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    元スレ当麻「御坂の家でヒモ暮らししてたら笑えないぐらい、俺に依存するようになった」

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    1 :

    大学生当麻「美琴と付き合ってたらヒモみたいになってた」

    俺が高校を卒業すると同時に、一緒に住めと言ってきた美琴。

    家賃光熱費はあたし持ちで良いというので、そのまま甘えさせてもらうこと2年。

    甘えは甘えを呼んで、最近では食費から遊ぶ金まで全部用意してもらっている始末。

    そんな美琴と俺の愛の巣で、暖房をガンガン利かせて、ピコピコゲームをしながら

    ふと思った。

    これってヒモじゃないの?


    ガチャ

    美琴「ただいまーー!」

    と、美琴が帰ってきたみたいです。

    2 = 1 :

    ダッダッダッ!

    美琴「当麻ぁーー!寒かったよぉーー!」

    リビングへのドアをほとんど蹴飛ばす勢いで入ってきた美琴が、胡坐を掻く俺の背中に貼りついてくる。

    当麻「おかえり。美琴」ピコピコ

    美琴「当麻ぁぁ……当麻ぁぁ……」グリグリ

    冬場は帰ってくるといつもこうです。

    というより、夏でもこうです。

    3 = 1 :

    美琴「うぅぅーーん・・・」スゥハァ

    両手、両足を俺に絡ませながら顔をこすりつけて言う。

    正直、暖房が利いているので少し暑苦しい。

    が、可愛らしいので画面から少し顔を離し、美琴の方を向いてみる。

    ん?と何かを期待したような顔を美琴がするので

    4 = 1 :

    当麻「……お疲れ様。美琴」サスサス

    右手で美琴の頭をやさしく撫でてみた。左手はコントローラーを操作。

    美琴「あぁぁ……すっごい幸せ……」

    ウットリ顔の美琴をみると、この世知辛い世の中でも生きている幸せってあるもんだなー

    と、考えちゃいます。

    いや、別に働いてるわけじゃないんですけど。

    5 = 1 :

    美琴「よし!エネルギー充填完了!」

    と、1時間ほどダラダラくっつかれて美琴がそう言った。

    正直ゲームしている最中は、あまりひっつかないでほしいけど、文句は言えません。

    美琴「当麻ぁ、何食べたい?」

    当麻「うーん、なんでもいいよー」ピコピコ

    美琴「そのオーダーが一番困るのよね……いつものことだけど……」

    6 = 1 :

    当麻「美琴の作るものだったら何でも良いって意味だよ。すっげぇおいしいし」ピコピコ

    美琴「しょ、しょうがないなー!すぐ作るから待っててね!」

    と、冷蔵庫からウキウキ顔で食材を取り出す、みこっちゃん。

    正直、このセリフ使うのもう何度目かわからないです。

    使うとなんでも許してくれるし。

    汎用性が高いです。この言葉。

    7 :

    見てるぞ

    8 = 1 :

    1時間後


    当麻「……モグモグ……モグモグ……」

    美琴「おいしい?」ニマニマ

    当麻「うん。おいしいよ」

    美琴「おかわりいっぱいあるからね!」

    と、満面の笑みを浮かべてみこっちゃんが言ってくれます。

    ちなみに今日のレシピは、

    デミグラスハンバーグに、シーザーサラダ、大根とジャガイモの味噌汁に、漬物です。

    9 = 1 :

    美琴と住むようになって数年。

    何が一番変わったかというと、やはり食生活なのだと思う。

    みこっちゃんは、俺の食生活を完全に把握しています。

    朝昼夜のすべての食事をノートに取ってくれていて、

    総カロリー数やコレステロール、野菜類の摂取などそのほとんどを栄養医学的な見地からメニューを作っているみたいです。

    なら人に何が食べたいかとか聞くなよ。

    10 = 1 :

    そんな突っ込みはしません。

    かわいいみこっちゃんのおかげで

    ここ2年、肥満はおろか便秘にもなっていないのですから。



    言い忘れていましたが、現在俺は大学生です。

    1年です。

    留年しました。

    11 :

    見てないぞ

    12 = 1 :

    美琴は、高校3年です。

    最も、高校一年の時からすでに研究所で働きだしていて、

    学校に行くのは週に1,2度程度らしいです。


    なんでも電気機械の分野で、みこっちゃんはすごく優秀らしいので、稼いでいる金額も

    そこらの研究員の何十倍にもなるらしいです。

    13 = 1 :

    だからこんなダダっぴろい家に住めているんです。

    4LDKですよ。ここ。

    四つも部屋があるんです。凄すぎます。

    多すぎて使ってないのが三つあるぐらい。


    当麻「ごちそうさまでした」

    美琴「はい。お粗末さまでした」

    と、空いた食器をみこっちゃんが片付けようとしてくれます。

    14 = 1 :

    みこっちゃんのお皿を見ると、まだ残っているようでした。

    当麻「いいよ。たまには俺が洗い物するよ」

    美琴「え?い、いいよ!当麻は横になってて!」

    当麻「いいっていいって、みこっちゃん仕事で疲れてるだろ?たまにはゆっくりしてくれよ」

    と、座っている美琴の肩を揉んであげる。

    当麻「いつも感謝してるよ。美琴」ボソボソ

    耳元で囁いてあげた。

    15 = 1 :

    美琴「……と、当麻ぁ…………あ、あたし……幸せだよぉ……」グスッ…グスッ……

    泣き出してしまいました。

    こ、こんなはずでは。




    と、オロオロしたりしません。

    慣れてます。

    たまにやさしくすると、いつもこれです。

    16 = 1 :

    1時間後


    美琴「ふぅー……良いお湯だったぁ……冬場にお風呂って最高ね……」

    と、パジャマ姿のみこっちゃんがリビングに着ました。

    とっくにゲームに飽きていた俺は、ソファに横になりながら漫画を読んでました。

    美琴「コーヒー牛乳って、何でこんなにお風呂と相性がいいのかしら……」

    髪にバスタオルを巻いたみこっちゃんが、腰に手を当てゴクゴク飲んでいます。

    なんとなく暇だったんで

    当麻「みこっちゃん。ちょっとおいで」

    17 :

    面白い

    18 :

    ダメな子ほどかわいいって言うよな


    どっちがダメな子なのか微妙な感じだが

    19 = 1 :

    美琴「んん?なーに?」スタスタ

    当麻「ここ座って」

    と、自分の膝もとを指差します。

    美琴「え?ど、どうしたの?いきなり。・・・するの?」

    当麻「髪。」

    美琴「……え?」

    当麻「髪かわかしてあげるよ」

    20 = 1 :

    5分後


    ブロロー

    美琴「あぁぁ…………あったかーい」

    当麻「かゆいところはない?」

    美琴「かゆくないでーす。でももっと撫でてー」

    当麻「はいはい。」サスサス

    21 :

    みてるぞ
    がんばれ

    22 = 1 :

    ここ数年で美琴さんの髪の毛はすごく伸びました。

    美鈴さんぐらいあります。

    最近は親子なんだなぁ、と思うことも多いです。面影的な意味で。


    当麻「はい。終わり」

    美琴「えぇーもっとー」

    当麻「でも乾いてるのにブローし続けると髪痛むぜ?」

    23 = 1 :

    美琴「じゃあ……髪……撫でるだけで良いから……」

    当麻「はいはい。」サスサス

    美琴「………あぁぁきもちぃぃ……」

    ふと、みこっちゃんのうなじが見えたので

    当麻「…………」ペロ

    美琴「……ひゃぅっ!」

    舐めてみました。

    24 = 17 :

    一緒に住みたくなってくる

    25 :

    インなんとかはどうなったの

    26 = 1 :

    美琴「…………と、とうまぁ……」

    当麻「…………」ペロペロサスサス

    右手で頭を撫でつつ、左手でお腹を抱きしめ、首元にキス。

    美琴「……んっ…………ぁっ……」

    そのまま3分ほど続けました。

    27 :

    パンツ脱いだ

    28 = 1 :

    当麻「あ、そうだ。みこっちゃん」

    美琴「…………な、なに……?」ハァハァ

    当麻「明日遊びに行くから、お金ちょうだい」

    美琴「いいよぉ……いくら……?」

    当麻「5万ほど」

    美琴「……んっ……わかった……だから……もっと……」

    当麻「ん。ありがと。みこっちゃん」チュッチュッ

    美琴「……あっ……とうまぁ…………」

    明日はどこに行きましょうか。

    29 :

    クズ過ぎワロタ

    31 = 1 :

    翌日

    もらった5万円をあっという間に、残り2万まで散財してしまいました。

    自分で苦労して得たお金でないと、失うのも早いと言う言葉の意味をよく学べます。

    ここ1ヶ月で7回は学びました。


    さて、残った二万円をどうしましょうか。もうパチンコは飽きたし。

    と、街を歩いていた俺の前に、美琴が好きそうな人形屋がありました。

    32 :

    パチかよwwww
    他の女と遊ぶよりはましだが

    33 :

    一応構ってあげてる当たりまだいい方

    34 :

    これは良いクズ

    35 = 1 :

    いかにもファンシーって感じですけど、みこっちゃんは本当に目がないんだよなぁ。

    あ、そうだ。

    みこっちゃんにプレゼントを買っていきましょう。

    二万円も出せばなかなかでかいぬいぐるみが買えると思うので、それをダシにしてさらにお金をもらいましょうか。

    当麻流錬金術。

    36 = 27 :

    もうそげぶしそうにない上条さん

    37 = 1 :

    その夜。


    ガチャ

    美琴「ただいまーー!」

    帰ってきたみたいです。


    美琴「とーまーー!たーだーいーまー!……って、あれ?どこー?」

    ちなみに暇だったんで、寝室のベッドの下に隠れてみました。

    美琴「あれー?バイクはあるから帰ってると思ったのに……、あれー……?居ないのかなー……」

    独り言が激しすぎると思います。

    38 :

    超絹旗は出ますか?

    39 :

    女連れ込んでそれが見つかったらどういう反応するんだろう

    41 = 1 :

    美琴「うぅぅ……とぅまぁ…………、クタクタになった私を癒してよぉ……」

    家に帰ったらまずフロとかで疲れを癒せよ。

    正直ここまで依存されると結構引いちゃいます。

    嘘です。

    いや、引くには引くんですけどもう慣れました。

    42 = 1 :

    あの娘、最近本当に行動全ての基準に俺を置いてるみたいなんです。

    その事には一緒に暮らし始めて半年経った段階で気づきました。

    そりゃ最初は、どうにかしてお互い(一方通行)に依存しすぎないようにしようと努力してみましたけど、

    やればやるほど、夜の生活が激しくなる一方だったので、俺が先に根をあげました。

    あれに比べたら、日常でベタベタされまくって分散させた方がよっぽどマシです。


    美琴「……うぅ……ひもじぃ…………」

    ……ひもじい?

    43 :

    インさん以外は割とひも生活させてくれそうな女ばかりだよな

    44 = 1 :

    美琴「…………ん?」

    と、ようやく気づいたみたいです。

    そうです。実はリビングテーブルの上に置き手紙を書いてみたんです。




    『愛する愛するみこっちゃんへ。

    突然ですが、俺はみこっちゃんが好きなあまりこの家を出ることにしました』


    美琴「……はぁっ!?!?」

    45 = 1 :

    『午前中に家を出て、遊び疲れたので夕方になって帰ってきました。

    みこっちゃんは好きなままでした。

    ………おどろいた?』


    美琴「………………」プルプル


    あまりウケなかったみたいです。

    46 :

    見てるぞ

    47 = 1 :

    『さて、みこっちゃん。俺とゲームしよう。

    題目は「かくれんぼ」だ!

    俺は今現在、たしかにこの家に存在している。

    さぁ探してみるんだ!

    この無駄にでかい4LDKを初めて有効活用してみろ!

    愛の力で探し当てるんだ!

    P.S.
    能力で探索するの禁止ね』

    49 = 1 :

    美琴「……なるほどね。とうまぁ!居るのね!?今この家に!」

    居ますよ。

    美琴「……ふふ。流石に返事はないか。」

    馬鹿にしすぎだと思うんです。



    美琴「すーーぐに見つけてあげるからねー。待ってなさいよー!」

    ダダダッ!

    50 :

    みてる


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