元スレ弟「姉貴シークレットサービス」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
151 = 54 :
友「実は、俺が実際に見たわけじゃなく人づてに聞いたんですよ」
弟「それがどうした」
友「考えても見てください、俺がこんな勘違いしたんっすよ」
弟「おう」
友「他の奴らも同じこと考えてますって」
弟「おお、そうか、あ”それはマズイだろ」
友「あれ、兄貴ってバカッスか」
弟「……」
友「マジで、無言やめてください」
153 = 54 :
弟「でも、噂だろ」
友「噂をなめない方がいいッスよ」
弟「またまた」
友「いや、本当ッスから」
弟「んじゃ、どうすんだよ」
友「なるようにしかならないッスね」
弟「お前ちょっと、頭使えよ」
友「えーちょっと、酷い」
154 = 54 :
弟「どうすっかな」
友「一言だけいいッスか」
弟「なんだよ」
友「兄貴の悩みは贅沢なんッスよ」
弟「どうした急に?」
友「冷静に考えれば考えるほど、贅沢ッス」
弟「なこと言われてもな」
友「もいいじゃないッスか、付き合っちゃえば」
弟「そういうわけにはイカンだろ」
155 = 133 :
あげ
156 :
さるは他スレに書き込むと解除されるぞ
157 = 54 :
>>156マジかよ、知らんかった てっきり毎時00分かと はぁ…
友「だって、あの双1ちゃんですよ、うちの学校んなら誰もが惚れる」
弟「でもお前は、双2なんだろ」
友「そうですけど、今はどうでもいいッスよ」
弟「そもそも、相手の気持ちが」
友「大丈夫ッス、俺が惚れてる兄貴なら一発です」
弟「やめろ、気持ち悪い」
友「とにかく、面倒くさいことになるのがいやならこれ以上めだたないことですね」
弟「まぁ、物理準備室の片付けが終わればな」
友「じゃあ、俺もご一緒させて頂いて」
弟「いや、お前は来んな」
158 = 54 :
友「兄貴、独占力強すぎ」
弟「お前が来ると話がややこしくなるんだよ」
友「そんなことないッスよ」
弟「どうだか」
友「今までも、兄貴のピンチを救ってきたじゃないッスか」
弟「救わたことねぇよ」
友「じゃあ俺はコレで」
弟「おい、男先輩は?」
友「また後日」ッサ
159 = 54 :
翌日学校にて
ザワザワ ザワザワ
弟「なんか、視線を感じる」
友「いや、目立つ目立たないって話以前に、あっという間ですね噂は」
弟「笑い事じゃねぇよ」
友「いや、笑ってないッスよ」
弟「なんだよ、誤解だってぇの」
友「そんなこと言ってもしかたないッスよー」
弟「楽しそうだなお前」
友「そんなこと無いッス」
160 = 54 :
友「ありゃりゃ、双1さんの周りには女の子がたくさんいますよ」
弟「あぁ」
友「ちょっと、うつむき加減ですけど、顔赤いッスね可愛いわー」
弟「あぁ」
友「当事者としての意識低すぎッス」
弟「俺、ちょっと外出てくるわ」
友「えーこれからなのに」
弟「楽しんでんだろが」
163 = 54 :
渡り廊下にて
双2「これはこれは、いい所に」
弟「?」
双2「ちょっといいかな弟くん」
弟「なんだよ?」
双2「いや~内緒話です」ニコ
双2「ふーん、あの双1が弟くんとねー」
双2「色々と話しは聞いてるよ」
弟「何がだよ」
双2「双1とラブラブなんでしょー」
弟「はぁ?」
164 = 54 :
弟「これこれしかじか」
双2「かくかくうまうまってこと?」
弟「簡単に言えばそんなところで」
双2「えーつまんない」
弟「おい」
双2「でもね、双1が男子と喋るなんて家族以外では弟くんぐらいだよ」
双2「もうこれは、弟くんが特別な存在ってことだね」
弟「喋ったぐらいでそんなことはないだろ」
双2「そうでもないよ」
165 = 54 :
やべ間違えた
このレスの次が>>164で
双2「仲良く二人乗りしてたし」
弟「あれは、送っていっただけだろ」
双2「双1と誰もいない教室で…」
弟「それはだな、ちょっとした誤解で…
双2「言わなくても分かってるって、乗り越える壁が高ければ高いほど二人の愛は深まっていくってことだよね」
弟「全然ちげーよ」
双2「違うの?」
168 = 146 :
また、さるさんんだよ こうなりゃいじだこっちで書いてやる
双2「うちのバカ兄のことは知ってるでしょ」
弟「噂には」
双2「過保護に育ったせいで双1は引っ込み思案な性格に…」
双2「世の男子は狼だと、食われてしまうと」
双2「可哀想な双1、このままじゃ兄貴の管理下で恋愛も知らずに生きていくことに…」
弟「お前、双1さんと全然似てないな」
双2「なんだと~か弱い乙女に何を言う」
弟「双子ってこんなにも似ないもんなんだな」
双2「そもそも君は双1の何が不満なんだね?」
弟「不満も何も」
169 = 146 :
双2「あっ、胸か!!胸だな。あれはまだ成長途中なんだよ。これからなんだよ!!」
弟「俺まだ何も言ってない」
双2「大きいからなんだ、小さい胸の内に秘めたものを君はわからないのか!!」ウルウル
弟「なに泣いてるんだよ」
双2「全く君はどこを見ているのかね?失礼しちゃうなもうー」
弟「大丈夫、これからだって」
双2「それ、本気で言ってたら殴るよ」
弟「冗談だ」
双2「とにかく君は、双2と付き合っちゃえばいいんだよ」
弟「なんでそうなる」
170 = 146 :
双2「周囲から付き合ってる様見えてるんだから、それはもう付き合ってるのと変わらない」
弟「無茶苦茶だな」
双2「心配無用、あとは私に任せなさーい」
弟「何を任せるんだよ」
双2「とにかく誤解をとけばいいんでしょ?」
弟「そうだな」
双2「誤解じゃなくて事実にすれば…」ボソ
弟「ん?なんか言ったか」
双2「な、何でもないよ」
弟「心配だな」
双2「大丈夫、大丈夫ー」
172 = 54 :
書き込めるか
173 = 146 :
やっぱむりだった
教室
友「あれ、戻ってきたんですか」
弟「当たり前だろ」
友「てっきり、サボるのかと」
弟「まぁ察しろ」
双1(兄さんからメール…)
双1「ごめんね、ちょっと用事ができたので」
クラスの女子「うんうん、いいよ、またあとで話を聞かせてもらう」
双1「うぅ」
友「あれ、どっかいっちゃいましたよ双1ちゃん」
弟「いちいち、報告すんな」
174 :
お姉ちゃん欲しい
175 = 54 :
屋上
兄「突然、呼び出してすまない」
双1「兄さん突然どうしたの…」
男「恋愛については双1の自由だ。本来、僕が口を挟む事じゃ無いのも分っているつもりだ」
双1「え…」
男「すまない、急な話で混乱しているだろ」
男「実は『双1が弟と云う不良と頻繁にあっている』と小耳に挟んだ」
男「双1が不良と関わることなど無いと思うが、この話は本当なのか?」
双1「うん…でもそれは…お手伝いで…」
男「手伝い?」
176 = 54 :
双1「物理準備室の片付けを…」
男「男女が個室で部屋の片付け?その他には何もして無いよんだよな」
双1「あと……(姉先輩の相談…でも口止めされてるし…)」
男「僕には話せないのか?」
双1「そうじゃなくて…」
男「双1が隠し事なんて、小2の時オネショしたことを隠して以来だ」
双1「兄さん…そんな昔のこと…」///
男「双1を誑す男など俺がゆるっっっっっっっっっっさsg^あっg」
ダッ
178 = 54 :
弟のクラスにて
ガラ
男「弟ーーーーーーーー!!キサマーーーーーーーーー!!!」
ガヤガヤ 男先輩だ どうしんたんだ? なんだ? ガヤガヤ
男「双1との交際は僕が認めーーーーーん!!!!!!!!!!!」
ガヤガヤ 噂本当だったんだ なになに? どういうこと? えっ双1さんと弟付き合ってんの?
ほらー私の言った通りじゃん おいおい嘘だろ バイクで二人乗りしてると見た カヤガヤ
男「しかし、君のような不良は言っても聞かないだろ?」
男「どうしても認めて欲しければ、僕を倒してみろ」
弟(何言ってるんだこいつ?喧嘩売ってんのか?)
男「まぁ、僕を倒すことができればの話だが」
弟「ごちゃごちゃウゼー、ムカつくんだよ(主に姉関係で)失せろ(主に姉関係で)」
179 = 54 :
男「なんだ、ただの腰抜けか」
弟「あ?」
男「学校で有名な不良と聞いて少しは期待したが僕の勘違いか」
弟(あれ?俺なめられてる?)
男「そもそも、貴様みたいな不良が双1と
弟「潰す」
男「ん?」
弟「前々からテメーが気に食わねぇんだよ(主に姉関係で)」
男「ほう」
ガヤガヤ 宣言キター もうこれ確定じゃん マジかよ、双1さんのイメージ崩れたわ
おぉおお!!喧嘩すんのか? 弟に勝てば双1さんと付き合えんの? お前混ざってこいよ ガヤガヤ
181 = 54 :
キーンコーンカーンコーン
ガラ
担任「おい、席につけ授業始めるぞー」
担任「男、なんでこんな所居るんだ?」
男「すみません、すぐ戻ります」
弟「おい、逃げんじゃねーぞ」
男「勘違いするな、学生の本分は学業だ。この場は後日改めて設ける。それまでは双1に近づくな」
担任「何かあったの?」
182 = 54 :
休み時間
友「兄貴なにやってんですか!」
弟「なにがだよ」
友「双1さんの事ッスよ、校内は兄貴と双1さんの話で持ち切りッスよ」
弟「あっちが喧嘩売ってきたから買っただけだろ?」
友「兄貴がそうでも、周りはそう考えないッス」
弟「すぐ収まるだろ」
友「分かってないッスね、まぁ、嫌でも分かると思いますけど…」
弟「なんだよそれ」
友「それと、兄貴のせいで双1派はもうグチャグチャです
弟「はぁ?」
友「ほら、あれ」
183 = 54 :
双1派A「俺はどうすればいいんだ…」
双1派B「元気出せって、双1さんが幸せならそれでいいだろ俺達は」
双1派A「そうなんだが…」
双2派A「哀れだな」
双1派A「なんだよ、笑いに来たのか?」
双2派A「永遠に傷の舐め合いでもしてろ」
双2派B「おい、言い過ぎだって」
双1派B「てめえらに何が分かるって言うんだよ」
双2派A「好きな女が他人に盗られて、幸せらならそれでってクサすぎだろ」
双1派B「てめぇ、もう一度言ってみろ」
双2派A「あぁ何回でも言ってやんよ」
双2派B「とりあえず、落ち着けって二人共」
184 = 54 :
弟「なんだあれ?」
友「よく分からない、青春劇が始まっちゃたよ」
弟「そもそも、読みにくいんだよ」
友「もう、兄貴のせいですからね」
弟「えっ、俺のせい?」
友「そりゃ、そうですよ」
弟「だから、誤解だろ」
友「事が大きくならなきゃいいッスけど」
185 = 148 :
俺きのこ
186 = 54 :
放課後
弟「ってことで、お前が片付けを手伝え」
友「なんで俺が」
弟「仕方ねぇだろ、双1さんこれねぇんだから」
友「それは、兄貴が男先輩と揉めるからでしょ」
弟「仕方ねぇだろうが」
ガラ
弟「ちわー毎度おなじみの清掃業者です」
先生「なんだ、今日は友とイチャイチャするのか?」
弟「しねえよ」
187 :
しえん
188 = 54 :
先生「いや、お前も男なら頑張れよ」
弟「何がだ」
先生「双1さんもこんなバカな男をねぇ」
弟「あ”」
先生「いや、しかし、男と君があははは」
弟「何わらってんだ」
先生「いや、こんな面白いことになるとは」
友「さすが、先生情報が速い」
先生「まぁ、片付けともども頑張ってくれたまえ」
189 = 54 :
弟 チッ
友「それにしても、先生と仲がいいッスね。羨ましいですよ」
弟「どこが」
友「まず、先生にタメ口で話す生徒は兄貴しか居ませんから」
弟「それが」
友「だって、年上の教師でさえ先生には敬語ッスよ」
弟「だからなんだよ」
友「だって、対等に渡り歩いてるじゃないッスか」
弟「遊ばれてるだけだ、それが、気に食わねぇ」
190 = 54 :
弟「ひとまずコレでいいだろ」
友「大丈夫ッスかね、色々、勝手に捨てちゃって」
弟「大丈夫だ、コレでスッキリしただろ」
友「はぁ…」
弟「こんな生活とはおさらばだ」
友「知らないですからね」
弟「物が多すぎなんだよ」
友「絶対、あれ実験道具ですよ」
弟「さぁ知らねぇ俺バカだから」
191 = 54 :
弟自宅にて
姉「あれ、どこかいくの?」
弟「ちょっとバイクで、コンビニまで」
姉「私も行きたい」
弟「この前、『怖い~』とか言って乗らなかったのはどいつだ?」
姉「それは、1週間前の私。今の私はバイクに乗りたい気分なのです」
弟「そうですか」
姉「めんどくさそうな顔、禁止」
192 = 147 :
ほ
194 = 54 :
弟「はいはい」
姉「ハイは一回でよろしい」
弟「うっす」
姉「よろしい」
弟「今ので良いのかよ」
姉「細かいことは気にしない」
弟「そうですか」
姉「今日は、大きいのに乗るの?」
弟「小さいほうに乗るけど」
195 = 54 :
姉「えぇ~大きいほうが良いのに」
弟「のんびり走るには、小さいほうが良いんだよ」
姉「ふ~ん」
姉「そういえば、あのバイクの名前はなんていうの?」
弟「ベンリィCD90」
姉「便利シーディーキュウジュウ?」
弟「違う『ベンリィ』」
姉「ベンリー?」
弟「もう、それでいいよ」
姉「なにその投げやりな態度」
196 = 54 :
弟「交番の人が良く乗っているビジネスバイクね」
姉「そうなんだ」
弟「通称ゴキブリって呼ばれてるな」
姉「えっ、やっぱり乗るのやめとこうかな」
弟「いやいや、見た目小さくてかわいいだろ」
姉「そうかなぁ?」
弟「そんで、乗るの乗らないの?」
姉「乗ります」
弟「じゃあ、座布団とメット取ってくるから」
姉「うん」
197 = 54 :
バイク運転中
姉「風を感じたい」
弟「なに言っているんだ?」
姉「もう少し、スピード出しても大丈夫だよ」
弟「いや、姉貴が重すぎてこれ以上は出ない」
姉「え~なに、聞こえない?」
弟「痛い、つねるな、痛いから」
姉「え~なに、きこえない?」
弟「きこえとるだろ~が」
198 = 54 :
姉「あれ?」
弟「どうした?」
姉「バイクって加速するとき『ふぁ~ん、ふぁん・ふぁーーーん』って音するよね」
弟「今どき、ダブル切ってる奴いねぇだろ」
姉「ダブルキル?」
弟「違う、ダブルアクセルのこと」
姉「スケートの?」
弟「……」
199 :
高校生のガキが2台持ちだとぅ?
200 = 54 :
コンビニ到着
姉「あっ、花火やってる」
弟「あれ、今日だっけ花火大会?」
姉「綺麗だね」
弟「あぁ」
姉「そいえばさぁ、花火大会で弟が迷子になったよね」
弟「あんま、覚えてない」
姉「弟が『おねーちゃん、おねーちゃん』って半べそかきながら泣いてたっけ」
弟「覚えてねぇ-ってか、なんでそんなこと知ってるんだよ」
姉「離れたところから見てた」
弟「うわ、最低だわ」
姉「今度、弟が迷子になったらすぐ行くから」
弟「迷子にならねぇ-よ」
みんなの評価 : ○
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