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元スレ銀時「……ヒロインNo.1決定戦?」
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土方「しかし……なるほど、これなら奴らの戦艦をも吹き飛ばせるかもしれねェ」
将軍「うむ……砲台を両脇にある球体にエネルギーを限界まで蓄えさせ、一気に放出する。おそらくは行けるだろう」
近藤「分かります、毎日シコシコやるよりかは何日か溜めて一気にスプラッシュさせたほうが気持ち良いですからな」
新八「近藤さん、割と本気で言いますけど一度でいいから死んでください」
沖田「で……コイツのエネルギーってのはどれぐらいで溜まるんですかい?」
将軍「……そのエネルギーの問題も、この武器を封じた要因の一つでもあるのだ」
将軍「うむ……砲台を両脇にある球体にエネルギーを限界まで蓄えさせ、一気に放出する。おそらくは行けるだろう」
近藤「分かります、毎日シコシコやるよりかは何日か溜めて一気にスプラッシュさせたほうが気持ち良いですからな」
新八「近藤さん、割と本気で言いますけど一度でいいから死んでください」
沖田「で……コイツのエネルギーってのはどれぐらいで溜まるんですかい?」
将軍「……そのエネルギーの問題も、この武器を封じた要因の一つでもあるのだ」
新八「どういうことですか?」
将軍「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲のエネルギーは通常のそれではない」
将軍「一言で言い表すのなら……生命力、と言うのが正しいか」
沖田「何ですかいそりゃ、ドラゴンボールの元気玉か何かですかい?」
将軍「限りなくそれと近いだろう、おそらくあの漫画はこの兵器の設定を参考にしたのだろうな」
新八「何いきなり天下のドラゴンボールに訳の分からないパクリ疑惑を擦り付けてんのォォォ!?」
将軍「威力も計り知れないが……それに伴うだけのデメリットも大きい」
将軍「力を抜かれすぎてしまった人間は……死に至ってもおかしくはない」
土方「…………」
将軍「……この兵器を何とか改良し、代用のエネルギーで使用することは不可能だろうか?」
新八「源外さんならもしかして……いや、そんなことをしてる時間はもう……!」
将軍「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲のエネルギーは通常のそれではない」
将軍「一言で言い表すのなら……生命力、と言うのが正しいか」
沖田「何ですかいそりゃ、ドラゴンボールの元気玉か何かですかい?」
将軍「限りなくそれと近いだろう、おそらくあの漫画はこの兵器の設定を参考にしたのだろうな」
新八「何いきなり天下のドラゴンボールに訳の分からないパクリ疑惑を擦り付けてんのォォォ!?」
将軍「威力も計り知れないが……それに伴うだけのデメリットも大きい」
将軍「力を抜かれすぎてしまった人間は……死に至ってもおかしくはない」
土方「…………」
将軍「……この兵器を何とか改良し、代用のエネルギーで使用することは不可能だろうか?」
新八「源外さんならもしかして……いや、そんなことをしてる時間はもう……!」
妙「エネルギーだったらありますよ」
新八「あ、姉上! どうしてここに!?」
月詠「…………」
九兵衛「…………」
あやめ「…………」
妙「私たちが……かぶき町のみんなが、ここにいるじゃないですか」
新八「あ、姉上! どうしてここに!?」
月詠「…………」
九兵衛「…………」
あやめ「…………」
妙「私たちが……かぶき町のみんなが、ここにいるじゃないですか」
神楽「新八ィ! 何お前一人だけでこんな面白そうなモンいじってるアルか!」
鉄子「私たちにも、力を貸せるんだろう?」
辰巳「かぶき町の底力ってのを見せてやらないとな!」
新八「神楽ちゃん……それに鉄子さんたちも……!」
クリステル「私も、頑張っちゃいますよー!」
清明「皆の者聞いたか! クリステルの頑張っている姿、早くカメラで録画だ!」
道満「甘いな清明! こちらのキャメラのほうが高画質だ!」
新八「何やってんですかアンタたちは」
近藤「……こんな時にまで出張ってくるのかいお巡りさん、わざわざあの世から来るとは驚いた」
佐々木「エリートですからね……それに、あなたも私を殺すつもりでは斬らなかったでしょう」
土方「…………」
鉄子「私たちにも、力を貸せるんだろう?」
辰巳「かぶき町の底力ってのを見せてやらないとな!」
新八「神楽ちゃん……それに鉄子さんたちも……!」
クリステル「私も、頑張っちゃいますよー!」
清明「皆の者聞いたか! クリステルの頑張っている姿、早くカメラで録画だ!」
道満「甘いな清明! こちらのキャメラのほうが高画質だ!」
新八「何やってんですかアンタたちは」
近藤「……こんな時にまで出張ってくるのかいお巡りさん、わざわざあの世から来るとは驚いた」
佐々木「エリートですからね……それに、あなたも私を殺すつもりでは斬らなかったでしょう」
土方「…………」
妙「他にもたくさん……数えきれないくらいたくさんの人が……ここにいるんです」
将軍「……良いのか、私には皆の無事を保証することができない」
将軍「余の勧めた兵器によって民を危険にさらすことになっては……」
月詠「覚悟は出来ておる……ここにいる全員が」
あやめ「あのふざけた船を撃ち落とせるんでしょ、だったらいくらだってやってやるわよ」
九兵衛「僕たちで役立てることがあるのなら……屋上で戦っている侍たちと共に戦うことができるのなら……」
『これくらいのこと、いくらでもやってやろう』
将軍「…………」
将軍「……余は、皆の将軍であれたことを誇りに思う」
将軍「……良いのか、私には皆の無事を保証することができない」
将軍「余の勧めた兵器によって民を危険にさらすことになっては……」
月詠「覚悟は出来ておる……ここにいる全員が」
あやめ「あのふざけた船を撃ち落とせるんでしょ、だったらいくらだってやってやるわよ」
九兵衛「僕たちで役立てることがあるのなら……屋上で戦っている侍たちと共に戦うことができるのなら……」
『これくらいのこと、いくらでもやってやろう』
将軍「…………」
将軍「……余は、皆の将軍であれたことを誇りに思う」
そういやもちろん将軍はきちんとした服装だよな?ブリーフいっちょうじゃないよな?
てか更新時間が相変わらずすげーな、とにもかくにも乙
続きが楽しみすぎる
続きが楽しみすぎる
――――
朧「何故だ白夜叉……貴様の体はとうに限界を超えているはずだ! どんな小細工をした!」
銀時「地獄行きの電車にゃ乗ったんだけどよ……乗車券買ってねーから追い返された」
朧「どこまでも戯言を……!」
銀時「戯言、結構じゃねーか……男が口にすることの七割は戯言だって昔の偉いなんとかっておっさんが言ってる気がする」
銀時「……ついでだ、もう一個だけ言っといてやらァ」
朧「何……?」
銀時「さっきテメーが言ったろうが……なんだ、俺が今までくだらねーことやってたから命を落とすだのなんだのと……」
朧「何故だ白夜叉……貴様の体はとうに限界を超えているはずだ! どんな小細工をした!」
銀時「地獄行きの電車にゃ乗ったんだけどよ……乗車券買ってねーから追い返された」
朧「どこまでも戯言を……!」
銀時「戯言、結構じゃねーか……男が口にすることの七割は戯言だって昔の偉いなんとかっておっさんが言ってる気がする」
銀時「……ついでだ、もう一個だけ言っといてやらァ」
朧「何……?」
銀時「さっきテメーが言ったろうが……なんだ、俺が今までくだらねーことやってたから命を落とすだのなんだのと……」
銀時「てめーで言うことじゃねーが……一つだけ言っといてやらァ」
朧「…………?」
銀時「俺にとっちゃ、俺がやってきたことはくだらなくなんかねーよ」
銀時「かぶき町で大勢の馬鹿と馬鹿騒ぎしたことも」
銀時「鬼隠しとかいう事件を止めたことも……話を聞かねェわがまま女の団でドタバタしてたのも……」
銀時「超能力者だの魔術師だのとやり合ったのも……魔法少女だかと無限残機を潰してたのも……」
銀時「その全部が、俺にとっちゃ大切な繋がりだ」
朧「何を……言っている……?」
銀時「……俺ァ一度テメーらに負けてすべてを失った、師も仲間も国も」
銀時「残ったのは、刀振る以外に何もできねえようなこの体だけだ……」
銀時「そんな馬鹿な俺にもう一度繋がったこの腐れ縁の糸……てめーで切っちまうわけにはいかねーんだよ」
朧「…………?」
銀時「俺にとっちゃ、俺がやってきたことはくだらなくなんかねーよ」
銀時「かぶき町で大勢の馬鹿と馬鹿騒ぎしたことも」
銀時「鬼隠しとかいう事件を止めたことも……話を聞かねェわがまま女の団でドタバタしてたのも……」
銀時「超能力者だの魔術師だのとやり合ったのも……魔法少女だかと無限残機を潰してたのも……」
銀時「その全部が、俺にとっちゃ大切な繋がりだ」
朧「何を……言っている……?」
銀時「……俺ァ一度テメーらに負けてすべてを失った、師も仲間も国も」
銀時「残ったのは、刀振る以外に何もできねえようなこの体だけだ……」
銀時「そんな馬鹿な俺にもう一度繋がったこの腐れ縁の糸……てめーで切っちまうわけにはいかねーんだよ」
朧「……それで、その腐れ縁の糸とやらを護るのに必死なお前に何が出来る?」
銀時「大したことは出来やしねェ、が……これでも万事屋の看板を背負ってんだ、ちょっとした依頼くらいこなさねーとな」
朧「依頼?」
・・・
新八『……これが僕たちからの依頼です、銀さん』
神楽『絶対成功させろよコルァ』
・・・
銀時「テメーをしめて万事屋(ウチ)に帰る、たったそれだけの簡単な依頼だ」
銀時「大したことは出来やしねェ、が……これでも万事屋の看板を背負ってんだ、ちょっとした依頼くらいこなさねーとな」
朧「依頼?」
・・・
新八『……これが僕たちからの依頼です、銀さん』
神楽『絶対成功させろよコルァ』
・・・
銀時「テメーをしめて万事屋(ウチ)に帰る、たったそれだけの簡単な依頼だ」
桂「銀時……生きていたか……!」
辰馬「あの馬鹿がそう簡単に死ぬるはずがなか」
高杉「…………」
桂「奴が俺たちの背中を護っているんだ……ならば、奴の背中を護る俺たちもここでやられるわけにはいかんな」
高杉「…………」
高杉「……フン」
桂「なんだ……高杉」
高杉「存外……難しいモンだな、護るってのは」
桂「…………」
高杉「ぶっ壊すだけなら一瞬だ……なのに、同じ戦いでこうも違ってくるとは思わなかったぜ」
辰馬「だからこそじゃ」
桂「だからこそ……俺たちはこうして戦える、そうだろう?」
高杉「……馬鹿には敵わねェな」
辰馬「あの馬鹿がそう簡単に死ぬるはずがなか」
高杉「…………」
桂「奴が俺たちの背中を護っているんだ……ならば、奴の背中を護る俺たちもここでやられるわけにはいかんな」
高杉「…………」
高杉「……フン」
桂「なんだ……高杉」
高杉「存外……難しいモンだな、護るってのは」
桂「…………」
高杉「ぶっ壊すだけなら一瞬だ……なのに、同じ戦いでこうも違ってくるとは思わなかったぜ」
辰馬「だからこそじゃ」
桂「だからこそ……俺たちはこうして戦える、そうだろう?」
高杉「……馬鹿には敵わねェな」
銀時「ウオオオオオッッ!!」
朧「…………!」
朧(馬鹿な……何故ここで速さが増す? 一撃が重くなる?)
銀時「へっ、テメー程度じゃ俺をあの世へ連れてくことは出来ねーよ!」
朧「!」
銀時「死にぞこないを体を思いっきりぶん殴っても殺しきれねーような奴じゃ、話にもならねーな」
朧「これが……地獄への片道切符だ! 白夜叉ァ!!」
先に全力で叩いたのは胴体……それすら生きてこの世に舞い戻る鬼ならば
頭を打ち砕くのみ。
肉を、骨を、ひとつ残らずすべてを吹き飛ばすであろう一撃を……!
朧「…………!」
朧(馬鹿な……何故ここで速さが増す? 一撃が重くなる?)
銀時「へっ、テメー程度じゃ俺をあの世へ連れてくことは出来ねーよ!」
朧「!」
銀時「死にぞこないを体を思いっきりぶん殴っても殺しきれねーような奴じゃ、話にもならねーな」
朧「これが……地獄への片道切符だ! 白夜叉ァ!!」
先に全力で叩いたのは胴体……それすら生きてこの世に舞い戻る鬼ならば
頭を打ち砕くのみ。
肉を、骨を、ひとつ残らずすべてを吹き飛ばすであろう一撃を……!
銀時「……ワリ、地獄行きの切符だけどよ。何か買い間違えちまったみてーでな、俺ァもう持ってんだよ」
朧「!」
刹那、彼は思考した。
……なぜだ、なぜ自分は頭を狙って拳を放った?
驚異的な体力を気力で持たせてはいるものの、目の前の人間は明らかに限界だ。
わざわざ頭を狙わずとも、この一撃が入りさえすれば勝負は決するはずだった。
なのに、なぜ!
朧「…………!」
『死にぞこないの「体」を思いっきりぶん殴っても殺しきれねーような奴じゃ、話にもならねーな』
あの時か! 直前に白夜叉の言葉を耳にしていなければ……体を殴っても殺せぬと思いこまなければ……!
『戯言、結構じゃねーか……男が口にすることの七割は戯言だって昔の偉いなんとかっておっさんが言ってる気がする』
あの戯言さえ……
あの戯言さえ聞いていなければ!!
銀時「テメーの名前が入った指定席だ……大事に持って行きやがれェェェ!」
朧「!」
刹那、彼は思考した。
……なぜだ、なぜ自分は頭を狙って拳を放った?
驚異的な体力を気力で持たせてはいるものの、目の前の人間は明らかに限界だ。
わざわざ頭を狙わずとも、この一撃が入りさえすれば勝負は決するはずだった。
なのに、なぜ!
朧「…………!」
『死にぞこないの「体」を思いっきりぶん殴っても殺しきれねーような奴じゃ、話にもならねーな』
あの時か! 直前に白夜叉の言葉を耳にしていなければ……体を殴っても殺せぬと思いこまなければ……!
『戯言、結構じゃねーか……男が口にすることの七割は戯言だって昔の偉いなんとかっておっさんが言ってる気がする』
あの戯言さえ……
あの戯言さえ聞いていなければ!!
銀時「テメーの名前が入った指定席だ……大事に持って行きやがれェェェ!」
――――
たま「皆さま……準備はよろしいですか?」
妙「ええ……いつでも」
たま「すみません……からくりの私ではエネルギーを供給することが出来ず……!」
新八「いいんですよ……そんなたまさんだから、発射スイッチを押すことができるんですから」
将軍「……民に命令などしたくはないが、将軍の名を持って一つ勅を出そう」
新八「?」
将軍「誰一人として取りこぼすことなく……全員、生きて明日を迎えよ!」
近藤「将軍……!」
土方「……ま、上の命令にゃ逆らえねーからな」
沖田「死んでくれー土方ー、命令違反して汚名を背負った挙句に死んでくれ土方ー」
土方「生きて明日テメーを叩き斬ってやらァ!」
たま「皆さま……準備はよろしいですか?」
妙「ええ……いつでも」
たま「すみません……からくりの私ではエネルギーを供給することが出来ず……!」
新八「いいんですよ……そんなたまさんだから、発射スイッチを押すことができるんですから」
将軍「……民に命令などしたくはないが、将軍の名を持って一つ勅を出そう」
新八「?」
将軍「誰一人として取りこぼすことなく……全員、生きて明日を迎えよ!」
近藤「将軍……!」
土方「……ま、上の命令にゃ逆らえねーからな」
沖田「死んでくれー土方ー、命令違反して汚名を背負った挙句に死んでくれ土方ー」
土方「生きて明日テメーを叩き斬ってやらァ!」
たま「行きます!」
全員がエネルギー供給装置に手を触れた状態。
たまによって発射スイッチが押された瞬間、両脇のエネルギータンクが満ちていく。
新八「お、思ったより大分キツイですねこれ……あぐっ……!!」
神楽「へたれるなヨ新八ィ! これぐらい……どうってことないアル……!!」
長谷川「無理無理ィ! もう無理ィ! 死んじゃうってこれぇェェェ!」
神楽「マダオお前いい加減にしろやコルァ! 最後くらい地球の役に立って散るアル!」
長谷川「散るって何!? 俺の命が!? 遠まわしに死ねって言ってるよね!?」
長谷川「……ダメだ、ツッコんだらマジで死にそうになってきた」
将軍「皆、気を確かに持て……この一撃は……我ら、サムライの国が一撃ぞ!」
新八「銀さんたちだって戦ってるんだ……と……と……」
その時、全員の一丸の思いが言葉となる。
『届けェェェェェェェェェェ!!!』
全員がエネルギー供給装置に手を触れた状態。
たまによって発射スイッチが押された瞬間、両脇のエネルギータンクが満ちていく。
新八「お、思ったより大分キツイですねこれ……あぐっ……!!」
神楽「へたれるなヨ新八ィ! これぐらい……どうってことないアル……!!」
長谷川「無理無理ィ! もう無理ィ! 死んじゃうってこれぇェェェ!」
神楽「マダオお前いい加減にしろやコルァ! 最後くらい地球の役に立って散るアル!」
長谷川「散るって何!? 俺の命が!? 遠まわしに死ねって言ってるよね!?」
長谷川「……ダメだ、ツッコんだらマジで死にそうになってきた」
将軍「皆、気を確かに持て……この一撃は……我ら、サムライの国が一撃ぞ!」
新八「銀さんたちだって戦ってるんだ……と……と……」
その時、全員の一丸の思いが言葉となる。
『届けェェェェェェェェェェ!!!』
上と下……二つで行われていた二つの戦い。
銀時「ウオォォォォォォォォォォ!」
朧「…………!」
攘夷志士四名が奈落一派を撃破したのとほぼ同時
『届けェェェェェェェェェェ!』
思いを乗せて放たれた『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』は
元老院の乗る船を、跡形もなく吹き飛ばした。
――――戦いは、終わった。
銀時「ウオォォォォォォォォォォ!」
朧「…………!」
攘夷志士四名が奈落一派を撃破したのとほぼ同時
『届けェェェェェェェェェェ!』
思いを乗せて放たれた『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』は
元老院の乗る船を、跡形もなく吹き飛ばした。
――――戦いは、終わった。
…………
銀時「…………で、何だったんだあのビーム。天人の乗ってる馬鹿でかい戦艦、一発で吹き飛ばしたぞ」
桂「ウルトラマンに決まっているだろう、あれは間違いなくスペシウム光線だ」
銀時「三分以内にここから飛び降りろ、お前が正しけりゃきっと光の巨人が助けれくれるから」
高杉「……辰馬、あれは」
辰馬「以前、宇宙で見たことがある……『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』じゃな」
桂「な、何……だと……?」
銀時「じゃねーよ! あるわけねーだろあんな悪ふざけで作った大砲!」
桂「銀時、貴様ァ! なぜ俺を蹴った!? 攻撃をするならむしろ辰馬だろう!」
銀時「…………で、何だったんだあのビーム。天人の乗ってる馬鹿でかい戦艦、一発で吹き飛ばしたぞ」
桂「ウルトラマンに決まっているだろう、あれは間違いなくスペシウム光線だ」
銀時「三分以内にここから飛び降りろ、お前が正しけりゃきっと光の巨人が助けれくれるから」
高杉「……辰馬、あれは」
辰馬「以前、宇宙で見たことがある……『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』じゃな」
桂「な、何……だと……?」
銀時「じゃねーよ! あるわけねーだろあんな悪ふざけで作った大砲!」
桂「銀時、貴様ァ! なぜ俺を蹴った!? 攻撃をするならむしろ辰馬だろう!」
新八「良かった……みんな、生きていてくれて……!」
銀時「!」
銀時の目に映ったのは見知った顔、かぶき町の住人達。
だが奇妙だったのは、その誰もが疲労困憊していることだった。
銀時「……テメーら、何だってそんな……!」
新八「……ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲です」
銀時「…………」
銀時(え? いやいやいや、え? ネオアームスト……あ、あの悪ふざけで作った大砲マジであったのかァァァァ!?)
新八「……終わったんですよね、今度こそ」
神楽「銀ちゃん……!」
銀時「…………」
銀時「終わってなんかいねーよ」
銀時「明日っからまた万事屋の仕事、始めなきゃならねーだろ」
銀時「!」
銀時の目に映ったのは見知った顔、かぶき町の住人達。
だが奇妙だったのは、その誰もが疲労困憊していることだった。
銀時「……テメーら、何だってそんな……!」
新八「……ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲です」
銀時「…………」
銀時(え? いやいやいや、え? ネオアームスト……あ、あの悪ふざけで作った大砲マジであったのかァァァァ!?)
新八「……終わったんですよね、今度こそ」
神楽「銀ちゃん……!」
銀時「…………」
銀時「終わってなんかいねーよ」
銀時「明日っからまた万事屋の仕事、始めなきゃならねーだろ」
桂「何を終わらせようとしているんだ銀時、これではさっきの俺は蹴られ損ではないか!」
銀時「お前のよく分かってなかったろうが、辰馬のこと蹴らせようとしてただろ」
桂「それ以前にだ……貴様、よくも似蔵などという怪物を俺たちに押し付けてくれたな」
辰馬「あーそれについては全くじゃ金時、儂とヅラのどっちかが死んでてもおかしゅうなかったぞ」
銀時「俺一人でも何とかなったんだ……しぶといテメーら二人掛かりでそう簡単にくたばるわけねーだろうが」
辰馬「いや金時、あの強さは洒落にならん。スポーツマンNO.1決定戦の室伏広治じゃき」
新八「何の話してるんですか辰馬さん」
銀時「お前のよく分かってなかったろうが、辰馬のこと蹴らせようとしてただろ」
桂「それ以前にだ……貴様、よくも似蔵などという怪物を俺たちに押し付けてくれたな」
辰馬「あーそれについては全くじゃ金時、儂とヅラのどっちかが死んでてもおかしゅうなかったぞ」
銀時「俺一人でも何とかなったんだ……しぶといテメーら二人掛かりでそう簡単にくたばるわけねーだろうが」
辰馬「いや金時、あの強さは洒落にならん。スポーツマンNO.1決定戦の室伏広治じゃき」
新八「何の話してるんですか辰馬さん」
桂「うむ……俺たちはせいぜい池谷直樹と照英だ、一人ではとてもじゃないが太刀打ちできなかったな」
銀時「どっちも優勝経験者じゃねーか、それならケインを入れろコノヤロー」
銀時「好記録を出した時に雄たけびを上げるケインとか子供時代のヒーローだったからね、みんなの憧れだったからね」
桂「池谷とケインの一騎打ちは心が躍ったな、あれこそ正月の風物詩だな」
銀時「池谷もヒール役でいい味出してたわ、あのキャラ立ては漫画家も見習わなきゃいけねーよ」
辰馬「その二人に対抗しちょったのが照英じゃき、『小指が僕を救ってくれました』は名言じゃの」
銀時「そういや、ケインがいなくなったらヒール役だった池谷を応援しだすっていう謎の現象が起こっ……」
新八「大決戦のあとで何言ってんだアンタらはァァァ! スポーツマンの話はもういいんだよ!」
銀時「どっちも優勝経験者じゃねーか、それならケインを入れろコノヤロー」
銀時「好記録を出した時に雄たけびを上げるケインとか子供時代のヒーローだったからね、みんなの憧れだったからね」
桂「池谷とケインの一騎打ちは心が躍ったな、あれこそ正月の風物詩だな」
銀時「池谷もヒール役でいい味出してたわ、あのキャラ立ては漫画家も見習わなきゃいけねーよ」
辰馬「その二人に対抗しちょったのが照英じゃき、『小指が僕を救ってくれました』は名言じゃの」
銀時「そういや、ケインがいなくなったらヒール役だった池谷を応援しだすっていう謎の現象が起こっ……」
新八「大決戦のあとで何言ってんだアンタらはァァァ! スポーツマンの話はもういいんだよ!」
妙「そうですよ銀さん……まだ終わらせるわけにはいかないじゃないですか」
銀時「あん?」
妙「それで……結局、この漫画のヒロインは誰なんですか?」
銀時「…………」
あやめ「私ってことで決まったでしょ! 何を今さら蒸し返してるのお妙さん!」
妙「ごめんなさい、正直猿飛さんは眼中にないの」
月詠「まだ続けておったのか……まったく……」
九兵衛「どうかな、君もさっきは『ヒロインになるのも悪くはない』と口にしていたじゃないか」
月詠「あ、あれはその場の流れでじゃな……その、あの……」
神楽「ヒロインは私でしょ! ね、銀ちゃん!」
平子「どうなんですか、兄貴ー!」
銀時「…………」
銀時「あん?」
妙「それで……結局、この漫画のヒロインは誰なんですか?」
銀時「…………」
あやめ「私ってことで決まったでしょ! 何を今さら蒸し返してるのお妙さん!」
妙「ごめんなさい、正直猿飛さんは眼中にないの」
月詠「まだ続けておったのか……まったく……」
九兵衛「どうかな、君もさっきは『ヒロインになるのも悪くはない』と口にしていたじゃないか」
月詠「あ、あれはその場の流れでじゃな……その、あの……」
神楽「ヒロインは私でしょ! ね、銀ちゃん!」
平子「どうなんですか、兄貴ー!」
銀時「…………」
銀時「分かった、じゃー俺が決めてやる」
妙「え?」
銀時「まったく……逃げなきゃいつ死んでもおかしくなかったってのにテメーら女どもは揃いも揃って残りやがって……」
銀時「天人どもとかち合って平然としてるなんざ、野郎でもそうはいるもんじゃねーよ」
銀時「ここには肝っ玉の据わった……そんで、澄んだ魂持ってる女しかいねェ……」
妙「それって…………」
銀時「…………」
銀時「テメーら全員、銀魂の付いた……月と桜の映える、綺麗なヒロインだ」
完
妙「え?」
銀時「まったく……逃げなきゃいつ死んでもおかしくなかったってのにテメーら女どもは揃いも揃って残りやがって……」
銀時「天人どもとかち合って平然としてるなんざ、野郎でもそうはいるもんじゃねーよ」
銀時「ここには肝っ玉の据わった……そんで、澄んだ魂持ってる女しかいねェ……」
妙「それって…………」
銀時「…………」
銀時「テメーら全員、銀魂の付いた……月と桜の映える、綺麗なヒロインだ」
完
妙「『完』って何ですか、銀さん」
銀時「えっ、ちょ……あれ? すげー綺麗にまとめなかった? いつでもED行ける感じの流れじゃなかった?」
妙「そんなフワッとした感じの答え、誰も求めてないんですよ。何ですか、ハーレムルートにでも行くつもりですか」
銀時「つーかなんでお前そんな元気なの? 生命力だか何だかを使って大砲撃ったんじゃなかった?」
妙「……そうですね、銀さんが決められないのなら……もう一回『最初から』やり直さないといけないですよね?」
沖田「土方さん……コイツァ……この流れって……」
土方「ああ……」
妙「ヒロインNO.1決定戦を……ねェ?」
桂「逃げるぞ銀時!! 新八君!!」ダッ!
新八「えっ!?」ダッ!
土方「冗談じゃねえ! また拘束されてくだらねェ審査員なんぞやってたまるかァァァァァ!!」ダッ!
妙「逃がすなァァァァ!」
九兵衛「お妙ちゃんの頼みなら!」
銀時「銀魂体操第一ィィィィィ! 息を大きく吸い込んで大声出す運動ォォォォォ! 行くぞテメーらァァァ!!」
『なんでだァァァァァァァ!?』
第?訓『女って基本めんどくさい』 (蜜柑)
銀時「えっ、ちょ……あれ? すげー綺麗にまとめなかった? いつでもED行ける感じの流れじゃなかった?」
妙「そんなフワッとした感じの答え、誰も求めてないんですよ。何ですか、ハーレムルートにでも行くつもりですか」
銀時「つーかなんでお前そんな元気なの? 生命力だか何だかを使って大砲撃ったんじゃなかった?」
妙「……そうですね、銀さんが決められないのなら……もう一回『最初から』やり直さないといけないですよね?」
沖田「土方さん……コイツァ……この流れって……」
土方「ああ……」
妙「ヒロインNO.1決定戦を……ねェ?」
桂「逃げるぞ銀時!! 新八君!!」ダッ!
新八「えっ!?」ダッ!
土方「冗談じゃねえ! また拘束されてくだらねェ審査員なんぞやってたまるかァァァァァ!!」ダッ!
妙「逃がすなァァァァ!」
九兵衛「お妙ちゃんの頼みなら!」
銀時「銀魂体操第一ィィィィィ! 息を大きく吸い込んで大声出す運動ォォォォォ! 行くぞテメーらァァァ!!」
『なんでだァァァァァァァ!?』
第?訓『女って基本めんどくさい』 (蜜柑)
乙!!
最後まで銀魂らしくて楽しかったです。
続きもしくは後日談期待しています。
最後まで銀魂らしくて楽しかったです。
続きもしくは後日談期待しています。
乙ぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!
この流れなら言える
このSSはまとめにのる。
乙っしたあああああああ!!
このSSはまとめにのる。
乙っしたあああああああ!!
今回は難産でしたね
相変わらず再現度高いし、次回作も楽しみにしてます
ボラギノォォォ乙ォォォル
相変わらず再現度高いし、次回作も楽しみにしてます
ボラギノォォォ乙ォォォル
・・・
銀時「スカウター?」
源外「違う、コイツぁ『スキャウター』だ。早く装着しろ」
銀時「どっちでも同じだろうが。どう見てもこれアレだろ、サイヤ人が持ってるアレだろ」
源外「馬鹿言っちゃいけねえ、コイツは今のおめぇにとっちゃ喉から手が出るほど欲しいモンだろうよ」
銀時「なんで戦闘力計らなきゃならねーんだよ、そんなモン計るなら女のスリーサイズ計るわ」
源外「当たらずとも遠からずだな」
銀時「スカウター?」
源外「違う、コイツぁ『スキャウター』だ。早く装着しろ」
銀時「どっちでも同じだろうが。どう見てもこれアレだろ、サイヤ人が持ってるアレだろ」
源外「馬鹿言っちゃいけねえ、コイツは今のおめぇにとっちゃ喉から手が出るほど欲しいモンだろうよ」
銀時「なんで戦闘力計らなきゃならねーんだよ、そんなモン計るなら女のスリーサイズ計るわ」
源外「当たらずとも遠からずだな」
銀時「あん?」
源外「銀時……愛ってのはなんだ?」
銀時「いきなり何言ってんだこのジジイ、んなことは丸坊主にしたアイドルにでも聞いとけよ」
源外「愛ってのはあれよ、あのーあれだ。あれがあれすることだろ」
銀時「あれしか言ってねーよ、フワッとした言い方ってレベルじゃねーぞそれ」
源外「まあつまりだ、愛ってのは一言じゃ言い表せねェ面倒なモンってことよ」
源外「この『スキャウター』はその愛を数値化してくれる絡繰りだ」
銀時「いや意味わかんねーけど」
源外「スキャウターの『キャ』は『キャッキャウフフ』のキャだ、そのレベルを計れるってことよ」
銀時「説明聞いても意味分からねェんだけど?」
源外「銀時……愛ってのはなんだ?」
銀時「いきなり何言ってんだこのジジイ、んなことは丸坊主にしたアイドルにでも聞いとけよ」
源外「愛ってのはあれよ、あのーあれだ。あれがあれすることだろ」
銀時「あれしか言ってねーよ、フワッとした言い方ってレベルじゃねーぞそれ」
源外「まあつまりだ、愛ってのは一言じゃ言い表せねェ面倒なモンってことよ」
源外「この『スキャウター』はその愛を数値化してくれる絡繰りだ」
銀時「いや意味わかんねーけど」
源外「スキャウターの『キャ』は『キャッキャウフフ』のキャだ、そのレベルを計れるってことよ」
銀時「説明聞いても意味分からねェんだけど?」
銀時「とにかくアレだ、俺ァ今めんどくせー女どもに追っかけられてんだから……」
「追いかけられてるんだから?」
銀時「いや、だからほとぼりが冷めるまでここで大人しく……」
源外「銀時、オメー誰と話してんだ?」
銀時「は?」
妙「…………」
銀時「…………」
銀時「光る雲を突き抜けFLY AWAYYYYYY!!」
妙「逃がしませんよ」ガシッ
「追いかけられてるんだから?」
銀時「いや、だからほとぼりが冷めるまでここで大人しく……」
源外「銀時、オメー誰と話してんだ?」
銀時「は?」
妙「…………」
銀時「…………」
銀時「光る雲を突き抜けFLY AWAYYYYYY!!」
妙「逃がしませんよ」ガシッ
銀時「いや、あの、マジで勘弁してくんね? 腹に穴空いてんだけど? かぶき町のために相当頑張って戦ってたんだけど?」
妙「すごいですね、じゃあ今度は私たちヒロイン候補のプライドを守るために戦ってくださいね」
銀時「すいません、ボロボロの主人公引きずってくのをヒロインって言うんですか」
妙「最近は主人公に物怖じせずに行動できるヒロインが増えてるんですよ?」
銀時「程度を考えろォォォォ! 綾波レイがゲンドウをマダオって呼ぶレベルだよこれは!」
源外「ははは、もう諦めろ銀の字! もう腹くくったほうが楽だぞ」
妙「あら、あなたも来るんですよ?」
源外「……あん?」
妙「とっても面白そうな絡繰りをお持ちなようで」
妙「すごいですね、じゃあ今度は私たちヒロイン候補のプライドを守るために戦ってくださいね」
銀時「すいません、ボロボロの主人公引きずってくのをヒロインって言うんですか」
妙「最近は主人公に物怖じせずに行動できるヒロインが増えてるんですよ?」
銀時「程度を考えろォォォォ! 綾波レイがゲンドウをマダオって呼ぶレベルだよこれは!」
源外「ははは、もう諦めろ銀の字! もう腹くくったほうが楽だぞ」
妙「あら、あなたも来るんですよ?」
源外「……あん?」
妙「とっても面白そうな絡繰りをお持ちなようで」
・・・
妙「それで源外さん、これはどうやって使うんですか?」
源外「そいつァ簡単だ、装着して愛を計りたい相手をセンターに入れてスイッチを押すだけよ」
あやめ「性能は? 性能はどうなの?」
源外「馬鹿なこと聞くんじゃねえや、俺を誰だと思ってる?」
銀時「指名手配犯」
源外「オメー人の古傷を抉って楽しいか?」
妙「それで源外さん、これはどうやって使うんですか?」
源外「そいつァ簡単だ、装着して愛を計りたい相手をセンターに入れてスイッチを押すだけよ」
あやめ「性能は? 性能はどうなの?」
源外「馬鹿なこと聞くんじゃねえや、俺を誰だと思ってる?」
銀時「指名手配犯」
源外「オメー人の古傷を抉って楽しいか?」
妙「実験してみることとか、出来ますか?」
銀時「ねえ、なんでコイツらこんな必死なの? 自信ないの? 余裕ないの?」
源外「おう、だったらそうだな……誰か適当に……」
銀時「適当っつってもそんな都合よく……」
妙「ちょうど、ここに拘束されている三匹の野郎共がいます」
新八・土方・沖田「…………」
銀時「…………」
銀時「ねえ、なんでコイツらこんな必死なの? 自信ないの? 余裕ないの?」
源外「おう、だったらそうだな……誰か適当に……」
銀時「適当っつってもそんな都合よく……」
妙「ちょうど、ここに拘束されている三匹の野郎共がいます」
新八・土方・沖田「…………」
銀時「…………」
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