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    元スレみほ「優花里さんから洗ってない犬の匂いがする…」

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    101 :

    みほ「これはもう…」

    「強制執行しかありません!」ガバッ!

    沙織「わっ!?持ち直した!?」

    「セイッ!!」

    ガシッ!

    優花里「へっ五十鈴殿?」キョトン

    「沙織さん左の手をお願いします!」

    沙織「ガッテンだよ!」

    ガシッ!

    優花里「な、何ですかー!? 何故ロズウェル事件のような体勢に…!」

    みほ「優花里さん……」

    優花里「に、西住殿、これは一体…」

    みほ「お風呂…はいろっか」ニコッ

    優花里「へっ?」

    102 = 101 :

    「さっそく大浴場へ」

    沙織「レッツゴー」

    ズルズルズル…

    優花里「ちょちょちょ、突然何故ですか!?」

    みほ「優花里さんをこれからちゃんと洗ってあげるの」

    優花里「ちゃ、ちゃんと?」

    優花里「お言葉ですが西住殿! 私の入浴方法は無駄な時間のカットを積極的に行った合理的な物ですよ!」

    優花里「皆さん中々分かってくれませんが人間が数日風呂に入らないだけで極端に汚れたり病気になったしませんよ!」

    優花里「現に私は元気でピンピンしてますしどこも汚いところなんて…」

    104 = 101 :

    みほ「麻子さん」

    麻子「了解」

    ガバッ

    優花里「うわっ、何ですかそのカラカラの消臭剤…って近づけないでください!」

    優花里「くさっ!? 犬クサッ!! 野良犬を100匹濃縮したみた臭い!」

    優花里「な、何ですかこれ! 顔に押し付けないでくださいー!」

    みほ「臭い?」

    優花里「臭いですよ! もう保健所の檻にダイブしたかのような…」

    みほ「それの犬の数を5倍にしたのが優花里さんの体臭だよ」

    優花里「えっ」

    105 = 101 :

    麻子「いいのか、そんなにダイレクトに言っちゃって」

    みほ「完全に自覚がなかったとは言え、優花里さんの落ち度しか見当たらないからね…残念だけど」

    優花里「……えっ、これ、私…えっ?」

    沙織「混乱してるね」

    「力の抜けた今がチャンスです、大浴場へ運びましょう」

    みほ「うん! パンツァーフォー!」

    優花里「犬…野良犬…体臭…」ブツブツ

    ズルズルズル…

    106 = 101 :

    ーーー

    大浴場

    優花里「う、嘘です! そんな! 私の入浴方法は間違ってないはずです!」

    優花里「だって今までだって普通に…!」

    沙織「はいはい、動かないでねー」

    「ちゃんと私達が隅々まで洗ってあげますから」

    みほ「大人しくしててね。麻子さんそっちの足を抑えて」

    麻子「了解」

    優花里「やめてください~! シャンプーは嫌ですぅ~!」

    みほ「何だか本当にお風呂嫌いのワンちゃんみたい…」

    107 = 101 :

    沙織「ほーらゴシゴシ~」

    ゴシュゴシュ…

    ズルゥッ!

    沙織「きゃあぁぁ!? ゆかりんの皮膚が剥げた!?」ビクゥッ!!

    「はだしのゲンで見たことあります…」

    麻子「落ち着け、垢の塊だ」

    沙織「いや、尚のこと落ち着けないよ!! どんだけ洗わなかったのこの子!?」

    みほ「これは徹底的に洗わないと…!」

    みほ「『あわあわ大作戦』です、パンツァーフォー!!」

    四人「おおー!!」ゴシゴシゴシ!!

    優花里「だ、ダメです、そこは流石に自分で……ああっ! そんなとこまで…!」

    優花里「ひいぃーー!! 誰か助けてくださいぃーーー!!」

    108 :

    いいね!

    109 :

    ぼくも手伝うよぉゴシゴシ

    110 = 101 :

    ーーーーー
    ーーー


    20分後

    脱衣場

    優花里「お、おおー…!」ツヤツヤ

    優花里「す、凄いです…肌にツヤがあるしモチモチになりました…」モチモト

    優花里「髪の毛に変な脂も乗っかってません…」フサフサ

    優花里「そして何より…」

    優花里「さっきまで私が着てた服から物凄い獣臭がする! あの消臭剤と同じかそれ以上!」

    優花里「皆さん、どうやら私は今までとんでもないご迷惑を……知らず知らずの内に自分が毒ガス兵器になっていたなんて……!」

    沙織「やっと…分かってくれたんだね……!」ジ-ン…

    麻子「長かったな」

    「ある意味感慨深いですね…!」ジ-ン…

    111 = 108 :

    安心してレズセできるな

    112 = 101 :

    優花里「私……今までしれっと皆さんに野良犬臭を撒き散らかしていたなんて…謝っても謝りきれません!!」

    優花里「秋山優花里! 金輪際皆さんの近くにいられません! ましてや戦車の中の閉鎖空間なんて…!」

    みほ「落ち着いて優花里さん、もういいんだよ」

    優花里「ち、近づいちゃダメです! 私の野良犬臭が西住殿に移って…」

    みほ「落ち着いてってば…ほら」

    ぎゅっ

    優花里「ひゃうっ!? だ、抱き、抱きつき…」

    「まあ、大胆な抱擁…」

    みほ「すんすん……。うん、いい匂い!」

    優花里「に、西住殿…?」

    みほ「優花里さんは私達がしっかり洗ったもん、臭くなんかないよ」

    113 = 101 :

    みほ「確かに今まであの臭いで参っちゃったこともあったけど…」

    みほ「優花里さん自体を嫌いになってなんかないよ」

    沙織「私もー!」

    「お友達ですもの」

    麻子「当然だな」

    優花里「皆さん……!」

    優花里「私、これから毎日お風呂に入ります! シャンプーだってします! 心を入れ替えます!」

    優花里「私は……野良犬臭のする秋山優花里ではなく、いい匂いのする秋山優花里として、」

    優花里「皆さんの友達であり続けたいです!!」

    みほ「うん!!」

    114 = 101 :

    麻子「何はともあれ、一件落着だな」

    沙織「本当に良かったー」

    優花里「お騒がせしました」エヘヘ

    「あわあわ作戦は完了し、これにてナントカ作戦も大成功ですね」

    みほ「いや……まだ終わってはないよ…」

    優花里「へっ?」

    「それはどういう…」

    みほ「だって優花里さんは長いことお風呂に入らない生活をしてたんだもの」

    麻子「また元の生活に戻ってしまわないか少し心配か」

    沙織「た、確かに」

    115 = 101 :

    優花里「え、えー! 大丈夫ですよぉ、今回は懲りましたよ~!」

    「しかし前科があるとなると…」

    みほ「と言う訳で、優花里さんにはしばらく私の家に泊まってもらいます!」

    優花里「えぇーーーッ!?」

    沙織「みぽりんが監視役って訳だね!」

    みほ「うん! 私が優花里さんとちゃんと一緒にお風呂入って見張るから安心して」

    「いい考えですね」

    麻子「任せた」

    116 = 101 :

    優花里「そんなに信用ないなんてぇ………ん? それって同棲…?」

    優花里(しかも、一緒にお風呂まで……)

    優花里(……)

    優花里(め、めちゃくちゃ役得じゃないですかぁーーー!!)ムッハー!

    みほ「優花里さん覚悟してね。私がちゃんと見張って洗い尽くしてあげるから」

    優花里「い、いやぁー困っちゃいますねぇーーー!」モシャモシャ

    沙織「な、何か嬉しがってるような…」

    「みほさん、まるで保護者のようですね」

    麻子「どちらかというと飼い主だな」

    117 :

    ほぅ…

    118 = 108 :

    やったぜ。

    119 :

    まあ、ここに至るまでの理由があるから仕方ないか
    実際わんこみたいな人懐っこい可愛さがあるからな

    120 = 101 :

    ーーー

    一週間後

    戦車庫

    「なんか最近、野良犬っぽい臭いしなくなったね~」

    「ここらを寝床にしていた犬が消えたのでしょうか」

    麻子「西住さんの協力の成果か、如実に効果が出てきたな」

    沙織「IV号の残り香も消えてきたし、正に大団円だね」

    「私、本当に助かりました」

    優花里「皆さんお早いお集りで」

    みほ「おまたせ…」フラッ

    沙織「おっ噂をすれば…。へいへーい、新婚生活はどうなのー?」

    優花里「も、もう!そんなんじゃないですよぉー!」

    優花里「私、西住殿のおかげで最近綺麗好きなりました! 自分だけじゃなくお部屋の掃除にも凝りましてね!」

    みほ「えへへ、優花里さんにお部屋の掃除を手伝ってもらって大助かりなの……」フラフラ…

    121 = 117 :

    他のところも「お掃除」してるんじゃないでしょうか

    122 = 101 :

    沙織「へー! すごいじゃんゆかりん!(……あれ)」

    麻子「眼を見張る成長具合だな(……何だか西住さんが)」

    「素晴らしいですね!(……やつれているような)」

    優花里「もう野良犬なんて言わせませんよぉ! それでは私、先にIV号の整備の方に参ります!」

    タタタタ~ッ

    沙織「……みぽりん大丈夫? どこか具合悪いの?」

    麻子「何かあったのか?」

    「まさか優花里さんの体臭がまた…?」

    みほ「う、ううん、そうじゃないの…。ただ…その…」

    みほ「……」

    123 = 101 :

    みほ「あの……今日の練習終わったら、またナントカ作戦の会議してもいい?」

    沙織「ええっ!? 『何とかしてゆかりんの臭いを何とかしよう作戦』の?」

    麻子「それじゃあやっぱり…」

    「体臭がぶり返して…」

    みほ「いや、今回の作戦はそっちじゃくて、その…」





    みほ「『何とかして優花里さんの寝相とイビキと歯軋りを何とかしよう作戦』……なの」





    終わり

    124 = 108 :

    おつおつ

    125 = 101 :

    おまけ


    アリサ(……異常だ、ハッキリ言ってこの学園は異常だ)

    ハ-イ!
    グッモ-ニン!
    イェ-!

    アリサ(いくらアメリカ的文化を取り入れた学園だからって私達は日本人でしょ!? なのに何で…)

    ケイ「ねぇ、ちょっとアリサ。難しい顔しちゃってどうしたの? アーユーOK?」

    ムワッ

    アリサ「えっ、あ、うぅっ、ひゃい!」

    ナオミ「そういえばアリサはいつも夏場になるとこんな感じだな」

    ムワッ

    アリサ「にゃ、にゃんでもにゃぃ…」

    ケイ「変な声だしちゃって、もっとテンションアップアップ!」フリフリ!

    ムワワ~~~

    アリサ「ぅぅ、そ、そうでひゅね」

    アリサ(なんでワキガまでアメリカンなのよーーー!?)

    本当に終わり

    126 = 101 :

    終わり~
    ごめんねゆかりん嫌いじゃないよ大好きだよ
    一挙放送見た記念

    128 = 119 :

    ふふwかあいいオチおつと書こうと思ってたらおまけは要らなかったかも
    でも可愛かったからおつ

    129 = 109 :

    大洗乙


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