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元スレ如月「司令官♪」提督「如月が変態になった…」

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1 :

如月「これでもう大丈夫そうね…」

ヒュオオオ

如月「やだ、潮風で髪が傷んじゃう…」耳ギュー

チュドオオオオオオオン

如月「かはっ!?」ドボォ

ゴボゴボ…

如月(!? !!?っ…!!)ゴボゴボ

如月(攻撃された!?そんなっ…)

如月(くるしい…!う、上はどっち…!?)

魚雷「」ボボボンボンッ

如月「」ゴボボ

如月(如月の魚雷が…誘爆をっ…)

如月(もうダメ…みたい…)ゴボボ…

SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1423088146

2 = 1 :

如月(くる…しいっ…)ゴボボ

如月「あ゛っ」

如月(水を…飲んじゃった…ああ…もうダメ…)ゴボボ…

如月(…)

如月(司令官…)

如月(いつも如月を、子供扱い…して…)

如月(大好きよ…)ゴボボ

如月(…司令官…。如月の、こと…忘れないで…ね…)

3 = 1 :



提督「如月が…轟沈?」

長門「11分前に捜索を断念しました」

提督「うそ…だろ、…如月ぃ!」タタタッ

長門「し、司令官!?どこへ!!」



~W島付近の海域~

ザザザー

弥生「司令官…もう…いい…!」

提督「ぷはっ!はぁはぁ…」

弥生「嵐がひどいし、ボートの燃料ももう無い…。司令官…!」

提督「まだだ…まだ…!」

弥生「もう…やめて…!」ギュッ

提督「弥生…!」

弥生「もう…嫌…!如月に続けて、あなたまで失いたくない…!」ギュー

提督「いやだ、絶対助けるんだっ…ぜぇ、ぜぇ…」

弥生「司令官…弥生達は、いつか沈む…。そういう、運命…!おねがい、分かって…!」ギュー

弥生「あなたは、生きなくちゃ…いけない…!」プルプル

提督「…くそ…くそぉっ…!」ウルウル

提督「…好きだったんだ…俺、如月のこと…!」ヒックヒック

提督「うああ…如月ぃいい…!わあああっ…!」

ザザザ…

弥生「…!司令官、波が…!うっ、風も!」

4 = 1 :

ザパアッ

提督「うわっ!?」ドボーン

弥生「あうっ!」ドボーン

提督「ぷはっ…くそ!ボートが転覆した!?」ザバザバ

弥生「げほ、げほ…司令官…!」ザバザバ

ゴボボ…



5 = 1 :

ザザー…

提督「…ん…朝か…」

提督「ここ…は…?」フラフラ

提督「無人島…ってわけでも、ないか」

提督「…波にさらわれて、ここまで流されて来たのか…」フラフラ

提督(体が濡れて、冷える…っ)ガチガチ ブルブル

提督「そうだ…弥生!?弥生は…どこだ!?」

弥生「…司令官っ…!」

提督「弥生!無事だったのか…」

弥生「へくしっ!」

提督「…風邪引いたのか?」

6 = 1 :

弥生「…司令官、ボートはもう駄目…。防水性無線は、生きてますけど」

提督「…そうか」

弥生「…いま、大淀に打電します…」カタカタ

提督「…頼んだ」

弥生「…」

提督「…」

弥生「大淀から入電。これから捜索にあたる、だって」

提督「…迷惑かけたな」

弥生「…本当に、そうです…」

提督「…帰ろう」

弥生「…」

提督「すまなかった…」

7 = 1 :

~ヘリコプター~

バババババ…

提督「…」

弥生「…」

明石「えー、こちら明石。現在、W島上空。そちらへの到着は30分後」

弥生「司令官…あっためて、あげて…」

提督「ああ…」ギュー

明石「いやあ、しかし鎮守府は大騒ぎですよ。帰ったら説教ですからね」

提督「…迷惑かけて、すまない…。弥生、運がよくなかったら、お前も沈めていたかもしれない」

弥生「…べつに…怒る気は、ないです…」

弥生「それより…」

提督「ああ」ギュッ

8 = 1 :

如月「」

提督「如月…」ギュッ

弥生「せっかく見つけたんだから、暖めてあげて…」

提督「…ああ」ギュー

如月「」

提督「如月…。お前も俺達と同じように、あの島に流れ着いてたんだな」ナデナデ

如月「」

提督(…体が冷たい)

提督(脈拍は…)

提督(ほとんど、ない)

明石「向こうに着いたら、すぐに処置しますからね。AEDと人工呼吸器だけじゃ、その場しのぎにだってなりません」

提督「…頼む」

提督(手遅れになる前に…いや、もう手遅れかもしれないが、急がないと…!)

9 = 1 :



~集中治療室~

提督「すぅ…すぅ…」

如月「」

提督「…むにゃっ、はっ…」ビクッ

明石「起きましたか?提督」

提督「明石…俺、寝てたのか」

明石「はい。10分ほど。如月の手を握ったまま寝てましたよ」

提督「そうか。如月…」ギュッ

如月「」

明石「提督、お気持ちは察しますが…ちゃんと部屋に帰って寝てください」

提督「…ああ」スッ

明石「何かあったら、連絡しますから…。あなたはあなたの義務があります」

提督「…頼む」フラリ

明石「…!?ま、待って!提督…!これを!」

10 = 1 :

提督「な、なんだ?」

明石「…あれ?おかしいですね…今、提督が離れたときにちょっぴりだけ、デルタ波が…」

提督「デルタ波?」

明石「はい。脳波に覚醒水準が見られたのですが…うーん…」

12 :

こういう展開ベタだけど超好き

13 :

提督「明石、もう少しここにいていいか?」

明石「…後でまた来てください。これから人工透析機を取り付けますので」

提督「そうだな。…分かった」スタスタ…



…10時間後…

提督「如月!」ガラッ

那珂「わっ、提督…!」

明石「提督、集中治療室では静かに…。那珂さんでさえ静かにしてるんですよ」

提督「う…そうだな」

フルーツ盛り合わせ「」コンモリ

提督「これは…?」

明石「睦月や吹雪らのお見舞い品です。ここは病室でなく集中治療室なので、こういうナマモノはご遠慮願いたいんですがね…」

那珂「那珂ちゃんはその辺ちゃんとわかってるよ。このCD、最新作なんだ。元気になったら聴いてね」 スッ

提督「…容態はどうだ?」

明石「…無理矢理血液を循環させて、呼吸もさせていますが…。絶望的かと…」

提督「…そうか」

15 = 13 :

如月「」

提督「…如月…」

那珂「如月ちゃん、まるで…眠ってるみたいだね」

提督「ああ…そうだな」

明石「そうであったらどれ程いいことか…。実際は眠ってすらいない状態です」

提督「脳波が戻らないのか?」

明石「いちおう体温はあるので、完全に停止しているわけではありませんが…。呼吸が止まっている時間が長すぎました」

提督「…くそっ…」

那珂「如月ちゃん、もう…助からないの?」

明石「…」

那珂「如月ちゃん…」 スッ

如月「」

那珂「提督は、如月ちゃんにとっての、王子様なんだよね。毎日、あんなにひっついて…。大好きだったんだよね」ナデナデ

明石「あ、あまり、触れ…!いえ…、いいです」

那珂「如月ちゃんが轟沈した後、提督はボートに乗って直接如月ちゃんを探しに行ったんだよ」ポンポン

16 = 13 :

那珂「そして一人ぼっちだった如月ちゃんを、迎えに来てくれたんだよ」

那珂「提督は、やっぱり如月ちゃんの…、如月ちゃんだけの、王子様、なんだよ」

提督「…っ」

那珂「眠り姫みたいな如月ちゃん…。提督にキスしてもらったら、目を覚ますかな?なんて…」

明石「そんな事したら人工呼吸器が…いえ、何でもないです…」ボソボソ

那珂「よかったね。またここに帰ってこれて…。海の底じゃないよ。睦月ちゃんも、望月ちゃんも、弥生ちゃんも…みんな、いるよ」ナデナデ

明石「…」

那珂「じゃあね、如月ちゃん。また那珂ちゃんのライブに来てね」スッ

提督「俺も、もう行くよ」

明石「分かりました。こう言っては悪いですが、私の仕事もこっちばかりやっているわけにも参りませんので…」

提督「我が儘言ってすまないな、明石」

明石「いえ…。我が儘なのは、私も同じです。生命維持だけで莫大なコストがかかるというのに、私は仲間を見捨てられないだけ…」

提督「…お人好しだな、お前も」

明石「…本当に、お互い様です」

提督「如月、またくるからな」スタスタ…

17 = 13 :

…4日後…

~集中治療室~

提督「入るぞ、明石…」

明石「」グッタリ

如月「」

提督「おい、明石?大丈夫か、明石!」ブンブン

明石「むにゃ…提督…」

提督「…お前、熱が…顔が熱いぞ!」

明石「けほっ、なんたらの不養生ですね…。手先が狂わなければいいのですが…」プルプル

提督「目の下のクマも凄いぞ…。寝てないのか?お前」

明石「…いえ、仮眠程度は…。如月さんの生命維持装置がアラートを吐いたら目覚ましを鳴らしてるだけです…」

提督(机の上にアラートの記録帳が…。うわ、平均30分置きくらい…、昨晩はほぼ5分置きに鳴ってたのか…!)

明石「…そうだ、整備…。ドックの整備が…」フラッ…

提督「明石!」ガシッ

明石「…すぅ、すぅ…」zzz

提督「…」スッ

提督「…」スタスタ



18 :

こういうベっタベタな話大好き
正に鉄板だな

19 = 13 :

…翌日…

提督「…」ガチャ

明石「おはようございます、提督…」

提督「ああ、おはよう」スッ

如月「」

提督「…こんなにやつれて、痩せちまって…。髪もバサバサだな」

明石「昨晩から、容態が急激に悪化しました。もともと衰弱して抵抗力が弱まっていたのもあって…」

提督「…明石、今までご苦労だった」

明石「…貴方も」

提督「睦月にはもう、報せてきた」

明石「…分かりました」

如月「」

明石「提督…。あなたは駆逐艦一隻にためだけに、自ら荒波の中へ飛び込んで…如月さんを連れ戻しました」

明石「如月さんは、本当にいい司令官に恵まれました」

提督「…」

明石「…」

提督「ヒトゴーマルマル。現時刻をもって…」

20 = 13 :

提督「駆逐艦如月は…」

明石「…」

提督「…っ」フルフル

明石「…提督」

提督「…明石、人工呼吸器を外してくれ」

明石「…はい」

ガチャッ メリメリッ… ズボッ

如月「」

提督「如月…今まで、ありがとうな」

提督「お前と過ごしてきた時間…楽しかった」

如月「」

提督「だが、本当は艦が轟沈する度に、いちいちこうやって海に潜って連れ戻すわけにはいかないんだ」

提督「ここ5日分のお前の生命維持の費用だけで、2隻は建造できる」

提督「…さよならだ、如月」

21 = 13 :

如月「」

提督「…いつも、適当にあしらって、ごめんな」

如月「」

提督「待ってろ、如月…。俺もいずれ、そっちに行く」

提督「またな」チュッ

如月「!?んぶおおおっほおおぉぉ!?」ガバッ

明石「え!?」

提督「うわぁああっ!?!?!?」

如月「しれ…!あ、かはっ…あ…」バタッ

如月「」

提督「…!?き、きさら…」

明石「どっどいて提督!人工呼吸器をつけ直しますから!」ガラガラ

提督「たっ、頼むぞ明石!」

22 :

> 如月「!?んぶおおおっほおおぉぉ!?」ガバッ

ヒロインが出していい声じゃねーぞ!

23 :

スレタイからして不安だった

24 :

シリアス感どこいったおいwwwww

25 :

草不可避

26 :

ゲ、ゲロインよりはマシじゃないかな…うん

27 :

シリアスさんがログアウトしました

28 = 13 :



提督「それで、容態は?」

明石「心拍と呼吸が戻ったので、自分でモノを食べれるようにさえなれば安心です」

明石「透析機を外したら、簡単なリハビリから始めていきましょう」

提督「…ああ」

明石「…」

提督「…それじゃあ、また…」スタスタ

明石「はい…」

提督「そうだ。何か買ってくるものあるか?」

明石「そうですね…。それでは…」

明石「那珂さんのCDを一枚、お願いします」

提督「おや…奇遇だな。じゃあ二枚にしとくか」スタスタ

30 :

続きはよ

31 :

おうあくしろよ

32 :

おう

33 = 24 :

一旦乙
どうせだし酉付けとこうぜwww

34 :

おまえらせっかち過ぎや




おうあくしろよ

36 :

おう!シリアスさんが息してないぞ!!!

37 :

げにおもしろきえすえすなりにけり
おもわずわろうてそうらうなるべしにけり

38 :

今までシリアスだった分笑えるwwww

39 :

どうして呼吸が戻る瞬間の声をそれにしたのか

40 :

最初の1,2レスで「一応如月沈むんだな」と思ってこんな予想してたわ
期待

41 = 40 :

>>40

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42 :

シリアス「ちょっとオリョクル行ってくる」

43 :

シリアスは置いてきた
はっきり言ってこの戦いについてこれそうにない

45 :

1番湿っぽい場面でなんちゅうことを

46 :

シリアスの霊圧が…消えた…?

47 :

スレタイ見た俺「これは…」カチッ
本文見た俺「シリアスじゃねーかお」
今俺 ( ゚д゚ )

48 :

キスして目を覚ますとか本当に眠り姫だな

49 :

シリアスさんの人気に嫉妬

50 :

プロローグ長いな


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