私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレチノ「ココアさん。そのリゼさんの死体、どうするんですか?」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ☆
レスフィルター : (試験中)
「嘘……。リゼちゃん……っ!? リゼちゃんっ!!!」
ココアは床に横たわるリゼに駆け寄った。
リゼの胸元が赤黒く染まっている。
「リゼちゃん……! リゼちゃん……!」
呻くようにして名前を叫びながらその体を揺さぶるが、
リゼからはなんの反応もない。
だらしなく開いた口からは真っ赤な鮮血が、
驚愕に見開かれた目からは透明な液体が流れたあとが見える。
「そんな……」
ココアは呟くように言って、リゼの胸元に顔をうずめる。
鉄臭いにおいが鼻腔をくすぐった。
ココアは床に横たわるリゼに駆け寄った。
リゼの胸元が赤黒く染まっている。
「リゼちゃん……! リゼちゃん……!」
呻くようにして名前を叫びながらその体を揺さぶるが、
リゼからはなんの反応もない。
だらしなく開いた口からは真っ赤な鮮血が、
驚愕に見開かれた目からは透明な液体が流れたあとが見える。
「そんな……」
ココアは呟くように言って、リゼの胸元に顔をうずめる。
鉄臭いにおいが鼻腔をくすぐった。
遡ること約30分前。ラビットハウス。
「お前たちも、銃器の扱いくらいは覚えておいた方がいいぞ」
リゼが得意げな顔で演説をしていた。
チノは真剣な目でそれを眺めている。
「こういうタイプの銃はこう構えて……」
言いながらポーズをとる。
父親仕込みのリゼの所作は、
とても様になっているようにココアの目には映った。
「リゼちゃん、すごい!」
「そ、それほどでもないけどな」
ココアがキラキラとした眼差しを向けると、
照れたように頬を赤く染めたリゼは、視線をそらすようにしてそう言った。
「お前たちも、銃器の扱いくらいは覚えておいた方がいいぞ」
リゼが得意げな顔で演説をしていた。
チノは真剣な目でそれを眺めている。
「こういうタイプの銃はこう構えて……」
言いながらポーズをとる。
父親仕込みのリゼの所作は、
とても様になっているようにココアの目には映った。
「リゼちゃん、すごい!」
「そ、それほどでもないけどな」
ココアがキラキラとした眼差しを向けると、
照れたように頬を赤く染めたリゼは、視線をそらすようにしてそう言った。
本物の闇を経験した俺からしたらおままごとにしか思えん
こういうのは俺らみたいな闇系に任せてのほほん日常書いとけばいいと思う
圧倒的に暗い経験がたりない ガソリンの味とか知らんだろ?
こういうのは俺らみたいな闇系に任せてのほほん日常書いとけばいいと思う
圧倒的に暗い経験がたりない ガソリンの味とか知らんだろ?
「ちょっと休憩。あとでチノとココアにもやってもらうからな」
リゼはそう言って部屋を出て行こうとした。
「リゼちゃんおトイレ? なら私も行こうっと」
そのあとにココアが続く。
部屋にひとり取り残されたチノの目が、
ふと、机の上の銃をその視界に捉えた。
「これ、モデルガンですよね」
手に取りしげしげと見つめると、そう呟いた。
しばらく手の上で弄んでいたチノだったが、
突然鋭い目つきになると、部屋の隅にある机に向けて歩き出した。
「せっかくだから、本物に変えておいてあげましょう」
机の引き出しを開けると、
そこには同じタイプの拳銃が、黒く鈍い光を放っておさまっていた。
リゼはそう言って部屋を出て行こうとした。
「リゼちゃんおトイレ? なら私も行こうっと」
そのあとにココアが続く。
部屋にひとり取り残されたチノの目が、
ふと、机の上の銃をその視界に捉えた。
「これ、モデルガンですよね」
手に取りしげしげと見つめると、そう呟いた。
しばらく手の上で弄んでいたチノだったが、
突然鋭い目つきになると、部屋の隅にある机に向けて歩き出した。
「せっかくだから、本物に変えておいてあげましょう」
机の引き出しを開けると、
そこには同じタイプの拳銃が、黒く鈍い光を放っておさまっていた。
「ん?」
休憩を終えて再び拳銃を手にしたリゼが、不思議そうな顔をした。
「リゼさん。どうかしましたか?」
チノが口を開く。
リゼはしばらく黙ったまま拳銃を見つめていたが、
ぱっと顔を上げた。
「いや、なんでもないよ」
なんだか先程より少し重たくなったような気がする。
リゼの頭にそんな考えがよぎったが、ただの気のせいだと思うことにした。
「じゃあ。二人にもやってもらうからな」
軽い調子でそう言うと、リゼはココアに拳銃を手渡した。
休憩を終えて再び拳銃を手にしたリゼが、不思議そうな顔をした。
「リゼさん。どうかしましたか?」
チノが口を開く。
リゼはしばらく黙ったまま拳銃を見つめていたが、
ぱっと顔を上げた。
「いや、なんでもないよ」
なんだか先程より少し重たくなったような気がする。
リゼの頭にそんな考えがよぎったが、ただの気のせいだと思うことにした。
「じゃあ。二人にもやってもらうからな」
軽い調子でそう言うと、リゼはココアに拳銃を手渡した。
実銃は初めの一発目こめる時スライド引かなきゃいけないはずじゃ
「こ、これで合ってる?」
ぎこちない姿勢でココアが銃を構える。
リゼは腕を組んで、気難しそうな顔でそれを見つめていた。
「別に悪くないんだけど」リゼが表情を変えずに言う。
「脇が甘いし腰も引けてるから、もう少しこうした方がいいかな」
後ろから抱きしめるようにして、ココアの姿勢を正した。
「こうかな?」
「んー。まぁいいんじゃないか」
再度ココアが銃を構えると、リゼはそれに合格点を出した。
「それなら反動も受けづらいしな」
ぎこちない姿勢でココアが銃を構える。
リゼは腕を組んで、気難しそうな顔でそれを見つめていた。
「別に悪くないんだけど」リゼが表情を変えずに言う。
「脇が甘いし腰も引けてるから、もう少しこうした方がいいかな」
後ろから抱きしめるようにして、ココアの姿勢を正した。
「こうかな?」
「んー。まぁいいんじゃないか」
再度ココアが銃を構えると、リゼはそれに合格点を出した。
「それなら反動も受けづらいしな」
「リゼちゃーん」
ココアが満面の笑みを浮かべながら、リゼに銃口を向ける。
「はぁ」リゼはため息を吐くと、軽い笑顔を見せた。
「冗談でもやめろよ。そういうことは」
笑いながら続ける。
「まぁモデルガンだし、弾は出ないけどな」
そう言って両手を広げた。
ココアは相変わらずの笑みを浮かべている。
「ばーん!」ココアが言いながら、引き金を引いた。
ココアが満面の笑みを浮かべながら、リゼに銃口を向ける。
「はぁ」リゼはため息を吐くと、軽い笑顔を見せた。
「冗談でもやめろよ。そういうことは」
笑いながら続ける。
「まぁモデルガンだし、弾は出ないけどな」
そう言って両手を広げた。
ココアは相変わらずの笑みを浮かべている。
「ばーん!」ココアが言いながら、引き金を引いた。
「きゃあ!」ココアは反動で、背後のロッカーにしたたか頭をぶつけてしまう。
予想外の衝撃だったので、うまく受け身が取れなかった。
「いたた……」
後頭部をさすりながら視線を上げたココアの目に、
信じられないものが飛び込んできた。
「え……? ええっ!? リゼちゃんっ!?」
リゼの胸元が真っ赤に染まっていた。
呆けたような顔で、胸元に手を当てている。
「あ、ああ……」
何か言おうとしたのか開いたリゼの口から、
真っ赤な血のあぶくがたった。
予想外の衝撃だったので、うまく受け身が取れなかった。
「いたた……」
後頭部をさすりながら視線を上げたココアの目に、
信じられないものが飛び込んできた。
「え……? ええっ!? リゼちゃんっ!?」
リゼの胸元が真っ赤に染まっていた。
呆けたような顔で、胸元に手を当てている。
「あ、ああ……」
何か言おうとしたのか開いたリゼの口から、
真っ赤な血のあぶくがたった。
何かが弾けるような乾いた音と同時に、
リゼは胸元に熱さを覚えた。
次いで、火薬のにおいが鼻を突く。
「?」
熱さの原因を確かめるように、
無意識のうちに胸元に手が伸びた。
生暖かい液体が、その指先に触れる。
「あ、ああ……」
なんで。ココア。
湧いて出たリゼの疑問は、鮮血の泡となって消えた。
リゼは胸元に熱さを覚えた。
次いで、火薬のにおいが鼻を突く。
「?」
熱さの原因を確かめるように、
無意識のうちに胸元に手が伸びた。
生暖かい液体が、その指先に触れる。
「あ、ああ……」
なんで。ココア。
湧いて出たリゼの疑問は、鮮血の泡となって消えた。
しかしリゼちゃんは念のため防弾チョギを着ており軽症ですんだ その後ココアはリゼと結婚
することとなりチノは自殺
というオチ?
することとなりチノは自殺
というオチ?
>>35
おめえ明らかに悪意の塊だっただろうが
おめえ明らかに悪意の塊だっただろうが
「リゼちゃん……っ!」
もう動かなくなってしまったリゼの胸元に顔をうずめ、
ココアが慟哭を漏らしていた。
その震える肩に、そっと小さな手が置かれる。
「チノちゃん……」
振り返ると、そこに無表情のチノの顔があった。
チノはココアと目が合うと、黙って首を振る。
「もう、リゼさんはダメです。死んでいますから」
「……そんな」
直視できない現実に、
ココアはその顔を蒼白に染めることしかできなかった。
もう動かなくなってしまったリゼの胸元に顔をうずめ、
ココアが慟哭を漏らしていた。
その震える肩に、そっと小さな手が置かれる。
「チノちゃん……」
振り返ると、そこに無表情のチノの顔があった。
チノはココアと目が合うと、黙って首を振る。
「もう、リゼさんはダメです。死んでいますから」
「……そんな」
直視できない現実に、
ココアはその顔を蒼白に染めることしかできなかった。
「……救急車、じゃない。警察を、呼ばないと」
ココアはフラフラと立ち上がった。
服の裾を引っ張られる感触がある。
「お願いだから離して。チノちゃん」
「絶対離しませんよ。ココアさん」
ココアはそのまま電話機に向かって歩き出したが、
ズルズルと服が伸びていく抵抗感に、たまらず歩みを止めた。
そして、ゆっくりと振り返る。
「どうしよう……。チノちゃん……」
その顔はひどく青ざめていた。
「大丈夫です、ココアさん。私の言うとおりにしてください」
ココアはフラフラと立ち上がった。
服の裾を引っ張られる感触がある。
「お願いだから離して。チノちゃん」
「絶対離しませんよ。ココアさん」
ココアはそのまま電話機に向かって歩き出したが、
ズルズルと服が伸びていく抵抗感に、たまらず歩みを止めた。
そして、ゆっくりと振り返る。
「どうしよう……。チノちゃん……」
その顔はひどく青ざめていた。
「大丈夫です、ココアさん。私の言うとおりにしてください」
類似してるかもしれないスレッド
- チノ「ココアさんとんでもないことに気がついてしまいました!」 (247) - [63%] - 2014/9/7 13:45 ☆
- チノ「ココアさんどうして他の女をもふもふするんでしょうか」 (123) - [60%] - 2014/8/11 14:15 ☆
- チノ「千夜さんはココアさんのことどう思っているんですか?」 (136) - [60%] - 2014/6/30 19:15 ☆
- チノ「ココアさん! どうして浮気したんですか!?」 (233) - [56%] - 2014/8/22 3:00 ★
- マリ「わ、わんこ君?そーゆうのは仲良くなってからだよ?ね?」 (125) - [52%] - 2012/12/8 2:00 ☆
- 妹「にぃに、なんかうんこでない」兄「どうしたんです?」 (201) - [52%] - 2013/7/23 13:30 ☆
- あずさ「あらあら、プロデューサーさんは殴られたいようですね?」 (712) - [52%] - 2012/2/18 10:00 ★★★×7
- タラヲ「何でカツオおにいちゃんはずっと家にいるですか?」 (288) - [52%] - 2009/3/4 3:46 ★★★×4
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について