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    元スレモバP「さて、他のプロダクションのアイドルをスカウトするか」

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    251 :


    ――――

    橘P「いいかありす。今日重要な営業だ。プレッシャーをかけるわけじゃないけど、頑張ろうな」

    ありす「はい。わかってます」

    橘P「それと……昨日の練習したダンスなんだが」

    ありす「?」

    橘P「一ヶ所、ちょっと振りを変えようと思う」

    ありす「え!?」

    橘P「いや、変えたほうが向こうにも印象的になる振り付けだ。Bパートのステップを変えるから。まぁ応用みたいなもんだよ。あとで軽く教えるからさ」

    ありす「そんな……そんな急に言われても……」

    橘P「ありすなら、きっと出来るさ」

    ありす (お、応用なんて……けど、やらなきゃ……失敗するわけにはいかない……)

    ありす (ぅぅ……)

    252 = 249 :

    私にいい考えがある

    253 = 1 :


    ――――

    TV局P「いつもお世話になってます」

    橘P「いえいえ、こちらがお世話になってばかりで……」

    TV局P「はは……橘ありすちゃん、今日はよろしくね」

    ありす (どうしよう……まだ完全に覚えてない……)

    橘P「あ、ありすっ! 挨拶!」

    ありす「あっ、すみませんっよろしくお願いしますっ」アセ

    TV局P「うん。じゃあさっそく踊ってもらおうかな」

    橘P「はい。では曲の準備を……」カチャ

    ありす (どうしよう……どうしようっ……)

    ~♪

    ありす (っいけない……集中しなきゃ……)

    254 = 1 :


    ~♪

    ありす「っ……ふっ……」スッ

    ありす (ここまでは大丈夫……)

    橘P「……よし……」

    TV局P「おぉ……」

    ~♪

    ありす (Bパート……ここでくるっ…… )

    ありす「はあっ……ふっ」タンタン

    ~♪

    ありす (――!! ここでっ!) バッ

    ありす「あっ……!」ヨロッ

    バタッ

    255 = 1 :


    橘P「ぁっ!!」

    TV局P「……」

    橘P「っ……す、すみません!! すみませんっ!」

    TV局P「本番に弱いタイプか……うーん……はい。ここまでで結構ですよ」

    橘P「いやっもう一度最初から! お願いしますっ」

    TV局P「いえ、結構ですから」

    橘P「そんな! ……くっ」

    ありす「はっ……はぁぁ……」ガク

    ありす (転んじゃった……足……つまずいて)

    ありす (っ……)

    256 = 1 :


    ブロロロロ……

    橘P「……」

    ありす「……」

    橘P「営業、駄目だったな」

    ありす「……」

    橘P「向こうも、使うかは電話でよこすっていってたけど……まず断られるよな」

    ありす「……」

    橘P「っ!! おい、ありす! 聞いてるのか!」

    ありす「っ……聞いてますから……」

    橘P「あまり責めたくないけどさ……お前言われたことはちゃんとやるって言ったよな」

    ありす「それは……」

    橘P「こんな肝心なところで……ホント頼むぞお前……!」

    ありす「っ!!」

    257 = 249 :

    今のはまずかったよ

    258 = 1 :


    ありす「勝手すぎます!」

    ありす「私は、最初から急な振り付けの自信なんてなかったんです!」

    ありす「貴方が余計なこと付け加えるからっ! 失敗しちゃったんです!!」ウル

    橘P「はあ? 俺のせいかよ……俺は向こうに少しでも印象を残せることを考えただけだ」

    橘P「プロデューサーってのはこういう臨機応変さが必要なんだよっ! それに一生懸命従うのがアイドルだろ!!」

    ありす「っ……最低です」ウル

    ありす「……第一……一昨日ライブのあとに、またすぐにダンスなんてキツいんです! できっこないんです!そんなことも気づけないなんて、プロデューサーやる資格ないですよっ」

    橘P「っ……いい加減にしろ!! もういい、事務所ついたら頭冷やしとけ!」

    ありす「自分に都合が悪いと逃げるんですかっ どうなんですかっ!」

    橘P「いいから黙ってろ!」

    ありす「もういいですっ……はぁ……はぁっ」ウルウル

    259 = 250 :

    これはもう終了ですわ

    260 :

    やはりここのPは正しい事やってますわ
    カウンセリングですわ

    261 :

    虐げられるアイドルを救うプロデューサーの鏡

    262 :

    好感度≒Pの能力っぽい

    263 = 1 :


    ――――

    ガチャ

    ありす「……」トボ

    「おお、おかえりありす」カタカタ

    「ん……橘Pさんは?」

    ありす「……そのまま、レッスンスタジオ行きました」

    「そうか……ありす」

    ありす「……?」

    「ちょっとおいで」

    ありす「なんですか……」テクテク

    「なんかあったろ? 話してごらん」ナデ

    ありす「っ!! プロデューサーっ」ダキ

    「おおっ、どうしたんだありすっ」ギュウ

    ありす「私、私……失敗しちゃった……」

    「……」ナデ

    ありす「振り付け、間違っちゃった……転んじゃって……営業駄目でっ……もうどうしたらいいか……」グス

    「なんだ、そんなことか」ナデ

    ありす「ふぇっ……」

    264 :

    このPがどうして好感度67になれたのか不思議なレベル

    265 = 1 :


    「そんなことより、転んだって……怪我はないのか?」サス

    ありす「け、怪我は大丈夫ですけど」

    「そうか、ならよかった」

    ありす「そ、それより……失敗、そんなことってどういう……」

    「失敗しないアイドルなんて、絶対いないじゃないか」ナデ

    ありす「っ……」

    「失敗しても、次に繋げればいい。そうやって成長してくのが大切なんだよ」ナデ

    ありす「成長……ですか?」

    「そう。ほらっありす」ギュ

    ありす「ひゃっ……だっこなんて……」

    「嫌か? 」

    ありす「……ちょっとだけ安心するので、このままで……」ギュウウ

    266 = 1 :


    「よしよし……」

    ありす「温かい……」

    「失敗したっていいんだよ。そういうときこそ、俺たちプロデューサーが助けてあげる時なんだから」ナデ

    ありす「プロデューサー…………もっと、頼ってもいいんですか?」

    「勿論。どんどん使ってくれよ」

    ありす「ぐすっ……プロデューサーぁ……」ギュウウ

    「よしよし、大丈夫大丈夫」ユサユサ

    ありす「あり、がとうございますっ……すんっ……うわああん……」

    267 = 1 :


    「落ち着いたか?」ナデナデ

    ありす「はいっ……お見苦しいとこをお見せしました」

    「そんなことないさ」

    ありす「あのっプロデューサー……」

    「うん?」

    ありす「プロデューサーは、研修期間が終わったらいなくなっちゃうんですよね」

    「……まあそうだな」

    ありす「私……プロデューサーにプロデュースしてもらいたいです……」

    「ありす……」

    ありす「ここじゃあ私、楽しくないですし……あの……」

    「そうか、じゃあ――」

    「俺のプロダクションに来るか?」

    ありす「っ……はいっ!」

    ありす「……プロデューサー……ありがとうございます……」ギュウ

    ありす (この人は……私の支えになってくれる……)

    ありす (この気持ちは……お父さんにとかじゃなくて……)

    268 = 260 :

    今回も修羅場エンドだな、わかるわ

    269 :

    そのうちでいいからスカウトしたアイドル達(前作含む)との絡みがみたい
    特に先輩のその後が気になる

    270 :

    続き来てたのか
    展開としては温いがしゃあない
    ガチでNTRやったら寧ろそっちの方が苦情くるよな……

    271 :

    >>270
    苦情ぐらいなら別にいいんじゃね?
    問題は問答無用の荒しが湧くことだし
    ソーラン節とかなかなか強烈だけどなww

    272 :

    苦情を言われる理由はないよな
    一応そういう趣旨だし

    273 = 249 :

    やったぜ

    274 :

    今回はカウンセラーいうより橘P無能言う感じやな

    275 :

    自分がプロデュースしてるのも人、それもふた周り以上小さい子供だって忘れてるようじゃいかんですわ

    276 :

    唯一、有能なのは元蘭子Pだな
    翻訳が出来ないにもかかわらず、蘭子をシンデレラガールの座まで押し上げた
    しかも「蘭子がさらに輝けるなら」と移籍を蘭子Pの方から依頼してきたし…Pの鑑ですわ

    277 :

    彼はいいプロデューサーだったよ

    278 :

    奈緒、泰葉P

    279 :

    あの人も並よりは能力あったんじゃ…
    ただ少しだけ人間を見ることができなかったけど

    280 :

    まあ多少問題があっても、時間が経てば雨降って地固まる的に信頼関係築けてただろうしな

    281 = 271 :

    そのための「 ※胸糞注意 」ですし

    ゲームでPやアイドルが行ったり来たりするのと同じという意見もあるけど
    「貸したアイドルをパクられた」「傭兵に来たPがフロント盗んで行った」ってことだし
    フリトレ的なものを通してない以上、本来はどうしようもなく酷い話よ

    282 :


    ――――

    ありす「私、このプロダクション辞めたいので、手続きお願いします」

    橘P「え……? あ、ありす。あの時のことは俺も悪かったよ……大事な会社だったんだ。だからついカッとして……」

    橘P「だから、辞めないでくれ……」

    ありす「そんなの理由になりません。大人げないって言葉がピッタリです」

    橘P「本当にすまない……もう一度、一緒に頑張ろう?」

    橘P「悪かった、ありす……」ペコ

    ありす「……あの、一つだけいいですか」

    橘P「っなんだ? ありす」パァァ

    ありす「お願いです。名前で呼ぶの、やめてもらえますか」

    橘P「」

    283 :

    橘P、無能

    284 :

    その台詞はナイフ過ぎる……

    286 :

    いつものツンデレではない、これは明確な拒絶……!

    287 :

    担当してたならこの言葉の重みもわかるだろうな

    288 :

    やめろありす、その言葉は俺に効く
    やめてくれ

    289 :

    >>288
    でも、気持ちいいんでしょう?

    290 :

    名前を呼ばれるのを嫌がられてた時点で勝ち目はないんだよなぁ……悲しいなぁ

    291 :

    >>288
    ありすと呼ばないでください

    292 :

    おいお前、彼女の名前を言ってみろ!
    ・橘かりす
    ・橘くりす
    ・橘ありす

    293 :

    橘あかすり

    295 :

    橘いちご

    296 = 1 :


    ――――

    「――ということで、今日からうちのプロダクションに所属する……」

    ありす「橘ありすです。橘と呼んでください。よろしくお願いします」ペコ

    ちひろ「小さい子は千枝ちゃんしかいませんでしたから、新鮮ですね!」

    雪歩「おかえりなさいプロデューサー! 橘ちゃんも、よろしくね」

    早苗「よろしくね。ありすちゃん」

    ありす「橘です」キッ

    早苗「た、橘ちゃん。よろしくね……」

    早苗 (今時の子ってこんな感じなのかしら……)

    「ほら、これから皆で頑張るんだ。名前で呼んでもいいだろう?」

    ありす「でも……」

    「みんないい人だぞ。それに、いい名前じゃないか。ありす」ポン

    ありす「ま、まあ……プロデューサーが言うなら……」カァ

    早苗「あやまぁ……これは……」

    297 = 1 :


    ありす「Pさん……」ボソッ

    「んっ? Pさんて……」

    ありす「私、Pさんに会えてよかったです。頑張りますので、プロデュース、よろしくお願いします」

    「あぁ、勿論だとも」 ナデ

    ありす「えへへ……」

    ありす「……もうちょっとだけ、待っててくださいね。Pさん?」

    「なにをだ?」

    ありす「いえ、それはまだ秘密ですっ」

    ありす「……♪」

    298 = 1 :


    ――――

    橘ありす 編 終了

    299 = 1 :


    「橘ありすが所属してくれた」

    「うちのプロダクションも、年齢のバランスが良くなってきたな」

    「それに、ありすは千枝や、歳は離れるが泰葉ともうまくやってるみたいだ」

    「うん、安心安心。さて……」

    「↓3 ってアイドルが気になるな……」

    ↓3 アイドル指定
    コンマ以下の値が現プロデューサーとの好感度

    300 :

    奈緒


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