私的良スレ書庫
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元スレ絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」
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・"とある魔術の禁書目録"の二次創作SSです
・たぶん全年齢向け
・キャラ崩壊および独自設定、独自解釈を含みます
・ラブロマンス、バトル、シリアスの要素は薄め(予定)です
・要はダラダラした日常をダラダラと書きます
それでは、始めさせていただきます
第三次世界大戦集結から数ヶ月
戦争で傷ついた人々も、徐々にではあるがその傷を癒していった
季節は移ろい、ここ学園都市ではもうすぐ桜の咲く季節
柔らかな日差しが降り注ぐ空港、一人の少女が何かを待ち焦がれていた
~第23学区~
絹旗「むう……遅いですね。そろそろ時間の筈なのですが」
絹旗「目をつけてた映画を投げてまで駆けつけたというのに……まったく」ブツブツ
:
:
:
絹旗「超おかしいです。いくらなんでも遅すぎでは」
絹旗「まさか私が時間を間違えた? いや、何かに巻き込まれたとか……」
コツコツコツ...
トテトテトテ...
??「あれ? そこのちっさい人影はもしや」
??「きぬはた?」
絹旗「Σ」クルッ
滝壺「やっぱりきぬはただ」
絹旗「滝壺さん!…………ついでに浜面」
浜面「ついで!? 俺ついでなの?! これでも命張ったんだよ?!」
絹旗「うっさいです! この私に待ちぼうけさせるとは、超偉くなりやがりましたね!」
浜面「しょうがねえじゃん! 飛行機の運航スケジュールなんてこんなもんだろ?!」
絹旗「責任転嫁とは超見苦しいですね。
これから滝壺さんとの再会の感動に浸りたいので超黙っててください」
浜面「お前俺の扱い相変わらずなんだな?! 泣いてやるゥ!」
絹旗「泣いて気が済むなら超泣いててください。私の視界の外で」
浜面「ヴォォォォォ!」
<ヴオォォォォォ
絹旗「滝壺さんも元気そうで何よりです。最後に見たときは弱りきってましたし」
滝壺「ごめんね、心配かけちゃって。後遺症は少しあるけど、普通に生活する分には問題ないから」
絹旗「それを聞いて超安心です。これからは滝壺さんも普通の生活が出来ますね」
滝壺「うん、きぬはたも。それにしても、きぬはた」
絹旗「?」
ポスン
滝壺「ちょっと見ない間に背伸びたね」ナデナデ
絹旗「超! 成長期ですから!」フンス
滝壺「それに……」
絹旗「?」
滝壺「薄くだけど、化粧してるね。髪も伸びたし、大人っぽくみえるよ」
浜面「なぁにいぃぃぃぃ? 化粧だとぉ?! お父さん許しまへんでぇ!」
絹旗「ばっ……/// 超うっさいです! 超ウザいです! 超浜面は黙っててください!」
浜面「まったく、お前もしばらく見ねえ内に女らしくなったな。お父さんそっちの方が良いと思うぜ」
絹旗「はーーーまづらぁぁぁぁ!!」ウガー
浜面「ヒッ…!」ビクッ
浜面「……あれ?」
絹旗「//////」プシュー
浜面「え?! なにその反応?! そこはちっそパーンチとかブレーンバスターとかする場面だろ?!」
絹旗「むぅ……///」
浜面「ほら、こいよ! 自慢じゃないが、打たれ強さなら自信あるんだぜ?!」
絹旗「こんの超朴念仁!」メメタァ
浜面「ボルシチッ?!」
<ドゴォォォォォォォン
絹旗「はぁはぁ……このままじゃ滝壺さんが超苦労します! 浜面は乙女心を超学んできなさい!」
滝壺「大丈夫だよ、きぬはた。そんなはまづらも私は応援してる」
絹旗「滝壺さんは超優しすぎです!」
滝壺「そんなこと……あれ? はまづら?」
絹機「? あっ、あれは警備員?」
浜面「あたたたた……相変わらず容赦しねえのな、あいつ」
???「よーぅ、浜面。元気そうで安心したじゃん?」
浜面「あ?……げぇっ、巨乳警備員!?」
黄泉川「ロシアでは大活躍だったらしいじゃん? いやー、男をあげたじゃん♪」
浜面「な、なんだよ、何しにきたんだよ、アンタ」
黄泉川「……決まってるじゃん?」ニヤリ
絹旗「超待ってください! いくら警備員でもキモイだけで連行するなんて超無体です!」
滝壺「はまづらはまだ何もしてません」
浜面「キモイだけで?! まだ何も?! アンタ達相変わらず辛口だね!」
黄泉川「お? そっちのは確かあの時の……元気になったみたいでなによりじゃん」
滝壺「その節はお世話になりました。あの、はまづらが何かしたんですか?」
黄泉川「まー、あえていうなら貯金じゃん? 日本にいた時に重ねたショッボイ軽犯罪の」
絹旗「……浜面」ジトー
浜面「うっ、何も言い返せねえ」
黄泉川「そんなワケだから、ちょっとお勤めに出てもらうじゃん♪……おい、連れていけ」
警備員達「イエス、マム!」
浜面「滝壺、すまねぇ! こんなことになっちまって!」
滝壺「はまづら、私待ってるから。10年でも20年でも待ってるから」
黄泉川「あー、お前の態度次第では半年ぐらいで一回出てこれるじゃん」
浜面「何?! ホントだな?!」
黄泉川「昔と違って可愛い彼女がいるんだし、今度は本気で頑張ってみるじゃん?」
浜面「よぉぉし、やってやらぁ!」
絹旗「警備員さん、これ以上滝壺さんを困らせないように、超ビシビシやっちゃってください」
黄泉川「そういうことならお任せじゃん」
警備員「さ、歩いた歩いた」ゲシゲシ
浜面「ちょ、痛ぇっての! もっと優しくしてくれよ!」
黄泉川「じゃ、こいつはちょっとお預かりするじゃーん」ノシ
絹旗「……行っちゃいましたね」
滝壺「……」
絹旗「これからどうしましょう」
滝壺「これ」チャリ
絹旗「? 鍵ですか?」
滝壺「むぎのが個人的に使ってた家の鍵。むぎのはロシアで暮らすから使っていいって」
絹旗「なんと、麦野が? 超気前のいいことですね」
滝壺「アイテム時代の隠れ家だと何が起こるか分からないから、って言ってたよ。
だから、もし住むところが見つからなかったら使えって」
絹旗「確かにその通りですね……では、超お世話になりましょう」
滝壺「第7学区にあるから、行ってみよう」
~第7学区 某所~
滝壺「ここだね」
絹旗「なんですか、これ……映画のセットですか?」
滝壺「違うと思うよ?」
絹旗「ツタに覆われた洋館……魔女でも住んでるんですかね?」
滝壺「とりあえず入ろうよ」ガチャガチャ
ガチリ
ギィィィィィ
滝壺「おじゃまします」
絹旗「ち、超おじゃま、します……」
滝壺「きぬはた?」
絹旗「違います! 超誤解です!
ホラー映画チックなドアの開閉音に超ビビったとかじゃないですから!」
滝壺「そうか、きぬはたは怖いんだね」
絹旗「い、いえ、ですから……!」
滝壺「大丈夫だよ。そんなきぬはたも、私は応援してる」ナデナデ
絹旗「っ///」
:
:
:
絹旗「よ、よしっ。それじゃ超探検してみましょう!」
滝壺「おー」
~1階~
絹旗「超立派なキッチンですね。むしろ超厨房というべきでしょうか」
滝壺「レストランみたいだね」
絹旗「あまり使った形跡はないようですが」
絹旗「おおお! 風呂が超広いです!」
滝壺「きぬはたが好きな健康ランドみたい」
絹旗「いえ、さすがに超健康ランドには負けるかと」
絹旗「これは……食堂ですか?」
滝壺「(ツー)むっ、こんなにホコリが」
絹旗「麦野は使ってなかったのでしょう。ここで一人メシは超寂しいですから」
~2階~
滝壺「ドアがいっぱい」
絹旗「全部同じデザインの部屋でしたね。客用でしょうか」
絹旗「卓球台にビリヤード台に……」
滝壺「おお、きぬはた、ピアノがあるよ」
絹旗「遊戯室って言うんですか? アイテムが使ってた会員制サロンにもありましたね」
~所戻って1階~
絹旗「だいたい見終わりましたね」
滝壺「……」ウーン
絹旗(電波受信中でしょうか?)
滝壺(なんだろう、この違和感)
絹旗「滝壺さん?」
滝壺「……あっ、きぬはた。どうしたの?」
絹旗「時間も時間ですし、とりあえず超晩ご飯にしませんか?」
滝壺「うん、そうだね。私つくる」
絹旗「私食べる」
滝壺「手伝わなかったら、ご飯は冷蔵庫にあった消費期限切れの鮭弁だよ」
絹旗「さて、何からしましょうか? 超なんなりとお申し付けください」キリッ
絹旗「ほえにひても、ほほはふたひでふむには超おおひいでひゅね」モギュモギュ
滝壺「こら。行儀悪い」
絹旗「ゴクン 超失礼しました」
滝壺「もう一回」
絹旗「それにしても、ここは二人で住むには超大きいですね」
滝壺「そうだね……」ポク
絹旗「?」
滝壺「……」ポク
絹旗「……」
滝壺「…………」ポク
絹旗「」モギュモギュ
滝壺「!」チーン
滝壺「きぬはた、空き部屋がたくさんあるから、困ってる人に貸そう」
絹旗「はい? 確かに、2階には同じようなデザインの部屋がいくつもありましたが……」
滝壺「うん、それを使うの」
絹旗「でも、個室以外のスペースは超共有することになりますよ」
滝壺「なんか、そういう生活も楽しそうだな、って」
絹旗「むむ、確かに……アイテム時代のノリを思い出しますね」
滝壺「だからね、こういう感じで募集するといいと思う」カキカキ
┌────────────────────┐
│☆きぬはた荘☆ .│
│ ....│
│入居者超募集中! │
│風呂/トイレ/キッチン/リビング/玄関 共同 ..│
│家賃 4800円/月 .│
│身分経歴一切超不問 │
└────────────────────┘
絹旗「きぬはた荘、ですか?」
滝壺「うん」
絹旗「あの……なぜ私なんですか」
滝壺「きぬはたの方が私よりしっかりしてるから、管理人さん」
絹旗「……は、はぁ」
滝壺「ね、面白そうだし。やろうよ」キラキラ
絹旗(滝壺さんがたまに見せるこの超行動力はいったい……)
滝壺「きぬはた?」
絹旗「ま、まあ、人が住んでたほうが家は傷みませんし、
空き部屋として超ほっとくよりはいいかもしれませんね」
滝壺「決まりだね」
絹旗「滝壺さんも共同管理人ということで超お願いします。流石に私一人は超不安ですので」
滝壺「じゃあ、この紙は明日にでも何枚か近所に貼ってくるよ」
絹旗(今気付いたけど、身分経歴超不問ですか?! 何が出てくるやら……)
滝壺「♪」
――こうして軽いノリではじまった「きぬはた荘」
だが、このときの彼女たちは知る由もない
集まる入居者たちが一癖も二癖もある上に、ある"共通点"を抱えていることを
今回はここまでです
次回以降、何回かに分けて住人が増えます
次回投下は本日21時の予定です
それでは、これにて
次回以降、何回かに分けて住人が増えます
次回投下は本日21時の予定です
それでは、これにて
あの人が入居して絹旗との絡みを展開して欲しい・・・!!
私はその展開をこれ以上無いほど所望している・・・・
期待している
私はその展開をこれ以上無いほど所望している・・・・
期待している
共通点ってのは暗部だったり魔術サイドに関わってたりとかかな?
いずれにしろ超支援
いずれにしろ超支援
>>31
なんか君臭うよ
なんか君臭うよ
まあ待て。
募集開始から、あっという間に半年立ちました。
って可能性もだな……
募集開始から、あっという間に半年立ちました。
って可能性もだな……
>>34
はあ┐('~`;)┌
悲しいなぁ…。 そうやってバカにしたり、中傷するコメントをわざわざ書き込む姿勢には恐れいったよwwwwwwご苦労様で~すm(_ _)m
あ これ以上はココが荒れちゃうから、頑張って反撃しなくていいからね♪
はあ┐('~`;)┌
悲しいなぁ…。 そうやってバカにしたり、中傷するコメントをわざわざ書き込む姿勢には恐れいったよwwwwwwご苦労様で~すm(_ _)m
あ これ以上はココが荒れちゃうから、頑張って反撃しなくていいからね♪
>>1がんばれ
~第7学区 某所~
白井「はあ……どうしてこうなったですの」トボトボ
婚后「そもそもの原因は、貴女にあるのではなくて?」
白井「わたくしは風紀委員としての勤めを全うしたまでですの!」ムキー
婚后「分からなくもないですが……」
――前日深夜 常盤台学生寮208号室
白井「迷子を保護したのはいいですが……困りましたわね。
この時間では風紀委員支部も閉まってますし……」
打ち止め「Zzzzzz...」スピー
白井「……全く、こんな可愛らしい子をこんな真夜中に放り出すなんて。
保護者が見つかったらとっちめてやりますの」
打ち止め「だめだよぉ…………-た……」スピー
白井「……よくよく見たら、この寝顔、お姉様に瓜二つですの。
……ちょっとだけ、ちょっとだけですの。ウヒヒヒヒ」
<ガガーーーン
白井「? 今のは?」
ガシャーーーーン
??「打ち止めァァァァァァァァ!」
白井「な、なんですの、貴方は?!」
??「……てめェかァ、うちのクソガキ誑かしやがったのはァ!」
白井「誑かすとは心外ですの! わたくしは風紀委員として迷子を保護しただけですの!」
??「迷子だァ?」ギロリ
白井「うちの、ということは貴方が保護者ですのね? こんな小さい子を
真夜中に放り出すなんて、何を考えてますの!」
??「俺がコンビニ行ってる間に勝手に抜け出しやがったンだよォ!」
白井「言い訳なんて見苦しいですの! 挙句、女子寮の壁を破って侵入とは
殿方失格ですの! 神妙にいたしなさい!」
??「うるせェェェ!」ウガー
??「俺はあの極寒の地で誓ったンだよ! 護りてェンだ! 失いたくねェンだ!!
たった一つの幻想を守り抜くためなら、どんな現実とだって向きあってやる!!!」
白井(なんという覇気……これは本当に人間ですの?!)
??「クソガキを誑かす変態にはお仕置きが必要だなァ……」ドドドドドドド
寮監「白井! なんだ今の音h……な、これは何事だ?!」
白井「寮監! お逃げください!」
??「自転パーーーーーンチ!!」
ドズズ...ン
――今に至る
白井「まさか拳一つで寮の一角を吹き飛ばすとは……お陰で、十数人の生徒が
路頭に迷う羽目になりましたの……」
婚后「その殿方、いったい何者だったのでしょうね」
白井「とんでもない能力者だということは確かですの。あの惨事で、怪我人が出ていないのは奇跡ですの」
白井「ひとまず、部屋を失った寮生の仮住居は確保して、残りはわたくし達だけですわね」
婚后「まったく、翌日まで待たせるなんて何事ですか。このわたくしを常盤台の婚后光子とs」
白井「後輩を優先してたらそうなりましたの。常盤台の婚后光子サマなら、きっとご自身の
後輩を優先するだろうと思っての配慮ですの」
婚后「とっ、当然ですわ! この婚后光子、いつでも可愛い後輩を第一に考えておりますのよ!」
白井(ちょろいですの)
婚后「そういえば御坂さんはどうされましたの? 貴女と同室だったのでは?」
白井「……お姉様は……行く宛があるからいい、と……あの類人猿の部屋に……」ブツブツ
婚后「し、白井さん?」
白井「嗚呼! お姉様ァァァ! 黒子は! 黒子はァァァァァァ!」ガンガンガンガンガン
婚后「白井さん! どうか落ち着きなさって! 人様のご住居の壁に頭突きはいけませんわ!」
白井「hjauお姉ahia様saljislw!」ガンガンガンガンガン
婚后「だっ、誰か! 風紀委員! 風紀委員を!」
ガシャーーーーン
「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
これ思い出すwwww
「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
これ思い出すwwww
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婚后「落ち着きまして?」
白井「は……お恥ずかしいところを……穴があったら入れたいですの……」ズーン
婚后「いいえ、わたくしもNGワードを発してしまったようですので……気を付けますわ」
白井「気を取り直して……寮の改修が済むまでの仮住居を探さないといけませんの」
婚后「学舎の園の寮はすでに満室……自力で探すしかないということですわね」ハァ
白井「では、不動産の仲介業者さんのところに参りましょう」
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