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元スレエイラ「なんだコレ」芳佳「さあ」
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~食堂~
エイラ「邪魔だナ。どかせよミヤフジ」
芳佳「何度もどかそうとしたんですけど……なかなか動かなくて」
リーネ「すっごく重いんです」
エイラ「しょうがない。私も手伝ってやるよ。せーの、で押すからナ」
芳佳「はい」
エイラ「せーの! んぐぐぐぐぐ」
芳佳「むむむむむっ!」
リーネ「ん~~~~!」
エイラ「ハァ!? なんだよコレ! 全然動かネー!」
芳佳「だから言ったじゃないですか」
エイラ「黒くて丸いけど、鉛か?」
芳佳「さぁ……石? ではないよね」
リーネ「困ったね……これじゃ朝ご飯が食べられないよ」
芳佳「うん……」
エイラ「邪魔だナ。どかせよミヤフジ」
芳佳「何度もどかそうとしたんですけど……なかなか動かなくて」
リーネ「すっごく重いんです」
エイラ「しょうがない。私も手伝ってやるよ。せーの、で押すからナ」
芳佳「はい」
エイラ「せーの! んぐぐぐぐぐ」
芳佳「むむむむむっ!」
リーネ「ん~~~~!」
エイラ「ハァ!? なんだよコレ! 全然動かネー!」
芳佳「だから言ったじゃないですか」
エイラ「黒くて丸いけど、鉛か?」
芳佳「さぁ……石? ではないよね」
リーネ「困ったね……これじゃ朝ご飯が食べられないよ」
芳佳「うん……」
ペリーヌ「何ですの? 朝っぱらから騒々しい」
芳佳「あ、ペリーヌさん」
リーネ「実はこれが……」
ペリーヌ「まあっ、そんな小汚い物を食卓の上に乗せるだなんて……!」
芳佳「わ、私じゃないよ」
リーネ「私も違いますっ」
ペリーヌ「エイラさん……、あなたどうしてこんなものを」
エイラ「どうしてそうなるんダ! 誰が好きこのんでこんな重たいもんを基地に持ち込むんだよ」
ペリーヌ「じゃあいったい誰が……? ともかく、いいからどかしなさい。もうすぐ皆さん集まりますわ」
ペリーヌ「そんな物が食卓に置いてあったら、邪魔でしょうがないでしょう」
芳佳「だからさっきから頑張ってどかそうとしてるんだけど……」
リーネ「全然動いてくれないんです。まるで机に張り付いてるみたい」
ペリーヌ「はぁ? そんなお馬鹿なこと」
エイラ「だったらオマエもやってみろって。1mmも動かないんだかんナー」
芳佳「あ、ペリーヌさん」
リーネ「実はこれが……」
ペリーヌ「まあっ、そんな小汚い物を食卓の上に乗せるだなんて……!」
芳佳「わ、私じゃないよ」
リーネ「私も違いますっ」
ペリーヌ「エイラさん……、あなたどうしてこんなものを」
エイラ「どうしてそうなるんダ! 誰が好きこのんでこんな重たいもんを基地に持ち込むんだよ」
ペリーヌ「じゃあいったい誰が……? ともかく、いいからどかしなさい。もうすぐ皆さん集まりますわ」
ペリーヌ「そんな物が食卓に置いてあったら、邪魔でしょうがないでしょう」
芳佳「だからさっきから頑張ってどかそうとしてるんだけど……」
リーネ「全然動いてくれないんです。まるで机に張り付いてるみたい」
ペリーヌ「はぁ? そんなお馬鹿なこと」
エイラ「だったらオマエもやってみろって。1mmも動かないんだかんナー」
ペリーヌ「ぬぬぬぬぬぬっ!」
芳佳「やっぱ動かないね」
エイラ「それみろ」
ペリーヌ「だはぁっ! な、なんですの? これは……」
シャーリー「うーっす」
ルッキーニ「おっはよー! みんな何してんのー?」
芳佳「あ、実は……」
―――
シャーリー「謎の物体? こいつが?」
ルッキーニ「うえー、なにこれー」
エイラ「食事の邪魔なんだ。どかしてくれよ」
シャーリー「って言われてもな。宮藤たちが試して駄目だったなら、あたしらでも無理だろ」
ルッキーニ「なんかひんやりしてるー」
ペタペタ
リーネ「ルッキーニちゃん、あまり触らない方がいいよっ」
芳佳「やっぱ動かないね」
エイラ「それみろ」
ペリーヌ「だはぁっ! な、なんですの? これは……」
シャーリー「うーっす」
ルッキーニ「おっはよー! みんな何してんのー?」
芳佳「あ、実は……」
―――
シャーリー「謎の物体? こいつが?」
ルッキーニ「うえー、なにこれー」
エイラ「食事の邪魔なんだ。どかしてくれよ」
シャーリー「って言われてもな。宮藤たちが試して駄目だったなら、あたしらでも無理だろ」
ルッキーニ「なんかひんやりしてるー」
ペタペタ
リーネ「ルッキーニちゃん、あまり触らない方がいいよっ」
バルクホルン「皆、おはよう……ってなんだそれは!?」
芳佳「あ、おはようございます。バルクホルンさん」
バルクホルン「誰だ! こんなものを基地に持ち込んだのは! 即刻どかせ!」
シャーリー「朝っぱらからテンション高いなぁ」
バルクホルン「リベリアン、貴様の所有物か?」
シャーリー「違うって。あたしだってついさっきそいつのことを知ったんだ」
芳佳「あの、最初に食堂へ来たのは私なんですけど……その時にはもうありましたよ」
バルクホルン「何者かが夜のうちにここへ運び込んだということか……」
エイラ「いったい誰だよ。物好きな奴だナー」
ペリーヌ「ここまで運ぶメリットがさっぱりわかりませんわ」
バルクホルン「なんにせよ、こんなものがあっては食事の邪魔だろう。食卓から下ろそう」
グググ
バルクホルン「む? う、動かないな」
芳佳「あ、おはようございます。バルクホルンさん」
バルクホルン「誰だ! こんなものを基地に持ち込んだのは! 即刻どかせ!」
シャーリー「朝っぱらからテンション高いなぁ」
バルクホルン「リベリアン、貴様の所有物か?」
シャーリー「違うって。あたしだってついさっきそいつのことを知ったんだ」
芳佳「あの、最初に食堂へ来たのは私なんですけど……その時にはもうありましたよ」
バルクホルン「何者かが夜のうちにここへ運び込んだということか……」
エイラ「いったい誰だよ。物好きな奴だナー」
ペリーヌ「ここまで運ぶメリットがさっぱりわかりませんわ」
バルクホルン「なんにせよ、こんなものがあっては食事の邪魔だろう。食卓から下ろそう」
グググ
バルクホルン「む? う、動かないな」
バルクホルン「んぐぐぐぐ……! くっ……異様な重さだ」
シャーリー「おいおい、簡単に諦めちゃうなよ。頑張れって」
バルクホルン「そう言うなら、お前も手伝ったらどうだ」
シャーリー「あたしはホラ、力仕事とか苦手なタイプだし」
バルクホルン「腑抜けたことを」
シャーリー「それにさ、お前の固有魔法はこういう時にこそ役立つんだろ?」
バルクホルン「たかが荷物運びのために魔法を発動しろと?」
シャーリー「けち臭いこと言うなって。ほら、宮藤だって配膳できなくて困ってる」
芳佳「あの、がんばってください! バルクホルンさん!」
バルクホルン「仕方ない……」
シャーリー「おいおい、簡単に諦めちゃうなよ。頑張れって」
バルクホルン「そう言うなら、お前も手伝ったらどうだ」
シャーリー「あたしはホラ、力仕事とか苦手なタイプだし」
バルクホルン「腑抜けたことを」
シャーリー「それにさ、お前の固有魔法はこういう時にこそ役立つんだろ?」
バルクホルン「たかが荷物運びのために魔法を発動しろと?」
シャーリー「けち臭いこと言うなって。ほら、宮藤だって配膳できなくて困ってる」
芳佳「あの、がんばってください! バルクホルンさん!」
バルクホルン「仕方ない……」
バルクホルン「ぐぬぬぬぬぬぬぬ!!!!!!」
メキメキメキ
エイラ「ナンカ……嫌な音がしてないか?」
ペリーヌ「え、ええ。まるで木が軋むような……」
ズズズ
ルッキーニ「あ! ちょっと動いたよ!」
シャーリー「おっ! いいじゃんいいじゃん」
芳佳「バルクホルンさん! 頑張って!」
バルクホルン「でやあああああああああああ!!!!!!」
ベキャッ
リーネ「きゃっ」
ペリーヌ「な、何の音!?」
エイラ「オワッ! 謎の物体がテーブルにめり込んでるぞ!?」
シャーリー「バルクホルン! ストップ! ストッープ!」
メキメキメキ
エイラ「ナンカ……嫌な音がしてないか?」
ペリーヌ「え、ええ。まるで木が軋むような……」
ズズズ
ルッキーニ「あ! ちょっと動いたよ!」
シャーリー「おっ! いいじゃんいいじゃん」
芳佳「バルクホルンさん! 頑張って!」
バルクホルン「でやあああああああああああ!!!!!!」
ベキャッ
リーネ「きゃっ」
ペリーヌ「な、何の音!?」
エイラ「オワッ! 謎の物体がテーブルにめり込んでるぞ!?」
シャーリー「バルクホルン! ストップ! ストッープ!」
バルクホルン「な、なんだ?」
シャーリー「おまっ、下に力を入れたら駄目だろ! あーあー、めり込んじゃったじゃん。どうすんだコレ」
ルッキーニ「いっけないんだ~! テーブル壊した~!」
バルクホルン「馬鹿な! 私は押しつけてなどいない!」
エイラ「じゃあなんでめり込んだんダ……?」
ペリーヌ「あの。これ、先ほどよりも傾いているような気が……」
芳佳「あっ、ほんとだ」
エーリカ「ふあぁぁあぁ。おはよー」
バルクホルン「遅い! 私が起こしに行ってからどれだけ経って……いや、今はそれどころじゃない」
エーリカ「んー? なにそれ」
芳佳「それが……今日の朝、気づいたらここにあって」
リーネ「すっごく重くて、バルクホルンさんでも動かせないんです」
エーリカ「へー、すごいね」
芳佳「はい……」
エーリカ「そのテーブル」
芳佳「え?」
シャーリー「おまっ、下に力を入れたら駄目だろ! あーあー、めり込んじゃったじゃん。どうすんだコレ」
ルッキーニ「いっけないんだ~! テーブル壊した~!」
バルクホルン「馬鹿な! 私は押しつけてなどいない!」
エイラ「じゃあなんでめり込んだんダ……?」
ペリーヌ「あの。これ、先ほどよりも傾いているような気が……」
芳佳「あっ、ほんとだ」
エーリカ「ふあぁぁあぁ。おはよー」
バルクホルン「遅い! 私が起こしに行ってからどれだけ経って……いや、今はそれどころじゃない」
エーリカ「んー? なにそれ」
芳佳「それが……今日の朝、気づいたらここにあって」
リーネ「すっごく重くて、バルクホルンさんでも動かせないんです」
エーリカ「へー、すごいね」
芳佳「はい……」
エーリカ「そのテーブル」
芳佳「え?」
エーリカ「だってさー、トゥルーデでも手こずるほどの重さって、相当だよ」
エーリカ「そんな重たいものを乗せてるのに壊れないなんて、そのテーブルすごいなーって」
バルクホルン「……たしかに」
シャーリー「言われてみれば、変だな」
ルッキーニ「あー!」
エイラ「な、ナンダ?」
リーネ「どうしたの?」
ルッキーニ「テーブルの下! ほら!」
芳佳「下……? わっ!」
ペリーヌ「これは……! なんでしょう……棒? 柱かしら……」
バルクホルン「ゆ、床から生えているのか……?」
シャーリー「なるほど。謎の物体はベリーピンの頭の部分だったのか」
芳佳「ベリーピン……?」
リーネ「えっと、お裁縫のときにつかう針のことだよ。仮止めのために、球がついてるやつがあるでしょ?」
芳佳「ああ、待ち針のことだね」
エーリカ「そんな重たいものを乗せてるのに壊れないなんて、そのテーブルすごいなーって」
バルクホルン「……たしかに」
シャーリー「言われてみれば、変だな」
ルッキーニ「あー!」
エイラ「な、ナンダ?」
リーネ「どうしたの?」
ルッキーニ「テーブルの下! ほら!」
芳佳「下……? わっ!」
ペリーヌ「これは……! なんでしょう……棒? 柱かしら……」
バルクホルン「ゆ、床から生えているのか……?」
シャーリー「なるほど。謎の物体はベリーピンの頭の部分だったのか」
芳佳「ベリーピン……?」
リーネ「えっと、お裁縫のときにつかう針のことだよ。仮止めのために、球がついてるやつがあるでしょ?」
芳佳「ああ、待ち針のことだね」
ペリーヌ「つまり……この物体はテーブルの上に置いてあるのではなくて……」
シャーリー「テーブルを貫いて、立ってる状態ってことさ」
バルクホルン「地面へ刺さり、固定されていたのか……動かそうとしても動かないわけだ」
芳佳「無理やり押したから、傾いてテーブルにめり込んじゃったんですね」
バルクホルン「そういうことだろう。やれやれ」
ルッキーニ「これで一件落着だね!」
バルクホルン「ああ。さあ、問題が解決したところで朝食を――」
バルクホルン「って、まだ何も解決していないだろうが!!!」
芳佳「え? 待ち針ってことでいいんじゃないんですか?」
ペリーヌ「あなたね……ベリーピンはあくまで例えでしょう? こんなに大きな針があるわけないでしょうに」
芳佳「じゃあ……これって何なんだろう」
リーネ「さあ……」
エイラ「結局最初の疑問に戻ってないか……?」
エーリカ「どうでもいいけどさー、朝ご飯は?」
バルクホルン「ベリーピンが邪魔で配膳できん。片付くまで我慢しろ」
エーリカ「えーっ! ならはやくソレどかせよー!」
バルクホルン「だから! それができんから困っているんだろうが!」
シャーリー「テーブルを貫いて、立ってる状態ってことさ」
バルクホルン「地面へ刺さり、固定されていたのか……動かそうとしても動かないわけだ」
芳佳「無理やり押したから、傾いてテーブルにめり込んじゃったんですね」
バルクホルン「そういうことだろう。やれやれ」
ルッキーニ「これで一件落着だね!」
バルクホルン「ああ。さあ、問題が解決したところで朝食を――」
バルクホルン「って、まだ何も解決していないだろうが!!!」
芳佳「え? 待ち針ってことでいいんじゃないんですか?」
ペリーヌ「あなたね……ベリーピンはあくまで例えでしょう? こんなに大きな針があるわけないでしょうに」
芳佳「じゃあ……これって何なんだろう」
リーネ「さあ……」
エイラ「結局最初の疑問に戻ってないか……?」
エーリカ「どうでもいいけどさー、朝ご飯は?」
バルクホルン「ベリーピンが邪魔で配膳できん。片付くまで我慢しろ」
エーリカ「えーっ! ならはやくソレどかせよー!」
バルクホルン「だから! それができんから困っているんだろうが!」
ミーナ「皆さん、おはよう……あら? どうかしたの?」
坂本「なんだお前たち。まだ朝食をとってないのか」
芳佳「あっ! おはようございます!」
坂本「ああ、おはよう。大きな黒豆だな」
ミーナ「美緒、あれはどう見ても豆じゃないわ」
坂本「では何だ?」
ミーナ「誰か、説明してもらえるかしら?」
芳佳「あの、実は……」
坂本「なんだお前たち。まだ朝食をとってないのか」
芳佳「あっ! おはようございます!」
坂本「ああ、おはよう。大きな黒豆だな」
ミーナ「美緒、あれはどう見ても豆じゃないわ」
坂本「では何だ?」
ミーナ「誰か、説明してもらえるかしら?」
芳佳「あの、実は……」
ミーナ「そう……たしかに、地面から生えているようね……」
ミーナ「でも、机に刺さっているということは、上から落ちてきたのかしら」
バルクホルン「だが天井に破損した箇所は見当たらない」
ルッキーニ「きっと誰かが夜中に刺したんだよ! ブスーッって!」
ペリーヌ「何のために?」
ルッキーニ「知んない」
坂本「そもそも、これは何だ? 豆でも、石でもないようだが」
ミーナ「手触りだけでは判断がつかないわね」
エーリカ「ねー、お腹すいたよー」
バルクホルン「我慢しろっ」
エーリカ「ぶー!」
ミーナ「でも、机に刺さっているということは、上から落ちてきたのかしら」
バルクホルン「だが天井に破損した箇所は見当たらない」
ルッキーニ「きっと誰かが夜中に刺したんだよ! ブスーッって!」
ペリーヌ「何のために?」
ルッキーニ「知んない」
坂本「そもそも、これは何だ? 豆でも、石でもないようだが」
ミーナ「手触りだけでは判断がつかないわね」
エーリカ「ねー、お腹すいたよー」
バルクホルン「我慢しろっ」
エーリカ「ぶー!」
サーニャ「……」
芳佳「あ、サーニャちゃん」
エイラ「オッ! サ、サーニャ!? 起きてて大丈夫なのか!?」
エイラ「哨戒任務から帰ってきたばかりダロ? 寝てていいんだぞ?」
サーニャ「うん、大丈夫よ。……あの、ミーナ隊長」
ミーナ「あら、サーニャさん。休まなくていいの?」
サーニャ「はい、その、ネウロイの反応が……」
ミーナ「……!? 本当に!?」
サーニャ「はい」
坂本「距離はどのくらいだ?」
サーニャ「……どのくらいというか……ここです」
坂本「……なに? ここ?」
ミーナ「それはどういうことかしら」
サーニャ「この基地内から……ネウロイの反応が」
芳佳「あ、サーニャちゃん」
エイラ「オッ! サ、サーニャ!? 起きてて大丈夫なのか!?」
エイラ「哨戒任務から帰ってきたばかりダロ? 寝てていいんだぞ?」
サーニャ「うん、大丈夫よ。……あの、ミーナ隊長」
ミーナ「あら、サーニャさん。休まなくていいの?」
サーニャ「はい、その、ネウロイの反応が……」
ミーナ「……!? 本当に!?」
サーニャ「はい」
坂本「距離はどのくらいだ?」
サーニャ「……どのくらいというか……ここです」
坂本「……なに? ここ?」
ミーナ「それはどういうことかしら」
サーニャ「この基地内から……ネウロイの反応が」
ミーナ「……美緒、もしかして」
坂本「あ、ああ……ゴクリ」
坂本「……」
ミーナ「どう?」
坂本「間違いない。こいつだ」
ミーナ「……!」
エーリカ「どけよー! こいつー! このこのー!」
ベシベシ
バルクホルン「もっと力を入れろリベリアン……! これでは引き抜くことができん……!」
シャーリー「わーってるよ……! あー、くそっ! 手がいてぇ~!」
ギュウウウウウ
ルッキーニ「ふれーふれー! がんばれー!」
坂本「お前たち、そいつから離れろ」
シャーリー「え?」
バルクホルン「こいつを抜かんことには、我々の食卓が――」
ミーナ「それはネウロイよ」
坂本「あ、ああ……ゴクリ」
坂本「……」
ミーナ「どう?」
坂本「間違いない。こいつだ」
ミーナ「……!」
エーリカ「どけよー! こいつー! このこのー!」
ベシベシ
バルクホルン「もっと力を入れろリベリアン……! これでは引き抜くことができん……!」
シャーリー「わーってるよ……! あー、くそっ! 手がいてぇ~!」
ギュウウウウウ
ルッキーニ「ふれーふれー! がんばれー!」
坂本「お前たち、そいつから離れろ」
シャーリー「え?」
バルクホルン「こいつを抜かんことには、我々の食卓が――」
ミーナ「それはネウロイよ」
~廊下~
シャーリー「いやー! 心臓バックバク! まさかネウロイだったなんて」
リーネ「あ、危なかったですね……」
ペリーヌ「乱暴にしがみついたりして……攻撃されていたら消し炭になってましたわ」
ルッキーニ「うにゃー! 危なかったー!」
エーリカ「む~、ネウロイに食卓を乗っ取られた~! お腹減った―!」
バルクホルン「ネウロイの侵入を許すとは……!」
芳佳「これでもう、あそこでご飯を食べられなくなっちゃいましたね……」
坂本「撃墜すれば問題ない。ミーナ、出撃命令を」
ミーナ「出撃……する意味がないわ。室内でユニットを装着しても邪魔なだけでしょう?」
坂本「それもそうだな。はっはっは」
バルクホルン「幸い、あれだけ周囲で喚いても無反応だったんだ。機動力は必要ないだろう」
バルクホルン「ここからあの球体を狙って銃撃すればいい」
ミーナ「ええ。バルクホルン大尉、お願いします」
バルクホルン「了解」
シャーリー「いやー! 心臓バックバク! まさかネウロイだったなんて」
リーネ「あ、危なかったですね……」
ペリーヌ「乱暴にしがみついたりして……攻撃されていたら消し炭になってましたわ」
ルッキーニ「うにゃー! 危なかったー!」
エーリカ「む~、ネウロイに食卓を乗っ取られた~! お腹減った―!」
バルクホルン「ネウロイの侵入を許すとは……!」
芳佳「これでもう、あそこでご飯を食べられなくなっちゃいましたね……」
坂本「撃墜すれば問題ない。ミーナ、出撃命令を」
ミーナ「出撃……する意味がないわ。室内でユニットを装着しても邪魔なだけでしょう?」
坂本「それもそうだな。はっはっは」
バルクホルン「幸い、あれだけ周囲で喚いても無反応だったんだ。機動力は必要ないだろう」
バルクホルン「ここからあの球体を狙って銃撃すればいい」
ミーナ「ええ。バルクホルン大尉、お願いします」
バルクホルン「了解」
坂本「全員、退避したな?」
芳佳「はい」
ペリーヌ「問題ありません」
坂本「よし。頼む、バルクホルン」
バルクホルン「くらえっ」
ダダダダダダダ
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「あ、そういうこと言うと……」
芳佳「はい」
ペリーヌ「問題ありません」
坂本「よし。頼む、バルクホルン」
バルクホルン「くらえっ」
ダダダダダダダ
バルクホルン「やったか!?」
エーリカ「あ、そういうこと言うと……」
シャーリー「あらら、無傷じゃん」
バルクホルン「なっ……! この至近距離から弾を浴びせたんだぞ……!?」
エーリカ「ほらー、トゥルーデが『やったか!?』とか言うから」
シャーリー「なーにが『やったか!?』だ」
バルクホルン「わ、私に落ち度はないっ」
エイラ「あいつ、すごく固いんダナ」
坂本「駄目、か。よし、リーネ」
リーネ「は、はい! なんですか……?」
坂本「対装甲ライフルを試してみてくれ」
リーネ「ええぇ! ここで、ですか!?」
ミーナ「通常のネウロイより装甲が厚いようなの」
芳佳「リーネちゃん、頑張って!」
ペリーヌ「外して壁を壊さないように」
リーネ「は、はい……」
バルクホルン「なっ……! この至近距離から弾を浴びせたんだぞ……!?」
エーリカ「ほらー、トゥルーデが『やったか!?』とか言うから」
シャーリー「なーにが『やったか!?』だ」
バルクホルン「わ、私に落ち度はないっ」
エイラ「あいつ、すごく固いんダナ」
坂本「駄目、か。よし、リーネ」
リーネ「は、はい! なんですか……?」
坂本「対装甲ライフルを試してみてくれ」
リーネ「ええぇ! ここで、ですか!?」
ミーナ「通常のネウロイより装甲が厚いようなの」
芳佳「リーネちゃん、頑張って!」
ペリーヌ「外して壁を壊さないように」
リーネ「は、はい……」
リーネ「い、いきます」
坂本「うむ」
バルクホルン「抜群の貫通力だ。いくら硬いと言っても、これで終わりだろう」
エーリカ「そういうこと言わない方がいいって」
バルクホルン「何故だ?」
リーネ「えいっ」
ズダンッ
芳佳「うわっ!」
ペリーヌ「きゃっ! 埃がっ」
坂本「さすがに室内で撃つものではないな……!」
ミーナ「結果は!?」
坂本「……命中したようだが……駄目だ。コアはまだそこにある」
バルクホルン「なにぃ!?」
エーリカ「あーあ」
坂本「うむ」
バルクホルン「抜群の貫通力だ。いくら硬いと言っても、これで終わりだろう」
エーリカ「そういうこと言わない方がいいって」
バルクホルン「何故だ?」
リーネ「えいっ」
ズダンッ
芳佳「うわっ!」
ペリーヌ「きゃっ! 埃がっ」
坂本「さすがに室内で撃つものではないな……!」
ミーナ「結果は!?」
坂本「……命中したようだが……駄目だ。コアはまだそこにある」
バルクホルン「なにぃ!?」
エーリカ「あーあ」
シャーリー「固いなんてもんじゃないな。無敵なんじゃないか?」
ルッキーニ「ねえねえ、どうすれば倒せるのー?」
シャーリー「さってなぁー。たぶんバーナーとか使っても無駄だろうし」
バルクホルン「あの装甲を崩せなければコアを叩くことができない。どうする、ミーナ」
エーリカ「本部に連絡すれば? そんで軍艦の砲撃で建物ごとドカーンってさ」
芳佳「ええぇー!」
バルクホルン「501の基地を捨てろと言うのか!?」
エーリカ「冗談だよ」
バルクホルン「お前なぁ!」
ミーナ「……いえ、最終的にはそうせざるを得ないかもしれない……」
サーニャ「基地を壊しちゃうんですか……?」
エイラ「そ、それは困る! そうなる前に家具とか運び出さないと」
坂本「早まるな。最終的には、と言っただろう」
ミーナ「そうならないためにも、今できることはしておきましょう」
ルッキーニ「ねえねえ、どうすれば倒せるのー?」
シャーリー「さってなぁー。たぶんバーナーとか使っても無駄だろうし」
バルクホルン「あの装甲を崩せなければコアを叩くことができない。どうする、ミーナ」
エーリカ「本部に連絡すれば? そんで軍艦の砲撃で建物ごとドカーンってさ」
芳佳「ええぇー!」
バルクホルン「501の基地を捨てろと言うのか!?」
エーリカ「冗談だよ」
バルクホルン「お前なぁ!」
ミーナ「……いえ、最終的にはそうせざるを得ないかもしれない……」
サーニャ「基地を壊しちゃうんですか……?」
エイラ「そ、それは困る! そうなる前に家具とか運び出さないと」
坂本「早まるな。最終的には、と言っただろう」
ミーナ「そうならないためにも、今できることはしておきましょう」
ミーナ「ペリーヌさん、お願いします」
ペリーヌ「はい!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
リーネ「頑張ってくださいっ」
ペリーヌ「ふふん、わたくしにお任せなさい!」
バルクホルン「赤城の装甲を撃ち抜いた電撃には耐えられまい。ネウロイめ、貴様らの侵攻もここまでだ」
エーリカ「だからそういうこと言うとさー」
ペリーヌ「トネール!!!」
バチィッ
エイラ「ドウダー?」
サーニャ「ううん、倒せてないみたい……」
ペリーヌ「うぅ……申し訳ありません少佐ぁ……」
坂本「ペリーヌの電撃も効かんか……」
ペリーヌ「はい!」
芳佳「頑張って! ペリーヌさん!」
リーネ「頑張ってくださいっ」
ペリーヌ「ふふん、わたくしにお任せなさい!」
バルクホルン「赤城の装甲を撃ち抜いた電撃には耐えられまい。ネウロイめ、貴様らの侵攻もここまでだ」
エーリカ「だからそういうこと言うとさー」
ペリーヌ「トネール!!!」
バチィッ
エイラ「ドウダー?」
サーニャ「ううん、倒せてないみたい……」
ペリーヌ「うぅ……申し訳ありません少佐ぁ……」
坂本「ペリーヌの電撃も効かんか……」
エイラ「ツンツン眼鏡、髪の毛がわしゃわしゃしてるぞ。おもしれー」
ルッキーニ「ほんとだー! にゃはー! もじゃもじゃー!」
シャーリー「おっ! なんだこれ、生きてるみたいだなー。触らせてくれよ」
ペリーヌ「ちょ! やめてくださいまし!」
バルクホルン「これでは埒があかないぞ」
ミーナ「……美緒、こうなったら」
坂本「よし。私の烈風丸の出番だな」
芳佳「烈風斬ですね!?」
ペリーヌ「やりましたわ!」
バルクホルン「少佐の烈風斬を食らって生き延びたネウロイはいない。さしものヤツもここまでだろう」
エーリカ「トゥルーデがそういうこと言うと失敗する気がするんだけど」
バルクホルン「なにっ?」
ルッキーニ「ほんとだー! にゃはー! もじゃもじゃー!」
シャーリー「おっ! なんだこれ、生きてるみたいだなー。触らせてくれよ」
ペリーヌ「ちょ! やめてくださいまし!」
バルクホルン「これでは埒があかないぞ」
ミーナ「……美緒、こうなったら」
坂本「よし。私の烈風丸の出番だな」
芳佳「烈風斬ですね!?」
ペリーヌ「やりましたわ!」
バルクホルン「少佐の烈風斬を食らって生き延びたネウロイはいない。さしものヤツもここまでだろう」
エーリカ「トゥルーデがそういうこと言うと失敗する気がするんだけど」
バルクホルン「なにっ?」
坂本「烈風斬!!!」
ズァァ
ガキィィィン
坂本「なっ!?」
ペリーヌ「少佐の刃が……弾かれた!?」
エーリカ「ほらぁ」
バルクホルン「わ、私は悪くないだろう」
シャーリー「だーめだ。こりゃホントにお手上げだな」
ミーナ「烈風斬ですら受け付けないなんて……」
ズァァ
ガキィィィン
坂本「なっ!?」
ペリーヌ「少佐の刃が……弾かれた!?」
エーリカ「ほらぁ」
バルクホルン「わ、私は悪くないだろう」
シャーリー「だーめだ。こりゃホントにお手上げだな」
ミーナ「烈風斬ですら受け付けないなんて……」
坂本「無防備な敵へ太刀を浴びせ、傷ひとつ負わせられないとは……」
坂本「私もまだまだ未熟だな……」
ペリーヌ「坂本少佐……」
エーリカ「ねーねー。ご飯はー? まさかあのネウロイを倒すまで食べられないとか言わないよね?」
芳佳「そういえば、お腹すきましたね……」
グゥゥゥ
ルッキーニ「うにゅー、あたしもお腹減ったー」
ミーナ「……そうね。まずは食事にしましょう」
坂本「腹が減っては戦はできぬと言うからな」
バルクホルン「て、敵の眼前で食事をしてる場合か!?」
シャーリー「今のとこ害はないみたいだし、いいだろ」
バルクホルン「しかしだな」
芳佳「せっかくつくった食事が冷めちゃう……」
バルクホルン「食べるとしよう」
坂本「私もまだまだ未熟だな……」
ペリーヌ「坂本少佐……」
エーリカ「ねーねー。ご飯はー? まさかあのネウロイを倒すまで食べられないとか言わないよね?」
芳佳「そういえば、お腹すきましたね……」
グゥゥゥ
ルッキーニ「うにゅー、あたしもお腹減ったー」
ミーナ「……そうね。まずは食事にしましょう」
坂本「腹が減っては戦はできぬと言うからな」
バルクホルン「て、敵の眼前で食事をしてる場合か!?」
シャーリー「今のとこ害はないみたいだし、いいだろ」
バルクホルン「しかしだな」
芳佳「せっかくつくった食事が冷めちゃう……」
バルクホルン「食べるとしよう」
ペリーヌ「床で食べるだなんて……」
エイラ「文句言いながら食べるなよ。飯がまずくなるダロ」
エーリカ「おっ芋~おっ芋~んふふ~」
バルクホルン「おいハルトマン。食事をしながらも敵から目を離すなよ」
エーリカ「わかってるって」
芳佳「な、なんだか落ち着かないね」
リーネ「うん……」
ミーナ「明らかに、いつものネウロイと違うわね」
坂本「ああ。何が目的で基地の食堂に居座るのか……こちらの様子を窺っているのか?」
ミーナ「そもそも、どこから入ってきたのかしら」
芳佳「あ、そういえば」
坂本「どうした宮藤。思い当たる節があるのか?」
芳佳「食堂へ来たとき、窓が開いてたんですけど……」
ペリーヌ「そういうことはもっと早く言いなさい! どう考えても、そこが侵入経路じゃないの!」
芳佳「だ、だって……まさかあの黒いのがネウロイだなんて思わなかったし……」
エイラ「文句言いながら食べるなよ。飯がまずくなるダロ」
エーリカ「おっ芋~おっ芋~んふふ~」
バルクホルン「おいハルトマン。食事をしながらも敵から目を離すなよ」
エーリカ「わかってるって」
芳佳「な、なんだか落ち着かないね」
リーネ「うん……」
ミーナ「明らかに、いつものネウロイと違うわね」
坂本「ああ。何が目的で基地の食堂に居座るのか……こちらの様子を窺っているのか?」
ミーナ「そもそも、どこから入ってきたのかしら」
芳佳「あ、そういえば」
坂本「どうした宮藤。思い当たる節があるのか?」
芳佳「食堂へ来たとき、窓が開いてたんですけど……」
ペリーヌ「そういうことはもっと早く言いなさい! どう考えても、そこが侵入経路じゃないの!」
芳佳「だ、だって……まさかあの黒いのがネウロイだなんて思わなかったし……」
ミーナ「食堂の窓が一晩開け放しになっていたということ?」
ペリーヌ「なんて不用心な……!」
シャーリー「誰だよ、戸締り忘れたの。寝る前にはちゃんと閉めなきゃだめだぞー?」
エイラ「昨日、最後まで食堂に残ってたやつが怪しいナ」
サーニャ「哨戒任務へ行く途中、食堂の方から歩いてくるシャーリーさんを見たような……」
シャーリー「え?」
バルクホルン「おい、リベリアン……」
シャーリー「あっ。そういや、細かいパーツを洗うために来たな……」
シャーリー「……んー、そんとき窓開けたかも……。いや、うん。開けた。なっはっはー、ごめん、あたしだ」
バルクホルン「お前というやつは……!」
シャーリー「まあまあ、どうせ窓が閉まってても、ネウロイなら割ってでも侵入するだろ?」
シャーリー「そこをホラ、あたしが開けておいたおかげでさ、窓を割られずにすんだわけだ」
シャーリー「感謝されこそすれ、怒られる筋合いはないと思うぞ?」
バルクホルン「屁理屈をこねるな! 素直に謝罪しろ!」
ペリーヌ「なんて不用心な……!」
シャーリー「誰だよ、戸締り忘れたの。寝る前にはちゃんと閉めなきゃだめだぞー?」
エイラ「昨日、最後まで食堂に残ってたやつが怪しいナ」
サーニャ「哨戒任務へ行く途中、食堂の方から歩いてくるシャーリーさんを見たような……」
シャーリー「え?」
バルクホルン「おい、リベリアン……」
シャーリー「あっ。そういや、細かいパーツを洗うために来たな……」
シャーリー「……んー、そんとき窓開けたかも……。いや、うん。開けた。なっはっはー、ごめん、あたしだ」
バルクホルン「お前というやつは……!」
シャーリー「まあまあ、どうせ窓が閉まってても、ネウロイなら割ってでも侵入するだろ?」
シャーリー「そこをホラ、あたしが開けておいたおかげでさ、窓を割られずにすんだわけだ」
シャーリー「感謝されこそすれ、怒られる筋合いはないと思うぞ?」
バルクホルン「屁理屈をこねるな! 素直に謝罪しろ!」
シャーリー「だからごめんって。今はあたしを責めるよりも、後の対策を練る方が先だろ?」
シャーリー「どうしてこうなったかではなく、これからどうすべきかを審議すべきである! な! ルッキーニ!」
ルッキーニ「そーだそーだ!」
ペリーヌ「どうすべきか……まあ、相手はネウロイなんですから。やることはひとつですわね」
坂本「ああ。即刻、撃破する」
バルクホルン「だがどうやってだ。ついさっき試したように、こちらの攻撃はいっさい効かなかったが?」
坂本「うむ……コアは間違いなく、そこにあるはずなんだ。だが装甲が異様に固い。厄介だな」
エーリカ「倒せないなら引っこ抜いちゃえば? そんで海にポイ」
ミーナ「簡単に言うけれど……」
リーネ「バルクホルン大尉が魔法を使っても動かせなかったんですよ……?」
エーリカ「みんなで引っ張ればいいじゃん。綱引きみたいに」
芳佳「わー、面白そうっ」
エーリカ「でしょでしょ?」
ミーナ「却下です。下手に刺激して攻撃を受けたら大変でしょう?」
坂本「周りに何も無い空の上とは違うからな。こちらがネウロイの攻撃を避けたり弾いただけで、基地に被害が出る」
芳佳「あ、そっか……」
シャーリー「どうしてこうなったかではなく、これからどうすべきかを審議すべきである! な! ルッキーニ!」
ルッキーニ「そーだそーだ!」
ペリーヌ「どうすべきか……まあ、相手はネウロイなんですから。やることはひとつですわね」
坂本「ああ。即刻、撃破する」
バルクホルン「だがどうやってだ。ついさっき試したように、こちらの攻撃はいっさい効かなかったが?」
坂本「うむ……コアは間違いなく、そこにあるはずなんだ。だが装甲が異様に固い。厄介だな」
エーリカ「倒せないなら引っこ抜いちゃえば? そんで海にポイ」
ミーナ「簡単に言うけれど……」
リーネ「バルクホルン大尉が魔法を使っても動かせなかったんですよ……?」
エーリカ「みんなで引っ張ればいいじゃん。綱引きみたいに」
芳佳「わー、面白そうっ」
エーリカ「でしょでしょ?」
ミーナ「却下です。下手に刺激して攻撃を受けたら大変でしょう?」
坂本「周りに何も無い空の上とは違うからな。こちらがネウロイの攻撃を避けたり弾いただけで、基地に被害が出る」
芳佳「あ、そっか……」
ミーナ「この件については、一度本部へ掛け合います。前例の無いタイプだから、おそらく解析班の見解を待つことになるでしょうね」
バルクホルン「それまではヤツを警戒しつつも静観、我々はいつも通りというわけか?」
坂本「基本はそうだな。だが、夜間が心許ない」
ミーナ「そうね。サーニャさんの哨戒の他に、食堂へ見張りを立てましょう」
坂本「立番か。数はそう必要無いだろうから、せいぜい2名といったところか」
シャーリー「はい質問。誰がやるんですかー?」
エーリカ「あー、ごめん私はパス。夜は寝てるからさー」
バルクホルン「お前は昼夜構わず寝ているだろうが……だいたい、そんな自分勝手な言い分は通らん」
坂本「よし、ならば公平にくじ引きで決めよう」
ミーナ「ちょ、ちょっと美緒。もっとよく考えて選んだほうが……」
坂本「見張りをするだけだ、そう難しいことじゃない。それに、くじで決めれば後腐れも無いだろう?」
坂本「当然、最終的な判断はミーナに任せるがな」
ミーナ「それなら……まあ」
芳佳「じゃあ爪楊枝持ってきますね」
坂本「ああ、頼む。2本だけ、先端を赤く塗ってくれ」
芳佳「はーい」
バルクホルン「それまではヤツを警戒しつつも静観、我々はいつも通りというわけか?」
坂本「基本はそうだな。だが、夜間が心許ない」
ミーナ「そうね。サーニャさんの哨戒の他に、食堂へ見張りを立てましょう」
坂本「立番か。数はそう必要無いだろうから、せいぜい2名といったところか」
シャーリー「はい質問。誰がやるんですかー?」
エーリカ「あー、ごめん私はパス。夜は寝てるからさー」
バルクホルン「お前は昼夜構わず寝ているだろうが……だいたい、そんな自分勝手な言い分は通らん」
坂本「よし、ならば公平にくじ引きで決めよう」
ミーナ「ちょ、ちょっと美緒。もっとよく考えて選んだほうが……」
坂本「見張りをするだけだ、そう難しいことじゃない。それに、くじで決めれば後腐れも無いだろう?」
坂本「当然、最終的な判断はミーナに任せるがな」
ミーナ「それなら……まあ」
芳佳「じゃあ爪楊枝持ってきますね」
坂本「ああ、頼む。2本だけ、先端を赤く塗ってくれ」
芳佳「はーい」
坂本「皆、楊枝を引いたな? 先端を確認してくれ。赤い印がついているのが当たりだ」
リーネ「何もついてない……ハズレってことかな」
ペリーヌ「わたくしも、ハズレですわ」
ルッキーニ「やったよシャーリー! ほら見て! さきっちょが赤くなってる!」
シャーリー「おお! やったなルッキーニ! こりゃ大当たりだ!」
ルッキーニ「シャーリーは?」
シャーリー「残念ながらハズレだ。ルッキーニは運がいいな~」
ルッキーニ「えへへ~」
エイラ「この場合の『当たり』って夜中に見張りをやらされるってことだろー? それってハズレじゃないか……?」
サーニャ「エイラ。そういうことを言ったらだめよ。気持ちの問題なんだから」
エイラ「そ、そうか。そうダナ」
坂本「よし、ひとりめはルッキーニか。あとひとりは誰だ?」
バルクホルン「私はハズレだ」
芳佳「あ、私もです」
バルクホルン「となれば、残ったのは…………おい、ハルトマン」
エーリカ「え? なに? 知らない。私知らないよ。じゃ、部屋戻るね」
バルクホルン「待て」
エーリカ「うわあああああああ! 離せよぉ! 横暴だぁ! こんなの無効だぁ! 夜は寝かせてよぉ!」
坂本「ん? ふたりめはハルトマンか」
リーネ「何もついてない……ハズレってことかな」
ペリーヌ「わたくしも、ハズレですわ」
ルッキーニ「やったよシャーリー! ほら見て! さきっちょが赤くなってる!」
シャーリー「おお! やったなルッキーニ! こりゃ大当たりだ!」
ルッキーニ「シャーリーは?」
シャーリー「残念ながらハズレだ。ルッキーニは運がいいな~」
ルッキーニ「えへへ~」
エイラ「この場合の『当たり』って夜中に見張りをやらされるってことだろー? それってハズレじゃないか……?」
サーニャ「エイラ。そういうことを言ったらだめよ。気持ちの問題なんだから」
エイラ「そ、そうか。そうダナ」
坂本「よし、ひとりめはルッキーニか。あとひとりは誰だ?」
バルクホルン「私はハズレだ」
芳佳「あ、私もです」
バルクホルン「となれば、残ったのは…………おい、ハルトマン」
エーリカ「え? なに? 知らない。私知らないよ。じゃ、部屋戻るね」
バルクホルン「待て」
エーリカ「うわあああああああ! 離せよぉ! 横暴だぁ! こんなの無効だぁ! 夜は寝かせてよぉ!」
坂本「ん? ふたりめはハルトマンか」
ミーナ「ハルトマン中尉、ルッキーニ少尉。ふたりに夜間の哨務を命じます」
エーリカ「うえぇ~」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「とは言ったものの…………本当に大丈夫かしら」
坂本「何だ? 人選に不安要素でもあるのか?」
ミーナ「不安要素というか……」
ペリーヌ「おふたり自身が、歩く不安要素ではなくて?」
ルッキーニ「なにおー! ペリーヌのくせに!」
シャーリー「おいおい失礼なやつだなー。いくらルッキーニでも、見張り番くらいできるさ。な?」
ルッキーニ「あったりまえじゃん! らくしょーだよ」
バルクホルン「おいハルトマン。任務を放棄して寝たりするんじゃないぞ。絶対に寝るな。絶対だ。絶対だからな?」
エーリカ「寝ろってこと?」
バルクホルン「なんでそうなる!? 絶対に寝るなと言っているだろうが!!!」
坂本「眠くなったら互いに頬をつねり合えばいい。はっはっは! それでなんとかなる!」
芳佳「頑張ってね、ルッキーニちゃん。あっそうだ、眠気覚ましに緑茶をいれてあげるよ」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
シャーリー「がんばれよー。隊の安眠はルッキーニにかかってるからな」
エーリカ「うえぇ~」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「とは言ったものの…………本当に大丈夫かしら」
坂本「何だ? 人選に不安要素でもあるのか?」
ミーナ「不安要素というか……」
ペリーヌ「おふたり自身が、歩く不安要素ではなくて?」
ルッキーニ「なにおー! ペリーヌのくせに!」
シャーリー「おいおい失礼なやつだなー。いくらルッキーニでも、見張り番くらいできるさ。な?」
ルッキーニ「あったりまえじゃん! らくしょーだよ」
バルクホルン「おいハルトマン。任務を放棄して寝たりするんじゃないぞ。絶対に寝るな。絶対だ。絶対だからな?」
エーリカ「寝ろってこと?」
バルクホルン「なんでそうなる!? 絶対に寝るなと言っているだろうが!!!」
坂本「眠くなったら互いに頬をつねり合えばいい。はっはっは! それでなんとかなる!」
芳佳「頑張ってね、ルッキーニちゃん。あっそうだ、眠気覚ましに緑茶をいれてあげるよ」
ルッキーニ「ん! あんがと!」
シャーリー「がんばれよー。隊の安眠はルッキーニにかかってるからな」
~夜~
ルッキーニ「……」
エーリカ「……」
ルッキーニ「……」
エーリカ「…………眠い」
ルッキーニ「寝たらダメ!」
エーリカ「わかってるよ。寝ないって……でもさー、退屈じゃない? 玉を眺めてるだけなんてさ」
ルッキーニ「うじゅ……たしかに、飽きてきたかも……」
エーリカ「異常があったらすぐに教えろ~って、あるわけないじゃん」
エーリカ「だって、昼間からずっとあのままなんだしさー。眺めてたって変わりっこないよ」
ルッキーニ「たしかにー……ああっ! 窓に虫がはっついてる!」
エーリカ「え? どこどこ? あー、ほんとだ。明かりに誘われてきたんだね」
ルッキーニ「う~……捕まえたい~……追いかけたい~」
エーリカ「外に出て追っかけてくればいいじゃん」
ルッキーニ「だめ! みんなのアンミンがかかってるんだもん」
エーリカ「へぇー。偉いんだ、ルッキーニ」
ルッキーニ「えへへー」
ルッキーニ「……」
エーリカ「……」
ルッキーニ「……」
エーリカ「…………眠い」
ルッキーニ「寝たらダメ!」
エーリカ「わかってるよ。寝ないって……でもさー、退屈じゃない? 玉を眺めてるだけなんてさ」
ルッキーニ「うじゅ……たしかに、飽きてきたかも……」
エーリカ「異常があったらすぐに教えろ~って、あるわけないじゃん」
エーリカ「だって、昼間からずっとあのままなんだしさー。眺めてたって変わりっこないよ」
ルッキーニ「たしかにー……ああっ! 窓に虫がはっついてる!」
エーリカ「え? どこどこ? あー、ほんとだ。明かりに誘われてきたんだね」
ルッキーニ「う~……捕まえたい~……追いかけたい~」
エーリカ「外に出て追っかけてくればいいじゃん」
ルッキーニ「だめ! みんなのアンミンがかかってるんだもん」
エーリカ「へぇー。偉いんだ、ルッキーニ」
ルッキーニ「えへへー」
エーリカ「……ううっ」ブルッ
ルッキーニ「どったの?」
エーリカ「いやー、ちょっと催しちゃってさ」
ルッキーニ「もよおす?」
エーリカ「トイレ行きたいってこと」
ルッキーニ「いいよ! あたしが見張ってるから!」
エーリカ「ん、じゃあちょっとの間頼むよ。急いで行ってくるから!」
タッタッタ
ルッキーニ「いってらー」
ルッキーニ「……」
ブーン
ルッキーニ「あ! 虫!!!」
ルッキーニ「どったの?」
エーリカ「いやー、ちょっと催しちゃってさ」
ルッキーニ「もよおす?」
エーリカ「トイレ行きたいってこと」
ルッキーニ「いいよ! あたしが見張ってるから!」
エーリカ「ん、じゃあちょっとの間頼むよ。急いで行ってくるから!」
タッタッタ
ルッキーニ「いってらー」
ルッキーニ「……」
ブーン
ルッキーニ「あ! 虫!!!」
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