私的良スレ書庫
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元スレ八幡「俺ガイルNGシーン集?」
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相模が八幡を虐めたらヒロイン達が相模を虐めるとかか?
あとは…まああのホモ劇に八幡も参加しちゃうとか??
あとは…まああのホモ劇に八幡も参加しちゃうとか??
学園祭はさがみんが八幡を弄ればいいでしょうね。玉縄、折本まで仕掛け人ってのもあり。
八幡がさがみんにフラグを建てるのもOK。
八幡がさがみんにフラグを建てるのもOK。
めぐりんが玉縄の真似したり、代わりに玉縄が出てきたり。遊戯部の方の相模が実行委員長立候補したり、
人替えネタは豊富そうだよね
人替えネタは豊富そうだよね
>>202 そこに玉縄も追加したらおもしろそうだな
RPGのスレの965です。
自分の書き込みのせいでスレが埋め立てられてしまい、本当に申し訳ありませんでした。皆さん、ごめんなさい(T-T)。
まさかあんなのが湧き出て来るとは思ってもおらず(-_-;)。
まとめサイトの方の感想欄で書き手が同じという記述があったので、こちらで謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。
自分の書き込みのせいでスレが埋め立てられてしまい、本当に申し訳ありませんでした。皆さん、ごめんなさい(T-T)。
まさかあんなのが湧き出て来るとは思ってもおらず(-_-;)。
まとめサイトの方の感想欄で書き手が同じという記述があったので、こちらで謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。
>>218
なめてんの?
なめてんの?
意識の高いヤンデレな小町に二重の意味でガクブルする八幡みたい
RPGスレの埋まり方が個人的にかなりショックだったので変なテンション(本当はもっと妥当な言葉があると思うのですが)で書き込んでました。
よくよく読み直すと確かに顔文字は大変失礼でした。皆さんが不快な思いをするのは当然です。申し訳ありませんでした。
よくよく読み直すと確かに顔文字は大変失礼でした。皆さんが不快な思いをするのは当然です。申し訳ありませんでした。
でも僕は悪くないですよね?ROM?
それはどうすればさせられるのでしょう?
それをすればあんなことは起きないんですよね?
確かに顔文字はどうだったかとは今は後悔してます。
ですが私じゃないはずです
あんなのが沸くなんて誰もわからないではずです。
それに俺の言葉があんなことに繋がることもわからないではずです。
結果として残念なことになりましたが、僕だけが悪い訳じゃないです。
RPGは好きなので完結させられるよう頑張って欲しいです
それはどうすればさせられるのでしょう?
それをすればあんなことは起きないんですよね?
確かに顔文字はどうだったかとは今は後悔してます。
ですが私じゃないはずです
あんなのが沸くなんて誰もわからないではずです。
それに俺の言葉があんなことに繋がることもわからないではずです。
結果として残念なことになりましたが、僕だけが悪い訳じゃないです。
RPGは好きなので完結させられるよう頑張って欲しいです
どうでもいいことでレス増やすなよ
新着レスがいくつかあると更新来たのかと思って期待するからマジでやめろ
新着レスがいくつかあると更新来たのかと思って期待するからマジでやめろ
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。⑥
やはり海老名姫菜のミュージカルは腐っている。
2年F組 文化祭 出展企画書
ミュージカル『星の王子さま』
脚本 海老名姫菜
……イイハナシダナー。
そんなわけあるかです。
俺は読んでいた出展企画書をそっと机に置く。
(中略)
あの女、何考えて生きてんだ……。恐怖の混じった視線で海老名さんを見ると、海老名さんはしなをつくって照れている。
海老名「ちょっと恥ずかしいな……」
いやいやいや! 本当に恥ずかしいぞ! ちょっとってレベルじゃねぇぞ!
戸部「でも、俺はいいと思うぜ」
おっと戸部くん必死のアピールですか。恋する男子のちょろさというか可愛げは異常。
戸部「こういうの面白れぇじゃん! 普通に劇やっよりウケっと思うんだけど!」
……まぁ一理あるか。これはBL作品ではなく、あくまでミュージカル作品だ。
海老名「うん、だよね! とべっちもそう思うよね!?」
肯定されたのが嬉しかったのか、海老名さんは身を乗り出してうんうんと頷いて──あれっ、こんなシーンあったかなぁ……?
戸部「だべだべ? っつーか、これで決まりっしょ?」
海老名「とべっち乗り気ならさ! 特別にヒキタニくんとペア組ませてあげるよ! とべはち! これは今年の冬コミは貰いましたわ~!!」
戸部「へ?」
八幡「待って。おーい、撮影中だから。おーい」
戸部「隼人く~ん、俺さ、海老名さんと付き合うようになってから大分経つけどさ、未だに何言ってるか分かんねぇ時あんだけどよ~……」
葉山「ま、まぁ……その、頑張れ」ポンッ
やはり海老名姫菜のミュージカルは腐っている。
2年F組 文化祭 出展企画書
ミュージカル『星の王子さま』
脚本 海老名姫菜
……イイハナシダナー。
そんなわけあるかです。
俺は読んでいた出展企画書をそっと机に置く。
(中略)
あの女、何考えて生きてんだ……。恐怖の混じった視線で海老名さんを見ると、海老名さんはしなをつくって照れている。
海老名「ちょっと恥ずかしいな……」
いやいやいや! 本当に恥ずかしいぞ! ちょっとってレベルじゃねぇぞ!
戸部「でも、俺はいいと思うぜ」
おっと戸部くん必死のアピールですか。恋する男子のちょろさというか可愛げは異常。
戸部「こういうの面白れぇじゃん! 普通に劇やっよりウケっと思うんだけど!」
……まぁ一理あるか。これはBL作品ではなく、あくまでミュージカル作品だ。
海老名「うん、だよね! とべっちもそう思うよね!?」
肯定されたのが嬉しかったのか、海老名さんは身を乗り出してうんうんと頷いて──あれっ、こんなシーンあったかなぁ……?
戸部「だべだべ? っつーか、これで決まりっしょ?」
海老名「とべっち乗り気ならさ! 特別にヒキタニくんとペア組ませてあげるよ! とべはち! これは今年の冬コミは貰いましたわ~!!」
戸部「へ?」
八幡「待って。おーい、撮影中だから。おーい」
戸部「隼人く~ん、俺さ、海老名さんと付き合うようになってから大分経つけどさ、未だに何言ってるか分かんねぇ時あんだけどよ~……」
葉山「ま、まぁ……その、頑張れ」ポンッ
夏休み明け 奉仕部
カタカタと窓枠が揺れ、先ほどまでより強い風が吹き抜けた。
カーテンがばさばさとなびき、読みかけのページがぐちゃぐちゃになぶられる。カ────テンッ! さっきからカーテンがカーテンカーテン自己主張が激しくて何お前ボンチューなの? お前のような小学生がいるか。
心底鬱陶しかったので舌打ち混じりに窓を睨んだ。風もなかなかにうざいが、それに簡単に流されるカーテンもよっぽどだ。お前には自分ってもんがないのかよ。風に流されていいのはマリンフィールドの打球と可愛い娘のスカートだけだ。
と、視界の端でスカートがひらひらと揺れる。そのスカートの主、由比ヶ浜は俺の傍ら、椅子一つ半ほど離れた席から立ち上がると同時に風がびゅうと吹いてスカートが大きく捲れ中身のピン(ヒュッ!!)『あっぶねえええええええ!! 雪ノ下お前今俺の目にボールペン投げてきたな!!』
雪乃「ちっ。……いえ、私はただ性犯罪者の目を潰そうとしただけよ」
八幡「今のはさすがに不可抗力だろ!!」
結衣「えっ……ヒ、ヒッキー……見、見たの?」
八幡「み、見てません……」
雪乃「比企谷くん。高二のクリスマスの時に由比ヶ浜さんに渡したシュシュの色は?」
八幡「ピンク(ザシュッ!!)額にシャーペンがぁぁぁああああああああああああ!!!」
結衣「……ヒッキーのえっち」
カタカタと窓枠が揺れ、先ほどまでより強い風が吹き抜けた。
カーテンがばさばさとなびき、読みかけのページがぐちゃぐちゃになぶられる。カ────テンッ! さっきからカーテンがカーテンカーテン自己主張が激しくて何お前ボンチューなの? お前のような小学生がいるか。
心底鬱陶しかったので舌打ち混じりに窓を睨んだ。風もなかなかにうざいが、それに簡単に流されるカーテンもよっぽどだ。お前には自分ってもんがないのかよ。風に流されていいのはマリンフィールドの打球と可愛い娘のスカートだけだ。
と、視界の端でスカートがひらひらと揺れる。そのスカートの主、由比ヶ浜は俺の傍ら、椅子一つ半ほど離れた席から立ち上がると同時に風がびゅうと吹いてスカートが大きく捲れ中身のピン(ヒュッ!!)『あっぶねえええええええ!! 雪ノ下お前今俺の目にボールペン投げてきたな!!』
雪乃「ちっ。……いえ、私はただ性犯罪者の目を潰そうとしただけよ」
八幡「今のはさすがに不可抗力だろ!!」
結衣「えっ……ヒ、ヒッキー……見、見たの?」
八幡「み、見てません……」
雪乃「比企谷くん。高二のクリスマスの時に由比ヶ浜さんに渡したシュシュの色は?」
八幡「ピンク(ザシュッ!!)額にシャーペンがぁぁぁああああああああああああ!!!」
結衣「……ヒッキーのえっち」
夏休み明け 奉仕部 続
結衣「ヒッキーはさ、もっと外出た方がいいよ絶対。なんかビタミンC? 作るらしいよ」
八幡「それはたぶんビタミンDだけどな。ビタミンC作るとかお前レモンちゃんかよ。知ってるか、レモン一個に入ってるビタミンCはレモン一個分なんだぜ。あと人は体内でビタミンC生成しねぇんだよ」
結衣「そーなの?」
八幡「ああ。ちなみにビタミンDは週二回三〇分くらい日光に当たるだけで充分作れるらしい。よってわざわざ家から出る必要性はねぇんだ」
俺の知識量に驚いたのか、由比ヶ浜が戦慄の表情を浮かべる。
結衣「なんでそんなに詳しいし……。なに健康マニア? キモい……」
酷いことを言われていた。
八幡「……昔、同じようなことを言われたから調べたんだよ」
結衣「そこまでして家から出たくないんだ……」
雪乃「引きこもりくんらしいわね」
八幡「ほっとけ」
結衣「でもヒッキー……小町ちゃんに聞いたんだけど、夏休みは大体毎日どこかに出かけてたり遊んでたって……」
八幡「あんにゃろ、口滑らせたな……ちげぇよ、手伝いとか色々押し付けられてただけだ」
結衣「夏休み最後の日なんてっ……沙希の家に泊まったってっ……!!!」ガシッ
八幡「ばっ、ちげぇよあれは……そう! 大志の夏休みの宿題を手伝ってたらけーちゃんが抱きついてきてそのまま寝ちゃったから振り解けなくてなくてそのまま泊まっただけ痛い痛い頭蓋骨が軋む(パキッ)今頭蓋骨から聞こえちゃいけない音がああああああああああああっ!!!」
結衣「ヒッキーはさ、もっと外出た方がいいよ絶対。なんかビタミンC? 作るらしいよ」
八幡「それはたぶんビタミンDだけどな。ビタミンC作るとかお前レモンちゃんかよ。知ってるか、レモン一個に入ってるビタミンCはレモン一個分なんだぜ。あと人は体内でビタミンC生成しねぇんだよ」
結衣「そーなの?」
八幡「ああ。ちなみにビタミンDは週二回三〇分くらい日光に当たるだけで充分作れるらしい。よってわざわざ家から出る必要性はねぇんだ」
俺の知識量に驚いたのか、由比ヶ浜が戦慄の表情を浮かべる。
結衣「なんでそんなに詳しいし……。なに健康マニア? キモい……」
酷いことを言われていた。
八幡「……昔、同じようなことを言われたから調べたんだよ」
結衣「そこまでして家から出たくないんだ……」
雪乃「引きこもりくんらしいわね」
八幡「ほっとけ」
結衣「でもヒッキー……小町ちゃんに聞いたんだけど、夏休みは大体毎日どこかに出かけてたり遊んでたって……」
八幡「あんにゃろ、口滑らせたな……ちげぇよ、手伝いとか色々押し付けられてただけだ」
結衣「夏休み最後の日なんてっ……沙希の家に泊まったってっ……!!!」ガシッ
八幡「ばっ、ちげぇよあれは……そう! 大志の夏休みの宿題を手伝ってたらけーちゃんが抱きついてきてそのまま寝ちゃったから振り解けなくてなくてそのまま泊まっただけ痛い痛い頭蓋骨が軋む(パキッ)今頭蓋骨から聞こえちゃいけない音がああああああああああああっ!!!」
学校
立ち上がってふらふらとする足取りで教室のドアからから出て行く。
ドアを開けた瞬間のことだ。
戸塚「うわっ!」
八幡「っと、わりぃ」
ドッシーン☆とはぶつからなかったものの、胸に軽い衝撃を受ける。ちょうど入れ替わりに入ってきた人と接触してしまったようだ。おい、誰だよ、「前方不注意の免許取っちゃいけないオブジイヤー」は。
薄目で睨めつけるようにしてそいつの面を拝んでやると、見慣れた小動物系男子がふるふるしていてとても可愛い。息せき切って教室に入ってきたのは、「ほんとお前は免許取らないほうがいい、ただ俺の運転する車でずっと助手席に座っていてほしい……オブジイヤー」戸塚彩加だった。
戸塚「あ、八幡。ごめん……」
八幡「い、いや! 俺のほうこそ悪かった。ちょっとぼーっとしててな……」
実のところ、今もまだぼーっとしている。偶然の産物ながら、戸塚を抱き留める形になってしまった。……ふぅ、危なかった。もし戸塚がパンを咥えていたら恋が生まれてしまうところだった。
その状態で静止していることに気づいて戸塚は俺の胸にトンと頭を預けてきた。
八幡「とっ、戸塚?」
戸塚「ごめんね、急いでたから……。でも、受け止めてくれたのが八幡で……ぼく、うれしいな」
胸の中に埋めていた顔を上げて、俺のことを見上げる。気のせいか潤んでいる瞳に見つめられると、その輝きの奥に引き込まれてしまいそうだった。
戸塚「八幡、最近色んな女の子と仲良くしてるみたいだからさ……ぼくじゃ、だめなのかなって」
八幡「何言ってるんだ戸塚。俺はお前だけのモノだ。いつだって、お前のことを受け止めてやる」
戸塚「八幡……。うんっ、ぼく、イくよ……!!」
そう言って戸塚は俺の身体をぐるりと回転させると、俺を壁に押し付けた、そして両手を腰の前に回すと、その手で──
海老名「ってな感じでとつはち……っていうのはどうかな!?」
戸塚「海老名さん、ぼく、男の子、なんだけどな……」
八幡「なっ……!? いや待て、戸塚が攻めなの? ねぇ、戸塚が攻めなの?」
結衣「なしなし! こ、こんなのなしだってばー!!」
立ち上がってふらふらとする足取りで教室のドアからから出て行く。
ドアを開けた瞬間のことだ。
戸塚「うわっ!」
八幡「っと、わりぃ」
ドッシーン☆とはぶつからなかったものの、胸に軽い衝撃を受ける。ちょうど入れ替わりに入ってきた人と接触してしまったようだ。おい、誰だよ、「前方不注意の免許取っちゃいけないオブジイヤー」は。
薄目で睨めつけるようにしてそいつの面を拝んでやると、見慣れた小動物系男子がふるふるしていてとても可愛い。息せき切って教室に入ってきたのは、「ほんとお前は免許取らないほうがいい、ただ俺の運転する車でずっと助手席に座っていてほしい……オブジイヤー」戸塚彩加だった。
戸塚「あ、八幡。ごめん……」
八幡「い、いや! 俺のほうこそ悪かった。ちょっとぼーっとしててな……」
実のところ、今もまだぼーっとしている。偶然の産物ながら、戸塚を抱き留める形になってしまった。……ふぅ、危なかった。もし戸塚がパンを咥えていたら恋が生まれてしまうところだった。
その状態で静止していることに気づいて戸塚は俺の胸にトンと頭を預けてきた。
八幡「とっ、戸塚?」
戸塚「ごめんね、急いでたから……。でも、受け止めてくれたのが八幡で……ぼく、うれしいな」
胸の中に埋めていた顔を上げて、俺のことを見上げる。気のせいか潤んでいる瞳に見つめられると、その輝きの奥に引き込まれてしまいそうだった。
戸塚「八幡、最近色んな女の子と仲良くしてるみたいだからさ……ぼくじゃ、だめなのかなって」
八幡「何言ってるんだ戸塚。俺はお前だけのモノだ。いつだって、お前のことを受け止めてやる」
戸塚「八幡……。うんっ、ぼく、イくよ……!!」
そう言って戸塚は俺の身体をぐるりと回転させると、俺を壁に押し付けた、そして両手を腰の前に回すと、その手で──
海老名「ってな感じでとつはち……っていうのはどうかな!?」
戸塚「海老名さん、ぼく、男の子、なんだけどな……」
八幡「なっ……!? いや待て、戸塚が攻めなの? ねぇ、戸塚が攻めなの?」
結衣「なしなし! こ、こんなのなしだってばー!!」
学校 続
なん……だと……。
休み時間明け。
教室に戻ったら、いつの間にか文化祭実行委員にさせられていた。
いわゆる「お前休んでたから委員長にしといたわ(笑)」メソッドはクラスの中心人物同士で面白おかしくやるから彼らなりの楽しいものとして成立するのであって、それを違う文化圏の人間にやっちまったらっ……!
戦争だろうがっ……! ノーカウントっ……! ノーカウントっ……!
黒板の前で呆然と立ち尽くしていると、肩を叩かれた。
平塚「説明が必要かね?」
振り向くまでもなくわかる。
で、出た~、アラサーで今一番結婚したい女教師、平塚静~。
平塚「ひ、比企谷……、その、いきなり結婚したい、とか言われても、その、困る……」
で、出た~、地の文に突っ込む奴~。そういうメタいのあんまりやらない方がいいですよ。ていうかなんで読めるんですか。
平塚「し、仕方ないな……しかしお前から結婚したいと言うのであれば……なんだ、まぁ、考えてやらんでもない……というか……」
八幡「えっ、いや、俺が結婚したいって意味じゃなくて、平塚先生が結婚したがってるっていう意味で、あの、なんで腕掴んで、引きずって、ちょまっ、いやああああああああああああ!!!」ズルズル
なん……だと……。
休み時間明け。
教室に戻ったら、いつの間にか文化祭実行委員にさせられていた。
いわゆる「お前休んでたから委員長にしといたわ(笑)」メソッドはクラスの中心人物同士で面白おかしくやるから彼らなりの楽しいものとして成立するのであって、それを違う文化圏の人間にやっちまったらっ……!
戦争だろうがっ……! ノーカウントっ……! ノーカウントっ……!
黒板の前で呆然と立ち尽くしていると、肩を叩かれた。
平塚「説明が必要かね?」
振り向くまでもなくわかる。
で、出た~、アラサーで今一番結婚したい女教師、平塚静~。
平塚「ひ、比企谷……、その、いきなり結婚したい、とか言われても、その、困る……」
で、出た~、地の文に突っ込む奴~。そういうメタいのあんまりやらない方がいいですよ。ていうかなんで読めるんですか。
平塚「し、仕方ないな……しかしお前から結婚したいと言うのであれば……なんだ、まぁ、考えてやらんでもない……というか……」
八幡「えっ、いや、俺が結婚したいって意味じゃなくて、平塚先生が結婚したがってるっていう意味で、あの、なんで腕掴んで、引きずって、ちょまっ、いやああああああああああああ!!!」ズルズル
文化祭実行委員決め
クラス長「えー、じゃあ女子の委員やりたい人、挙手で」
言われたところでもちろん誰も反応しない。ルーム長は諦めたように短いため息を吐く。
クラス長「このまま決まらないならじゃんけんに……」
三浦「はぁ?」ギロッ
クラス長「んがぐぐ」
結衣「……それって大変なの?」
クラス長「普通にやればそんなに大変じゃないと思うけど、……女子の方は結果的に大変になっちゃうかもしれない」
そう言って俺の方をちらりと見ましたよ、この眼鏡。間接的に俺を戦力外通告しましたよ、この眼鏡。
結衣「ふーん」チラッ
クラス長「正直、由比ヶ浜さんがやってくれると助かるなぁ。人望あるし、クラスをちゃんとまとめてくれると想うし、適任だと思うんだけど」
結衣「いや、あたしは別にそういんじゃ……」
三浦「あ、じゃあ、あーしがやるし」スッ
八幡「は?」
結衣「え?」
相模「うぇっ?」
海老名「いやいやー、ここは私がやるよ」スッ
八幡「は?」
結衣「え?」
相模「え、あ、じゃあ、う、うちがやります!」スッ
二人「「どーぞどーぞ」」ススッ
相模「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
クラス長「えー、じゃあ女子の委員やりたい人、挙手で」
言われたところでもちろん誰も反応しない。ルーム長は諦めたように短いため息を吐く。
クラス長「このまま決まらないならじゃんけんに……」
三浦「はぁ?」ギロッ
クラス長「んがぐぐ」
結衣「……それって大変なの?」
クラス長「普通にやればそんなに大変じゃないと思うけど、……女子の方は結果的に大変になっちゃうかもしれない」
そう言って俺の方をちらりと見ましたよ、この眼鏡。間接的に俺を戦力外通告しましたよ、この眼鏡。
結衣「ふーん」チラッ
クラス長「正直、由比ヶ浜さんがやってくれると助かるなぁ。人望あるし、クラスをちゃんとまとめてくれると想うし、適任だと思うんだけど」
結衣「いや、あたしは別にそういんじゃ……」
三浦「あ、じゃあ、あーしがやるし」スッ
八幡「は?」
結衣「え?」
相模「うぇっ?」
海老名「いやいやー、ここは私がやるよ」スッ
八幡「は?」
結衣「え?」
相模「え、あ、じゃあ、う、うちがやります!」スッ
二人「「どーぞどーぞ」」ススッ
相模「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
第一回実行委員会
めぐり「それでは、文化祭実行委員会を始めまーす」
肩まであるミディアムヘアーは前髪がピンで留められ、つるりとした綺麗なおでこがきらりと眩しい。制服はあくまで校則通りに着こなしているが、ワンポイントであしらわれた襟章や手首に嵌められたカラフルなヘアゴムが可愛らしさを感じさせる。その女生徒は優しげに細められた瞳で、にこやかに皆を見渡し、何故か一瞬だけこちらの方向に向かってウィンクし、なんだかほんわかした号令をかけた。すると、みんなそれぞれ居住まいを正す。
めぐり「えっと、生徒会長の城廻めぐりです。皆さんのご協力で今年もつづがなく文化祭が開催できるのが嬉しいです。……え、えっと、……み、みんなで頑張ろう! おー!」
めぐり先輩が最後やっつけとも思える簡単な挨拶を終えると、すかさず生徒会メンバーがぱちぱちと拍手をする。それに釣られるようにして会議室じゅうで拍手が起きた。それにうんとほんわか頷くめぐり先輩。
めぐり「ありがとうございます~。それじゃあさっそく実行委員長の選出に移りましょう」
すると、居合わせたメンバーがちょっとざわつく。
まぁ、そうな。俺もてっきり生徒会長が実行委員長もやるもんだと思ってたぜ。
すると、めぐり先輩も少し苦笑いする。
めぐり「知ってる人も多いと思うけど、例年、文化祭実行委員長は二年生がやることになってるんだ。私はほら、もう三年生だから」
はあ、なるほどね。まぁ、三年の秋口にこういうことやってられないもんな。受験とかあるだろうし。
めぐり「それじゃあ、比企谷くん、お願いねっ」
とはいうものの、手が挙がらな、えっ、今なんて言った?
八幡「あの、ちょっと? 城廻先輩、この時点だとまだ俺のこと知らなかったですよね?」
めぐり「ほら、比企谷くん、こっちおいで。私の隣の席座っていいから」ポンポン
八幡「あの、隣の奴が足蹴り始めてきたんですけど」
めぐり「えっと……ちょ、ちょっと恥ずかしいけど、私の膝の上でもいいよ?」
八幡「おい今カッター投げた奴誰だ! 怒らないから出てきなさい!」
めぐり「比企谷くん、不安にならなくてもいいよ。実行委員のことは私が手取り足取り教えてあげるからね。なんだったら、委員会が終わってからもずっと色々教えてあげてもいいよ?」
八幡「先代生徒会メンバーの人! お願いだからメガネを投げないで!」
めぐり「あとは……その、あはは、ここじゃ恥ずかしくて、ちょっと……言えない、かな」モジモジ
平塚「総員、比企谷を殺せぇ!!」
メンバー「「「応ッ!!」」」ガタッ!!
八幡「応じゃねぇんだよ! みんな椅子をこっちに向けて投げようとしないで!『相模さん、ナイフはトドメ用よ』『うん、分かった』分かったじゃねぇんだよ! ていうかなんで相模ナイフなんて持ってきてんだよ! あ、ちょ、みんな椅子投げないで!!」ドンガラガッシャーン
めぐり「それでは、文化祭実行委員会を始めまーす」
肩まであるミディアムヘアーは前髪がピンで留められ、つるりとした綺麗なおでこがきらりと眩しい。制服はあくまで校則通りに着こなしているが、ワンポイントであしらわれた襟章や手首に嵌められたカラフルなヘアゴムが可愛らしさを感じさせる。その女生徒は優しげに細められた瞳で、にこやかに皆を見渡し、何故か一瞬だけこちらの方向に向かってウィンクし、なんだかほんわかした号令をかけた。すると、みんなそれぞれ居住まいを正す。
めぐり「えっと、生徒会長の城廻めぐりです。皆さんのご協力で今年もつづがなく文化祭が開催できるのが嬉しいです。……え、えっと、……み、みんなで頑張ろう! おー!」
めぐり先輩が最後やっつけとも思える簡単な挨拶を終えると、すかさず生徒会メンバーがぱちぱちと拍手をする。それに釣られるようにして会議室じゅうで拍手が起きた。それにうんとほんわか頷くめぐり先輩。
めぐり「ありがとうございます~。それじゃあさっそく実行委員長の選出に移りましょう」
すると、居合わせたメンバーがちょっとざわつく。
まぁ、そうな。俺もてっきり生徒会長が実行委員長もやるもんだと思ってたぜ。
すると、めぐり先輩も少し苦笑いする。
めぐり「知ってる人も多いと思うけど、例年、文化祭実行委員長は二年生がやることになってるんだ。私はほら、もう三年生だから」
はあ、なるほどね。まぁ、三年の秋口にこういうことやってられないもんな。受験とかあるだろうし。
めぐり「それじゃあ、比企谷くん、お願いねっ」
とはいうものの、手が挙がらな、えっ、今なんて言った?
八幡「あの、ちょっと? 城廻先輩、この時点だとまだ俺のこと知らなかったですよね?」
めぐり「ほら、比企谷くん、こっちおいで。私の隣の席座っていいから」ポンポン
八幡「あの、隣の奴が足蹴り始めてきたんですけど」
めぐり「えっと……ちょ、ちょっと恥ずかしいけど、私の膝の上でもいいよ?」
八幡「おい今カッター投げた奴誰だ! 怒らないから出てきなさい!」
めぐり「比企谷くん、不安にならなくてもいいよ。実行委員のことは私が手取り足取り教えてあげるからね。なんだったら、委員会が終わってからもずっと色々教えてあげてもいいよ?」
八幡「先代生徒会メンバーの人! お願いだからメガネを投げないで!」
めぐり「あとは……その、あはは、ここじゃ恥ずかしくて、ちょっと……言えない、かな」モジモジ
平塚「総員、比企谷を殺せぇ!!」
メンバー「「「応ッ!!」」」ガタッ!!
八幡「応じゃねぇんだよ! みんな椅子をこっちに向けて投げようとしないで!『相模さん、ナイフはトドメ用よ』『うん、分かった』分かったじゃねぇんだよ! ていうかなんで相模ナイフなんて持ってきてんだよ! あ、ちょ、みんな椅子投げないで!!」ドンガラガッシャーン
<テイクツー、アクショーン!!
めぐり「それじゃあ誰か立候補いますか?」
とはいうものの、手が挙がらない。
めぐり「誰かいませんかー?」
厚木「……お。お前、雪ノ下の妹か! あのときみたいな文化祭を期待しとるけぇの」
雪乃「実行委員として善処します」
めぐり「えーっと……。どう?」
相模「あの……、みんなやりたがらないなら、うちが──」
ゆっこ「あ、ならあたしやりまーす」スッ
めぐり「本当?」
相模「え?」
遥「じゃあ、あたしもやりまーす」スッ
めぐり「わぁ、二人も?」
相模「え? あ、え? あ、じゃ、じゃあうちも!」スッ
二人「「どーぞどーぞ」」ススッ
相模「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
めぐり「それじゃあ誰か立候補いますか?」
とはいうものの、手が挙がらない。
めぐり「誰かいませんかー?」
厚木「……お。お前、雪ノ下の妹か! あのときみたいな文化祭を期待しとるけぇの」
雪乃「実行委員として善処します」
めぐり「えーっと……。どう?」
相模「あの……、みんなやりたがらないなら、うちが──」
ゆっこ「あ、ならあたしやりまーす」スッ
めぐり「本当?」
相模「え?」
遥「じゃあ、あたしもやりまーす」スッ
めぐり「わぁ、二人も?」
相模「え? あ、え? あ、じゃ、じゃあうちも!」スッ
二人「「どーぞどーぞ」」ススッ
相模「ああああああああああああああああああああああっ!!!」
<テイクスリー、アクショーン!!
めぐり「それじゃあ誰か立候補いますか?」
とはいうものの、手が挙がらない。
めぐり「誰かいませんかー?」
厚木「……お。お前、雪ノ下の妹か! あのときみたいな文化祭を期待しとるけぇの」
雪乃「実行委員として善処します」
めぐり「えーっと……。どう?」
相模「あの……、みんなやりたがらないなら、うちが──」
玉縄「それなら、僕が引き受けましょう」スッ
相模「えっ?」
めぐり「本当? 嬉しいな! じゃあ、お願いね!」
玉縄「お任せください。若者らしいエネルギッシュでフレキシブルな文化祭にしましょう」
三日目──
玉縄「前回と同じく、ブレインストーミングからやっていこうか」
七日目──
玉縄「皆のコンセンサスは得ることが出来たね。それじゃあ、このオーダーに沿ってスケジュールをリバイズしよう」
十日目──
玉縄「みんなでグランドデザインは共有出来たね。今日は、さらに新しいアイデアをローンチしようと思うんだ」
十三日目──
玉縄「よし、問題点を把握できたところで、どう解決するべきかを皆で話し合」
めぐり「文化祭、明日だよ……」
──文化祭、失敗。
めぐり「それじゃあ誰か立候補いますか?」
とはいうものの、手が挙がらない。
めぐり「誰かいませんかー?」
厚木「……お。お前、雪ノ下の妹か! あのときみたいな文化祭を期待しとるけぇの」
雪乃「実行委員として善処します」
めぐり「えーっと……。どう?」
相模「あの……、みんなやりたがらないなら、うちが──」
玉縄「それなら、僕が引き受けましょう」スッ
相模「えっ?」
めぐり「本当? 嬉しいな! じゃあ、お願いね!」
玉縄「お任せください。若者らしいエネルギッシュでフレキシブルな文化祭にしましょう」
三日目──
玉縄「前回と同じく、ブレインストーミングからやっていこうか」
七日目──
玉縄「皆のコンセンサスは得ることが出来たね。それじゃあ、このオーダーに沿ってスケジュールをリバイズしよう」
十日目──
玉縄「みんなでグランドデザインは共有出来たね。今日は、さらに新しいアイデアをローンチしようと思うんだ」
十三日目──
玉縄「よし、問題点を把握できたところで、どう解決するべきかを皆で話し合」
めぐり「文化祭、明日だよ……」
──文化祭、失敗。
やはり海老名姫菜のミュージカルは腐っている。2
監督 海老名姫菜
演出 海老名姫菜
脚本 海老名姫菜
という、夢のスタッフィングが完成していた。他にできる奴いなさそうだしな……。製作総指揮というか、超プロデューサーというか……。
そして、さらにメインキャストの発表である。
王子さま:葉山
葉山が固まっていた。心なしか顔が青白い。
さて、残るもう一人の主役だが……。
海老名さんの手もとをじっと見ていると、白い線がとても見覚えのある字画へと変わっていく。
ぼく:比企谷
八幡「……いや、無理だって」
見た瞬間にそう声を漏らしていた。耳ざとく聞いていた海老名さんが驚愕の表情を作る。
海老名「え!? でも、葉山×ヒキタニは薄い本ならマストバイだよ!? ていうかマストゲイだよ!」
何言ってるんですかこの人……。
海老名「やさぐれた感じの飛空士を王子さまが純真無垢な暖かい言葉で巧みに攻める、それがこの作品の魅力じゃない!」
そんな作品じゃねぇよ。フランス人怒るぞ。
八幡「いや……俺、文実だから……」
葉山「そこまで言われては仕方が無いね……ヒキタニくん、俺と一緒にヤろうか」
八幡「は? え、いやなんでお前ワイシャツのボタンを外して」
海老名「そしてヒキタニくんは、彼のはだけたワイシャツの隙間から覗く肌を見て、思わず鼓動が高鳴ってしまったのを自覚した。一見細く見える隼人くんだが、体育会系である彼の胸板は思っていたよりずっと逞しかった。着やせするタイプなのだろうか。あの胸に抱かれてしまったらどうなるのだろう──それを想像してしまったヒキタニくんは、そっと目を瞑り、隼人くんに身を委ね──」
八幡「やめて」
監督 海老名姫菜
演出 海老名姫菜
脚本 海老名姫菜
という、夢のスタッフィングが完成していた。他にできる奴いなさそうだしな……。製作総指揮というか、超プロデューサーというか……。
そして、さらにメインキャストの発表である。
王子さま:葉山
葉山が固まっていた。心なしか顔が青白い。
さて、残るもう一人の主役だが……。
海老名さんの手もとをじっと見ていると、白い線がとても見覚えのある字画へと変わっていく。
ぼく:比企谷
八幡「……いや、無理だって」
見た瞬間にそう声を漏らしていた。耳ざとく聞いていた海老名さんが驚愕の表情を作る。
海老名「え!? でも、葉山×ヒキタニは薄い本ならマストバイだよ!? ていうかマストゲイだよ!」
何言ってるんですかこの人……。
海老名「やさぐれた感じの飛空士を王子さまが純真無垢な暖かい言葉で巧みに攻める、それがこの作品の魅力じゃない!」
そんな作品じゃねぇよ。フランス人怒るぞ。
八幡「いや……俺、文実だから……」
葉山「そこまで言われては仕方が無いね……ヒキタニくん、俺と一緒にヤろうか」
八幡「は? え、いやなんでお前ワイシャツのボタンを外して」
海老名「そしてヒキタニくんは、彼のはだけたワイシャツの隙間から覗く肌を見て、思わず鼓動が高鳴ってしまったのを自覚した。一見細く見える隼人くんだが、体育会系である彼の胸板は思っていたよりずっと逞しかった。着やせするタイプなのだろうか。あの胸に抱かれてしまったらどうなるのだろう──それを想像してしまったヒキタニくんは、そっと目を瞑り、隼人くんに身を委ね──」
八幡「やめて」
相模の依頼
相模「失礼しまーす……って、雪ノ下さんと結衣ちゃんじゃん」
結衣「さがみん? どしたの?」
相模「へぇ~、奉仕部って雪ノ下さんたちの部活なんだぁ」
雪乃「何かご用かしら?」
相模「あ……。急にごめんなさい。ちょっと相談ごとがあって、来たんだけど……」
雪乃「?」
相模「比企谷を殺したい」
ねぇ君、高二の時の恨み引きずり過ぎでしょ。撮影中にまで持ち込まないでよ。
雪ノ下も、呆れたようにこめかみに手をやりながらため息をつく。いやあなたも大概撮影中にふざけてますけどね?
雪乃「あの、相模さん、今は撮影中で」
相模「そういえばこの前、比企谷が雪ノ下さんのお姉さんと二人で街を歩いてるのを見たんだけど」
雪乃「喜んでその依頼を引き受けるわ」
八幡「待ってくれ! あれは雪ノ下さんが勝手についてきただけで」
結衣「ゆ、ゆきのん落ち着いて!」
相模「そういえばこの前、比企谷が三浦さんとお出かけしてるのを見たんだけど」
結衣「あたしも手伝うよ、さがみん」
八幡「違う! あれはたまたま会ったあいつに、そろそろ葉山の誕生日だからってちょっとプレゼントの相談を受けてただけで──待ってヤバい俺の見間違えじゃなければ相模あいつ消火器で俺のこと殴ろうとして(ブォン!!!)『ちっ、外したか』俺は逃げるぜじゃあな!!」ダッ!!
相模「待って比企谷! うち、ずっと比企谷のこと──」
八幡「!?」
相模「ずっと──本気で殺したいって思ってた!!」
八幡「知ってるよ畜生!!!!」ダダダダッ
相模「失礼しまーす……って、雪ノ下さんと結衣ちゃんじゃん」
結衣「さがみん? どしたの?」
相模「へぇ~、奉仕部って雪ノ下さんたちの部活なんだぁ」
雪乃「何かご用かしら?」
相模「あ……。急にごめんなさい。ちょっと相談ごとがあって、来たんだけど……」
雪乃「?」
相模「比企谷を殺したい」
ねぇ君、高二の時の恨み引きずり過ぎでしょ。撮影中にまで持ち込まないでよ。
雪ノ下も、呆れたようにこめかみに手をやりながらため息をつく。いやあなたも大概撮影中にふざけてますけどね?
雪乃「あの、相模さん、今は撮影中で」
相模「そういえばこの前、比企谷が雪ノ下さんのお姉さんと二人で街を歩いてるのを見たんだけど」
雪乃「喜んでその依頼を引き受けるわ」
八幡「待ってくれ! あれは雪ノ下さんが勝手についてきただけで」
結衣「ゆ、ゆきのん落ち着いて!」
相模「そういえばこの前、比企谷が三浦さんとお出かけしてるのを見たんだけど」
結衣「あたしも手伝うよ、さがみん」
八幡「違う! あれはたまたま会ったあいつに、そろそろ葉山の誕生日だからってちょっとプレゼントの相談を受けてただけで──待ってヤバい俺の見間違えじゃなければ相模あいつ消火器で俺のこと殴ろうとして(ブォン!!!)『ちっ、外したか』俺は逃げるぜじゃあな!!」ダッ!!
相模「待って比企谷! うち、ずっと比企谷のこと──」
八幡「!?」
相模「ずっと──本気で殺したいって思ってた!!」
八幡「知ってるよ畜生!!!!」ダダダダッ
定例ミーティング
相模「それでは、定例ミーティングを始めます。じゃあ宣伝広報、お願いします」
担当「掲示予定もポスター製作もだいだい半分終わってます」
相模「そうですか、いい感じですね」
雪乃「いいえ。少し遅い。提示箇所の交渉、HPへのアップは既に済んでいますか?」
担当「まだです……」
雪乃「急いでください。社会人はともかく、受験志望の中学生やその保護者はHPを結構こまめにチェックしていますから。相模さん、続けて」
相模「あ、うんじゃあ、有志統制、お願いします」
担当「……はい。有志参加団体は現在一〇団体」
相模「増えたね。地域賞のおかげかな。次は……」
雪乃「それは校内のみですか? 地域の方々への打診は? 例年、地域との繋がり、という姿勢を掲げている以上、参加団体減少は避けないと。それから、ステージの割り振りはもう済んでいますか? 集客の見込みと開演時のスタッフ内訳は? タイムテーブルを一覧にして提出をお願いします」
担当「は、はい……」
相模「じゃあ次は……比企谷暗殺部隊、お願いします」
八幡「待って」
担当「この前撮影の休憩中に城廻会長とイチャコラしながら弁当を食べているのを目撃しました。次は殺したいです」
めぐり「わ、見られてたんだ……は、恥ずかしいな……」
八幡「待って」
担当「休日に一色さんとデートしているのを確認しました。うらやまけしからんと思うので次こそは殺したいです」
いろは「あー……人いたんですねー、あそこ」
八幡「待って」
玉縄「……この前撮影が終わったあと、折本さんと親しそうに話を……今すぐデストロイしたいです」
平塚「弁論の余地はないようだな。残りの時間は比企谷の虐殺に当てる、好きにやってくれ」
メンバー「「「ヒャッハー!!!」」」ガタッ!!!
八幡「ウェイ! ウェイト! 待って! なんでカメラマンとか監督までこっちに──ええい、全員かかってきやがれ! 全力で逃げ切ってやる!!!」ダッ!!
相模「それでは、定例ミーティングを始めます。じゃあ宣伝広報、お願いします」
担当「掲示予定もポスター製作もだいだい半分終わってます」
相模「そうですか、いい感じですね」
雪乃「いいえ。少し遅い。提示箇所の交渉、HPへのアップは既に済んでいますか?」
担当「まだです……」
雪乃「急いでください。社会人はともかく、受験志望の中学生やその保護者はHPを結構こまめにチェックしていますから。相模さん、続けて」
相模「あ、うんじゃあ、有志統制、お願いします」
担当「……はい。有志参加団体は現在一〇団体」
相模「増えたね。地域賞のおかげかな。次は……」
雪乃「それは校内のみですか? 地域の方々への打診は? 例年、地域との繋がり、という姿勢を掲げている以上、参加団体減少は避けないと。それから、ステージの割り振りはもう済んでいますか? 集客の見込みと開演時のスタッフ内訳は? タイムテーブルを一覧にして提出をお願いします」
担当「は、はい……」
相模「じゃあ次は……比企谷暗殺部隊、お願いします」
八幡「待って」
担当「この前撮影の休憩中に城廻会長とイチャコラしながら弁当を食べているのを目撃しました。次は殺したいです」
めぐり「わ、見られてたんだ……は、恥ずかしいな……」
八幡「待って」
担当「休日に一色さんとデートしているのを確認しました。うらやまけしからんと思うので次こそは殺したいです」
いろは「あー……人いたんですねー、あそこ」
八幡「待って」
玉縄「……この前撮影が終わったあと、折本さんと親しそうに話を……今すぐデストロイしたいです」
平塚「弁論の余地はないようだな。残りの時間は比企谷の虐殺に当てる、好きにやってくれ」
メンバー「「「ヒャッハー!!!」」」ガタッ!!!
八幡「ウェイ! ウェイト! 待って! なんでカメラマンとか監督までこっちに──ええい、全員かかってきやがれ! 全力で逃げ切ってやる!!!」ダッ!!
定例ミーティング 続
葉山「でも、見る限りじゃほとんど雪ノ下さんがやってるように見えるけどな」
雪乃「……ええ、そのほうが効率いいし」
葉山「でも、そろそろ破綻する」
雪乃「……」
葉山「そうなる前に、ちゃんと人を頼った方がいいよ」
八幡「そうか? 俺はそうは思わない」
言うと、葉山は俺の目をじっと見て、言葉の続きを待ってくれた。
八幡「実際、雪ノ下一人でやったほうが早いこともたくさんある。ロスが少ないのは一つメリットだろ。何より信じて任すのは結構しんどいぞ。能力差がありすぎるとなおさら」
葉山「それでうまくいくならそれでもいいよ。だけど、現状回ってないわけだし、遠からず破綻する。何より失敗できないわけだろ? なら、方法を変えていくべきだろう」
八幡「ぐっ……」
雪乃「……そう、ね」
葉山「……だから、手伝うよ」
結衣「あたしも手伝うよ!」
いろは「雪ノ下先輩、わたしも手伝いますよー?」
小町「小町も小町も! 何をすればいいですか?」
三浦「隼人がやるんならあーしもやっていいし」
海老名「まったく、優美子は素直じゃないなぁ……私も手伝うよー」
川崎「あたしにも、何か出来ることがあるなら」
戸部「っべーわ、なんか盛り上がってきたんじゃねこれ?」
玉縄「かつて貴女には救われた恩義がある。今ここで返そう」
折本「それある!」
陽乃「ふふっ、雪乃ちゃんも随分とモテるようになったねぇ」
めぐり「はいはーい、それでは仕事の割り振りを──」
雪乃「みんな……!」
平塚「ふっ、雪ノ下……お前も変わったということかな」
八幡(イイハナシダナー……でもこれリテイクなんだよなー……)
葉山「でも、見る限りじゃほとんど雪ノ下さんがやってるように見えるけどな」
雪乃「……ええ、そのほうが効率いいし」
葉山「でも、そろそろ破綻する」
雪乃「……」
葉山「そうなる前に、ちゃんと人を頼った方がいいよ」
八幡「そうか? 俺はそうは思わない」
言うと、葉山は俺の目をじっと見て、言葉の続きを待ってくれた。
八幡「実際、雪ノ下一人でやったほうが早いこともたくさんある。ロスが少ないのは一つメリットだろ。何より信じて任すのは結構しんどいぞ。能力差がありすぎるとなおさら」
葉山「それでうまくいくならそれでもいいよ。だけど、現状回ってないわけだし、遠からず破綻する。何より失敗できないわけだろ? なら、方法を変えていくべきだろう」
八幡「ぐっ……」
雪乃「……そう、ね」
葉山「……だから、手伝うよ」
結衣「あたしも手伝うよ!」
いろは「雪ノ下先輩、わたしも手伝いますよー?」
小町「小町も小町も! 何をすればいいですか?」
三浦「隼人がやるんならあーしもやっていいし」
海老名「まったく、優美子は素直じゃないなぁ……私も手伝うよー」
川崎「あたしにも、何か出来ることがあるなら」
戸部「っべーわ、なんか盛り上がってきたんじゃねこれ?」
玉縄「かつて貴女には救われた恩義がある。今ここで返そう」
折本「それある!」
陽乃「ふふっ、雪乃ちゃんも随分とモテるようになったねぇ」
めぐり「はいはーい、それでは仕事の割り振りを──」
雪乃「みんな……!」
平塚「ふっ、雪ノ下……お前も変わったということかな」
八幡(イイハナシダナー……でもこれリテイクなんだよなー……)
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