苗木「ピンク色の可愛らしいパンツなんて僕が持ってるはずないんだけど」

苗木「学園の誰かのものってことなのかな…」

苗木「見るからに女子のパンツだし、候補は絞られるよね」

苗木「ピンクってところからなんとなく江ノ島さんが思い浮かぶけど…誰がどんな下着をつけてるかなんて分からないし」

苗木「でも、もしこのパンツが舞園さんのものだったとしたら…」

苗木「……」

妹のだろ

苗木「それより、どうやったら僕の部屋に他人のパンツが紛れ込むことになるんだろう」

苗木「全く身に覚えがないよ」

苗木「あ…………」

苗木「もしかして今朝ランドリーに行った時、取り違えて持ってきちゃったのかな…」

苗木「洗濯物はだいぶ溜めてたせいでかなりの量あったし、気付かずにってこともあるのかもしれない」

苗木「もしそうだったらどうしよう…」

どうしてもミキプルーンの苗木が脳裏にチラついて直視できない

苗木「僕が勝手に持ってきちゃったんなら、それはパンツの持ち主からすれば泥棒をされたのと同じことだよね…」

苗木「持ち主はそのうち失くなったことに気付くだろうし」

苗木「騒ぎになったら皆の部屋は捜索される…」

苗木「部屋からパンツが見つかった僕は裁判を待たずしてパンツ泥棒のクロになる…！その先にあるのは絶望的なおしおきだ…」

苗木「僕は掛けられた疑いを晴らせるような証拠なんて当然持っていない」

苗木「つまり一度変態のレッテルを貼られたら終わり……」

苗木「一生、超高校級の下着泥棒という汚名を背負って生きていかなきゃいけなくなるんだ」

苗木「そうなる前に、今すぐにでもこのパンツの持ち主を見つけて謝って返さないと…！！」

苗木「恥ずかしいけどやるしかない！希望はどんな窮地にも屈しないんだ！！」

ドンドン！！

？？「苗木ーーー！いるかー！？」

苗木「！？」

苗木「だ、誰！？」

？？「おーい開けてくれ！緊急事態なんだよ！」

苗木「ちょ、ちょっと待ってて！」

ガチャ

桑田「アレ、鍵開いてんじゃん…」

苗木「く、桑田君…！」

桑田「ってどうしたんだよ苗木。そんな息荒くして」

しえん

苗木「い、いや…なんでもないよ……！」

苗木（思わずパンツをベッドに隠してしまった……覚悟を決めたはずなのに…）

苗木「……えーっと」

苗木「それよりどうしたの桑田クン…？なにかあったから急いでたんでしょ？」

桑田「あー！そうだった！緊急事態なんだよ！キンキュージタイ！」

桑田「舞園ちゃんのパンツが誰かに盗まれちまったんだよ！」

苗木「え…………」

？？？「我のパンツがない」

スースーするの

桑田「だよなぁ苗木！オレも最初に聞いた時はそんな風に唖然としちまったぜ！」

桑田「舞園ちゃんがよ？さっき食堂で飯を食べ終わったあと、部屋に戻って洗濯物の整理をしてたらしいんだが」

桑田「そしたら一枚足りなかったっつーんだよ！舞園ちゃんの！パンティーが！」

桑田「はァー！！ほんっとふざけんなっつーの！神聖な舞園ちゃんのパンティーを我が物にしようとするなんてよォー…」

桑田「羨ましすぎるぜコンチクショー！」

桑田「で、それを舞園ちゃんが食堂に来て話してからもう大騒ぎってわけよ」

苗木「………………」

桑田が犯人だな

苗木（…遅かった……もう騒ぎになってるんだ……）

苗木（もっと早く取り違えに気付いていれば……）

ガチャ

？？「はぁ。半開きのドアからなにやら怒鳴り声が聞こえると思ったら…」

舞園「大騒ぎなんて言いすぎですよ？そんな風に騒いでるのは桑田君だけじゃないですか」

苗木「……舞園さん」

舞園「あ、ごめんなさい苗木君。勝手に部屋に入ってしまって」

苗木「いや……全然構わないよ…」

桑田「でもよー…そうは言ったって下着を盗んだゲス野郎はどっかにいるんだぜ？見つけ出してとっちめねーと腹の虫が収まんねえぜ…！」

舞園「正直本来なら桑田君は一番疑わしい人なんですけど、それだけ必死に犯人を探しているところを見ると恐らくシロなんでしょうね」

桑田「な、なんか酷いことを言われてるよーな気はするが……なんにせよ、犯人はぜってェー捕まえる！そーゆーことだ！」

舞園「それで今は各部屋を桑田君が回ってくれてるんです」

苗木「そうなんだ…」

桑田が億泰で再生される

舞園「私の方は、もしかしたらどこかに落としてしまったのかもと思ってランドリールームや他の場所を探していたんです」

舞園「盗難にあったように言っておいて勘違いだったら、とんだお騒がせ者になってしまいますから」

舞園「ちなみに苗木君はどっちだと思います？」

苗木「え？」

舞園「苗木君は、私の下着は誰かに盗まれたんだと思います？」

舞園「それとも、ただ私がどこかに落としただけなんだと思いますか？」

苗木「そ、それは……」

苗木（…………）

苗木「占い師の頭の中だね」

苗木「僕にはどっちだか分からないや…判断する材料がまだ足りない…かな」

舞園「……ふふ。そうですよね！こんなこと苗木君に聞いても分かるはずありませんよね！変なこと言ってごめんなさい」

苗木「舞園さんが謝る必要は、ないよ…」

桑田「つーかよ、なんか脱線してるけど苗木が犯人かどうか調べるためにココに来てんだからはえーとこ調べちまわねーか？」

桑田「まァ…下着泥棒できるような肝っ玉を苗木が持ってるよーには思えねーから正直早く次に行きてーんだけどな」

舞園「それなら、桑田君は次の部屋に行って頂いて構いませんよ？」

桑田「え、苗木はどうすんだ？流石に調べねーってわけにもいかねーだろ」

あげ

舞園「ふふ、安心してください。苗木君は私が桑田君の代わりに調べておきますから…」

舞園「といっても私は、苗木君が私の下着を盗むなんてことしないと信じてますよ」

苗木「……」

苗木（なんだこれは……罪の意識なのか…？）

苗木（僕はわざと盗んだわけじゃない…そのはずなのに…）

わからなくなってきた

舞園「それに次に調べる方はどなたでしたっけ？」

桑田「ブ―デーの野郎だが……まあ俺たちン中じゃ一番怪しいやつだな」

舞園「この捜索のこともそろそろ全員に伝わってる頃ですし、調べられる前に証拠隠滅しようと考える方がいてもおかしくない…ですよね」

桑田「な、何だとォ！？苗木の部屋でゆっくりやってる場合じゃなかったぜ！ブ―デ―の野郎、そんなことしてたらただじゃおかねェ！」

バタン！

舞園「……二人きりになってしまいましたね」

苗木「そう、だね」

自分で仕込んだのかアイドル

苗木（そう……二人きりだ。今が打ち明ける最大のチャンスのはずだ）

苗木（気を落ち着けて舞園さんに言わなきゃ。間違えて君の下着を持ってきちゃったんだって。盗むつもりはなかったって）

舞園「ところで」

舞園「苗木君って私に何か隠し事をしてますよね」

苗木「な……！」

舞園「先程から視線がキョロキョロしていて落ち着かないですし、口数も普段と比べて少ないですよ？」

は

よ

し

ろ

すき家行ってた

ろ

早く

だんだん勇次郎みたいになってきたな

すまん壮大な構想はあるが眠いので明日また書く
同じスレタイで建てる
以上だ

ほ

寝る

ミキプルーンの

な

おい

フェルマーみたいなこと言いやがって

保守

あ

な

る

せ

っ

と