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    元スレ阿笠「新しいゲームを作ったぞい」コナン「Eカード?」

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    1 :

    阿笠「できたぞ新一、新しいゲームじゃ」

    コナン「またゲーム作ってたのか」

    コナン「早速やろーぜ!」

    阿笠「いや、このゲームは6人用なんじゃよ」

    阿笠「光彦君たちを呼んできてくれ」

    コナン「おう、わかった」

    コナン「みんなを呼んでくるぜ!」タッタッタッタッ



    阿笠「」ニヤッ

    2 :

    光彦しね

    3 :

    光彦、元気でな

    4 :

    光彦は…

    5 = 1 :

    ―― 阿笠邸 地下室 ――

    コナン「ん……う、うん……………… ハッ!!」

    コナン「いったい……これは……どういうことだ……!?」バタバタ

    目を覚ましたコナンは椅子に座っていた

    足は金具で椅子に固定されており、その場から動くことはできない

    そして四角いテーブルをはさんだ向かいの椅子には一人の老人の姿……

    コナン「は、博士!!」

    阿笠「ようやく起きたか、新一」

    コナン「何のつもりだ! 足の金具を取れ!」

    阿笠「まぁまぁ。落ち着くんじゃ。今までの自分の行動を思い出してみい」

    コナン「たしか博士が新しいゲームを作ったとかで、みんなと博士の家に行った後、博士に出されたジュースを飲んで……」

    阿笠「睡眠薬を混ぜておったんじゃよ。心配するでない皆も無事じゃ」

    コナン「くそっ! なぜこんなことを! ん…………じゃあ今から始まるのは…………ゲームか!?」

    阿笠「さすが名探偵、察しが良いのう。今から君にはわしの考えたAカードをやってもらう」

    コナン「Aカード……!?」

    6 :

    ざわ…ざわ…

    7 = 1 :

    阿笠「今からやるAカード、これはEカードというゲームをわしなりにアレンジしたものじゃ」

    コナン「聞いたことがあるぞ……Eカード……」

    コナン「確か大企業の帝愛グループが夜な夜な開くという裏カジノ……」

    コナン「そこで行われる極めて違法性の高い心理ギャンブルだ!」

    阿笠「おお、知っておったか。なら話は早い。さっそくAカードのルール説明をしよう」

    阿笠「おっと、その前に話しておかなければならない事があったのう」

    阿笠「黒の組織のトップはわしじゃよ」

    コナン「なにっ!!!???」

    8 = 1 :

    阿笠「黒の組織は帝愛のために暗躍する集団なんじゃよ。わしは会長からそのトップを任されておる」

    阿笠「哀君が研究しておった薬も会長が永遠の命を手に入れるためのものだったんじゃ」

    コナン「くそっ……黒の組織の黒幕がこんなに近くにいたなんてっ……!」

    阿笠「いや、黒の組織のリーダーはわしじゃが、真の黒幕は帝愛の会長ということになるじゃろうな」

    コナン「知ってるぜ……帝愛の会長の名前……たしか……兵藤和尊……………………!!」

    阿笠「会長は君のような餓鬼には影も踏めない存在じゃ!!」

    阿笠「まあ、せいぜい悔しがるんじゃな。ほっほっほ」

    阿笠「今からやるゲームに負ければ新一には死んでもらう。勝てば生き残りじゃ」

    コナン(狂ってやがる……)

    コナン(しかし……ここは博士に従うしかない…………)

    10 = 1 :

    阿笠「さて、それではAカードのルール説明をするぞい。これがゲームに使うカードじゃ」サッ

    コナン「これは……! カードに俺や博士、それに少年探偵団のみんなの絵が描いてあるぞ!!」

    阿笠「新一は推理小説が好きじゃったなあ。このゲームはわしが君のためにつくった」

    阿笠「Aカードは、Eカードを推理小説に当てはめたゲームなんじゃ」

    阿笠「使うカードは全部で10枚で、【犯人】【登場人物】【探偵】の3種類。Eカードにおける皇帝を犯人に、奴隷を探偵に置き換えたもの」

    阿笠「カードの強さは三すくみの関係になっておる。そして犯人側と探偵側にわかれて勝負をする……」

    阿笠「無論、わしが犯人側、新一が探偵側じゃ」

    コナン「ふざけるなっ! 犯人側の方が圧倒的に有利…… 不公平だ! 少なくとも交互にやるべきっ……!」

    阿笠「ほっほっほっ、面白いことを言うのう。このゲームはわしらの関係を推理小説に当てはめたものなんじゃよ?」

    阿笠「探偵側は相手の出すカードが犯人だと思ったとき探偵のカードを出すんじゃ。つまり探偵が犯人を当てるゲーム」

    阿笠「新一は探偵側の方が勝つ確率が低いのを不満に思っとるようじゃが、これは君のためのゲームなんじゃ」

    阿笠「探偵を気取っているくせに、こんなに近くにいるわしの正体に気付けなかった君への戒めのゲームなんじゃよ!!!」

    コナン「…………」

    阿笠「んほほほほ。ぐうの音も出んようじゃの」

    11 = 1 :

    『Aカード』

    基本的なルールはEカードと同じ。【皇帝→犯人】【市民→登場人物】【奴隷→探偵】に置き換えたもの。
    カードの強さは三すくみ。犯人は登場人物に強く、登場人物は探偵に強い。そして探偵は犯人に強い。
    カードは全部で10枚。各カードの絵柄と枚数は次の通り。


    【犯人】阿笠 1枚

    【登場人物】元太、光彦、歩美、灰原 それぞれ2枚の計8枚

    【探偵】コナン 1枚



    勝負は犯人側と探偵側に分かれて行う。博士は常に犯人側、コナンは常に探偵側で戦う。

    犯人側(阿笠)の手札は『阿笠』『元太』『光彦』『歩美』『灰原』の5枚

    探偵側(コナン)の手札は『コナン』『元太』『光彦』『歩美』『灰原』の5枚



    これらのカードを裏にして1枚ずつ時間差で出しオープン。カードの優劣がついた場合は強い方の1勝。
    【登場人物】同士だと引き分けで2枚目、3枚目へと勝敗がつくまで勝負が続く。


    つまりこのAカード、探偵側は探偵カードで犯人を当てに行き
    犯人側は犯人カードで登場人物を殺しにかかるのである。

    12 = 1 :

    コナン「……よし、ルールはわかったぞ」

    阿笠「これこれ、そう焦るな。これだけならEカードと何も変わらんじゃろうが」

    コナン「たしかに……」

    阿笠「ここからがAカードの醍醐味じゃ!」ピッ  

    ウィーーーーーーーーーーン

    元光歩灰「ん………ん…………ん………………」

    コナン「元太!! 光彦!! 歩美!! 灰原!!」

    博士がリモコンでカーテンを開けると、そこには十字架に磔にされた少年探偵団

    手足は十字架に固定……口には猿轡…… 身動きどころか口もきけない状態の4人

    13 :

    最初に光彦だな

    14 = 1 :

    コナン「なぜこんなことを……こいつらは関係ねえだろっ……!!!」

    阿笠「Aカードはわしらの関係と推理小説をなぞらえていると言ったじゃろ」

    阿笠「カードゲームと現実世界が連動するんじゃよ」

    阿笠「つまり、新一の出した登場人物カードのどれかが……わしの犯人カードに刺されてしまった場合……」

    阿笠「同じ絵柄の人物にも…………」

    コナン「なにっ!? ま、まさかっ……!!!!」

    阿笠「ほっほっほ、大丈夫じゃ直接殺したりはせん」

    阿笠「しかし何かしらの罰は受けてもらう」

    阿笠「もっとも、その罰で死んでしまう可能性もあるがの。んほほほほ」

    コナン「くそっ!」

    コナン「……みんな…………巻き込んでしまってすまねえ…………」

    15 :

    あっ…(察し)

    16 = 1 :

    コナン「……そうだ! こいつらはどうなるんだ!? 俺がゲームに勝てばこいつらは解放されるのか!?」

    阿笠「もちろん。新一が勝てればみんなを解放してあげよう」

    阿笠「しかし、もしも新一が負けてしまったら……」」

    阿笠「元太君と光彦君は地下労働施設で一生働いてもらい、歩美君と哀君にはわしのペットになってもらうぞい」

    コナン「なっ…………」

    阿笠「おっ、そうじゃ。新一の勝利条件を言っておらんかったのう」

    阿笠「勝負は全部で7戦じゃ。このうち2回勝てれば、新一の勝利じゃぞい」

    コナン「……7回のうち2勝?」

    コナン「……これじゃダメだ……確率的に……」

    阿笠「なーに、簡単じゃろ。1回の勝負で探偵側が勝てる確率は5分の1」

    阿笠「じゃが、新一の推理力と洞察力をもってすれば探偵側でも勝率20%より上は確実じゃろ」

    阿笠「新一はその頭脳をもってして確率を超えればいいのじゃ」

    コナン「た、確かに……決して無理な勝負ではないかも…………」

    17 :

    ざわ……ざわ……

    18 = 1 :

    阿笠「しかも2勝すればその時点で勝負は終わりにしてやろう」

    阿笠「早めに2勝すれば、4人が傷つくのも最小限で抑えられるじゃろ?」

    阿笠「しかし……2勝できなければ最後の7回戦まできっちり戦ってもらう……」

    阿笠「たとえそれが最後の勝負を迎えるまでに1勝もできていなかったとしてもじゃ」

    コナン「…………」

    阿笠「そして、最後の7戦目は特別ステージ……」

    阿笠「7戦目で新一の出したカードが負けてしまった場合その絵の人物にはこの場ですぐに死んでもらう」

    コナン「なんだと……!」

    阿笠「背水の陣じゃよ。最後まで勝利の見込みがあるなら新一も奮起できるじゃろ?」

    阿笠「それに1勝もできていなかったとしても、光彦君たちのこれからの人生を嘆き、この場で誰かを殺してあげることもできるぞい」

    コナン「そんなこと……できるかよ…………」

    阿笠「これは新一のためのルールなんじゃよ」

    阿笠「んほほほほほほほほほほほほほほほ!!!」

    20 :

    ざわ…      ざわ…
           ざわ…
       ざわ・・・      ざわ…

     ざわ…   ざわ…

    21 :

    まじかよ光彦最低だな

    22 = 1 :

    阿笠「おお、そうじゃ、そうじゃ。もう一つ君のためのルールがあるぞい」

    阿笠「このゲームは心理性を高めるためにカードは時間差で出し合うことになっておる」

    阿笠「そしてカードを出す順番は先手後手を交互に変える……」

    阿笠「当然、後に出す方が有利じゃ」

    阿笠「しかし、各勝負の最初の1枚目は犯人側から……つまりわしからの提出でよいぞ」

    阿笠「これは勝つ確率の低い探偵側へのせめてもの配慮……と、言いたいところじゃが、そんな理由ではない」

    阿笠「まず犯人ありきなんじゃ! 推理小説でもなんでも犯人が動かん事には成り立たん!」

    阿笠「犯人あってこその探偵なんじゃよ!」

    阿笠「新一が活躍できるのは犯人のおかげ! 君はそこを見誤っとるっ!」

    コナン「何言ってやがる……! そんな論理が通るかよっ……!!」

    阿笠「このAカードは探偵気取りの新一を戒めるために作ったといったじゃろ? んほほほほほ」

    コナン「くそっ!……しかし俺に有利になっているなら……まあいいか…………」

    阿笠「んほほほほほ! では、さっそくゲームを始めるかの……」

    こうして始まる狂気のゲーム…… コナンは博士から2勝を勝ち取ることができるのか……

    少年探偵団5人の運命はいかに…………

    23 :

    おわり

    24 = 1 :

    『Aカード』追記


    カードを提出する順番は


    1枚目 犯人側 → 探偵側

    2枚目 探偵側 → 犯人側

    3枚目 犯人側 → 探偵側

    4枚目 探偵側 → 犯人側

    5枚目 犯人側 → 探偵側



    博士とコナンは7回戦う。
    コナンの勝利条件は2回勝つこと。2回勝った時点で勝負は終わる。
    しかし、コナンが2回勝てない限り最後の7回戦まで必ず行う。


    ゲームと実際の人物は連動する。探偵側の出した【登場人物】が犯人に負けると、
    そのカードの人物は博士から何かしらの罰を受けなければならない。
    最後の7戦目は特別ステージで、犯人カードに負けたカードの人物はその場ですぐに殺される。

    25 = 1 :

    ―― 1戦目 ――

    阿笠「まずはわしからじゃな……よしこれじゃ」スッ

    博士、迷うことなくカードを提出っ……!

    これに続くようにコナン……カードを出すっ……!

    コナン「……」スッ

    1枚目オープン


    コナン 『灰原』
    阿笠  『光彦』



    阿笠「ほほほ、引き分けか。まあ、まだ始まったばかりじゃしな」

    コナン「……」

    コナン(Aカードは相手の顔色をうかがえる後手が有利……次は俺から出す番……ここは慎重に行かなければ……)

    コナン(やはり犯人側はEカードの皇帝と同じで、相手の自滅を待つのが定石か……)

    コナン(博士は自ら勝負に出る必要はない……)

    コナン(それに博士のことだ……勝負を長引かせて楽しむタイプのはず……よしっこれだっ!)スッ

    26 = 1 :

    阿笠「ふーむ…………」

    コナンがカードを出した後  博士、意外にもここで約2分間考え込む

    コナン(博士がこんな序盤で出すカードを迷っているとは考えられない……)

    コナン(やはり徒に時間を引き延ばしてゲームを楽しむ気でいるな)

    コナン(それに、おそらくAカードの名称の由来は最も強いカードである『阿笠』のAだ……)

    コナン(博士はゲームに自分の名前を付けるほど自惚れが強い)

    コナン(博士の性格を知り尽くしている俺に勝機はある……)

    コナン(勝てるっ……勝てるぞっ…………!!)

    阿笠「……」スッ

    博士、ようやくカードを提出

    2枚目オープン


    コナン 『歩美』

    27 = 1 :

    Aカードは心理戦……当然、相手の情報が多ければ多いほど相手の心も読みやすくなる

    コナンは阿笠博士の事を熟知していた……なぜなら、長年慣れ親しんだ隣人だから…………

    しかし…………それは博士もまた同じ…………いや、それ以上だったっ…………!!

    コナンは博士の組織のリーダーとしての面…… 悪人の顔をついさっき知ったばかりっ……!!

    故に……コナン…………



    阿笠  『阿笠』



    負けるっ……! 博士の心を読み切れないっ……!! 歩美……犯人の餌食っ……!!!

    コナン「なっ…………」ざわ…ざわ…

    阿笠「んほほほほぉぉぉおおおおおwwwwww」

    阿笠「さっそくわしの1勝wwwwwwww」

    阿笠「歩美君にお仕置きじゃあああああwwwwwwwwww!!!」

    歩美「!!」

    29 = 1 :

    コナン「すまねえ……歩美ちゃん…………」

    コナン(罰というのがどの程度のものか分かるのがせめてもの救いか……これからの勝負に影響してくるはず……)

    コナン「歩美ちゃん! 必ず2勝して助けるからそれまで耐えてくれ…………!!!」

    カチャッ

    博士…… 歩美の猿轡を外す……

    歩美「うっ…………」

    歩美「博士……な、何するの…………」

    阿笠「歩美君、わしは君のかわいい顔を見るたびにいつも犯したくて犯したくてたまらなかったんじゃよ」

    阿笠「いつもムラムラして本業の科学に支障をきたしてたんじゃ」

    阿笠「わしを発情させた責任を取ってもらう!! それが君の罰ゲームじゃ!!!」

    歩美「い、いや……嫌ぁぁあああぁぁぁああああ!!!」

    阿笠「んほほほほwwww心地よい悲鳴じゃなあwwwwwww」

    31 = 1 :

    阿笠「十字架はいろいろ動くように設計してあるんじゃ」グルッ

    十字架が180度傾き、歩美……真っ逆さまっ……!

    スカートはめくれ、歩美ちゃんのパンツが顔を出すっ……!

    圧倒的っ……!! 圧倒的重力っ……!! 圧倒的純白っ……!!

    歩美のパンツに後光が差すっ…………!!!

    歩美「やだ、やだああああ! 見ないでえええええ!」

    阿笠「んひょょょよよおおおwwwww! やっぱり白じゃったかwwwww!」

    阿笠「んひょ! んひょ! んひょぉぉぉおおおおぉぉぉおおおおおおおおwwwwwwwwwwww!!!」

    歩美「ぅぅ……ぅぅぅ…………」

    32 = 1 :

    阿笠「さて、このままわしのモノを咥えさせたいとこじゃが……」

    阿笠「勝負はまだ1回戦。お楽しみは次の歩美君の罰に取っておこう」

    阿笠「次は歩美君の純潔を奪う!」

    阿笠「よーく覚えとくんじゃぞ新一www」

    阿笠「んほほほぉぉぉおおおwwwwwwwwww」

    阿笠「それまで歩美君にはこのまま部屋のオブジェになっててもらおうwwwww」

    歩美「ぅぅ……ぁぁ…………」

    33 :

    ひでぇことしやがるww

    35 = 1 :

    コナン(次は歩美ちゃんをレイプするだとっ!?)

    コナン(歩美ちゃんをレイプするなんて俺の知ってる博士じゃねえ……!)

    コナン(戦略を変えなければダメだ……!)

    コナン(とにかく歩美ちゃんのカードはうかつに出せない……)

    コナン(くっ……俺と博士では勝率どころか、背負ってるものが違い過ぎるっ……!)


    そう、ここにAカードの難しさがある。Eカードでは市民のカードはいわばわき役……

    手札の4枚、どの市民を出しても結果は同じ…… しかし、その点Aカードは違う……

    探偵側にしてみれば、どの登場人物カードで負けるかも重要になってくるのだ

    阿笠博士は次の歩美の罰ゲーム内容を宣言することでコナンを心理的に揺さぶる……!

    コナンは『歩美』で負けられないっ…………!!

    37 = 1 :

    ―― 2戦目 ――

    阿笠「んほほほほ」スッ

    パンツを拝んだ興奮冷めやらぬまま、博士カード提出。

    コナン(博士は勝負に勝ちに来てるのか……?)

    コナン(いや、違う……博士は罰ゲームを楽しみたいんだ……)

    コナン(今の様子から見て、博士は歩美ちゃんを犯したくてたまらないはず……)

    コナン(そうすると、俺が『歩美』を出しにくくなってるこの状況、犯人カードは終盤で出してくる)

    コナン(博士の1枚目は犯人ではない……)

    コナン(それなら、いっそここで『歩美』を通して気を楽にするのも手だぞ……)

    コナン「……………………」

    コナン「…………」

    コナン「……」

    コナン「」スッ

    ようやくカード出揃う

    38 = 1 :

    阿笠「ほっほっほ、1枚目から長考か、新一?www」

    コナン「くっ……」

    1枚目オープン


    コナン 『元太』
    阿笠  『光彦』



    コナン、博士のカードは読めたものの、腹を決めれず『歩美』を出せないっ……!

    人は追いつめられれば追いつめられるほど、安定に走るっ……! 保険を掛けるっ……!

    『歩美』を出せていれば、どれほど楽になれたことかっ…………!!

    コナン(くそっ…………!)

    39 = 33 :

    いいぞ

    40 :

    灰原にお仕置きしたい

    41 = 1 :

    コナン(いや、こんなことで悔しがってる場合じゃない……)

    コナン(別に負けたわけじゃない……!)

    コナン(まともな思考を奪われてはダメだ……!)

    コナン(冷静になれ……………………)

    コナン(……………………)

    コナン(そうかっ……! 勝負はまだ2戦目だ。博士はなにもここで『歩美』を狙い撃ちしなくてもいい……)

    コナン(そもそも、犯人側でも狙い撃ちするとなると探偵側と同じ確率……)

    コナン(いくら外れた時のリスクが少ないとはいえ、そんなことする必要あるか……?)

    コナン(博士の狙いは他にあるはずっ……!)

    コナン(後出し有利の2枚目で犯人を出してくることだって十分あり得る……)

    コナン(1戦目と同じ2枚目で犯人を出し、裏をかこうとしているんだっ……!)

    コナン(それに1枚目で『歩美』を通せなかった焦りから、俺が2枚目に『歩美』を出すと踏んでるのかも……)

    コナン(いや……相手のカードが『歩美』だったら御の字……その程度の見込みっ……)

    コナン(博士はとにかく勝ちに来ている……罰ゲーム宣言はそれを狙った心理的罠に過ぎない……)

    コナン(博士2枚目は犯人っ……! つまり……俺が出すべきは探偵のカードだっ……!!)スッ

    42 = 1 :

    阿笠「わしの番じゃな。さーて、どれを出そうか」

    コナン「……」

    阿笠「待っとれ、歩美君。今そっちに行くからのうwwww」

    阿笠「んほほほほほほほほほほwwwwwwwwww」

    コナン「……」

    阿笠「さて、新一の出したカードは歩美君かのう?www」

    コナン「……」

    阿笠「wwwwwwwwww」

    コナン「……」

    コナン「……」

    阿笠「わかた、これじゃな」スッ

    44 = 40 :

    探偵と登場人物が当たったらコナンになんかしらのペナルティーがあるのか?

    45 = 1 :

    2枚目オープン


    コナン 『コナン』
    阿笠  『元太』



    博士のカード『元太』っ……! 『元太』っ……! 『元太』っ…………!!!!!

    コナンの読み、はずれるっ……! 2連敗っ…………!!

    阿笠「んほほほほほほほwwwww」

    コナン「くそっ……!」

    コナン「次だ、次っ……!! 3戦目っ……!!!」

    阿笠「……は?」

    阿笠「なーにを言っとるんじゃ新一」

    阿笠「探偵は自滅。犯人を当てることはできんかった」

    阿笠「犯人は潜んだまま……」

    阿笠「2戦目はまだ終わっとらんのじゃよ!!!」

    コナン「えっ……」ざわ…ざわ…

    46 :

    探偵が不利っていうけどコナンか光彦かのどっちかぶつければいいんだから簡単じゃろ?

    47 :

    光彦の出番だ!

    48 = 1 :

    Aカードの題材は推理小説。当然、探偵が推理を誤れば、犯人は自由の身っ……! 殺人鬼は野放しっ……!!

    つまり、探偵側が自滅した場合…………続行っ…………!! 犯人カードが出るまで終われないっ……!!

    ここからは犯人の独擅場!! 誰かは必ず罰ゲームっ……!! コナンは、ただ被害者を送り出すだけっ……!! 

    Aカード、まさに悪魔のゲームっ……!!

    コナン(ぬかった…… このルールに気付けなかったのは完全に俺のミスっ……)

    コナン(いつもの俺なら気づけたはずなのに…………)

    コナン(くそっ! この異常な状況で精神がまいっちまってる……)

    阿笠「んほほほほwww3枚目はわしからじゃなwww」スッ

    2戦目、勝ち確定の博士  当然、迷わずカード提出

    49 = 33 :

    コナンちょれ~www

    50 = 1 :

    コナン(くっ……せめて歩美ちゃんだけは守らなければ……)

    コナン(俺の手札は『歩美』『光彦』『灰原』)

    コナン(歩美ちゃん1回目の罰ゲームはたいしたことなかった)

    コナン(『灰原』『光彦』で負けても1回目だから、まだましな罰の可能性がある……)

    コナン(2人には悪いが、どっちかに犠牲になってもらうしかない)

    コナン(博士のカードは何だ…………?)

    コナン(いやらしく最後まで犯人を残してくるか……)

    コナン(あるいは……………………)

    コナン(ダメだっ……! 全然わからねえっ……!)

    阿笠「ほっほっほ、2戦目、新一の負けは決まってるんじゃぞw」

    阿笠「ほれ、もっと気楽にならんかwwwwwwww」

    コナン(今は完全に博士のペース…………)

    コナン(とりあえず『光彦』で様子見しとくか)

    コナン(すまねえ……光彦っ…………!)スッ


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