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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」姫子「運命の、赤い糸」
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「雑用……ってのも、まぁ。正直に言うとあるけどさ」
「ただ何つーか、あの人と一緒にいると空気が変な感じで」
「嫌……ってわけじゃないんだけど、何か……むず痒いっつーか……」
「……ん? 何か今変な落としなかった?」
「よし、ちょっと見てくる」
「あれ、何も無い……気のせいか?」
私は、彼が好き。
「ただ何つーか、あの人と一緒にいると空気が変な感じで」
「嫌……ってわけじゃないんだけど、何か……むず痒いっつーか……」
「……ん? 何か今変な落としなかった?」
「よし、ちょっと見てくる」
「あれ、何も無い……気のせいか?」
私は、彼が好き。
彼が好き。
――私から遠ざかる足が嫌い。
彼が好き。
――私を拒む手が嫌い。
彼が好き。
――私を見ない目が嫌い。
彼が好き。
――私と話さない口が嫌い。
彼が好き。
私は、彼が好き。
――私から遠ざかる足が嫌い。
彼が好き。
――私を拒む手が嫌い。
彼が好き。
――私を見ない目が嫌い。
彼が好き。
――私と話さない口が嫌い。
彼が好き。
私は、彼が好き。
「こうしてれば……よっと」
「ふう……狭いとこって落ち着くのよね。何故か」
「そう思わない?」
「んー……まぁ、いいけど」
「ん、だけど流石に狭過ぎるか……じゃ、コレで……良し」
「これで……」
「これで、心から正直に」
「あなたに、想いを伝えられるわ」
「須賀くん――私は、あなたのことが」
「世界で一番、大好きです」
【好きな人に好きなことを好きなところで】
「ふう……狭いとこって落ち着くのよね。何故か」
「そう思わない?」
「んー……まぁ、いいけど」
「ん、だけど流石に狭過ぎるか……じゃ、コレで……良し」
「これで……」
「これで、心から正直に」
「あなたに、想いを伝えられるわ」
「須賀くん――私は、あなたのことが」
「世界で一番、大好きです」
【好きな人に好きなことを好きなところで】
夕方の俺「よし!1000踏んだし可愛い部長が見れるな!」
今の俺「」
今の俺「」
何言ってんだとっても可愛らしいじゃないか
自分の好きなものを好きな人に見せたくてちょっと強引に連れ込むなんて
自分の好きなものを好きな人に見せたくてちょっと強引に連れ込むなんて
好きな子を虐めたくなる心理ってなんだろうねアレ
はい、ヒッサが清澄で一番好きです
小ネタ安価下3でー
はい、ヒッサが清澄で一番好きです
小ネタ安価下3でー
>>76
ありがとうありがとう
ありがとうありがとう
真っ白な部屋。
俺と、ベッドと、名前も知らない女の子。
それだけしかない部屋の中。
いつからここにいるのかは分からない。
「お食事の時間ですよーぅ」
「ぁあ、う……」
ただ、目が覚めた時は既に全身が麻痺しているような状態で。
喋ることすら難しいのに自分が生きているのは、彼女のお陰ということしか分からない。
「ほーら、食欲が無くてもしっかり食べないと良くなりませんよー?」
スプーンと、流動食の入った皿を渡される。
「ぁ、ああ……」
腕が震える。スプーンを掬えない。
上手く口まで運びきれず、胸にベタベタ零れる。
「あー、仕方ないですねー」
そうすると、彼女は困ったように眉を八の字に曲げて、自分から皿とスプーンを取り上げる。
そのまま流動食を口に含むと、まるで鳥の親が雛に餌を与える時のように。
口から口へと、強引に流し込んでくる。
「……ぷはっ、まだまだありますからねー。おかわりしますー?」
いつもいつも、こうやって。
排泄の世話すら、嫌な顔一つせず。
まるで、自分がいないと生きていけないと、刷り込ませるように。
「早く良くなりますように。私も応援してますからー」
それが、いつになるかは分からない。
だけど、例え俺が外に出られる日が来るとしても。
この人は、いつまでも側にいるような気がした。
【献身】
俺と、ベッドと、名前も知らない女の子。
それだけしかない部屋の中。
いつからここにいるのかは分からない。
「お食事の時間ですよーぅ」
「ぁあ、う……」
ただ、目が覚めた時は既に全身が麻痺しているような状態で。
喋ることすら難しいのに自分が生きているのは、彼女のお陰ということしか分からない。
「ほーら、食欲が無くてもしっかり食べないと良くなりませんよー?」
スプーンと、流動食の入った皿を渡される。
「ぁ、ああ……」
腕が震える。スプーンを掬えない。
上手く口まで運びきれず、胸にベタベタ零れる。
「あー、仕方ないですねー」
そうすると、彼女は困ったように眉を八の字に曲げて、自分から皿とスプーンを取り上げる。
そのまま流動食を口に含むと、まるで鳥の親が雛に餌を与える時のように。
口から口へと、強引に流し込んでくる。
「……ぷはっ、まだまだありますからねー。おかわりしますー?」
いつもいつも、こうやって。
排泄の世話すら、嫌な顔一つせず。
まるで、自分がいないと生きていけないと、刷り込ませるように。
「早く良くなりますように。私も応援してますからー」
それが、いつになるかは分からない。
だけど、例え俺が外に出られる日が来るとしても。
この人は、いつまでも側にいるような気がした。
【献身】
荒川さんのナース服は完全に趣味でやってそうなイメージ
小ネタ安価下3でー
小ネタ安価下3でー
「あ、モモ! ちょっと待ってくれー」
廊下で後輩の『匂い』を嗅ぎ取り、ふと用事があったことを思い出してすれ違った後輩の袖を掴んだ智美だが。
「はい?」
「アレ?」
振り向いた人物は桃子ではなく、鶴賀麻雀部唯一の男子部員だった。
互いに目が点になり、智美は京太郎から手を離すとバツが悪そうに頰をかいた。
「あれー? おかしいなー」
「それはこっちの台詞ですよ。何で俺とモモを間違えるんですか」
「何でって……匂い?」
「はぁ……」
袖の辺りをクンクンと嗅いでも、京太郎には智美の言う『匂い』は理解出来なかった。
そんな京太郎に、智美が直に匂いを嗅ごうと顔を近付けるが――
「いづっ!?」
「どうしました!?」
背後から思いっきり髪を引っ張られたような強烈な痛みを感じて後退る。
キョロキョロと辺りを見渡してもいるのは京太郎だけだ。
「むー? 気のせいか? まぁ、後でモモを見付けたらよろしく言っておいてなー?」
「あぁ……はい、分かりました」
◆
「きょーうさんっ」
「わっ!? 驚かすなよ、全く……ああ、さっき先輩が呼んでたぞ」
「いいっすよ別に。多分大したことないし」
廊下で後輩の『匂い』を嗅ぎ取り、ふと用事があったことを思い出してすれ違った後輩の袖を掴んだ智美だが。
「はい?」
「アレ?」
振り向いた人物は桃子ではなく、鶴賀麻雀部唯一の男子部員だった。
互いに目が点になり、智美は京太郎から手を離すとバツが悪そうに頰をかいた。
「あれー? おかしいなー」
「それはこっちの台詞ですよ。何で俺とモモを間違えるんですか」
「何でって……匂い?」
「はぁ……」
袖の辺りをクンクンと嗅いでも、京太郎には智美の言う『匂い』は理解出来なかった。
そんな京太郎に、智美が直に匂いを嗅ごうと顔を近付けるが――
「いづっ!?」
「どうしました!?」
背後から思いっきり髪を引っ張られたような強烈な痛みを感じて後退る。
キョロキョロと辺りを見渡してもいるのは京太郎だけだ。
「むー? 気のせいか? まぁ、後でモモを見付けたらよろしく言っておいてなー?」
「あぁ……はい、分かりました」
◆
「きょーうさんっ」
「わっ!? 驚かすなよ、全く……ああ、さっき先輩が呼んでたぞ」
「いいっすよ別に。多分大したことないし」
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