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    元スレ悪人「落ちたか……この高さでは助かるまい」手下「一応死体を確認しません?」

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    1 :

    悪人「クックック……ここまでだな、ヒーロー!」ジリ…

    ヒーロー「おのれっ……!」ジリ…

    ヒーロー「あっ!?」グラッ

    ヒーロー「あああああああっ……!」


    ヒュゥゥゥゥゥ…


    悪人「落ちたか……この崖の高さでは助かるまい」

    2 :

    二回落ちたのか

    3 :

    なんで同じこと二回言うの?

    4 :

    悪人「いやいいよ、この高さだよ?死んでる死んでる」

    5 :

    手下「一応確認は必要かと」

    6 = 4 :

    悪人「ハァ・・・お前ちょっとは力抜けって」

    7 :

    2回落とすなんてひどい…

    8 :

    手下「生きてたら困るんで、とどめ指してきますね」

    9 :

    「とりあえず頭潰しとこう」

    10 :

    普通に考えて必要ない確認は部下にやらせない
    いい上司じゃないか

    11 = 1 :

    悪人「さあ、帰るぞ!」

    手下「あのー」

    悪人「ん?」

    手下「一応死体を確認しません?」

    悪人「死体? こんな高さから落ちて生きてるわけないだろ」

    手下「でも、万が一ってこともありますし……もし生きてたら死ぬ気でリベンジに来ますよ、きっと」

    悪人「それはまずいな……」

    悪人「よし、ちゃんと死体を確認しよう!」

    12 :

    手下(隙を見て回復してあげなきゃ!)

    13 :

    悪人「いやこの後予定あるからもう帰るわ」

    14 :

    手下有能

    15 :

    悪人(実は味方)

    16 :

    念には念を入れて


    小便でもするか

    17 :

    続けて

    18 :

    それ手下にやらせて全滅せられる系

    19 = 1 :

    悪人「しかし……」

    悪人「この高さ……どうやって降りればいいんだ?」

    手下「飛び降りるとか?」

    悪人「飛び降りたら俺も死ぬだろうが!」

    手下「ごもっとも」

    悪人「仕方ない、崖の下に降りれるような階段がないか探してこい!」

    手下「アイアイサー!」

    20 :

    見てこいカルロ

    21 :

    だいたい言い出しっぺが生かされるのに(高所的な意味で)勇気のある手下だな

    22 :

    這い上がってくるまで待とう

    23 :

    悪人「ってオイイイイイイイイ!!これ絶対生きてるパターンでしょオオオオオオオ!?リベンジマッチで俺負けるパターンでしょオオオオオオオ」

    24 = 1 :

    悪人「どうだった?」

    手下「ダメですね、階段はありません!」

    悪人「くそっ、こうしてる間にもヒーローは息を吹き返してるかもしれんというのに……」

    手下「となると、打つ手は一つしかありませんね」

    悪人「どんな手だ?」

    手下「ロープで降りるんです!」

    悪人「マジで?」

    手下「マジです」

    25 :

    ヒーロー「なんで2回落とされてるんだよ俺…あいつもちょっと考えろよ…あたまおかしいんじゃねぇの?」

    26 :

    仮面ライダーを追い詰めたのに崖から滑って死んだ奴とかいないだろうな

    27 = 1 :

    悪人「といっても、ロープなんざ持ってないぞ」

    手下「ないなら作るしかありませんね」

    手下「さいわい、ここは山ですから、材料となる蔓はたっぷりあります」

    悪人「そこまでやんなくていいと思うけど……」

    手下「ですが、ちゃんと死体を確認しないと我々は枕を高くして寝れませんよ?」

    悪人「それもそうだな……作るか」

    28 :

    >>1
    なんか脱線してねえか

    29 = 1 :

    手下「蔓同士をこうやってねじり合わせて、頑丈なロープにするんです」ネジネジ

    悪人「うまいな、お前」ネジネジ

    手下「子供の頃から図工は得意でしたからねえ」ネジネジ

    悪人「ったく、やっとヒーローを倒したのに、なんで内職みたいなことするはめに……」ネジネジ

    手下「ヒーローが崖から落ちないように追い詰めるべきでしたね」ネジネジ

    悪人「難しいこというなよ……」ネジネジ

    30 :

    なんかこのスレ臭えな

    32 = 1 :

    悪人「できた!」

    手下「これだけ長さがあれば大丈夫のはず!」

    悪人「だが、強度が足りなきゃ死ぬ……ちょっと二人で引っぱってみるか」

    手下「アイアイサー!」

    グググッ… グググッ…

    悪人「よし、これなら大人二人ぶら下がっても大丈夫だろ」

    手下「さっそくロープを木に結んで、崖下に垂らしましょう!」

    33 :

    なんかほのぼのする

    34 :

    手下だけに行かせりゃいいだろ… 
    これは落ちるパターン

    35 :

    切れるフラグしか見えない

    36 = 1 :

    ヒュゥゥゥゥゥ…



    悪人「……こえー」

    悪人「なぁ、高さ50メートルはあるんだけど、マジでいくの?」

    手下「今さらなに怖気づいてんですか!」

    悪人「いや、これならもう100%死んでるって、確認作業いらないって」

    手下「そういうところから生き延びるから、奴はヒーローなんですよ」

    悪人「そういうもんかなぁ……。いくらヒーローだってこの高さから落ちたら死ぬと思うけど……」

    37 :

    ペルーに1700mから落ちて生き残った奴がいたしな

    38 = 21 :

    上条さんなら普通に生きてる

    39 = 1 :

    手下「じゃあ、お先にどうぞ」

    悪人「え、俺が先!?」

    手下「こういうことはやっぱり上司ファーストじゃないと」

    悪人「いやいやいや、公平にジャンケンで決めようよ!」

    手下「これ以上時間かけてたら、ヒーローが息を吹き返しちゃいますよ!」

    悪人「いや、だからお前が先に行けば……」

    手下「いいから行けっ!」グイッ

    悪人「バカ押すな! 分かった、行くよ! 行きますよ! ちくしょー!」

    40 :

    手下つおい

    41 = 1 :

    グイッ… グイッ… グイッ…

    悪人「こええええ……!」

    悪人「……」チラッ

    悪人「ひっ、すごい高さ!」

    手下「下見ちゃダメですよ! ロープだけに意識を集中するんです!」

    悪人「分かったよぉ……!」

    悪人「だけどもし、ヒーローがナイフかなんか投げてきてロープを切ったら――」

    手下「余計なこと考えないで下さい!」

    42 = 17 :

    大人2人分の体重支えられるロープ的なものを投げナイフで切るのって難しくね

    43 :

    鷹の爪団的な

    44 = 1 :

    グイッ… グイッ… グイッ…

    悪人「やっと半分くらいまで来た……!」

    手下「あと少しです! 頑張りましょう!」

    悪人「……」チラッ

    悪人「だけど、まだすごい高さ! やっぱり引き返さない?」

    手下「なにいってんですか! こんなところから引き返せるわけないでしょう!」

    悪人「だって、また下見たら、一気に血の気が引いちゃって……」

    手下「下見るなっていったろうが!」

    ニャーン…

    悪人「ん?」

    45 = 1 :

    子猫「ニャーン」

    悪人「なんで、こんなところに子猫が……!?」

    手下「猫は木登りとか得意なんで、この崖に登ったはいいが、降りれなくなったってとこですかね」

    悪人「……」

    悪人「おい、猫! 肩に乗れ!」

    子猫「ニャン」ピョコン

    悪人「安心しろ……俺が必ず地上まで降ろしてやるからな」

    手下(たまにかっこいいからずるいよなぁ……この人)

    46 = 40 :

    悪人(悪い人ではない)

    47 = 1 :

    ザッ ザッ

    悪人「やっと降りれたー!」

    手下「やったー!」

    子猫「ニャーン」

    悪人「いやー、人間やればできるもんだな」

    手下「ホントですね! 正直二人とも転落死ってオチになるかと……」

    悪人「さ、帰るか!」

    手下「いやいやいや、ヒーローの死体を確認しないと!」

    悪人「ああ、そういえば、忘れてた」

    手下「ったく、目的を忘れないで下さいよ」

    48 :

    どうやって登るの

    49 = 1 :

    悪人「……どうだ?」

    手下「ダメです、見つかりません!」

    悪人「あの崖から落ちたなら、死体はこの辺になきゃおかしい……」

    悪人「ってことはやっぱり、ヒーローは生きてたのか!」

    手下「ええ、奇跡的に生き延びて、もう逃げてしまった可能性が高いですね」

    悪人「そんなぁ……マジかよぉ……。せっかくこんなに苦労したのに……」

    50 = 1 :

    悪人「あーあ、終わった!」

    悪人「きっとヒーローは追い詰められて落ちた恨みで、パワーアップしてくるに違いない!」

    手下「でしょうね……」

    悪人「ということは、もはや俺たちに勝機はない!」

    悪人「手下よ、今日までご苦労だった」

    手下「なぜ突然?」

    悪人「奴のリベンジを受けるのは、俺だけで十分だ。お前まで巻き込みたくはない……」

    手下「悪人さん……」


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