元スレはるか「もう……いけないワンちゃんね///」純一「だ、だめかな?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
~立てこもり現場にて~
純一「うぐっ!?」
新人「た、橘主任!!」
純一「ぐっ……ぼ、僕は大丈夫、人質は?」
新人「だ、大丈夫って撃たれてんスよ!!」
純一「どうなったって聞いてるんだ!」
新人「……ひっ!?」
係長「おい、早く救急車を呼べ!」
新人「は、はいっ!」
純一「く、くそ……」
係長「落ち着けぇ。マル対は無事に保護、マル被は確保だ」
新人「か、係長……」
純一「そ、そっか……良かっ……(あ、あれ意識が……)」
純一(ぼ、僕はここで死ぬのか……はるかを、残して……)
純一(い、や……だ……まだ……)
2 = 1 :
~橘家にて~
はるか(もう、ダーリンったら遅いなぁ……)
はるか(今日の晩御飯はせっかく上手に出来たのに……)
はるか(『美味しい』って言ってくれるかしら?)
はるか(晩ご飯のあとは私も……なあんて♪)
はるか(んふふっ、楽しみだなぁ)
ジリリーン ジリリーン
はるか(あ、電話だ。ダーリンからかしら?)
ジリリーン ジリリーン
はるか「はい、橘です」
3 = 1 :
はるか「あっ、いつもお世話に……えっ? う、撃たれた!?」
はるか「…………あっ、は、はい、大丈夫、です」
はるか「そ、それで……主人は大丈夫なんですか」
はるか「はい、はい……」
はるか「輝日東総合病院ですね、わかりました! すぐ行きます!」ガチャッ
はるか(や、やだ……)
はるか(は、早く病院に……)
はるか(う、撃たれたって、どうして……)
はるか(お願い、死なないで!)
はるか(ダーリン、すぐ行くから!)
4 = 1 :
~輝日東総合病院にて~
係長「あぁ、奥さん。わざわざすいませんねぇ」
はるか「主人は無事なんですか!」
係長「大丈夫ですよ。詳しい話は後にしますが……」
はるか「は、はい……」
係長「撃たれたっていっても、弾がちょぃと腕を掠めただけでね」ボリボリ
はるか「そ、それで?」
係長「あぁ、さっき治療……まぁ、簡単な手術も終わって、今は病室で休んでますよ」
はるか「そ、そうですか……」
係長「ただねぇ……」
5 = 1 :
はるか「え?」ビクッ
係長「まぁ、ちょぃとばかり出血が多かったのと、撃たれたショックがあるんで……」
はるか「はい……」
係長「病院の先生が言うには、傷の様子を見ながら、一週間程は入院することになりそうですな」
はるか「い、一週間……」
係長「具合が良ければ自宅療養に切り替えて、通院って話だそうです」
はるか「い、今、主人に会えるんでしょうか?」
係長「あー麻酔で寝てるようですけど……一緒に先生のところにいきますか?」
はるか「は、はい、お願いします!」
6 :
うむ
7 = 1 :
~病室にて~
係長「それじゃぁ、私は事件の処理がありますんで、ここいらで失礼しますよ」
はるか「は、はい。ありがとうございました」
係長「あぁ、そうそう。明日になったらウチのモンを寄越しますんで、よろしくお願いします」
はるか「はい」
はるか「純一君……」
はるか「無事で良かった……」
はるか「人質を助けようとして……」
はるか「無茶ばっかり……」
はるか「ううん、それがあなたのいい所なのはわかってる……」
はるか「でもね、私のこと……一人ぼっちにする気なの?」
はるか「『おじいちゃんとおばあちゃんになっても一緒』って約束したじゃない……」グスッ
はるか「バカ……」
はるか「良かった……無事で……」
8 = 1 :
~入院1日目 早朝 病室にて~
純一「ぅ……あ、あれ……うっ!」
はるか「純一君! 良かった! 気がついたのね!」
純一「あれ……はるか? どうして?」
はるか「どうしてじゃないでしょ! 人質を助けるために撃たれたって……」
純一「そ、そうだ!?」ガバッ
はるか「ダメよ、動いちゃ!」
純一「あぐっ…… う、腕が……」
はるか「今、看護婦さんを呼んでくるから……絶対に動いちゃダメよ!」
純一「わ、わかったよ……」
はるか「約束してね!」ガチャッ
…………
9 = 1 :
純一(そうか……僕は……)
純一(マル被に撃たれて……係長が人質は無事だって……)
純一(それで、現場で意識を失って……)
純一(…………)
純一(あの子……大丈夫だったかな?)
純一(……ここは)
純一(……ここは、病院なのかな?)
純一(右腕がうずく……)
純一(…………)
純一(はるか……泣いてたのか……)
純一(……ダメだな、僕は)
純一(はるかを悲しませないって約束したのに……)
純一(…………)
10 :
私怨
11 = 1 :
~入院1日目 朝 病室にて~
はるか「ダメ! 絶対安静って先生に言われたでしょ?」
純一「そ、そうだけど、食事ぐらい……」
はるか「左手じゃ食べずらいでしょ? 何のために私がいると思ってるの?」
純一「……う、うん」
はるか「はい、あーんして?」
純一「……あ~ん」
美也「にぃに!」ガチャッ
純一「うわっ!?」
はるか「美也ちゃん! 来てくれたのね」
純一「み、美也……どうして?」
美也「ねぇねから電話で……にぃにが仕事中に怪我をしたって!」
純一「お、お前、仕事は?」
美也「そんなの休んだに決まってるでしょ!」
はるか「うんうん」
12 :
支援させていただく
13 = 1 :
純一「や、休んだって……お前」
美也「それで、怪我はどうなの?」
はるか「うん……しばらく入院しなきゃいけないけど、命に別状はないって」
美也「そっかぁ……良かったぁ……」
純一「大袈裟だよ」
はるか「大袈裟じゃないでしょ! 純一君、撃たれたのよ!」
美也「ええっ?! にぃに撃たれたの?」
はるか「そうよ。人質を助けようとして犯人に撃たれたの。いわば名誉の負傷ね」
美也「そっかぁ……凄いね!」
純一「だ、だから……大袈裟だって」
美也「それで! 犯人と人質は?」
はるか「犯人は逮捕。人質の女の子は無事だって」
美也「そっかぁ……良かったぁ」
純一「どうして、はるかが説明してるんだ……」
14 = 1 :
美也「ねぇ、にぃに! 撃たれたのってどんな感じ?」
はるか「そうよ、どんな感じだったの?」
純一「そうだなぁ……撃たれた場所が痛いっていうより、まず熱くて……」
美也&はるか「うんうん、それで?」
純一「それから急に激しい痛みが……って、何の話だよ?」
美也「もぉ~ 命に別状はないんでしょ?」
純一「そ、そうだけど……」
はるか「まぁまぁ、美也ちゃん。その話はもう少し良くなってからにしましょ?」
純一「……さっきまで、一緒になって聞いてたじゃないか」
はるか「そ、それは…… 撃たれた経験なんて、滅多に聞けるもんじゃないから」
美也「そうよ! ねぇねの言うとおり!」
純一「うぐっ……(二人が揃うと手がつけられない……)」
15 :
彩奈
雄一
に、変えろ!
16 :
しえん
17 :
期待してる
18 = 1 :
美也「さぁて、にぃにが無事ってわかったし、私帰るね♪」
純一「も、もう帰るのか?」
美也「だって、ねぇねたちの邪魔しちゃ悪いし…… あ~んって♪」
はるか「もぅ、美也ちゃんたら///」
純一「こ、こいつは……」
美也「にししし。せっかくなんだから、ねぇねにいーっぱい、甘えればいいよ♪」
はるか「そうよね、せっかくなんだし♪」
純一「ふんっ、美也に言われなくてもそうさせてもらうよ」
美也「まったくにぃにとねぇねはしょうがないなぁ……」
純一「お前が言ったんじゃないか!」
美也「ま、いいや♪ じゃ、また来るから。ばいばーい!」
はるか「ばいばーい。またね、美也ちゃん♪」
純一「あ、嵐かあいつは……」
はるか「……ほら? さっきの続き……あ~ん♪」
純一「あ、あ~ん」
19 = 1 :
~入院1日目 お昼 病室にて~
コンコンコン
純一「ど、どうぞ……」
塚原「あぁ……やっぱり橘君か」
純一「ひ、ひびきさん!」
はるか「わお。ひびきちゃん、来てくれたのね! ……って、あれ?」
純一「どうしたの?」
はるか「うん……私、ひびきちゃんには連絡してなかったはずなのに、どうして?」
塚原「昨日、緊急患者が担ぎこまれて、それが君と同じ名前だったのを、今朝引継ぎで見てね」
純一「そ、そういえば、ここの病院のお勤めだったんですよね」
はるか「……ダーリンが怪我をしたって聞いて、病院に飛んで来たからすっかり忘れてたわ」
塚原「……まぁ、それで時間が空いたから顔を出したって訳」
純一「そうだったんですか、わざわざありがとうございます」
20 = 1 :
はるか「じゃあ、ひびきちゃんがダーリンの担当をしてくれるの?」
塚原「あのね、私はまだ見習いみたいものだから、担当も何もないよ」
はるか「え~ひびきちゃん、つめた~い」
純一「ひびきさんは、ご実家の病院を継がれないんですか?」
塚原「ああ、将来的にはそのつもりだよ」
純一「ふむふむ」
塚原「ただ、今は色んな経験を積まないといけないから、ここで勉強させてもらってるってことね」
はるか「へ~そうだったんだ」
塚原「『へ~』って、はるかにはこの話、したことあるはずだけど?」
はるか「う~ん、そうだったかしら?」
純一「も~しょうがないなぁ、はるかは」デレデレ
21 :
ここはいいインターネットですね
④
22 = 1 :
塚原「はぁ…… また時間があったら顔を出すと思うけど……」
はるか「うん♪」
塚原「病院はそういうことをする場所じゃないから」
はるか「『そういうこと』って?」
塚原「そうやって、人目と場所を考えずに、イチャイチャとくっつくのをやめなさい、って言ってるの」
純一「ははは……」
はるか「私たち、いつでもこんな感じよ? ねっ?」チュッ
純一「そ、そうだね」チュッ
塚原「はぁ……ここは病院なんだから、せめて人目のないときにして///」
はるか「も~ひびきちゃんの意地悪ぅ~」
塚原「はいはい、ご馳走さま。お大事にね」ツカツカ
24 = 1 :
~入院1日目 夕方 病室にて~
新人「失礼しまーす」
純一「やぁ、来てくれたのか」
新人「ちょ、ちょっと主任! 誰っスかこの超絶美人は!!」
はるか「橘の妻のはるかです。主人がいつもお世話になってます」
純一「うん、ウチのはるか。君は初めてだっけ?」
新人「いや~話には聞いてましたけど……まさかここまでとは……」
はるか「まぁ……お上手なんですね」
新人「いや~ だって創設祭で至上初の三年連続のミスサンタって……高校の時は伝説だったんっスよ!」
はるか「わお。あなた、輝日東高校なの?」
純一「うん、僕たちの後輩だよ。しかし、そんなことになってるのか?」
新人「そうですよ~ 今までもこれからも決して破られることがない、まさに伝説の人です!」
はるか「もー照れちゃうわ~ ダーリン♪」
新人「へ?」
25 = 23 :
脳みそ蕩けそう
26 = 1 :
純一「あぁ、これがいつものはるかだから。さっきのは猫を被ってただけ」クスクス
はるか「意地悪、言・わ・な・い・で♪」
新人「超絶美人の上に主任にゾッコンじゃないっスか! くぅ~羨ましい」バタバタ
純一「……お前、何しに来たんだ」
新人「あ!? この書類を届けろって係長からです」
はるか「はい、ダーリン」
純一「あぁ、ありがとう」
新人「ホント、物凄く仲イイですよね……どうやって捕まえたんですか? 後学の為に是非!」
純一「どうやってって……なぁ?」
はるか「うん、この人に逮捕されちゃったから……もう逃げられないの」
新人「うはっ!! 逮捕!! えっと……俺、その窓から飛び降りていいっスか?」
純一「いつまでも馬鹿なこと言ってないで、あれからからどうなったのか教えてくれ」
新人「あ、はい……」
27 = 12 :
そろそろ壁殴り屋が出張してくるころ
28 = 23 :
俺も七咲に逮捕されたい
29 = 1 :
はるか「席、外した方がいい?」
純一「まぁ、はるかにもあとで話すことだし…… 大丈夫だよな?」
新人「そっスね、問題ないと思います」
はるか「うん。それじゃ、遠慮なく」
新人「えっと……マル被ですが、もう書類送検済みです」
純一「うん、調書は誰が巻いてくれたの?」
新人「あぁ、それは班長が。係長は主任の怪我の処理で手が離せなかったんで」
純一「そっか、あとで二人にお礼を言っとかないと」
新人「そうっスね。それと人質になった女の子の親御さんから、どうしても主任にお礼を言いたいと」
純一「お礼? う~ん、別にいいのに」
新人「いや、どっちかっていうと親御さんより、女の子が主任に会いたがってるみたいで」
はるか「女の子って?」
新人「あぁ、人質になってた4歳の女の子です。課長からは主任の状態が問題ないならお受けするようにと」
はるか「ふ~ん」
30 = 1 :
純一「僕は別に構わないよ」
新人「了解です。課長に報告しときます」
純一「えっと、他には?」
新人「あと、さっきの書類っスけど……」
純一「あぁ、なんだい?」
新人「傷病関係の届出の書類だそうです。それから病院から診断書を取ってくれ、って係長が」
純一「そうか、わかった」
新人「はい、書類は係長があとで取りにくるそうです」
純一「うん、バタバタしてるのに悪かったね、ありがとう」
31 = 23 :
嫉妬しちゃうラブリー可愛い
32 :
おれは薫に
33 = 21 :
>>32
薫は俺が終身刑にしたから
35 = 1 :
新人「いいんスよ、あとオヤジから「ゆっくり休んで体を治してから復帰するように」だそうです」
純一「うん、明日僕からも電話をするけど、「了解しました」と伝えておいてくれ」
新人「了解っス」
純一「……オヤジ、怒ってなかったか?」
新人「えっと『怪我は問題だけど、強盗犯検挙と人質の無事救出で部長賞もんだ』って、超ご機嫌でしたよ」
純一「そっか、オヤジが怒ってないなら良かったよ」
新人「じゃぁ、俺はこれで失礼しますね。早く復帰してくださいよ、班長が『仕事が増えた』って機嫌悪くて」
純一「それも、僕から連絡入れとくよ」
新人「頼んます」ニカッ
…………
36 = 1 :
はるか「はぁ……」
純一「どうしたの?」
はるか「……お仕事してる時の純一君、すっごく素敵だったわ♪」
純一「そ、そうかな?」
はるか「ええ! もう素敵過ぎてキュンキュンってなっちゃった///」
純一「そっか……///」
はるか「あんなに素敵な純一君を、普段見られないなんて残念だわ」
純一「はるかにそう言ってもらえると、僕も嬉しいよ」チュッ
はるか「もぅ……ダメよ、怪我してるんだから」チュッ
純一「だって……」チュッ
はるか「あん……誰か来ちゃう、から……今度ね」チュッ
純一「んっ……」チュッ
37 = 23 :
おkパンツ脱いだ
38 = 1 :
はるか「もぅ……そういうところだけ、ワンちゃんみたいなんだから」チュッ
純一「そ、そうかな?」
はるか「絶対安静なんだし。それに、ひびきちゃんに怒られたばっかりでしょ?」
純一「そ、そうだね」
はるか「だ・か・ら、お預け、ね?」
純一「わ、わかった……」
はるか「私、一度お家に帰って、お片づけと荷物の整理してくるから」
純一「うん」
はるか「また、明日来るけどそれまで大人しくしててね?」
純一「わかってるよ。気をつけて」チュッ
はるか「ありがと、純一君♪」チュッ
40 = 1 :
~入院2日目 朝 病室にて~
純一「はるかは……流石にまだ来ないか」
純一「確かに右腕は痛むけど、それ以外は平気だからなぁ」
純一「……暇だ」
梅原「よぉ、大将!」
純一「う、梅原! 来てくれたのか」
梅原「何だ何だ、思ったより元気そうじゃないか?」
香苗「おはよ、橘君」
純一「あ、香苗さんも来てくれたんだ?」
香苗「うん、仕入れの帰りだったから、一緒にね」
純一「あれ、子供も連れてきたの?」
梅原「おう、家の大事な跡継ぎだからな」
純一「大事な……って、まだ2歳じゃなかったっけ?」
香苗「こんな小さい子を、市場に連れて行っても無駄じゃない?って言ってるんだけどね~」
41 :
やっぱ梅原きゅんと香苗ちゃんはくっついているのか
42 = 1 :
梅原「いや~俺も子供の頃はオヤジに連れられて、良く市場に行ってたもんだぜ?」
純一「へえ~梅原もそうだったのか?」
梅原「おう。意外と憶えてるもんだからな、小さい時のことってさ」
純一「まあ、お前がそう言うんだから、そうなんだろうな」
梅原「それにしても、美也ちゃんから、大将が撃たれた、って聞いた時は驚いたぜ?」
香苗「ホント。まぁ『大したことない』とは聞いてたから、安心はしてたけど」
純一「美也のやつ、本当におしゃべりだな……」
梅原「まぁまぁ、それでも可愛いところもあるんだから。なぁ、いつだったっけ、あれ?」
香苗「あれ? あぁ、この前、お友達とお店に来た時でしょ?」
純一「あれ?」
梅原「そうそう! いやな、美也ちゃんが友達を連れてウチの店に来てくれたんだけどさ……」
純一「うん」
43 = 1 :
梅原「来たのが美也ちゃんも含めて、女三人だったもんだから……」
梅原「香苗が『彼氏はいないのか?』って聞いたんだよ」
純一「へぇ、それで美也のやつ何て?」
香苗「うん、そしたらね『お兄ちゃんぐらいカッコいい人がいたら考える』って。ね?」クスクス
梅原「そうそう。未だにお兄ちゃん思いって、泣かせる話じゃねぇか」クックックッ
純一「美也がそんなことを……そういえば、病院に来てくれたのも、はるかの次に美也だったな……」
香苗「やっぱり?」クスクス
梅原「おぉ、そういえば森島先輩……じゃなくて、はるかさんは来てないのか?」
純一「うん、荷物を取りに家に帰ってるけど、午前中には顔を出すんじゃないかな?」
梅原「そっかぁ……久しぶりに顔を拝めると思ったんだけど……残念だぜ」
香苗「……あなた、まだそんなこと言ってるの?」
梅原「い、痛っ!? た、大将がいるんだから、やめてくれよ」
純一「あはは、完全に香苗さんの尻にしかれてるな、梅原は」
香苗「まったく、そろそろ戻らないとお昼の準備に間に合わなくなるよ」
梅原「おう、そうだな。 ……悪いけど、先に車に行っててくれるか?」
44 = 23 :
ブラコン美也可愛い
45 :
懐かしのお宝本でもくれんのかな
46 = 1 :
香苗「はいはい。それじゃ橘君、お大事にね」
純一「ありがとう、香苗さん」
梅原「…………よし、行ったか」
純一「どうしたんだ、梅原?」
梅原「いやな、大将も入院してるだけじゃ、暇だろうと思って……これを、な」
純一「こ、これは……『ホワイトエンジェル』と『浜辺の妖精たち』じゃないか!?」
梅原「ふふん、香苗にバレないよう、こっそり持ってくるのに苦労したんだぜ」
純一「本当にいいのか、こんなお宝本を……」
梅原「いいってことよ。俺と大将の仲じゃないか」
純一「梅原……やっぱりお前は心友だな」
梅原「はるかさんに見つからないように、気をつけろよ?」
純一「そ、そうだな」ゴソゴソ
梅原「それじゃ、香苗が待ってるから、そろそろ行くぜ」
純一「梅原、ありがとうな」
梅原「おう、怪我が治ったら、はるかさんと店に来てくれよ。歓迎するぜ」
48 = 1 :
~入院2日目 昼 病室にて~
はるか「ごめんね、純一君。来るのが遅くなっちゃって」
純一「気にしないで。家のこともあるのに、ありがとう」
はるか「何言ってるの、そんなこと当たり前でしょ?」
純一「そうだね。いつも、はるかがしっかりやってくれてるから、安心して仕事に専念出来るよ」
はるか「もう……ありがと///」チュッ
純一「そういえば、午前中に梅原が来てくれたよ」
はるか「梅原君が?」
純一「うん、香苗さんと子供も一緒にね」
はるか「二人も一緒だったの?」
純一「ああ、何でも店の跡継ぎの英才教育みたいでさ、一緒に市場に連れて行ってるみたいだよ」
はるか「そっか~ 梅原君も頑張ってるんだね」
純一「うん。今度、店に来てくれってさ」
はるか「いいな~ 私も早く純一君との子供が欲しいなぁ?」
49 :
梅原はギャルゲ悪友の中でもTOP3に入る
50 :
こういうのを待っていた
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