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    元スレDV夫「ブン殴ってやる!」ヤンデレ妻「ぶった斬ってやる!」

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    1 :

    「ただいまー」

    「お帰りなさい、あなた!」

    「!」ピクッ

    「…………」クンクン

    「なんなの!? この香水の匂いは!? あたしという者がありながら!」

    「るっせーな! キャバだよキャバ!」

    「ぬわんですってぇ! ――許さんッ!」

    「ぶった斬ってやるッ!」

    妻は刃渡り30センチはある包丁を握り締めた。

    3 :

    ほう

    4 :

    夫は長さ20センチはあるバナナを放り出した

    5 = 1 :

    「シェアアッ!」

    ザシュッ!

    刃が夫の首筋を切り裂いた。おびただしい量の血が噴き出す。

    「ぐう……ッ!」ブシュゥゥゥ…

    「…………」ニヤ…

    「――なあんちゃってな」

    「!?」

    「よぉく覚えとけ……人間は首を切られたぐらいじゃ死なんッ!」ヌリヌリ…


       止   血   完   了


    「木工用ボンドで止血!? 考えたわね……!」

    「日曜大工は男のたしなみよッ!」

    6 :

      バ  ナ  ナ  の  輪  切  り

    9 = 1 :

    「たかが香水ぐらいでキレてんじゃねーよ! ブン殴ってやるッ!」

    グシャアッ!

    夫は素早い踏み込みから、渾身の右ストレートを妻の顔面にブチ当てた。

    「…………ッ!」ボタボタ…

    「おやおや、鼻血まみれだなァ~」

    「クックック……」

    「!?」

    「あたし鼻炎気味だから、むしろ鼻の通りがよくなったわ。ありがとう」スースー

    「てめえ……!」

    10 = 1 :

    「だけど、きっちりお礼はさせてもらうわよ」

    「右手に……包丁ッ! 左手に……カッターナイフッ!」

    「二刀流ッ!」ジャキーンッ

    「来やがれ!」サッ

    「シェアアアアッ! ――シャアッ!」ビュオオッ ビュアッ

    妻の両手から鋭い斬撃が繰り出される。

    (速いッ! だが見切れねえほどでもねえ! こっちからも反撃――)

    11 = 1 :

    ズドンッ!

    「が……ッ!?」

    妻のつま先が、夫の股間にめり込んでいた。

    「かかったわね」ニタァ…

    「て、てめ……ッ!」

    (こいつ、二刀流で攻めると見せかけて、金的蹴りを……ッ!)

    「うふふ……これでもう子供作れないわねえ」

    12 = 7 :

    こわい…

    13 = 1 :

    「……そいつはどうかな?」

    「なにッ!?」

    「あいにく俺のタマはチタンよりも頑丈でね」

    「あの程度の蹴りじゃ、潰すどころかひびを入れることもできねェよ」キーンッ

    「ぬう……ッ!」

    「だが痛いことは痛いんだ。激痛なんだ」

    「夫の大事なタマを潰そうとしたクソ女には、教育してやらなきゃなァ~~~~~!」

    14 :

    痛いのかよ

    15 = 1 :

    「フンッ!」ズボッ

    「ふがっ!?」

    夫は人差し指と中指を、妻の鼻の穴に押し込んだ。鼻フックである。

    「ふがが……ふがっ、ふがっ」

    「俺のターンはまだ終わってねえぜぇ? このまま――背負い投げッ!」グインッ

    ブオオンッ!

    「ふがぁっ!」グインッ


    ズドォンッ!!!


    轟音とともに、妻の全身は床に叩きつけられた。

    16 = 1 :

    「ぐ……!」

    「普通の夫婦なら、ここで決着にするところだろう」

    「だが……俺は違うッ! かけさせてもらうぜ、追い討ちッ!」

    「オラァッ! オラァッ! ――オォラァッ!!!」

    ドゴッ! ドゴォッ! ドボォッ!

    夫の蹴りが、倒れている妻の腹に突き刺さる。

    「どうだァ!? 俺の蹴りはァ!? 答える余裕もねえかァ!?」

    「ヒャーッハッハッハッハァァァ!!!」ブオッ

    ドグシャァッ!

    17 :

    分かるわー、俺も嫁に包丁投げられたことあるわ

    18 = 1 :

    しかし――

    「ふう……」ムクッ

    「…………!」ビクッ

    「な、なぜ!? お前の内蔵は破裂……いや爆裂したはず!」

    「あの程度の蹴りじゃ、あたしの腹筋を貫くなんてとてもとても……」

    「…………!」ビキビキッ

    みるみるうちに夫の顔面に、枝分かれした太い血管が浮かび上がる。

    「……亭主を侮辱するかァァァッ!!!」

    「愛してるわァァァッ!!!」

    ドカッ! ザシュッ! バキィッ! ザシッ! ドゴッ! ズバッ!

    …………

    ……

    19 = 1 :

    大の字になって、横たわる二人。

    「ふう……」

    「はあ……」

    「…………」

    「…………」

    「メシにしよっか」

    「すぐ支度するわ」

    20 = 3 :

    なにがどうしてこうなった

    21 :

    同棲相手殴り殺した飲食店従業員24歳(女)もこんな感じだったのかも

    22 = 1 :

    また別の日――



    「おーい、ビールもう一本」

    「ダメよ、飲みすぎよ」

    「なんだと!?」ビキッ

    「てめえ、亭主が飲みてえっていってんだから、とっとと出しゃいいんだよォ!」

    「ダ~メ、たまには肝臓にも休日が必要よ」

    「…………!」ビキビキッ

    「この年中休日のクサレ専業主婦がァッ! ブン殴ってやるッ!」

    夫はビール瓶を手に取ると、妻の頭めがけて殴りつけた。

    ガッシャァァァンッ!

    23 :

    続くのかよ

    24 = 1 :

    「へへへ……どうだ、効いたろ?」

    「ククク……」

    (笑ってる!?)

    「愛する妻の忠告を無視するという蛮行……万死に値するッ!」

    「愛するがゆえに……愛しすぎるがゆえに……冥土へ旅立たせてくれよう」ユラー…

    立ったまま全身を脱力させる。

    (なにがくるッ!?)

    妻はビール瓶の破片をすばやくかき集めると、夫の顔面めがけて投げつけた。

    グサササッ!

    「ぐわあああああ……っ!」

    25 :

    仲が良くて何よりだ

    26 = 1 :

    「目に……目に刺さった! てめえ、なんてことしやがる!」

    「クソがッ、失明した! 回復に数十秒はかかるッ!」

    もちろん、こんな千載一遇のスキを逃す妻ではない。

    「ウッシャアアッ!」ギュオオッ


    ザグゥッ!


    妻は包丁に全体重をかけるように突進し、夫の腹に刃を突き刺した。

    「やったッ! やったわッ!」グリグリ…

    28 :

    二人の馴れ初めが知りたい

    29 :

    人間じゃなかった

    30 = 1 :

    「さあて、包丁を抜き――」グッ…

    「!?」

    (抜けないッ!?)グググッ…

    「抜けねェよ、腹筋で止めてるからな」

    「…………ッ!」グッグッ…

    「亭主の腹を刺すたぁ、なんて腹黒い女だ……」

    「そういう女には“おしおき”してやらねぇとなァ……」ニヤ…

    「ふんっ!!!」

    ガゴォッ!

    夫のアッパーカットが妻の顎を打ち抜いた。

    31 :

    高橋留美子の短編にこんなのあったな

    32 :

    数十秒で回復するのか…

    33 :

    仲が大変よろしい

    34 = 1 :

    「…………」ブラーン…

    「ヒャハハッ! 顎が外れてすげえツラになってるぞ! ムンクの『叫び』みてェだ!」

    「これがホントのビッグマウスってやつだ!」

    「ふふふ……」

    「おかげでビッグマックを苦もなく食べられるわ」パクッ

    余裕の表情でビッグマックを平らげる妻。

    「なんという強がり……ッ!」

    「これが強がりでないことは、あなたが一番よく分かってるはずよ」クス…

    「~~~~~~!」

    35 = 1 :

    「ならば今度は脳を粉砕してくれるッ!」

    「コークスクリューの拳でなァ!」ギュルルルッ

    「今ッ!」ダッ

    (タックルゥ!?)


    ガシィッ!


    妻は夫の下半身に抱きつくと、夫の体を掴んだまま、風呂場までダッシュした。

    36 :

    日常的にヤってそうなのに相手の力量見誤りすぎじゃね?

    闘いの中で成長してるとでもいうのか…!?

    37 = 1 :

    「ここがあなたの墓場になるのよ」

    「決着は風呂場で、ってワケか……おもしれえ!」

    「ホースを蛇のようにしてッ!」シュルルッ

    夫はホースを巧みに操り、妻の首を絞めつける。

    「絞ッ!」ギュゥゥ…

    「…………ッ!」ミシミシ…

    「ごめんなさいって言え。そしたら楽にあの世に送ってやるぜ!」ギュゥゥゥゥ…

    「誰が……謝るもんか……愛してる……」ミシミシ…

    「ぬんっ!」ボムッ

    妻の首に巻きついていたホースが破裂した。

    (こいつ……首の筋肉をパンプアップさせることで、ホースをちぎりやがった!)

    38 = 1 :

    すかさず妻は石鹸を手に取ると、反撃を開始した。

    「石鹸こめかみ打ち!」

    ドガッ!

    「ぐっ!?」ヨロッ…

    さらに両手に石鹸を掴み、夫の顔面を殴りまくる。

    「ソォォォォォォォォォォォプッ!!!」

    ガッ! ゴッ! ドガッ! ガッ! バキッ!

    「オホホ、顔面が泡だらけだわ! バブル崩壊で顔面崩壊ってやつね!」

    39 = 7 :

    楽しそうでなにより

    40 = 1 :

    「あいにくだったな」

    「ぬっ!」

    「俺はしがないサラリーマン……バブル崩壊どころか、リーマンショックだぜ!」

    「おのれえ!」

    「ええい、服がジャマだ! 風呂場ならやっぱ素っ裸で闘らねェとな!」ヌギッ

    「とことんやりましょうや!」ヌギッ

    ドゴォッ! バキッ! ガスッ! ドゴッ! ベキィッ! グチャッ!

    …………

    ……

    41 = 1 :

    大の字になって、横たわる二人。

    「ふう……」

    「はあ……」

    「…………」

    「…………」

    「背中……流すよ」

    「ありがと」

    42 = 1 :

    さらに別の日――



    「ただいまー」ガチャッ

    「お帰りなさい、あなた!」


    夫がドアを開けた――その瞬間であった。


    バッ!

    43 :

    こういうのは何プレイっていうんだろう

    44 = 1 :

    ナイフを持った強盗が侵入し、妻の首に刃先を突きつけた。

    強盗「この女を殺されたくなくば……金を出せ!」ガシッ

    「あ、あなた……」

    「やめろッ! 金なら出す!」

    強盗「素直でよろしい……だが、金をもらうまでこの女は人質だ!」

    「分かった……」

    「だが妻にナイフを向けるのはやめろ! そうだ! 代わりに俺を人質にしてくれ!」

    「妻も通帳やカードの在り処は知ってるからな!」

    強盗「……いいだろう」

    「ダメよ、そんなの! あたしがこのまま人質になるわ!」

    「……あ?」ビキッ

    45 = 1 :

    「てめえ……亭主が我が身を犠牲にしようとしてるのに、なんだその態度は」

    「亭主に逆らうアマをこのまま生かしておく道理はねぇよなァ~」

    強盗「え?」

    「ふん……愛する亭主のためなら、亭主にも反逆するッ!」

    「それがあたしの“愛妻道”よ」

    「ほざけェッ!!!」

    ブオンッ!

    夫が超高速のハイキックを繰り出す。

    狙いは妻ではなく、強盗でもなく、妻の首筋に向けられたナイフであった。

    蹴りを受けたナイフは当然――

    グサァッ!

    46 = 1 :

    強盗「うわあああああああああっ!!!」

    「ぐ、ぬうう……ッ!」ブシュゥゥゥゥゥ…

    妻の首から噴水のように血液がまき散らされる。

    「ヒャァ~ッハッハ! 亭主に逆らった罰よッ! その出血量では助かるまいて!」

    強盗「な……なんてことを! 私は金をもらえればよかったのに!」

    「心配するな……お前にはなんの罪もない。金を渡したら、このまま帰してやる」

    「この女の命と引き換えにブタ箱に行けるのなら本望よッ!」

    「クックック……」

    「!?」

    47 = 1 :

    妻は落ち着いた手つきで、針と糸を用意し、首筋を縫い合わせた。


       止   血   完   了


    「裁縫は……女のたしなみよ」

    「バ、バカな……ッ!」

    「人間は首を切られたぐらいでは死なん……あなたがいった言葉でしょぉ~?」

    「ボケが始まったのかしらァァァン!?」

    バキィッ!

    「ぐぼっ……!」

    お返しとばかりにハイキックを浴びせると、妻はすかさず包丁を装備した。

    「心臓……いただき升ッ!!!」

    ザクゥッ!

    夫の胸に包丁が突き刺さった。

    48 = 1 :

    「決まったわ……ハートブレイク・ショット」

    「あなたの死体は永久に冷凍保存して、一生愛してあげるわ……」

    「――――!」ピクッ

    ドクン… ドクン… ドクン… ドクン…

    「な、なにッ!? 鼓動が止まっていない!?」

    「よぉく覚えとけ……人間は心臓を刺されたぐらいでは死なんッ!」

    (油断ッ!)

    「むしろ、刺されたことで心臓が元気になっちまった」ドクッドクッドクッ

    「反撃開始ィ!」

    49 = 3 :

    もうよくわかんないけど面白いな
    支援

    50 = 1 :

    「亭主に逆らったことをあの世で悔いなッ!」ギュオッ

    ズドンッ!

    夫が妻の胸に右ストレートを浴びせるが――

    「うっふっふ……」ニヤニヤ

    (チィッ! デカイ胸に阻まれて、衝撃が心臓まで届かねェッ!)

    「首も心臓もダメなら……狙いは皮膚ッ!」

    「全身の皮膚をリンゴの皮をむくみたいに剥いて、人体模型みたくしてやるわッ!」

    ザシュシュシュッ!

    「ぐ……ぬう……ッ!」

    (マズイな……人体模型みたいになったら、会社に行く時ちょっと恥ずかしい!)


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