私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ士郎「人の為に頑張ったヤツが絶望しなきゃいけないなんて間違ってる」ほむら「……」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
シオミーベイベー
いえ、なんでもありません
ところで新垣渚って名前、アイドルとかモデルとかでいそうですよね
しれっとHKT48に混ざっててもおかしくない響きです
色々レスを頂いていますが、ハッピーエンドに持ち込む為の私なりの解釈としてご理解してもらえると嬉しいです
それか、このくらいのご都合主義がないと虚淵のバッドエンドに対抗する事が出来ない、そんな私の力不足を恨んでください
それでも、こんなに私のSSを熱心に読んでくれる人が居る事が判ったので、どのレスも本当にありがたい物です
>>751>>756
永久機関なんか出来るわけないでしょうに
>>759
メディアさんの因果量=一国の王女という身分+神様の悪戯+人々による信仰
割と大きいと思います
>>778
あのシーンでさっくりと士郎の背骨を断ち切っていて、サーヴァントとはいえ結構力あるんだなーとか思いました
でもよくよく考えると、原典では実の弟を八つ裂きにしてましたね
>>779
割合が減っただけのような気もしますけどね
まあなくなったらなくなったで寂しくなるので、程々にあるのがいいです
>>781
>>782の考えでした
むしろセイバーの鎧の方が正体がわかりません
宝具などの武装は自由に出したり消したり出来るはずなのに、なんであれだけ魔力でいちいち編む必要があるのか……?
>>805
なんと、ここはいかりのみずうみだったのですか
それはそうと、コイキングをなめちゃいけません
タマゴ技がないから厳選をとっつきやすくて、しかもなかなかに強いのでそれが楽しさに変わります
要するに、コイキングは廃人ロードへ人々を誘う悪魔の魚なのだ
それでは投下します
15日目~残る傷痕
いえ、なんでもありません
ところで新垣渚って名前、アイドルとかモデルとかでいそうですよね
しれっとHKT48に混ざっててもおかしくない響きです
色々レスを頂いていますが、ハッピーエンドに持ち込む為の私なりの解釈としてご理解してもらえると嬉しいです
それか、このくらいのご都合主義がないと虚淵のバッドエンドに対抗する事が出来ない、そんな私の力不足を恨んでください
それでも、こんなに私のSSを熱心に読んでくれる人が居る事が判ったので、どのレスも本当にありがたい物です
>>751>>756
永久機関なんか出来るわけないでしょうに
>>759
メディアさんの因果量=一国の王女という身分+神様の悪戯+人々による信仰
割と大きいと思います
>>778
あのシーンでさっくりと士郎の背骨を断ち切っていて、サーヴァントとはいえ結構力あるんだなーとか思いました
でもよくよく考えると、原典では実の弟を八つ裂きにしてましたね
>>779
割合が減っただけのような気もしますけどね
まあなくなったらなくなったで寂しくなるので、程々にあるのがいいです
>>781
>>782の考えでした
むしろセイバーの鎧の方が正体がわかりません
宝具などの武装は自由に出したり消したり出来るはずなのに、なんであれだけ魔力でいちいち編む必要があるのか……?
>>805
なんと、ここはいかりのみずうみだったのですか
それはそうと、コイキングをなめちゃいけません
タマゴ技がないから厳選をとっつきやすくて、しかもなかなかに強いのでそれが楽しさに変わります
要するに、コイキングは廃人ロードへ人々を誘う悪魔の魚なのだ
それでは投下します
15日目~残る傷痕
ワルプルギスの夜まであと3日
夜が明ける。
結局、3人での必死の治療は徹夜の作業となった。
衛宮さんの背中から無理矢理剣を引き抜き、魔法で止血するだけの簡単の処置。
それくらいの事しか出来なかったのだけど。
「じゃあ、アタシたちは帰るとするよ」
杏子とマミが立ち上がった。
恩も礼儀もあるので、見送りに向かう。
「お大事にね?」
「ええ、感謝するわ」
2人の姿がドアの向こうに消えた。
アパートの狭い一室に残るのは私と衛宮さんだけ。
元々静かだった部屋が、更に静かになる。
「――――」
朝ご飯を食べながら、布団の上で眠る衛宮さんを眺める。
まるでこのまま目を覚ます事がないかのように、その表情は静かで穏やかなもの。
普段はご飯を食べてる時でさえ仏頂面なのに、今だけは子供のような顔をしていた。
それこそ正義の味方という夢を持つのもおかしくないような、無垢で青臭い少年の顔。
かつてそういう人間だったのだと伺わせるこの顔を見れば、
さやかに入れ込んでたのにも納得がいく。
「ほんと、まっすぐなところだけはそっくり」
夜が明ける。
結局、3人での必死の治療は徹夜の作業となった。
衛宮さんの背中から無理矢理剣を引き抜き、魔法で止血するだけの簡単の処置。
それくらいの事しか出来なかったのだけど。
「じゃあ、アタシたちは帰るとするよ」
杏子とマミが立ち上がった。
恩も礼儀もあるので、見送りに向かう。
「お大事にね?」
「ええ、感謝するわ」
2人の姿がドアの向こうに消えた。
アパートの狭い一室に残るのは私と衛宮さんだけ。
元々静かだった部屋が、更に静かになる。
「――――」
朝ご飯を食べながら、布団の上で眠る衛宮さんを眺める。
まるでこのまま目を覚ます事がないかのように、その表情は静かで穏やかなもの。
普段はご飯を食べてる時でさえ仏頂面なのに、今だけは子供のような顔をしていた。
それこそ正義の味方という夢を持つのもおかしくないような、無垢で青臭い少年の顔。
かつてそういう人間だったのだと伺わせるこの顔を見れば、
さやかに入れ込んでたのにも納得がいく。
「ほんと、まっすぐなところだけはそっくり」
一方体の方は、顔とは対称的に大人のそれだ。
脂肪の“し”の字も見当たらないような、鍛え抜かれた肉体。
無数の裂傷にいくつかの銃弾の痕。
まともな生き方をしていれば、一つたりとも負う筈のない物。
でも、それよりも不気味な物がある。
背骨の辺りを中心として全身に点在する、肌の浅黒い部分。
痣ではない。
火傷でもない。
まして日焼けでもない。
病気か呪いか。
何かに蝕まれてるかのように見える歪つなシミ。
そして何よりも白い包帯の下に隠れた傷口だ。
「体は剣で出来ている、か……」
体から剣が生える直前に、衛宮さんが発した言葉。
その言葉の通り、衛宮さんの体は剣で出来ていた。
治癒の為に剣を抜いても、次の瞬間には体内で肉と肉が剣で縫い合わせられていて、
巴さんの魔法さえも効かなかったのだ。
「どんな神経してるのかしらね」
自己再生と言っても、やり方が乱暴にも程がある。
魔術なんて全く知らない二人は腰を抜かしてしまい、魔女だ化け物だの大騒ぎ。
いや、実のところ私もパニックになりかけたのだけど。
それでも、剣に特化した魔術師だと聞いていただけマシだったのだ。
……尤も、ここまで酷いレベルだとは思わなかったわ。
「ねえ、衛宮さん」
名前を呼んでも返事はない。
意識がないのだから当然よね。
「………………」
本当に静かね。
衛宮さんの呼吸も安定してるし、もう私に出来る事なんて何もない。
あとは目覚めるのを待つだけ。
せめてそれまではゆっくりと休んでいて。
「さて、私は病院に行きましょうか」
受付は既に始まってる時刻。
衛宮さんが起きた時に、ちゃんとさやかについて報告しなくちゃいけない。
その為にも、彼女のお見舞いに行こう。
願わくば、いい報告が出来る事を。
脂肪の“し”の字も見当たらないような、鍛え抜かれた肉体。
無数の裂傷にいくつかの銃弾の痕。
まともな生き方をしていれば、一つたりとも負う筈のない物。
でも、それよりも不気味な物がある。
背骨の辺りを中心として全身に点在する、肌の浅黒い部分。
痣ではない。
火傷でもない。
まして日焼けでもない。
病気か呪いか。
何かに蝕まれてるかのように見える歪つなシミ。
そして何よりも白い包帯の下に隠れた傷口だ。
「体は剣で出来ている、か……」
体から剣が生える直前に、衛宮さんが発した言葉。
その言葉の通り、衛宮さんの体は剣で出来ていた。
治癒の為に剣を抜いても、次の瞬間には体内で肉と肉が剣で縫い合わせられていて、
巴さんの魔法さえも効かなかったのだ。
「どんな神経してるのかしらね」
自己再生と言っても、やり方が乱暴にも程がある。
魔術なんて全く知らない二人は腰を抜かしてしまい、魔女だ化け物だの大騒ぎ。
いや、実のところ私もパニックになりかけたのだけど。
それでも、剣に特化した魔術師だと聞いていただけマシだったのだ。
……尤も、ここまで酷いレベルだとは思わなかったわ。
「ねえ、衛宮さん」
名前を呼んでも返事はない。
意識がないのだから当然よね。
「………………」
本当に静かね。
衛宮さんの呼吸も安定してるし、もう私に出来る事なんて何もない。
あとは目覚めるのを待つだけ。
せめてそれまではゆっくりと休んでいて。
「さて、私は病院に行きましょうか」
受付は既に始まってる時刻。
衛宮さんが起きた時に、ちゃんとさやかについて報告しなくちゃいけない。
その為にも、彼女のお見舞いに行こう。
願わくば、いい報告が出来る事を。
Interlude
がちゃり。
物音一つないマンションの一室に、扉の開く音が鳴った。
巴マミと佐倉杏子の帰宅だ。
「あー、ハラ減ったぁ。何か作ってくれよ、マミ」
リビングに入るか早いかソファに倒れ込み、空腹を訴えた杏子。
それを聞いたマミはげんなりとした表情を見せる。
「……よく食欲があるわね、貴女……」
マミの反応も当然だ。
つい先程まで彼女たちは、衛宮士郎の手当てをしていたのだから。
体から生えた剣と流れ出る血液。
それを治療しようとすれば、ピンク色の肉とその奥の無限の刃が顔を見せる。
日常では決して出会えない怪我と怪奇現象は、食欲を減退させるには十分すぎた。
「そりゃあアタシだってちょっとはキツかったけどさ、もう半日も何も食ってないんだよ。
いい加減限界が来そうだ」
「はあ……」
深い溜息をつくマミ。
杏子の食べる事への執念はよく知ってた筈だったが、その度合いはマミの物差しを超えていた。
「はいはい、解ったわ。
フレンチトーストでいい?」
「おう!」
呆れ気味にマミはキッチンに行き、材料を揃え始めた。
四枚スライスの食パン。
卵に牛乳にバター。
それにメープルシロップ。
「ささっとやっつけちゃいましょっか」
慣れた手つきで卵を割り、箸で手早く溶いていく。
そこに牛乳とメープルシロップを少量注げば、過程の半分は終わったようなものだ。
ボウルからトレイに移して、食パンを一枚ずつ浸していった。
「ここから一気にいくわよ」
フライパンにバターを熱したら、いよいよ最終段階。
卵に浸した食パンをフライパンに乗せ、キツネ色になるまで焼き上げる。
キッチンを支配するのは甘さと香ばしさを兼ね備えた匂い。
それを合図にマミは盛りつけに入った。
一枚を自分用に、残る三枚を杏子に。
仕上げにとコーンフレークを添え、メープルシロップをかける。
「出来たわよー」
声をかけながら、マミが大小二枚の皿を運ぶ。
リビングのテーブルにはまだかまだかとうずうずしてる杏子。
その目の前に大きい方の皿が置かれた。
「いただきます!」
マミがナイフとフォークを用意するのも待たず、手が伸ばされる。
それに気づこうともそこまで。
制止する隙を与える事もなく、杏子の口にフレンチトーストが収められた。
「―――んまい!」
「……出来ればもうちょっとお行儀よく食べてほしいわ」
文句を言いながらも、表情は嬉しそうなマミ。
もぐもぐと頬張る杏子をにこやかに見つめる。
「んぐ、むぐ、もぐ」
あまりにおいしそうに食事をする杏子に影響されて、マミの食欲も回復していく。
ゆっくりとフレンチトーストに口をつけ、少しずつ口に含む。
マミも杏子も、今この時は幸福だった。
二人が抱える問題も、過ぎ去った過去も、これから迎える未来も。
全てを意識の内から追い出し、食事という時間を共有していた。
がちゃり。
物音一つないマンションの一室に、扉の開く音が鳴った。
巴マミと佐倉杏子の帰宅だ。
「あー、ハラ減ったぁ。何か作ってくれよ、マミ」
リビングに入るか早いかソファに倒れ込み、空腹を訴えた杏子。
それを聞いたマミはげんなりとした表情を見せる。
「……よく食欲があるわね、貴女……」
マミの反応も当然だ。
つい先程まで彼女たちは、衛宮士郎の手当てをしていたのだから。
体から生えた剣と流れ出る血液。
それを治療しようとすれば、ピンク色の肉とその奥の無限の刃が顔を見せる。
日常では決して出会えない怪我と怪奇現象は、食欲を減退させるには十分すぎた。
「そりゃあアタシだってちょっとはキツかったけどさ、もう半日も何も食ってないんだよ。
いい加減限界が来そうだ」
「はあ……」
深い溜息をつくマミ。
杏子の食べる事への執念はよく知ってた筈だったが、その度合いはマミの物差しを超えていた。
「はいはい、解ったわ。
フレンチトーストでいい?」
「おう!」
呆れ気味にマミはキッチンに行き、材料を揃え始めた。
四枚スライスの食パン。
卵に牛乳にバター。
それにメープルシロップ。
「ささっとやっつけちゃいましょっか」
慣れた手つきで卵を割り、箸で手早く溶いていく。
そこに牛乳とメープルシロップを少量注げば、過程の半分は終わったようなものだ。
ボウルからトレイに移して、食パンを一枚ずつ浸していった。
「ここから一気にいくわよ」
フライパンにバターを熱したら、いよいよ最終段階。
卵に浸した食パンをフライパンに乗せ、キツネ色になるまで焼き上げる。
キッチンを支配するのは甘さと香ばしさを兼ね備えた匂い。
それを合図にマミは盛りつけに入った。
一枚を自分用に、残る三枚を杏子に。
仕上げにとコーンフレークを添え、メープルシロップをかける。
「出来たわよー」
声をかけながら、マミが大小二枚の皿を運ぶ。
リビングのテーブルにはまだかまだかとうずうずしてる杏子。
その目の前に大きい方の皿が置かれた。
「いただきます!」
マミがナイフとフォークを用意するのも待たず、手が伸ばされる。
それに気づこうともそこまで。
制止する隙を与える事もなく、杏子の口にフレンチトーストが収められた。
「―――んまい!」
「……出来ればもうちょっとお行儀よく食べてほしいわ」
文句を言いながらも、表情は嬉しそうなマミ。
もぐもぐと頬張る杏子をにこやかに見つめる。
「んぐ、むぐ、もぐ」
あまりにおいしそうに食事をする杏子に影響されて、マミの食欲も回復していく。
ゆっくりとフレンチトーストに口をつけ、少しずつ口に含む。
マミも杏子も、今この時は幸福だった。
二人が抱える問題も、過ぎ去った過去も、これから迎える未来も。
全てを意識の内から追い出し、食事という時間を共有していた。
だがしかし。
「やあ、マミ、杏子」
それに水を差す白い悪魔が居た。
「キュゥべえ、テメェ!
よくもアタシたちの前に顔を出せたな!」
ソウルジェムから槍を現出させ、それを突きつける杏子。
穂先の先にはインキュベーター。
いつも通りの無表情のまま、微塵たりとも表情に変化がない。
「魔法少女が魔女になるって、なんで言わなかったんだ!?
アタシたちを騙してたのか!?」
「騙してなんかないさ。聞かれなかったから答えなかっただけじゃないか」
「っ―――」
淡々とした声が発する屁理屈が杏子の苛立ちを増大させる。
そのまま槍を突き刺してしまいたい衝動。それに堪えつつ、睨み合いを続ける。
「それに言ったところで君たちは僕と契約するのは変わらないだろう?」
「そんなワケ―――」
ないと断言しようにも、杏子に否定は出来ない。
父の教えをちゃんと聞いてほしい。
当時の彼女の心にあったのはそれだけだったのだから。
そして。
「……そうね、その通りよ。あの時契約しなかったら、私は死んでたんだもの。
仮令裏切られたんだとしても、貴方が私の命の恩人なのだけは確かだわ」
「マミ……」
契約するかしないかがそのまま生きるか死ぬかに直結していたマミに、
選択権なんて物は最初から存在しなかった。
契約自体に後悔はない。
後悔があるとすれば、自分のみが生き残った事。
大切な家族を助けられなかった事だけなのだ。
「それはともかく、杏子。
さやかを気にかけてる間に、君は何か重要な事を忘れていないかい?」
「っ…………ワルプルギスの、夜……!」
「――――!?」
苦虫を噛み潰したような表情で呟く杏子。
―――ワルプルギスの夜。
過去に幾度となく出現し、数多くの魔法少女を葬ってきた最強の魔女。
「ど……どういう事、キュゥべえ……?」
「近いうちに彼女が出現するという事だよ。
暁美ほむらはかなり前からこの事を知っていたようだけど、僕の方でもようやくその予兆を確認できたんだ」
事務的にインキュベーターは報告する。
それが意味する事を理解しながら、それがどうという事ではないかのように。
「それは……いつ、なの……?」
「三日後だね」
覚悟を決めるには短すぎる猶予。
そこに更に不安を煽る。
「非常に強力な魔女だ。まともに戦っても、命を落とすだけだね。
僕としては今のうちに逃げるのをお勧めするよ」
そう忠告をして、インキュベーターは立ち去っていく。
遺していった物は決して小さくはない。
二人の少女の心に、確かな不安が植えつけられたのだから。
「やあ、マミ、杏子」
それに水を差す白い悪魔が居た。
「キュゥべえ、テメェ!
よくもアタシたちの前に顔を出せたな!」
ソウルジェムから槍を現出させ、それを突きつける杏子。
穂先の先にはインキュベーター。
いつも通りの無表情のまま、微塵たりとも表情に変化がない。
「魔法少女が魔女になるって、なんで言わなかったんだ!?
アタシたちを騙してたのか!?」
「騙してなんかないさ。聞かれなかったから答えなかっただけじゃないか」
「っ―――」
淡々とした声が発する屁理屈が杏子の苛立ちを増大させる。
そのまま槍を突き刺してしまいたい衝動。それに堪えつつ、睨み合いを続ける。
「それに言ったところで君たちは僕と契約するのは変わらないだろう?」
「そんなワケ―――」
ないと断言しようにも、杏子に否定は出来ない。
父の教えをちゃんと聞いてほしい。
当時の彼女の心にあったのはそれだけだったのだから。
そして。
「……そうね、その通りよ。あの時契約しなかったら、私は死んでたんだもの。
仮令裏切られたんだとしても、貴方が私の命の恩人なのだけは確かだわ」
「マミ……」
契約するかしないかがそのまま生きるか死ぬかに直結していたマミに、
選択権なんて物は最初から存在しなかった。
契約自体に後悔はない。
後悔があるとすれば、自分のみが生き残った事。
大切な家族を助けられなかった事だけなのだ。
「それはともかく、杏子。
さやかを気にかけてる間に、君は何か重要な事を忘れていないかい?」
「っ…………ワルプルギスの、夜……!」
「――――!?」
苦虫を噛み潰したような表情で呟く杏子。
―――ワルプルギスの夜。
過去に幾度となく出現し、数多くの魔法少女を葬ってきた最強の魔女。
「ど……どういう事、キュゥべえ……?」
「近いうちに彼女が出現するという事だよ。
暁美ほむらはかなり前からこの事を知っていたようだけど、僕の方でもようやくその予兆を確認できたんだ」
事務的にインキュベーターは報告する。
それが意味する事を理解しながら、それがどうという事ではないかのように。
「それは……いつ、なの……?」
「三日後だね」
覚悟を決めるには短すぎる猶予。
そこに更に不安を煽る。
「非常に強力な魔女だ。まともに戦っても、命を落とすだけだね。
僕としては今のうちに逃げるのをお勧めするよ」
そう忠告をして、インキュベーターは立ち去っていく。
遺していった物は決して小さくはない。
二人の少女の心に、確かな不安が植えつけられたのだから。
「チッ」
「…………」
マミが現在最も恐れる物。
それは自身に降りかかる“死”である。
そして彼女の知る伝承の通りならば、ワルプルギスの夜は紛れもなく“死”その物だった。
「…………ねえ、佐倉さん」
その考えは、体を生かすかわりに心を殺す諸刃の剣。
魔女から人を助けるという、唯一のよりどころを捨てる行為。
「逃げましょう? 私と、一緒に……」
敵(死)からの逃亡。
これから失われるであろう多くの命を見捨て、自身の生に固執する。
魔法少女と言えど、マミは人間だ。
その考えを持つ事は極めて当然である。
だが、杏子はそれを認めなかった。
「やだね。ほむらとの約束なんだ。
アタシはワルプルギスの夜と戦う。
逃げるならマミ、アンタ一人で勝手にしな」
マミを突き放す杏子。
冷たい口調ではあるが、彼女は確信していた。
今は臆病風に吹かれているだけで、その時が来れば共に戦ってくれる筈。
彼女の理想たる魔法少女は絶対に逃げ出したりしないのだ、と。
そう信じていた。
「そう、よね……」
ワルプルギスの夜と戦う。
そう言いきったかつての弟子を誇らしく思いつつも、自身の弱さを恥じるマミ。
しかし、記憶に刻まれた恐怖は如何んともし難い物だった。
「……お皿、洗ってくるわ……」
それから逃避するかのように、マミはキッチンへ向かった。
リビングには杏子が独り。
窓の外に広がる青い空を見上げて、ぼそりと呟いた。
「あと……三日、か……」
Interlude out
「…………」
マミが現在最も恐れる物。
それは自身に降りかかる“死”である。
そして彼女の知る伝承の通りならば、ワルプルギスの夜は紛れもなく“死”その物だった。
「…………ねえ、佐倉さん」
その考えは、体を生かすかわりに心を殺す諸刃の剣。
魔女から人を助けるという、唯一のよりどころを捨てる行為。
「逃げましょう? 私と、一緒に……」
敵(死)からの逃亡。
これから失われるであろう多くの命を見捨て、自身の生に固執する。
魔法少女と言えど、マミは人間だ。
その考えを持つ事は極めて当然である。
だが、杏子はそれを認めなかった。
「やだね。ほむらとの約束なんだ。
アタシはワルプルギスの夜と戦う。
逃げるならマミ、アンタ一人で勝手にしな」
マミを突き放す杏子。
冷たい口調ではあるが、彼女は確信していた。
今は臆病風に吹かれているだけで、その時が来れば共に戦ってくれる筈。
彼女の理想たる魔法少女は絶対に逃げ出したりしないのだ、と。
そう信じていた。
「そう、よね……」
ワルプルギスの夜と戦う。
そう言いきったかつての弟子を誇らしく思いつつも、自身の弱さを恥じるマミ。
しかし、記憶に刻まれた恐怖は如何んともし難い物だった。
「……お皿、洗ってくるわ……」
それから逃避するかのように、マミはキッチンへ向かった。
リビングには杏子が独り。
窓の外に広がる青い空を見上げて、ぼそりと呟いた。
「あと……三日、か……」
Interlude out
病院に着いた。
平日の昼頃と言っても、これほど大きな総合病院なのだ。
入院患者も居れば市外からのやって来たような人も居て、それなりに盛況はしている。
当然、中には私のようにお見舞いに来た人も居るのでしょう。
「―――さて、と」
何はともあれ、まずは受付に行かないと。
さやかの病室が分からないと、お見舞いのしようもないのだから。
「あ……ほむらちゃん……」
受付の近くにまどかが居た。
いえ、まどかだけじゃない。
上条君や、どこかさやかの面影がある大人の男女―――彼女のご両親と思われる方たちも居た。
「……どうしてこんな所に? 美樹さやかはどうしたの?」
暗い雰囲気に押され、声を殺して問う。
まどかは悲しいような、それでいて困ったような表情をしている。
「……さっき、さやかちゃんが目を覚ましたんだけどね、ちょっと……様子がおかしくて……。
それで、今はお医者さんの診察が終わるのを待ってるの……」
「…………」
……そういう事、ね。
一時的にとはいえ魔女になったのだ。
精神状態に悪影響が出ていてもおかしくはない。
問題はその病状。
どれくらい重いのか。
それは治るのか。
「美樹さんのご家族の方ですね?」
看護婦さんがやって来ると、そのままさやかの両親を連れていった。
まどかと上条君もその後をついて行くので、私も同行させてもらった―――のだけど。
「すみません。ご家族の方以外は……」
こんな感じに三人共々追い出されてしまった。
「…………」
「…………」
ああ、沈黙が、空気が重い……。
押し黙ったままうんともすんとも言わない。
それほどまでにさやかが心配なのだろう。
私としては元の人間に戻れたというだけで、どんなデメリットだって安いものだと思う。
しかしこの二人にとっては、そんな事は知った事ではない。
私で例えるならば、まどかを廃人にされるような話。
当然、納得なんて出来る筈がない。
平日の昼頃と言っても、これほど大きな総合病院なのだ。
入院患者も居れば市外からのやって来たような人も居て、それなりに盛況はしている。
当然、中には私のようにお見舞いに来た人も居るのでしょう。
「―――さて、と」
何はともあれ、まずは受付に行かないと。
さやかの病室が分からないと、お見舞いのしようもないのだから。
「あ……ほむらちゃん……」
受付の近くにまどかが居た。
いえ、まどかだけじゃない。
上条君や、どこかさやかの面影がある大人の男女―――彼女のご両親と思われる方たちも居た。
「……どうしてこんな所に? 美樹さやかはどうしたの?」
暗い雰囲気に押され、声を殺して問う。
まどかは悲しいような、それでいて困ったような表情をしている。
「……さっき、さやかちゃんが目を覚ましたんだけどね、ちょっと……様子がおかしくて……。
それで、今はお医者さんの診察が終わるのを待ってるの……」
「…………」
……そういう事、ね。
一時的にとはいえ魔女になったのだ。
精神状態に悪影響が出ていてもおかしくはない。
問題はその病状。
どれくらい重いのか。
それは治るのか。
「美樹さんのご家族の方ですね?」
看護婦さんがやって来ると、そのままさやかの両親を連れていった。
まどかと上条君もその後をついて行くので、私も同行させてもらった―――のだけど。
「すみません。ご家族の方以外は……」
こんな感じに三人共々追い出されてしまった。
「…………」
「…………」
ああ、沈黙が、空気が重い……。
押し黙ったままうんともすんとも言わない。
それほどまでにさやかが心配なのだろう。
私としては元の人間に戻れたというだけで、どんなデメリットだって安いものだと思う。
しかしこの二人にとっては、そんな事は知った事ではない。
私で例えるならば、まどかを廃人にされるような話。
当然、納得なんて出来る筈がない。
―――三十分程の時間が経過した。
診察室から出てきたさやかの両親は難しい表情をしている。
「おじさん! おばさん!
…………さやかは?」
上条君が二人に駆け寄る。
まどかもそれに続き、親友の容態を案じていた。
「重い心の病気、らしい……。診察するのも大変だったぐらいの……」
「これといった病名も判らないみたいで、例えると色々な病気が併発してるような状態なんだそうで……」
つらそうな声色で己が娘の病状を語る。
直視するのも嫌な現実でしょうけど、それを受け入れる為にも、
また娘を心配してくれる友人たちの為にも、そして病に苦しむ愛する娘の為にも、
二人ははっきりと言葉に表した。
「治療にはかなりの時間がかかるらしく、少なくとも症状がはっきりするまでは入院しないといけないそうだ」
「そんな……」
覚悟しようとはしたのでしょうけども、受け入れたくない現実に衝撃を受けるまどか。
上条君に至っては俯いたままぴくりとも動かない。
自分もつらい筈なのに、そんな二人を気遣うさやかのお母さん。
「さやかを見つけてくれてありがとね。
恭介君、まどかちゃん……と、えっと……」
「ほむらちゃんです。
この子もさやかちゃんを探すのを手伝ってくれたんです」
私の事を紹介するまどか。
それを聞くと、さやかのお母さんが寄ってきた。
「さやかの為にありがとう、ほむらちゃん」
「い、いえ、私はちっとも役に立てなかったですし……」
謙遜でもなんでもなく、実際そうだった。
それに、お礼を受けるべきなのは私じゃない。
私よりもずっと必死になってくれた人が居る。
「近日中に必ずお礼に伺いますので―――」
「あ、いや、お構いなく……。
私の事より、さやかさんを気にかけてあげてください」
さやかのお父さんの申し出を断る。
うん、これでいい。
多分、衛宮さんだったらこう言う筈だから。
「そうですか……。
でしたら、いつか元気になったさやかと一緒に伺います」
「それなら大丈夫です。その時が少しでも早く来ればいいですね」
恐らく果たされる事のない約束を結ぶ。
その一方で、さやかのお母さんはまどかたちに向かっていた。
「恭介君とまどかちゃんも、あんまり気にしないでね。
あなたたちの生活もあるんだし、さやかの事はわたしたちに任せてくれればいいから」
「そんな―――」
「そんな訳にはいきません!」
診察室から出てきたさやかの両親は難しい表情をしている。
「おじさん! おばさん!
…………さやかは?」
上条君が二人に駆け寄る。
まどかもそれに続き、親友の容態を案じていた。
「重い心の病気、らしい……。診察するのも大変だったぐらいの……」
「これといった病名も判らないみたいで、例えると色々な病気が併発してるような状態なんだそうで……」
つらそうな声色で己が娘の病状を語る。
直視するのも嫌な現実でしょうけど、それを受け入れる為にも、
また娘を心配してくれる友人たちの為にも、そして病に苦しむ愛する娘の為にも、
二人ははっきりと言葉に表した。
「治療にはかなりの時間がかかるらしく、少なくとも症状がはっきりするまでは入院しないといけないそうだ」
「そんな……」
覚悟しようとはしたのでしょうけども、受け入れたくない現実に衝撃を受けるまどか。
上条君に至っては俯いたままぴくりとも動かない。
自分もつらい筈なのに、そんな二人を気遣うさやかのお母さん。
「さやかを見つけてくれてありがとね。
恭介君、まどかちゃん……と、えっと……」
「ほむらちゃんです。
この子もさやかちゃんを探すのを手伝ってくれたんです」
私の事を紹介するまどか。
それを聞くと、さやかのお母さんが寄ってきた。
「さやかの為にありがとう、ほむらちゃん」
「い、いえ、私はちっとも役に立てなかったですし……」
謙遜でもなんでもなく、実際そうだった。
それに、お礼を受けるべきなのは私じゃない。
私よりもずっと必死になってくれた人が居る。
「近日中に必ずお礼に伺いますので―――」
「あ、いや、お構いなく……。
私の事より、さやかさんを気にかけてあげてください」
さやかのお父さんの申し出を断る。
うん、これでいい。
多分、衛宮さんだったらこう言う筈だから。
「そうですか……。
でしたら、いつか元気になったさやかと一緒に伺います」
「それなら大丈夫です。その時が少しでも早く来ればいいですね」
恐らく果たされる事のない約束を結ぶ。
その一方で、さやかのお母さんはまどかたちに向かっていた。
「恭介君とまどかちゃんも、あんまり気にしないでね。
あなたたちの生活もあるんだし、さやかの事はわたしたちに任せてくれればいいから」
「そんな―――」
「そんな訳にはいきません!」
白い廊下に大声が響いた。
突然の出来事に、誰もがその声の主に注目する。
「さやかはいつも自分の時間を割いてお見舞いに来てくれた。
いつだって僕を励ましてくれた。
それなのに僕は何かしてあげるどころか、さやかを傷つけてしまった……」
目に涙を溜めながら、悔やむように話す上条君。
その弱々しくも迫力のある言葉に、辺りは沈黙に包まれる。
「今回の事だって、元は僕のせいだ……。
あの時、あんな事言わなければ……!」
「上条君……」
上条君が左手を見つめる。
きっと、衛宮さんに真実を教えられたのね。
「さやかに治してもらったこの手の分も、僕はさやかの為に生きます。
いつか、前みたいにさやかが笑えるように」
「わたしも……わたしも、さやかちゃんに助けてもらった分を返したい」
…………。
これからさやかはつらい闘病生活になる。
でも、両親と想い人と親友に囲まれて生きていける。
ゴールまで時間はかかるかもしれないけど、過去に見てきた彼女と比べれば最高のハッピーエンド。
多分、もう会う事もないでしょう。
でも今だけは祈りたい。
かつての友達の、幸せを―――。
「待って!」
帰ろうとしたところを呼び止められた。
振り返ると、そこにはまどかと上条君。
「ありがとう、ほむらちゃん」
「……私は何もしてないわ。やってくれたのは全て衛宮さん」
私がそう言うと、まどかは静かに首を振った。
「それでも、ほむらちゃんも頑張ってくれた。
なのにわたしはいらいらしてほむらちゃんにつらく当たっちゃって……」
「貴女は何も悪くないわ。
どうせ衛宮さんにうるさく言われてたのでしょう?
だったら、すぐに結果を出せなかったこちらに非はあるわ」
相変わらず自分を責めるような気質のまどか。
そんな彼女をよそに、上条君が私に質問をしてくる。
「それで、その衛宮さんの容態の方は?」
「心配無用よ。
処置は終わって、今は回復の為に眠ってるわ」
「本当なの……?」
「ええ。今朝だって私は彼の料理を食べてきたわ。
それが意味する事は……判るでしょう?」
真っ赤な嘘とまでは言わないけど、決して真実でもない。
そんな言葉でも―――いや、そんな言葉だからこそ、詳細を知らない二人に安堵させられた。
「あとは私たちの問題。
貴女たちは彼女の心配をしてあげなさい」
最後にそう言って、今度こそ立ち去る。
―――じゃあね、さやか。
ばいばい―――。
突然の出来事に、誰もがその声の主に注目する。
「さやかはいつも自分の時間を割いてお見舞いに来てくれた。
いつだって僕を励ましてくれた。
それなのに僕は何かしてあげるどころか、さやかを傷つけてしまった……」
目に涙を溜めながら、悔やむように話す上条君。
その弱々しくも迫力のある言葉に、辺りは沈黙に包まれる。
「今回の事だって、元は僕のせいだ……。
あの時、あんな事言わなければ……!」
「上条君……」
上条君が左手を見つめる。
きっと、衛宮さんに真実を教えられたのね。
「さやかに治してもらったこの手の分も、僕はさやかの為に生きます。
いつか、前みたいにさやかが笑えるように」
「わたしも……わたしも、さやかちゃんに助けてもらった分を返したい」
…………。
これからさやかはつらい闘病生活になる。
でも、両親と想い人と親友に囲まれて生きていける。
ゴールまで時間はかかるかもしれないけど、過去に見てきた彼女と比べれば最高のハッピーエンド。
多分、もう会う事もないでしょう。
でも今だけは祈りたい。
かつての友達の、幸せを―――。
「待って!」
帰ろうとしたところを呼び止められた。
振り返ると、そこにはまどかと上条君。
「ありがとう、ほむらちゃん」
「……私は何もしてないわ。やってくれたのは全て衛宮さん」
私がそう言うと、まどかは静かに首を振った。
「それでも、ほむらちゃんも頑張ってくれた。
なのにわたしはいらいらしてほむらちゃんにつらく当たっちゃって……」
「貴女は何も悪くないわ。
どうせ衛宮さんにうるさく言われてたのでしょう?
だったら、すぐに結果を出せなかったこちらに非はあるわ」
相変わらず自分を責めるような気質のまどか。
そんな彼女をよそに、上条君が私に質問をしてくる。
「それで、その衛宮さんの容態の方は?」
「心配無用よ。
処置は終わって、今は回復の為に眠ってるわ」
「本当なの……?」
「ええ。今朝だって私は彼の料理を食べてきたわ。
それが意味する事は……判るでしょう?」
真っ赤な嘘とまでは言わないけど、決して真実でもない。
そんな言葉でも―――いや、そんな言葉だからこそ、詳細を知らない二人に安堵させられた。
「あとは私たちの問題。
貴女たちは彼女の心配をしてあげなさい」
最後にそう言って、今度こそ立ち去る。
―――じゃあね、さやか。
ばいばい―――。
あの後、アメリカ軍基地まで行ってきた。
衛宮さんは絶対にいい顔をしないでしょうけど、ワルプルギスの夜との戦いには強い武器が必要になる。
自分で作り出せる武器が盾しかない私にとって、頼れるのは既存の現代兵器のみ。
そしてそれらを国内で最も保有する組織が、日本駐在のアメリカ軍なのだ。
…………自衛隊というのもあるけど、最大火力のイージス艦を盗む訳にはいかないし、
やっぱり使い勝手のいい兵器はこちらに頼るのが適当でしょうね。
そういう訳で、出来得る限りの兵器を盗んできたのだ。
成果は上々。
C4爆弾に携行ロケット弾。
地対空ミサイルも用意できたし、機動力として戦闘ヘリコプターも使わせてもらう事にした。
あと、役に立つか判らないけどバイクを一台。
これらに加え、今までに用意してきた兵器。
協力者(衛宮さん)が居た為、使用量は以前より減らせた。
そのおかげで、兵力だけは過去の数々の挑戦の中でもトップクラスとなっていた。
一方で戦力は散々たる有様。
協定を結んだけど、その後敵対してしまった杏子。
魔女の正体を知ったせいで、今や地雷と化した巴さん。
満身創痍の衛宮さん。
最悪、独りきりでの戦いになる。
衛宮さんは絶対にいい顔をしないでしょうけど、ワルプルギスの夜との戦いには強い武器が必要になる。
自分で作り出せる武器が盾しかない私にとって、頼れるのは既存の現代兵器のみ。
そしてそれらを国内で最も保有する組織が、日本駐在のアメリカ軍なのだ。
…………自衛隊というのもあるけど、最大火力のイージス艦を盗む訳にはいかないし、
やっぱり使い勝手のいい兵器はこちらに頼るのが適当でしょうね。
そういう訳で、出来得る限りの兵器を盗んできたのだ。
成果は上々。
C4爆弾に携行ロケット弾。
地対空ミサイルも用意できたし、機動力として戦闘ヘリコプターも使わせてもらう事にした。
あと、役に立つか判らないけどバイクを一台。
これらに加え、今までに用意してきた兵器。
協力者(衛宮さん)が居た為、使用量は以前より減らせた。
そのおかげで、兵力だけは過去の数々の挑戦の中でもトップクラスとなっていた。
一方で戦力は散々たる有様。
協定を結んだけど、その後敵対してしまった杏子。
魔女の正体を知ったせいで、今や地雷と化した巴さん。
満身創痍の衛宮さん。
最悪、独りきりでの戦いになる。
「ただいま」
帰宅を告げる挨拶。
返事はない。
未だ目を覚まさぬ衛宮さん。
正義の味方が眠り姫になっていてどうするんだか。
「ご飯は……これにしよう」
鯖の煮付けと肉じゃがと味噌汁。
あとは冷凍したおにぎり。
それぞれ一人分ずつ温めて、テーブルに並べる。
「いただきます」
出来たてと比べると遠く及ばないけど、それでもおいしい今日の晩ご飯。
ただ、作ってくれた人をおいて一人で食べるのは、なんとも落ち着かない。
こういう事態を想定して作ったのだろうから本人は気にしないのでしょうけど、
作ってもらう立場にとっては複雑な気分だわ。
……まあ、いくら気にしても衛宮さんが目を覚ます訳でもないし、
ありがたくいただくのがいいわね。
「…………」
もぐもぐ。
はむはむ。
ほむほむ。
――――。
「ごちそうさま」
…………。
なんかちょっと虚しい。
挨拶って、返してくれる人が居るから習慣化してたんだなぁ……。
「片付け―――は明日の朝でいっか」
食器を水に浸し、そのまま置いておく。
衛宮さんの料理は和食が殆どだから、それさえしておけば染みとなる事もない。
「ふわ……それにしても……なんだか、疲れちゃったな……」
そういえば、この二日間はずっと休んでなかったっけ。
ハミガキだけしちゃって、今日はもう寝ましょうか。
「―――あれ? お布団がない……」
押し入れにあるのは衛宮さんの使ってる毛布のみ。
普段私が使ってるお布団がどこにもない。
「ああ―――お布団なら、ここにあったっけ」
眠り続ける衛宮さんの下。
そこにある白い物体。
考えるのも面倒になってきたし、もうどうでもいいや。
「おやすみなさい……」
まどろみながら、お布団の中に潜り込む。
衛宮さんの隣はほんのりと鉄の香りがした。
帰宅を告げる挨拶。
返事はない。
未だ目を覚まさぬ衛宮さん。
正義の味方が眠り姫になっていてどうするんだか。
「ご飯は……これにしよう」
鯖の煮付けと肉じゃがと味噌汁。
あとは冷凍したおにぎり。
それぞれ一人分ずつ温めて、テーブルに並べる。
「いただきます」
出来たてと比べると遠く及ばないけど、それでもおいしい今日の晩ご飯。
ただ、作ってくれた人をおいて一人で食べるのは、なんとも落ち着かない。
こういう事態を想定して作ったのだろうから本人は気にしないのでしょうけど、
作ってもらう立場にとっては複雑な気分だわ。
……まあ、いくら気にしても衛宮さんが目を覚ます訳でもないし、
ありがたくいただくのがいいわね。
「…………」
もぐもぐ。
はむはむ。
ほむほむ。
――――。
「ごちそうさま」
…………。
なんかちょっと虚しい。
挨拶って、返してくれる人が居るから習慣化してたんだなぁ……。
「片付け―――は明日の朝でいっか」
食器を水に浸し、そのまま置いておく。
衛宮さんの料理は和食が殆どだから、それさえしておけば染みとなる事もない。
「ふわ……それにしても……なんだか、疲れちゃったな……」
そういえば、この二日間はずっと休んでなかったっけ。
ハミガキだけしちゃって、今日はもう寝ましょうか。
「―――あれ? お布団がない……」
押し入れにあるのは衛宮さんの使ってる毛布のみ。
普段私が使ってるお布団がどこにもない。
「ああ―――お布団なら、ここにあったっけ」
眠り続ける衛宮さんの下。
そこにある白い物体。
考えるのも面倒になってきたし、もうどうでもいいや。
「おやすみなさい……」
まどろみながら、お布団の中に潜り込む。
衛宮さんの隣はほんのりと鉄の香りがした。
Interlude
夜が更ける。
時間は等しく流れ、巴マミの家もまた静かな夜を送っていた。
「すぅ……すぅ…………」
佐倉杏子はすでに眠っている。
昨晩から戦闘などの活動をし続けていたのだ。
如何に魔法少女と言えども、流石に体力が限界だったのだろう。
その深い眠りからは、簡単には抜け出す事は出来ない。
「――――」
杏子が起きてない事を確認し、マミがリビングに戻っていく。
蛍光灯の点いていない薄明かりの部屋。
誰も居ない虚空に向かってマミは口を開く。
「居るんでしょう、キュゥべえ?」
「何か用かい?」
いずこからか現れるインキュベーター。
僅かな光の中で輝く赤い瞳は酷く不気味な物だ。
「ねえ、教えて……?
私たちじゃ本当にワルプルギスの夜には勝てないの……?」
怯えるような、縋るような声。
運命の分岐点。
今まさに、マミはそこに立たされていた。
「そうだね。君たちは優秀な魔法少女だけど、それでも三人では勝ち目が薄い。
彼女はそれほどまでに強力な魔女だ」
機械的に告げられる現実。
だがそれでも、マミは勝機を求める。
「それなら、四人だったら……?」
「衛宮士郎の事を言ってるのかい?
彼の戦いは見させてもらったけど、あれでは駄目だね」
きっぱりと断言するインキュベーター。
「うそ……あの人が居ても……?」
「マミ。魔法少女でもない人間が、あの怪我を数日で治せるとでも思ってたのかい?」
「あっ……」
魔術師見習い修了レベルの衛宮士郎ではあるが、その特性(異常性)の為に回復力は優れていた。
しかし、その事実をマミは知らない。
「手の内を明かそうとしない暁美ほむらと同様に、
彼がどれほどの力を隠し持っているのかは判らない。
だけど、使えない力なんて物はない事と同じだ。
残念だろうけど、彼を戦力として頼るのは諦めるべきだね」
執拗に強調するインキュベーター。
戦える者は三人しか居ない。
三人ではワルプルギスの夜には勝てない。
敗北すれば命を落とす。
それらの事をマミに刷り込ませる。
「…………」
「どうやらお別れのようだね」
マミが静かに歩き出した。
向かう先は外に繋がる玄関。
着の身着のままにドアノブに手をかける。
「…………。ごめんなさい、佐倉さん……」
最後にぼそりと呟き、マミの姿が消えた。
Interlude out
夜が更ける。
時間は等しく流れ、巴マミの家もまた静かな夜を送っていた。
「すぅ……すぅ…………」
佐倉杏子はすでに眠っている。
昨晩から戦闘などの活動をし続けていたのだ。
如何に魔法少女と言えども、流石に体力が限界だったのだろう。
その深い眠りからは、簡単には抜け出す事は出来ない。
「――――」
杏子が起きてない事を確認し、マミがリビングに戻っていく。
蛍光灯の点いていない薄明かりの部屋。
誰も居ない虚空に向かってマミは口を開く。
「居るんでしょう、キュゥべえ?」
「何か用かい?」
いずこからか現れるインキュベーター。
僅かな光の中で輝く赤い瞳は酷く不気味な物だ。
「ねえ、教えて……?
私たちじゃ本当にワルプルギスの夜には勝てないの……?」
怯えるような、縋るような声。
運命の分岐点。
今まさに、マミはそこに立たされていた。
「そうだね。君たちは優秀な魔法少女だけど、それでも三人では勝ち目が薄い。
彼女はそれほどまでに強力な魔女だ」
機械的に告げられる現実。
だがそれでも、マミは勝機を求める。
「それなら、四人だったら……?」
「衛宮士郎の事を言ってるのかい?
彼の戦いは見させてもらったけど、あれでは駄目だね」
きっぱりと断言するインキュベーター。
「うそ……あの人が居ても……?」
「マミ。魔法少女でもない人間が、あの怪我を数日で治せるとでも思ってたのかい?」
「あっ……」
魔術師見習い修了レベルの衛宮士郎ではあるが、その特性(異常性)の為に回復力は優れていた。
しかし、その事実をマミは知らない。
「手の内を明かそうとしない暁美ほむらと同様に、
彼がどれほどの力を隠し持っているのかは判らない。
だけど、使えない力なんて物はない事と同じだ。
残念だろうけど、彼を戦力として頼るのは諦めるべきだね」
執拗に強調するインキュベーター。
戦える者は三人しか居ない。
三人ではワルプルギスの夜には勝てない。
敗北すれば命を落とす。
それらの事をマミに刷り込ませる。
「…………」
「どうやらお別れのようだね」
マミが静かに歩き出した。
向かう先は外に繋がる玄関。
着の身着のままにドアノブに手をかける。
「…………。ごめんなさい、佐倉さん……」
最後にぼそりと呟き、マミの姿が消えた。
Interlude out
今回はここまでです
全くデメリットがないなんて事、ある訳がないじゃないか
そんな訳で>>755は大当たりです
全然めでたくないけど、おめでとうございます
ところで、今後の投下予定に関してなのですが、来週中に私が行方不明になります
まずはそれまでに1回投下を目指します
そして、ゴールデンウィーク中に1回帰還します
そこで出来得る限りの投下を行いたいです
それ以降は残念ながら、いつ投下が出来るかわかりません
恐らく2ヶ月は経過してしまうと思いますので、一旦このスレを落とさせて頂きます
これまで読んできてくれた方々を裏切る事になってしまい、申し訳ないと思います
再開予定は遅ければ来年の3月となってしまいます
非常に長い間お待たせする事になってしまいますが、それまでに書き溜めと今までの分の誤字や表現の修正をして、速いテンポでの再開を目指していきたいです
納得のいかないという方は、次のレスに白字で事情説明をします
全くデメリットがないなんて事、ある訳がないじゃないか
そんな訳で>>755は大当たりです
全然めでたくないけど、おめでとうございます
ところで、今後の投下予定に関してなのですが、来週中に私が行方不明になります
まずはそれまでに1回投下を目指します
そして、ゴールデンウィーク中に1回帰還します
そこで出来得る限りの投下を行いたいです
それ以降は残念ながら、いつ投下が出来るかわかりません
恐らく2ヶ月は経過してしまうと思いますので、一旦このスレを落とさせて頂きます
これまで読んできてくれた方々を裏切る事になってしまい、申し訳ないと思います
再開予定は遅ければ来年の3月となってしまいます
非常に長い間お待たせする事になってしまいますが、それまでに書き溜めと今までの分の誤字や表現の修正をして、速いテンポでの再開を目指していきたいです
納得のいかないという方は、次のレスに白字で事情説明をします
えへへ。浪人、しちゃった
原因はアレですね
BSが繋がる喜びで野球中継を見てばかりいた事とか、他の人のSS読んでばかりだったとか、Fate原作をやりなおしてたり、同人誌漁ってたりで、受験をナメまくってたせいですね
平たく言えば自業自得
とりあえず予備校に行く為にテレビもパソコンもない寮に閉じ込められてきますので、安定した投下が不可能となります
息抜きで書き溜めはしていきますので、もし完成しましたら友人に頼るなり、一旦帰宅した際に徹夜してでも投下するなりしようと思います
多大なご迷惑をおかけします
本当にごめんなさい
あたしって、ほんとバカ……
それにしても、これから1年もホークス戦が見れないとか、魔法使いの夜とかFate/EXTRA CCCとかポケモンBW2がプレイ出来ないとか、これから生まれるであろう名作SSが読めないとか、Fate/Zero後期とかひだまりスケッチ4期とかニコニコで配信されるカクレンジャーやビーストウォーズネオが見れないなんて……
原因はアレですね
BSが繋がる喜びで野球中継を見てばかりいた事とか、他の人のSS読んでばかりだったとか、Fate原作をやりなおしてたり、同人誌漁ってたりで、受験をナメまくってたせいですね
平たく言えば自業自得
とりあえず予備校に行く為にテレビもパソコンもない寮に閉じ込められてきますので、安定した投下が不可能となります
息抜きで書き溜めはしていきますので、もし完成しましたら友人に頼るなり、一旦帰宅した際に徹夜してでも投下するなりしようと思います
多大なご迷惑をおかけします
本当にごめんなさい
あたしって、ほんとバカ……
それにしても、これから1年もホークス戦が見れないとか、魔法使いの夜とかFate/EXTRA CCCとかポケモンBW2がプレイ出来ないとか、これから生まれるであろう名作SSが読めないとか、Fate/Zero後期とかひだまりスケッチ4期とかニコニコで配信されるカクレンジャーやビーストウォーズネオが見れないなんて……
投下乙
そんな寮があるのかww
是非とも完結はしてくれ、待ってる
そんな寮があるのかww
是非とも完結はしてくれ、待ってる
Oh...
大変だったし現在進行形で大変なんだろうけど応援してるぜ
大変だったし現在進行形で大変なんだろうけど応援してるぜ
最初から全部読んだ
面白いだけに更新が不安定なのが残念だなー
まぁでもリアルが一番大事に決まってるから何年でも待ってるよ
面白いだけに更新が不安定なのが残念だなー
まぁでもリアルが一番大事に決まってるから何年でも待ってるよ
なんてこったい
生存報告だけはこまめにお願いね
反応なしってのが一番怖いんだ
生存報告だけはこまめにお願いね
反応なしってのが一番怖いんだ
ワロタwwwwwwwwww頑張れよwwwwwwwwwwwwwwww
似たような仲間発見
俺もSSを漁り過ぎたり、ネットに繋ぎ過ぎて単位取れなくて卒業が半年遅れるorz
俺も頑張るからお前も頑張れ
俺もSSを漁り過ぎたり、ネットに繋ぎ過ぎて単位取れなくて卒業が半年遅れるorz
俺も頑張るからお前も頑張れ
ネット依存で人生をふいにすることは割とガチであり得るから
>>1はそうならない様に気をつけろよ!
>>1はそうならない様に気をつけろよ!
投下乙。
浪人直後ののモチベーションを保ち続けることは難しいけど、誘惑に負けないでおくんなまし。
浪人直後ののモチベーションを保ち続けることは難しいけど、誘惑に負けないでおくんなまし。
>1 は滅びぬ!!何度でも黄泉ガエルさ!!
ごめんねMAX ☆
で~も~☆そんNAつまんねえ事でキレるお前のほうがキモかったりするんだぞ☆
あ~い~ついませ~~~ん☆
で~も~☆そんNAつまんねえ事でキレるお前のほうがキモかったりするんだぞ☆
あ~い~ついませ~~~ん☆
>>836
10回くらい読み返したらなんか笑えた
10回くらい読み返したらなんか笑えた
すみません、間に合いませんでした
あと1日あれば投下できたのですが、残念ながら時間切れです
ゴールデンウィークにご期待ください
理由はどうであれ中断ということになってしまいましたのに、同情や励ましなどの温かいレスをいただき、大変嬉しく思います
ちゃんと1年間努力して、来年の春に「サクラサク」の報告と共に再開できるように頑張ります
>>824
1年だけ待っていただければいいです
もう1周は勘弁ですので
>>825
来年再開するときに、お互いいい報告が出来るといいですね
>>828
夏休みくらいは帰れると思いますので、その時に何か短編を書くついでに現状報告をしたいと思います
ただ、こまめな生存報告は難しいかと思われますね
あと、書けない場合は……どうしましょうか?
>>830
頑張ります、頑張ってください
>>831
ご忠告感謝します
次がないように、気をつけていきます
>>833
博多弁を話すこの世に1匹の蛙か何かですか?
ちなみに現在、出発まで1時間というところ
荷造りはなんとか終わったけど、部屋の片付けが終わらない……
あと1日あれば投下できたのですが、残念ながら時間切れです
ゴールデンウィークにご期待ください
理由はどうであれ中断ということになってしまいましたのに、同情や励ましなどの温かいレスをいただき、大変嬉しく思います
ちゃんと1年間努力して、来年の春に「サクラサク」の報告と共に再開できるように頑張ります
>>824
1年だけ待っていただければいいです
もう1周は勘弁ですので
>>825
来年再開するときに、お互いいい報告が出来るといいですね
>>828
夏休みくらいは帰れると思いますので、その時に何か短編を書くついでに現状報告をしたいと思います
ただ、こまめな生存報告は難しいかと思われますね
あと、書けない場合は……どうしましょうか?
>>830
頑張ります、頑張ってください
>>831
ご忠告感謝します
次がないように、気をつけていきます
>>833
博多弁を話すこの世に1匹の蛙か何かですか?
ちなみに現在、出発まで1時間というところ
荷造りはなんとか終わったけど、部屋の片付けが終わらない……
次立てるときもタイトルに 「士郎」 入れてほしい
それで検索するから
それで検索するから
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★類似してるかもしれないスレッド
- 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「きっと、これからも」 (381) - [34%] - 2016/5/24 16:30 ★
- 吹雪「この鎮守府はおかしいって言ってるのに聞いてくれません……」 (1001) - [33%] - 2015/6/1 22:45 ★★
- 吹雪「この鎮守府はどうしてこんなにもおかしいんでしょうか……?」 (1001) - [33%] - 2015/6/19 3:45 ★
- 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「ぼーなすとらっく!」 (1001) - [33%] - 2015/7/4 19:00 ★★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について