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    元スレエイラ「なんだコレ」芳佳「さあ」

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    51 = 1 :

    ブーン

    ルッキーニ「ネウロイの上にとまった……! チャンス……!」

    ルッキーニ「あ、でも……うーん……ミーナ隊長、絶対に触っちゃ駄目って言ってたし……」

    ルッキーニ「……」ウズウズ

    ルッキーニ「……ちょっとだけなら、へーきかな……うしっ!」

    タッタッタッ

    ルッキーニ「んっしょ、んしょ。後ろからそ~っと……」

    ウネウネ

    ルッキーニ「あや? ……なんかネウロイから生えてる……」

    ウネウネウネウネ

    ルッキーニ「うえ~、きもちわるーい。うにょうにょ動いてるー」ツンツン

    カパッ

    ルッキーニ「わっ」

    52 = 1 :

    ―――

    エーリカ「お待たせー……あれ? ルッキーニ?」

    シーン

    エーリカ「おーい、ルッキーニ~」

    シーン

    エーリカ「どこ行っちゃったんだろ。結局、虫を追いかけにいっちゃったのかな」

    エーリカ「探しに……行くのもまずいか。ここ、誰もいなくなっちゃうし」

    エーリカ「ん~、ルッキーニのやつ~……話し相手がいないと、余計に眠くなるよ……」

    エーリカ「…………ふぅ……」

    エーリカ「…………………ングゥ」

    エーリカ「はっ!!!」ビクッ

    エーリカ「寝ちゃ駄目だ……トゥルーデに怒られる……起きてないと……」

    エーリカ「…………起きて……ない、と……」

    エーリカ「Zzz」

    53 = 1 :

    ~朝~

    バルクホルン「おいハルトマン!!!!!! 起きろ!!!!!!!」

    エーリカ「んぁ!?」ガバッ

    バルクホルン「…………」

    エーリカ「…………トゥルーデ……お、おはよー」

    バルクホルン「ああ、おはよう。……見事に寝たな」

    エーリカ「あーあ、やっぱ寝ちゃったか……。途中までは調子良かったのに」

    バルクホルン「最後まで起きていられなければ意味が無いだろう……!」

    ミーナ「ハルトマン中尉。まずは報告を聞きたいのだけど」

    エーリカ「あ、ミーナもおはよう。えーっと……報告? 寝ちゃってごめん」

    ミーナ「……他には?」

    エーリカ「……え? 他は……異常無しかな。ネウロイに変わったところはないからさ」

    バルクホルン「『異常無し』? なにを馬鹿なことを……異常しかないだろ……!」

    バルクホルン「いつまでも寝ぼけていないで、よく見ろ! 明らかに球体が大きくなっているだろうが!」

    エーリカ「ん~……? わっ! ほんとだ! 昨日より大きくなってる! なんでなんでー!?」

    ミーナ「球体を支える柱の部分も太くなっているわ。おかげで食卓が割れてしまったようね」

    エーリカ「わー! ほんとだー! どうして!?」

    バルクホルン「こっちの台詞だ!!! 何故こんなことになっているんだ!?」

    エーリカ「さぁ」
     
    ミーナ「はぁ……やっぱり、人選に問題が……」

    54 = 1 :

    芳佳「おはようございます。あれ、どうかしたんですか? 深刻そうな顔して」

    リーネ「なにかあったんですか?」

    ミーナ「それが……」

    坂本「これは……! 黒豆ネウロイが昨日より大きくなっているな……!」

    シャーリー「おわー、なんだこれ。倍くらい膨らんだんじゃないか?」

    ペリーヌ「テーブルを貫いていた針の部分もかなり太くなっていますわね……いったい何が原因でこのようなことに?」

    バルクホルン「不明だ。見張りが寝ていたおかげでな」ジロッ

    エーリカ「えへへー、ごめん」

    エイラ「ま、こんなことになる気はしてたけどサ」

    シャーリー「……あれ? ルッキーニはいないの?」

    バルクホルン「そうだ、ルッキーニ少尉はどうした? なぜお前ひとりなんだ?」

    エーリカ「それがさぁ、ちょっと食堂を離れた隙にどっか行っちゃって……ひとりで見張りをすることに……」

    バルクホルン「任務放棄か……」

    エーリカ「あ、でもね、ルッキーニはやる気だったんだよ。みんなが安心して眠れるようにーって」

    エーリカ「でも、部屋の明かりに集まった虫が気になってたみたいでさ」

    シャーリー「あちゃー、虫を捕まえに行っちゃったわけか。今頃、どこかの木の上で眠ってるかもな」

    55 :

    眼に浮かぶ様だ

    56 :

    ミーナ「姿を変えたことで、何か変化があったかもしれないわね」

    坂本「ああ。コアの位置を確認してみよう………ん?」

    坂本「なっ…………こ、これはっ!?」

    ミーナ「どうかしたの?」

    坂本「コアが無くなっている……!」

    バルクホルン「なに!?」

    シャーリー「な、無くなってるって……!」

    芳佳「消えちゃったってことですか!?」

    ペリーヌ「消えたって……いったいどこへ!?」

    ミーナ「コアはネウロイにとっての心臓よ。体内から消えたとして、形態を保てるはずはないのだけど……」

    坂本「……ん? あれは……。……いや、すまん。あったぞ」

    ミーナ「えっ?」

    エイラ「ナンダ。少佐の見間違えかヨ」

    坂本「球体部分には無い。下だ。かすかにコアの光が見える。……地中へコアを降ろしたようだな」

    バルクホルン「あの柱の部分はコアの通り道ということか?」

    坂本「かもな」

    芳佳「へー、麦わらみたい。あ、えっと、こっちでは『ストロー』って言うんだっけ」

    リーネ「どうして地面の下にコアを移動させたんだろう」

    エーリカ「怖くなったんじゃないの? 私が目を光らせてたんだからさ。途中までは」

    57 = 56 :

    バルクホルン「わからないことだらけだ。少しでも情報が欲しいというのに……」

    エーリカ「あー、はいはい。寝ちゃってごめんって」

    坂本「コアが地中へ移動したことで、より対処が難しくなったな」

    ミーナ「そうね……」

    芳佳「えーっと、あの! とにかく朝ご飯にしませんか? ここで悩んでてもしょうがないし」

    エーリカ「賛成ー。徹夜明けでお腹空いちゃって」

    バルクホルン「お前は寝ていただろう……」

    エーリカ「だーから、途中までは起きてたんだってばー」

    ミーナ「そうね……。ネウロイの形態変化について上へ報告するにしても、私たちがやるべきことは変わらないわ」

    坂本「いつもどおり、襲撃に備えつつ鍛錬だ」

    芳佳「はい! じゃあ準備しますね。行こう、リーネちゃん」

    リーネ「うん」

    バルクホルン「宮藤。食堂へ入る時は壁伝いにな。絶対にネウロイへ近づくなよ」

    58 :

    エイラかわいいよエイラ

    59 :

    ルッキーニ死亡…

    60 = 56 :

    坂本「おお、今日は茹でたまごがあるのか」

    芳佳「補給物資の中にたまごがたくさんあったので」

    エイラ「おいミヤフジ。後でサーニャの分も茹でてくれよ。黄身は半熟だからナ。固くしすぎるなよ」

    芳佳「は、はい」

    坂本「ふむ……」

    ペリーヌ「どうかされましたか? 少佐」

    坂本「ん? ああいや、たまごとあのネウロイを重ねると、大涌谷の黒たまごを思い出してな」

    ペリーヌ「オオワクダニ……?」

    坂本「『大涌谷』という火山地帯が扶桑にあるんだ。そこの地熱を利用してたまごを茹でると、真っ黒になってな」

    リーネ「へぇ……そうなの? 芳佳ちゃん」

    芳佳「うーん、聞いたことないけど……」

    坂本「整備の行き届いていない立ち入り禁止区域だからな。近隣のウィッチの間で密かに流行っている、危険行為だ」

    ミーナ「わざわざ危険地帯でたまごを暖めるなんて、扶桑のウィッチはどうしてそんなことをするのかしら」

    坂本「まあ、一種の遊び心だろう。だが、これがなかなかうまいんだぞ? そうだ、今度茹でてきてやろう。はっはっは!」

    芳佳「たまごかぁ……もしかして、あれもネウロイのたまごだったりして」

    リーネ「えぇっ? ネウロイってたまごで増えるのかなぁ……?」

    芳佳「ネウロイの生態ってまだよく分かってないんだよね。もしかしたら、そうかもしれないよ」

    ペリーヌ「なにをおバカなことを」

    61 = 56 :

    ミーナ「そろそろ、本部から解析班が到着する時間ね。食堂を一時明け渡すので、そのつもりで」

    芳佳「あ、じゃあ急いで片づけないと」

    シャーリー「おっかしいなぁ。ルッキーニのやつ、こなかったぞ」

    エーリカ「一晩中虫を追っかけまわしてたんだろうし、まだ爆睡してるんじゃないかな」

    エーリカ「私も眠い……ふぁ~あ。ひと眠りしよっと」

    バルクホルン「ハルトマン。お前は私と一緒に周囲の見回りだ」

    エーリカ「えぇ!?」

    バルクホルン「基地内にネウロイが侵入したんだ。辺りに異変が無いか確認しておかねばなるまい」

    バルクホルン「ほら、行くぞ」

    エーリカ「ねむい~……」

    シャーリー「あたしもルッキーニを探してくるかな」

    ペリーヌ「宮藤さん、リーネさん。後片付けが済んだら、すぐに訓練ですわよ」

    芳佳・リーネ「「 はーい 」」

    62 :

    いいぞ続けてくれ

    63 :

    黒玉子ってそんなに歴史古くないのな

    64 = 56 :

    ~基地周辺~

    バルクホルン「異常無し。よし、次だ」

    エーリカ「私の眠気が異常だよ~。トゥルーデー」

    バルクホルン「お前はどれだけ眠れば気が済むんだ……」

    エーリカ「満足するまで」

    バルクホルン「まったく……おい、そっちじゃない。こっちだ」

    エーリカ「ええ? あんな方も見るの? 普段誰も近寄らないじゃん」

    バルクホルン「だからこそだ」

    エーリカ「物好きだなぁ」

    バルクホルン「アドリア海の沿岸部は複雑な地形が多いと聞いたことがある。現に、細部を見落としがちだろう」

    バルクホルン「こういう機会に、きちんと確認しておくべきだ」

    エーリカ「はいはい」

    65 :

    面白いが
    俺も眠い

    66 = 56 :

    シャーリー「おーい! ルッキーニ! もうとっくに朝だぞー! おーい!」

    シャーリー「変だな……いつもなら、そろそろ見つかってもいいはずなんだけど」

    シャーリー「ルッキーニー! 返事しろー!」


    バルクホルン「む? こんなところに洞窟があったのか」

    エーリカ「うえ……なんか出てきそう」

    バルクホルン「下り坂になっているな……方向からして、基地の下へ通じているようだが」

    シャーリー「ルッキーニー!」

    エーリカ「あ、シャーリーだ」

    シャーリー「あれ? なんだよ、見つけたのはカールスラントのおふたりさんか」

    バルクホルン「ルッキーニはまだ見つからないのか?」

    シャーリー「まあね。目ぼしいとこは全部見たんだけど、空振りだった」

    エーリカ「この中にいたりして」

    シャーリー「この中って……洞窟か? こんなのあったんだな。でも、ここにはいないと思うよ」

    シャーリー「ルッキーニは好奇心旺盛だけど、こういう閉鎖的な暗がりはあんま好きじゃないからさ」

    エーリカ「まあ、好きな人はいないよね」

    バルクホルン「よし、中を探索してみよう」

    エーリカ「ええ~! やめようよー」

    67 = 65 :

    お姉ちゃんも結局ルッキーニのこと大事だよね本編じゃ全然絡みないけど

    68 = 56 :

    バルクホルン「この様子だと、まだ誰も中を検めていないだろう。我々が確認しないでどうする」

    エーリカ「だって暗いし、ジメジメしてるしさー」

    バルクホルン「そのくらいなんだ。さあ、行こう」

    ズリッ

    バルクホルン「ぬあっ」

    ドテン

    エーリカ「わあ! トゥルーデ大丈夫!?」

    バルクホルン「だ、大丈夫だ……」

    シャーリー「おいおい、見事な滑りっぷりだったな」

    ヌメヌメ

    シャーリー「ははぁ、こりゃコケだ。下手に足を踏み入れたら危なそうだし……引き返したほうがいいよ」

    バルクホルン「くっ……足を捻ってしまった……不甲斐ないが、撤退だ……」

    エーリカ「ほら、おんぶしたげるよ」

    バルクホルン「すまない……」

    69 = 65 :

    唐突なシャーゲル

    よいぞよいぞー

    70 :

    面白いな アニメ観てるみたいだ

    71 = 56 :

    エーリカ「宮藤ー」

    芳佳「あれ、どうしたんですか? バルクホルンさん、おんぶなんてしてもらって」

    バルクホルン「こ、これはだな……」

    エーリカ「足捻っちゃったんだ。ちょっと見てくれる?」

    芳佳「えっ、大変! 見せてください!」



    ペリーヌ「それは災難でしたわね」

    シャーリー「ルッキーニは見つからないし、困ったもんさ」

    芳佳「どうですか?」

    バルクホルン「ああ、すっかり良くなった。ありがとう」

    芳佳「えへへ」

    ミーナ「あら、みんな揃ってどうかしたの?」

    エーリカ「それがさ、トゥルーデがステーンって!」

    バルクホルン「な、なんでもないんだ! ミーナこそ、どうしたんだ? 何か用があって来たんだろう?」

    ミーナ「用というほどではないのよ。解析班が引き上げたことを伝えにきただけだから」

    バルクホルン「そうか、調査は終了したんだな」

    リーネ「でも……まだ食堂にはネウロイがいるんですよね?」

    ミーナ「ええ」

    72 = 56 :

    芳佳「なにか分かったんですか? その、解決策とか……」

    ミーナ「どうかしら……正直、期待はできないでしょうね。そもそも、ネウロイに関しては分からないことが多過ぎるの」

    リーネ「コアを破壊すると、全部消えちゃうから……」

    芳佳「そっか。生きてる状態で捕まえてみないことには、詳しく調べられないんだね」

    シャーリー「つっても、あんな危ないのを生け捕りなんてできっこないし」

    ミーナ「ええ。だからこそ、今回の件を上層部は貴重な機会だと考えているらしいの」

    バルクホルン「研究材料、というわけか」

    ミーナ「しばらくは本部の人員が行き来することになるでしょうね」

    ペリーヌ「その間、ネウロイは放置……ということですか?」

    ミーナ「ええ」

    バルクホルン「くそ……敵と同じ屋根の下で過ごし続けろというのか……!」

    リーネ「あの、今夜の見張りはどうするんですか?」

    エーリカ「私はヤダ! 絶対ヤダ!」

    ミーナ「そうね。そこは私も賛成よ」

    エーリカ「やったね!」

    バルクホルン「誇らしげにするな!」

    73 = 56 :

    ~夜~

    エイラ「ハァ~……なんでツンツン眼鏡と……サーニャが良かったのにナー……」

    ペリーヌ「仕方ありませんでしょう! サーニャさんは哨戒任務があるんですから!」

    ペリーヌ「だいたい、わたくしだって坂本少佐と……はぁ、くじ運がありませんわね……」

    エイラ「なあ、見張りはお前に任せるからサ。私はサーニャを追っかけてもいいか?」

    ペリーヌ「駄目に決まっているでしょう! そんなことをしたら、即刻、中佐に言いつけますわよ」

    エイラ「うぇ! じょ、冗談ダロ? 本気にすんなよナー。まったく……」

    ペリーヌ「冗談に聞こえませんでしたわ」

    エイラ「……」

    ペリーヌ「……」

    エイラ「……退屈ダナー」

    ペリーヌ「…………ふぁ」

    エイラ「オイ! ネルナー!」

    ペリーヌ「きゃあ! な、なんですの!? 急に大声を出さないでくださいまし!」

    エイラ「おまえが寝ようとしてたからダロ!」

    ペリーヌ「わ、わたくしが!? 御冗談を! 任務を放棄して眠りこけるだなんて、そのようなこと、絶対にありえませんわ!」

    エイラ「ホントかー? 時々サーニャの哨戒に付き合ってる私は慣れてるけど、そっちは不慣れなんじゃないか?」

    ペリーヌ「なんてことありませんわ」

    74 = 56 :

    ペリーヌ「Zzz」

    エイラ「寝てんじゃねえカー!!!」

    ペリーヌ「ひゃあ!?」

    エイラ「寝るナヨー!」

    ペリーヌ「や、やだ、わたくしとしたことが……!」

    エイラ「しっかりしろよナー。もー」

    ペリーヌ「ふぁ……ダメですわね……ただ丸っこい物を眺めているだけというのは、どうにも」

    エイラ「そうやって中尉たちは失敗したんダ」

    ペリーヌ「え、ええ。そうですわね。少佐の期待を裏切らないためにも、しっかりしないと……!」


    ウネウネ


    エイラ「あん?」

    ペリーヌ「? どうかしまして?」

    エイラ「いや……ネウロイにあんなモン、生えてたか?」

    ペリーヌ「あんなもの……?」

    エイラ「ほら。上の方に、なんかニョロっとしたのが生えてないか?」

    ペリーヌ「ん~……? たしかに……なにか、生えているようですわね」

    75 = 56 :

    エイラ「さっきまでは生えてなかったはずだよナ? よし、近くで見てみるか」

    ペリーヌ「ちょ、ちょっとエイラさん! 近づいたら危ないでしょう!」

    エイラ「でも気になるダロー?」

    ペリーヌ「それはたしかに、そうですけど……」

    ウネウネウネ

    エイラ「触手か……?」

    ペリーヌ「ええ……でも、ネウロイからあのようなものが生えたなんて、聞いたことありませんわ」

    エイラ「ヨシ、つっついてみよう」

    ペリーヌ「なぁっ! おやめなさい!」

    エイラ「ナンダヨー。ビビってんのかー?」

    ペリーヌ「び、ビビってなんて! どうってことありませんわよ! このくらい!」

    エイラ「だったらいいダロー? 私の未来予測によると、悪い予感は無いからサ」

    ペリーヌ「それ、当てになるんですの?」

    エイラ「ナンダヨー。疑ってんのかー? いいから棒切れでも探せっテ」

    76 :

    やばいエイラがやばい

    77 :

    まるでエイラの声が聞こえるようだ

    78 :

    全員脳内再生余裕

    79 = 55 :

    502ではこういう日常ss書ける感じじゃないよな今のところ
    ギスギスしてる

    80 = 56 :

    エイラ「ヨシ。このモップでイイナ」

    ペリーヌ「あ、あまり刺激しないように……」

    エイラ「ダイジョブだって。ホーレ」

    ツンツン

    パカッ

    エイラ「オ」

    ペリーヌ「あら」


    「ォォォォォォン」

    パックン

    エイラ「オオ」

    ペリーヌ「あらあら」

    81 = 56 :

    エイラ「……」

    ペリーヌ「……」

    エイラ「口みたいに開いたナ」

    ペリーヌ「ええ。パックリと、開きましたわ」

    エイラ「……」

    ペリーヌ「……」

    エイラ「モップを奪われたナ」

    ペリーヌ「ええ。食べられてしまいましたわ」

    エイラ「……」

    ペリーヌ「……」


    エイラ「モップが食われたアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

    ペリーヌ「いやああああああああああああああああっ!!!!!」 👀
    Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)

    82 = 76 :

    脳内描写余裕でワロタ
    エイラ助かってヨカタ

    83 :

    じゃあルッキーニは…

    84 = 56 :

    ミーナ「Zzz」


    ウワアアアア キャアアアア モップガクワレタアアアアア


    ミーナ「……んん? なにかしら……」

    バタンッ

    エイラ「ミーナ中佐ァー!!!」

    ペリーヌ「中佐!!! た、大変ですわ! 大変! 一大事ですわぁ!!!」

    エイラ「ウワアアアアアアアア!!!!」

    ペリーヌ「おぞましぃぃぃぃ!!!!」

    ミーナ「ど、どうしたの!? ふたりとも落ち着いて!!!」

    エイラ「じ、実は、ソノ……」

    ペリーヌ「ね、ネウロイが、大きな口を開けて……!」

    ミーナ「ネウロイが……? エイラさん、ペリーヌさん。冷静に、何が起きたかを説明して」

    エイラ「そ、その……そう! モップが喰われたんダ!!! ニョロニョロしてたからつっついて、そしたら……!」

    ペリーヌ「パクリと! ひと口ですわ! ……まるでハエトリグサのように……!」

    ミーナ「ニョロニョロ……? ハエトリグサ……?」

    エイラ「いいからきてくれ!」

    ペリーヌ「こっちですわ! さあ!」

    85 :

    脳内再生余裕のよっちゃんですわ

    86 = 56 :

    シャーリー「おいおい、騒がしいから来てみれば、いったいなんだ?」

    坂本「どうした?」

    バルクホルン「ネウロイに何か変化があったのか?」

    芳佳「ふあぁ……あれ、でも昨日と何も変わってないように見えるけど……」

    リーネ「うん……」

    サーニャ「どうしたの、エイラ」

    エイラ「聞いてくれよサーニャ~! ネウロイがモップを喰ったんダァ~!」

    シャーリー「よく分かんないんだけど」

    坂本「説明してくれ。ペリーヌ」

    ペリーヌ「は、はい。えっと……ネウロイの頭部に、触手のようなものが見えませんか?」

    ミーナ「触手……?」


    ウネウネ


    坂本「あれは……! あんなもの、生えていたか?」

    ペリーヌ「わたしくたちも、さきほど気がつきました」

    芳佳「へぇ~、なんだろうアレ」

    リーネ「なんだか気味が悪いね、芳佳ちゃん」

    87 :

    俺の股間の触手もじっくり見てくれ

    88 = 56 :

    バルクホルン「解析班から報告は受けていないのか?」

    ミーナ「ええ。昼間は生えていなかったんじゃないかしら」

    エーリカ「で? あのウニウニって何なの?」

    ペリーヌ「それが……」

    エイラ「まあ見ててくれヨ。オーイ、誰か長い棒を貸してくれー」

    坂本「ん? ではこの烈風丸を」

    ペリーヌ「しょ、少佐! いけません!」

    エイラ「いや、それは流石にやめておいた方が……」

    芳佳「あっ、ここに箒がありますよ。どうぞ」

    エイラ「ヨシ。じゃあ見てろヨ。すごいかんナ」

    ツンツン

    パカッ

    「ォォォォォォン」

    パックン


    リーネ「えっ……」

    坂本「こ、これは……! 箒を喰ったのか……?」

    89 = 76 :

    あれ、これルッキーニ殉職くさくね

    90 = 56 :

    バルクホルン「あのニョロニョロを刺激すると口が開き、対象を捕食するようになっている……ということか」

    リーネ「ひぇ~」

    芳佳「なんか、こ、怖いね……」

    サーニャ「ええ……すごく、怖い……」

    エイラ「っ! サ、サーニャ、大丈夫だかんナ! サーニャは私が守ってやる!」

    エーリカ「ネウロイって口があったんだー」

    坂本「ふむ……あの触手は、獲物を誘い出す餌のようなものかもしれんな」

    シャーリー「あの、さ」

    坂本「ん? どうした、シャーリー」

    シャーリー「すっご~く、嫌な予感がするんだけど……」

    バルクホルン「嫌な予感?」

    シャーリー「実はさ……まだ、ルッキーニが帰ってこないんだよ」

    芳佳「え? そ、そうなんですか!?」

    シャーリー「今も、外を探してたんだけど……見つからないんだ。さっぱり」

    シャーリー「で、今の捕食シーンだろ……? これって、つまりさ……」

    エーリカ「……えっ」

    坂本「まさか……!」

    ミーナ「そんな……!」

    リーネ「それって……つまり……」

    芳佳「ルッキーニちゃん、食べられちゃったかもしれないってこと……?」

    91 :

    いやルッキーニがネウロイの触手でうじゅじゅすると見た

    92 = 56 :

    シャーリー「は、ははは……いやー、まさかそんな……」

    シャーリー「……な、なあ、ルッキーニが……食われたなんてさ……」

    シャーリー「ルッキーニ……ルッキーニ……! そ、そこにいるのか……?」

    シャーリー「おい! ルッキーニ!!!!!!!!!」

    ガシッ

    ダンダンダンッ

    シャーリー「ルッキーニぃ!!!! 返事しろぉ!!!!!」

    ミーナ「シャーリーさん!!!」

    坂本「危険だ!!! やめろシャーリー!!!」

    バルクホルン「冷静になれ!!!」

    シャーリー「冷静でいられるか!!! ルッキーニがこいつに食われちまったかもしれないんだぞ!?」

    シャーリー「くそっ!!! ルッキーニィ!!! こいつ!!! 吐き出せぇ!!!!」

    坂本「シャーリーをネウロイから引き離せっ!」

    芳佳「シャーリーさん!」

    リーネ「危険です~!」

    93 = 56 :

    シャーリー「悪かった……少しパニックになってたよ……」

    バルクホルン「いや、無理もないだろう……皆、同じ気持ちだ……」

    芳佳「ルッキーニちゃん……」

    坂本「仮にルッキーニがネウロイに取り込まれたとして、コアと一緒に地下へ運ばれたと考えるのが妥当だろうな」

    ミーナ「そうね……」

    リーネ「いったい何が目的なんでしょう」

    坂本「食事の目的と言ったら、エネルギー補給だろうが……」

    シャーリー「……!」

    ミーナ「ちょっと、美緒っ」

    坂本「あ、いや、すまない……」

    シャーリー「ルッキーニ……」

    芳佳「た、助けに行きましょう! 仲間のピンチです!!! 私、このままじっとしているなんて、嫌です!!!」

    ペリーヌ「宮藤さん……まったく、あなたという人は。相変わらずですわね」

    坂本「……ああ。そうだな、宮藤。当然だ」

    バルクホルン「元々、私は敵を目前にして放置という現状が気に食わなかったんだ。撃破する意向に異議などあるはずがない」

    リーネ「絶対にルッキーニちゃんを助けようね!」

    芳佳「うん!」

    ペリーヌ「ですけど、いったいどうやって……敵のコアは地中にあるのでしょう?」

    エーリカ「掘っていけばいいじゃん」

    バルクホルン「無茶を言うな。ここ一帯の地盤は硬い。単なる穴掘りとはわけが違うぞ」

    94 = 56 :

    シャーリー「……! そうだ……あの洞窟……!」

    坂本「ん? なにか心当たりでもあるのか?」

    バルクホルン「洞窟? そうか……!」

    エーリカ「あっ、たしかにあそこなら」

    ミーナ「いったい何のことかしら」

    シャーリー「実は昨日、この基地の近くで洞窟を見つけたんです」

    バルクホルン「穴の伸びる方向からして、この基地の真下へ続いている可能性が高い」

    バルクホルン「その洞窟を探索すれば、ネウロイのコアに近づけるかもしれないということだ」

    芳佳「行きましょう!!!」

    エイラ「今からか? こんな時間だし、外はすっごく暗いぞ。まして洞窟じゃ……」

    ミーナ「そうね……けど、事態は一刻を争うわ。捕食シーンを観測したことで、間違いなく危険度も増した。放置はできません」

    坂本「よし! そうと決まればすぐに向かうぞ!」

    「「「 了解! 」」」

    95 = 56 :

    ~洞窟~

    エーリカ「うわぁ~、真っ暗……」

    バルクホルン「月明かりが木々に遮られているからな。ほぼ見えん」

    坂本「私の魔眼である程度は見えるが」

    サーニャ「あの……私も、サポートします」

    坂本「お! さすがナイトウィッチだ、心強いな! はっはっは! では、先頭はサーニャに任せよう!」

    ミーナ「お願いできるかしら、サーニャさん」

    サーニャ「はい」

    エイラ「お、お、サーニャ、大丈夫か? 無理スンナ? 怖くなったら私に言えよ? すぐに――」

    ズルッ

    エイラ「ヌアアアアアアッ」

    ドテン

    サーニャ「エイラ……!」

    エイラ「イテテ……クソ、滑った……」

    ペリーヌ「まったく、何をしてらっしゃいますの」

    エイラ「すごく暗いんだからしかたないだろ……。お前が周りを照らせよ。電気使えんだからサ」

    ペリーヌ「無茶をおっしゃらないでください」

    バルクホルン「足元がすべりやすくなっているから気をつけろ!」

    エーリカ「やらかした本人が言うんだから説得力あるよね」

    バルクホルン「ぐっ……宮藤、気をつけろよ」

    芳佳「は、はい!」

    96 = 56 :

    サーニャ「大きな段差があります、気を付けてください」

    坂本「うむ」

    芳佳「へー、すごいねサーニャちゃん。こんな暗闇なのに、周りがハッキリ見えてるみたい」

    サーニャ「見えてはいないの。短波の跳ね返りで予測してるだけで」

    リーネ「凄い……! コウモリみたい……!」

    エイラ「オイ、それって褒めてるのかー?」

    坂本「はっはっは! コウモリは音波で周囲の状況を確認するらしいからな。たしかに似ている!」

    シャーリー「待ってろよ、ルッキーニ……」

    バルクホルン「ぬおっ」

    ズリッ

    シャーリー「うおっと、あっぶねー。気をつけろよ、バルクホルン」

    バルクホルン「す、すまない」

    エーリカ「トゥルーデは普段から胸張って勢いよく歩くから滑るんだよ」

    バルクホルン「なっ! わ、私は慎重に歩いているつもりだ……!」

    シャーリー「ほら、不安ならあたしの肩に手を置くか? 転びそうになった時、踏ん張ってやるからさ」

    バルクホルン「ひ、必要ない!」

    シャーリー「あっそ。素直じゃないなー」

    97 = 56 :

    サーニャ「……!」

    坂本「どうした、サーニャ」

    サーニャ「前方に、ひらけた空間があります」

    エイラ「出口か?」

    サーニャ「ううん、外に通じてるわけじゃないみたい」

    芳佳「あれ……なんだか、赤い光が……」

    リーネ「ほんとだ……!」

    ペリーヌ「あの光は……坂本少佐!」

    坂本「うむ。どうやら、当たりだ」

    ミーナ「……みんな、注意して」

    99 = 76 :

    コアっ(ガバッ

    100 = 56 :

    ペリーヌ「やっと辺りの状況が分かるようになりましたわ」

    芳佳「でも、なんか嫌だな……この光」

    エーリカ「うわー、眼に悪そうっ」

    バルクホルン「この赤い発光は間違いない、ネウロイだ」

    ミーナ「発光体はあの先にあるようね……」

    坂本「ああ、十中八九、食堂に居座っているネウロイの本体だろう。少し見てくる」

    ミーナ「気を付けて」

    芳佳「うう~、緊張してきちゃった」

    ペリーヌ「なにをおっしゃってるんですの。あれだけ啖呵を切っておきながら」

    芳佳「た、啖呵なんか切ってないよ……!」

    坂本「……」チラッ

    バルクホルン「どうだ、少佐」

    坂本「……何か、あるな……コアも確認できる。だが……なんだあれは、ぼた餅か?」

    ミーナ「美緒……たぶん、扶桑の食べ物なんでしょうけど、例えられても分からないわ」

    坂本「だが……あれはぼた餅だ。宮藤ちょっとこい」

    芳佳「あ、はい」

    坂本「あれをどう思う」

    芳佳「わー、ぼた餅だ。おっき~」

    坂本「ミーナ。巨大なぼた餅型のネウロイだ」

    ミーナ「いいわ。皆で見ましょう。行っても大丈夫なのよね?」

    坂本「ああ、こちらを警戒している様子は無い」


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