元スレマミ「もう何も怖く……」ほむら「勇気とは怖さを知ること!」
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501 = 405 :
ほむら「……まだあと二つ、相談したいことが……」
マミ「どうしたの? 改まっちゃって」
さやか「二つでも三つでも四つでも! 何でも言いたまえ」
ほむら「あの……私、実はたくさんの魔法少女に波紋を教えたいんです」
まどか「へ?」
杏子「……? どういうことだよおい」
ほむら「あ、もちろんみんなにあらかた教えるのを優先するけど……その……」
ほむら「……『組織』を作りたい。波紋の後継者を育てるために、居場所を失った魔法少女のために」
まどか「そ、組織……?」
杏子「それってつまり……群れを作ろうってことか?」
ほむら「事情は、まあ後々説明します」
ほむら「…………」
502 = 405 :
~~~~~~~~~~
――ワルプルギスの夜を越えた日の夜
QB「僕は君達人間から学んだことがある。それは、人間はすぐに成長するということだ」
QB「僕が君と会った時、自分に自信が持てない、弱さがあった。しかし今は違う。強くなった」
QB「たった一ヶ月で君は、あまりにもね。ほむら」
ほむら「……何か、用?」
ほむら「私はあなたの顔は見たくないんだけど」
QB「そんな冷たい言い方、君には合わないよ」
503 = 405 :
ほむら「……」
QB「話を聞いてよ」
QB「君……波紋の能力は衰退したようだけど、それは一時的なものだろう?」
ほむら「……うん。すぐにでも、戻すつもりだよ」
QB「そうかい。それがいい」
QB「ツェペリという人間は、実に不思議なものだった」
QB「魔女の影響で現れたと考えれば、その魔女はお手柄だったというわけだ」
ほむら「……」
QB「呼吸という生物として当たり前の行為であんなエネルギーが放出されるなんて……」
QB「純粋に僕は驚いた。そこで、物は相談なんだけど……」
504 = 405 :
QB「波紋エネルギー。僕達に研究させてほしい」
ほむら「……へ?」
QB「魔法少女が絶望する感情のエネルギーは膨大で魅力的だけど……」
QB「はっきり言って効率的じゃあないんだ」
QB「感情の研究はまだまだだけど、上の方では『ワルプルギスの夜を倒した力』ということで、波紋に注目する一派ができた」
QB「だから研究させてほしいんだ。僕は君にその交渉をしにきた」
ほむら「……もう、騙されない」
QB「騙すだなんてとんでもない。そもそも僕は最初から騙してなんか……いや、その話はよそう」
QB「これは、契約とかそういう話ではなく、直々の要望なんだ」
505 = 405 :
ほむら「要望?」
QB「まず前置きなんだけど……」
QB「君達やまどかはまだ気付いていないがまどかには特異な能力がある」
ほむら「うん……私は、生き返った。鹿目さんの能力はソウルジェムの復元……」
QB「そう。彼女の願いは魔法少女の蘇生。そして得た能力はソウルジェムの復元……。金属が形状が記憶して元に戻るように」
QB「問題はその復元なんだ」
ほむら「……何が問題なの?」
QB「僕達の目的を理解しているのなら、冷静に考えたらわかるんじゃないかな?」
506 = 405 :
QB「結論から言おう」
QB「理論上、まどかはソウルジェムを『穢れた状態』から穢れる『前の状態』に戻すことができる」
ほむら「……それって」
QB「簡単に言えば、まどかはソウルジェムを『浄化できる』……ということだ」
ほむら「……ッ!」
ほむら「そ、それは……かもしれないという話でなく?」
QB「確定的だね」
ほむら「……だとすれば、あなたにとって都合が悪い。何故それを私に話したの?」
QB「どうせいつかわかることだからね」
507 = 405 :
QB「それでここからが問題なんだ。……そうだね」
QB「普通、グリーシード一個でソウルジェムを二人分浄化できるとしよう」
QB「穢れの程度やその器量によって燃費が違うからね。例えばの話だ。例えばグリーフシード一個でソウルジェム二個」
QB「まどかの能力の場合……まどかがグリーフシードを一つ使ってその魔力を浄化に使うとすれば」
QB「……グリーフシード一個で恐らく六人分のソウルジェムを浄化できてしまう」
ほむら「なっ……!」
QB「魔法少女全員が集団を結成したとすれば……単純に考えて回収能率は1/6になるね」
QB「感情エネルギーの回収率が悪くなる。魔女にならないからね」
508 = 405 :
ほむら「…………」
QB「しかもまどかが成長すればするほど、その能力が強まるほど、その能率は悪くなる」
QB「だったらいっそのこと、新しいエネルギーの研究に手を出してみよう。というのがさっき話した一派の考えの一つだ」
QB「僕は君達と知り合いだから、その一派として研究する命を授かった」
QB「そもそも僕がこの能力を容認させたようなもんだからね。責任がある」
ほむら「…………」
QB「研究させて欲しいんだ。だから要望と言った」
509 = 405 :
ほむら「……私は、唯一の波紋後継者。私がいなければ研究もなにもない」
QB「わかってるよ。だから君にとっていい交換条件を考えている」
QB「僕は新しいエネルギー開発の協力を要請する。そして開発に成功した暁には……」
QB「全ての魔法少女を普通の人間に戻す……というのはどうだろう?」
ほむら「!」
QB「感情より効率的なエネルギーができたら、魔法少女の制度と並行って意向もあったんだけど……」
QB「君の性格から推測するにそういうことを望むと思ってね」
510 = 405 :
QB「死なないために契約した魔法少女は死の運命をねじ曲げたまま。蘇生を望まれれば生き返った者も存命のまま。君達も死ななきゃ生き続ける」
QB「何なら君の病気もおまけに治しとおいてあげたっていい。しつこいようだけど感情を超えるエネルギーができたらね」
ほむら「そんな……随分と都合のいい……怪しいよ」
QB「本来なら失った命が元に戻ること自体都合がいい話じゃないか」
QB「それくらい僕達は今切羽詰まっているという世界なんだよ。まどかの素質があるのは知っていたが、こんな大ごとになるなんて……」
ほむら「……いいよ。キュゥべえ。その話、乗る」
QB「本当かい? ありがとう」
511 = 405 :
ほむら「……え?」
QB「データはたくさんあった方がいいし、今後も魔女や使い魔は普通に現れる。つまりいつ君が死んでも、絶望してもおかしくないままなんだ」
QB「君を死なせないということはできないからね。替えが必要。……当然の欲求だろう?」
ほむら「……私に、教育しろ、と」
QB「そうだよ。波紋使いを育てる組織でも集団でもコミュニティでも作ってほしいんだ。僕もできる範囲でなら協力するよ」
QB「集団を作られては感情エネルギーという視点では困るけど、波紋使いを増やすにはやむを得ない」
QB「魔法少女同士で争うのを嫌っていただろう? Win-Winな希望だと思うんだけどね」
ほむら「……」
512 = 405 :
~~~~~~~~~~~
さやか「あのコミュ障なほむらが……組織を作る……だと?」
ほむら「魔法少女同士で争うのは間違ってます。居場所を失った魔法少女に、帰る場所を提供したいです」
まどか「うん……。うん! そうだよね! みんな一緒なら、楽しそうだし!」
杏子「いやいやいや……片方の面だけで物を言うのはよせ」
杏子「グリーフシードの取り合いになるぜ? 人間トラブルも増えるだろうし」
杏子「あたしみたいな奴、うようよいるんだぜ」
さやか「確かに……グリーフシードって限られた資源感あるもんね」
513 = 405 :
ほむら「……その心配はありません」
杏子「は?」
さやか「どういうこと?」
ほむら「……」チラッ
まどか「……うん?」
ほむら「……」
まどか「?」
まどか「どうかしたの? ほむらちゃん」
ほむら「……ふふ、何でもないよ」
まどか「……?」
514 = 405 :
ほむら「さっき言った通り、みんなに波紋を教えるのを優先するので、組織を作ること自体は追々……後回しです」
杏子「……ま、まあ、ほむらが大丈夫っつーならいいんだけどさ」
杏子「ちゃんと説明はしてもらうぞ」
まどか「魔法少女の組織……波紋の後継者の育成……。どういう事情か気になるなって思ってしまうのでした」
ほむら「しつこいようだけどそれは追々……」
さやか「居場所をなくした魔法少女……か。その辺ちょい重いよね」
杏子「その辺、イメージアップを図る必要があるな。まぁ追々な」
さやか「追々ね」
515 = 405 :
すみません。>>511の頭の文章コピペミスです。脳内変換お願いします
訂正
QB「そこでお願いがあるんだ。早速協力を要請したい」
ほむら「…………」
QB「色んな魔法少女に波紋を使えるようにしてほしいんだ」
ほむら「……え?」
QB「データはたくさんあった方がいいし、今後も魔女や使い魔は普通に現れる。つまりいつ君が死んでも、絶望してもおかしくないままなんだ」
QB「君を死なせないということはできないからね。替えが必要。……当然の欲求だろう?」
ほむら「……私に、教育しろ、と」
QB「そうだよ。波紋使いを育てる組織でも集団でもコミュニティでも作ってほしいんだ。僕もできる範囲でなら協力するよ」
QB「集団を作られては感情エネルギーという視点では困るけど、波紋使いを増やすにはやむを得ない」
QB「魔法少女同士で争うのを嫌っていただろう? Win-Winな希望だと思うんだけどね」
ほむら「……」
516 = 405 :
マミ「パッショーネ!」
まどか「え?」
マミ「……なんてどうかしら? イタリア語で『情熱』という意味よ」
杏子「あ? 何だよいきなり」
マミ「何って組織の名前よ! 相談ってそういうことでしょ?」
さやか「何聞いてたんスかマミさん」
マミ「重要でしょ?」
まどか「パッショーネ……情熱……燃え上がれーって感じでかっこいいです! 流石マミさん」
さやか「なん……だと……?」
517 = 405 :
マミ「あらあら、もうっ、誉めても何も出ませんよ///」
杏子「まどかもそういうタイプだったのか……」
さやか「魔法少女ノート書き溜める子だからねぇ……」
まどか「ほむらちゃん。どう? パッショーネ。わたし、それはとってもイカしてるなって」
ほむら「えーと……」
さやか「あんたは次に『名前もまぁ追々……』と言う」キリッ
ほむら「あの……じ、実は、私も及ばずながら考えてたんです……名前」
マミ「ほほう」
さやか「あれれー?」
518 = 405 :
まどか「ほむらちゃんが考えた名前……かぁ。気になるなー」
さやか「ほむらってそういうの決めるタイプじゃないのに……」
杏子「マミのは色々とアレだけど、これはセンスが問われるぜ。クマちゃん団とか言い出すなよ?」
さやか「クマちゃんって……」
マミ「アレってどういう意味? まあいいわ。暁美さん。あなたの考えた名前って?」
ほむら「……コ」
マミ「ん?」
ほむら「……『コチネーレ』……なんて……どうでしょう」
さやか「え? なに? コマネチ?」
マミ「Coccinelle...『てんとう虫』という意味ね」
杏子「結局イタリア語かよ? ……先輩後輩って感性が似るのかな」
さやか「マミさんイタリア語好きだもんね」
519 = 405 :
まどか「てんとう虫って……あの? 小さいの?」
ほむら「……///」コクッ
マミ「てんとう虫は『太陽の虫』……生命の象徴。だったわね。暁美さん?」
ほむら「ええ、そのとおりです。『てんとう虫』はお天とう様の虫です……幸運を呼ぶんです」
まどか「幸運かぁ……情熱もいいけど、幸運の象徴というのもいいなぁ……」
さやか「まどか……あんた……」
ほむら「それに波紋は……太陽と同じエネルギー……なので、はい……」
ほむら「それも……名前の候補として検討してください」
ほむら(ああ……言っちゃった……は、恥ずかしい……///)
マミ「成る程……敢えて虫とかありふれた物から取って……」ブツブツ
520 = 405 :
ほむら「ま、まあ名前はいいとしてっ」
ほむら「あと一つお願いしたいことがあるんですよ」
マミ「幸運はイタリア語でフォルトゥーナ……同じ幸運なら響きとしてはこっちの方が……」ブツブツ
まどか「幸運と言えば四つ葉のクローバーですよね。どうですかね?」ブツブツ
マミ「なるほど、フォルトゥーナ・フィオーリ……クローバーなら組織のシンボルにしやすいわ……いやでも……」ブツブツ
まどか「そうですね。てんとう虫でも同じことが言えますよね……組織の証にてんとう虫のブローチなんかかわいいと思います」ブツブツ
ほむら「…………」
杏子「聞けよてめーらッ!」
マミ「え、あ! はい!」
まどか「なんでしょうか!」
さやか「続けたまえ」
521 = 405 :
ほむら「えーっと……」
ほむら「じ、実は私、ずっと探していた魔女がいるんです」
まどか「魔女?」
ほむら「その魔女を探して、退治するのを手伝って欲しいのですが」
杏子「魔女を? いつ?」
ほむら「近い内に……」
ほむら「ほら、私……波紋力弱体化しましたし、波紋と爆弾に頼ってたから魔法には自信ないし……時間も止められないし」
ほむら「足引っ張っちゃうに決まってるのに魔女を倒したいっていうのもどうかと思ったんで……」モジモジ
さやか「魔女退治ならいつだってオーケーさ!」
まどか「水くさいよほむらちゃん! みんなでほむらちゃんを支えるって言ったじゃないっ」
マミ「そうよ。暁美さん。私達がその魔女を倒してあげる」
杏子「あんたは遠くで見ているだけでいいぜー」
522 = 405 :
ほむら「あ……も、もちろん私も一応新しい武器とか用意してるんですよ?」
杏子「武器? へーっ。どんなの?」
ほむら「……えーっとマスクの制作と並行して作ったんですが……」ガサゴソ
杏子「ほんと一週間何してたんだ」
ほむら「鋼鉄球のボーガン!」バーン
ほむら「直径五・八センチ重さ五・五キログラムの鋼鉄球! 美樹さんとてまともにくらえば脳が爆裂して吹っ飛ぶであろう威力のボーガン!」
ほむら「まして油を塗れば波紋をこめて発射もできますっ!」
マミ「ワイルドだわぁ」
さやか「さらっとあたしで例えやがった!」
まどか「得意気に解説するほむらちゃんが親に図工の時間に作った物を見せびらかす子どもみたいでかわいい」
杏子「正気か? おいまどか本気で言ってるのか? 脳が爆裂とか言ってるぞ?」
523 = 405 :
ほむら「それと……」スッ
ほむら「特製石鹸液!」バーン
ほむら「これでシャボン玉を作ります!」
まどか「シャボン玉?」
マミ「あらかわいい」
ほむら「波紋を込めることで……触れるとバチンッ! ってスタンガンみたいな衝撃が走る波紋シャボンが……」
杏子「メルヘンの欠片もねぇな」
ほむら「ツェペリさんが使った波紋カッターの応用としてシャボン玉を高速回転させてカッターに……」
マミ「暁美さんはどこへ向かっているのかしら……」
ほむら「それからアメリカンクラッ……」
杏子「もういい」
524 = 405 :
杏子「もういいから。武器の紹介はいいよ。もう」
マミ「何か魔法少女というより波紋メインって感じよね」
ほむら「そ、そうですか?」
まどか「どっちかと言えばほむらちゃんのは『技術(ワザ)』だよね」
ほむら「技術……確かに爆弾メインで戦ってた時期もありますし……」
杏子「はよその魔女の話をしろよ」
ほむら「はい……」
まどか「紹介し足りなくてショボンってなるほむらちゃんかわいい」
さやか「シャボンだけに?」
まどか「…………」
さやか「ごめんなさい」
マミ「探していたってことは、どんなのか知ってるのよね?」
ほむら「はい。私はその魔女を、次元の魔女『ルーシー』……と個人的に名付け呼んでいます」
まどか「ルーシー?」
マミ「次元?」
525 = 405 :
ほむら「あの……並行世界……『パラレルワールド』という物を聞いたことありますか?」
杏子「パラ……何?」
さやか「漫画とかで聞いたことあるけど……」
マミ「パラレルワールドとは、ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界とする……wehiペディアより」
ほむら「数学の樹形図みたいにたくさん世界が分岐している……という考え方」
ほむら「今、私達がこうしている一方で、まだワルプルギスを超えていないという……別の世界が存在するかもしれないという考え方」
ほむら「例えば、波紋みたいな特別な力を誰かが得る世界。私が未だ希望が見出せず試行錯誤を繰り返している世界」
ほむら「ツェペリさんみたいに、異なる世界からの来訪者がいる世界……」
杏子「えーっと? よくわからん」
526 = 405 :
ほむら「ワルプルギスを超えた後……誰かがいない世界。鹿目さんと美樹さんのどっちかあるいは両方が魔法少女になっていない世界」
ほむら「かみじょ……い、色々あるかもしれません」
さやか「恭介の恋愛事情を例えに出そうとして躊躇したな。あたしが恭介と付き合っている世界もあるかもしれないって言いたかったんでしょ」
マミ「美樹さん。元気出して」
さやか「元気ビンビンですけど!」
まどか「今わたし達がこうしているのとは別だけどそっくりな異世界ってことだね!」
ほむら「うん。そしてルーシーが異次元に存在しているツェペリさんの魂をこの次元に呼び寄せたのかな~、と……」
527 :
今思うとその全パラレルワールドと共有できる別の「白い悪魔」はすごすぎたな・・・・・
本編じゃあんまりすごさを出せなかったけど・・・・
528 = 405 :
ほむら「ただ、ツェペリさんの場合は時代が違う。ツェペリさんのいた世界の歴史と私達の歴史とは異なっている」
ほむら「だからパラレルワールドがどうこうの次元を超えた『何か』という可能性もあります。つまり、みんな私の推測でしかないわけです」
まどか「ずっと不思議だった……ツェペリさんが何でキュゥべえが見えてたのか……」
杏子「魔女の影響なら合点がいく」
マミ「結局そのルーシーが本当にツェペリさんを連れてきたのかはわからないのね」
さやか「でも現段階ではそうだとしか考えられないね」
まどか「だねっ」
529 :
白い悪魔と同じ能力のスタンド使いいなかったっけ?
530 = 405 :
ほむら「さて、ルーシーの対策を練りましょう。私、この通り今はダメダメですけど……」
まどか「大丈夫だよ! わたしがほむらちゃんを守ってみせる!」
杏子「ま、わけのわからん武器を使わずともあたしらがいるし、そんな気にする必要もないぜ」
マミ「とは言え油断は禁物よ。ちゃんと役割分担とかを決めておかないと」
さやか「あたし達の戦いはこれからだ!」
531 = 527 :
>>529
大統領は平行世界を作っている気がするけどね。自由自在じゃないけど。
532 = 405 :
――『ルーシー』撃破から三週間。
魔法少女達のその後。
533 = 405 :
まどかは――
微弱な波紋は練れるようになったが、「組織(名称未定)」において主にソウルジェムを浄化する能力で多くの魔法少女を救済している。
浄化の能力とその慈悲深い性格から「まど神様」と呼ばれているが、本人はそのことを知らない。
友達と自分の幸福と無事を祈りながら、楽しい日々を暮らしている。
キュゥべえ(インキュベーター)は――
波紋と感情の研究のため、魔法少女達、特にほむらと積極的に接し、暮らしている。
組織のマスコットを自称し、全国各地の魔法少女を組織に勧誘して回っている。
感情に置き換わる新たなエネルギー。彼女達が存命している間に完成するかどうか、未来のことは誰にもわからない。
ほむらは――
魔法少女の組織を設立した。そこでホムホム先生と呼ばれ、組織の代表代理兼波紋の師となる。
波紋の修行、研究。組織へ入団した魔法少女との対応をしている内に、おどおどした性格が直ったつもりでいる。
最高の友達と、大切な仲間達と共に、幸福な生活をしている。
535 = 405 :
さやかは――
ほむらから波紋を学んでいる。そしてメシアと呼ばれ組織において波紋の師範代となる。
「まど神様」という呼称を組織内に広めてみたりと、基本的にはいつも通りである。
杏子とは勉学と波紋のライバルであり、親友である。
杏子は――
さやかと同じく、ほむらから波紋を学んでいる。そしてロンギヌスと呼ばれ組織において波紋の師範代となる。
宣言通り学校へ通うようになってから、成績は芳しくないがそれなりに楽しく過ごしている。
いつもさやかと行動し「できてるんじゃあないか?」と噂されるくらい仲が良い。
マミは――
街角で大手芸能プロダクションにスカウトされ、アイドルとなった。組織の代表者を掛け持ちしている。
デビューシングルの「恋のティロフィナーレ」は4週間チャートの1位で6百万枚売った。
不思議な少女を歌った希望にあふれる曲だった。また、全国ツアーの合間に魔法少女を探している。
536 = 405 :
バ ァ ――――z____ ン
マミ「もう何も怖く……」ほむら「勇気とは怖さを知ること!」(完)
537 = 405 :
ジョジョ25周年おめでとうの気持ちで一ヶ月くらい、ちまちまと書き続けました。
オリジナル魔女を出すのに少し抵抗はありましたが、案外すんなりと受け入れられててうれピーです。
クロスの割にツェペリさんの絡みが少ない気がするし、尺が長くなって、後半になるにつれて展開が気持ち早く、
ワル夜戦がぶっちゃけ雑だったりミスもあり、お見苦しいとこも多々ありましたが……、書いてて楽しかったです。
ロギンズ師範代とソルベとジェラート的な意味であんこちゃんに死亡フラグが立ってる気がするけど、別にそんなことはないのでご安心を。
みなさまからのレス、大変励みになりました。長々とお付き合いいただき、ディ・モールト グラッツェ!
540 = 527 :
乙
また違うまどかと他の作品のクロスが読みたいぜ!
エルフェンリートとかさ!
541 :
乙!
次回も楽しみにしてますん!
542 = 529 :
乙、三部しか知らなかったけど楽しませてもらった
543 :
乙
次回はカオスそうで楽しみだな。七部期待
545 :
ディモールト・乙!!
珍しいクロスだったけど楽しませてもらった。ホントお疲れ
547 :
メガほむ状態でワルプルギス越えたSSは個人的に初めてだww
ついで言うとメガほむ時代でのクロスも
成長したメガほむがいい感じにお茶目でかわええ
案の定ツェペリさんは導かれたけど感動した。
今にも落ちてきそうな空パロも感動したし……
言いたいことは色々あるが、とにかく俺は>>1に敬意を表す!
548 :
>>546
俺のIDがゴールド・・・だったのにもう変わっちまったな
549 :
>>548
むしろオンドゥ……、いや何でもない
550 :
スゲー面白かったよ!
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