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    元スレ幼馴染「え……す、好きな人ができた?」

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    1 :

    「ああ、完全に恋に落ちちまったみたいだ。胸のときめきがforever nightなんだ」

    幼馴染「へ、へぇー……。あ、そ、その……その相手ってひょっとしてわた……」

    「そ、それは言えねーよ」

    幼馴染(わ、私じゃん! この反応、完全に私じゃんこれ!)

    幼馴染「わ、私も好きな人できたって言うか……まあ、前からっていうか……」

    「ほう。友の奴とか」

    幼馴染「…………」

    「あ、男君と幼馴染ちゃん! よかった~、ふたりがゆっくり歩いてるっていうことは、まだ朝礼に余裕で間に合う感じじゃん」

    幼馴染「女さん、おはおう」

    「ひゃ……お……おば、おは……げふっげふっ! お……おはよう!」

    「アハハ、男君おっかしー! なに、ジュースでも飲んでたの?」

    幼馴染「ん?」

    2 :

    またお前か

    3 = 1 :

    幼馴染「お、男が朝言ってた好きな人って、女さん?」

    「あ? こ、声がでかいって!」

    幼馴染「女さん?」

    「そ、それはその……」

    幼馴染「女さん?」

    「はい……そうです」

    幼馴染「…………」プルプルプル

    「どうした?」

    幼馴染「あっ、あはっ、あははははっ! いや、男の弱み握っちゃったなと思って」

    「なっ!」

    幼馴染「あー、今度何奢ってもらおっかなー。あはっ、あははははっ」

    4 :

    悲しいなぁ

    5 = 1 :

    「おいおい笑うなよ、こっちは一応真剣なんだぞ」

    幼馴染「真剣って何が? 恋が? 男と女さんに接点があったこと自体、私初めて知ったよ」

    「じ、自習室で一緒になって……ちょいちょい喋るようになった」

    幼馴染「ちょっとお話しただけなんでしょ? そんなので好きになるの? そんなので真剣な恋って言えるの?」

    「お前、今日様子おかしくないか……?」

    幼馴染「そ、そう? あ……私、次の授業の教科書、家に忘れてるかも」

    幼馴染「ちょっと確認したいから、私先教室に戻るね」

    「それなら俺も戻……行っちまった。慌ただしい奴」

    6 :

    パンツ脱いだ

    7 = 1 :

    「あれ……幼馴染、戻ってない? 他のクラスに教科書借りに行ったか」

    「幼馴染ちゃんなら、さっき物凄い勢いで早退したよ。頭痛がするとか言って」

    「え、そうなのか。そういえばちょっと様子変だったな」

    「あれ、男ちゃんは彼女が早退するってこと、聞いていないのかい?」

    「なにも。教科書忘れたかもしれないから確認してくるとしか」

    「男ちゃんに何も言わないで帰るなんてねぇ……。後ろ暗いことでもあるのかな?」

    「考えすぎだろ。お前の悪い癖だぞ」

    「あれこれ妄想するの、趣味だからね。想像力は大事だよ」

    8 = 1 :

    幼馴染「……はあ、死にたい」

    幼馴染「思えば幼稚園からだから、もう会って10年なんだよねぇ……」

    幼馴染「ずーっと両想いじゃないか両想いじゃないかって思ってたけど、まさかここにきて全否定されるとは思わなかったよ……はぁ」

    幼馴染「なんか勢いだけで早退しちゃったなぁ、さぼるの癖になったらどーしょ」

    幼馴染「……虚しい。私にもうちょっと胸があったら、違ってたかなぁ……」スッ

    「やっほー幼馴染ちゃん。奇遇だね、ボクも今から帰るところなんだ」

    幼馴染「えっ?」

    「ちょっとデートしようよ、せっかくだしさぁ」

    幼馴染「と、友ちゃんも早退したの?」

    9 = 1 :

    「暑いねぇ、ジュースいる? さっき自動販売機で当たりが出て、2本持ってるんだよ」

    幼馴染「……ありがとう」

    「それで、さ、男ちゃんとなんかあったの?」

    幼馴染「……男……好きな人ができたって」

    「え? それは、幼馴染ちゃん以外に?」

    幼馴染「…………」コクリ

    「うぉう、まさか男が……。そのパターン、あんまり考えたことなかったな」

    幼馴染「女さん、2組の女さんだって……」

    「ふむふむなるほどね。それで、幼馴染ちゃんはどうするの?」

    幼馴染「え?」

    10 :

    友はいいやつ

    11 = 1 :

    「え? じゃないよ。諦めるの? 応援するの?」

    幼馴染「わ、私は……。応援、しようかな」

    「……それで、いいの?」

    幼馴染「う、うん。私は、男が幸せならそれで我慢できる……我慢できるから」

    「ふー。健気だねぇ幼馴染ちゃんは」

    「でも、それで本当にいいの?」

    幼馴染「わ、私は今のままで十分幸せだし……」

    「水刺すような真似して、嫌われるのが怖いだけなんじゃないの?」

    幼馴染「…………」

    「男ちゃん、彼女できたら幼馴染ちゃんと今まで通り接してくれるかな?」

    「男ちゃん変なところで律儀だから、彼女以外の女と連絡取らないーとか、言い出しちゃうかもしれないよ」

    12 = 1 :

    幼馴染「わ、わたしは……私は……」

    「大丈夫。いざとなったらボクが汚名を被ってあげるよ」

    「だから安心して。幼馴染ちゃんは存分に2人の仲を引き裂いてやればいい」ポンっ

    幼馴染「そんなこと……」

    「今ちょっとでも迷ったなら、何かするべきなんじゃないのかなぁ。後悔するよ?」

    幼馴染「…………」

    「これは噂なんだけど、女ちゃん、今付き合っている彼氏がすでに2人いるらしいよ」ボソッ

    幼馴染「えっ?」

    「じゃあボクはこれで。せっかくだからテレビの番組に間に合いたいからさ」

    幼馴染「う……うん」

    13 :

    謎定期

    14 :

    てす

    15 = 1 :

    幼馴染「女さん……彼氏さん、いるのかな」

    幼馴染「おと、男……からかわれてるのかな?」

    幼馴染「噂だし、単なる噂だし……」

    幼馴染「でも火のないところに煙は立たないっていうし、情報源が友ちゃんだし……」

    幼馴染「それなりに確証がなかったら、こんなこと私に言わないはず……」

    幼馴染「……明日、いや、今日! 女さんの後をつけてみよう、うん」

    16 :

    ビアンカとフローラか

    17 = 1 :

    プルルルルル プルルルルル

    ガチャ
    金髪「友か? どうした、今日早退したらしいじゃん」

    『ちょっと体調悪くてね。今どこにいる?』

    金髪「授業さぼってひとりで屋上だけど? つーか、この時間にかけてきてよく電話とってもらえると思ったな」

    『まあ、金髪ちゃんのことだから、どうせサボってると思ってたよ』

    金髪「で、どしたのよ?」

    『今日ね、金髪ちゃんが熱を上げてる女ちゃん、部活が急に休みになったらしいよ』

    『部活メンバーで遊びに行くような話は出そうにないっぽいから、彼女今日暇なんじゃないかな?』

    『どう? 教室前で張っといて一緒に帰って、ダメ元でどっか誘ってみるとかさ」

    金髪「だ、ダメ元ってなんだよ! わかんねーだろーが!」

    金髪「でもありがとよ。お前、ほんと情報通だよな。相談してよかったわ」

    『ふふっ。喜んでもらえると、ボクも嬉しいよ」

    『頑張ってね。一般論だけどさ、恋愛は押したものがちだよ」

    18 = 1 :

    先生「では皆さん、気をつけて帰るように」

    (今日ソフト部ないから直帰かぁ、平日16時代に帰路につけるって、なんだか新鮮だねぇ)

    (男君って帰宅部だったし、もう帰るんだよね? 一緒に帰ろって言ったら変かなぁ……そういう仲じゃないかぁ)

    「一応彼のクラス覗きに行こうかなぁ……」

    金髪「おーい、女さん」

    「……あ、確か中学で一緒だった金髪君」

    金髪「こ、高校入ってから何回か話してるって……」

    「え、あ、ああうん! もちろん覚えてるよって!」

    金髪「今日もし時間あったらなんだけど、一緒に帰らねぇ?」

    「え?」

    金髪「えと……ほら、ちょっと話したいことあってさ」

    「…………」

    金髪「実は中学最後のクラスの同窓会チックなもの企画したくてさ。その相談がてらに」

    「あー、うん。いいよ、今日私、たまたま部活なくて帰るだけだったしね」

    19 = 1 :

    幼馴染「暇だなぁ、校門前で張り込みするの」

    幼馴染「それより、私ばれないかなこれ。帽子と伊達眼鏡、余計に怪しい気も……」

    幼馴染「ま、まあいっか。ばれたらばれたときで、たまたま散歩してた双子の姉だって言い張ろう」

    幼馴染「お腹空いたな、コンビニ行きたい……。ちょっと5分だけ目を離すってセーフだよね」

    幼馴染「あ! 女さん‼︎」

    幼馴染「だ、誰かと並んで歩いてる……。確か、金髪って人だったような」

    幼馴染「同じクラスじゃあなかったはずだけど、ただの男友達だとして、わざわざ時間合わせて帰るものかな? それも二人きりで」

    幼馴染「ひょ、ひょっとして、あの人が女さんの彼氏!?」

    幼馴染「やや、やっぱり女さん彼氏いるんだ……」

    幼馴染「男……。男、女さんにからかわれてるんだ、きっと」

    20 :

    これ前に完結しなかったやつだろ

    21 :

    拗れる予感しかない

    22 :

    既視感

    23 = 1 :

    『…………』

    『おいお前、ひとりでなにやってんだ?』

    『…………』

    『なにやってんだって』

    『あっ! ありさん潰してる! おい、やめろよ』

    『…………』

    『やめろっつってんだろ!』

    ドンッ

    「!!」

    「……こういう強い衝撃に襲われてる夢を見ると、起きた直後に浮遊感みたいなものを覚えるよね」

    「懐かしいね。小学校に入ったばっかりの時か。確かあの後……」

    「ま、いいや。それより、昨日結局どこまでうまく行ったかが気がかりだね」

    24 = 1 :

    幼馴染「ね、ねえ、男。ちょっとふたりきりで話したいことあるの。ご飯食べ終わったら、屋上について来てくれない?」

    「なんだよ、そんな深刻そうな顔して……」

    (……だいたい、大丈夫そうかな)

    「へぇー、幼馴染ちゃん、何か悩みごと? まあ、内緒のお話みたいだし、ボクは呼ばれるまで首突っ込まないよ」

    幼馴染「な、悩みごとってわけではないんだけどね……うん」

    幼馴染(教えなきゃ……男のために、ちゃんと教えてあげなきゃ)

    25 = 1 :

    幼馴染「あ、あのね……、たまたま耳にしたんだけどね、えっと」

    「な、なんだよ」

    幼馴染「女さん、彼氏いるかもしれないって。それも、複数人」

    「え⁉︎ い、いや、それはない……。噂だろ、噂。聞き間違えとかだろ」

    幼馴染「そ、それだけじゃなくて、私見たの。ほらあの、私たちの学年に金髪のチャラそうな人いるでしょ?」

    「あいつがどうしたんだよ」

    幼馴染「あの人と、一緒に帰ってるの、見たの」

    「い、一緒に帰るくらい、方向が同じでちょっと仲良かったらあるだろ」

    幼馴染「でも……だって……」

    「だって、なんだよ。そもそも、お前は関係ないことだろ」

    幼馴染「か、関係ないって何? 私は、私は男のためを思って!」

    「……すまん、言い方が悪かった。でも俺は、そんな噂、嘘だと思う」

    幼馴染「でも、見たもん! えっと……手、繋いでた……かな」

    「なっ! ほ、本当にか?」

    幼馴染「…………う、うん。あんまりはっきりとは見えなかったけど、たぶん、そうだった……かな」

    26 :

    もう3回以上は見てる

    27 = 1 :

    「…………」

    幼馴染「げ、元気出してよ! よくあることだって! そうだ、今日私の奢りで……」

    「いつ、それを見たんだ?」

    幼馴染「ふぇっ?」

    「昨日、俺の話を聞いた時にはすでに知ってたのか?」

    幼馴染「そんなことないよ! あのとき知ってたら言ってるよ!」

    「じゃあ、昨日か?」

    幼馴染「うん。昨日……あ」

    「今朝、昨日の体調どうだったか俺が訊いたとき、ずっと寝てたらましになったって言ってたよな?」

    幼馴染「そ、それは……」

    「お前、本当に見たのか?」

    28 = 1 :

    幼馴染「な、なんでそんなこと言うの? 私は、私は男のためを思って言ってるんだよ!」

    「だから、それをいつお前が見れたんだよ!」

    幼馴染「……き、昨日は、女さんのことでちょっと気になる話を聞いたから、様子を見に高校まで戻ったの」

    「それは、何時頃だ?」

    幼馴染「16時……30分? 終礼から割とすぐだったと」

    「女さんはな、ソフト部に入ってるから、その時間帯に高校を出ることはあり得ないんだ」

    幼馴染「そ、そんな……見た、私見たよ!」

    「彼女はソフトボール部の投手でな。そこそこ強豪のチームだし、エースが練習を気軽に休むとは思えない」

    幼馴染「こ、これは本当だよ! 見た、見たもん!」

    29 = 1 :

    「……お前さ、嘘を吐くとき、頬辺りを人差し指で擦る癖が出てるぞ」

    幼馴染「え、あ、いや、これは……」

    「…………」

    幼馴染「本当に見たの! や、やめてよ、その目!」

    幼馴染「なんならソフト部の他の子に確認取ってみてよ! 絶対、昨日はさぼってたんだって!」

    幼馴染「どうして……どうして私の言うことが信じられないの?」

    「……お前、昨日から変だぞ。疲れてるんじゃあないのか?」

    30 :

    好きっていっちゃえYO

    31 :

    終わらせる気あるのかわからん奴か

    32 = 16 :

    男が急にジョジョっぽくなったな

    33 = 1 :

    「…………」

    「……どーしたの、男ちゃん。らしくないじゃないか、女の子を泣かせちゃうなんかさ」

    「場合によってはボク、もの凄く男ちゃんにがっかりしちゃうかもしれないな」

    「幼馴染の奴、なんだか様子がおかしいんだ。女さんに、何人も彼氏がいるとか……昨日も彼氏と腕を組んで帰ってたとか」

    「昨日って、ソフト部が終わる時間帯だから18時頃に? 彼氏さんは何か部に入ってるの?」

    「いや、それが終礼終わってすぐの時間に見たそうだ」

    「はて、なんだか要領を得ないね。つまり、女ちゃんが部活をサボったってこと? うーん」

    「どうにも継ぎ接ぎで、無理やり取り繕ってる感じがしてさ」

    「あっ! 向こうから歩いてくる娘、ソフト部だったはずだよ。確かめてみよう」

    「論より証拠、だよ。ボクは、幼馴染ちゃんがそんな考えの浅い嘘を吐くとは思えない」

    35 = 1 :

    「ねえ、ちょっといいかな?」

    クラスメイト「友ちゃんどうしたの?」

    「キミの部活仲間に女ちゃんいるでしょ? 彼女、最近部活をサボったーなんてことあるかな?」

    クラスメイト「女ちゃんは一回も休んだことないんじゃなかったかな」

    「や、やっぱり……」

    クラスメイト「うちの部で先輩押しのけてエースだもんね。親のお通夜だろうが練習休んだら殺されちゃうよ」

    「はっはっは、そりゃ大変だ。女ちゃんの親族が死なないよう祈るばかりだね」

    「…………」

    36 = 1 :

    「最近、女ちゃんが休んだ日はなかったらしいね……」

    「…………」

    「残念だけど、これはそういうことなんだろう」

    「でもさ、そもそもこれは、男ちゃんが悪いんじゃあないのかな」

    「え?」

    「おいおい、とぼけるのはなしだろう」

    「とっくに気づいてたんでしょ? 幼馴染ちゃんが、君のこと好きなの」

    「……あいつのことを、そういう対象としては見れないんだ」

    「きっぱり謝るか、徹底して距離を置くかした方がいいんじゃないのかな?」

    「距離を置くって、そんな……」

    37 = 1 :

    「そうかな? ボクはそうは思わないけどね」

    「そ、そうか?」

    「確かにさっぱり謝っちゃえば、男ちゃんは気が楽だろうね」

    「お前、そんな嫌な言い方しなくても……」

    「でも、幼馴染ちゃんはどうだろう?」

    38 = 1 :

    「君が中途半端に歩み寄る姿勢を見せれば、幼馴染ちゃんは君のことを諦められないだろうねぇ」

    「君が誤魔化し続けて、生ぬるい関係をこれまで続けてきていたように、これからも、ね」

    「お、俺はただ……親友としての関係を、壊したくなかったから……」

    「幼馴染ちゃんの容姿ならきっと、君みたいなのに引っかからなければ、優しくて恰好いい彼氏のひとりでもできていただろうねぇ……」

    「…………」

    「男ちゃんのできる罪滅ぼしはひとつだよ、嫌われてあげることだ」

    「ドラマの主人公を気取って、格好良く振ってあげることじゃない」

    「悪役に徹して、そっと幼馴染ちゃんの世界からフェードアウトしてあげることだけだね」

    「ほ、他にいくらでもやりようがあるだろ!」

    「ここまで状況を持って来たのは、君以外の誰でもないよ。虫が良すぎるんじゃあないかな?」

    39 = 1 :

    「ここで決めなよ。幼馴染ちゃんの幸せな高校生活を願うか……」

    「幼馴染ちゃんの中の、格好いい君の幻影を守るか、ふたつにひとつさ」

    「…………」

    「どっちを選んだって責めやしない。全力で応援してあげるよ。男ちゃんはボクの、大事な友人だからね」

    「……ありがとうな」

    「それだけ言っておいて、逃げ道まで作ってくれるんだもんな。お前はいい奴だよ」

    「…………」

    「俺が間違ってたよ。清算しよう、今までの俺を」

    (いい奴……ね)

    (結局は君も……)

    40 = 1 :

    ドンッ

    「ごめんごめん。最近、寝不足でね」ニコッ

    「いやいや、私の方こそごめんなさいね」

    スタッ スタッ スタッ

    「…………」

    (今日中にトドメを刺そう。ここが正念場だね)

    「携帯電話は没収させてもらうよ、女ちゃん」スッ

    「想定外のことが起きるのだけは、避けたいんだ。ことがすんだら返すからさ」

    41 = 1 :

    「ら、らぶれたー?」ガコッ

    「……だ、誰も見てないよねっ!」サッサッ

    「差出人は……お、おとこ君……。部活後、屋上にきてくださいって……」

    「そ、そんな、待っててくれてるのかな?」アセッ アセッ

    「ど、どっちみち、こんなの、ソフトボールに身なんて入らないってば!」

    42 :

    拗れるよこれぇ

    43 = 16 :

    みんな気持ち悪いな

    44 = 1 :

    「……女の子からラブレターもらったの、初めてだなぁ」

    「さすが、異性からはもらったことあるんだ。女ちゃん、美人だもんねぇ」

    「私の名前、知ってるんだ。まあ、知らない人呼び出さないかぁ……」

    「別にそう言うのが嫌いなわけじゃないけど、ちょっと馴れ馴れしくない?」

    「こう見えて自覚はあるんだよ。使いどころは、間違えたことがないからさ」ニコッ

    「あなた、男君のこと好きなの?」

    「ボクは、そんなんじゃないよ。それより、君に教えておかないといけないことがあるんだ」

    「これはキミのために言っているんだ。本当にね」

    45 = 1 :

    「いいかい、君は知っておかなければならない。ボクがこれから話すことを、ね」

    「男ちゃんは優しすぎるから、きっと君には黙っているだろうから」

    「…………」

    「……女ちゃん、ボクの話、そんなに興味ないかなぁ」

    「あなた、男君のこと好きなんでしょう?」

    「……諄いよ。いいかい、一度しか忠告しないよ? 女ちゃん、君は……」

    「あなたの笑い方、男君そっくりだもん」

    「!?」

    「それも、表面だけ必死に似せたみたいな、中身のない笑い方」

    46 :

    すごい既視感

    47 :

    幼馴染スレと見せかけたホモスレかと思ったら違った

    48 :

    友女かよ

    50 :

    結局これ再放送なん?


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