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    元スレ幼馴染「あなたって私が居てあげないと何にもできないわね」」

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    151 = 1 :

    後輩「・・・居場所がないんです」

    「?」

    後輩「家族って、聖域なんですよ」

    後輩「注意する事はできても、よほどの事が無いと誰も手出しできません」

    「そうなのかな?」

    後輩「ええ」

    後輩「だから、誰も助けてくれないし、家に帰っても嫌だし」

    後輩「なので早く一人暮らしをしたいんだです」

    後輩「理由はそれだけです。先輩じゃあどうする事もできません」

    「居場所かぁ」

    152 = 1 :

    「でもさ、俺はお前と話してたら楽しい」

    後輩「それが何ですか?訳わかんない事急に言わないで下さい」

    「だから、居場所ならあるだろって」

    「俺と話しててお前は楽しくないか?」

    後輩「え?」

    「だから、楽しくないかって?」

    後輩「な、な、何が?」

    「居場所ならあるだろ?俺等友達じゃん」

    「俺はお前といたら楽しいぞ?」

    153 = 1 :

    後輩「・・・」

    後輩「先輩?」

    「何だ感激したか?」

    後輩「・・・・も、もしかしてそれって」

    「?」

    後輩「せ、先輩・・・わ、私の事」

    「大事な友達同士だろ?」

    後輩「・・・・」

    154 = 1 :

    後輩「ここです」

    「おーデカい本屋だなぁ」

    後輩「ここら辺では、ここが一番大きいですから」

    「おおー」

    後輩「受験のコーナーは・・・っと」

    「うわ、勉強の本が沢山」

    「今二次関数と三次関数を習ってるんだけどさ」

    「一次関数もわかんないのに、どう覚えろって言うんだろうな?はは」

    後輩「・・・一次関数って中学内容じゃなかったですか?」

    155 = 1 :

    後輩「ん~・・・先輩」

    「何だ?」

    後輩「今やってる内容で難しいなって思う内容はありますか?」

    「何で?」

    後輩「いや、難しい内容があるならそこが重点的に載っている参考書を」

    後輩「買っておこうかなって」

    「んー」

    「ていうか話聞いてないから何が難しいとかってすらわからない」

    「あはは」

    後輩「・・・先輩に聞いた私がバカだった」

    156 = 1 :

    後輩「ふー」

    「結構買ったな」

    後輩「はい。中途半端に数冊買っても意味ないんで」

    「勉強の本ってさ買っただけで頭良くなった気がするよな」

    後輩「・・・気持ちはわかりますけど。買った参考書って」

    後輩「早い内に終わらせないと、結局最後までやらなかったりしますよ」

    後輩「買う事があったら、早めにやっておいた方がいいです」

    「はは。参考書なんて買うことあるのかな?」

    後輩「もう大学行くとか言わないで下さいね」

    157 = 1 :

    「飯でも食っていかないか?」

    後輩「ご飯・・・」

    後輩「まぁ、そうですね」

    「何だよ?」

    後輩「・・・私友達とご飯とか食べたことないんです」

    「あはは。ウケる」ケタケタ

    後輩「う、うるさい!私に友達いないの知ってるじゃないですか!」

    「じゃあ、俺のオススメはぁ・・・」

    「うーん・・・」

    158 = 1 :

    後輩「お好み焼きってあんまり食べたことない・・・」

    「そうなの?旨いのに」

    後輩「う、何かこれグロテスク」

    「はは、ゲ○みたいだよな」

    後輩「先輩、そういう事、普通の人に言ったらどん引きされますよ」

    「あ、そうかな」

    「てかお前って普通の人じゃないの?」

    後輩「変な揚げ足取らないで下さい!」

    「あはは」

    159 = 1 :

    「で、これをここに広げて焼くんだ」

    後輩「広げるんですか?」

    「そうそう。綺麗な円にするの」

    後輩「何か難易度高そうですね・・・」

    「気をつけろよ」

    後輩「わかってますよ・・・んと」

    後輩「うわ!」ドロドロ

    「はは。危なっかしいな」

    160 = 1 :

    後輩「何か凄いですけど、これってちゃんと焼けてるんですか?」

    「焼けてるとな?」

    後輩「よく見えないから不安なんですけど」

    「焼けてるよ。ひっくり返すか。そろそろ」

    後輩「・・・これひっくり返すの?」

    「当たり前だろホットケーキとかと同じだよ」

    後輩「・・・ホットケーキと違って具が沢山ありますよ」

    「そうだなぁ、ホットケーキよりは難しいかも」

    後輩「何でこんな難易度高い食べ物を選択したんですか?もう」

    「いや楽しいかなって」

    161 = 1 :

    「何ならひっくり返すのは俺がやってやろうか?」

    後輩「・・・私始めてだし・・・先輩に頼むのは不安だけど・・・」

    後輩「じゃあお願いします」

    「信用無いなぁ」

    後輩「先輩、私綺麗に広げたんですよ」

    「わかってるわかってる」

    後輩「先輩本当にわかってます?汚くしないで下さいよ」

    「わかったわかった注文の多い奴だ」

    「ほい」ベチャ

    後輩「あ」

    162 = 1 :

    「・・・」

    後輩「・・・」

    「まぁ、失敗ではないな」

    後輩「ど、何処がですか?!何か割れてるじゃないですか」

    後輩「やっぱ先輩、私の事嫌いだから意地悪してる?」

    「いやいや、技術の問題だよ」

    「えっと、俺のもやろう」

    「ほい」ベチャ

    後輩「ホントだ。技術の問題・・・」

    163 = 1 :

    「こうやって、マヨネーズと青のりを・・・」

    「ほら食え」

    後輩「うん」

    「本当に食べたことないのか?」

    後輩「・・・子供の頃お祭りに行ったときに食べた以来」

    後輩「あ」

    後輩「お祭り・・・お父さんとお母さんが」

    後輩「・・・」

    「チョップ」バキ

    後輩「い、痛い!」

    164 = 1 :

    後輩「な、何するんですか・・・」

    後輩「私、親に殴られたりとかはないんですよ?」

    「暗い顔するからだよ」

    「ほらお好み焼きが泣いてるぞ」

    後輩「泣いてる??」

    「早く食べないと冷めちゃうぞっ~~って」

    「な?」

    後輩「何言ってんの?気持ち悪」

    「・・・」

    165 = 1 :

    後輩「ん・・・」モグモグ

    「どだ?」

    後輩「・・・美味しい」

    「でしょ?」

    「お好み焼きは最初の一口美味しいよな」モグモグ

    後輩「うん。」モグモグ

    「おお、すっかりお気に入りだな」

    後輩「・・・私は飼い犬や飼い猫じゃないんですから」

    後輩「そういう言い方辞めて下さい。ムカつきます」

    「ごめんごめん」

    166 = 1 :

    「あ、もう若干暗いな」

    後輩「そうですね。少しもの悲しいです」

    「そうだよなー俺って寒い季節あんま好きじゃない」

    「それにすぐ暗くなって一日が勿体なく感じるんだよなぁ」

    後輩「はい」

    後輩「・・・両親が離婚したのも冬でした・・・」

    後輩「・・・」

    「・・・」

    167 = 1 :

    「暗いなぁ」

    後輩「そういう人なんです」

    後輩「嫌だったら先に走って帰って下さい」

    後輩「どうせ私なんて根暗で嫌味な女なんですから」

    「あれ、お前歯にさっきの青のりついてるよ」

    後輩「え!」

    後輩「ど、どこですか?あ、見ちゃ駄目です!」

    「あはは。冗談付いてないよ」

    168 = 1 :

    後輩「・・・キック!」ドカ

    「いった」

    「ちょっとした冗談だろ?」

    後輩「先輩?」

    後輩「私だって怒らない仏様じゃないんですよ?」

    後輩「言って良いことと悪い事があるんです」

    後輩「私だって女なんですから」ゴニョゴニョ

    「お前が仏様だった瞬間なんてあったか?」

    169 = 1 :

    「お、着いた着いた。じゃあな?」

    後輩「・・・はい」

    後輩「あ、あの!」

    「ん?」

    後輩「今日」

    後輩「あ、ありがとうございました」

    「うん。いいよ俺も楽しかったし」

    後輩「は、はい・・・」

    「じゃ、」

    後輩「あ、あ、あの!!」

    170 = 1 :

    「な、何?」

    後輩「きょ、今日も・・・」

    後輩「メールして・・・良いですか?」

    「良いよ?なんで?」

    後輩「え?」

    「友達なんだから一々断るなよ」

    後輩「友達・・・・」

    「うん。友達」

    後輩「・・・」

    後輩「はい」

    171 = 1 :

    「随分遅かったわね」

    「お前いたの?」

    「居たら悪いって言うの?」

    「別に悪くないけど」

    「・・・今日、楽しかった?」

    「うん。楽しかったよー」

    「あいつ勉強の本沢山買っててさ」

    「凄いよなーあんなに勉強して」

    「わ、私だって参考書位買ってるんだから」

    「それに、成績だって上の方だし?」

    「何で張り合ってるんだよ」

    172 :

    無断休憩は認められない

    173 :

    はじめの数レスでエルフの女騎士感がしたけと杞憂だったか

    176 :

    >>172
    なんというブラック企業精神

    177 :

    ほっほ

    178 :

    しゅっしゅ

    179 = 178 :

    181 = 33 :

    私待つわ

    182 = 178 :

    何時までも待つわ

    184 :

    寝たか

    185 = 178 :

    それでもほしゅ

    187 = 180 :

    起きろ>>1

    189 :

    幼なじみも後輩も幸せにしろよ

    190 = 178 :

    ほぬ

    191 :

    ほっ

    192 :

    いつまで寝てんだよ

    193 :

    おはよう

    194 :

    おはよう

    195 = 189 :

    197 = 138 :

    おはよう

    198 = 194 :


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