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    元スレはるか「もう……いけないワンちゃんね///」純一「だ、だめかな?」

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    1 :

    ~立てこもり現場にて~

    「うぐっ!?」

    新人「た、橘主任!!」

    「ぐっ……ぼ、僕は大丈夫、人質は?」

    新人「だ、大丈夫って撃たれてんスよ!!」

    「どうなったって聞いてるんだ!」

    新人「……ひっ!?」

    係長「おい、早く救急車を呼べ!」

    新人「は、はいっ!」

    「く、くそ……」

    係長「落ち着けぇ。マル対は無事に保護、マル被は確保だ」

    新人「か、係長……」

    「そ、そっか……良かっ……(あ、あれ意識が……)」

    (ぼ、僕はここで死ぬのか……はるかを、残して……)

    (い、や……だ……まだ……)

    2 = 1 :

    ~橘家にて~

    るか(もう、ダーリンったら遅いなぁ……)

    るか(今日の晩御飯はせっかく上手に出来たのに……)

    るか(『美味しい』って言ってくれるかしら?)

    るか(晩ご飯のあとは私も……なあんて♪)

    るか(んふふっ、楽しみだなぁ)

      ジリリーン ジリリーン

    るか(あ、電話だ。ダーリンからかしら?)

      ジリリーン ジリリーン

    るか「はい、橘です」

    3 = 1 :

    るか「あっ、いつもお世話に……えっ? う、撃たれた!?」

    るか「…………あっ、は、はい、大丈夫、です」

    るか「そ、それで……主人は大丈夫なんですか」

    るか「はい、はい……」

    るか「輝日東総合病院ですね、わかりました! すぐ行きます!」ガチャッ

    るか(や、やだ……)

    るか(は、早く病院に……)

    るか(う、撃たれたって、どうして……)

    るか(お願い、死なないで!)

    るか(ダーリン、すぐ行くから!)

    4 = 1 :

    ~輝日東総合病院にて~

    係長「あぁ、奥さん。わざわざすいませんねぇ」

    るか「主人は無事なんですか!」

    係長「大丈夫ですよ。詳しい話は後にしますが……」

    るか「は、はい……」

    係長「撃たれたっていっても、弾がちょぃと腕を掠めただけでね」ボリボリ

    るか「そ、それで?」

    係長「あぁ、さっき治療……まぁ、簡単な手術も終わって、今は病室で休んでますよ」

    るか「そ、そうですか……」

    係長「ただねぇ……」

    5 = 1 :

    るか「え?」ビクッ

    係長「まぁ、ちょぃとばかり出血が多かったのと、撃たれたショックがあるんで……」

    るか「はい……」

    係長「病院の先生が言うには、傷の様子を見ながら、一週間程は入院することになりそうですな」

    るか「い、一週間……」

    係長「具合が良ければ自宅療養に切り替えて、通院って話だそうです」

    るか「い、今、主人に会えるんでしょうか?」

    係長「あー麻酔で寝てるようですけど……一緒に先生のところにいきますか?」

    るか「は、はい、お願いします!」

    6 :

    うむ

    7 = 1 :

    ~病室にて~

    係長「それじゃぁ、私は事件の処理がありますんで、ここいらで失礼しますよ」

    るか「は、はい。ありがとうございました」

    係長「あぁ、そうそう。明日になったらウチのモンを寄越しますんで、よろしくお願いします」

    るか「はい」

    るか「純一君……」

    るか「無事で良かった……」

    るか「人質を助けようとして……」

    るか「無茶ばっかり……」

    るか「ううん、それがあなたのいい所なのはわかってる……」

    るか「でもね、私のこと……一人ぼっちにする気なの?」

    るか「『おじいちゃんとおばあちゃんになっても一緒』って約束したじゃない……」グスッ

    るか「バカ……」

    るか「良かった……無事で……」

    8 = 1 :

    ~入院1日目 早朝 病室にて~

    「ぅ……あ、あれ……うっ!」

    るか「純一君! 良かった! 気がついたのね!」

    「あれ……はるか? どうして?」

    るか「どうしてじゃないでしょ! 人質を助けるために撃たれたって……」

    「そ、そうだ!?」ガバッ

    るか「ダメよ、動いちゃ!」

    「あぐっ…… う、腕が……」

    るか「今、看護婦さんを呼んでくるから……絶対に動いちゃダメよ!」

    「わ、わかったよ……」

    るか「約束してね!」ガチャッ

      …………

    9 = 1 :

    (そうか……僕は……)

    (マル被に撃たれて……係長が人質は無事だって……)

    (それで、現場で意識を失って……)

    (…………)

    (あの子……大丈夫だったかな?)

    (……ここは)

    (……ここは、病院なのかな?)

    (右腕がうずく……)

    (…………)

    (はるか……泣いてたのか……)

    (……ダメだな、僕は)

    (はるかを悲しませないって約束したのに……)

    (…………)

    10 :

    私怨

    11 = 1 :

    ~入院1日目 朝 病室にて~

    るか「ダメ! 絶対安静って先生に言われたでしょ?」

    「そ、そうだけど、食事ぐらい……」

    るか「左手じゃ食べずらいでしょ? 何のために私がいると思ってるの?」

    「……う、うん」

    るか「はい、あーんして?」

    「……あ~ん」

    美也「にぃに!」ガチャッ

    「うわっ!?」

    るか「美也ちゃん! 来てくれたのね」

    「み、美也……どうして?」

    美也「ねぇねから電話で……にぃにが仕事中に怪我をしたって!」

    「お、お前、仕事は?」

    美也「そんなの休んだに決まってるでしょ!」

    るか「うんうん」

    12 :

    支援させていただく

    13 = 1 :

    「や、休んだって……お前」

    美也「それで、怪我はどうなの?」

    るか「うん……しばらく入院しなきゃいけないけど、命に別状はないって」

    美也「そっかぁ……良かったぁ……」

    「大袈裟だよ」

    るか「大袈裟じゃないでしょ! 純一君、撃たれたのよ!」

    美也「ええっ?! にぃに撃たれたの?」

    るか「そうよ。人質を助けようとして犯人に撃たれたの。いわば名誉の負傷ね」

    美也「そっかぁ……凄いね!」

    「だ、だから……大袈裟だって」

    美也「それで! 犯人と人質は?」

    るか「犯人は逮捕。人質の女の子は無事だって」

    美也「そっかぁ……良かったぁ」

    「どうして、はるかが説明してるんだ……」

    14 = 1 :

    美也「ねぇ、にぃに! 撃たれたのってどんな感じ?」

    るか「そうよ、どんな感じだったの?」

    「そうだなぁ……撃たれた場所が痛いっていうより、まず熱くて……」

    美也&はるか「うんうん、それで?」

    「それから急に激しい痛みが……って、何の話だよ?」

    美也「もぉ~ 命に別状はないんでしょ?」

    「そ、そうだけど……」

    るか「まぁまぁ、美也ちゃん。その話はもう少し良くなってからにしましょ?」

    「……さっきまで、一緒になって聞いてたじゃないか」

    るか「そ、それは…… 撃たれた経験なんて、滅多に聞けるもんじゃないから」

    美也「そうよ! ねぇねの言うとおり!」

    「うぐっ……(二人が揃うと手がつけられない……)」

    15 :

    彩奈
    雄一
    に、変えろ!

    16 :

    しえん

    17 :

    期待してる

    18 = 1 :

    美也「さぁて、にぃにが無事ってわかったし、私帰るね♪」

    「も、もう帰るのか?」

    美也「だって、ねぇねたちの邪魔しちゃ悪いし…… あ~んって♪」

    るか「もぅ、美也ちゃんたら///」

    「こ、こいつは……」

    美也「にししし。せっかくなんだから、ねぇねにいーっぱい、甘えればいいよ♪」

    るか「そうよね、せっかくなんだし♪」

    「ふんっ、美也に言われなくてもそうさせてもらうよ」

    美也「まったくにぃにとねぇねはしょうがないなぁ……」

    「お前が言ったんじゃないか!」

    美也「ま、いいや♪ じゃ、また来るから。ばいばーい!」

    るか「ばいばーい。またね、美也ちゃん♪」

    「あ、嵐かあいつは……」

    るか「……ほら? さっきの続き……あ~ん♪」

    「あ、あ~ん」

    19 = 1 :

    ~入院1日目 お昼 病室にて~

      コンコンコン

    「ど、どうぞ……」

    塚原「あぁ……やっぱり橘君か」

    「ひ、ひびきさん!」

    るか「わお。ひびきちゃん、来てくれたのね! ……って、あれ?」

    「どうしたの?」

    るか「うん……私、ひびきちゃんには連絡してなかったはずなのに、どうして?」

    塚原「昨日、緊急患者が担ぎこまれて、それが君と同じ名前だったのを、今朝引継ぎで見てね」

    「そ、そういえば、ここの病院のお勤めだったんですよね」

    るか「……ダーリンが怪我をしたって聞いて、病院に飛んで来たからすっかり忘れてたわ」

    塚原「……まぁ、それで時間が空いたから顔を出したって訳」

    「そうだったんですか、わざわざありがとうございます」

    20 = 1 :

    るか「じゃあ、ひびきちゃんがダーリンの担当をしてくれるの?」

    塚原「あのね、私はまだ見習いみたいものだから、担当も何もないよ」

    るか「え~ひびきちゃん、つめた~い」

    「ひびきさんは、ご実家の病院を継がれないんですか?」

    塚原「ああ、将来的にはそのつもりだよ」

    「ふむふむ」

    塚原「ただ、今は色んな経験を積まないといけないから、ここで勉強させてもらってるってことね」

    るか「へ~そうだったんだ」

    塚原「『へ~』って、はるかにはこの話、したことあるはずだけど?」

    るか「う~ん、そうだったかしら?」

    「も~しょうがないなぁ、はるかは」デレデレ

    21 :

    ここはいいインターネットですね




    22 = 1 :

    塚原「はぁ…… また時間があったら顔を出すと思うけど……」

    るか「うん♪」

    塚原「病院はそういうことをする場所じゃないから」

    るか「『そういうこと』って?」

    塚原「そうやって、人目と場所を考えずに、イチャイチャとくっつくのをやめなさい、って言ってるの」

    「ははは……」

    るか「私たち、いつでもこんな感じよ? ねっ?」チュッ

    「そ、そうだね」チュッ

    塚原「はぁ……ここは病院なんだから、せめて人目のないときにして///」

    るか「も~ひびきちゃんの意地悪ぅ~」

    塚原「はいはい、ご馳走さま。お大事にね」ツカツカ

    24 = 1 :

    ~入院1日目 夕方 病室にて~

    新人「失礼しまーす」

    「やぁ、来てくれたのか」

    新人「ちょ、ちょっと主任! 誰っスかこの超絶美人は!!」

    るか「橘の妻のはるかです。主人がいつもお世話になってます」

    「うん、ウチのはるか。君は初めてだっけ?」

    新人「いや~話には聞いてましたけど……まさかここまでとは……」

    るか「まぁ……お上手なんですね」

    新人「いや~ だって創設祭で至上初の三年連続のミスサンタって……高校の時は伝説だったんっスよ!」

    るか「わお。あなた、輝日東高校なの?」

    「うん、僕たちの後輩だよ。しかし、そんなことになってるのか?」

    新人「そうですよ~ 今までもこれからも決して破られることがない、まさに伝説の人です!」

    るか「もー照れちゃうわ~ ダーリン♪」

    新人「へ?」

    25 = 23 :

    脳みそ蕩けそう

    26 = 1 :

    「あぁ、これがいつものはるかだから。さっきのは猫を被ってただけ」クスクス

    るか「意地悪、言・わ・な・い・で♪」

    新人「超絶美人の上に主任にゾッコンじゃないっスか! くぅ~羨ましい」バタバタ

    「……お前、何しに来たんだ」

    新人「あ!? この書類を届けろって係長からです」

    るか「はい、ダーリン」

    「あぁ、ありがとう」

    新人「ホント、物凄く仲イイですよね……どうやって捕まえたんですか? 後学の為に是非!」

    「どうやってって……なぁ?」

    るか「うん、この人に逮捕されちゃったから……もう逃げられないの」

    新人「うはっ!! 逮捕!! えっと……俺、その窓から飛び降りていいっスか?」

    「いつまでも馬鹿なこと言ってないで、あれからからどうなったのか教えてくれ」

    新人「あ、はい……」

    27 = 12 :

    そろそろ壁殴り屋が出張してくるころ

    28 = 23 :

    俺も七咲に逮捕されたい

    29 = 1 :

    るか「席、外した方がいい?」

    「まぁ、はるかにもあとで話すことだし…… 大丈夫だよな?」

    新人「そっスね、問題ないと思います」

    るか「うん。それじゃ、遠慮なく」

    新人「えっと……マル被ですが、もう書類送検済みです」

    「うん、調書は誰が巻いてくれたの?」

    新人「あぁ、それは班長が。係長は主任の怪我の処理で手が離せなかったんで」

    「そっか、あとで二人にお礼を言っとかないと」

    新人「そうっスね。それと人質になった女の子の親御さんから、どうしても主任にお礼を言いたいと」

    「お礼? う~ん、別にいいのに」

    新人「いや、どっちかっていうと親御さんより、女の子が主任に会いたがってるみたいで」

    るか「女の子って?」

    新人「あぁ、人質になってた4歳の女の子です。課長からは主任の状態が問題ないならお受けするようにと」

    るか「ふ~ん」

    30 = 1 :

    「僕は別に構わないよ」

    新人「了解です。課長に報告しときます」

    「えっと、他には?」

    新人「あと、さっきの書類っスけど……」

    「あぁ、なんだい?」

    新人「傷病関係の届出の書類だそうです。それから病院から診断書を取ってくれ、って係長が」

    「そうか、わかった」

    新人「はい、書類は係長があとで取りにくるそうです」

    「うん、バタバタしてるのに悪かったね、ありがとう」

    31 = 23 :

    嫉妬しちゃうラブリー可愛い

    32 :

    おれは薫に

    33 = 21 :

    >>32
    薫は俺が終身刑にしたから

    35 = 1 :

    新人「いいんスよ、あとオヤジから「ゆっくり休んで体を治してから復帰するように」だそうです」

    「うん、明日僕からも電話をするけど、「了解しました」と伝えておいてくれ」

    新人「了解っス」

    「……オヤジ、怒ってなかったか?」

    新人「えっと『怪我は問題だけど、強盗犯検挙と人質の無事救出で部長賞もんだ』って、超ご機嫌でしたよ」

    「そっか、オヤジが怒ってないなら良かったよ」

    新人「じゃぁ、俺はこれで失礼しますね。早く復帰してくださいよ、班長が『仕事が増えた』って機嫌悪くて」

    「それも、僕から連絡入れとくよ」

    新人「頼んます」ニカッ

      …………

    36 = 1 :

    るか「はぁ……」

    「どうしたの?」

    るか「……お仕事してる時の純一君、すっごく素敵だったわ♪」

    「そ、そうかな?」

    るか「ええ! もう素敵過ぎてキュンキュンってなっちゃった///」

    「そっか……///」

    るか「あんなに素敵な純一君を、普段見られないなんて残念だわ」

    「はるかにそう言ってもらえると、僕も嬉しいよ」チュッ

    るか「もぅ……ダメよ、怪我してるんだから」チュッ

    「だって……」チュッ

    るか「あん……誰か来ちゃう、から……今度ね」チュッ

    「んっ……」チュッ

    37 = 23 :

    おkパンツ脱いだ

    38 = 1 :

    るか「もぅ……そういうところだけ、ワンちゃんみたいなんだから」チュッ

    「そ、そうかな?」

    るか「絶対安静なんだし。それに、ひびきちゃんに怒られたばっかりでしょ?」

    「そ、そうだね」

    るか「だ・か・ら、お預け、ね?」

    「わ、わかった……」

    るか「私、一度お家に帰って、お片づけと荷物の整理してくるから」

    「うん」

    るか「また、明日来るけどそれまで大人しくしててね?」

    「わかってるよ。気をつけて」チュッ

    るか「ありがと、純一君♪」チュッ

    40 = 1 :

    ~入院2日目 朝 病室にて~

    「はるかは……流石にまだ来ないか」

    「確かに右腕は痛むけど、それ以外は平気だからなぁ」

    「……暇だ」

    梅原「よぉ、大将!」

    「う、梅原! 来てくれたのか」

    梅原「何だ何だ、思ったより元気そうじゃないか?」

    香苗「おはよ、橘君」

    「あ、香苗さんも来てくれたんだ?」

    香苗「うん、仕入れの帰りだったから、一緒にね」

    「あれ、子供も連れてきたの?」

    梅原「おう、家の大事な跡継ぎだからな」

    「大事な……って、まだ2歳じゃなかったっけ?」

    香苗「こんな小さい子を、市場に連れて行っても無駄じゃない?って言ってるんだけどね~」

    41 :

    やっぱ梅原きゅんと香苗ちゃんはくっついているのか

    42 = 1 :

    梅原「いや~俺も子供の頃はオヤジに連れられて、良く市場に行ってたもんだぜ?」

    「へえ~梅原もそうだったのか?」

    梅原「おう。意外と憶えてるもんだからな、小さい時のことってさ」

    「まあ、お前がそう言うんだから、そうなんだろうな」

    梅原「それにしても、美也ちゃんから、大将が撃たれた、って聞いた時は驚いたぜ?」

    香苗「ホント。まぁ『大したことない』とは聞いてたから、安心はしてたけど」

    「美也のやつ、本当におしゃべりだな……」

    梅原「まぁまぁ、それでも可愛いところもあるんだから。なぁ、いつだったっけ、あれ?」

    香苗「あれ? あぁ、この前、お友達とお店に来た時でしょ?」

    「あれ?」

    梅原「そうそう! いやな、美也ちゃんが友達を連れてウチの店に来てくれたんだけどさ……」

    「うん」

    43 = 1 :

    梅原「来たのが美也ちゃんも含めて、女三人だったもんだから……」

    梅原「香苗が『彼氏はいないのか?』って聞いたんだよ」

    「へぇ、それで美也のやつ何て?」

    香苗「うん、そしたらね『お兄ちゃんぐらいカッコいい人がいたら考える』って。ね?」クスクス

    梅原「そうそう。未だにお兄ちゃん思いって、泣かせる話じゃねぇか」クックックッ

    「美也がそんなことを……そういえば、病院に来てくれたのも、はるかの次に美也だったな……」

    香苗「やっぱり?」クスクス

    梅原「おぉ、そういえば森島先輩……じゃなくて、はるかさんは来てないのか?」

    「うん、荷物を取りに家に帰ってるけど、午前中には顔を出すんじゃないかな?」

    梅原「そっかぁ……久しぶりに顔を拝めると思ったんだけど……残念だぜ」

    香苗「……あなた、まだそんなこと言ってるの?」

    梅原「い、痛っ!? た、大将がいるんだから、やめてくれよ」

    「あはは、完全に香苗さんの尻にしかれてるな、梅原は」

    香苗「まったく、そろそろ戻らないとお昼の準備に間に合わなくなるよ」

    梅原「おう、そうだな。 ……悪いけど、先に車に行っててくれるか?」

    44 = 23 :

    ブラコン美也可愛い

    45 :

    懐かしのお宝本でもくれんのかな

    46 = 1 :

    香苗「はいはい。それじゃ橘君、お大事にね」

    「ありがとう、香苗さん」

    梅原「…………よし、行ったか」

    「どうしたんだ、梅原?」

    梅原「いやな、大将も入院してるだけじゃ、暇だろうと思って……これを、な」

    「こ、これは……『ホワイトエンジェル』と『浜辺の妖精たち』じゃないか!?」

    梅原「ふふん、香苗にバレないよう、こっそり持ってくるのに苦労したんだぜ」

    「本当にいいのか、こんなお宝本を……」

    梅原「いいってことよ。俺と大将の仲じゃないか」

    「梅原……やっぱりお前は心友だな」

    梅原「はるかさんに見つからないように、気をつけろよ?」

    「そ、そうだな」ゴソゴソ

    梅原「それじゃ、香苗が待ってるから、そろそろ行くぜ」

    「梅原、ありがとうな」

    梅原「おう、怪我が治ったら、はるかさんと店に来てくれよ。歓迎するぜ」

    48 = 1 :

    ~入院2日目 昼 病室にて~

    るか「ごめんね、純一君。来るのが遅くなっちゃって」

    「気にしないで。家のこともあるのに、ありがとう」

    るか「何言ってるの、そんなこと当たり前でしょ?」

    「そうだね。いつも、はるかがしっかりやってくれてるから、安心して仕事に専念出来るよ」

    るか「もう……ありがと///」チュッ

    「そういえば、午前中に梅原が来てくれたよ」

    るか「梅原君が?」

    「うん、香苗さんと子供も一緒にね」

    るか「二人も一緒だったの?」

    「ああ、何でも店の跡継ぎの英才教育みたいでさ、一緒に市場に連れて行ってるみたいだよ」

    るか「そっか~ 梅原君も頑張ってるんだね」

    「うん。今度、店に来てくれってさ」

    るか「いいな~ 私も早く純一君との子供が欲しいなぁ?」

    49 :

    梅原はギャルゲ悪友の中でもTOP3に入る

    50 :

    こういうのを待っていた


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