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    元スレ千早「わたしたち」

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    51 :

    これは戻れないパターン

    52 :

    上がってるから続き来たかと見に来たらageガキの仕業か…

    53 :

    P「未来から来た?」

    千早(未来)「はい」

    小鳥「え、えーっと」

    社長「はっはっは、如月くんもジョークを言えるようになるとは」

    千早(未来)「いえ」

    P「ははは、それで?」

    千早(未来)「え?」

    P「話したいことってのは何だ?」

    千早(未来)「だから」

    小鳥「なにか重大な話かと思って緊張してたけど、安心したわ」クスッ


    千早(未来)(案の定こうなった……)

    千早(未来)「……律子に電話してみて下さい」

    P「おう……?」

    54 = 53 :

    prrrr


    律子『はい』

    P「おう、律子か? 今千早が事務所に来てるんだが」

    律子『あー……じゃあ千早に代わりますね』

    P「は?」

    千早『お疲れ様です、そちらに未来の私が来てるそうですね』

    P「」

    千早『冗談でも何でもないですからね』




    千早(未来)「そういうことです」

    P「まじかよ…………マジかよ!?」

    小鳥「え、うそ!?」

    高木「……どうやら、本当みたいだね」

    千早(未来)「はい」

    55 :

    千早が2人いればバスト144と言えるのではないだろうか

    56 = 53 :

    千早(未来)「ちなみに、未来の私たちがどうなっているかは秘密です」

    高木「そこをなんとか! ちょっとだけなら構わないだろう?」

    小鳥「むむむ、気になるけど仕方ないわね」

    P「知っちゃっても面白くないだろうしなぁ」

    高木「うむ……それもそうだな」

    千早(未来)「ふふ、そうですよ社長」


    P「……しかしアレだな」

    小鳥「はい」

    高木「そうだな」

    千早(未来)「??」

    57 :

    >>55
    72言ってるんだよ、二人いようが何人いようが72も変わらない

    58 = 53 :

    P「やっぱり笑ってる方が可愛いぞ」

    千早(未来)「え、そ、そうでしょうか」

    小鳥「キリッとしてる千早ちゃんもかっこいいけど、ね」

    高木「どうやらアイドルとして、とても立派に成長したようだね」

    千早(未来)「みんなが支えてくれたお陰です」

    千早(未来)「……色々と私には手を焼くと思いますが、どうかよろしくお願いします」


    P「おう」

    小鳥「ふふ、任せておいて」

    高木「もちろんだとも」

    59 = 53 :

    千早(未来)「いつまでもお仕事の邪魔をしちゃ悪いので、そろそろ」

    P「送って行こうか?」

    千早(未来)「いえ、元の場所に帰る方法を見つけないといけないですし……それに」

    小鳥「それに?」


    千早(未来)「変装しなくても出歩けるのがちょっと楽しくて」

    P「え、ちょっと待って」

    小鳥「そ、そそそれだけ有名人に……」

    高木「これは……思った以上だ」

    千早(未来)「あ、ち、違うんです!」

    千早(未来)「アメリカではまだ変装しなくても大丈夫でしたし、日本ではという意味です!」


    P「」

    小鳥「」

    高木「」

    千早(未来)「あっ」

    60 = 53 :

    千早(未来)「失礼しますっ」



    バタン




    P「アメリカって、言いました?」

    小鳥「はい」

    高木「言ったね」




    ええぇぇぇぇ!!?





    千早(未来)「ふう……海外活動もしてるのがバレるところだったわ」

    千早(未来)「さて、のんびりお買い物でもしちゃいましょうか」

    千早(未来)「~♪」

    61 = 53 :

    今日はここまでです

    63 = 57 :

    ちーちゃん、バレとるバレとる
    ちょっと抜けてるところも可愛いな

    65 :

    千早はだだ漏れなのに自分ではばれてないと思うことが多そうだ
    かわいいね

    66 :




    ガチャ



    千早「……いい匂い」

    千早(未来)「あら、お帰りなさい」

    千早「た、ただいま」

    千早(未来)「もう少しで晩御飯もできるから、少し待っててね」

    千早「ええ」

    千早(未来)「あ、手洗いうがいはきちんとね」

    千早「わかってるわよ、もう……」

    千早(未来)「ふふ、よろしい」

    67 = 66 :

    千早(未来)「さ、食べましょうか」

    千早「…………これ、全部一人で作ったの?」

    千早(未来)「? ええ、そうだけど」

    千早(なにひとつ作れる気がしない)


    千早(未来)「じゃあ、いただきます」

    千早「いただきます」



    千早「……おいしい」

    千早(未来)「それは何よりだわ」

    千早(未来)「まだまだレパートリーも増やすつもりだけれど」

    千早「そう……」


    千早(未来)「そういえば、今日はごめんなさい」

    千早「もう少し行動には気をつけてもらわないと」

    千早(未来)「あの後、大丈夫だった?」

    千早「ひどい目にあったわよ……まず春香が…」

    千早(未来)「ええ」

    千早「それから事務所でも……」




    ……

    ………

    68 = 66 :

    ……




    千早(未来)「ふう、ご馳走様でした」

    千早「ご馳走様、でした」

    千早(未来)「さて、私は洗い物をしちゃうから先にお風呂に入っていいわよ」

    千早「洗い物くらいなら……」

    千早(未来)「きちんとできる?」

    千早「……お風呂に入ってくる」

    千早(未来)「ふふ、素直でよろしい」





    カポーン


    千早(未来の私、まるで別人ね)

    千早(ウインドウショッピングを楽しんだり、家事まで楽しそうにやるなんて)

    千早「…………」

    69 = 66 :

    千早(未来)「ふう、この頃はまだ物が少ないから楽ね」

    千早「今上がったわ」

    千早(未来)「私も入ってくるわね」

    千早(未来)「そうだ、冷蔵庫にプリンが入ってるから食べちゃってね」

    千早「ええ」





    千早「美味しい……」モキュモキュ


    prrrr


    千早「事務所から?」

    千早「はい……どうしましたか、プロデューサー?」




    千早「えっ」

    千早「ちょ、待って下さ……い」

    千早「…………嘘でしょ?」

    千早(いや、でも……うん)

    70 = 66 :

    千早(未来)「ふう……あら?」

    千早「…………」ブツブツ

    千早(未来)「どうしたの?」

    千早「いえ、なにも」

    千早(未来)「?? そう……」





    千早「同じベッドで寝ることになるけど」

    千早(未来)「私は慣れてるから平気よ」

    千早(慣れてる……?何故?)


    ゴソゴソ


    千早(未来)「大丈夫? 狭くない?」

    千早「ええ、大丈夫」

    千早(未来)「ん……」

    71 = 66 :

    千早(未来)「明日の朝ごはんは今日の晩御飯の残りものがあるから」

    千早「ええ」

    千早(未来)「ちゃんと食べなきゃ駄目よ?」

    千早「わかってるわ」

    千早(未来)「もしかしたら朝起きたら私はいなくなってるかもしれないし、ね」

    千早「そ、そう…………」

    千早(未来)「ええ」


    千早「それは、ちょっと…………ちょっとだけ、困るわ」

    千早(未来)「??」

    千早「私、料理できないし、せっかく買った食材がもったいないもの」

    千早(未来)「ふふ、それじゃあ明日は一緒に作ってみましょうか」

    千早「ええ」

    72 :

    ええなー

    73 :

    千早「今日、ね」

    千早(未来)「……」

    千早「いってきますも、ただいまも、誰かとお話しながら晩御飯を食べたのも」

    千早「久しぶり、だった」

    千早(未来)「そう」



    千早(未来)「ただし、自分自身が相手だけどね」

    千早「…………本当に自分なのか疑わしくなるけれど」

    千早(未来)「なんとなく察しはつくわ」

    千早「……」

    千早(未来)「いずれわかる時が来るわよ、きっと」


    千早(未来)「そろそろ寝ましょうか」

    千早「ええ」

    千早(未来)「それじゃ、おやすみなさい」

    千早「おやすみなさい」

    74 = 73 :

    おやすみなさい

    75 :

    これ、千早とか美少女だから絵になるけど、俺らだと悲惨だよな……

    76 :

    おい、せっかく考えないようにしてたのに

    面白いです続き待ってます

    77 :

    考えないようにしていたことをさらっといいやがって

    78 :

    この姉妹感、いいね

    80 :



    チュンチュン


    千早「……んん」



    千早「…………」キョロキョロ

    千早(未来)「あら、おはよう」

    千早「……おはよう」

    千早(未来)「もうすぐ朝ごはんできるから、顔を洗ってらっしゃい」

    千早「ええ」



    千早(寝て起きたら、いなくなってるかと思ったけど……)

    81 = 80 :

    千早(未来)「さ、いただきます」

    千早「いただきます」




    千早「ねえ、今日はどうするの?」

    千早(未来)「んー、また散歩でもしようかと思うけど」

    千早「実は、プロデューサーから頼まれているのだけど」

    千早(未来)「??」

    千早「今日のレッスンに、あなたを連れてこいって」

    千早(未来)「ええ、いいけど」



    千早「えっ」

    千早(未来)「え?」

    千早「え、いいの?」

    千早(未来)「まあ、プロデューサーと社長の考えそうな事だもの」

    82 = 80 :

    千早「昨日も思ったのだけど、こんなことになっても落ち着いてるのね」

    千早(未来)「こんなこと、か……」

    千早(未来)「アメリカから帰ってきたら事務所が大規模な劇場になってたことに比べれば、大した事じゃないわ」

    千早「」

    千早(未来)「さ、そうと決まれば早く支度しちゃいましょうか」

    千早「え、えっ?」



    千早(未来)「予備のジャージと、運動靴を借りるわね」

    千早「ちょ、話を聞いて!」




    ……

    83 :

    シアター(妹)組ができてたか…

    84 = 80 :

    ~スタジオ~


    千早「……おはようございます」

    千早(未来)「おはようございます」

    春香「あ、千早ちゃん!」

    美希「未来の方の千早さんもいっしょなの!」


    伊織「何度見ても慣れないわね」

    亜美「でもでも、双子みたいじゃん?」

    真美「千早お姉ちゃんの新しいホーシンってことでどう?」

    律子「ほーら、ばか言わないの」


    律子「ごめんなさいね、急に」

    千早(未来)「いえ、なんだか楽しそうだし」

    千早(未来)「それに……」



    春香「千早ちゃん、なんだか疲れてない?」

    千早「朝からちょっと、ね」

    雪歩「大丈夫?」




    律子「それに?」

    千早(未来)「いえ、なんでも」クスッ

    85 = 80 :

    P「お、全員揃ってるな」

    小鳥「それに、ごめんなさいね千早ちゃん」

    千早(未来)「いえ、お気になさらず」

    高木「未来の如月くんのパフォーマンスを、是非ともみんな見てみたいのだよ」


    あずさ「わたしもぜひ見てみたいわ」

    貴音「ええ、後学のため」

    千早「……」

    千早(あんなに浮かれて散歩をして、楽しそうに料理を作る)

    千早(もしかしたら)



    千早(未来)(もしかしたら、歌はどうでもよくなったのか)

    千早(未来)(なんて思ってるんでしょうね)


    P「よし、どの曲をかける?」

    千早(未来)「…………いえ、いりません」

    千早「え?」

    「えっ!?」

    87 :

    wktk展開過ぎる
    お待ちしてます

    88 = 87 :

    間違ってあげてしまいました。申し訳ない

    89 :

    亜美「ねえ、どゆこと?」

    伊織「わかんないわよ!」

    千早「…………」


    ザワザワ


    千早(未来)(……ふふ、あの時もアカペラで、ざわついている皆の前でこの曲を歌ったのよね)


    千早(未来)「…すぅ……………はぁ」

    千早(未来)「……よし」



    ずっと眠っていられたら この悲しみを忘れられる
    そう願い眠りについた夜もある





    ……

    90 = 89 :

    ……





    千早(未来)「ふう、とりあえず一番までだけど」



    シー………ン



    千早(未来)「あ、あれ?」

    律子「あ、あんた……」

    美希「千早さん、とっってもすごかったの!」

    貴音「思わず引き込まれてしまいました……」

    「表情とか、動きとかも歌に合ってて……とにかく、めちゃくちゃ格好良かったよ!」

    やよい「千早さんすーっごく格好良かったです!」

    91 = 89 :

    春香「……えへへ」

    雪歩「春香ちゃん?」

    春香「嬉しそうに歌ってる千早を見てたら、なんだかわたしも嬉しくなっちゃって」

    「うん、わかるぞ」








    P「……社長、音無さん」

    小鳥「はい」

    高木「これは……想像を遥かに超えてきたね」

    P「まさかここまでとは……」

    92 = 89 :

    律子「まだ余韻が抜けきらないけど……そろそろレッスンを始めるわよ」


    全員「「はい!」」


    千早(未来)「ふふ、気合十分ね」

    律子「さっきの歌で、みんな火がついたのよ」

    律子「ちなみにあなたも参加ね」

    千早(未来)「ええ、わかったわ」



    律子「さあ、いくわよー!」





    ……

    93 = 89 :

    律子「よし、今日はここまで」

    千早(未来)「みんな家に帰ったらストレッチを忘れずにね」


    「な、なぁ伊織」

    伊織「言われなくても、わかってるわよ……」


    千早(未来)「ふう、いい汗かいた」


    (ダンスのキレも半端じゃない!)

    伊織(あれだけ動きながら歌えるってどういう事よ!)

    (ボクらはもうヘトヘトなのに!)


    千早(未来)「やっぱりダンスはまだまだ実力が足りないわね……」

    千早(未来)「また真に付き添いで練習をお願いしなくちゃ」

    「え!? いや、無理無理!!」ブンブン

    千早(未来)「え? あ、未来のあなたに、ってこと」

    (この千早になにかを教えられるほど、ボクは成長できているのか……?)



    貴音「力の差に愕然としてしまいましたが……ですが」

    あずさ「ええ、頑張っていればいつかは負けないくらいになれるってことよね?」

    雪歩「わ、私も頑張って千早ちゃんみたいになりたいです!」

    千早(未来)「ええ、みんななら絶対に出来るわ」

    94 :

    唐突に春香が千早を呼び捨てにして笑える

    95 = 89 :

    >>91修正


    春香「……えへへ」

    雪歩「春香ちゃん?」

    春香「嬉しそうに歌ってる千早ちゃんを見てたら、なんだかわたしも嬉しくなっちゃって」

    「うん、わかるぞ」








    P「……社長、音無さん」

    小鳥「はい」

    高木「これは……想像を遥かに超えてきたね」

    P「まさかここまでとは……」

    96 = 89 :

    ~千早家~


    ガチャ


    千早(未来)「ただいま」

    千早「ふぅ…………ただいま」

    千早(未来)「晩ごはんは……疲れているのなら私が」

    千早「いえ、私も作るわ」

    千早(未来)「ふふ、ならいっしょに頑張りましょうか」

    千早「ええ」

    97 :

    あーやっぱりこういう展開好き過ぎる
    いつまでも待つ所存

    98 :



    千早「っ……! ……!」

    千早(未来)「ジャガイモの皮はむけた?」

    千早「え、ええ……なんとか」



    千早(未来)「それじゃあ、次はそれをだいたい4等分にして」

    千早「ええ」スチャ

    千早(未来)「ちょ、ちょっと! その切り方は危ないわよ」

    千早「え?」

    千早(未来)「いい? まずは……」

    千早「ひゃ!?」

    千早(未来)「包丁の持ち方は、こう」

    千早(未来)「そして、左手は…こう」

    千早「え、ええ」

    千早(未来)「はい、やってみて」

    千早「あ、ええ」

    千早(なぜかドキドキした……)

    99 = 98 :

    千早(未来)「さ、あとはルーを入れて少し煮込むだけね」

    千早「意外と簡単なのね……」

    千早(未来)「ふふ、やってみると楽しいでしょ?」

    千早「え、まぁ……そうね」

    千早(未来)「……出来上がるまでの間、ちょっとお話しでもしましょうか」

    千早「……ええ」



    千早(未来)「んー、まずは一番気になっていると思う事から言わせてもらうわね」

    千早「……」

    千早(未来)「歌は、今でも私の一番中心にある」

    千早(未来)「これだけはずっと変わらないわ」

    千早「今日、あの歌を聴くまでは信じられなかった」

    千早「でも、思い知らされた……ううん、思い出した」

    千早「私は、歌が大好きだった」

    100 = 98 :

    千早「でも、私は……」

    千早(未来)「好きだから歌う、とはもう考えられない?」

    千早「だって私は歌い続けなきゃいけないもの」

    千早(未来)「優のため?」

    千早「ええ」



    千早(未来)「…………ひとつだけ、アドバイスをしてもいいかしら?」

    千早「……」

    千早(未来)「優がなぜ笑顔で私の歌を聴いてくれたのか」

    千早(未来)「優が本当に好きだったものは何なのか」

    千早(未来)「ゆっくり時間をかけて考えてみるといいかもね」

    千早「どういう……?」

    千早(未来)「まあ、きっとその時になったら気付くと思うわ」

    千早(未来)「きっかけは私じゃなくてあの娘になると思うけど」

    千早「あの娘?」

    千早(未来)「ふふ、それも後々わかることだわ」


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