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    元スレ幼馴染「え……す、好きな人ができた?」

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    1 :

    「ああ、完全に恋に落ちちまったみたいだ。胸のときめきがforever nightなんだ」

    幼馴染「へ、へぇー……。あ、そ、その……その相手ってひょっとしてわた……」

    「そ、それは言えねーよ」

    幼馴染(わ、私じゃん! この反応、完全に私じゃんこれ!)

    幼馴染「わ、私も好きな人できたって言うか……まあ、前からっていうか……」

    「ほう。友の奴とか」

    幼馴染「…………」

    「あ、男君と幼馴染ちゃん! よかった~、ふたりがゆっくり歩いてるっていうことは、まだ朝礼に余裕で間に合う感じじゃん」

    幼馴染「女さん、おはおう」

    「ひゃ……お……おば、おは……げふっげふっ! お……おはよう!」

    「アハハ、男君おっかしー! なに、ジュースでも飲んでたの?」

    幼馴染「ん?」

    7 :

    定期になったの?

    9 = 1 :

    幼馴染「お、男が朝言ってた好きな人って、女さん?」

    「あ? こ、声がでかいって!」

    幼馴染「女さん?」

    「そ、それはその……」

    幼馴染「女さん?」

    「はい……そうです」

    幼馴染「…………」プルプルプル

    「どうした?」

    幼馴染「あっ、あはっ、あははははっ! いや、男の弱み握っちゃったなと思って」

    「なっ!」

    幼馴染「あー、今度何奢ってもらおっかなー。あはっ、あははははっ」

    12 = 4 :

    13 = 1 :

    「おいおい笑うなよ、こっちは一応真剣なんだぞ」

    幼馴染「真剣って何が? 恋が? 男と女さんに接点があったこと自体、私初めて知ったよ」

    「じ、自習室で一緒になって……ちょいちょい喋るようになった」

    幼馴染「ちょっとお話しただけなんでしょ? そんなので好きになるの? そんなので真剣な恋って言えるの?」

    「お前、今日様子おかしくないか……?」

    幼馴染「そ、そう? あ……私、次の授業の教科書、家に忘れてるかも」

    幼馴染「ちょっと確認したいから、私先教室に戻るね」

    「それなら俺も戻……行っちまった。慌ただしい奴」

    14 :

    頑張れ幼馴染

    病みそう…

    17 :

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    18 = 1 :

    「あれ……幼馴染、戻ってない? 他のクラスに教科書借りに行ったか」

    「幼馴染ちゃんなら、さっき物凄い勢いで早退したよ。頭痛がするとか言って」

    「え、そうなのか。そういえばちょっと様子変だったな」

    「あれ、男ちゃんは彼女が早退するってこと、聞いていないのかい?」

    「なにも。教科書忘れたかもしれないから確認してくるとしか」

    「男ちゃんに何も言わないで帰るなんてねぇ……。後ろ暗いことでもあるのかな?」

    「考えすぎだろ。お前の悪い癖だぞ」

    「あれこれ妄想するの、趣味だからね。想像力は大事だよ」

    21 :

    友はオカマなの?

    22 = 1 :

    幼馴染「……はあ、死にたい」

    幼馴染「思えば幼稚園からだから、もう会って10年なんだよねぇ……」

    幼馴染「ずーっと両想いじゃないか両想いじゃないかって思ってたけど、まさかここにきて全否定されるとは思わなかったよ……はぁ」

    幼馴染「なんか勢いだけで早退しちゃったなぁ、さぼるの癖になったらどーしょ」

    幼馴染「……虚しい。私にもうちょっと胸があったら、違ってたかなぁ……」スッ

    「やっほー幼馴染ちゃん。奇遇だね、ボクも今から帰るところなんだ」

    幼馴染「えっ?」

    「ちょっとデートしようよ、せっかくだしさぁ」

    幼馴染「と、友ちゃんも早退したの?」

    23 = 2 :

    友ちゃんは女の子だな

    24 :

    幼馴染って女じゃなく普通の男なんだろうな

    25 :

    幼馴染ってそんなにありがたいかね、自分にも生家のすぐ近くに
    住んでた女の子とチューとかしてたらしいが全然記憶にない

    5年前にバイトで勘違いして振っちゃたことなら昨日のことのように
    回想してるが

    26 = 24 :

    幼馴染に私って言う男居るんだよなあ
    クラスメイトにはワシってのも居たし

    27 = 1 :

    「暑いねぇ、ジュースいる? さっき自動販売機で当たりが出て、2本持ってるんだよ」

    幼馴染「……ありがとう」

    「それで、さ、男ちゃんとなんかあったの?」

    幼馴染「……男……好きな人ができたって」

    「え? それは、幼馴染ちゃん以外に?」

    幼馴染「…………」コクリ

    「うぉう、まさか男が……。そのパターン、あんまり考えたことなかったな」

    幼馴染「女さん、2組の女さんだって……」

    「ふむふむなるほどね。それで、幼馴染ちゃんはどうするの?」

    幼馴染「え?」

    28 = 1 :

    「え? じゃないよ。諦めるの? 応援するの?」

    幼馴染「わ、私は……。応援、しようかな」

    「……それで、いいの?」

    幼馴染「う、うん。私は、男が幸せならそれで我慢できる……我慢できるから」

    「ふー。健気だねぇ幼馴染ちゃんは」

    「でも、それで本当にいいの?」

    幼馴染「わ、私は今のままで十分幸せだし……」

    「水刺すような真似して、嫌われるのが怖いだけなんじゃないの?」

    幼馴染「…………」

    「男ちゃん、彼女できたら幼馴染ちゃんと今まで通り接してくれるかな?」

    「男ちゃん変なところで律儀だから、彼女以外の女と連絡取らないーとか、言い出しちゃうかもしれないよ」

    33 = 16 :

    34 = 1 :

    幼馴染「わ、わたしは……私は……」

    「大丈夫。いざとなったらボクが汚名を被ってあげるよ」

    「だから安心して。幼馴染ちゃんは存分に2人の仲を引き裂いてやればいい」ポンっ

    幼馴染「そんなこと……」

    「ははっ、さすがに冗談さ。でも、今ちょっとでも迷ったなら、何かするべきなんじゃないのかなぁ。後悔するよ?」

    幼馴染「…………」

    「……こういうこと言うの本当は嫌いなんだけど、噂だけど、女ちゃん、今付き合っている彼氏がすでに2人いるらしいよ」ボソッ

    幼馴染「えっ?」

    「じゃあボクはこれで。せっかくだからテレビの番組に間に合いたいからさ」

    幼馴染「う……うん」

    36 = 1 :

    幼馴染「女さん……彼氏さん、いるのかな」

    幼馴染「おと、男……からかわれてるのかな?」

    幼馴染「噂だし、単なる噂だし……」

    幼馴染「でも火のないところに煙は立たないっていうし、情報源が友ちゃんだし……」

    幼馴染「それなりに確証がなかったら、こんなこと私に言わないはず……」

    幼馴染「……明日、いや、今日! 女さんの後をつけてみよう、うん」

    37 = 14 :

    ワクワク

    38 = 1 :

    プルルルルル プルルルルル

    ガチャ
    金髪「友か? どうした、今日早退したらしいじゃん」

    『ちょっと体調悪くてね。今どこにいる?』

    金髪「授業さぼってひとりで屋上だけど? つーか、この時間にかけてきてよく電話とってもらえると思ったな」

    『まあ、金髪ちゃんのことだから、どうせサボってると思ってたよ』

    金髪「で、どしたのよ?」

    『今日ね、金髪ちゃんが熱を上げてる女ちゃん、部活が急に休みになったらしいよ』

    『部活メンバーで遊びに行くような話は出そうにないっぽいから、彼女今日暇なんじゃないかな?』

    『どう? 教室前で張っといて一緒に帰って、ダメ元でどっか誘ってみるとかさ」

    金髪「だ、ダメ元ってなんだよ! わかんねーだろーが!」

    金髪「でもありがとよ。お前、ほんと情報通だよな。相談してよかったわ」

    『ふふっ。喜んでもらえると、ボクも嬉しいよ」

    『頑張ってね。一般論だけどさ、恋愛は押したものがちだよ」

    39 :

    だんだん女が男を騙してる雰囲気になってるけど
    まだ女さんは何もしてない件

    40 :

    カプ厨かこいつ

    41 :

    NTRじゃないのかよ

    42 = 8 :

    /nox/remoteimages/32/2c/10055ae40a57b2222acb9b197b19.jpeg

    43 = 1 :

    先生「では皆さん、気をつけて帰るように」

    (今日ソフト部ないから直帰かぁ、平日16時代に帰路につけるって、なんだか新鮮だねぇ)

    (男君って帰宅部だったし、もう帰るんだよね? 一緒に帰ろって言ったら変かなぁ……そういう仲じゃないかぁ)

    「一応彼のクラス覗きに行こうかなぁ……」

    金髪「おーい、女さん」

    「……あ、確か中学で一緒だった金髪君」

    金髪「こ、高校入ってから何回か話してるって……」

    「え、あ、ああうん! もちろん覚えてるよって!」

    金髪「今日もし時間あったらなんだけど、一緒に帰らねぇ?」

    「え?」

    金髪「えと……ほら、ちょっと話したいことあってさ」

    「…………」

    金髪「実は中学最後のクラスの同窓会チックなもの企画したくてさ。その相談がてらに」

    「あー、うん。いいよ、今日私、たまたま部活なくて帰るだけだったしね」

    44 :

    友行動力ありすぎだろ

    45 :

    人物がよくわからんくなった

    47 :

    >>45
    多分視点がコロコロ変わるから混乱するんだと思う


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