私的良スレ書庫
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委員長「じゃあなんで」
男「え」
委員長「じゃあなんで、返事……くれないの?」
男「……言おうとは思ってたんだけど」
委員長「待って」
男「え」
委員長「女ちゃんと付き合っていないならいい。今日はそれだけ確かめたかった」
男「……」
委員長「男くんのタイミングで、返事をください」
男「あの」
委員長「今日はまだ、いいから……それじゃ!」
男「……」
男「え」
委員長「じゃあなんで、返事……くれないの?」
男「……言おうとは思ってたんだけど」
委員長「待って」
男「え」
委員長「女ちゃんと付き合っていないならいい。今日はそれだけ確かめたかった」
男「……」
委員長「男くんのタイミングで、返事をください」
男「あの」
委員長「今日はまだ、いいから……それじゃ!」
男「……」
男「どうしよう……」
女「ようやく二人きりになれましたね」
男「うわああああああ!?」
女「うわぁ! びっくりした」
男「こっちの台詞だ。帰ったんじゃなかったのか」
女「私が簡単に男くんの家を立ち去るわけないでしょう」
男「どこにいたんだ」
女「帰ったふりをして天井裏にいました」
男「お前は忍者か」
女「ようやく二人きりになれましたね」
男「うわああああああ!?」
女「うわぁ! びっくりした」
男「こっちの台詞だ。帰ったんじゃなかったのか」
女「私が簡単に男くんの家を立ち去るわけないでしょう」
男「どこにいたんだ」
女「帰ったふりをして天井裏にいました」
男「お前は忍者か」
女「あの、ちゃんと私も男くんのこと好きですからね」
男「なんだその確認みたいな」
女「それじゃ、文化祭頑張りましょう」
男「お、おう」
男「なんだその確認みたいな」
女「それじゃ、文化祭頑張りましょう」
男「お、おう」
61
男「結局まだ委員長に言えてない……」
友「駄目なやつだな、お前は駄目なやつだな」
男「そう言わず慰めてくれよ」
女「よしよし。私と付き合いましょう」
男「気配消して近づくのマジでやめてくれない?」
女「えへへ、私の先祖忍者なんですよ」
男「どこまで冗談かわかんねーよ」
男「結局まだ委員長に言えてない……」
友「駄目なやつだな、お前は駄目なやつだな」
男「そう言わず慰めてくれよ」
女「よしよし。私と付き合いましょう」
男「気配消して近づくのマジでやめてくれない?」
女「えへへ、私の先祖忍者なんですよ」
男「どこまで冗談かわかんねーよ」
62
友「女ちゃんとは幼馴染なの?」
男「いや全然。高校で初めて同じ学校になった」
友「へぇー、意外だな。あれだけ好かれてるから昔からの知り合いかと」
女「前に一度会ったんですけどねー」
友「そうなの?」
男「いや、それは……」
女「小学校の時、車に轢かれそうになっていた私を、見ず知らずの男の子が助けてくれたんです」
友「それがもしかして男なのか」
女「はい。すぐに好きになりました」
男「その時に顔を覚えたらしいんだ」
女「まさか高校で同じになるなんて思いませんでした」
友「運命じゃん……」
女「あの時から、大好きですよ」
友「女ちゃんとは幼馴染なの?」
男「いや全然。高校で初めて同じ学校になった」
友「へぇー、意外だな。あれだけ好かれてるから昔からの知り合いかと」
女「前に一度会ったんですけどねー」
友「そうなの?」
男「いや、それは……」
女「小学校の時、車に轢かれそうになっていた私を、見ず知らずの男の子が助けてくれたんです」
友「それがもしかして男なのか」
女「はい。すぐに好きになりました」
男「その時に顔を覚えたらしいんだ」
女「まさか高校で同じになるなんて思いませんでした」
友「運命じゃん……」
女「あの時から、大好きですよ」
1
女「今日から高校生だー!」
女友「あ、女と同じクラスじゃん」
女「やったー! 心強い」
女友「高校では彼氏をつくらねば」
女「私はいいかな。好きな人いるし」
女友「例の小学生の時に助けてもらった男の子ね」
女「それ以来会ってないんですけどね……」
女友「今でも好きって凄すぎ。理解できない」
女「今日から高校生だー!」
女友「あ、女と同じクラスじゃん」
女「やったー! 心強い」
女友「高校では彼氏をつくらねば」
女「私はいいかな。好きな人いるし」
女友「例の小学生の時に助けてもらった男の子ね」
女「それ以来会ってないんですけどね……」
女友「今でも好きって凄すぎ。理解できない」
友「席となりだね、よろしく」
男「よろしくー」
女友「げっ、友とも同じクラスか」
女「誰?」
女友「同じ塾に通ってた女子好き」
女「! ねぇ! そのとなりは!?」
女友「えーっと、知らない人だな」
女「見つけた……運命だ」
男「よろしくー」
女友「げっ、友とも同じクラスか」
女「誰?」
女友「同じ塾に通ってた女子好き」
女「! ねぇ! そのとなりは!?」
女友「えーっと、知らない人だな」
女「見つけた……運命だ」
女友「え、もしかして女が前に助けてもらった人!?」
女「間違いないよ! ずっと前だけど顔を忘れたことないもん!」
女友「本当だったら凄いな……」
女「告白してくる」
女友「行動がはやすぎる」
女「間違いないよ! ずっと前だけど顔を忘れたことないもん!」
女友「本当だったら凄いな……」
女「告白してくる」
女友「行動がはやすぎる」
>>110
気になるなら最初から読んでやれよ
気になるなら最初から読んでやれよ
女「あの、ちょっといいですか」
男「ん?」
女「向こうの、人がいないほうで」
男「お、おう……?」
友「せっかくできた友人が可愛い子に連れて行かれた……」
女友「ざまみろ」
友「げぇ! お前、同じ高校受けるのは知っていたがクラスまで同じとは」
女友「げぇってなんだ、ぶっとばすぞ」
男「ん?」
女「向こうの、人がいないほうで」
男「お、おう……?」
友「せっかくできた友人が可愛い子に連れて行かれた……」
女友「ざまみろ」
友「げぇ! お前、同じ高校受けるのは知っていたがクラスまで同じとは」
女友「げぇってなんだ、ぶっとばすぞ」
女「あの、小学生の時、私を事故から助けてくれた人ですよね」
男「事故? ……小学生の時に事故?」
女「あ、あの、いきなりごめんなさい」
男「それって、もしかして○○町の?」
女「は、はい! 覚えていてくれたんですね」
男「…………」
女「道を飛び出して車に轢かれそうになった私をあなたが
飛び込んで歩道に突き飛ばしてくれたおかげで助かりました」
男「あの事故か……」
女「あの! あの時から、好きです!」
男「!?」
女「私と、付き合ってください」
男「事故? ……小学生の時に事故?」
女「あ、あの、いきなりごめんなさい」
男「それって、もしかして○○町の?」
女「は、はい! 覚えていてくれたんですね」
男「…………」
女「道を飛び出して車に轢かれそうになった私をあなたが
飛び込んで歩道に突き飛ばしてくれたおかげで助かりました」
男「あの事故か……」
女「あの! あの時から、好きです!」
男「!?」
女「私と、付き合ってください」
男「…………あの時から……」
女「はい。あの時、かっこいいと思いました。好きだなって思いました」
男「一目惚れ……?」
女「そんな感じかもしれません」
男「……なるほどね」
女「ずっと、ずっと、好きです!」
男「…………ごめん」
女「……」
男「嬉しいけど、ごめん」
女「はい。あの時、かっこいいと思いました。好きだなって思いました」
男「一目惚れ……?」
女「そんな感じかもしれません」
男「……なるほどね」
女「ずっと、ずっと、好きです!」
男「…………ごめん」
女「……」
男「嬉しいけど、ごめん」
女友「……で? どうだったのよ」
女「フラれた」
女友「…………残念だったね」
女「でも。嬉しいって言ってくれた」
女友「よかったじゃん」
女「だから、また告白する」
女友「え」
女「嬉しいと思ってもらえるなら、いつか振り向いてくれるかもしれないから」
女友「……あんたって昔から凄くポジティブ」だよね」
女「フラれた」
女友「…………残念だったね」
女「でも。嬉しいって言ってくれた」
女友「よかったじゃん」
女「だから、また告白する」
女友「え」
女「嬉しいと思ってもらえるなら、いつか振り向いてくれるかもしれないから」
女友「……あんたって昔から凄くポジティブ」だよね」
2
女「やっぱり諦められません! 付き合ってください!」
男「気持ちは嬉しいけど……」
女「やっぱり諦められません! 付き合ってください!」
男「気持ちは嬉しいけど……」
4
女「今日も! 今日も好きです!」
男「よくそんなに告白できるな……」
女「好きですから!」
男「…………」
女「今日も! 今日も好きです!」
男「よくそんなに告白できるな……」
女「好きですから!」
男「…………」
63
女(段々と告白する間隔が短くなって……最近では毎日だ)
男「おーい」
女(男くんと話すことは増えたし仲良くはなれたけど)
男「おーい、女!」
女(いつか振り向いてくれるかなぁ……)
男「女ってば!」
女「あ、はい!!」
男「今日委員長休みだから、実行委員の集まり代わりに俺と行ってくれよ」
女「は、はい!」
男「……なに笑ってるんだ」
女「これからも」
男「?」
女「これからも大好きです」
男「……」
女(段々と告白する間隔が短くなって……最近では毎日だ)
男「おーい」
女(男くんと話すことは増えたし仲良くはなれたけど)
男「おーい、女!」
女(いつか振り向いてくれるかなぁ……)
男「女ってば!」
女「あ、はい!!」
男「今日委員長休みだから、実行委員の集まり代わりに俺と行ってくれよ」
女「は、はい!」
男「……なに笑ってるんだ」
女「これからも」
男「?」
女「これからも大好きです」
男「……」
>>118 多分これだと思うわ
64
女友「それで、まだ好きなわけ?」
女「当然です」
女友「まぁ、知ってたけど」
女「いつか、いつか絶対に」
女友「それで、まだ好きなわけ?」
女「当然です」
女友「まぁ、知ってたけど」
女「いつか、いつか絶対に」
女友「でも男くんも優しいよね」
女「え?」
女友「何度も何度もあんたから告白されて断ってるのに、普通に話してくれるじゃん」
女「もしかして……優しいからかな」
女友「え?」
女「男くんが優しいから、迷惑だけどいつも相手してくれてるのかな」
女友「あ、いや、そういう意味で言ったわけじゃないけど」
女「……ちょっと告白してくる」
女友「いまや日課だな…………」
女「え?」
女友「何度も何度もあんたから告白されて断ってるのに、普通に話してくれるじゃん」
女「もしかして……優しいからかな」
女友「え?」
女「男くんが優しいから、迷惑だけどいつも相手してくれてるのかな」
女友「あ、いや、そういう意味で言ったわけじゃないけど」
女「……ちょっと告白してくる」
女友「いまや日課だな…………」
女「男くん!」
男「なんだ」
女「告白するので屋上まで来てください」
男「ここじゃダメなのか」
女「今日は気合を入れてるので」
男「なんだ」
女「告白するので屋上まで来てください」
男「ここじゃダメなのか」
女「今日は気合を入れてるので」
女「屋上って簡単に入れるんですね」
男「安全面的に大丈夫なのかな」
女「さて」
男「……」
女「告白をします」
男「安全面的に大丈夫なのかな」
女「さて」
男「……」
女「告白をします」
女「私の気持ちは変わりません。これからもずっと」
男「変わるかもよ?」
女「いいえ、変わりません」
男「自信満々だな」
女「……好きなんですよ」
男「……わかってるよ」
女「愛してます」
男「知ってる」
男「変わるかもよ?」
女「いいえ、変わりません」
男「自信満々だな」
女「……好きなんですよ」
男「……わかってるよ」
女「愛してます」
男「知ってる」
男「もう64回目だよ」
女「ほら、ちゃんと覚えてくれてる」
男「……」
女「一回一回の告白をちゃんと覚えてくれてるんだ」
男「まぁ、いろいろされたからな」
女「優しい。やっぱり大好きです」
女「ほら、ちゃんと覚えてくれてる」
男「……」
女「一回一回の告白をちゃんと覚えてくれてるんだ」
男「まぁ、いろいろされたからな」
女「優しい。やっぱり大好きです」
男「でも、俺も変わらないよ。ごめん」
女「わかってます」
男「うん」
女「男くんは優しいから、多分65回目の告白をしても
しっかり相手してくれるんでしょう」
男「どうかな」
女「だから、もう優しさに甘えないことにします」
女「わかってます」
男「うん」
女「男くんは優しいから、多分65回目の告白をしても
しっかり相手してくれるんでしょう」
男「どうかな」
女「だから、もう優しさに甘えないことにします」
男「どういうことだ?」
女「次の、65回目の告白を最後にします」
男「……それは助かる」
女「ここぞという時のためにとっておきます」
男「……わかった」
女「絶対良い返事をしてもらえるような、素敵な告白をします」
男「……」
女「お楽しみに」
女「次の、65回目の告白を最後にします」
男「……それは助かる」
女「ここぞという時のためにとっておきます」
男「……わかった」
女「絶対良い返事をしてもらえるような、素敵な告白をします」
男「……」
女「お楽しみに」
65
友「いよいよ文化祭当日だな」
男「わかってるなら手伝えよ、忙しいんだ」
友「いよいよ文化祭当日だな」
男「わかってるなら手伝えよ、忙しいんだ」
委員長「男くん、友くん、お疲れ様」
友「あ、委員長!」
男「お前は何も疲れてないだろ」
委員長「結構よくできたじゃん。今日は頑張ろうね!」
男「うん、頑張ろう」
友「あ、委員長!」
男「お前は何も疲れてないだろ」
委員長「結構よくできたじゃん。今日は頑張ろうね!」
男「うん、頑張ろう」
友「おい、わかってんのか」
男「なんだ?」
友「お前を実行委員にした理由忘れてないだろうな」
男「委員長に返事をするためだけど……」
友「だけどじゃねえよ。今日で文化祭も終わるじゃねえか」
男「……」
友「せっかく話すタイミングをたくさん作ってやったのに」
男「……わかった、いってくる」
友「お化け役は俺にまかせろ。しばらく戻ってこなくて大丈夫だ」
男「すまん、じゃあ頼む!」
男「なんだ?」
友「お前を実行委員にした理由忘れてないだろうな」
男「委員長に返事をするためだけど……」
友「だけどじゃねえよ。今日で文化祭も終わるじゃねえか」
男「……」
友「せっかく話すタイミングをたくさん作ってやったのに」
男「……わかった、いってくる」
友「お化け役は俺にまかせろ。しばらく戻ってこなくて大丈夫だ」
男「すまん、じゃあ頼む!」
女友「へぇ、いいとこあるんだね」
友「見てたな、きさま」
女友「まぁ、男くんより顔が化け物みたいなあんたがお化け役をやったほうがいいか」
友「なんだとこのやろ」
女友「ようやく委員長への告白の返事か」
友「なんだ知ってたのか」
女友「まぁね」
友「告白といえば最近女ちゃんが男にアタックしているのを見ないな」
女友「もう見ることないかもね」
友「え?」
友「見てたな、きさま」
女友「まぁ、男くんより顔が化け物みたいなあんたがお化け役をやったほうがいいか」
友「なんだとこのやろ」
女友「ようやく委員長への告白の返事か」
友「なんだ知ってたのか」
女友「まぁね」
友「告白といえば最近女ちゃんが男にアタックしているのを見ないな」
女友「もう見ることないかもね」
友「え?」
屋上
委員長「ここってこんなに簡単に入れたんだ……大丈夫なのかしら」
男「俺もこの前思ったよ」
委員長「文化祭実行委員が二人とも抜け出しちゃまずいんじゃない?」
男「俺の親友がなんとかしてくれてるさ。それに、すぐ終わる」
委員長「……」
男「待たせ過ぎたね」
委員長「ここってこんなに簡単に入れたんだ……大丈夫なのかしら」
男「俺もこの前思ったよ」
委員長「文化祭実行委員が二人とも抜け出しちゃまずいんじゃない?」
男「俺の親友がなんとかしてくれてるさ。それに、すぐ終わる」
委員長「……」
男「待たせ過ぎたね」
男「告白の返事なんだけど」
委員長「やっぱり、そのことだよね」
男「……ごめん」
委員長「…………わかってたよ」
男「え?」
委員長「だから、そんな申し訳なさそうな顔しないで」
男「……」
委員長「やっぱり女ちゃんが好きなんでしょ?」
男「いや、え」
委員長「なんでいつも告白を断ってるかは知らないけど、見ていたらわかるよ」
男「えっと……」
委員長「私は男くんを好きになったんだぞ
サービスで正直に答えてくれてもいいじゃない」
委員長「やっぱり、そのことだよね」
男「……ごめん」
委員長「…………わかってたよ」
男「え?」
委員長「だから、そんな申し訳なさそうな顔しないで」
男「……」
委員長「やっぱり女ちゃんが好きなんでしょ?」
男「いや、え」
委員長「なんでいつも告白を断ってるかは知らないけど、見ていたらわかるよ」
男「えっと……」
委員長「私は男くんを好きになったんだぞ
サービスで正直に答えてくれてもいいじゃない」
男「好きだ」
委員長「……」
男「昨日も、今日も、明日も、毎日、女が好きだ」
委員長「だと思った」
男「ごめん」
委員長「いいなー……両想いか」
男「いや、二人とも片想いさ」
委員長「……」
男「昨日も、今日も、明日も、毎日、女が好きだ」
委員長「だと思った」
男「ごめん」
委員長「いいなー……両想いか」
男「いや、二人とも片想いさ」
女「あー! ここにいた!」
委員長「バトンタッチ」
女「あ、え!?」
男「あの! ……行っちゃった」
女「もしかしてタイミングが悪かったでしょうか」
男「いや、言うタイミングをずっと逃していたのは俺だ」
委員長「バトンタッチ」
女「あ、え!?」
男「あの! ……行っちゃった」
女「もしかしてタイミングが悪かったでしょうか」
男「いや、言うタイミングをずっと逃していたのは俺だ」
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