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元スレいろは「えっ、先輩東京の大学行くんですか?」八幡「ああ」
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一色「ほらほらすっごく美味しそうじゃないですかぁ?」
八幡「まぁ、こういうのってたまにすごい食べたくなるよな」
一色「ですよねー」
八幡「仕方ねえな……あ、すんません、8個入り1つください」
一色「やったー、はふはふ」
八幡「この青のりとソースの匂いはマジでダメだって、人を狂わせるんだって……」
一色「おいひいれふね」
八幡「うまいけどさあ……ラウンドワン行く前に一回家に帰って歯磨きしような」
一色「っ!! も、もしかして」
八幡「青のり」
一色「うっ、わ、わかりました……仕方ないです、一回帰って出直しましょう」
八幡「ま、時間がない訳じゃないんだ、気にするな」
一色「じゃあついでに焼きそばも食べましょうか」
八幡「ホントに気にしてないのね、君……」
八幡「まぁ、こういうのってたまにすごい食べたくなるよな」
一色「ですよねー」
八幡「仕方ねえな……あ、すんません、8個入り1つください」
一色「やったー、はふはふ」
八幡「この青のりとソースの匂いはマジでダメだって、人を狂わせるんだって……」
一色「おいひいれふね」
八幡「うまいけどさあ……ラウンドワン行く前に一回家に帰って歯磨きしような」
一色「っ!! も、もしかして」
八幡「青のり」
一色「うっ、わ、わかりました……仕方ないです、一回帰って出直しましょう」
八幡「ま、時間がない訳じゃないんだ、気にするな」
一色「じゃあついでに焼きそばも食べましょうか」
八幡「ホントに気にしてないのね、君……」
八幡「……これがラウンドワンか……」
一色「ほら先輩、ぼさっと突っ立ってないで行きましょう」
八幡「おわっ、ひ、引っ張るなって……」
一色「わー、久しぶりです」
八幡「なんかすげえ明るい……」
一色「そりゃまぁそうですよ」
八幡「しかもなんか音がやたら大きい……」
一色「まぁまぁ良いじゃないですか、ほら、何から遊びましょうか」
八幡「ていうかすげえ人多くね?」
一色「みんな私たちと似たようなものなんじゃないですかぁ?」
八幡「まぁそうだろうな」
一色「じゃあすぐ遊べるものを片っ端からやっていきましょう!」
八幡「うーむ、お手柔らかに頼むわ……」
一色「ほら先輩、ぼさっと突っ立ってないで行きましょう」
八幡「おわっ、ひ、引っ張るなって……」
一色「わー、久しぶりです」
八幡「なんかすげえ明るい……」
一色「そりゃまぁそうですよ」
八幡「しかもなんか音がやたら大きい……」
一色「まぁまぁ良いじゃないですか、ほら、何から遊びましょうか」
八幡「ていうかすげえ人多くね?」
一色「みんな私たちと似たようなものなんじゃないですかぁ?」
八幡「まぁそうだろうな」
一色「じゃあすぐ遊べるものを片っ端からやっていきましょう!」
八幡「うーむ、お手柔らかに頼むわ……」
八幡「もう7時か……」
一色「んーっ、遊びましたね!」
八幡「1年分遊び倒したわ……」
一色「ふふっ、先輩も途中から結構ノリノリでしたよ?」
八幡「そうかね」
一色「それじゃあ……行きますか」
八幡「だな」
一色「……先輩」
八幡「ん?」
一色「んーっ、遊びましたね!」
八幡「1年分遊び倒したわ……」
一色「ふふっ、先輩も途中から結構ノリノリでしたよ?」
八幡「そうかね」
一色「それじゃあ……行きますか」
八幡「だな」
一色「……先輩」
八幡「ん?」
一色「私、一応実家に泊まる予定なんですよ」
八幡「そりゃまぁ普通はそうだろうな」
一色「だから一度自分のアパートに戻って荷物取ってきたいんですよ」
八幡「おお」
一色「ですからその」
八幡「そんな事で遠慮してんなよ……幕張までなら荷物持ちしてやるよ」
一色「あ……はい、ありがとうございます、先輩」
八幡「重いんじゃ仕方ないからな」
一色「ふふ」
八幡「……」
一色「せーんぱい」
八幡「んだよ」
一色「えへへ、なんでもないでーす」
八幡「そりゃまぁ普通はそうだろうな」
一色「だから一度自分のアパートに戻って荷物取ってきたいんですよ」
八幡「おお」
一色「ですからその」
八幡「そんな事で遠慮してんなよ……幕張までなら荷物持ちしてやるよ」
一色「あ……はい、ありがとうございます、先輩」
八幡「重いんじゃ仕方ないからな」
一色「ふふ」
八幡「……」
一色「せーんぱい」
八幡「んだよ」
一色「えへへ、なんでもないでーす」
ぽんじょにこんなかわいいのいなかったぞ糞が
いろはす~
いろはす~
八幡「ただいまー」
八幡「……」
小町「あれ、お兄ちゃんおかえりー」
八幡「んだよ、いるなら玄関まで迎えに来てくれても良いだろ」
小町「えーだってまだ朝だし、小町徹夜で勉強して眠いし、これから寝るところだしー」
八幡「なんだそうか、じゃあこたつは俺がもらった」
小町「えー、ちょっとお兄ちゃん足当たってるってば」
八幡「ちょっとくらい仕方ないだろ……あーあったけえ」
小町「もう、仕方ないなあ……」
八幡「俺もちょっと寝るわ……他に寝るとこねえし」
小町「うん……お兄ちゃん、おかえり」
八幡「おう、ただいま」
八幡「……」
小町「あれ、お兄ちゃんおかえりー」
八幡「んだよ、いるなら玄関まで迎えに来てくれても良いだろ」
小町「えーだってまだ朝だし、小町徹夜で勉強して眠いし、これから寝るところだしー」
八幡「なんだそうか、じゃあこたつは俺がもらった」
小町「えー、ちょっとお兄ちゃん足当たってるってば」
八幡「ちょっとくらい仕方ないだろ……あーあったけえ」
小町「もう、仕方ないなあ……」
八幡「俺もちょっと寝るわ……他に寝るとこねえし」
小町「うん……お兄ちゃん、おかえり」
八幡「おう、ただいま」
くっそ、夜勤だから寝なきゃ…。起きるまで残っててくれよ
小町「……お兄ちゃん、なんかちょっと雰囲気変わったね」
八幡「そうかぁ? あんまり変わらないだろ」
小町「お兄ちゃん、小町が何年お兄ちゃんのこと見てきたと思ってるの?もう18年にもなるんだよ?」
八幡「改めて言われるとすごいな」
小町「その小町が断言するんだよ」
八幡「じゃあ自覚はないけどそうなのかもな」
小町「そうだよ」
八幡「で、どう変わったんだ?」
小町「昔ほどヒネくれてないって感じ」
八幡「アバウトだな……しかもあんまり変わってなさげだ」
小町「昔さ、平塚先生がお兄ちゃんのこと『高二病』って言ってたけど、今は大分よくなったんだね」
八幡「……小町にまで言ってたのかそれ」
小町「だいたい学校で起きたことは小町が知ってると思ってもらって良いよ、言わなかったけど」
八幡「マジかよ」
八幡「そうかぁ? あんまり変わらないだろ」
小町「お兄ちゃん、小町が何年お兄ちゃんのこと見てきたと思ってるの?もう18年にもなるんだよ?」
八幡「改めて言われるとすごいな」
小町「その小町が断言するんだよ」
八幡「じゃあ自覚はないけどそうなのかもな」
小町「そうだよ」
八幡「で、どう変わったんだ?」
小町「昔ほどヒネくれてないって感じ」
八幡「アバウトだな……しかもあんまり変わってなさげだ」
小町「昔さ、平塚先生がお兄ちゃんのこと『高二病』って言ってたけど、今は大分よくなったんだね」
八幡「……小町にまで言ってたのかそれ」
小町「だいたい学校で起きたことは小町が知ってると思ってもらって良いよ、言わなかったけど」
八幡「マジかよ」
小町「お兄ちゃんと交友関係のあった人たちとは大体連絡取ってたし」
八幡「そういえば小町経由で俺に連絡来てたりしたもんな……あれ? 俺やっぱり嫌われてたのかな」
小町「とにかく、お兄ちゃん少し丸くなったよ、成長したのかも」
八幡「だと良いけどな……」
小町「お兄ちゃんが家を出たのは正直寂しかったけど、でもこうしてお兄ちゃんが成長したことを考えると良かったのかもね」
八幡「その割には速攻で俺の部屋が物置と化したみたいなんですがそれは」
小町「先に物置にしたのはお父さんだよ、気が付いたらどんどん荷物が増えてた」
八幡「そうか……いやまぁ、良いんだけどさ」
小町「お兄ちゃんは放っておくと家から出なくなりそうだし? もしかしてわざとなのかも」
八幡「荒療治だな……」
小町「それで、お兄ちゃん、今は誰かと付き合ったりしてるの?」
八幡「……なんでそうなる」
小町「人を変えるのは人との出会いだよ、これ小町の持論」
八幡「そういえば小町経由で俺に連絡来てたりしたもんな……あれ? 俺やっぱり嫌われてたのかな」
小町「とにかく、お兄ちゃん少し丸くなったよ、成長したのかも」
八幡「だと良いけどな……」
小町「お兄ちゃんが家を出たのは正直寂しかったけど、でもこうしてお兄ちゃんが成長したことを考えると良かったのかもね」
八幡「その割には速攻で俺の部屋が物置と化したみたいなんですがそれは」
小町「先に物置にしたのはお父さんだよ、気が付いたらどんどん荷物が増えてた」
八幡「そうか……いやまぁ、良いんだけどさ」
小町「お兄ちゃんは放っておくと家から出なくなりそうだし? もしかしてわざとなのかも」
八幡「荒療治だな……」
小町「それで、お兄ちゃん、今は誰かと付き合ったりしてるの?」
八幡「……なんでそうなる」
小町「人を変えるのは人との出会いだよ、これ小町の持論」
小町「お兄ちゃんは不特定多数の人と仲良くできるタイプじゃないから、特定の誰かと触れ合って少しずつその人から影響を受けるんだよ」
八幡「お前はなんでも知ってるんだな」
小町「まぁお兄ちゃんのことならね」
八幡「こいつめ」
小町「で、成長したお兄ちゃんを見た小町は一抹の寂寥感を覚えつつ、兄の心に誰かが住むようになったんじゃないかと思うわけですなー」
八幡「なるほどな……」
八幡「お前はなんでも知ってるんだな」
小町「まぁお兄ちゃんのことならね」
八幡「こいつめ」
小町「で、成長したお兄ちゃんを見た小町は一抹の寂寥感を覚えつつ、兄の心に誰かが住むようになったんじゃないかと思うわけですなー」
八幡「なるほどな……」
小町「で、どんな子?どんな子?」
八幡「……付き合ってるやつはいねえよ」
小町「ふうん? 付き合ってるやつは、ね」
八幡「……わり、徹夜したから眠いんだ、そろそろ寝るわ」
小町「逃げた……ヘタレなところはまだまだだねえ……じゃあこれは独り言だけど」
小町「好い人がいるなら、手放しちゃだめだよ、お兄ちゃんは成長したって言ってもまだまだ面倒くさいんだから、向き合ってくれる人は希少だよ」
小町「誰かに一方的であっても好意を向けられたら、ちゃんと向き合って、そしてちゃんと答えを出すこと」
小町「うまくいっても、だめになっても、それは絶対、無駄にならないよ……あの2人の時だって、そうだったんだから」
小町「…………おやすみ、お兄ちゃん」
八幡「……」
八幡「ありがとな、小町」
小町「……」
八幡「……付き合ってるやつはいねえよ」
小町「ふうん? 付き合ってるやつは、ね」
八幡「……わり、徹夜したから眠いんだ、そろそろ寝るわ」
小町「逃げた……ヘタレなところはまだまだだねえ……じゃあこれは独り言だけど」
小町「好い人がいるなら、手放しちゃだめだよ、お兄ちゃんは成長したって言ってもまだまだ面倒くさいんだから、向き合ってくれる人は希少だよ」
小町「誰かに一方的であっても好意を向けられたら、ちゃんと向き合って、そしてちゃんと答えを出すこと」
小町「うまくいっても、だめになっても、それは絶対、無駄にならないよ……あの2人の時だって、そうだったんだから」
小町「…………おやすみ、お兄ちゃん」
八幡「……」
八幡「ありがとな、小町」
小町「……」
2月
八幡(考査も問題なくクリアして暇になった)
八幡(いまだにあの時の小町の言葉が俺の中で反芻される)
八幡(さすがに正月のあとはすぐに期末考査だったからそれどころじゃなかったんだが……)
八幡(ひと段落して頭に思い浮かぶのはその事だった)
八幡(一色いろは……)
八幡(ずっと俺は一色の厚意に甘えていた、そんなことは分かり切っている)
八幡(一色は俺に何を望むのだろうか)
八幡(たとえば、兄のような頼れる目上の異性を求めている可能性)
八幡(たとえば、単純な、気心の置けない友人を求めている可能性)
八幡(たとえば、いわゆる恋愛関係的な彼氏を求めている可能性)
八幡(どれでもあるような気がするし、どれでもないような気もする)
八幡(結局自意識過剰なだけなのではないかという恐れもある)
八幡(だがいくら一色が社交的だからと言って、まったく気のない男の世話を好き好んで1年近くもできるものだろうか)
八幡(そんな無駄なことに貴重な大学生としての時間を費やすような人間ではないだろう)
八幡(考査も問題なくクリアして暇になった)
八幡(いまだにあの時の小町の言葉が俺の中で反芻される)
八幡(さすがに正月のあとはすぐに期末考査だったからそれどころじゃなかったんだが……)
八幡(ひと段落して頭に思い浮かぶのはその事だった)
八幡(一色いろは……)
八幡(ずっと俺は一色の厚意に甘えていた、そんなことは分かり切っている)
八幡(一色は俺に何を望むのだろうか)
八幡(たとえば、兄のような頼れる目上の異性を求めている可能性)
八幡(たとえば、単純な、気心の置けない友人を求めている可能性)
八幡(たとえば、いわゆる恋愛関係的な彼氏を求めている可能性)
八幡(どれでもあるような気がするし、どれでもないような気もする)
八幡(結局自意識過剰なだけなのではないかという恐れもある)
八幡(だがいくら一色が社交的だからと言って、まったく気のない男の世話を好き好んで1年近くもできるものだろうか)
八幡(そんな無駄なことに貴重な大学生としての時間を費やすような人間ではないだろう)
八幡(あいつは年下だがあれでしっかりしているし面倒見も良い、気さくで優しくもある)
八幡(ではそれを誰彼かまわず同じようにふるまっていたかと言えば否である)
八幡(奉仕部が解散となってからの高校での1年は、まぁ、たまに話すことはあった)
八幡(しかし俺が高校を卒業してからの1年、連絡は全くなかった)
八幡(それにそもそも奉仕部での付き合いも生徒会選挙からだから約半年程度か?)
八幡(傍目に見てもそれほど深い付き合いがあるとは言えない関係だ)
八幡(そんな人間がそいつの人となりや考え、価値観を理解した、などと言える訳がない)
八幡(俺はいまだここに至って一色いろはという人間を理解していない)
八幡(それ自体は普通のことだ、特に俺にとっては当たり前のことだ)
八幡(誰かと分かり合うなんて、それは酷く難しいことだ)
八幡(だが、いや、だからこそ)
八幡(今度こそ、俺は)
八幡(ではそれを誰彼かまわず同じようにふるまっていたかと言えば否である)
八幡(奉仕部が解散となってからの高校での1年は、まぁ、たまに話すことはあった)
八幡(しかし俺が高校を卒業してからの1年、連絡は全くなかった)
八幡(それにそもそも奉仕部での付き合いも生徒会選挙からだから約半年程度か?)
八幡(傍目に見てもそれほど深い付き合いがあるとは言えない関係だ)
八幡(そんな人間がそいつの人となりや考え、価値観を理解した、などと言える訳がない)
八幡(俺はいまだここに至って一色いろはという人間を理解していない)
八幡(それ自体は普通のことだ、特に俺にとっては当たり前のことだ)
八幡(誰かと分かり合うなんて、それは酷く難しいことだ)
八幡(だが、いや、だからこそ)
八幡(今度こそ、俺は)
一色「ただいまでーっす」
八幡「おう、おかえり」
一色「あ、はい、ただいま、です」
八幡「? どうかしたのか」
一色「い、いえ……あれ……? いや、えーと……ま、まぁいいです」
八幡「そうか、それなら別に良いけど」
一色「さて、それじゃ早速ですけど先輩、これあげます」
八幡「お、おう……」
一色「言っておきますけど、今年はその、えっと、義理じゃ、ない、ですからね?」
八幡「な……っ」
一色「えへへ……な、なんか恥ずかしいですね」
八幡「お、おう……」
一色「え、えーと、あの、お、お返し期待してますから!」
八幡「ん、あ、ああ、お返しな……」
八幡「おう、おかえり」
一色「あ、はい、ただいま、です」
八幡「? どうかしたのか」
一色「い、いえ……あれ……? いや、えーと……ま、まぁいいです」
八幡「そうか、それなら別に良いけど」
一色「さて、それじゃ早速ですけど先輩、これあげます」
八幡「お、おう……」
一色「言っておきますけど、今年はその、えっと、義理じゃ、ない、ですからね?」
八幡「な……っ」
一色「えへへ……な、なんか恥ずかしいですね」
八幡「お、おう……」
一色「え、えーと、あの、お、お返し期待してますから!」
八幡「ん、あ、ああ、お返しな……」
一色「じゃ、じゃあご飯用意しちゃいますか!」
八幡「え、まだ2時だが……?」
一色「あ、あはは……じゃ、じゃあ材料の買い出しいってきますね!」
八幡(……先手を打たれちまったな……)
八幡(だが、そうだな、一色はお返しに期待していると言っていた)
八幡(それは例の三倍返しとやらの事ではないのだろう)
八幡(義理じゃない、という言葉に対するお返しをしなきゃならない)
八幡(まぁ、あの一色にしてはだいぶ迂遠な言い回しのように思うが……だが、それをはっきりと言葉にするのはやはり男の役目なのだろう)
八幡(そういう意味では一色は俺を立ててくれたとも言える)
八幡(……ここまでお膳立てされちゃあな)
八幡「いい加減、腹をくくるか」
八幡「え、まだ2時だが……?」
一色「あ、あはは……じゃ、じゃあ材料の買い出しいってきますね!」
八幡(……先手を打たれちまったな……)
八幡(だが、そうだな、一色はお返しに期待していると言っていた)
八幡(それは例の三倍返しとやらの事ではないのだろう)
八幡(義理じゃない、という言葉に対するお返しをしなきゃならない)
八幡(まぁ、あの一色にしてはだいぶ迂遠な言い回しのように思うが……だが、それをはっきりと言葉にするのはやはり男の役目なのだろう)
八幡(そういう意味では一色は俺を立ててくれたとも言える)
八幡(……ここまでお膳立てされちゃあな)
八幡「いい加減、腹をくくるか」
3月
一色「こ、こんにちはー」
八幡「おう、いらっしゃい」
一色「は、はい」
八幡「まぁ、その、なんだ、入れよ」
一色「はい……」
一色「こ、こんにちはー」
八幡「おう、いらっしゃい」
一色「は、はい」
八幡「まぁ、その、なんだ、入れよ」
一色「はい……」
八幡「……」
一色「……」
八幡「……」
一色「……」
八幡「……よし」
一色「は、はいっ?」
八幡「ちょっと待ってろ」
一色「は、はい」
八幡「……これ」
一色「え?」
八幡「いやほら、その、今日ホワイトデーだからな、なに、その、お返しのケーキ?」
一色「こ、これ買ってきたんですか?」
八幡「……さすがに俺が手作りなんかしてもあんま上手くねえし、それなら美味しそうなやつ買った方が喜んでもらえるかなと」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
一色「……」
八幡「……」
一色「……」
八幡「……よし」
一色「は、はいっ?」
八幡「ちょっと待ってろ」
一色「は、はい」
八幡「……これ」
一色「え?」
八幡「いやほら、その、今日ホワイトデーだからな、なに、その、お返しのケーキ?」
一色「こ、これ買ってきたんですか?」
八幡「……さすがに俺が手作りなんかしてもあんま上手くねえし、それなら美味しそうなやつ買った方が喜んでもらえるかなと」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
一色「で、でも、私」
八幡「わかってるよ」
一色「え?」
八幡「……すー……ふーー……」
八幡「一色」
一色「は、はい!」
八幡「好きだ、付き合ってくれ」
一色「…………」
八幡「…………悪ぃ、なんか言ってくれ」
一色「……す」
八幡「は?」
一色「……私も、先輩のこと、好き、です……」
八幡「わかってるよ」
一色「え?」
八幡「……すー……ふーー……」
八幡「一色」
一色「は、はい!」
八幡「好きだ、付き合ってくれ」
一色「…………」
八幡「…………悪ぃ、なんか言ってくれ」
一色「……す」
八幡「は?」
一色「……私も、先輩のこと、好き、です……」
八幡「一色……」
一色「っ、わ、わたし、っ、ず、ずっと、ふ、不安で……そ、それで……っ、も、もう、あえなく、なったら、どうしよって……」
八幡「……すまん」
一色「い、いいんです……嬉しいですもん」
八幡「そっか……良かったよ」
一色「先輩っ」
八幡「うおっ」
一色「ふふ、初ハグです」
八幡「そうだな……」
一色「む~、その割に先輩の腕が私の背中に回ってないんですけど?」
八幡「いやそのお前、恥ずかしいっつーかよ」
一色「誰も見てないじゃないですかぁ」
八幡「わ、わかったよ……」
一色「っ、わ、わたし、っ、ず、ずっと、ふ、不安で……そ、それで……っ、も、もう、あえなく、なったら、どうしよって……」
八幡「……すまん」
一色「い、いいんです……嬉しいですもん」
八幡「そっか……良かったよ」
一色「先輩っ」
八幡「うおっ」
一色「ふふ、初ハグです」
八幡「そうだな……」
一色「む~、その割に先輩の腕が私の背中に回ってないんですけど?」
八幡「いやそのお前、恥ずかしいっつーかよ」
一色「誰も見てないじゃないですかぁ」
八幡「わ、わかったよ……」
一色「ん……先輩」
八幡「な、なんだよ……」
一色「すっごい落ち着きます」
八幡「……そうか?」
一色「はい……びっくりするくらい……」
八幡「そういうもんか」
一色「すー……はぁ、先輩のにおいです……」
八幡「お前いきなり頭おかしくなっちゃったの?」
一色「付き合って早々いきなり彼女のことを貶すとか酷くないですか?」
八幡「つき……い、いや、そうか、そういう事になるのか」
一色「えっ、そ、そうですよね?良いんですよね?私、付き合ってくれって言われましたよね?好きって言われましたもんね!?」
八幡「うわあああ恥ずかしくなるから止めろ」
一色「いや、だめです、そこはちゃんとはっきりしっかり確認しておかないと」
八幡「……マジでか」
一色「マジです、超マジですよ、私、先輩の彼女になったんですよね?」
八幡「な、なんだよ……」
一色「すっごい落ち着きます」
八幡「……そうか?」
一色「はい……びっくりするくらい……」
八幡「そういうもんか」
一色「すー……はぁ、先輩のにおいです……」
八幡「お前いきなり頭おかしくなっちゃったの?」
一色「付き合って早々いきなり彼女のことを貶すとか酷くないですか?」
八幡「つき……い、いや、そうか、そういう事になるのか」
一色「えっ、そ、そうですよね?良いんですよね?私、付き合ってくれって言われましたよね?好きって言われましたもんね!?」
八幡「うわあああ恥ずかしくなるから止めろ」
一色「いや、だめです、そこはちゃんとはっきりしっかり確認しておかないと」
八幡「……マジでか」
一色「マジです、超マジですよ、私、先輩の彼女になったんですよね?」
八幡「……そうだよ……俺はお前の彼氏だよ……」
一色「せ~んぱ~~~いっ!!」
八幡「ぐえ……く、苦しいわ」
一色「ん~~~~~っ」
八幡「おいなんで頭を擦り付けるんだお前は、猫か」
一色「なんかもう幸せが爆発しちゃってまして!」
八幡「……そうかよ」
一色「あ、じゃ、じゃあじゃあ……その、き、キスとか、し、しちゃいますか!?」
八幡「なばっ」
一色「ぷっ、先輩、なんて顔してるんですか?別に普通じゃないですか、付き合ってるんだし」
八幡「あのな、俺みたいなやつにはさっきの告白でもういっぱいいっぱいなんだよ……この上で俺からき、き、キスむぐっ」
一色「……ん」
八幡「……」
一色「……ふふ、そうですね、任せてたらいつになるか分かりませんもんね、すでに1年待ちましたし」
八幡「お、おま……」
一色「せ~んぱ~~~いっ!!」
八幡「ぐえ……く、苦しいわ」
一色「ん~~~~~っ」
八幡「おいなんで頭を擦り付けるんだお前は、猫か」
一色「なんかもう幸せが爆発しちゃってまして!」
八幡「……そうかよ」
一色「あ、じゃ、じゃあじゃあ……その、き、キスとか、し、しちゃいますか!?」
八幡「なばっ」
一色「ぷっ、先輩、なんて顔してるんですか?別に普通じゃないですか、付き合ってるんだし」
八幡「あのな、俺みたいなやつにはさっきの告白でもういっぱいいっぱいなんだよ……この上で俺からき、き、キスむぐっ」
一色「……ん」
八幡「……」
一色「……ふふ、そうですね、任せてたらいつになるか分かりませんもんね、すでに1年待ちましたし」
八幡「お、おま……」
一色「私、結構待ったんですよ?」
八幡「う、そ、それは」
一色「まぁ、先輩ですし?再会してすぐってことはないだろうと思ってましたけど、まさかこんなにかかるとは思ってませんでしたよ」
八幡「……まぁ、俺はこういうやつだからな……怖かったんだよ、いろいろ」
一色「いろいろ、ですか……まぁ、確かに、いろいろ訳ありですもんね、先輩」
八幡「……まぁな」
一色「でも待った甲斐がありました」
八幡「……おう」
一色「先輩……?」
八幡「ん」
一色「もっかいキスしても……いいですかぁ?」
八幡「……おう……」
一色「……ぐ~~~……」
八幡「…………」
一色「…………」
八幡「う、そ、それは」
一色「まぁ、先輩ですし?再会してすぐってことはないだろうと思ってましたけど、まさかこんなにかかるとは思ってませんでしたよ」
八幡「……まぁ、俺はこういうやつだからな……怖かったんだよ、いろいろ」
一色「いろいろ、ですか……まぁ、確かに、いろいろ訳ありですもんね、先輩」
八幡「……まぁな」
一色「でも待った甲斐がありました」
八幡「……おう」
一色「先輩……?」
八幡「ん」
一色「もっかいキスしても……いいですかぁ?」
八幡「……おう……」
一色「……ぐ~~~……」
八幡「…………」
一色「…………」
八幡「……ケーキ食うか?」
一色「あぁぁぁぁ違うんですぅぅこれは違うんですぅぅだって仕方ないじゃないですかぁ緊張で今朝から食欲ゼロだったんですから!!」
八幡「気が抜けたんだろ……ほれ、せっかく買ってきたんだしケーキ食うぞ」
一色「はいぃぃ……うぅ……せっかくの良い雰囲気が……」
八幡「はいはい」
一色「う~~~!」
八幡「ケーキ甘いし、コーヒーでも淹れるか?」
一色「うー、そうですねえ」
八幡「んじゃやるわ」
一色「……じゃあ私ケーキ切ります」
八幡「おう、頼んだ……あんま拗ねてんなよ」
一色「拗ねてません!」
一色「あぁぁぁぁ違うんですぅぅこれは違うんですぅぅだって仕方ないじゃないですかぁ緊張で今朝から食欲ゼロだったんですから!!」
八幡「気が抜けたんだろ……ほれ、せっかく買ってきたんだしケーキ食うぞ」
一色「はいぃぃ……うぅ……せっかくの良い雰囲気が……」
八幡「はいはい」
一色「う~~~!」
八幡「ケーキ甘いし、コーヒーでも淹れるか?」
一色「うー、そうですねえ」
八幡「んじゃやるわ」
一色「……じゃあ私ケーキ切ります」
八幡「おう、頼んだ……あんま拗ねてんなよ」
一色「拗ねてません!」
一色「はー、堪能しました」
八幡「あんまり甘すぎなくて良かったわ」
一色「先輩MAXコーヒー愛飲してるのに……」
八幡「マッ缶は別なんだよなぁ」
一色「よくわかりません……」
八幡「つーかさ」
一色「はい?」
八幡「これは結構ずっと前から気になってたんだが、お前なんで俺の名前呼ばないの?」
一色「え?あ、ああ、そのことですか」
八幡「最初は距離置かれてるのかと思ってたんだが」
一色「んー距離というか、まぁそうですね、というかこんなに長い付き合いになるとは思ってなかったので」
八幡「それはまぁ確かに」
一色「正直あんまり覚える気なかったんですよ、最初は」
八幡「あんまり甘すぎなくて良かったわ」
一色「先輩MAXコーヒー愛飲してるのに……」
八幡「マッ缶は別なんだよなぁ」
一色「よくわかりません……」
八幡「つーかさ」
一色「はい?」
八幡「これは結構ずっと前から気になってたんだが、お前なんで俺の名前呼ばないの?」
一色「え?あ、ああ、そのことですか」
八幡「最初は距離置かれてるのかと思ってたんだが」
一色「んー距離というか、まぁそうですね、というかこんなに長い付き合いになるとは思ってなかったので」
八幡「それはまぁ確かに」
一色「正直あんまり覚える気なかったんですよ、最初は」
一色「だって顔はそこそこですけど目がなんか怖いし、ぼそぼそ喋るし、軽く挙動不審でしたし」
八幡「ふ、ふーん……そ、そうだったんだ……」
一色「ですです、だから選挙が終わったらもう話すこともないでしょうし、別に先輩で通じるし、良いかなーって」
一色「それに奉仕部のメインは雪ノ下先輩だと思ってましたし」
八幡「……別にその認識は間違っちゃいないけどな」
一色「で、でも最終的に私の事助けてくれたのは」
八幡「……まぁ、それは良いんだよ」
一色「はい……そ、それでですね!」
一色「それで、だんだん先輩の事が好きになっていったんですけど、それを自覚した時には、なんてお呼びしたら良いか分からなくなってまして」
八幡「あー……そういうのってあるよな……人間関係の9割は最初に決まるっていうけどそういうもんだよな」
一色「でも最終的にはそれ以外の1割が決め手になった訳ですし」
八幡「みたいだな」
八幡「ふ、ふーん……そ、そうだったんだ……」
一色「ですです、だから選挙が終わったらもう話すこともないでしょうし、別に先輩で通じるし、良いかなーって」
一色「それに奉仕部のメインは雪ノ下先輩だと思ってましたし」
八幡「……別にその認識は間違っちゃいないけどな」
一色「で、でも最終的に私の事助けてくれたのは」
八幡「……まぁ、それは良いんだよ」
一色「はい……そ、それでですね!」
一色「それで、だんだん先輩の事が好きになっていったんですけど、それを自覚した時には、なんてお呼びしたら良いか分からなくなってまして」
八幡「あー……そういうのってあるよな……人間関係の9割は最初に決まるっていうけどそういうもんだよな」
一色「でも最終的にはそれ以外の1割が決め手になった訳ですし」
八幡「みたいだな」
一色「まぁ今となっても全然呼び方が分からないんですけどね」
一色「上の名前、下の名前、くん付けにさん付け、呼び捨て……」
一色「どれもしっくり来ないんですよねぇ」
八幡「確かに、いきなり一色に八幡くんとか言われたらちょっとびっくりするな」
一色「ですよね?なので先輩のままでいこうかなと」
八幡「そうか」
一色「まぁ私にとって『先輩』って言ったら先輩一人だけですね」
八幡「ん、そうか」
一色「それで、先輩こそ私の呼び方は変わらないんですか?」
八幡「ん? あー、まぁ、そんな急にはちょっと無理だな」
一色「それもそうですよねー、先輩にはちょっとハードルが高すぎますね」
八幡「そうだね、一色くん」
一色「遠ざかってます!?」
一色「上の名前、下の名前、くん付けにさん付け、呼び捨て……」
一色「どれもしっくり来ないんですよねぇ」
八幡「確かに、いきなり一色に八幡くんとか言われたらちょっとびっくりするな」
一色「ですよね?なので先輩のままでいこうかなと」
八幡「そうか」
一色「まぁ私にとって『先輩』って言ったら先輩一人だけですね」
八幡「ん、そうか」
一色「それで、先輩こそ私の呼び方は変わらないんですか?」
八幡「ん? あー、まぁ、そんな急にはちょっと無理だな」
一色「それもそうですよねー、先輩にはちょっとハードルが高すぎますね」
八幡「そうだね、一色くん」
一色「遠ざかってます!?」
一色「えーと、あの、先輩、お風呂を借りても良いですか?」
八幡「えっ」
一色「……今日は……帰りたくないです……」
八幡「……お、おお」
一色「じゃ、じゃあ、お借りしますね」
八幡「お、おう」
八幡「…………」
八幡「…………えーっと…………」
八幡「………………………………」
八幡「ちょっと展開早すぎやしませんかね」
八幡「いやでもほら、昨日今日会っていきなりって訳じゃねえし」
八幡「え、もう初めて会ってから3年以上経ってんの?」
八幡「うわー、それじゃあ仕方ないなー」
八幡「何が仕方ないんだよ……こっちにも心の準備ってもんがだな……」
一色「何をぶつぶつ言ってるんですか、先輩」
八幡「えっ」
一色「……今日は……帰りたくないです……」
八幡「……お、おお」
一色「じゃ、じゃあ、お借りしますね」
八幡「お、おう」
八幡「…………」
八幡「…………えーっと…………」
八幡「………………………………」
八幡「ちょっと展開早すぎやしませんかね」
八幡「いやでもほら、昨日今日会っていきなりって訳じゃねえし」
八幡「え、もう初めて会ってから3年以上経ってんの?」
八幡「うわー、それじゃあ仕方ないなー」
八幡「何が仕方ないんだよ……こっちにも心の準備ってもんがだな……」
一色「何をぶつぶつ言ってるんですか、先輩」
告白あっさりだったな
個人的にはもう少し八幡の心の中の無駄な自己弁護を聞きたかった
個人的にはもう少し八幡の心の中の無駄な自己弁護を聞きたかった
八幡「のわっ」
一色「ひゃっ、お、驚き過ぎですよう!」
八幡「わ、わりぃわりぃ、いや、早かったんだな」
一色「え、でも普通に30分くらい経ってますけど」
八幡「え、そんなに経ってた?」
一色「はい」
八幡「そ、そうか……ま、まぁいいや、じゃあ俺も、その」
一色「……先輩は良いです」
八幡「え?おわっ」
一色「すーーー……やっぱり先輩の匂い良いです……落ち着きます」
八幡「そ、そうか……? 別に普通だと思うけどな」
一色「……なんかこれが先輩の匂いなんだなーって思うだけで幸せになっちゃいます」
八幡「すげえ照れ臭いんだが……」
一色「ひゃっ、お、驚き過ぎですよう!」
八幡「わ、わりぃわりぃ、いや、早かったんだな」
一色「え、でも普通に30分くらい経ってますけど」
八幡「え、そんなに経ってた?」
一色「はい」
八幡「そ、そうか……ま、まぁいいや、じゃあ俺も、その」
一色「……先輩は良いです」
八幡「え?おわっ」
一色「すーーー……やっぱり先輩の匂い良いです……落ち着きます」
八幡「そ、そうか……? 別に普通だと思うけどな」
一色「……なんかこれが先輩の匂いなんだなーって思うだけで幸せになっちゃいます」
八幡「すげえ照れ臭いんだが……」
>>266
えー
えー
一色「んーっ」
八幡「あんまぐりぐりすんなよ……」
一色「私の匂いを先輩につけたいなーって思いまして」
八幡「今、頭をこすりつけられてもシャンプーの匂いしかつかないと思うんだが」
一色「む、そうですね……ところで先輩」
八幡「ん?」
一色「いくら覚悟を決めたとはいえ、ずっとバスタオル一枚でこうしてるのは、その、なんというか……」
八幡「お、おう……よっ」
一色「わっ」
八幡「これ恥ずかしいな……」
一色「は、はわわ……お、お姫様抱っこ……」
八幡「あんまぐりぐりすんなよ……」
一色「私の匂いを先輩につけたいなーって思いまして」
八幡「今、頭をこすりつけられてもシャンプーの匂いしかつかないと思うんだが」
一色「む、そうですね……ところで先輩」
八幡「ん?」
一色「いくら覚悟を決めたとはいえ、ずっとバスタオル一枚でこうしてるのは、その、なんというか……」
八幡「お、おう……よっ」
一色「わっ」
八幡「これ恥ずかしいな……」
一色「は、はわわ……お、お姫様抱っこ……」
>>263
おいハゲ、起きろハゲ
おいハゲ、起きろハゲ
八幡「ちゃんと捕まってろよ」
一色「……はぃ……」
八幡「よっ……っと、大丈夫か?」
一色「はぃ」
八幡「……」
一色「……やっぱり先輩はあざといですよ」
八幡「なんでだよ」
一色「こういうの疎そうなのにいきなりお姫様抱っこするとか……」
一色「……はぃ……」
八幡「よっ……っと、大丈夫か?」
一色「はぃ」
八幡「……」
一色「……やっぱり先輩はあざといですよ」
八幡「なんでだよ」
一色「こういうの疎そうなのにいきなりお姫様抱っこするとか……」
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