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    元スレうさぎ「あの丘のてっぺんまでかけっこしよう」 かめ「いいよ」

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    101 :

    黙って支援しろや④

    102 :

    えっまだこのスレ落ちてなかったのかよ面白いからはやく続きかいて

    103 :

    もう眠いからゆっくりと急いで書いてくれ

    104 = 73 :

    「ちょっとまったー」

    みんなのかげにいた、いたちさんから、きゅうにこえがかかりました

    「"あしのはやさ"ならここじゃぼくがいちばんさ、うさぎさんにはまけないさ」

    「そうそう、いたちくんも、りっぱな"さいのう"だな、わっはっは」

    うさ子は、そのはなしには、あまりきょうみがありませんでした

    どっちがはやくたっていいよ、だって、あしなんかはやくても……

    そんなうさ子のきもちとはうらはらに、こんなていあんがあがりました

    「じゃあさー、いたちくんとうさぎさん、どっちがはやいか、きょうそうしてみようよ」

    「いいねー、たのしそう!」

    まわりがきゅうにもりあがります

    いたちさんもやるきです

    105 :

    誰か保守頼むぞ俺は寝るからな!!!

    106 = 73 :

    でも、うさ子は、あまりやるきがありませんでした

    そんなうさ子のめのまえを、いたちくんは、とととーっとはしってみせます

    「どうだい、はやいだろう?」

    そのはしりをみて、うさ子はいっしゅんできょうみをひかれました

    なにあのはしりかた、ちょっとかわいい

    じつはうさ子は、いままでうさぎとしか、きょうそうしたことがなかったのです

    この子ときょうそうしたらたのしそうだな

    どんなしょうぶになるんだろう

    「いいわ、きょうそうしましょう」

    「やったー」

    いたちくんも、おおよろこびでした

    うさ子は、またもやふしぎなかんかくにとらわれました

    いままで、私ときょうそうをすることを、

    こんなにこころからよろこんでくれたなかまがいたかしら

    107 = 102 :

    108 = 73 :

    「よーし、きょうそうだー」

    みんなでもりあがりながら、わいわいときょうそうのじゅんびをしました

    じゅんびといっても、"すたーと"と"ごーる"のばしょを

    きめるだけですが

    うさ子は、これをいつも自分だけでやっていました

    はい、こっからここまでねー、と言ってあいてをしたがわせる

    あいても、しぶしぶうなずき、すたーと。だいたいこうでした

    そんなきょうそうよりも、こういうきょうそうのほうが

    たのしいにきまっています

    でも、うさ子には、それができませんでした

    なぜなら、うさ子とのきょうそうをそんなにたのしみにしてくれるなかまも、

    わいわいともりあげてくれるなかまも、いなかったのです

    じゅんびのさいちゅう、ふといたちくんと、めがあいました

    「ん?どうした、ぼくはぜったいまけないぜ!」

    そんなこえがうれしくてうれしくて、

    うさ子は、しょうぶのまえから、めがまっかになりました

    109 = 75 :

    だんだんとうさぎさんの"トゲ"が抜けていくのがいい

    110 :

    おもしろい
    ひらがなだらけなのによみやすいし

    113 = 73 :

    「いちについて、よーい、どん!」

    いたちくんと、うさ子はいっせいにはしりはじめます

    "すたーとだっしゅ"はいたちくんのゆうせいでした

    とととーっとこまかくすばやいはしりでかけだしました

    ぴょーん、ぴょーん

    うさ子も、ほんきのはしりをみせます

    いたちくんがとととーっとこまかいはしりですすんだところを

    ぴょーんと、うさ子はひとあしでおいぬいてしまいます

    そこをいたちくんがととーっとおいかけ、

    ぴょーんと、うさ子がおいぬく

    そんなしょうぶでしたが、だんだんと、うさ子のひとあしに

    いたちくんがおいつかなくなってきました

    114 :

    おもろいね

    115 = 73 :

    「いいぞー、うさぎさん」

    「いたちくん、がんばれー」

    まわりからは、"せいえん"と"かんせい"でおおもりあがりです

    いたちくんは、だんだんとうさ子にはなされていきます

    「く、くそっ」

    いたち君は、はしりながら、

    どうやってうさ子においつこうか、ひっしにかんがえをめぐらせました

    いっぽううさ子は、まったくべつのことをかんがえていました

    "たのしい、たのしい"

    "きょうそうって、こんなにたのしかったかな"

    はしりかたがちがうから?おうえんしてくれるなかまがいるから?

    りゆうはわかりませんでしたが、うさ子はそれだけでこころがいっぱいになりました

    116 = 73 :

    「うさぎさん、がんばれー」

    うん、私がんばる

    うさ子はそんなこえをうけて、ぐんぐんすぴーどをあげていき

    いたちくんに、"たいさ"をつけてごーるしました

    「やったー」

    「く、くそ、まけたー」

    うさ子のしょうりをみて、みんなおおもりあがりです

    「うさぎさん、はやーい」

    「いたちくんもがんばったねー」

    まわりが、いろいろこえをかけてくれます

    うさ子はうれしくて、たのしくて、しかたがありませんでした

    きっとこれは、しょうぶにかったからだけではありません

    117 :

    >>99
    才能才能うるさいのう

    118 = 110 :

    ぼくは、つまらないことを言った>>117に向かって"いんさいどきっく"をかましました

    119 = 73 :

    「うさぎさん、くやしいけど、かんぱいだ」

    いたちくんが、うさ子にこえをかけます

    「ううん、いたちくんもはやかったわ
      
     いいしょうぶだったわ」

    うさ子は、じぶんのくちからでたことばに

    じぶんでみみをうたがいました

    うさ子はこれまで、きょうそうでまかしたあいてに

    こんなこえをかけたことがあっただろうか

    "まかしたあいては、とことんけなす"

    これがうさ子がふだんおこなっていったむいしきのこうどうでした

    むいしきだから、たちがわるかったのです

    うさ子は、じぶんのちからをこじするためではなく、

    じゅんすいにきょうそうをたのしめたのです

    120 = 117 :

    >>118
    ――ぼっちゃーん

    池とのあいだにはしょうがいぶつはなく、>>118は"すとれーと"に

    "いん"しました

    122 = 73 :

    「へへっ」

    「ふふっ」

    うさ子といたちくんは、あついあくしゅをかわしました

    きょうはじめてあったとはおもえません

    "このなかまたちと、ずっといっしょにいたい"

    そうおもえばおもうほど、うさ子はふあんがでしかたがありませんでした

    私なんかが

    いっしょにいさせてくれるだろうか

    なかまにしてくれるだろうか

    きょうそうであいてをぶっちぎってしまうと、つぎからはみんな

    しょうぶをしぶるようになります

    123 = 117 :

    まじでどっかの絵本作家かっていうくらい面白いな

    124 = 73 :

    そこをむりやりつきあわせるのが、いままでのうさ子のにちじょうでした

    きょうそうがたのしければたのしいほど

    "またきょうそうしてくれるだろうか"

    そんなふあんがおおきくなります

    「ね、ねえみんな、よかったら、その、あの///」ボソボソ

    おおもりあがりなので、うさ子のちいさいこえは

    みんなにはきこえませんでした

    "よかったらまたきょうそうして"

    "私をなかまにいれて"

    "ぷらいど"が、ひといちばい、たかいうさ子が

    そんな"すとれーと"にこういをつたえられるはずがありません

    いまこえをかけようとしただけで、いままでのうさ子からしたら

    すごいことです

    125 = 73 :

    「いいよー、うさぎさん、僕でよかったらね、わっはっは」

    かめさんが、きゅうにわけのわからないことばをいい、

    みんながきゅうにあぜんとしました

    「……?どうしたの、かめさん」

    「かめさん、いみわかんなーい」

    まわりからそんなこえがあがり、ちゅうもくがあつまります

    うさ子もいみがわかりませんでした

    「いま、うさぎさんにいま"こくはく"されてね、はっはっは」

    かめさんは、うさ子に"まんめんのえみ"をむけました

    はあぁぁぁ!?

    こ、ここ、こくはく?

    わ、私が!?

    うさ子は、かおがまっかになりました

    もちろん、"こくはく"なんてしていません

    126 = 73 :

    きゅうにあたりがしーんとして、うさ子にちゅうもくがあつまります

    「え、ちょ、まっ///」

    うさ子は、"ぱにっく"のあまり、こえがうまくだせません

    「いやー、かおをあかくしてなにかいってるから、ぼくに"こくはく"を

     するのかとおもってね、わっはっは」

    それは、かめさんの"ぎゃぐ"でした

    「ふざけるなー」「そんなわけないだろー」

    そんなこえがとびかい、あたりはわらいでつつまれました

    かめさんのこういう"せんす"はどくとくで、

    このみのわかれるところです

    127 :

    読んでるぞ
    面白い

    128 = 73 :

    しかし、うさ子にとってはきもちをつたえる

    さいだいのちゃんすでした

    「つ、"つきあうのはむり"だけど、"みんな"との"あそびなかま"なら

     なってあげてもいいわよ///」

    うさ子にとってはこれがせいいっぱい"すとれーと"なひょうげんでした

    ちょうどうさ子にちゅうもくがあつまっていたので、こんどはこえがとどきました

    「えー、うさぎさん、もうなかまでしょ」

    「あたりまえじゃん、いいよー」

    そんなこえがかけられ、うさ子はうれしさのあまり、

    なきだしてしまいました

    うさ子がだれかに"こうい"をつたえたのは、

    かぞくいがいでははじめてです

    129 = 73 :

    「あー、かめさん、なかせたー」

    「わっはっは、ぼくと"つきあう"のがそんなにいやだったか」

    そんな"じょうだん"がとびかいます

    みんなでおおわらいしました

    うさ子は、ないているんだか、わらっているんだか

    よくわからなくなり、かおがぐちゃぐちゃになってしまいました

    かめさんがまた、"まんめんのえみ"をこちらへむけてきます

    うさ子は、いまのかおをかめさんにみられるのがはずかしくなり

    かおをかくしてしまいました

    かめさんには、かんがえが、みすかされているきがする

    こころがみられているきがする

    もちろん、そんなはずないのだけれど

    131 = 73 :

    なんで、あんなこといえるんだろう

    どうして、私が"ほんとうにほしいことば"を

    すっとだしてくれるんだろう

    かめさんが、ああいってくれなかったら、

    私にはとても"こういをつたえる"なんてむりだった

    いや、そもそも、かめさんがいなかったら、

    みんなとであえなかった

    きょうのような"さいこうのいちにち"に

    であえることはなかった

    ちらっと、かめさんのかおをみると、すぐにえがおを

    かえしてくれました

    うさ子はすぐにはずかしくなり、かおをかくします

    いま、こころにわいた"かんじょう"をなんとよぶのか

    うさ子はしっていましたが、すぐにこころのなかで"ひてい"しました

    132 = 75 :

    眠い…
    でも保守!!

    133 = 73 :

    「そうだ、こんどは"りれー"でしょうぶしようよ!

     "うさぎさんちーむ"と"いたちさんちーむ"でさ」

    「むこうぎしに、とってもあしのはやい、きつねがいるんだって、

     うさぎさん、こんどいっしょにしょうぶしにいこうよ」

    みんなから、そんなていあんもあがりました

    うさ子は、びっくりとわくわくがとまりませんでした

    きょうそうでだれかをまかせたら、

    あいてはしょうぶをしぶるものかとおもっていました

    そんなたのしみかたが、あったのか

    134 = 73 :

    そうおもうとどうじに、うさ子はかめさんがまえにいっていた

    "ことば"をおもいだいました


    「うさぎさんのあしのはやさは、さいこうの"さいのう"だよ

     もらった"さいのう"にはかならず"いみ"があるものさ」


    そうか、わたしの"さいのう"にはそんな"いみ"があったのか

    135 :

    >>16
    こういうのをアスペっていうんだろ

    136 = 73 :

    つぎのひ、うさ子は

    あさごはんをいそいでたべると、

    かめさんたちのもとへ、かけあしでむかいました、

    きのうをさかいに、まいにち、

    つぎのひがくるのが、たのしみでたのしみで

    しかたありませんでした

    そしてすうじつがたちました

    137 :

    こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
    この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
    にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
    じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
    わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
    どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
    ちんゃと よためら はのんう よしろく

    138 = 73 :

    いつものように、あさごはんをたべて

    かめさんたちのところへむかうとちゅう、

    うさみちゃんたちにあいました

    「あら、あいかわらず、"あしがおはやい"こと♪」

    「おほほほほ♪」

    みんなでいやみをいってきます

    いぜんのうさ子なら、こんなのたえられませんでした

    ですが、いまはへっちゃらです

    「そうよ、私はあしがはやいの、すごいでしょ!」

    139 = 73 :

    うさ子は、"ほこらしげ"にそういうと、

    いそいでかめさんたちのところへむかいました

    うさみたちは、ぽかんとしたかおで、うさ子のうしろすがたをながめていました

    私のあしのはやさは、りっぱな"さいのう"よ

    だって、あんなすてきななかまとなかよくなれたんだもの

    140 = 73 :

    まいにちがこんなにたのしいんだもの

    うさ子は、じぶんにしかない

    たからものをみつけていました

    うさ子は、かめさんの"さいのう"にしっとすることはもうありません

    141 = 75 :

    >>1は本当に物語作るの上手いな!
    お世辞抜きで本当にそう思うよ

    142 = 73 :

    「あ、うさ子ちゃーん」

    「おはよう、うさ子ちゃん、きょうはなにをしようか」

    うさ子がかめさんたちのところへいくと、

    すぐにみんながこえをかけてくれました

    「おはよう、小鳥さん」「おはよう、ねこさん」

    うさ子は、たいせつななかまの、ひとりひとりに

    あいさつをしていきます

    「お、おはよう、かめさん///」ボソボソ

    「……ん?」

    ただ、かめさんにこえをかけるときだけは

    こごえになってしまいます

    144 = 73 :

    「わっはっは、うさ子に"こくはく"されたよ」

    かめさんが、おきまりの"じょーく"をとばします

    うさ子は、かめさんにはこごえではなしかけるため、

    かめさんにもよくきこえません

    なのでさいきんは、あいさつにそうかえすのが、

    ていばんになりつつあります

    ただ、やりすぎたせいで、まわりにはもうあんまりうけません

    「そ、そんなこと、いってないってば///」

    うさ子は、かおをあからめて"ひてい"します

    じつはまわりは、

    "うさ子はかめさんをすきなんじゃないか"派と

    "おとこなれしてないので、はんのうがうぶなだけ"派に

    わかれてこっそり"とうろん"してたのしんでいます

    145 = 73 :

    「ねえ、うさ子ちゃんは、"すきなたいぷ"とかいるのー?」

    "すきなんじゃ派"のねこさんがさぐりをいれてきました

    "だまってみまもる"のが"あんもくのりょうかい"だったようで、

    ねこさんは、すっぽんに目でたしなめられました

    「え、そ、そんなのないわよー///」

    うさ子はてれながらそうこたえます

    とのとき、ちらっとかめさんのことをみてしまいました

    「……ん?」

    ついかめさんと目があい、かおをあからめてしまいました

    146 = 73 :

    そのようすをみて、"やっぱりー"と

    "好きなんじゃ"派のなかまたちが

    かちほこったかおをしました

    うさ子はなんとなくそれを"さっち"し、

    "ふかく"という"くやしはずかし"なひょうじょうをしました

    うさ子もだいぶ"なかまのきもち"がわかるようになってきました

    これはおおきなせいちょうです

    147 = 73 :

    「で、でも、しいていうなら……」

    うさ子はつづけます

    「あ、"あしがはやい"のが"たいぷ"ね」

    まわりはすこしおどろいたひょうじょうをみせます

    「すくなくとも、私よりあしがはやくなくっちゃあ"つきあえ"ないわ」

    うさ子はそういうとどうじに、"じこけんお"におちいりました

    そう、ほんらい"ぷらいど"がたかく、すなおにきもちがつたえられないのです

    うさ子は、あえてかめさんと"まぎゃくのたいぷ"を"りそう"として

    いってしまったのです

    でも、ねこさんは、そんなうさ子のきもちまでみすかしたように

    にやにやわらっています

    148 :

    >>137
    このコピペどうやって探せばいいんだ

    149 :

    おいついたはよ

    150 = 73 :

    「じゃあさー、もしも、もしもだけどね」

    ねこさんは、にやにやしながらはなしだしました

    「もし、かめさんときょうそうして、まけたら"つきあう"ことができるの?」

    「は、はぁ!?///」

    うさ子のかおが、またいっしゅんでまっかになりました

    「な、なんでかめさんなのよ、このなかでも"だんとつにおそい"じゃない」

    「だってさ、かめさんいがいのおとこは、みんなうさ子にまけちゃったでしょ

     あときょうそうしてないの、かめさんだけじゃない」

    「あとうさ子に"かてるかのうせい"のあるのは、かめさんだけだよ」

    たしかに、うさ子はかめさんとはまだしょうぶをしていませんでした

    ねこさんは、みんなからきびしいめでみられたので、

    それいじょうはいわないことにしました


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