元スレ佐天「時を止める能力……」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
201 :
Q.時を止めた状態で一方さんに攻撃したらどうなるの?
A.地球が滅びます
202 = 198 :
逆に考えるんだ
反射の膜みたいなものが作られてて消える暇もなくそこに留まってるとかそんなえ?無理?
203 = 199 :
DIOの時止めって厳密には止まっているんじゃなくて滅茶苦茶ゆっくりな世界ってばっちゃがいってた!!
なーんて、僕も静止した世界じゃ反射も働かないと思ってます。
でも一方さんが時の止まった世界に入門する展開も面白そうだよね
204 :
完璧に止まるなら反射無理だけど限りなく遅いんだったら反射の余地はあるね
205 :
いやまて、多分恐らくきっともしかしたら光より早く動けてもおかしくはないし演算中のラグで殴無理か
206 :
>>199
お前なら出来る
頑張れ
207 :
1 別の意味で停止
佐天「調子に乗っちゃ駄目!」
佐天「にゃんたら優しすぎるの大嫌い!」
佐天「にゃー!」
御坂「……」
佐天「はっぴぃにゅうにゃあ はじめまして」
御坂「……」
佐天「君にあげる最初のオーバーラン」
佐天「逃げるから……?」
佐天「み、御坂さん……恥ずかしいところ見せちゃいましたね……」
御坂「……」
佐天「御坂さん?」
佐天「御坂さーん、ほっぺたぷにぷにしちゃいますよー」
ぷにぷに
佐天「反応がないだと……」
佐天「は!まさかこれは……あたしの能力!?」
2 げんそーきょー
佐天「ここが幻想郷か……」
佐天「時を操る程度の能力……?」
佐天「って程度ってなんですか!かなりすごいじゃないですか!」
3 適当な理屈付け
佐天「危機に至った時、周りが遅くなったかのような感覚になるのを知っていますか?」
佐天「それは情報の中でその危機を乗り切るのに必要のない情報を一時的に遮断する事で
一つの事に集中し、処理能力が上昇するからと言われています」
佐天「あたしはその情報遮断を意図的に行うことができる。つまりあたしはあなたの攻撃を瞬時に判断し、かわす事ができるのです」
3番についての質問は受け付けません。
208 :
>>207
1がかなり広く受けそうだが個人的に2が…
上条さん幻想入りはあるが佐天さん幻想入りはなかったような
209 :
>>1が戻ってこないなら乗っ取っちゃっていいのかな?
文章力皆無だけど
210 :
>>209
期待している
211 :
>>209
こういう事言って期待させたまま戻ってこない人いるから
意思表明で1~2レス書けじゃなくて書いてください
212 = 209 :
あ、書いていいんですかね?一応今書き溜めてるんですが
>>138から 寺は学園都市にあるっつー設定でよろしく頼みます
佐天「朝ごはんも食べたし、あたしは勉強してますね」
上条「あぁ、俺は住職さんの手伝いをするから涙子ちゃんも頑張ってね」
佐天「上条さんも頑張ってくださいね!」
────────────
佐天「とは言ったもののこの上級編難しいなぁ」
佐天「レベル3くらいになってからちっとも能力が上がらないし、勉強してるだけじゃダメなのかな……」
住職「何か悩み事かね? 」
佐天「あれ?住職さんお仕事してたんじゃないんですか?」
住職「ははっ、住職ってもそう忙しいものじゃないからね」
佐天「そうなんですか?サボってたんじゃないんですか?」
住職「ギクッ、手厳しいな……ところで何か悩み事でもあるのかね?」
213 = 209 :
佐天「あ、えっと……それは……」
住職「学問のことなら少しは手助けできるかもしれないぞ」
佐天「え?住職さんって……」
住職「今は住職やってるが、昔は学校の先生をやってたからな」
佐天「えっ!住職さん昔は先生だったんですか?」
住職「あぁ高校で教鞭を執ってたよ」
佐天「実は…………」
────────────
住職「成る程、能力のレベルアップねぇ……この学園都市の生徒の多くが抱えてる問題だな」
住職「しかしな、能力が伸びないからといって諦めちゃ伸びるものも伸びやしないんだ」
住職「まずは自分の『力』とはどういうものか、初歩の初歩から知識を学ぶことで自分なりの『力』の御し方が分かるのではないかと俺は思うよ」
住職「勿論その佐天さんが勉強しているAIM拡散力場についての知識も必要だけどね」ニコッ
佐天「自分なりの『力』の御し方……」
佐天「でも、どうやって……」
住職「まっ、ここが寺ならではの方法があるけど佐天さんやってみるかい?」
佐天「寺ならでは……?」
214 = 209 :
────────────
佐天「………座禅って……イテテ」
住職「ハハハ!足は無理せずに崩しても構わんよ」
住職「目を瞑ってもいいし、開けていてもいいから自分の『力』を知ろうと思って集中するんだ」
住職「そうすれば多少なり見えてくることがあるかもしれないさ」
佐天「はいっ!やってみますね!」
住職「じゃっ、俺は仕事してくるよ」
────────────
215 = 209 :
佐天「………(自分の力、かぁ……今のあたしは時間を9秒くらい遅くできる……)」
佐天「………(かといってレベル4って一体どの程度なんだろう?)」
佐天「………(【軍隊において戦術的価値を得られる程の力】これがレベル4の目安らしいけど、よく…わからないや)」
佐天「………(白井さんのような空間移動の能力者は自分の重量以上を空間移動できれば基本的にはレベル4らしいけど……)」
佐天「………(あたしの能力はどうなんだろ?15秒くらいゆっくりに出来ればレベル4なのかな?)」
佐天「………(う~~~~~~ん………わからないや………)」
上条「おーい、涙子ちゃん?おーい……夕食だけどー……おーい?聞いてますー?」チョンチョン
佐天「………(そもそも【軍隊において戦術的価値を得られる程の力】なんて9秒くらいゆっくりに出来る私にもあるんじゃ?)」
上条「これは……シカトでせうか?涙子ちゃん?」
佐天「………(う~~~~ん、わからないなぁ~)」
上条「ふ、不幸だー!!orz」
佐天「あ!上条さん不幸って言ってると幸せが逃げますよっ!」
上条「へっ!?……涙子ちゃん気がついてたの?」
佐天「そりゃ気がつきますよー、夕食ですか?結構時間たったなぁ~」
佐天「さっ、いきましょ♪上条さん!」
上条「あ、あぁ……(何か不幸だ……)」
216 = 208 :
引っかかりそうな単語入ってたらsagaるかsaga sageようにな
支援
217 = 209 :
佐天「今日の夜ご飯は豚の角煮ですか?上条さんが作ったんですか?」
上条「いや、俺は今日住職さんの手伝いしかしてないから作ってないよ」
佐天「じゃっ、これ…住職さんが作ったんですか?」
住職「そっ、俺が作ったのさサボってばかりじゃ無い所をだな……」
佐天「すごい!滅茶苦茶美味しそうじゃないですか!」
上条「だな!スフィンクスにも食べさせてあげたい位だ」
佐天「スフィンクスって何です?」
上条「家で飼い始めた猫のことだよ、まま、そんなことより早く食べようか」
住職「そうだな、冷めないうちに食べようか」
「「「いっただっきまーす」」」
218 = 209 :
佐天「~~~~~~~~おいし~~いっ!!」パァァァ
住職「ハハハッ、そいつはよかった作った甲斐があったってもんだ」
上条「うめぇ!うめぇよ!住職さん!!口の中で蕩けるってか……今日の疲れが一気に吹っ飛んだ気がするぜ」
住職「そうか、なら今夜やる予定だったちょっとした仕事をやってくれるよね?」ドサッ
上条「( ゚д゚ ) ふ、不幸だァァァァァーーorz」
住職「それはさておき佐天さん、何か掴めたかな?」
佐天「あ、えーっとそれはその……」
住職「一日や二日でどうにかなるようなモンじゃないさ、そう落ち込まないで明日もやってみればいい」
佐天「はいっ!机に向かって勉強するより何か掴めそうでしたし、そうさせていただきますねっ!」
住職「あぁ、頑張ってくれ」
219 = 209 :
──七日後
佐天「ここで座禅するようになってからもう一週間かぁ」
佐天「もう少しで何か掴めそうなんだけどなぁ……」
──────屋根裏──────
???「はぁ、よりにもよってこんな仕事請負っちゃったんかなぁ」
???「【佐天涙子(無能力者)を殺害】、ねぇ………」
???「暗部の糞野郎供は何考えてこんな可愛い子ちゃんを殺害しようってのかね」
???「駒場のリーダーには悪いが暗部からの命令ってんならしょうがねぇ」
???「女、子供は狙わないのが鉄則だがしょうがねぇ」
半蔵「この服部半蔵がお嬢ちゃんの命貰い受けようじゃないの」
220 = 209 :
佐天「………(自分だけの現実……)」
佐天「………(時間をゆっくりにさせることを当然のように認識して……)」
半蔵「(何してんだあの娘……座禅?何にせよ屋根裏から射撃して殺すのは簡単だが、趣味じゃねぇ)」
────トンッ
半蔵「俺もそうなんだが、死ぬときってのはよ相手の顔ぐらい見ておきたい、そうは思わないか?」
佐天「え……?(天井からいきなり男の人が……?)」
半蔵「ま、お嬢ちゃん、いや佐天涙子……つーわけで死ね」
パァン!!と拳銃の弾ける音がして───。
221 = 209 :
佐天「危なかった……あと一瞬でも発動が遅かったら……ってあれ?嘘……」
佐天涙子の眼に視えるのは屋根裏から降りてきた男と、時間操作によりゆっくり動く銃弾が一つこっちに向かってくる。
──しかし
佐天「銃弾が3発も……避けきれないっ……」
3発の銃弾のうち1発はもう、佐天涙子の腹部に当たる直前だった
佐天「うそ、嘘でしょ?あたし死んじゃうの?こんな分けの分からないコトで」
佐天「いや!いや!そんなの嫌ァァァァァァァァァァ」
佐天「こないで!こっちに、こないでよおおおお」
222 = 209 :
ドォ――――z____ン!!
佐天「えっ……嘘……何、これ……止まっ……た?」
佐天「えっと、…避けなきゃ!!」サッ
佐天「うぅ……ゆっくりにする時と違って……もう、無理……」
半蔵「いっつぅーやっぱ三点バーストは反動がでか……ん?お前、何で生きてるんだ?」
佐天「うっ……ぐぅぅぅ……足、あしが…」
半蔵「……どうやって避けたのかは分からんが、いや──どうやって避け切れなかったのかは知らんが」
半蔵「もう一発は避けれないだろう?まぁ、なんだーその、足に当たっちゃってすまんな、死ね」
佐天「いや…いやああああああ」
──バァン!!と耳を劈く音がした。
223 = 209 :
>>216ありがとう
地味ですが>>221の『3発』の部分と『1発』をそれぞれ『三発』『一発』に脳内変換しといてください
224 = 209 :
半蔵「………」
半蔵「ガフッ……お…おまえ……」
上条「なに、やってんだよテメェ」
半蔵「ぐ………」
上条「なにやってんのかって聞いてんだよ」
上条「テメェは頑張ってる子に向かって何をしようとした!! 答えろっつってんだよ!!」
225 = 209 :
半蔵「俺だってやりたかないさ!!こんな糞胸糞悪い事なんてよお!!」
半蔵「だけど仕方ねぇじゃねぇか!命令に従わなきゃ生きていけないんだからよぉ!!」
半蔵「テメェなんかに分かるわけねぇだろ!!落ちこぼれの俺たちが生きるためにどんな事をどんな思いでやってきたかをよぉ!!」
上条「──ねぇよ……」
半蔵「あ?」
上条「──知らねぇって言ってんだよ!!そんなテメェの生き様なんか知るかってんだ!!」
上条「確かに俺たち無能力者は周りの奴らからは馬鹿にされるさ!!それがなんだよ!!」
上条「俺たちは無能力者だからって馬鹿にしている奴らを力なんかじゃなくて別の方法で見返せばいいだけじゃねぇか!!」
上条「ここに居る涙子ちゃんはなぁ!元は無能力者だったのに頑張って今はレベル3になったんだぞ!!今さっきだって努力していた!」
上条「その涙子ちゃんを殺す?ふざけんじゃねぇ!地べたに這いつくばって努力もしねぇ人間が涙子ちゃんを殺そうってんなら」
上条「まずはその幻想をぶち殺す!!」
226 = 209 :
バァン!!という音が、響いた。
それは服部半蔵の拳銃ではなく、上条当麻の右拳が半蔵の頬をぶち抜いた音だった。
────────────
住職「これで大丈夫、銃弾は掠っただけだったよ血こそ酷かったが大した傷じゃなくてよかったね」
佐天「はい………ありがとうございます……」
住職「怖かっただろう?大丈夫だあの男は警備員に引き渡したから」
────────────
227 = 209 :
警備員?「こちら警備員、少女を殺害しようとした男を連行しに来た」
上条「あぁ、コイツだ……後は頼むよ」
警備員?「了解した、身柄を確保しよう」
上条「俺は怪我人の手当てに行って来る」
住職「…………………」
警備員?「うまく、いきましたね」
住職「…………………」
警備員?「おや?どうしたんですか?喜ばしいことじゃないですか」
住職「俺は聞いていないぞ、こんなことをするとは」
警備員?「多少の情報の齟齬があっただけですよ」
警備員?「さて、私は行きますが一つ貴方に言っておきます」
────【絶対能力進化】がそろそろ折り返し地点に到達します。手伝う気はありませんか?
228 = 209 :
住職「……ッ!!貴様!!まだそんなことをやっていたのか!!」
警備員?「ふふ、その様子じゃ手伝う気はないようですねでは私はこれにて失礼しますよ」
住職「……クソッ……!」
────────────
上条「涙子ちゃん大丈夫?」
佐天「はい……少し痛みますが大丈夫です」
上条「………」
佐天「………」
229 = 209 :
佐天「あの……
──『力』を得ようとするのは悪いことなんですか?どうして……どうしてあたしが殺されそうにならなきゃならないんですか?」
佐天「あたしがこんな能力持ってるからなんですか?」
上条「涙子ちゃん……」
上条「大丈夫、涙子ちゃんは【絶対に】悪くない」
佐天「上条さん……」
上条「だって涙子ちゃんは必死になって能力の向上を目指して努力してきたじゃないか!それは絶対に、絶対に悪いことなんかじゃないよ」
上条「もし、また命が狙われることがあっても、絶対俺が守るよ涙子ちゃん」
佐天「上条さん………」
佐天「そ、それじゃ告白みたいですよ……///」
上条「ぬわっ!?べべべべ別に上条さんはそんなつもりで言ったんじゃ」
佐天「ふふ、わかってますよ!!────当麻、さん///」
上条「る、涙子ちゃん……///」
231 = 211 :
期待してます
VIP形式のssでは顔文字と(笑)系は批判出るから避けたほうがいいと思う
2chで使う時点でアレルギー持ってる人がいるから ここは2chじゃないけど
233 :
きた!乗っ取りきた!俺達の最後の希望きた!これでかつる!
234 :
>>222-224間、抜けてないか?
それと>>224-225もいろいろ省略しすぎな気がするぜい
235 :
佐天さんの能力がザ・ワールドだけじゃなくて
キングクリムゾンにも目覚めたんだよ言わせんなよ恥ずかしい
236 :
省略とか抜けとか急展開は自分の文章力の所為なのでご容赦ください。
脳内保管とかしてくれると助かります(実際に抜ける場合もあるんでその時もすいません)
237 = 236 :
──それから──
佐天「……(あの時、銃弾が止まったように思えた)」
佐天「……(必死すぎてよく分からなかったけど、確かにあの瞬間、時間が止まっていた…)」
佐天「うぬぬぬ~~必死に能力を再現しようとしても出来ないなぁー」
佐天「……(でも、何か……掴めた気がするっ!)」
238 = 236 :
─────とある車内にて───────
半蔵「………俺をどうする気だ?殺るなら早く殺ってくれ」
警備員?「殺る?何を仰るのですか?貴方は十分すぎる仕事をしましたよ」
半蔵「何?……依頼は佐天涙子を殺害だっただろう、それを遂行できなかった」
警備員?「えぇ、貴方は佐天涙子を殺害することは出来ない、そんな事は分かっているから貴方に依頼したのですよ」
半蔵「何だと?そりゃ一体どういうことだ?」
警備員?「スキルアウトと言えど貴方も暗部の端くれでしょう?これ以上質問することの意味を分かっていれば、これ以上の質問は無いと思いますが?」
半蔵「………(クソったれ)」
警備員?「……(しかし……私にもこの依頼の意味は分からない……統括理事長は一体何を考えているのでしょう)」
警備員?「……(明らかに【幻想殺し】の成長にはまるで関係ない……佐天涙子とかいうガキも無能力者ですし……)」
警備員?「……(まぁしかし、統括理事長の命令に従うだけで良いんですからね、私は)」
警備員?「……(このまま命令に従えば九月三十日に一方通行が我が組織に堕ち、手足が揃う事──それは決定している)」
警備員?「……(何も問題ありませんね、ふふっ)」
239 = 236 :
さらに幾日後
──八月十五日
佐天「今日でこのお寺ともサヨナラかぁ~」
住職「寂しいかい?」
佐天「う~ん、ちょっとだけ寂しいですね」
佐天「自分を見つめなおして、『力』を知ることが出来ましたし」
住職「ははっ、『力』を知れたのは俺や寺のおかげじゃないさ」
住職「……そう佐天ちゃん自身の努力の賜物さ、俺は助言しただけにすぎない」
佐天「それでも、感謝してます住職さん、ありがとうございました!」
住職「どういたしまして、さっ急がないと日が暮れちゃうよ?」
佐天「あっ!そうですね!では……ありがとうございましたー!また~」テクテク
住職「あぁ、またな」
240 = 236 :
住職「…………」
住職「…………!!」ダッ
タッタッタッ
住職「佐天さん!」
佐天「えっ?何か忘れ物でもしました?」
住職「いや…………」
住職「気を、付けて……な」
佐天「あはは、心配には及びませんよ!えっと……当麻さんが守ってくれますし///」
住職「……ははっそうか、上条君が何とかしてくれるか、年寄りのたわごとだったな」
佐天「それに、少しくらいの連中ならあたし一人でも大丈夫ですよ!多分レベル4くらいまで行けましたから!」
住職「そうか、まぁ気を付けることにこしたことはないさ」
住職「じゃっ、何度もすまないね」
佐天「はいっ!ではでは住職さんまた~」
住職「……あぁ」
241 = 236 :
────住職の部屋
住職「ふう、しかし何故佐天さんが狙われたんだ?暗部が意味のない事をするわけがない……」
住職「佐天涙子……帰り際に彼女はレベル4くらいには行ったと言ったが……レベル3程度の彼女を殺す必要が一体どこに……?」
住職「一応【書庫】で彼女の事を調べてみるか」カタカタカタ
242 = 236 :
────────
■ Profile
名 前 佐天 涙子
所 属 柵川中学校 1年
能力名 ×
能力レベル : Level 0
*備考 : 七月二十四日に幻想御手を友人と共に使用。
監視カメラの映像によりレベル1程度の空力使いと判断される。
────────
243 = 236 :
住職「これは……?レベル……0……」
住職「どういうことだ?彼女は現時点でおおよそレベル4といった」
住職「【幻想御手】を使用し、副作用の意識不明から回復してから能力に目覚めるなんて実例は無い……」
住職「彼女は一体……」
住職「しかし実際に彼女の能力を見たわけじゃないが、彼女が嘘を言っているようには……」
住職「まさか……暗部はそれに気付いてッ………!!」
──warning──warning──!!
住職「パソコンが!?な、何だ?……ッ!!まさか暗部に──!?」
──PiPiPiPi!!
???「その通りだよ天──いや住職君と言ったほうが今はまだ正しいのかな」
住職「だっ誰だ?お前は!!」
???「誰だとは酷い言い草だな、私のおかげで量産型能力者計画の研究をさせてやっていたのに」
住職「ま……まさか……」
???「そう、アレイスター、いや統括理事長と言ったほうが君には伝わるかな?」
住職「ぐっ……な、何が目的で私に連絡を──?」
244 = 236 :
統括理事長「おや?君にはもう予想はついているのでは無いかね?」
住職「【絶対能力進化】の手伝いならやらないぞ!!あんな非人道的な事を──!!」
統括理事長「ふふ、君は手伝わなくてはいけない」
住職「しゃ、借金なら全部返済した!!私を縛り付ける口実などあるまい!!」
ピーーーー
住職「な、何だ……?」
統括理事長「いや、君が手伝わなくてはいけない理由だよ、口頭で説明するより文面のがいいと思ってね」
245 = 236 :
────────────
×× ××様
貴殿は【絶対能力進化】の途中で逃亡を図りこれに成功
絶対能力進化における【妹達】の調整に大幅な遅れを取らせた。
当該時間の研究費その他貴殿が持ち去り、破壊した機材の損害金額は
\2,740,169,328
この金額は払わなくてはならない。
絶対能力進化参加の契約書によると
第二十七項目注の三に
【この計画の際に自身が研究の損害を与えることになった場合、損害金額を全額支払う事を義務付ける】
この一文により、貴殿には上記の金額を支払わなければならない。
────────────
246 = 236 :
住職「ばっ馬鹿な!!ふざけてる!!27億だと!?払えるわけが無いだろう!!」
統括理事長「そこで絶対能力進化だよ住職君、絶対能力進化を終了まで手伝ってくれればチャラさ」
住職「何を考えている………」
統括理事長「それは絶対能力進化の事か?それとも他のことか?」
住職「全部だ……貴様はふざけている!!悪魔だッ……!!悪魔め……」
統括理事長「ふふ、悪魔かどうかはさておき手伝ってくれるな?
──天井亜雄君?」
247 = 236 :
天井「~~~!!…………一つ、質問だ」
統括理事長「なにかね?研究所での地位は心配するな、私が何とかしてあげよう」
天井「そんな事はいい…………彼女、佐天涙子の事だ」
天井「彼女は何故狙われた?彼女をどうするつもりなのだ?上条当麻と何か関係が──?」
統括理事長「…………その質問にはお答えできない、と言いたい所だが少しだけ答えてあげよう」
統括理事長「樹形図の設計者が破壊されたのは知っているだろう?」
天井「…………?それがどうした」
統括理事長「つまり私が代わりに『ある事』をシミュレーションしなくてはならないというところだよ」
天井「何が言いたい?」
統括理事長「彼女の能力のことを知っているのは私と君だけだ、この意味も分かるね?」
統括理事長「話はここまでだ、十分もすれば迎えが行くので準備しておくように」
統括理事長「活躍を願っているよ──天井亜雄君」
248 = 236 :
──ブツッ ツーツーツー
天井「おいっ!意味が分からないぞ!!彼女をどうする気だ!クソッ!!」
天井「佐天さん……どうか、どうか無事でいてくれッ──!!」
249 = 236 :
上条「ふぃー疲れたなぁ~」
佐天「疲れましたけど、いっぱい良い事がありましたよ!」
上条「へぇ、俺は住職さんの手伝いばっかで肩が痛くなっただけだよ」
佐天「そういえば、住職さんの手伝いって何をやってたんですか?」
上条「ん~内容は良く分からなかったけど、書類の整理とかテキストファイルとか情報の暗号化だったかな」
佐天「そんな事やってたんですかー、でも書類の整理はともかく暗号化って必要あるんですか?」
上条「…………」
佐天「当麻さん?どうしたんですか?」
上条「………涙子ちゃん、男には……色々あるんだよ……」
佐天「は、はぁ……?」
250 :
きれいな天井・・・だと・・・・・?
みんなの評価 : ★★★
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