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    元スレうさぎ「あの丘のてっぺんまでかけっこしよう」 かめ「いいよ」

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    51 :

    映画化

    52 = 4 :

    うさ子が気違いすぎて

    53 :

    うさ子救いようがないな

    54 = 1 :

    ――ざっぱーん

    ただ、本当にしなれてはあとあじがわるいので、ちゃんといけのなかに入るよう

    こんとろーるしました

    もし、はずしたら、そんときはそんときで、しったこっちゃありません

    びっくりした目、つめたい目、敵視する目

    まわりのなかまたちの目が、いっせいにうさ子にあつまります

    こんなときこそ、じまんのあしのでばんだ

    どうせ私の足なんか、このくらいしかつかいみちがないんだ

    さあ、げひんな捨てぜりふでも吐いて、にげだそうとしたそのときです

    56 = 1 :

    「ぷっはー、どうだみたか、きょうはもっとたかーくとんだぞ、わっはっは」

    カメはたのしそうにわらいだしました

    「ぷっ」「ふふっ」「わはは」

    そのカメのようすをみて、みんなでおおわらいしました

    「なーんだ、そこのうさぎさんにとばしてもらってただけかー」

    さっきまでの"てきい"はどこへやら、きゅうにうさ子をみる目が

    あたたかいものになりました

    57 = 1 :

    すっぽん「いいな、私にもあれやってよー」

    小鳥「バカねー、あんたなんかおもすぎてむりよー」

    すっぽん「なんですってー」

    イモリ「ねね、うさぎさん、わたしもとんでみたいな」

    ――わいわいがやがや

    あたりは、たのしいふんいきにつつまれました

    そして、そのわだいのちゅうしんは、もちろんうさ子でした

    うさ子「あ、え、その……」オドオド

    こんなのうさ子にははじめてのけいけんでしたので、とまどってしまいました

    それとどうじに、うさ子はとてもふしぎなかんじょうが

    こころにうかんでくるのをかんじました

    はじめてのけいけんなので、

    このかんじょうをなんといってよいかわかりません

    58 = 1 :

    「じゃあ、きのうもうさぎさんとカメさんはいっしょにあそんだんだね、いいなー」

    そんな声にうさ子はとまどってしまいました

    なんていってよいか

    「そうだったかな、わっはっは」

    うさ子が答えるまもなく、すかさずカメはそう言ってわらいました

    いったいカメは何をかんがえているのか

    なにもかんがえていないのか

    ふしぎにおもってカメの方を見てみると、"まんめんのえみ"のカメとめがあってしまいました

    ついかおがあかくなり、とっさにうさ子は目をそらしてしまいました

    なんだ、あの目は

    私はいままで、あんなにあたたかいえがおを見たことがない

    59 :

    面白い!続きよろしくね!

    60 = 1 :

    うさ子はいままで、カメさんとはいちどもはなしたことがありません

    にもかかわらず、兄にもはなしたことのないこころのうちを

    うちあけたくなりました

    「どうかしたかい、うさぎさん?」

    カメさんがまんめんのえみではなしかけてきます

    なぜか、こころがすけてみられているきがしました

    そんなはずないのに

    「な、なん……///」

    "なんでもない"そんなひとことがうまくいえませんでした

    なんだかはずかしくなってしまったのです

    62 = 1 :

    しかし、"ぷらいど"だけは"ひといちばい"たかいうさ子は、

    そんなすがたをまわりにみられたくありませんでした

    とつぜんカメをもちあげ、さかさまにひっくりかえしました

    「な、なにをするんだ、うさぎさ……」

    ――しゅぴー

    さかさになったカメさんを、"かーりんぐ"のようりょうで

    池にむけて"いんさいどきっく"でけりいれました

    ――ぼっちゃーん

    池とのあいだにはしょうがいぶつはなく、"すとれーと"に

    "いん"しました

    63 :

    ちょうエキサイてぃんっ

    64 = 19 :

    何回かめさんを池に蹴り入れるんだよこのごみ畜生は

    65 = 1 :

    うさ子「うあぁぁぁ、何よ、何よー!」

    わけのわからないことをさけびながら、うさ子は

    ぜんそくりょくで、そのばをあとにしました

    まわりは、なにがおこったのかわからず

    ただあぜんとしていました

    66 :

    読んでないけど31レスってあたりでなんか禍々しい展開になっていると容易に予想できる

    67 :

    こんなん笑うわ

    68 = 1 :

    「ぷっはー、なんだいこれは、わっはっは」

    カメさんがわらうと、みんなもわらいだしました

    へんなことをされても、わるくちひとついいません

    なぜカメさんのまわりに、こんなになかまがあつまるのか

    そのえがおが、ものがたっていました

    ねこ「それにしても、あのうさきさん……」

    小鳥「うん、とっても足がはやかったねー」

    すっぽん「きっくりょくもすごかったわよねー」

    うさ子がいなくなったあとは、そんなはなしがちゅうしんでした

    69 = 59 :

    なんか優しい話になってきたな
    保守する!

    70 :

    いいじゃん

    71 :

    おじさんの亀も蹴ってよボロン

    72 = 1 :

    うさ子は、かえってからも、かめさん達とのことをずっとかんがえていました

    "なぜ、私があんなに好かれるのか"

    ずっとそのことをかんがえていました

    うさ子は、"いじわる"しかしていません

    そのげんいんは、なんとなくわかっていました

    うさ子のしたことを、あのカメがすべてわらいにかえてしまうのです

    さっきカメさんにかんじた、あたたかいきもちのことなどすっかりわすれ、

    うさ子は"しっと"がおさえられませんでした

    きっと、あのカメには、とくべつな「さいのう」があるにちがいない

    ふざけんな、"私にはなにもないのに"!

    うさ子はこころのなかで、わけのわからない"いかり"を、カメさんにぶつけはじめました

    73 :

    よくじつのことです

    もうあのカメにはぜったいに会わない

    そうきめて、うさ子はいえをでました

    「よし、きょうはきのむくままに、てきとーにさんぽしてみよう!」

    どうせともだちなんて、いないんだ

    ひとりをまんきつしよう、すきなところにいこう!

    ただふらふらーと、のんびりと、うさ子はあるきだしました

    そのはずだったのに、、、

    うさ子は、きがついたら、きのうの池についていました

    74 = 73 :

    「やぁ、きのうのうさぎさんだ、こんにちは

     どうしたんだい、そんなにいきをきらせて」

    さいしょにうさ子にきがついたのは小鳥さんでした

    おかしいな、のんびりあるいていたはずなのに

    うさ子は、小鳥さんに言われてはじめて、

    じぶんがかけあしでここへむかっていたことにきがつきました

    うさ子は、わけがわかりませんでした

    75 :

    読んでるぜ!

    77 = 73 :

    カメさんは、どこだろう

    うさ子はなぜか、しぜんとカメさんのゆくえをさがしていました

    「わっはっは」

    カメさんのわらいごえがきこえたので、こえのするほうをみてみると

    なんと、きのううさ子がやったように、カメさんがさかさまにひっくりかえされていました

    「ようし、いくよー」

    ねこさんが、きのうのうさ子のようにカメさんに"いんさいどきっく"をかましました

    ――しゅぴー

    ――ぼっちゃーん

    「わっはっは」「あっはっは」

    わらいごえがひろがります

    けられたかめさんもわらっています

    どうやら、きのううさ子がはずかしさあまってやったこういが

    たのしいあそびとしてはやっているようです

    "きがくるってる"

    うさ子はそうおもいました

    79 = 73 :

    「あ、きのうのうさぎさんだ」

    みんながうさ子に気が付きました

    「ねえうさぎさん、きのうの"きっくりょく"すごかったね」

    「だれがやっても、あんなにいきおいよくとばなかったんだー」

    "だれがやっても?"なんだそれ

    あんなことをなんかいもやったの?

    "あんたら、きちがいよ"

    いつもならそんなつめたいことばをへいきではいていたうさ子でしたが、

    なんだかじぶんがほめられているようで、うれしかったので

    くちにはだしませんでした

    「ねー、もういっかいやってみせてよ」

    ねこさんがうさ子にそう言うと、

    うさ子は少してれながらうなずきました

    80 = 73 :

    ――しゅぴぴー

    ――ぼっちゃーん

    カメさんは、ねこさんがやったよりも、

    ずうっといきおいよく池へすべっていきました

    「おおぉぉー!」

    ばが、いっきにもりあがりました

    「あんこーる、あんこーる!」

    そんなこえがあがると、

    うさ子もだんだんたのしいきもちになってきました

    81 = 73 :

    「こ、こんどは私いいかしら?」

    カメさんよりずうっとおもそうな、スッポンが、すべりたがりました

    ええぇぇぇ、こんなんやりたいの?

    すべりたいの?ええぇー!?

    "のり"とはおそろしいものだとかんじました

    そして、この"のり"というものをじぶんがあじわったのも

    はじめてのけいけんだと、うさ子ははじめてきがつきました

    82 = 75 :

    マジで面白いよコレ

    83 = 73 :

    うさ子が、きっくのたいせいにはいると、まわりのちゅうもくが、

    いっせいにうさ子にあつまりました

    「すっぽんは重いから、池まではむずかしいよー」

    「がんばれうさぎさーん」

    そんなこえがかかると、うさ子がみんなに"ぴーすさいん"をみせました

    「こんなの、らくしょーよ!」

    じつはこれが、うさ子がここのなかまにむけてまともにはなした

    はじめてのことばでした

    84 :

    プロかよ

    86 :

    うさうさうさ

    87 = 73 :

    ――しゅぴー

    ――どっちゃーん

    「わああぁ、すごぉい」

    "はくしゅ"と"かんせい"が入りまじりおおもりあがりです

    「えへへ///」

    うさ子は、えがおでみんなにてをふります

    それをみて、またみんなでおおもりあがり

    どうやらここのなかまは、

    なんでもたのしいあそびにかえてしまうようでした

    これもきっと「さいのう」なのかな?

    そうおもうと、ほんのすこし、かなしくなりました

    88 = 73 :

    カメさんが、うさ子に"まんめんのえみ"でちかづいてきます

    そのえがおがまぶしすぎて、おもわずめをそらしてしまいました

    "私にはとても、こんな「さいのう」はない"

    みんなをたのしくさせるような、えがおでひとをあつめるような

    そんな"さいのう"は

    私は、にくまれぐちしか、たたけない

    たのしいことなんか、しゃべれない

    こうげきすることでしか、ひととかかわれない

    89 = 73 :

    「きみはなんてたのしいうさぎさんだ、わっはっは」

    そんなうさ子の"ゆううつ"が、かめさんの"ことば"と"えがお"に

    いっしゅんで、かきけされました

    「はぁ?え、は?」

    うさ子はいみが分かりませんでした

    たのしい?私が?

    なにをしたの、私が?

    ぽかんとしたうさ子に、なかまたちから、こえがかかります

    「そうだよー、こんなにたのしいあそび、どうやってかんがえたのー?」

    91 = 86 :

    あ~心がぴょんぴょんするんじゃぁ~

    92 = 73 :

    「おもしろーい。うさぎさんおもしろーい」

    みんな、こぼれんばかりのえがおです

    ちがうでしょ

    私がたのしいんじゃなくて、みんなとか、かめさんが

    えがおで、たのしいふんいきをつくっているからよ

    「ち、ちがうわよ、私がたのしいんじゃなくて、

     みんなが"えがお"だから、それでたのしいふんいきになってるだけで……」

    私がたのしいわけないじゃない

    "にこにこえがお"でたのしいふんいきなんて、つくれたためしがない

    「そういううさぎさんも、わらっているじゃないか、わっはっは」

    「え?」

    うさ子はびっくりしました

    かめさんにいわれてはじめて、じぶんが"えがお"でいることにきがつきました

    93 :

    なげーよとっとと終われ
    童話はさっと終わらせろ

    94 = 85 :

    一体どこからレースになだれ込むんだ

    95 = 73 :

    「ねえ、そんなことより、もういっかいやろうよー」

    「う、うん///」

    うさ子は、"えがお"のまま、こえをかけてくれたねこさんのところへいきました

    なんていったらいいんだろう

    じぶんが、えがおでいることにきがついてから、"えがお"がとまらない

    こんなにこころからわらったのは、いつぶりだろうか

    いや、そもそも、こんなにわらったことがあっただろうか

    うさ子はたのしくて、たのしくて、しかたがありませんでした

    たのしくて、たのしくて、たのしくて、

    たのしくて、たのしくて、たのしくて、

    いくつならべても、たりないくらいこころから

    "たのしい"があふれだしました

    えがおが、ずっとおさまりませんでした

    96 = 86 :

    >>93
    寝たいんですね分ります

    97 :

    面白い

    98 = 75 :

    久しぶりにVIPらしい大作を見てる
    >>1頑張って!

    99 = 73 :

    「ねー、うさぎさん、"きっくりょく"もすごいけど、あしもとってもはやかったよね」

    ついいわれたそんなことばに、むねがいたくなりました

    「そ、そうかな、でも、あしなんかはやくたって、いみないのよ」

    「そんなことないさ、わっはっはー」

    かめさんが、すかさずこういいました

    「うさぎさんのあしのはやさは、さいこうの"さいのう"だよ

     もらった"さいのう"にはかならず"いみ"があるものさ」

    そのときの、うさ子にはかめさんのことばがふにおちませんでした

    あしのはやさを"さいのう"というならば、私はかめさんのような"さいのう"がほしい

    みんなとなかよくできるようなさいのうが

    100 :

    これは幸せを見つけたところでバッドエンドパターン


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