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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」照「ずっとずっと、愛してる」
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「へぇー。お前にも扱える携帯があったんだな。あ、らくらくフォンってやつか?」
『違いますー。ちゃんとした最新機種ですー』
「なんか心配だな。詐欺とか大丈夫か?」
『馬鹿にしないでよ。部長だって色々教えてくれるんだから』
久しぶりの気安いやり取りが京太郎の心を軽くする。
今のクラスメイトとも大分打ち解けてはいるが、やはり彼女との会話は別だ。
「ん? 部長?」
『うん。私、部活に入ったんだよ』
「へぇー、帰宅部かと思ってた」
『ふふ……何だと思う?』
「んー……文芸部」
『違いますー……正解は、麻雀部でした!』
「ほー。これまた意外な」
『こっちでも色々あって。京ちゃんも麻雀部だったよね?』
「そうだけど」
正直、意外だ。
京太郎からしてみれば咲は鈍臭いイメージが強く、麻雀でもチョンボしてる姿が浮かぶのだが。
「……まぁ、もしかしたら。全国大会で会ったりしてな」
『えー? 京ちゃんが?』
「へへ、舐めんなよ。これでも先輩に色々と特別指導受けてんだよ」
『……それって、手紙にあったあの先輩たちのこと?』
「ああ、そうだけど」
『ふーん……』
「な、何だよ?」
『べーつーに? 何とも思ってないですけど?』
嘘だ。明らかに拗ねている。こうなった咲は非常に面倒くさい。
前までなら頭をグリグリ撫でたりして無理矢理誤魔化すのだが、生憎とコレは電話である。時間がかかりそうだ。
「はぁ……」
『何、その溜息』
京太郎は、今晩の大半を咲のご機嫌取りに費やすことになった。
『違いますー。ちゃんとした最新機種ですー』
「なんか心配だな。詐欺とか大丈夫か?」
『馬鹿にしないでよ。部長だって色々教えてくれるんだから』
久しぶりの気安いやり取りが京太郎の心を軽くする。
今のクラスメイトとも大分打ち解けてはいるが、やはり彼女との会話は別だ。
「ん? 部長?」
『うん。私、部活に入ったんだよ』
「へぇー、帰宅部かと思ってた」
『ふふ……何だと思う?』
「んー……文芸部」
『違いますー……正解は、麻雀部でした!』
「ほー。これまた意外な」
『こっちでも色々あって。京ちゃんも麻雀部だったよね?』
「そうだけど」
正直、意外だ。
京太郎からしてみれば咲は鈍臭いイメージが強く、麻雀でもチョンボしてる姿が浮かぶのだが。
「……まぁ、もしかしたら。全国大会で会ったりしてな」
『えー? 京ちゃんが?』
「へへ、舐めんなよ。これでも先輩に色々と特別指導受けてんだよ」
『……それって、手紙にあったあの先輩たちのこと?』
「ああ、そうだけど」
『ふーん……』
「な、何だよ?」
『べーつーに? 何とも思ってないですけど?』
嘘だ。明らかに拗ねている。こうなった咲は非常に面倒くさい。
前までなら頭をグリグリ撫でたりして無理矢理誤魔化すのだが、生憎とコレは電話である。時間がかかりそうだ。
「はぁ……」
『何、その溜息』
京太郎は、今晩の大半を咲のご機嫌取りに費やすことになった。
翌日の放課後。
「ふあ……」
大きな欠伸をしながら部活に向かう。
深夜までの長電話は何気に始めての経験だった。
今頃は咲も同じ様に目の下にクマを作っているに違いない。
「ん……」
大きく背伸びをする。
昨夜の咲との通話のおかげで体は重いが心は軽い。
今なら、哩や姫子ともちゃんと向き合える気がする。
「……よし!」
部室のドアの前で頬を叩いて気合を入れる。
京太郎は、勢い良く戸を開き――
「……え? 部長も鶴田先輩も、今日は休みなんですか?」
――盛大に、肩透かしを食らった。
「ふあ……」
大きな欠伸をしながら部活に向かう。
深夜までの長電話は何気に始めての経験だった。
今頃は咲も同じ様に目の下にクマを作っているに違いない。
「ん……」
大きく背伸びをする。
昨夜の咲との通話のおかげで体は重いが心は軽い。
今なら、哩や姫子ともちゃんと向き合える気がする。
「……よし!」
部室のドアの前で頬を叩いて気合を入れる。
京太郎は、勢い良く戸を開き――
「……え? 部長も鶴田先輩も、今日は休みなんですか?」
――盛大に、肩透かしを食らった。
次の日は、哩は登校したが姫子が休んだ。
その次の日は、姫子が登校したが哩が休んだ。
更にその次の日は、二人とも学校を休んだ。
次の日も、その次の日も、一週間経っても。
そして、暫く二人の姿を見ないまま日付が過ぎていった。
その次の日は、姫子が登校したが哩が休んだ。
更にその次の日は、二人とも学校を休んだ。
次の日も、その次の日も、一週間経っても。
そして、暫く二人の姿を見ないまま日付が過ぎていった。
――ピンポーン。
「ん、宅配か?」
両親が共にいない日。
そろそろ夕食の準備をするか、という時間帯に来客を告げるインターホンの音。
「はいはー……い?」
「きょーたろっ」
「えへ、来ちゃった」
ドアを開けた先には。
暫く部活に顔を出していなかった、哩と姫子が立っていた。
「えっと……」
どうして、ここに?
その問いをする前に、姫子が飛びかかってきた。
「うわっ」
「んー……♪ やっぱり、この匂い……よか♪」
腕を回してしがみ付く姫子はちょっとやそっとの力では引き離せそうにない。
かと言って、本気で突き飛ばせば怪我をさせてしまうかもしれない。
どうにかしてくれと哩に視線を向けると、申し訳なさそうに両手を合わせられた。
「話があっけん、上げてくるっばいね?」
とりあえずは、この状況をどうにかしないといけない。
京太郎は、姫子に抱きつかれたままコクコクと頷いた。
「ん、宅配か?」
両親が共にいない日。
そろそろ夕食の準備をするか、という時間帯に来客を告げるインターホンの音。
「はいはー……い?」
「きょーたろっ」
「えへ、来ちゃった」
ドアを開けた先には。
暫く部活に顔を出していなかった、哩と姫子が立っていた。
「えっと……」
どうして、ここに?
その問いをする前に、姫子が飛びかかってきた。
「うわっ」
「んー……♪ やっぱり、この匂い……よか♪」
腕を回してしがみ付く姫子はちょっとやそっとの力では引き離せそうにない。
かと言って、本気で突き飛ばせば怪我をさせてしまうかもしれない。
どうにかしてくれと哩に視線を向けると、申し訳なさそうに両手を合わせられた。
「話があっけん、上げてくるっばいね?」
とりあえずは、この状況をどうにかしないといけない。
京太郎は、姫子に抱きつかれたままコクコクと頷いた。
二人が休んでた溜めが怖いww
わざわざ最初は交代交代休んだ事が書かれてるし
それはそれとして末原恭子ヒロインの京太郎教師if
部の皆は監督代行含め応援ってのが甘酸っぱい感じがしていいですなぁ
わざわざ最初は交代交代休んだ事が書かれてるし
それはそれとして末原恭子ヒロインの京太郎教師if
部の皆は監督代行含め応援ってのが甘酸っぱい感じがしていいですなぁ
哩と姫子を自室に案内し、小さな机を挟んで向かいあう。
哩に窘められて口を閉じているものの、こちらに視線を向けてウズウズしている姫子の姿は『待て』を命じられた子犬を連想させた。
「私らは京太郎に自分の気持ちを押し付けよった」
「……」
「すまん、迷惑かけた」
「いえ……そんな」
深く頭を下げる姫子と哩だが、二人にそんなことをさせる権利は自分にはない。
美人である二人に言い寄られて満更でもない気分になっていた自分がいたのは事実だし、無神経な突き放し方は姫子を傷付けた。
最初にハッキリ言えばこのように引き摺ることもなかった筈だ。
「姫子」
「はいっ!」
哩が顎で差し、姫子が立ち上がって京太郎の隣に座る。
何をするのかと疑問符を頭上に浮かべた京太郎だが――
「んっ♪」
「んぐっ!?」
直後に、姫子に深く口付けをされる。
抵抗する間もなく姫子の舌が口内に入って来る。
何かの塊が姫子の口から押し込まれ、京太郎の喉を通っていく。
「そいけん――京太郎にも、私らと同じ気持ちになってもらうことにした」
哩の言葉は、耳に入らない。
ただ、自分が姫子に襲われているということだけ、理解できた。
哩に窘められて口を閉じているものの、こちらに視線を向けてウズウズしている姫子の姿は『待て』を命じられた子犬を連想させた。
「私らは京太郎に自分の気持ちを押し付けよった」
「……」
「すまん、迷惑かけた」
「いえ……そんな」
深く頭を下げる姫子と哩だが、二人にそんなことをさせる権利は自分にはない。
美人である二人に言い寄られて満更でもない気分になっていた自分がいたのは事実だし、無神経な突き放し方は姫子を傷付けた。
最初にハッキリ言えばこのように引き摺ることもなかった筈だ。
「姫子」
「はいっ!」
哩が顎で差し、姫子が立ち上がって京太郎の隣に座る。
何をするのかと疑問符を頭上に浮かべた京太郎だが――
「んっ♪」
「んぐっ!?」
直後に、姫子に深く口付けをされる。
抵抗する間もなく姫子の舌が口内に入って来る。
何かの塊が姫子の口から押し込まれ、京太郎の喉を通っていく。
「そいけん――京太郎にも、私らと同じ気持ちになってもらうことにした」
哩の言葉は、耳に入らない。
ただ、自分が姫子に襲われているということだけ、理解できた。
姫子の統制を取っている姿が怖いよ
けどやっぱ二人とも美人だし、京太郎満更でもなかったのね
しかし、襲われた上で
>「そいけん――京太郎にも、私らと同じ気持ちになってもらうことにした」
か、何かの塊のこともあるし、ヤりたい盛りの男子高校生な京太郎はどうなってしまうやら
けどやっぱ二人とも美人だし、京太郎満更でもなかったのね
しかし、襲われた上で
>「そいけん――京太郎にも、私らと同じ気持ちになってもらうことにした」
か、何かの塊のこともあるし、ヤりたい盛りの男子高校生な京太郎はどうなってしまうやら
「あっ……」
「あはっ♪」
鎖に縛られる手足。
とっくのとうに慣れた筈の感覚。
いつもと違うのは、自分にしか見えない筈の鎖が姫子も一緒に縛っているということと。
「恐がらんでよか。どうせ、すぐに気持ち良くなるばい」
繋がれた鎖の先に、女の人が立っているということ。
「ああ……」
きっと、こうなるのは。
自分が、この鎖の存在を感じたその日から、決まっていたのだ。
「ふふ……おねーさんが全部まとめて貰ったげるけんね♪」
先輩のことも、幼馴染のことも、何もかもを忘れて。
京太郎は、体の奥から突き上げて来た衝動に身を委ねた。
「あはっ♪」
鎖に縛られる手足。
とっくのとうに慣れた筈の感覚。
いつもと違うのは、自分にしか見えない筈の鎖が姫子も一緒に縛っているということと。
「恐がらんでよか。どうせ、すぐに気持ち良くなるばい」
繋がれた鎖の先に、女の人が立っているということ。
「ああ……」
きっと、こうなるのは。
自分が、この鎖の存在を感じたその日から、決まっていたのだ。
「ふふ……おねーさんが全部まとめて貰ったげるけんね♪」
先輩のことも、幼馴染のことも、何もかもを忘れて。
京太郎は、体の奥から突き上げて来た衝動に身を委ねた。
人間も動物だもんね若いオスが繁殖したがるのは仕方ない
地の文の忘れてしまった、つまり気にしてた先輩はこの二人じゃなくて案外煌のことだったりしてww
地の文の忘れてしまった、つまり気にしてた先輩はこの二人じゃなくて案外煌のことだったりしてww
「 」
人の気持ちなんか知らないで。
「 」
ズケズケと入って来て。
「 」
放って置けばいいのに。
「 」
それはこっちの台詞なのに。
「 」
何故か、いつも隣にいて。
「 」
世話を焼いてきて。
「 」
それが、当たり前になっていた。
そんな男の子が、一人いる。
人の気持ちなんか知らないで。
「 」
ズケズケと入って来て。
「 」
放って置けばいいのに。
「 」
それはこっちの台詞なのに。
「 」
何故か、いつも隣にいて。
「 」
世話を焼いてきて。
「 」
それが、当たり前になっていた。
そんな男の子が、一人いる。
その子は、九州に引っ越しちゃったけど。
手紙や、電話での会話は途絶えなくて。
離れていても、繋がってるんだって。
そう、思ってた。
なのに。
どうして。
どうして、そんな顔をしているの?
どうして、私のことを忘れちゃったの――?
手紙や、電話での会話は途絶えなくて。
離れていても、繋がってるんだって。
そう、思ってた。
なのに。
どうして。
どうして、そんな顔をしているの?
どうして、私のことを忘れちゃったの――?
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