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    元スレ幼馴染「え……す、好きな人ができた?」

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    51 = 1 :

    幼馴染「暇だなぁ、校門前で張り込みするの」

    幼馴染「それより、私ばれないかなこれ。帽子と伊達眼鏡、余計に怪しい気も……」

    幼馴染「ま、まあいっか。ばれたらばれたときで、たまたま散歩してた双子の姉だって言い張ろう」

    幼馴染「お腹空いたな、コンビニ行きたい……。ちょっと5分だけ目を離すってセーフだよね」

    幼馴染「あ! 女さん‼︎」

    幼馴染「だ、誰かと並んで歩いてる……。確か、金髪って人だったような」

    幼馴染「同じクラスじゃあなかったはずだけど、ただの男友達だとして、わざわざ時間合わせて帰るものかな? それも二人きりで」

    幼馴染「ひょ、ひょっとして、あの人が女さんの彼氏!?」

    幼馴染「やや、やっぱり女さん彼氏いるんだ……」

    幼馴染「男……。男、女さんにからかわれてるんだ、きっと」

    幼馴染「わ、私が何とかしてあげなきゃ……」

    52 :

    ほう

    54 = 1 :

    『…………』

    『おいお前、ひとりでなにやってんだ?』

    『…………』

    『なにやってんだって』

    『あっ! ありさん潰してる! おい、やめろよ』

    『…………』

    『やめろっつってんだろ!』

    ドンッ

    「!!」

    「……こういう強い衝撃に襲われてる夢を見ると、起きた直後に浮遊感みたいなものを覚えるよね」

    「懐かしいね。小学校に入ったばっかりの時か。確かあの後……」

    「ま、いいや。それより、昨日結局どこまでうまく行ったかが気がかりだね」

    55 = 44 :

    なんかこの友デュラララとかにいそう

    56 = 16 :

    57 :

    こういう友きめえよな
    氷菓で言うオレキの相棒的な感じ
    死ねよゴミが

    59 :

    いたたたwwwwこれは痛いキャラですわ友

    60 = 1 :

    幼馴染「ね、ねえ、男。ちょっとふたりきりで話したいことあるの。ご飯食べ終わったら、屋上について来てくれない?」

    「なんだよ、そんな深刻そうな顔して……」

    (……大丈夫そうかな)

    「へぇー、幼馴染ちゃん、何か悩みごと? まあ、内緒のお話みたいだし、ボクは呼ばれるまで首突っ込まないよ」

    幼馴染「な、悩みごとってわけではないんだけどね……うん」

    幼馴染(教えなきゃ……男のために、ちゃんと教えてあげなきゃ)

    61 :

    友は幼馴染をはめにきてるのかな

    62 = 1 :

    幼馴染「あ、あのね……、たまたま耳にしたんだけどね、えっと」

    「な、なんだよ」

    幼馴染「女さん、彼氏いるかもしれないって。それも、複数人」

    「え!? い、いや、それはない……。噂だろ、噂。聞き間違えとかだろ」

    幼馴染「そ、それだけじゃなくて、私見たの。ほらあの、私たちの学年に金髪のチャラそうな人いるでしょ?」

    「あいつがどうしたんだよ」

    幼馴染「あの人と、一緒に帰ってるの、見たの」

    「い、一緒に帰るくらい、方向が同じでちょっと仲良かったらあるだろ」

    幼馴染「でも……だって……」

    「だって、なんだよ。そもそも、お前は関係ないことだろ」

    幼馴染「か、関係ないって何? 私は、私は男のためを思って!」

    「……すまん、言い方が悪かった。でも俺は、そんな噂、嘘だと思う」

    幼馴染「でも、見たもん! えっと……手、繋いでた……かな」

    「なっ! ほ、本当にか?」

    幼馴染「…………う、うん。あんまりはっきりとは見えなかったけど、たぶん、そうだった……かな」

    63 = 16 :

    65 :

    頑張れ

    66 = 61 :

    他人を貶めて奪うとか幼馴染はろくな女ではない

    67 = 1 :

    「…………」

    幼馴染「げ、元気出してよ! よくあることだって! そうだ、今日私の奢りで……」

    「いつ、それを見たんだ?」

    幼馴染「ふぇっ?」

    「昨日、俺の話を聞いた時にはすでに知ってたのか?」

    幼馴染「そんなことないよ! あのとき知ってたら言ってるよ!」

    「じゃあ、昨日か?」

    幼馴染「うん。昨日……あ」

    「今朝、昨日の体調どうだったか俺が訊いたとき、ずっと寝てたらましになったって言ってたよな?」

    幼馴染「そ、それは……」

    「お前、本当に見たのか?」

    68 = 1 :

    幼馴染「な、なんでそんなこと言うの? 私は、私は男のためを思って言ってるんだよ!」

    「だから、それをいつお前が見れたんだよ!」

    幼馴染「……き、昨日は、女さんのことでちょっと気になる話を聞いたから、様子を見に高校まで戻ったの」

    「それは、何時頃だ?」

    幼馴染「16時……30分? 終礼から割とすぐだったと」

    「女さんはな、ソフト部に入ってるから、その時間帯に高校を出ることはあり得ないんだ」

    幼馴染「そ、そんな……見た、私見たよ!」

    「彼女はソフトボール部の投手でな。そこそこ強豪のチームだし、エースが練習を気軽に休むとは思えない」

    幼馴染「こ、これは本当だよ! 見た、見たもん!」

    70 = 16 :

    72 :

    こういう時の主人公はいつも頑なで話聞かないよな

    73 = 1 :

    「……お前さ、動揺してるとき、頬辺りを人差し指で擦るよな」

    幼馴染「え、あ、いや、これは……」

    「…………」

    幼馴染「本当に見たの! や、やめてよ、その目!」

    幼馴染「なんならソフト部の他の子に確認取ってみてよ! 絶対、昨日はさぼってたんだって!」

    幼馴染「どうして……どうして私の言うことが信じられないの?」

    「……お前、昨日から変だぞ。疲れてるんじゃあないのか?」

    74 :

    ヤンデレの匂いがしたので

    75 = 47 :

    なんで男は幼馴染のこと信じてあげないんだよ
    10年間仲良くしてきた女だろーが

    76 :

    特に悪いこと何もしてない女さんカワイソスwwwwwww

    77 :

    遅くて読むのだるくなってきた

    78 = 61 :

    朝まで保守頼んだ

    79 = 74 :

    >>75
    好きになった女さん>10年間仲良くしてきた幼馴染
    なんだろ

    80 = 1 :

    「…………」

    「……どーしたの、男ちゃん。らしくないじゃないか、女の子を泣かせちゃうなんかさ」

    「場合によってはボク、もの凄く男ちゃんにがっかりしちゃうかもしれないな」

    「幼馴染の奴、なんだか様子がおかしいんだ。女さんに、何人も彼氏がいるとか……昨日も彼氏と腕を組んで帰ってたとか」

    「昨日って、ソフト部が終わる時間帯だから18時頃に? 彼氏さんは何か部に入ってるの?」

    「いや、それが終礼終わってすぐの時間に見たそうだ」

    「はて、なんだか要領を得ないね。つまり、女ちゃんが部活をサボったってこと? うーん」

    「どうにも継ぎ接ぎで、無理やり取り繕ってる感じがしてさ」

    「あっ! 向こうから歩いてくる娘、ソフト部だったはずだよ。確かめてみよう」

    「論より証拠、だよ。ボクは、幼馴染ちゃんがそんな考えの浅い嘘を吐くとは思えない」

    81 = 47 :

    >>79
    それは分かってるよ
    分かってるからこそ男が憎いんじゃないかっ……!
    幼馴染は10年間好意を抱いていたっていうのにっ……!

    82 = 72 :

    >>81
    感情移入しすぎておかしくなってるぞ
    落ち着いて空気中のニュートリノ数えろ

    83 = 58 :

    >>82
    そうゆうとこだよ...

    84 :

    がんばれっ!がんばって幼!ファイオー!

    85 = 74 :

    ここまでだと男と女さんがまともで友が狂ってるようにしか見えんな
    幼馴染も誇張するあたり黒いし

    87 = 1 :

    「ねえ、ちょっといいかな?」

    クラスメイト「友ちゃんどうしたの?」

    「キミの部活仲間に女ちゃんいるでしょ? 彼女、最近部活をサボったーなんてことあるかな?」

    クラスメイト「えーまさかぁ! 女ちゃんがサボるようなこと、絶対ないよ」

    「や、やっぱり……」

    クラスメイト「うちの部で先輩押しのけてエースだもんね。親のお通夜だろうが練習休んだら殺されちゃうよ」

    「はっはっは、そりゃ大変だ。女ちゃんの親族が死なないよう祈るばかりだね」

    「…………」

    (そりゃそうだ。『サボった日』はないもんね)

    88 :

    とても読んでられん

    89 = 74 :

    友ひどすぎるwwww

    90 = 16 :

    91 = 47 :

    幼馴染が言った「女さんが16時30分に帰った」ってのは本当のことなのに男は信じてくれないし
    「昨日ソフト部休みだったの?」ぐらい聞けよ馬鹿かよ

    92 :

    >>91
    お前が馬鹿

    93 = 74 :

    友がどうしたいのか気になるな
    幼馴染を独占したいならわざわざ女の悪口拭き込んで希望を持たせたりしないだろうし

    94 :

    >>93
    男に信じてもらえなくて傷ついたとこを優しくする奴だろ

    95 = 1 :

    「最近、女ちゃんが休んだ日はなかったらしいね……」

    「…………」

    「残念だけど、これはそういうことなんだろう」

    「でもさ、そもそもこれは、男ちゃんが悪いんじゃあないのかな」

    「え?」

    「おいおい、とぼけるのはなしだろう」

    「とっくに気づいてたんでしょ? 幼馴染ちゃんが、君のこと好きなの」

    「……あいつのことを、そういう対象としては見れないんだ」

    「きっぱり謝るか、徹底して距離を置くかした方がいいんじゃないのかな?」

    「距離を置くって、そんな……」

    96 = 74 :

    >>94
    なにそれ酷い

    98 = 47 :

    男頑張れ
    友に誘導されるな
    しかし友は誘導上手いな

    99 = 1 :

    「そうかな? ボクはそうは思わないけどね」

    「そ、そうか?」

    「確かにさっぱり謝っちゃえば、男ちゃんは気が楽だろうね」

    「お前、そんな嫌な言い方しなくても……」

    「でも、幼馴染ちゃんはどうだろう?」

    「君が中途半端に歩み寄る姿勢を見せれば、幼馴染ちゃんは君のことを諦められないだろうねぇ」

    「君が誤魔化し続けて、生ぬるい関係をこれまで続けてきていたように、これからも、ね」

    「お、俺はただ……親友としての関係を、壊したくなかったから……」

    「幼馴染ちゃんの容姿ならきっと、君みたいなのに引っかからなければ、優しくて恰好いい彼氏のひとりでもできていただろうねぇ……」

    「…………」

    「男ちゃんのできる罪滅ぼしはひとつだよ、嫌われてあげることだ」

    「ドラマの主人公を気取って、格好良く振ってあげることじゃない」

    「悪役に徹して、そっと幼馴染ちゃんの世界からフェードアウトしてあげることだけだね」

    「ほ、他にいくらでもやりようがあるだろ!」

    「ここまで状況を持って来たのは、君以外の誰でもないよ。鈍感気取って気持ち踏みにじって、あわよくば何事もなかったかのようにできたらいいなって……それ、虫が良すぎるんじゃあないかな?」

    100 = 1 :

    「ここで決めなよ。幼馴染ちゃんの幸せな高校生活を願うか……」

    「幼馴染ちゃんの中の、格好いい君の幻影を守るか、ふたつにひとつさ」

    「…………」

    「どっちを選んだって責めやしない。全力で応援してあげるよ。男ちゃんはボクの、大事な友人だからね」

    「……ありがとうな」

    「それだけ言っておいて、逃げ道まで作ってくれるんだもんな。お前はいい奴だよ」

    「…………」

    「俺が間違ってた。清算しよう」

    (いい奴……ね)

    (結局は君も……)


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