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    元スレ小町「出来たよお兄ちゃん!相手の好感度を上げるスイッチ!」

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    201 = 59 :

    まだ?

    202 = 107 :

    203 = 157 :

    おまたせ

    八幡(……待つか。今は一人でも多くスイッチを押さなければならない)

    八幡(どこにいるかもわからない誰かを探すよりも、確実に来ると分かっている海老名さんを待つほうが確実だ)

    八幡(三浦も、好感度は割りと高めの上昇をしているようだが、小町ほど振りきっている様子でもないしな)

    八幡「……わかった。ただし、海老名さんが来たら本当に俺は行くからな」

    三浦「だから良いって言ってんじゃん。しつこい」

    八幡(しつこい?むしろ諦めがいいほうだけどな、俺は。今だって三浦と会話することに譲歩したわけだし)

    八幡(で、会話って言うけど、俺と三浦で何を話せと?)

    八幡(ないんだよなぁ、共通の話題ってやつが)

    三浦「……」

    八幡(ていうか、なんで俺が話題探してんの?話し相手になって欲しいって言ったのは向こうなわけじゃん)

    八幡(この場合、相手が話題を提供すべきじゃね?だって俺は別に三浦と会話をしたいわけじゃないし)

    三浦「……ちょっとなんで黙ってるわけ」

    八幡(話題がないからです)

    205 = 157 :

    三浦「なんかないわけ?面白い話とかさあ。普通あるっしょ」

    八幡(や、その普通ってリア充グループの普通でしょ……俺みたいのをその普通に当てはめて欲しくないわけだが……)

    八幡(だいたい、まず面白さの定義というものから議論したい。三浦の感性で面白いという話題と)

    八幡(俺の感性で面白いという話題は、おそらく大幅にずれている)

    八幡(だがそのズレを擦り合わそうにも、俺と三浦がさしで話すという経験が少なすぎる)

    八幡(さらにその中で、楽しく会話をしたということとなると最早ゼロである)

    八幡(これではどういう話題に持っていけばいいのかという傾向も対策もしようがない)

    八幡(となると、自分以外の人間が三浦と話していた記憶から真似をすればいいわけだが、これについてもゼロだ)

    八幡(いや、だって三浦が楽しく話してた記憶とか、別に取っておく必要なかったし……)

    三浦「ああ、もう!なんでもいいから早くしろし!」

    八幡(く、どうすれば……や、待てよ。ひとつだけあるじゃないか!俺と三浦にも共通点が!)

    八幡「あー……そうだな、そういえば、さっき由比ヶ浜がな」

    三浦「……結衣が?」イラッ

    206 = 72 :

    あー

    207 = 157 :

    八幡「あ、ああ。そん時、由比ヶ浜と一緒に部室まで歩いていてな」

    三浦「ふぅーん」

    八幡「そうしたら、たまたま戸塚と会ったんだ」

    三浦「……で」

    八幡「戸塚は、運動部の部長会議を終えた後だったんだが、そのことを聞いた由比ヶ浜が」

    三浦「……」

    八幡「戸塚も頼もしくなって、さんろくが出てきたとか言い出してな」

    三浦「……」ケイタイポチポチ

    八幡「いやあ、さんろくはねえよな、うん」

    三浦「……」カミイジイジ

    八幡「……」

    三浦「……で?」

    八幡「……お、終わりです」

    三浦「つっっっまんないっ!なに今の?」

    八幡(ふぇぇ、今のがぼくの精一杯だよぉ)

    209 = 157 :

    三浦「なに?どこが面白いと思って話したわけ?」

    八幡「えっと……由比ヶ浜のいい間違いがな……」

    八幡「それに、由比ヶ浜なら三浦も俺も知ってるから」

    八幡(身内ネタは鉄板とか言うじゃん……)

    八幡(あと、天使戸塚が笑ってくれたから……というのもあるが)

    三浦「あーしはっきり言うけどさー。まず話し方からつまないっつーの」

    八幡「はぁ」

    三浦「面白いことならもっと面白そうに言えるっしょ。あれなら戸部のがまだマシ」

    八幡(ぐさっ!戸部のがマシ、それは大きく俺の心に突き刺さった)

    210 = 157 :

    三浦「あとさー、あーしはあんたと話がしたいっつったの?分かる」

    八幡「はあ」

    三浦「それで結衣の話?バカ?ヒキオの話しろっつーの」

    八幡「すいません」

    三浦「悪いけど、結衣のことならヒキオよりあーしのほうが知ってっから」

    八幡「はい……」

    八幡(いつの間にか完全に説教である)

    八幡(俺も気づけばつい謝っていたりした)

    八幡(なぜこうなった……俺の心はこの言葉で覆い尽くされていた。そしていつの間にか)

    三浦「じゃ、明日までに面白い話考えとけし」

    八幡「は?え、明日?」

    三浦「これから毎日面白い話、あーしにしてもらうから」

    三浦「ヒキオマジヤバイよ、そのままじゃ」

    八幡(え、やばいの?今の?なにつまらないと死ぬの俺?)

    211 = 157 :

    八幡「ちょ、待て、毎日?」

    三浦「文句あんの?」ジロッ

    八幡「な、ないです」

    八幡(絶対に断るべき案件だったが、気迫で負けていた。毎日って……マジどうしよう……)

    「えーっと……」

    八幡(うちひしがれる俺、いきり立つ三浦というカオス空間に)

    海老名「終わった、のかな?」

    八幡(遠慮気味に海老名さんは入ってきた)

    三浦「さ、行くよ」

    海老名「あ、うん」チラッ

    八幡(憐れむような、そして何故俺と三浦が?という好奇が混じった目を、海老名さんに向けられた)

    八幡(や、いいんです……放っておいてください……と、完全に三浦によってプライドをぶち壊された俺)

    八幡(二人を見送る元気もない……って、ちょっと待て)

    212 = 157 :

    八幡(俺がなにゆえあのような苦行に身を立てたのか、それはひとえにこの人を待っていたからだ)

    八幡(このまま行かせるわけにはいかねえ!)

    海老名「じゃあ、ヒキタニくん、それじゃあ」

    八幡(ちょほいと待ちなぁ!)ポチッ


    コンマ判定
    下1

    214 = 59 :

    なかなかゾロ目出ないなー

    215 = 157 :

    海老名さん
    41

    八幡(よし、目的は達した)

    海老名「……」

    八幡(これで七人……あと三人か)

    海老名「ヒキタニくん」

    八幡「え、ああ、なに?」

    海老名「よく分からないけど、優美子と仲良くするんなら、私ともよろしくね」

    八幡「はあ」

    八幡(や、別に三浦と仲良くするつもりはないんだが……むしろ積極的に疎遠になりたいまである)

    海老名「今度、私とも話してみようか」

    海老名「たぶん、ヒキタニくん、優美子よりは私のほうが話せると思うけど」

    八幡(それな。そんな気がするわ。というか間違いない)

    海老名「ほら、ハヤハチとかトツハチとか色々ね、ぐ腐」

    八幡(ごめん、やっぱ理解は一生無理だと思います)

    216 = 157 :

    三浦「ほら、行くよー!」

    海老名「あ、うーん!じゃあね」

    八幡「ああ」

    八幡(……はあ、疲れたわ。だがまだ他に探さなきゃならないんだよな。はぁ)


    誰か
    下2

    217 :

    葉山

    218 = 93 :

    葉山

    219 = 107 :

    海老名さん出てきたと思ったら荒ぶりすぎです

    220 = 72 :

    221 = 157 :

    葉山


    八幡(で、次だが)

    八幡(正直、男の好感度とか、戸塚以外あげたくもないわけだが)

    八幡(だが、居場所が分かりやすいという理由で、俺はサッカー部が練習しているグラウンドに来ていた)

    八幡(狙いは、葉山である。や、ちがうよ?後ろの穴を狙ってるって意味じゃないからね?)

    八幡(海老名さんとの話題作りでもないからね?そんなことまでして話題作らなきゃならないなら、絶縁するレベル)

    八幡(にしても、がんばってんなー)

    八幡(部長として、先輩として、精一杯声を張り上げ、指導している)

    八幡(本人自身の技量は頭一つ抜けていて、おまけにイケメンで頭もいいと来ている)

    きゃーきゃー!はやとくーん!

    八幡(そりゃ、あんなのも群がるわな……)

    八幡(さて、こんなもん見てたらますます目が腐る)

    八幡(とっとと押して次行こ)

    コンマ判定
    下1

    222 = 93 :

    ほい

    223 = 107 :

    ヤンデレ化しなくて安心した

    224 = 157 :

    葉山
    16


    八幡(去る前に、もう一度後ろを見やる)

    八幡(葉山は当然俺に気づいた様子もなく、練習を続けている)

    八幡(だが、ふと、視線があったような気がした)

    八幡(しかし、だからと言ってどうということもなく、俺はその場を離れた)



    下2

    225 = 160 :

    いろはす

    226 = 107 :

    いろは

    227 = 59 :

    いろはす~

    228 = 157 :

    いろは


    八幡(これで九人……あと一人か)

    ※さっき海老名さん終えて七人と書きましたが、勘違いでした

    八幡(次の相手を求め、俺は生徒会室へとむかった)

    八幡(俺が居場所を特定でき、顔も名前も一致している数少ない人間)

    八幡(そう、生徒会長の一色はうってつけだ)

    八幡(生徒会はまだ活動しているはずだ、さっきまで部長会をしていたんだしな)

    八幡(生徒会室についた俺は、こっそりと扉を開けた)

    八幡(一色の相手は面倒だし、とっととスイッチを押して、そのあとすぐリセットを敢行する構えだ)

    八幡(一色は、生徒会メンバーとなにやら話し合っているようだ)

    八幡(俺には気づいていない。よし……今だ)ポチッ


    コンマ判定
    下1

    230 = 59 :

    低いぞおい

    231 = 2 :

    2週目もあるんだろ

    232 :

    いろは
    31


    八幡(ミッションコンプリート!よし、次は)

    いろは「あっ!!」

    八幡(げぇー、見つかった!)

    いろは「せんぱーい!何やってるんですか、そんなところで」

    八幡「お、おう……や、ちょっと通りすがってな」

    いろは「覗いてたのに?」

    八幡「覗いてねえよ」

    いろは「でも良かったです!ちょうどいいところに先輩が来てくれて!」パンッ

    八幡(まるで錬成でもするかのように手と手を打ち鳴らす一色。だからそういう行動があざといんだって)

    いろは「じゃあ書類整理お願いしますね」

    八幡「やらねえぞ」

    いろは「えー!?」

    233 = 232 :

    いろは「わたしを助けるためにちょうどいいタイミングで来てくれたんじゃないんですかっ!?」

    八幡「違う」

    いろは「そしてどのタイミングで割り込んだらわたしの印象が一番良くなるか扉から中をうかがっていたと」

    八幡「違うっつーの」

    いろは「やー、そこまでされると流石にきもいですねー。ストーカーですよストーカー」

    八幡(いい加減否定するのも疲れてきた)

    いろは「でもわたしは優しいですから先輩の好意を無駄にせず、ちゃんと書類整理されてあげちゃいます」

    いろは「あ、でもだからってわたしのピンチを助けたからってナイト気取りとかそういうのはキモいんでやめてくださいね」

    八幡「……」

    いろは「……」ニコニコ

    八幡「気は済んだか。じゃあな」

    いろは「ちょ、本気で帰る気ですか!?」

    八幡「むしろ本気以外がねえよ」スタスタ

    いろは「あー、ちょ、先輩!?」

    234 = 107 :

    235 = 232 :

    八幡(一色をおいてけぼりにし、俺は奉仕部近くの廊下まで来ていた)

    八幡(よし、じゃあリセットを試してみるか)

    ポチポチ

    八幡(どうだ……?)

    ピロリーン

    八幡(……よし!音が違う。これできっとリセットされたはずだよな?)

    八幡(改めて、俺はスイッチの持ち手にある説明を読んだ)

    『数値のリセットの仕方。規定人数をクリアすると、二回押すことでそれまでの結果がリセットされます』

    八幡(よし、間違いなく今のでリセットされたはず……ん?)

    八幡(ふと気づく。説明文の横に、矢印があるのを。ちょうど、真下に向けて、↓と)

    八幡(……恐る恐る、スイッチの下側を見ると)

    『ただし、リセットしても一人だけランダムで好感度変動時の記憶が鮮明に残ります』

    八幡(な、なん……だと……?詐欺じゃねえか、この書き方!)

    選んだキャラとのエンディングになります
    好感度が変動したキャラだけです
    下3

    236 = 2 :

    小町だな

    237 = 107 :

    小町しかいない

    238 :

    小町

    239 :

    葉山

    240 = 9 :

    ホモは無力

    241 = 53 :

    いいよいいよー小町的にポイント高いよー

    242 = 238 :

    やったぜ

    243 = 232 :

    >>238
    小町エンディング!
    ついでにゾロ目ボーナス!


    八幡(……あのあと、とりあえず奉仕部に戻ってみると、由比ヶ浜は分からんが、雪ノ下は明らかにリセットされていた)

    八幡(さらに由比ヶ浜経由で、三浦からやっぱさっきの話はなしと来たので、これもリセットされたのだろう)

    八幡(平塚先生にはラーメンには行けない旨を伝えてみたが、残念がってはいても普段と同じ様子だった)

    八幡(他の連中はもともと変動した数値が少なかったせいか、リセットされたのかどうか判別はつかなかった)

    八幡(で、小町である)

    八幡(リセット……されたんだろうか)

    八幡(怖い……超怖いんですけど……記憶が残るって、いったいどうなるんだよ……)

    八幡(雪ノ下なんかは、俺に紅茶を入れたことは覚えていても、その時の自分の感情とか、仕草の記憶は曖昧になっていたが)

    八幡(じゃあつまり、ヤンデレってた間の自分がどんな考え方をしてたのか、鮮明に覚えているってことなんだろうか)

    八幡(それって……やばくね?)

    八幡(そこで俺は考えた。記憶は残っていても、リセットはされているはずなんだ)

    八幡(もしもう一度このスイッチを押せば、また変動するはず)

    八幡(まさか二回も、あんな振り切れた好感度に"なるはずがない"と)

    246 :

    八幡「……ただいま」

    小町「あ、お帰り、お兄ちゃん」ニコニコ

    八幡「お、おう」

    小町「どうだった?そのスイッチ」

    八幡「まあまあだったぞ、うん」

    小町「ふぅん、そっか。どう?小町ぐらい高くなった人、いなかった?」

    八幡「ああ、うん、やっぱ小町が一番だったよ。流石俺の妹だ」

    小町「そっか小町が一番だったんだ」

    八幡「……でもな、小町、俺はいつもの小町がいいんだ」

    八幡「もとの小町に、戻ってくれ!」ポチッ

    八幡「……」ハァハァ

    小町「……」

    247 = 246 :

    八幡「こ、小町?」

    小町「……」

    八幡「おい、小町?」スッ

    小町「……もーらい」ヒョイ

    八幡「え」

    八幡(げぇー!小町にスイッチを取られた!?)

    小町「ふふふ、お兄ちゃんさあ、最初に小町が言ったこと、覚えてる?」

    八幡「は?俺の運次第とかのことか?」

    小町「もうちょっと後かな」

    小町「色んな人にスイッチを試すも、元々の運の悪さで大していい結果が出せないお兄ちゃん……」

    小町「最後に、小町が試してあげたら高い数値が出てハッピーエンド……」

    小町「小町の言った通りになったね☆」ニコッ


    小町
    88+100

    248 :

    いえーい

    249 :

    やっぱり小町は最高だぜ

    250 :

    小町で二回もゾロ目が出るとは
    やっぱり小町なんだよなー


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