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    元スレちひろ「プロデューサーさんの父性で事務所がヤバイ」

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    101 = 89 :


    ちひろ「なるほど。でも違うんです。みんな言ってるんですよ、プロデューサーさんはそういう目で見てくれないって」

    モバP「そういう目……とは?」

    ちひろ「性的な目で、ということです。あの子達は異性からの視線に敏感ですからね。わかってしまうみたいなんですよ」

    モバP「あたりまえです……自分の娘に、そういう目を向ける親なんて、いません……」

    ちひろ「娘……? どういうことです?」

    モバP「彼女達は……自分にとって、娘みたいなものです。俺がスカウトして、一から育てていって……失敗も、成功もあって、どんどん成長していく……」

    モバP「それを見守るのが、何よりの喜びなんです。彼女達は……自慢の娘です。手を出すなんて、ありえません……」

    102 = 89 :


    ちひろ「な、なるほど、そういうことですか。これは、アイドルには聞かせられませんね……」

    モバP「……うう」クラクラ

    ちひろ「でもですね。貴方が溢れんばかりの愛情を注いだ結果、彼女達はいま爆発寸前なんですよ」

    ちひろ「わかりますか? プロデューサーさんの父性で事務所がヤバイんです」

    モバP「ど……どういうことです?」

    ちひろ「いくらプロデューサーさんが我が娘のように見ていても、アイドルは貴方を親として見てはくれないってことです」

    ちひろ「つまりですね、貴方のかわいい娘達は、貴方をそういう目で見てます」

    モバP「……」

    ちひろ「プロデューサーさん?」

    103 = 89 :


    モバP「やっぱり……そうですか……」

    ちひろ「もしかして、気がついていたんですか?」

    モバP「あの娘たちを、一番近くで、見てきましたから……。だからこそ、一線を越えさせないように、誤魔化してきましたが……」

    ちひろ「その誤魔化しも、いつまでも効きませんよ? 彼女達、もう抑えるつもりも無いようです。プロデューサーさんの居ない事務所、修羅場ですもん……」

    モバP「どんな様子、なんですか?」

    ちひろ「知らないほうが良いです。うう、思い出しただけで、胃がキリキリしてきました……」

    モバP「……す、すみません……」

    104 = 89 :


    モバP「でも……大丈夫です。時間が、解決してくれます……」

    ちひろ「貴方は、あの光景を見てないからそう楽観できるんですよ!」

    モバP「たとえ、傷つけることになろうとも……俺は彼女達を、トップアイドルにします……」

    モバP「そうすれば……きっと、わかってくれます……。一時的な感情に流されるより……俺の判断が、正しかったと……」

    ちひろ「プロデューサーさんは女心をまったく判っていませんね。彼女達は納得しませんよ、そんなことで」

    モバP「いいんです……今は、判らずとも……いつか…………」

    105 = 89 :


    モバP「……いつかは……きっと…………」フラフラ

    ちひろ「あれ、プロデューサーさん。もしもし?」

    モバP「きっと……わかってくれます……」

    モバP「そう、信じてます……あの娘達は…………良い娘…………ですから、ね……」パタリ



    ちひろ「……寝ちゃいましたね……」

    ちひろ「本音を引き出そうとして、飲ませ過ぎちゃいましたか。まだ聞きたいことがあったんですけど……」

    モバP「zzzzz」

    106 = 89 :


    ちひろ「はあ、どうしましょう……」

    ちひろ「この様子じゃ、プロデューサーさん、近いうちアイドルに襲われちゃいます」

    ちひろ「そうなったら、貴方のことですから責任とって辞職しちゃうんでしょうね。それでは事務所崩壊は免れません……」

    ちひろ「でも」

    107 = 89 :


    ちひろ「もしプロデューサーさんに一般人の彼女さんが居るなら、矛の収めどころもあると思うんですよ」

    ちひろ「そう思いませんか?」

    ちひろ「―――って私は聞きたかったんですけど」




    モバP「zzzzz」

    ちひろ「聞こえてますか、プロデューサーさん」チョンチョン

    モバP「zzzzz」

    ちひろ「……仕方ありませんね」







    ちひろ「店員さーん、お会計お願いしまーす!」




    FIN

    108 :

    やっぱりちひろさんは天使(ガチャガチャ)

    109 = 89 :


    くぅ~

    110 :


    ギスギスした事務所を書いてもいいのよチラッ

    111 :

    こういうガード超硬の大人すき
    まあ後に爆弾控えてっけど

    112 :

    プロデューサーの鑑だな

    113 :


    おまけ


    分岐①

    モバP「ちひろさん。そもそも仕事に忙殺されて、一般人の彼女を見つける時間も、一緒に過ごす時間もありませんよ」

    ちひろ「ええ、知ってます。プロデューサーさんの仕事ぶりは、ずっと見てきましたから」

    モバP「やはり、一人ひとり、辛抱強く説いていくしかありませんね」

    ちひろ「でも、多忙なプロデューサーさんと時間を共有できる一般人って、心当たりはありませんか……?」

    モバP「……?」



    →修羅場END




    分岐②

    モバP「ちひろさん。そもそも仕事に忙殺されて、一般人の彼女を見つける時間も、一緒に過ごす時間もありませんよ」

    ちひろ「ええ、知ってます。プロデューサーさんの仕事ぶりは、ずっと見てきましたから」

    モバP「やはり、一人ひとり、辛抱強く説いていくしかありませんね」

    ちひろ「でも、多忙なプロデューサーさんと時間を共有できる一般人って、心当たりはありませんか……?」

    モバP「……!」



    →刃傷沙汰END

    114 = 113 :

    id変わってる。

    読了ありがとうございました。

    116 :


    楽しかったよー

    117 :

    乙!
    一般人の彼女…トレーナーさんですね
    向こうも脈アリなのでいけるいける

    118 :

    で、Pが居ない時の事務所の話はまだか

    119 :

    乙!これは素晴らしいものだ

    120 :

    いいssだった、かけ値なしに


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