそれは誰から……まさか川崎か雪ノ下さんかっ……待って、違うから待って頭蓋骨がっ! 割れる! なんかミシミシいってぎゃああああああああああああああ!!!!」
雪乃「いいの?」
八幡「何が」
雪乃「誤解は解いたほうがいいと思うけれど」
八幡「誤解は解けないだろ、もう解は出てるんだからそこで問題は終わってる。それ以上解きようがない」
正解でも誤解でも、ファイナルアンサーだ。
失敗は取り返せない、押された烙印は消せない。
雪乃「……どうでもいいときばかり言い訳して、大事な時は言い訳しないのね。それってちょっと卑怯だと思うわ。それじゃあ相手も言い訳できないじゃない」
八幡「言い訳なんて意味ねぇよ。人間、大事なことほど勝手に判断するんだから」
雪乃「……そうね、そうかもしれない。言い訳なんて、無意味だもの。……だから、あなたが隠し持っていた大量の年下物の不謹慎な本についての言い訳も聞かないわ」
八幡「待ってくれそれは誤解なんだ! 全部留美が置いていったんだ!」
雪乃「それとっ……他にっ……胸の大きい子の本も持っているとっ……聞いたのだけれどっ……!!」ギリッ
八幡「えっそれは誰から……まさか川崎か雪ノ下さんかっ……待って、違うから待って頭蓋骨がっ! 割れる! なんかミシミシいってぎゃああああああああああああああ!!!!」
委員会
陽乃「やぁやぁ、しっかり働いているかね?」
八幡「……ご覧の通りですよ」
陽乃「あー、……しっかりとは働いていないみたいだね」
なんでだよ、超やってんだろ……。
陽乃「あら、不満顔。……だってさ、この議事録には比企谷くんの功績が入っていないじゃない」
八幡「……」
思わず黙ってしまった俺を見て、陽乃さんはにまぁと笑う。
陽乃「比企谷くん? ここでクイズです! 集団をもっとも団結させる問題はなんでしょ~?」
八幡「冷酷な指導者……うん? 問題? 存在じゃなくて?」
陽乃「正解はね、……比企谷くんのスキャンダルだよ」
雪乃『比企谷くん……答えなさい……姉さんとデートしていたというのは本当なの……!?』
結衣『ママとメールしてた理由……教えてよ、ねぇヒッキーヒッキーヒッキー』
小町『お兄ちゃんは家から出ていかないよね? ずっと、ずっと小町と一緒にいるんだよね?』
いろは『なんでですか……先輩は、熟女か女子中学生以下にしか興味がないんですか……!!』
川崎『あんた……まさかけーちゃんにまで手を……許さない……!!』
相模『ヒキガヤコロス』
八幡「ちょっと待ってあんたどんなデマ流したんだ!!?」
陽乃「んふふー、じゃあ比企谷くん、頑張ってね~」
八幡「や、ちょっ、待って(ドドドド!)うわぁなんか凄い勢いで地鳴りがこっちにやってきたぁぁぁあああ!!!」
陽乃「やぁやぁ、しっかり働いているかね?」
八幡「……ご覧の通りですよ」
陽乃「あー、……しっかりとは働いていないみたいだね」
なんでだよ、超やってんだろ……。
陽乃「あら、不満顔。……だってさ、この議事録には比企谷くんの功績が入っていないじゃない」
八幡「……」
思わず黙ってしまった俺を見て、陽乃さんはにまぁと笑う。
陽乃「比企谷くん? ここでクイズです! 集団をもっとも団結させる問題はなんでしょ~?」
八幡「冷酷な指導者……うん? 問題? 存在じゃなくて?」
陽乃「正解はね、……比企谷くんのスキャンダルだよ」
雪乃『比企谷くん……答えなさい……姉さんとデートしていたというのは本当なの……!?』
結衣『ママとメールしてた理由……教えてよ、ねぇヒッキーヒッキーヒッキー』
小町『お兄ちゃんは家から出ていかないよね? ずっと、ずっと小町と一緒にいるんだよね?』
いろは『なんでですか……先輩は、熟女か女子中学生以下にしか興味がないんですか……!!』
川崎『あんた……まさかけーちゃんにまで手を……許さない……!!』
相模『ヒキガヤコロス』
八幡「ちょっと待ってあんたどんなデマ流したんだ!!?」
陽乃「んふふー、じゃあ比企谷くん、頑張ってね~」
八幡「や、ちょっ、待って(ドドドド!)うわぁなんか凄い勢いで地鳴りがこっちにやってきたぁぁぁあああ!!!」
文化祭前日
戸塚と葉山は二人で台詞の読み合わせをしていた。
俺はと言えば、特にすることがなく、ぼーっと舞台の端っこに腰かけている。
葉山「今晩……君は、来ちゃいけない」
戸塚「ぼくたちはずっと一緒だ」
儚げな王子さまの声に、「ぼく」はそれを支えるようにまっすぐな気持ちを伝える。
それはお芝居だとわかっているのに、ぎりぎりぎり勝手に歯ぎしりが……。くそっ、こんな想いをするんなら俺が出ればよかった。
くっ、直視していられない……。ふいっと視線を外すと、その正面に海老名超プロデューサーがいた。やけにつやつやした笑顔をしている。
海老名「ユー、出ちゃいなよ!」
八幡「本当か……いいのか、高二の文化祭の後、夢にまで見たんだ。俺が戸塚と出ても……いいのか?」
海老名「いや、隼人くんと」
八幡「くっ……分かった、ならこうしよう。一度葉山とやってやるから、その後戸塚ともやらせてくれ!!」
結衣「え、あ、その……それがありなら……あたしも、ヒッキーとしてみたいなー……とか」
海老名「えっ、本当? ヤってくれるの!? 隼人くんと!? よし分かった!! まずは保健室のベッドに行こう!!」
八幡「待って。演技の話だよな? 演技の話なんだよな?」
陽乃「隼人と比企谷くん……ありかもね」
葉山「えっ」
八幡「なんで雪ノ下さんまで乗り気に!? や、ちょっと離して!『ぐ腐腐腐、すぐに隼人くん無しでは生きられない身体にしてあげるからね』『あの、陽乃さん、なんで俺まで』離してぇぇぇえええええええ!!」
戸塚と葉山は二人で台詞の読み合わせをしていた。
俺はと言えば、特にすることがなく、ぼーっと舞台の端っこに腰かけている。
葉山「今晩……君は、来ちゃいけない」
戸塚「ぼくたちはずっと一緒だ」
儚げな王子さまの声に、「ぼく」はそれを支えるようにまっすぐな気持ちを伝える。
それはお芝居だとわかっているのに、ぎりぎりぎり勝手に歯ぎしりが……。くそっ、こんな想いをするんなら俺が出ればよかった。
くっ、直視していられない……。ふいっと視線を外すと、その正面に海老名超プロデューサーがいた。やけにつやつやした笑顔をしている。
海老名「ユー、出ちゃいなよ!」
八幡「本当か……いいのか、高二の文化祭の後、夢にまで見たんだ。俺が戸塚と出ても……いいのか?」
海老名「いや、隼人くんと」
八幡「くっ……分かった、ならこうしよう。一度葉山とやってやるから、その後戸塚ともやらせてくれ!!」
結衣「え、あ、その……それがありなら……あたしも、ヒッキーとしてみたいなー……とか」
海老名「えっ、本当? ヤってくれるの!? 隼人くんと!? よし分かった!! まずは保健室のベッドに行こう!!」
八幡「待って。演技の話だよな? 演技の話なんだよな?」
陽乃「隼人と比企谷くん……ありかもね」
葉山「えっ」
八幡「なんで雪ノ下さんまで乗り気に!? や、ちょっと離して!『ぐ腐腐腐、すぐに隼人くん無しでは生きられない身体にしてあげるからね』『あの、陽乃さん、なんで俺まで』離してぇぇぇえええええええ!!」
文化祭前 ある日の比企谷家
小町「お兄ちゃん、パソコンで何してんの?」
八幡「いや、別に。文化祭のスローガン、決めるとかで、なんかねーか調べてんだよ」
小町「ふーん。……それはそうと、『履歴 削除』で調べた検索ワードの履歴も消しておかないとダメだよ。こないだお母さんが『履歴 削除 復元』で調べてたよ?」
八幡「母ちゃん何やってんだよ……っつーかそういうのほんとやめてくださいよ……」
小町「なんか変なの出てきたって怒ってた」
八幡「冤罪だ! 俺じゃない! というか、そんなの調べるのは親父しかいない」
小町「お兄ちゃんじゃないって何で言い切れるの?」
八幡「家族に知られたくないこともこっそり調べられる……。そう、スマートフォンならね!」
陽乃『ここにパスワードを解析した比企谷くんのスマホがありまーす』
雪乃『姉さん、今すぐにそれを寄越しなさい』
結衣『な、何を調べてたのかな、ヒッキー……』
めぐり『えーと、履歴ってどうやってみるのかな?』
川崎『それ、あたしにも見せて』
八幡「あっ、俺のスマホがねぇ……えっちょっ待って待って待ってヤバイヤバイヤバイそれはマジでシャレになってないってちょっ雪ノ下さん返して本当にヤバ『うわぁ、これは……』『わー、ヒッキー……』返してぇぇぇええええええええええ!!!!」
小町「お兄ちゃん、パソコンで何してんの?」
八幡「いや、別に。文化祭のスローガン、決めるとかで、なんかねーか調べてんだよ」
小町「ふーん。……それはそうと、『履歴 削除』で調べた検索ワードの履歴も消しておかないとダメだよ。こないだお母さんが『履歴 削除 復元』で調べてたよ?」
八幡「母ちゃん何やってんだよ……っつーかそういうのほんとやめてくださいよ……」
小町「なんか変なの出てきたって怒ってた」
八幡「冤罪だ! 俺じゃない! というか、そんなの調べるのは親父しかいない」
小町「お兄ちゃんじゃないって何で言い切れるの?」
八幡「家族に知られたくないこともこっそり調べられる……。そう、スマートフォンならね!」
陽乃『ここにパスワードを解析した比企谷くんのスマホがありまーす』
雪乃『姉さん、今すぐにそれを寄越しなさい』
結衣『な、何を調べてたのかな、ヒッキー……』
めぐり『えーと、履歴ってどうやってみるのかな?』
川崎『それ、あたしにも見せて』
八幡「あっ、俺のスマホがねぇ……えっちょっ待って待って待ってヤバイヤバイヤバイそれはマジでシャレになってないってちょっ雪ノ下さん返して本当にヤバ『うわぁ、これは……』『わー、ヒッキー……』返してぇぇぇええええええええええ!!!!」
まさか三週間も空くとは……。
シルバーウィーク前後が忙しかったとか、今月の円盤が発売延期した上に俺ガイルFesのチケット落選したりとかでモチベがちょい下がってたとか、6巻自体が徹頭徹尾シリアスな巻なせいで5巻よりはるかに書き辛いとか色々理由はありますが、申し訳ないです。
思いつきで立てたくせにこのスレの負担がめちゃくちゃ重いので、正直11巻まで続くのは無理くさく思えてきましたが、とりあえず6巻後半書き溜めたらまた来ます。
シルバーウィーク前後が忙しかったとか、今月の円盤が発売延期した上に俺ガイルFesのチケット落選したりとかでモチベがちょい下がってたとか、6巻自体が徹頭徹尾シリアスな巻なせいで5巻よりはるかに書き辛いとか色々理由はありますが、申し訳ないです。
思いつきで立てたくせにこのスレの負担がめちゃくちゃ重いので、正直11巻まで続くのは無理くさく思えてきましたが、とりあえず6巻後半書き溜めたらまた来ます。
何度もすいません。これで965は卒業します
僭越ながらこの場をお借りして最後に言わせてもらいます
すいませんでした
僭越ながらこの場をお借りして最後に言わせてもらいます
すいませんでした
この相模なら屋上に八幡が顔出しただけで
説得せずとも追いかけてきそう
説得せずとも追いかけてきそう
なんだろう、このはまちカラーの向こうから漂う仄かなバカテス臭は
>>273 きっと舌が(物理的に)とろけるんだね!
>>283 パンツ脱いで待機なんてしてるから...
作者以外のに出してきますね
明日に
ダメならダメと言えばやめます
明日に
ダメならダメと言えばやめます
お待たせして申し訳ありません
三作品とも一応書いてはいるので、もうしばらくお待ちください
三作品とも一応書いてはいるので、もうしばらくお待ちください
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