その為の地雷

地雷ってのは踏んだだけなら爆発しねぇ、離した瞬間爆発するのさ

>>902
マガジンのあれめっちゃ笑ったわｗｗｗｗ

>>902
マスターキートンかな？

こんなユアンちゃんみたいな姉いたら凄く依存してほしい
ちょっといたずらでユキちゃんとかにわざと目移りしたふりしそう

つか>>1には今度有珠山書くときはちょっとサイコパス気味の爽ちゃんと腹黒誓子ちゃんも書いて欲しいわ
最近臨海と有珠山ぐう好きになってきた
メンヘラ成香ちゃんに乙女ユアンちゃん、あとは可愛いユキちゃんで有珠山最高だわ

ただし京太郎の胃は地獄

マズった模様

京ユキ見たいんじゃ～

仲良しなるちかが男巡って水面下で謗りあう感じのが好き

その日は、雨が降っていた。

用事があるから先に帰っていて、と姉に言われて。

下校途中に姉が傘を持っていなかったことに気が付いたのは――ある種の、虫の知らせのようなものが働いたのかもしれない。


「なに、してるんだよ」

「ん……？ あ、どうしたの？ 先に帰れっていったじゃん」

「なにしてるんだよっ！！」


顔だけをこちらに向けて、微笑む姉。

その両手が、血管が浮かび上がる程に、握り締めるモノ。

その両足が跨ぐ、小さなモノ。


「――」


涙を浮かべた瞳が、言葉もないままに。

最後に京太郎だけを見つめて――静かに、目を閉じた。

とうとう…

す、直ぐに心肺蘇生を！？早く！！

爽「えぇ。いつかやると思っていました」

揺杏の方から手を出したか……
京太郎が責任取るって言ってたからこそ、理解はできるけど感情的にはどうしてって感じで救えないな

あっ…………

何かを叫んだことは喉の痛みが覚えている。

熱が退いて白くなっていた視界が戻ってきた頃には――姉の胸倉を掴んでいた。


「――かはっ」


背後で、苦しげな息を漏らす音。

続いて、不規則に繰り返される呼吸。

それを聞いた姉は――酷く残念そうに、眉を顰めた。


「私から京太郎を奪うって、ケンカ打ってきたからさー」


たった、それだけのことで。


「何度無駄だって言っても聞かないからねぇ」


たった、それだけの言葉で――



「もう、駄目なんだよね――今だって、良かったっていうよりも残念に思ってるから」

残念か……

よかった生きてる…

セーフ！セーフです！

多分

まず何を持ってるか確認しないと本当に助かるか、助かるにしても救急車必須かもわからんぞ！

もう、麻雀部にも――有珠山にも、いられない。

姉を壊したのは自分だ。

彼女たちを壊したのは、自分だ。


姉と一緒に、どこか遠くの場所に行く。


きっとそれしか、もう道はない。


「……行っちゃうの？」


だから――最後に、未練で訪れた麻雀部。

休日で、あんなことがあったから、誰もいないと思っていたのに。

彼女は、そこにいた。

誰だ

一緒にって、ほんと京太郎は責任取る気なんだな
インハイ出る前だったら、揺杏が啖呵切った事が無駄にか

「みんな、悲しむわ」

「……」


答えない。

答えたら、きっと決心が揺らぐから。


「……どうしても、駄目なの？」


踵を返して。

思い出の残った麻雀部を後にする。

トランプを広げた机も、楽しんだ自動卓も。

もう、帰ってこない。


「……そう」



「残念、ね」


バチバチと音がする何かが、首のあたりに押し付けられた。

これは逃げられなくなるフラグ…！

大胆なスタンガンは女の子の特権

実力行使！

体中に、激痛。

硬直する全身の筋肉は、自由が効かず。

まともな思考能力を奪われた頭では、何も考えることができなかった。


「揺杏の勝手は、あなたを縛り付けた」


「なるかとユキのワガママが、あなたを傷付けた」


「爽の浅慮が、あなたを追い詰めた」


動けない体を、抱き締められる。

一方的な愛情は、拒むことを許されない。


「私が」

「私が――あなたを、守ってあげる」


「ずっと」


「ずぅっと、ね」


勝手に降りてくる瞼。

暗闇に閉ざされていく視界の中で一つだけわかったのは――もう二度と、みんなには会えないということだけ。

かけ間違えたボタンは、二度と直せない。

まともな子が爽ちゃんしかいないじゃないですかーやだー

ここで誓子か

チカセン大勝利

やっだぜチカちゃん可愛い

精神不安定ユアンぐうかわ

チカちゃんに身も心も飼い慣らされる京ちゃん下さい

やっぱり有珠山は最高だぜ！

乙です

ちかちゃんはなぜこういうのが似合ってしまうのか

ユキちゃんに誘惑される京ちゃんはよ

爽は京太郎に揺杏とキスしていたことをネタに脅迫して関係を迫る側だと思ってたわ

>>785
遅レスなんですが

…最後にじ――」

がなんなのか分からない…○慰、つまりオ○ニーであってます？


…部員共のスレに誤爆したorz
よりによってこんなのを…

たぶんそう

お前か

「弟くん。私は悲しいです」

「……」


「弟くん。私は怒ってます」

「……」


「弟くん。私は――」

「わかった！ わかったからっ！ 明日一日中言うこときくから！」

あっ（察し）

ほうほう

ん？
今何でも言う事聞くって言ったよね？

11月13日。

それは姉の誕生日であり、京太郎がすっぽかした日である。


「ん……よっと」


竹井家は少し複雑な事情があり、それだけに姉弟の仲も――


「……なに、してんの？」

「湯たんぽ」


もぞもぞと遠慮なく布団に入ってきた姉に思考を中断される。

両腕を胸に回し、脚はカニばさみでがっちりホールド。

湯たんぽ、との言葉通り互いの体温がダイレクトに伝わる状態どある。


「ね、姉ちゃん、寝づらいんだけど」


そして薄手の寝巻きである以上、伝わるものは体温だけではない。

健全な青少年であることを自負する京太郎には、この状況は耐え難い。


「今日一日。言うこと聞くんでしょ？」


対して姉はどこ吹く風。

時刻は00:10。

屁理屈っぽいが――確かに、姉を拒む権利は今の京太郎にはない。

開始10分からこれか…