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元スレ京太郎「酔っぱらいの世話係」
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酔って身体が火照って服を全部脱いじゃってヒンヤリしてる京ちゃんを抱きしめちゃうユウチャー
逆におもちに嫌悪感を示すクロチャー
「お母さんのおもちはそんなものじゃないですのだ。母性鍛えて出直してくるのだ」とかそういった理由で
「お母さんのおもちはそんなものじゃないですのだ。母性鍛えて出直してくるのだ」とかそういった理由で
酔っ払いいくのんと野球拳
白熱した試合でどっちもほぼ裸になるが最後は京太郎が負けてしまう
白熱した試合でどっちもほぼ裸になるが最後は京太郎が負けてしまう
えーっと、当方大変困惑中なんですが、とりあえず一言。
ど っ か ら 沸 い て き た
ど っ か ら 沸 い て き た
>>119
お前は部屋にいるゴキに同じ事を聞くのか?
お前は部屋にいるゴキに同じ事を聞くのか?
お盆休暇なのでいけるとか、多くて十人いかないだろうと思っていたんですが、思いっくそ予想外で戦慄しております。
これを一度に捌くのははっきり言って無理なので、3~5個程度の塊に分けて投下していきます。
また、しばらくの間、安価は自粛させて頂きます。身勝手で申し訳ないのですがご了承ください。
とりあえず今日の分の投下を済ませます。
これを一度に捌くのははっきり言って無理なので、3~5個程度の塊に分けて投下していきます。
また、しばらくの間、安価は自粛させて頂きます。身勝手で申し訳ないのですがご了承ください。
とりあえず今日の分の投下を済ませます。
“松実宥の場合”
宥「の、の、残りのお料理を、お持ちしまし、た。さ、寒いぃ」
京太郎「おおう、入ってください。この部屋暖房かかってるんで」
「仲居さんが料理を運んで来てくれたと思ったら凍え死にそうだった。」何を言ってるのか(ry
宥「あったかーい」
京太郎「この時期は冷えますもんねぇ」
仲居さんの格好を見るとかなり着込んでいるが、まぁ寒いものは寒いんだろう。
それより、そんなに着込んでいるのにはっきりと自己主張している一部分に興味を引かれます。
宥「申し訳ありませんが、少しお邪魔させて頂いてもよろしいでしょうか?」
京太郎「ええと、こちらは構いませんがいいのですか?」
宥「はい!本日のお仕事は終わったので!」
そういうことじゃないんだけどなぁ。まあ温泉旅館で二人っきりになったからといって知らない人に手を出す気はないが。
京太郎「あー、そういうことなら呑まれます?多少暖かくなるかと」
宥「えっと、いいのでしょうか?」
京太郎「ええ、一人酒は寂しいもんで」
俺がそういうと仲居さんはためらいがちに酒を呑む。―――らっぱ飲みで。
京太郎「えぇぇぇ!?」
確かにコップないけどさぁ!急性アルコール中毒って言葉知ってます!?
宥「ふぁぁ、あっ、たかい~」
京太郎「ちょっと、大丈夫―――のぉぉぉ!?」
案の定ふらふらと揺れる仲居さんを支えようとすると、態勢が悪かったのか押し倒されてしまった。
何かアルコールじゃない良い香りするし、お胸さんは自己主張してるし、とにかく誰か。
そこまで考えて気付く。これバレたら仲居さんが不味くない?
京太郎「どうすりゃいいんだよ......」
特に解決法の見つからないまま、確かなのは柔らかい感触だけだった。
宥「の、の、残りのお料理を、お持ちしまし、た。さ、寒いぃ」
京太郎「おおう、入ってください。この部屋暖房かかってるんで」
「仲居さんが料理を運んで来てくれたと思ったら凍え死にそうだった。」何を言ってるのか(ry
宥「あったかーい」
京太郎「この時期は冷えますもんねぇ」
仲居さんの格好を見るとかなり着込んでいるが、まぁ寒いものは寒いんだろう。
それより、そんなに着込んでいるのにはっきりと自己主張している一部分に興味を引かれます。
宥「申し訳ありませんが、少しお邪魔させて頂いてもよろしいでしょうか?」
京太郎「ええと、こちらは構いませんがいいのですか?」
宥「はい!本日のお仕事は終わったので!」
そういうことじゃないんだけどなぁ。まあ温泉旅館で二人っきりになったからといって知らない人に手を出す気はないが。
京太郎「あー、そういうことなら呑まれます?多少暖かくなるかと」
宥「えっと、いいのでしょうか?」
京太郎「ええ、一人酒は寂しいもんで」
俺がそういうと仲居さんはためらいがちに酒を呑む。―――らっぱ飲みで。
京太郎「えぇぇぇ!?」
確かにコップないけどさぁ!急性アルコール中毒って言葉知ってます!?
宥「ふぁぁ、あっ、たかい~」
京太郎「ちょっと、大丈夫―――のぉぉぉ!?」
案の定ふらふらと揺れる仲居さんを支えようとすると、態勢が悪かったのか押し倒されてしまった。
何かアルコールじゃない良い香りするし、お胸さんは自己主張してるし、とにかく誰か。
そこまで考えて気付く。これバレたら仲居さんが不味くない?
京太郎「どうすりゃいいんだよ......」
特に解決法の見つからないまま、確かなのは柔らかい感触だけだった。
“原村和の場合”
京太郎「の、和、ちょっとあたって......!」
和「なんですか~?えっちなきょうたろう君はむねが好きなんでしょ~」
ええ!大好きですよ!
でもそれ以上に和のことが大事だ。あまり男に対してこういう事をして欲しくない。
京太郎「ダメだって!ほんとに和が思ってるほど男の理性は強くないんだって!!」
和「きょうたろう君なら大丈夫ですよ」
京太郎「俺もきついから言ってんの!」
頼むから言うこと聞いてほしい。今後同じようなことがあっては――――
和「......違います」
京太郎「は?」
和「きょうたろう君なら、ゆるせるんです」
ぽつり、と呟くように漏らす和。
相手が酔っぱらいだとは言え、すこしドキッとする。
和「お酒の力をかりれば、すこしは大胆になれるかなっておもったのに」
京太郎「和......」
和「いっつもいっつも胸ばかり見てるくせに、かんじんなときにはへたれで」
京太郎「和?」
和「なんなんですか!?もうちょっと食いついて、むしろ召し上がってくださいよ!」
京太郎「和!?」
よもや、和がこんなことを言うとは......。酔いの力とは恐ろしい。
京太郎「今日はもうお開き!」
和「じゃあ、ねましょうか!」
京太郎「帰るよ!?」
ああ、もう。
京太郎「......素面で言ってくれよ」
和「?何か言いました?」
京太郎「何でもねーよ。ほら、もう行くから戸締りはちゃんとしとけよ」
和「はーい」
はぁ、何かもう疲れた。
和「......素面でなんて、どんな顔して言えばいいんですか」
最後の呟きは聞こえなかったことにする。お返しだ、バーカ。
京太郎「の、和、ちょっとあたって......!」
和「なんですか~?えっちなきょうたろう君はむねが好きなんでしょ~」
ええ!大好きですよ!
でもそれ以上に和のことが大事だ。あまり男に対してこういう事をして欲しくない。
京太郎「ダメだって!ほんとに和が思ってるほど男の理性は強くないんだって!!」
和「きょうたろう君なら大丈夫ですよ」
京太郎「俺もきついから言ってんの!」
頼むから言うこと聞いてほしい。今後同じようなことがあっては――――
和「......違います」
京太郎「は?」
和「きょうたろう君なら、ゆるせるんです」
ぽつり、と呟くように漏らす和。
相手が酔っぱらいだとは言え、すこしドキッとする。
和「お酒の力をかりれば、すこしは大胆になれるかなっておもったのに」
京太郎「和......」
和「いっつもいっつも胸ばかり見てるくせに、かんじんなときにはへたれで」
京太郎「和?」
和「なんなんですか!?もうちょっと食いついて、むしろ召し上がってくださいよ!」
京太郎「和!?」
よもや、和がこんなことを言うとは......。酔いの力とは恐ろしい。
京太郎「今日はもうお開き!」
和「じゃあ、ねましょうか!」
京太郎「帰るよ!?」
ああ、もう。
京太郎「......素面で言ってくれよ」
和「?何か言いました?」
京太郎「何でもねーよ。ほら、もう行くから戸締りはちゃんとしとけよ」
和「はーい」
はぁ、何かもう疲れた。
和「......素面でなんて、どんな顔して言えばいいんですか」
最後の呟きは聞こえなかったことにする。お返しだ、バーカ。
“高鴨穏乃の場合”
京太郎「麦茶と緑茶どっちがいいよ」
穏乃「んー、京太郎は?」
京太郎「俺はビール。呑まんとやってられんよ」
軽く冷蔵庫の中を開き―――ああ、もろきゅうでいいか。
京太郎「んで、どっちにするよ」
穏乃「私も呑んでみる、ビール」
京太郎「はぁ?いや、いいけど呑めるの?お前」
穏乃「分かんない!」
何で自慢気なのかは分からんが、まあ呑めて困ることも無いしなぁ。
そんなわけでビール数本ともろきゅうを取り出し、ちゃぶ台の上へ。
京太郎「んじゃ、乾杯」
穏乃「かんぱーい!」
プルトップを開け一気に飲み干す。ああ、この一杯のために勉強を頑張ってるといっても過言ではないな。
京太郎「くはぁ!どうよ......って大丈夫かお前」
穏乃「あれー。なんかグルグルー」
おおう、一口で顔真っ赤じゃねぇか。やっぱ身長が小さいとダメなんか?
京太郎「とりあえずもう止めとけ。倒れるぞ」
穏乃「......うぇぇ、いやぁだぁ!」
んなっ!?こいつ泣き上戸なのか!?
いきなり駄々っ子のように泣き出す穏乃。どうすんだよこれ。
京太郎「お、おう。よしよし、ほら泣き止んでくれ」
穏乃「んにゃぁぁ!」
なんだかなぁ。抱っこされながら撫でられているこいつ見てると、本当に子供をあやしてる気分になる。
結局泣き止んだのは九時過ぎ。しかも引っ掴んだ寝やがったので、体がすげーいたくなった。
それにしても起きた時のあいつの顔、酔ったときに負けないくらい赤かったけどだいじょうぶかね。
京太郎「麦茶と緑茶どっちがいいよ」
穏乃「んー、京太郎は?」
京太郎「俺はビール。呑まんとやってられんよ」
軽く冷蔵庫の中を開き―――ああ、もろきゅうでいいか。
京太郎「んで、どっちにするよ」
穏乃「私も呑んでみる、ビール」
京太郎「はぁ?いや、いいけど呑めるの?お前」
穏乃「分かんない!」
何で自慢気なのかは分からんが、まあ呑めて困ることも無いしなぁ。
そんなわけでビール数本ともろきゅうを取り出し、ちゃぶ台の上へ。
京太郎「んじゃ、乾杯」
穏乃「かんぱーい!」
プルトップを開け一気に飲み干す。ああ、この一杯のために勉強を頑張ってるといっても過言ではないな。
京太郎「くはぁ!どうよ......って大丈夫かお前」
穏乃「あれー。なんかグルグルー」
おおう、一口で顔真っ赤じゃねぇか。やっぱ身長が小さいとダメなんか?
京太郎「とりあえずもう止めとけ。倒れるぞ」
穏乃「......うぇぇ、いやぁだぁ!」
んなっ!?こいつ泣き上戸なのか!?
いきなり駄々っ子のように泣き出す穏乃。どうすんだよこれ。
京太郎「お、おう。よしよし、ほら泣き止んでくれ」
穏乃「んにゃぁぁ!」
なんだかなぁ。抱っこされながら撫でられているこいつ見てると、本当に子供をあやしてる気分になる。
結局泣き止んだのは九時過ぎ。しかも引っ掴んだ寝やがったので、体がすげーいたくなった。
それにしても起きた時のあいつの顔、酔ったときに負けないくらい赤かったけどだいじょうぶかね。
それでは次の投下は明日になります。
お付き合いいただきありがとうございました。
......書き溜めなきゃ
お付き合いいただきありがとうございました。
......書き溜めなきゃ
“椿野美幸の場合”
京太郎「う、わぁ」
かん、カン、缶。
昔馴染みが思い出されたのには、現実逃避も多分に混ざっているだろう。
美幸「京太郎くんはもう呑まないの?」
京太郎「いや、先輩を基準にされると死んじゃいます」
文字通り。
しかし本当によく呑む。並みの人だと三人は潰れるぞ、これ。
京太郎「何と言うか、凄まじいですね」
美幸「ふふふ、すごい?」
京太郎「はい。憧れはしませんが」
美幸「あ。私、しゅごい酒豪?」
京太郎「......えっと」
美幸「しゅごい酒豪?」
京太郎「......」
美幸「しゅごい?」
京太郎「は?」
美幸「乗ってくれてもいいじゃんかもー」
色々ひどい。酔ってなさそうに見えて大分酔ってんな、この人。
美幸「ノリの悪い須賀君にはお仕置きですよー」
京太郎「へ?――んがっ!?」
美幸「あー、これ間接キスになっちゃうなー、もー、ってええっ!?」
背中と頭に衝撃が走る。天井が見えるってことは、俺、倒れた?
上から降ってくる叫びも空しく、意識は沈んでいくのだった。
京太郎「う、わぁ」
かん、カン、缶。
昔馴染みが思い出されたのには、現実逃避も多分に混ざっているだろう。
美幸「京太郎くんはもう呑まないの?」
京太郎「いや、先輩を基準にされると死んじゃいます」
文字通り。
しかし本当によく呑む。並みの人だと三人は潰れるぞ、これ。
京太郎「何と言うか、凄まじいですね」
美幸「ふふふ、すごい?」
京太郎「はい。憧れはしませんが」
美幸「あ。私、しゅごい酒豪?」
京太郎「......えっと」
美幸「しゅごい酒豪?」
京太郎「......」
美幸「しゅごい?」
京太郎「は?」
美幸「乗ってくれてもいいじゃんかもー」
色々ひどい。酔ってなさそうに見えて大分酔ってんな、この人。
美幸「ノリの悪い須賀君にはお仕置きですよー」
京太郎「へ?――んがっ!?」
美幸「あー、これ間接キスになっちゃうなー、もー、ってええっ!?」
背中と頭に衝撃が走る。天井が見えるってことは、俺、倒れた?
上から降ってくる叫びも空しく、意識は沈んでいくのだった。
“国広一の場合”
一「取り出したるは、普通の手錠でございます」
京太郎「なんで普通に手錠が出てくるんでしょう」
一「うるさいなー」
たまたま気分が乗ったらしく、普段あまりやりたがらないマジックを見せてくれると言ったのが先程。
俺も茶々を入れてはいるものの、実は楽しみだったりする。
一「それじゃあこっちの輪っかを掴んで」
京太郎「はい......これでいいですか?」
一「おっけー。ボクがこっちを持っと」
このまま俺の手に手錠が掛かるだけなら在り来たりだが、一さんはどう来る?
一「ではハンカチを被せまして。3、2、1、はいっ!」
京太郎「おおー」
手錠を掛けられたのは予想通り。しかし掛けられたのは反対の手だった。
京太郎「すごいですね」
一「ふふーん」
京太郎「じゃあ、外してください」
一「ちょっと待っててね」
視線は外してたが本当にどうやったんだろう。そこからじゃ届か『ガチャ』は?ちょっと待て!
京太郎「なんで自分に掛けてるんですか!?」
一「逃がさないよー」
手錠の反対側を自分に掛けた一さん。忘れてたけどこの人酔っぱらいだった!
一「国広一の捕縛マジック。感想は体に聞かせてもらうね?」
京太郎「普通に聞いてくださいって、ギャー!!」
一晩かけて、俺のタネをなくされることになったのは別の話。
一「取り出したるは、普通の手錠でございます」
京太郎「なんで普通に手錠が出てくるんでしょう」
一「うるさいなー」
たまたま気分が乗ったらしく、普段あまりやりたがらないマジックを見せてくれると言ったのが先程。
俺も茶々を入れてはいるものの、実は楽しみだったりする。
一「それじゃあこっちの輪っかを掴んで」
京太郎「はい......これでいいですか?」
一「おっけー。ボクがこっちを持っと」
このまま俺の手に手錠が掛かるだけなら在り来たりだが、一さんはどう来る?
一「ではハンカチを被せまして。3、2、1、はいっ!」
京太郎「おおー」
手錠を掛けられたのは予想通り。しかし掛けられたのは反対の手だった。
京太郎「すごいですね」
一「ふふーん」
京太郎「じゃあ、外してください」
一「ちょっと待っててね」
視線は外してたが本当にどうやったんだろう。そこからじゃ届か『ガチャ』は?ちょっと待て!
京太郎「なんで自分に掛けてるんですか!?」
一「逃がさないよー」
手錠の反対側を自分に掛けた一さん。忘れてたけどこの人酔っぱらいだった!
一「国広一の捕縛マジック。感想は体に聞かせてもらうね?」
京太郎「普通に聞いてくださいって、ギャー!!」
一晩かけて、俺のタネをなくされることになったのは別の話。
“狩宿巴の場合”
巴「あら、逃げるなんてひどくないかしら?」
京太郎「やべえよ...、やべえよ......!」
背中に硬い感触。どうやら後ろは壁、行き止まりらしい。
巴「大丈夫よ、須賀君。私も男の人は初めてだから」
京太郎「ちょっと大丈夫な要素が見当たらないいんですが」
お酒が入った瞬間豹変するなんて聞いてないんだけど!
道理で皆居なくなった訳だ。せめて一言、一言忠告してくれたら......!
巴「もう、私から、先脱ぐよ」
京太郎「ちょっとまっ、うっわぁお」
巫女服を肌蹴る狩宿さん。
......この人も石戸さんや神代さんほどではないけどこの人も立派なお胸をもってるんだよな、ぁあ!?
京太郎「か、狩宿さん!?ち、近っ」
巴「今、他の女の人のこと考えたでしょ」
襟首を掴まれて、顔を引き寄せられる。吐息が首に当たってゾクゾクしてくる。
巴「大丈夫。すぐに私のことしか考えられないから」
笑う、嗤う、哂う。この人は、何なんだ。
京太郎「狩宿、さん」
巴「ふふっ。巴、と呼んでくれない?」
虚ろな瞳は光を灯さず、ただただ、情欲だけに塗りつぶされていた。
巴「あら、逃げるなんてひどくないかしら?」
京太郎「やべえよ...、やべえよ......!」
背中に硬い感触。どうやら後ろは壁、行き止まりらしい。
巴「大丈夫よ、須賀君。私も男の人は初めてだから」
京太郎「ちょっと大丈夫な要素が見当たらないいんですが」
お酒が入った瞬間豹変するなんて聞いてないんだけど!
道理で皆居なくなった訳だ。せめて一言、一言忠告してくれたら......!
巴「もう、私から、先脱ぐよ」
京太郎「ちょっとまっ、うっわぁお」
巫女服を肌蹴る狩宿さん。
......この人も石戸さんや神代さんほどではないけどこの人も立派なお胸をもってるんだよな、ぁあ!?
京太郎「か、狩宿さん!?ち、近っ」
巴「今、他の女の人のこと考えたでしょ」
襟首を掴まれて、顔を引き寄せられる。吐息が首に当たってゾクゾクしてくる。
巴「大丈夫。すぐに私のことしか考えられないから」
笑う、嗤う、哂う。この人は、何なんだ。
京太郎「狩宿、さん」
巴「ふふっ。巴、と呼んでくれない?」
虚ろな瞳は光を灯さず、ただただ、情欲だけに塗りつぶされていた。
“鷺森灼の場合”
京太郎「着きましたよ、灼さん」
灼「ありがと......」
酔っぱらいを一人で帰す訳にはいかないということで灼さんの自宅であるボーリング場まで着いてきた、のだが、
灼「一ゲームやって行く?」
京太郎「いやいや、灼さん酔ってるじゃないですか」
ちなみに、俺は運転係だっので酒は呑んでない。
京太郎「流石に勝負になりませんって」
灼「じゃあ、負けたら、罰ゲーム」
京太郎「まあ、構いませんけど......。内容は?」
灼「相手の言うことに従......」
さっさと勝って暖かくして寝ろ、とでも言えばいいか。
京太郎「分かりました。手加減はしませんよ?」
灼「真剣勝負」
さて、やりますか。
――――――――――――――――
京太郎「なん、だと......」
バカな、俺の負け......?
灼「接戦だった」
確かに接戦だった。両方300点で決着が着かなかったのでストライク合戦へ。
結局、24投目に俺のミスで勝負はおわった。
京太郎「ぐぬぬぬ......」
灼「敗者には罰ゲーム」
ああ、熱中していて忘れていたけど、罰ゲームがあったな。まあ灼さんならそこまで酷い内容にはならないだろう。
京太郎「それで、俺は何をすればいいんです?」
灼「最近寒いから、一緒に寝......」
京太郎「ん?」
灼「部屋まで連れてって」
そう言って抱き付く灼さん。そういえばこの人酔ってるんだった!
京太郎「ちょ、ちょっと待って!灼さん!」
ダメだ、既に寝やがったよ!
仄かに漂う、アルコールとは違う香りに悩まされながら、唸ることしか出来ないのであった。
京太郎「着きましたよ、灼さん」
灼「ありがと......」
酔っぱらいを一人で帰す訳にはいかないということで灼さんの自宅であるボーリング場まで着いてきた、のだが、
灼「一ゲームやって行く?」
京太郎「いやいや、灼さん酔ってるじゃないですか」
ちなみに、俺は運転係だっので酒は呑んでない。
京太郎「流石に勝負になりませんって」
灼「じゃあ、負けたら、罰ゲーム」
京太郎「まあ、構いませんけど......。内容は?」
灼「相手の言うことに従......」
さっさと勝って暖かくして寝ろ、とでも言えばいいか。
京太郎「分かりました。手加減はしませんよ?」
灼「真剣勝負」
さて、やりますか。
――――――――――――――――
京太郎「なん、だと......」
バカな、俺の負け......?
灼「接戦だった」
確かに接戦だった。両方300点で決着が着かなかったのでストライク合戦へ。
結局、24投目に俺のミスで勝負はおわった。
京太郎「ぐぬぬぬ......」
灼「敗者には罰ゲーム」
ああ、熱中していて忘れていたけど、罰ゲームがあったな。まあ灼さんならそこまで酷い内容にはならないだろう。
京太郎「それで、俺は何をすればいいんです?」
灼「最近寒いから、一緒に寝......」
京太郎「ん?」
灼「部屋まで連れてって」
そう言って抱き付く灼さん。そういえばこの人酔ってるんだった!
京太郎「ちょ、ちょっと待って!灼さん!」
ダメだ、既に寝やがったよ!
仄かに漂う、アルコールとは違う香りに悩まされながら、唸ることしか出来ないのであった。
“滝見春の場合”
春「んぅ、んっ、んっ」
粘質な音が絶え間なく続く。
酒に薬を盛られ、キスをされ続けるという状況の非日常差に脳が施行を拒否する。
春「ん、むぅ」
薬を盛った犯人は繰り返し、まるで機械のように己の行為を止めない。
口の周りは唾液塗れで、妖しく、灯りを反射している。
京太郎「な、んで」
春「?」
まとまらない思考を無理矢理束ね、何とかそれだけを絞り出す。
今まで夢中でキスを止めなかった滝見さんが小首を傾げる。ようやく見せたキス以外の反応に少し、少しだけ希望が見えた。
京太郎「何で、こんなことを」
春「......私は口が上手くない」
会話が出来る。反応がある。理解が出来る。
微かな希望は、確かな光明に。そしてその光は、
春「だからこうして愛を伝えるの」
春「伝えた思いは必ず返ってくる」
春「私が貴方を愛せば、貴方も私を愛す」
春「素敵。......そうでしょう?」
どこまでも濁っていた。
京太郎「あ、ぁぁ」
春「じゃあ、一緒ににゃろう?」
京太郎「にゃろう?」
聞き返すのとほぼ同時。滝見さんが倒れこんだ来る。
もしかして、もしかして
京太郎「ただ酔ってただけ...?」
そういえば、俺に酒を進める時点で酒臭かったような気もする。
京太郎「どう収拾つけるんだよこれぇ」
とりあえず滝見さんに酒は与えない。それだけは固く誓った。
春「んぅ、んっ、んっ」
粘質な音が絶え間なく続く。
酒に薬を盛られ、キスをされ続けるという状況の非日常差に脳が施行を拒否する。
春「ん、むぅ」
薬を盛った犯人は繰り返し、まるで機械のように己の行為を止めない。
口の周りは唾液塗れで、妖しく、灯りを反射している。
京太郎「な、んで」
春「?」
まとまらない思考を無理矢理束ね、何とかそれだけを絞り出す。
今まで夢中でキスを止めなかった滝見さんが小首を傾げる。ようやく見せたキス以外の反応に少し、少しだけ希望が見えた。
京太郎「何で、こんなことを」
春「......私は口が上手くない」
会話が出来る。反応がある。理解が出来る。
微かな希望は、確かな光明に。そしてその光は、
春「だからこうして愛を伝えるの」
春「伝えた思いは必ず返ってくる」
春「私が貴方を愛せば、貴方も私を愛す」
春「素敵。......そうでしょう?」
どこまでも濁っていた。
京太郎「あ、ぁぁ」
春「じゃあ、一緒ににゃろう?」
京太郎「にゃろう?」
聞き返すのとほぼ同時。滝見さんが倒れこんだ来る。
もしかして、もしかして
京太郎「ただ酔ってただけ...?」
そういえば、俺に酒を進める時点で酒臭かったような気もする。
京太郎「どう収拾つけるんだよこれぇ」
とりあえず滝見さんに酒は与えない。それだけは固く誓った。
“原村和の場合ver2”
和「きょーたろしゃん!」
京太郎「何この生き物、超可愛いんだけど」
高校を卒業して幾年が過ぎ、互いに疎遠になった頃。ばったり再会した俺と和は近くの呑み屋で酒でも呑もうということになり、
京太郎「まさか、和がここまで酒に弱いとは」
和「うりうり~」
今に至る、という訳だ。
高校の時には何一つ弱点のない超人にまで見えたのだが、まあ新しい一面を見られるというのはいいもんだと思う。
京太郎「それにしても、ちょっと酔いすぎじゃないか?」
和「あう~」
頭をグリグリ押し付けて来たので撫でてやると、気持ち良さそうに目を細て可愛い、じゃなくて。
時計に目を落とすと短針は9と重なっている。終電にはまだ時間があるだろうけどこれを電車に乗せるのもなぁ。
京太郎「まったく、しょうがない奴だ」
和「うへへ~」
はぁ、何か昔とは立場が入れ替わったみたいだ。
まあ帰りはタクシーでいいか。家がどこかは知らんけどそれくらい奢ってやろう―――って、
京太郎「そういや、家どこだ?」
和「んむぅ」
ちょっ、やばい!まともに会話出来ないんじゃあ家の場所が聞けないじゃねぇか!
京太郎「頼む!しっかりしてくれ!」
和「すぅ、すぅ」
京太郎「寝るなぁ!!」
騒ぎ過ぎで店を追い出されるわ、家の場所聞き出すのに一時間近くかかるわで散々な飲み会になったが、うん。悪くはなかったんじゃないか?
京太郎「和ァ!」
和「うーん......」
多分。
和「きょーたろしゃん!」
京太郎「何この生き物、超可愛いんだけど」
高校を卒業して幾年が過ぎ、互いに疎遠になった頃。ばったり再会した俺と和は近くの呑み屋で酒でも呑もうということになり、
京太郎「まさか、和がここまで酒に弱いとは」
和「うりうり~」
今に至る、という訳だ。
高校の時には何一つ弱点のない超人にまで見えたのだが、まあ新しい一面を見られるというのはいいもんだと思う。
京太郎「それにしても、ちょっと酔いすぎじゃないか?」
和「あう~」
頭をグリグリ押し付けて来たので撫でてやると、気持ち良さそうに目を細て可愛い、じゃなくて。
時計に目を落とすと短針は9と重なっている。終電にはまだ時間があるだろうけどこれを電車に乗せるのもなぁ。
京太郎「まったく、しょうがない奴だ」
和「うへへ~」
はぁ、何か昔とは立場が入れ替わったみたいだ。
まあ帰りはタクシーでいいか。家がどこかは知らんけどそれくらい奢ってやろう―――って、
京太郎「そういや、家どこだ?」
和「んむぅ」
ちょっ、やばい!まともに会話出来ないんじゃあ家の場所が聞けないじゃねぇか!
京太郎「頼む!しっかりしてくれ!」
和「すぅ、すぅ」
京太郎「寝るなぁ!!」
騒ぎ過ぎで店を追い出されるわ、家の場所聞き出すのに一時間近くかかるわで散々な飲み会になったが、うん。悪くはなかったんじゃないか?
京太郎「和ァ!」
和「うーん......」
多分。
“竹井久の場合”
京太郎「ったく。追加の酒買ってきましたよ」
久「おー、ありがとねー。須賀君」
まさか大学生になってまで先輩のパシリをさせられるとは思わなかったが、逆らえないあたり、俺の下っ端属性も根っからのものなのかもしれない。
京太郎「あーあー、俺の居ない間にこんなに呑んだんですか」
久「須賀君の居ない寂しさをお酒で紛らわせていたのよ」
京太郎「はいはい、介抱なんてしませんからね」
久「そんなこと言っても須賀君は優しくしてくれるのよねぇ」
京太郎「......何か、企んでます?」
この人が素直に褒めるとか、裏があるようにしか思えない。いや、少しは嬉しいけど。あくまで、少し。
久「それに割かし気遣いも出来るし、力持ちだし、私より料理上手だし」
京太郎「先輩?もしかして、酔ってます?」
何か様子が変だ。まあこんなに呑んだら酔うのも当たり前ではあるが。
久「ふふふ、よく考えたら須賀君って優良物件よねぇ」
京太郎「......なんでジリジリこっちに寄って来るんですか」
久「顔だっていい。身長も高い。なんでモテないのかしら」
京太郎「俺の話聞いてください!」
怖いよこの人!お願いだからまともに会話して!
久「大丈夫よ、須賀君」
京太郎「どこが!?何が!?」
久「天井のシミでも数えていたらすぐに終わるから」
京太郎「ひぃぃ!」
蛇に睨まれた蛙。正しくその言葉通りに動けない俺は、一晩中先輩に飲み込まれていった。
京太郎「ったく。追加の酒買ってきましたよ」
久「おー、ありがとねー。須賀君」
まさか大学生になってまで先輩のパシリをさせられるとは思わなかったが、逆らえないあたり、俺の下っ端属性も根っからのものなのかもしれない。
京太郎「あーあー、俺の居ない間にこんなに呑んだんですか」
久「須賀君の居ない寂しさをお酒で紛らわせていたのよ」
京太郎「はいはい、介抱なんてしませんからね」
久「そんなこと言っても須賀君は優しくしてくれるのよねぇ」
京太郎「......何か、企んでます?」
この人が素直に褒めるとか、裏があるようにしか思えない。いや、少しは嬉しいけど。あくまで、少し。
久「それに割かし気遣いも出来るし、力持ちだし、私より料理上手だし」
京太郎「先輩?もしかして、酔ってます?」
何か様子が変だ。まあこんなに呑んだら酔うのも当たり前ではあるが。
久「ふふふ、よく考えたら須賀君って優良物件よねぇ」
京太郎「......なんでジリジリこっちに寄って来るんですか」
久「顔だっていい。身長も高い。なんでモテないのかしら」
京太郎「俺の話聞いてください!」
怖いよこの人!お願いだからまともに会話して!
久「大丈夫よ、須賀君」
京太郎「どこが!?何が!?」
久「天井のシミでも数えていたらすぐに終わるから」
京太郎「ひぃぃ!」
蛇に睨まれた蛙。正しくその言葉通りに動けない俺は、一晩中先輩に飲み込まれていった。
今日の分は終わりっ!
次は多分明後日いけたら明日になります。ぐへぇ
次は多分明後日いけたら明日になります。ぐへぇ
乙あらたそ~
口はうまくないけどキスはうまいはるるであったとさまる
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