私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」姫子「運命の、赤い糸」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
今夜はここで区切りますー
次で姫松パート終わるかな?
それでは、お付き合いありがとうございました!
次で姫松パート終わるかな?
それでは、お付き合いありがとうございました!
>>868
いや、多分恐らくコーチと付き合ってその後別れたことをいくのんに話したことがあるだけじゃないかと思う
いや、多分恐らくコーチと付き合ってその後別れたことをいくのんに話したことがあるだけじゃないかと思う
>>863
妥当に考えりゃそうなんだけど、いくのんと出会った後に別れたコーチと再会して……みたいなのもさ、な?
妥当に考えりゃそうなんだけど、いくのんと出会った後に別れたコーチと再会して……みたいなのもさ、な?
部活動が休みの日であるにも関わらず。
恭子は一人、部室の机に向かってシャーペンを動かしていた。
「ふぅ……」
「お疲れさん」
「あ、ありがとうございます」
今までに得たデータを自分なりにノートに整理して一息吐くと、京太郎がコーヒーを差し出してきた。
お礼を言って紙コップを受け取る。コーヒーの良い匂いがした。
「休日なのに人がいるから誰かと思ったよ」
「……まぁ、いつもやってるわけやないですけど。部室のが家より集中できますし、やれる時にやれることはやっておかんと」
「流石だな」
「いや、それ程でも」
照れ隠しに受け取った紙コップに口を付ける。
苦過ぎず甘過ぎず、程良い塩梅だった。
恭子判定直下
1~50 良い人やなぁ、やっぱり
51~98 この人が先生で良かった
ゾロ目 ???
恭子は一人、部室の机に向かってシャーペンを動かしていた。
「ふぅ……」
「お疲れさん」
「あ、ありがとうございます」
今までに得たデータを自分なりにノートに整理して一息吐くと、京太郎がコーヒーを差し出してきた。
お礼を言って紙コップを受け取る。コーヒーの良い匂いがした。
「休日なのに人がいるから誰かと思ったよ」
「……まぁ、いつもやってるわけやないですけど。部室のが家より集中できますし、やれる時にやれることはやっておかんと」
「流石だな」
「いや、それ程でも」
照れ隠しに受け取った紙コップに口を付ける。
苦過ぎず甘過ぎず、程良い塩梅だった。
恭子判定直下
1~50 良い人やなぁ、やっぱり
51~98 この人が先生で良かった
ゾロ目 ???
――良い人やなぁ、やっぱり。
末原恭子の京太郎に最初の対する印象は、「凄い人だけど良い人でもある」というもので。
「あの」代行がやけに推す人なので最初は不安に思ったものの、話してみれば案外普通の人だった。
善野監督の見舞いに行った時に聞いた話からも、悪い人じゃないことは伝わってきたし。
休日なのにも関わらず、こうして色々と面倒を見てくれる。
「本当にありがとうございます。休日なのに手伝ってもらっちゃって」
「いいって。俺も楽しんでやってるから」
――また、休日に来れば二人で会えるかな?
シャーペンを進めながらふと、そんなことを頭の隅で考えた。
それが何を意味するのかは、恭子自身にもまだよく分かっていない。
末原恭子の京太郎に最初の対する印象は、「凄い人だけど良い人でもある」というもので。
「あの」代行がやけに推す人なので最初は不安に思ったものの、話してみれば案外普通の人だった。
善野監督の見舞いに行った時に聞いた話からも、悪い人じゃないことは伝わってきたし。
休日なのにも関わらず、こうして色々と面倒を見てくれる。
「本当にありがとうございます。休日なのに手伝ってもらっちゃって」
「いいって。俺も楽しんでやってるから」
――また、休日に来れば二人で会えるかな?
シャーペンを進めながらふと、そんなことを頭の隅で考えた。
それが何を意味するのかは、恭子自身にもまだよく分かっていない。
「あっ」
「あっ」
近所のスーパーにて。
特売シールが貼られた鶏肉のパックを手に取ろうとしたら、白い手が重なって。
反射的に横を見れば、すっかり見慣れた姫松のエースがポカンと口を開けていた。
京太郎は一つ咳払いをすると、手を引っ込める。
「どうぞ」
「え、センセもこれ買いに来たんとちゃいます?」
「まぁ、確かに唐揚げが食いたくなったから来た訳だけど。別にコンビニのでもいいからな」
「ぬー……それじゃ、遠慮なく」
京太郎に促されてパックを籠に入れる洋榎。
この鶏肉のパック以外には特に目ぼしいものもなかったので、帰ろうとした京太郎だが、
「あ、そや!」
「え?」
ガシッと、洋榎に手を力強く掴まれた。
「唐揚げがいいならウチに来ればいいんや! オカンの唐揚げは絶品やで!」
「い、いや……流石に――」
直下判定
1~30 流石にそこまではね
31~50 何やってんのお姉ちゃん
51~98 鶏肉如きにいつまでかけとんねん
ゾロ目 ???
「あっ」
近所のスーパーにて。
特売シールが貼られた鶏肉のパックを手に取ろうとしたら、白い手が重なって。
反射的に横を見れば、すっかり見慣れた姫松のエースがポカンと口を開けていた。
京太郎は一つ咳払いをすると、手を引っ込める。
「どうぞ」
「え、センセもこれ買いに来たんとちゃいます?」
「まぁ、確かに唐揚げが食いたくなったから来た訳だけど。別にコンビニのでもいいからな」
「ぬー……それじゃ、遠慮なく」
京太郎に促されてパックを籠に入れる洋榎。
この鶏肉のパック以外には特に目ぼしいものもなかったので、帰ろうとした京太郎だが、
「あ、そや!」
「え?」
ガシッと、洋榎に手を力強く掴まれた。
「唐揚げがいいならウチに来ればいいんや! オカンの唐揚げは絶品やで!」
「い、いや……流石に――」
直下判定
1~30 流石にそこまではね
31~50 何やってんのお姉ちゃん
51~98 鶏肉如きにいつまでかけとんねん
ゾロ目 ???
「いや、流石にそこまではね」
「ウチのオカンの唐揚げ食べたらそんなことも言えなくなりますって!」
大阪の押しの強さは何度か経験しているが、洋榎の手から伝わってくる力は今までの中でも特に強い。
京太郎が首を縦に振らない限りは、この指が離れることもないだろう。
「鶏肉如きにいつまでかけとんねん」
「あ、オカン!」
「あっ」
そうして京太郎が困っているところに現れる洋榎の母親。
愛宕雅枝、京太郎も何度か面識がある元プロ雀士。
鶏肉を買いに行かせたっきり戻ってこない洋榎をもどかしく感じて、鶏肉コーナーまで来たようであるが。
「ん? ああ、アンタか」
「どうも」
雅枝は京太郎の顔を見ると、納得したように頷いた。
「ウチのが世話になっとるらしいな。コイツ、家でもアンタのことばっかりやで。前までズボラにしてたこともしっかりやるようになったし」
「は、はぁ」
「この前なんかは、風呂上がりに――」
「オ、オカン!」
雅枝の言葉を遮り、洋榎が真っ赤な顔をして叫ぶ。
自分の恥ずかしい点を憧れの人の前で暴露されているのだから無理はない。
だが、雅枝は容赦しない。
「今現在、そんなことしてるヤツが今更何を恥ずかしがるっちゅーねん」
「え?……あっ!」
雅枝に指摘され、慌てて京太郎の手を離して後退りする洋榎。
「ハァ……すまんなぁ、ウチの洋榎がこんなんで。指導でも迷惑かけとらんか?」
「いえ、洋榎さんはとても素直ですし、指摘したことも100点以上の結果で返してくれますから」
「ほぉ?」
ニヤニヤと視線を向けてくる雅枝に、洋榎は頭を抱えて蹲る。
穴があったら入りたい、そんな顔を浮かべていた。
「……ん、そうだ。アンタ、今晩はウチで食べてくか?」
「え?」
「遠慮すんな、色々と聞きたいこともあるからな」
こうして京太郎は雅枝に強引に連れられて、愛宕家の食卓にお邪魔することになり。
洋榎の父親とも面識を持つようになるのだが、それはまた別の話である。
「ウチのオカンの唐揚げ食べたらそんなことも言えなくなりますって!」
大阪の押しの強さは何度か経験しているが、洋榎の手から伝わってくる力は今までの中でも特に強い。
京太郎が首を縦に振らない限りは、この指が離れることもないだろう。
「鶏肉如きにいつまでかけとんねん」
「あ、オカン!」
「あっ」
そうして京太郎が困っているところに現れる洋榎の母親。
愛宕雅枝、京太郎も何度か面識がある元プロ雀士。
鶏肉を買いに行かせたっきり戻ってこない洋榎をもどかしく感じて、鶏肉コーナーまで来たようであるが。
「ん? ああ、アンタか」
「どうも」
雅枝は京太郎の顔を見ると、納得したように頷いた。
「ウチのが世話になっとるらしいな。コイツ、家でもアンタのことばっかりやで。前までズボラにしてたこともしっかりやるようになったし」
「は、はぁ」
「この前なんかは、風呂上がりに――」
「オ、オカン!」
雅枝の言葉を遮り、洋榎が真っ赤な顔をして叫ぶ。
自分の恥ずかしい点を憧れの人の前で暴露されているのだから無理はない。
だが、雅枝は容赦しない。
「今現在、そんなことしてるヤツが今更何を恥ずかしがるっちゅーねん」
「え?……あっ!」
雅枝に指摘され、慌てて京太郎の手を離して後退りする洋榎。
「ハァ……すまんなぁ、ウチの洋榎がこんなんで。指導でも迷惑かけとらんか?」
「いえ、洋榎さんはとても素直ですし、指摘したことも100点以上の結果で返してくれますから」
「ほぉ?」
ニヤニヤと視線を向けてくる雅枝に、洋榎は頭を抱えて蹲る。
穴があったら入りたい、そんな顔を浮かべていた。
「……ん、そうだ。アンタ、今晩はウチで食べてくか?」
「え?」
「遠慮すんな、色々と聞きたいこともあるからな」
こうして京太郎は雅枝に強引に連れられて、愛宕家の食卓にお邪魔することになり。
洋榎の父親とも面識を持つようになるのだが、それはまた別の話である。
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★類似してるかもしれないスレッド
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」透華「永久に、美しく」 (1001) - [72%] - 2015/1/28 9:00 ★★★×4
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 健夜「幸せな、お嫁さん」 (1001) - [68%] - 2014/6/8 3:00 ★★
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 淡「あーいらーぶゆー」 (1001) - [66%] - 2014/11/18 9:15 ★★
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」ネリー「大好きがいっぱい」 (1001) - [66%] - 2015/1/11 6:45 ★★★×5
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」憩「ナイショのキモチ」 (1001) - [63%] - 2015/2/14 7:00 ★★★×4
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」久「もうちょっと、近づいて」 (1001) - [63%] - 2015/3/16 15:30 ★★★
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」 由暉子「誰よりも、何よりも」 (1001) - [62%] - 2014/11/5 16:15 ★★★×5
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」照「ずっとずっと、愛してる」 (1001) - [62%] - 2014/6/22 6:45 ★★
- 京太郎「修羅場ラヴァーズ」憧「気が付いたら、目が合って」 (1001) - [58%] - 2016/2/18 15:45 ★★★×5
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について