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元スレ宗介「俺が提督だと?」
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(>>57が轟沈する音)
――作戦会議室――
宗介「皆そろったな」
宗介「それではデブリーフィングを始める」
宗介「まず、先ほどの戦闘ご苦労だった」
宗介「素晴らしい戦果だったな」
叢雲「あれくらいは当然ね」
宗介「そして、君たちの技能には驚いた」
宗介「特に、砲撃の命中率には目を見張るものがある」
金剛「そうでショー!」
宗介「だが、一つだけ気になったことがある」
金剛「なんですカー?」
宗介「何故指示した目標を攻撃しない?」
一同「……」
不知火「不知火になにか落ち度でも?」ギロ
宗介「別に咎めているわけではない」
宗介「だが、このままなら今後の作戦に影響が出てくるだろう」
金剛「わ、私は狙ってるつもりですヨー!」
足柄「私も狙ってるわよ?こうギーと狙ってバーンって撃つとドーンって何かしらに命中してるのよ」
金剛「そうそう!そんな感じデース!」
那智「足柄、それでは提督に伝わらんぞ……」
足柄「じゃあ、姉さんはどんな感じで狙ってるの?」
那智「それはだな……。ふむ、言われてみればそんな感じだな」
足柄「でしょ?」
宗介「クルツのような言い回しだな……」
赤城「クルツ?」
宗介「いや、何でもない」
宗介「わかった。それでは明日からは演習を中心としたメニューを行っていく」
足柄「それじゃあ出撃は……?」
宗介「当分は哨戒だけになるだろうな」
足柄「そ、そんなー!」
宗介「早く出撃したければ練度をあげることだ」
宗介「では、以上によりデブリーフィングを終了する。解散」
―――
――
――提督執務室――
宗介「まず明日は、駆逐艦を中心に演習を組んでいこうと思う」
宗介「その旨を駆逐艦達に伝えておいてくれ」
大淀「わかりました」
宗介「それと、今までの戦果の記録はどこにある?」
大淀「それでしたら、そこの棚に入っていますよ」
宗介「これか。助かった」
大淀「いえ」
大淀「提督」
宗介「ん? なんだ?」
大淀「そろそろ夕食の時間ですがどうなされます?」
宗介「ふむ。もうそんな時間か」
宗介「では一度休憩にして夕食をとろうか」
大淀「わかりました。では何か作ってきますね。お食べになりたいものはありますか?」
宗介「いや。その必要はないぞ」
大淀「……提督、それは?」
宗介「干し肉とトマトだが?」
大淀「……もしかして、いつもそのような物を食べているのですか?」
宗介「肯定だ」モグモグ
大淀「……提督。あなたにはしっかりとした食事をとってもらわないと困ります!」
宗介「栄養はちゃんととれている。問題ない。カロリーメイトもあるしな」
大淀「そんな食事でしっかりとした栄養がとれるわけないでしょう!」
宗介「……フルーツ味だぞ?」
大淀「関係ありません!」
宗介「だが、俺はこれで問題ないのだ。君も夕食をとってくるといいだろう」
大淀「もう……」
―――
――
――食堂――
大淀「はぁ……」
???「どうしました? 溜息なんてついて」
大淀「あ、鳳翔さん」
鳳翔「隣よろしいですか?」
大淀「はい。かまいませんよ」
鳳翔「それで、どうされたのですか?」
大淀「それが……。提督がちゃんとした食事をとってくれなくて……」
鳳翔「提督はどんなものを召し上がって?」
大淀「……干し肉とトマトです」
鳳翔「まぁ。それはいけませんね」
大淀「提督にちゃんとした食事をとって頂くにはどうすればよいのでしょう……?」
鳳翔「……わかりました。大淀さん、私に任せてください!」
大淀「何か良い案が?」
鳳翔「ええ!大淀さん、躾けの基本は餌付けからですよ!」
大淀「え、餌付けですか……」
鳳翔「はい!」
―――
――
~~翌日~~
鳳翔「提督。おはようございます」
宗介「ああ、おはよう」
宗介「……鳳翔、君がどうしてここに?」
鳳翔「あまりお気になさらず」
鳳翔「朝食の準備はできてますのでお召し上がりください」
宗介「いや。俺には干s」
鳳翔「干し肉とトマトなら全部料理に使っちゃいました☆」
宗介「……」
鳳翔「それに提督。あなたにはちゃんとした料理を食べてもらわないと他の者に示しがつきません」
宗介「そういうものなのか?」
鳳翔「そういうものです!」
宗介「うむ、わかった。それなら遠慮なくいただくとしよう」
鳳翔「はい」
鳳翔「……お味のほうはどうですか?」
宗介(これは……)
宗介「うまい」
鳳翔「そうですか。それはよかった」
鳳翔「おかわりもありますから、言ってくださいね!」
宗介「ああ、いただこう」
鳳翔「うまくいきましたね」
大淀「ええ。ありがとうございます」
鳳翔「いえいえ。私も提督に料理を振る舞いたいと思っていたので」
鳳翔「思った通り可愛いですね。犬みたいで」
大淀「い、犬ですか」
宗介「……」シッポパタパタ
大淀「た、たしかに……」
鳳翔「ね?」
―――
――
宗介「朝食、非常に美味しかった。感謝する」
鳳翔「そう言っていただけると作った甲斐があります」
宗介「もう、時間だな」
宗介「大淀、俺は演習場にいるので何かあったら呼んでくれ」
大淀「はい。わかりました」
―――
――
~~数時間後~~
大淀(提督に報告書が届きましたね)
大淀(演習場に行ってみましょうか)
―――
――
――演習場――
宗介「―――!!――――!――!」
大淀(居ましたね。何か叫んでいるようですが)
大淀「提督?」
宗介「いいか、よく聞けクソ虫ども!俺の楽しみは貴様らの苦しむ顔を見ることだ!みっともなくケツをふりおって、
恥ずかしいとは思わんのか!ひょっとしてそのみっともないケツで俺を誘惑してるつもりか!
ならお望み通り、その汚いケツを俺が○ァックしてやろうか!?それが嫌ならとっとと走れ!気合を見せろ!
そこ!隊列を乱すな!」
大淀「」
宗介「本当はやるきがないのだろう!?頑張っているふりだけか!?」
叢雲「さっきから黙って聞いていれば……!!沈め!!」
ズドンッ!!!
叢雲「」チーン
一同「ひっ!?」
宗介「貴様らもこの女のようになりたいか!?それが嫌ならあと十往復だ!走れ!!」
ステッ
電「いたっ……」
宗介「どうした電!転んで同情を誘いたいのか!?」
電「そ……そんなつもりは!」ゼエゼエ
宗介「ふん、どうだかな。貴様の根性などその程度なのだろう。なんなら自慢のお姉ちゃんに助けを求めたらどうだ?」
宗介「もっとも貴様のような腰抜けの姉だ。さぞ男あさりにしか興味のなく救いようのない尻軽女なのだろうな」
電「お姉ちゃん達の……悪口は……許さないのです……!」ゼエゼエ
宗介「違うと言うのならさっさと立て!ガッツを見せろ!」
電「う、うえぇぇ」グスン
大淀「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
スパンッ!!
宗介「痛いじゃないか」
大淀「なんて汚い言葉を口走っているのですか!?」
宗介「ん? これはマニュアルに従っているだけだが?」
大淀「どんなマニュアルですか!?」
宗介「これだ」
大淀「『マオお姉さんの海兵隊式ののしり手帳(女性兵訓練編)』!?」
大淀「こんなものに従わないでください!」
宗介「いや、これには実績もある。以前いた高校で――」
大淀「そんなこと知りません!!」
大淀「とにかく!厳しい訓練はかまいませんが、汚い言葉を吐くのはやめてください!」
宗介「しかし――」
大淀「わ か り ま し た ね!?」ゴゴゴゴゴゴゴ
宗介「う、うむ。了解した」ヒヤアセ
大淀「まったく……!」
大淀「電さん、もう大丈夫ですからね」ヨシヨシ
電「うえぇぇぇぇぇ」グスン
宗介(マオめ、ダメだったではないか……)
―――
――
この後、軍曹の訓練は普通?になりました
宗介「ふむ、俺はこれしか指導法を知らんし、実際に実績もある。問題無い」
~~数日後~~
宗介「今日の訓練は終了だ」
雷「はぁー、疲れた!」
響「流石の私も疲れたよ」
暁「あ、暁はこれくらいへっちゃらなんだから!」ハアハア
宗介「流石だな。君たちには驚かされてばかりだ」
宗介「正直ここまでに何人かは脱落すると思っていたのだが、全員ついてきた」
宗介「たいしたガッツだ」
暁「と、当然よ!」
足柄「あのー……提督。私たちの練度も上がったし、そろそろ出撃してもいいと思うのだけれど……?」
宗介「そうだな。では明日、出撃しようか」
足柄「やったー!」
宗介「では明日に備えて疲労回復に努めてくれ」
宗介「冷凍庫に間宮のアイスがある。自由に食べていいぞ」
雷「わーい!」
暁「あ、暁はアイスなんて別にうれしくないんだから!」
響「それなら暁姉の分は私が食べておこう」
暁「それはダメ!」
ワイワイ
電「……」
雷(電……?)
でももしこれで艦娘たちが司令の指示通りに敵を攻撃するならぜひうちでもやってもらいたうわっ何をするやm
~~翌日~~
宗介「では今日の出撃の編制を発表する」
宗介「編制は――」
電「私が出撃したいのです」
宗介「ん? 電か……。わかった。では旗艦は電」
宗介「続いて、金剛、足柄、那智、叢雲、赤城に出撃してもらう」
宗介「作戦は一三〇〇時より開始する。準備にあたってくれ」
不知火「……」ジー
宗介「どうした?」
不知火「……いえ。ご命令とあらば……」シュン
雷「提督、あの……」
宗介「なんだ?」
雷「それが……電の様子が変っていうかなんというか……」
宗介「ん? そうか? 俺には普通に見えるが」
雷「ううん!それならいいの!気にしないで!」
宗介「?」
―――
――
~~作戦開始時刻~~
宗介「では出撃してもらう」
宗介「情報によると敵の戦艦、空母が多数確認されている」
宗介「君たちの練度から見て問題ないとは思うが、油断するなよ」
金剛『提督!任せてくだサーイ!』
宗介「ああ。期待している」
大淀「提督、ここの海域は最初から羅針盤を回さなくてはいけませんが、どうするのですか?」
宗介「ああ、それなら問題ない」
宗介「妖精、俺は東へ進みたい」つ間宮のアイス
妖精「・p・」ジュル
宗介「言っている意味はわかるな?」
妖精「・ワ・」コクコク
宗介「そうか。君が利口で助かる」
妖精「^ワ^」エヘヘ
宗介「それでは羅針盤を回そう」ガラガラ
宗介「よし。東だな」
宗介「艦隊は東に進んでくれ」
一同『了解!』
大淀「あはは……」
―――
――
赤城『こちら赤城。敵艦を補足しました!』
赤城『戦艦1重巡1軽巡2駆逐2、陣形は複縦陣です!』
宗介「了解した。こちらウルズ7より各艦――」
電『皆殺しにしてやるのです☆』
ズドンッ!!! ズドンッ!!! ズドンッ!!! ズダダダダダダダ!!!!!
一同『』
電『ひゃっひゃっひゃ!!敵がゴミのようなのです!!』
足柄『て、提督!?電ちゃんが!て、敵を素手で!!』ブルブル
那智『ま、まるで、鬼神だな……』ブルブル
電『残るはあなただけですが何か言い残すことは?』ギチギチ
戦艦レ級『』ジタバタ
電『ああ、首をつかんでいては喋りたくても喋れないのですね。てへ☆』ギチギチ
電『じゃあ……』
電『 死 ぬ の で す 』
グシャッ!!
一同『』ブルブル
電『ふぅ!敵を皆殺しにしてやったのです☆』
叢雲『ど、どうするのよ!?これ!?(小声)』
大淀「て、提督!どうするんですか!?」
宗介「? 何を慌てているのだ?」
宗介「電が敵を駆逐しただけではないか」
宗介「これも訓練の賜物だな(誇らしげ)」
大淀「なにを悠長なことを仰っているのですか!?」
大淀「ここは一時撤退を!」
宗介「いや。問題ない」
宗介「こちらウルズ7より各艦へ。そのまま東へ進んでくれ」
電『了解なのです!』
赤城『て、提督!?それは慢心ですよ!?(小声)』
金剛『考えなおすネー!!(小声)』
足柄『そ、そうよ!ここは一度態勢を――』
電『何を話しているのです?』
足柄『ひっ!?』
電『早くついてくるのです』
電『遅れる方は……』
電『沈 め る の で す よ?』
一同『』ガクブル
電『冗談なのです』
電『では、ついてきてくださいね』ニコ
一同『』コクコク
不知火(……)ホッ
―――
――
赤城『こ、こちら赤城、敵艦を補足してしまいました!』
電『獲物が見つかったのです!』ジュルリ
ズドンッ!!! ズダダダダダダダ!!!!! ズドン!!!1
電『ひっひっひっひ!!楽”し”い”の”で”す”!!』
一同(早く帰りたい(涙目))
電『! 敵空母が逃げていくのです』
電『司令官さん、追撃の指示を!』
宗介「いや。この海域での戦闘は勝利した。追撃の必要はないだろう」
電『でも――』
宗介「ウルズ7より各艦へ。作戦は終了した。艦隊帰投してくれ」
一同(や、やっと帰れる……)ホッ
電『……ヤロウ……』
宗介「ん?」
電『この腰抜け野郎!!』
宗介「」
電『司令官さんがそんな腰抜けだとは思わなかったのです!』
電『こっちは勝手にやるから指をくわえて待っていればいいのです!』
電『この腰抜け提督!』
宗介「ま、まて電!れ、冷静になるんだ!」
電『腰抜けと喋っているとこっちまで腰抜けになるのです』
宗介「まっ――」
電『交信終了』ブツ
ツーーー
宗介「……」
大淀「……問題なかったのでは?」ジー
宗介「……まずいことになった」アセダラー
大淀「何が『まずいことになった』ですか!?」
大淀「あなたはアホですか!?いいえアホです!!」
宗介「返す言葉もない……」
大淀「……」
大淀「すみません。言いすぎました……」
宗介「いや、いい」
大淀「で、これからどうなさるおつもりで?」
宗介「とりあえず彼女が帰投しないことにはな……」
宗介「念のため全員集めておいてくれ」
大淀「了解しました」
―――
――
~~数時間後~~
電「ただいま帰投したのです」
一同(やっと帰ってこれた……)
宗介「電。話が――」
電「どこかの『腰抜け』のせいで敵に逃げられたのです」
宗介「」ビクッ
大淀(ヲ級ちゃんが無事でよかった……)
電「気分が悪いのでお風呂に入ってくるのです。ペッ」
宗介「」ビチャッ
宗介「……」
宗介「今から全員に任務を言い渡す」
宗介「これはあらゆる任務より優先すべきことだ」
宗介「電をもとに戻せ」
こうして、なんやかんやあり電をもとに戻すことができたが、
この日のことは鎮守府、深海ともに悪夢として語り継がれることとなった。
―――
――
~~後日~~
電「司令官さん」
宗介「どうした電?」
電「ここ数日の記憶がないのですが……」
宗介「気にする必要はないだろう」
大淀「そ、そうですよ!提督なんてしょっちゅう記憶飛んでますよ!」
宗介「ああ。よくあることだ。問題ない」
電「? わかったのです」
宗介・大淀「……」ホッ
電「?」
完
上官を侮辱した上に命令無視の単独行動。下手すりゃ軍法会議ものだじぇ。
これにて導入終了です
駆け足感否めませんがゆるして
こっからアルやボンタ君が登場する短編集を書けていければと思います
駆け足感否めませんがゆるして
こっからアルやボンタ君が登場する短編集を書けていければと思います
元に戻すまでの経緯や、病んだ理由がないのはどうかと思う
原作がそうだったなら申し訳ないが
原作がそうだったなら申し訳ないが
病んだ理由は>>70あたり
元に戻す経緯はたしか原作にはなかったはず……
元に戻す経緯はたしか原作にはなかったはず……
>>70の流れは原作でラグビー部を鍛え上げた訓練方法の1つだな
どんなソルジャーが出来上がったのかは言うまでもない……
どんなソルジャーが出来上がったのかは言うまでもない……
そもそも原作でもああなった連中が元に戻ったかどうかも書かれてないしね。
アナザーの時代にも語り継がれてるくらいだからずっとああだったんじゃないか
一応ふもっふ最終回では元に戻っていたから
試合時だけ人格がガラッと変わるか、
あの時はハイになっていてああなっていたのか…?
試合時だけ人格がガラッと変わるか、
あの時はハイになっていてああなっていたのか…?
一番期待しているのは朝潮との絡み
これは間違いなくカオスになる
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