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元スレキョン「ハルヒに秘密を暴露するハメになった」

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1 :

~放課後 部室 団活中~


キョン「なあハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「俺、小3の時に教室でウンコ漏らして周囲をドン引きさせたことがあるんだ」

ハルヒ「はぁ? 何よそれ、みっともないしダサいわね」

キョン「……」

ハルヒ「でもまぁネタにはなるわね。ぷぷっ、ウンコ漏らしたって!」

キョン「くっ……」

長門「……」

みくる「……」

古泉「……」





キョン(よしセーフ!!)

7 = 1 :

キョン「はぁ、たくっ……」

古泉「助かりましたね」ボソッ

キョン「顔近い。しかしハルヒの奴、せっかく忘れていたトラウマを思い出させてくれやがって」

古泉「仕方ありません。今のこの状況では」

キョン「分かってる。今は耐えて様子を見るしかないってこともな」

キョン「しかし……はぁ、いい恥さらしだ」


ハルヒ「みくるちゃーん! みくるちゃんもまた何か面白い話ないの?」

みくる「え!? いいいえ、今のところは何も……!!」

 
古泉「……恥をかいているのはあなた以外のメンバーも一緒ですよ」

キョン「……だな」

長門「……」


キョン「はぁ。何でこんな事態になっちまったんだか」

8 :

誰に需要あるんだよ

9 :

これはきつい

10 = 1 :

~回想 前日 部室~


ハルヒ「あんたたち、あたしに何か隠し事してない?」


キョン「……は?」

みくる「え?」

長門「……」

古泉「隠し事……ですか?」

キョン「唐突になんだ? なぜいきなりそんなことを聞く?」

ハルヒ「いいから。答えなさいよ」

キョン「いや、答えろと言われても……」


キョン(何だ何だ? また突拍子もないことを言い出したなこいつ)

キョン(まさか長門や朝比奈さん、古泉の正体に感づいたとか? それとも自分の持つ能力に?)

キョン(変なところで勘がいいからなこいつ。いやまさかとは思うが……)

11 :

はじめまして
>>1先生を応援する会、会員の者です
>>1先生の文筆がわからない文盲どもはすぐに出ていってくださって結構
私たちだけで>>1先生の蜜のような甘い文筆を堪能させていただきます
では>>1先生、お続けください

12 = 1 :

キョン「何で俺たちが隠し事をしているかもなんて思ったんだ?」

ハルヒ「別に。ただ何となく聞いてみたくなっただけよ」

キョン(何となくかよ。驚かしやがって……)

キョン「俺たちは誰も隠し事なんてしていないぞ」

ハルヒ「……本当でしょうね?」

キョン「そういうお前はどうなんだ?」

ハルヒ「え?」

キョン「お前は俺たちに何も隠し事をしていないのか?」

ハルヒ「当然! あたしには隠さなきゃいけないことなんてないわよ!」

キョン「ほう。じゃあお前のスリーサイズ教えろ」

ハルヒ「アホか!」ゲシッ!

キョン「いってぇ!? スネを蹴るなスネを!」

ハルヒ「あんたがいきなり変なことを聞いてくるからでしょ!」

13 :

しえん

14 = 1 :

キョン「そうか。教えたくないか」

ハルヒ「当たり前でしょ!」

キョン「ほらな。人には誰だって隠していたい秘密の1つや2つ、あるもんだ」

ハルヒ「う……」

キョン「それを無理やり聞き出すような真似をする必要もないだろう」

ハルヒ「むー……」

キョン「心配するな。犯罪犯したとか浮気したとか、そういう後ろめたい隠し事してる奴なんかいるわけないから」

ハルヒ「浮気って何よ浮気って!」

キョン「物の例えだ! ともかく! お前が不愉快になるような隠し事してる奴なんかSOS団にはいないから安心しろ」

ハルヒ「ぬー……」

キョン「ほら、この話は終わりだ。お前も何となく聞いただけなんだろう?」

ハルヒ「ぶー、分かったわよ」

15 :

これは支援
ハルヒ待ってた

16 = 11 :

あーつまんね
クソだな

17 :

紫煙

18 :

ハルヒかわええ

19 = 1 :

ハルヒ「もう夕方ね。じゃああたし先に帰るから戸締りよろしく!」


ガチャ バタン


キョン「…………帰ったか。はー、ビックリした」

古泉「ふふ、いつもながら見事な説得でした。流石ですね」

みくる「まさか涼宮さんがあんなことを聞いてくるなんて、あたしも驚いちゃいました」

キョン「隠し事、か。俺たちはハルヒに対してこれ以上ないでかい秘密を隠しているだよなぁ」

キョン「できることなら話してやりたいがな。あいつだけ知らないで仲間外れみたいだし」

古泉「仕方ないですよ。涼宮さんの能力のことを考えると、今は話すわけにはいきませんから」

みくる「涼宮さん、あれで本当に納得してくれたのでしょうか?」

キョン「しつこく食い下がりませんでしたし、大丈夫だと思いますよ」

古泉「気にしていても仕方ありません。僕たちも帰りましょう」

みくる「そうですね。あたしメイド服着替えないといけないから、戸締りはあたしがしておきますね」


キョン(大丈夫、だよな? 何か少し嫌な予感が……)

20 :

ハルヒSSとは久しぶりな気がするな

21 :

おもしろそう

22 = 1 :

~翌日 朝 教室~


キョン「ようハルヒ、おはよう」

ハルヒ「おはよ。相変わらず冴えない顔してるわね」

キョン「ほっとけ」

ハルヒ「冴えない顔という自覚はあるのね。さて、今日はどんな活動をしようかしら」

キョン(ふむ、いつもと変わらんな。やはり昨日のあれはただの気まぐれだったか)

キョン「ああそうそう、ハルヒ」

ハルヒ「何?」

キョン「俺さ、昨日の帰り道でエロ本拾ったんだよ」

ハルヒ「…………はぁ?」

キョン「なかなかの上物だったぞ。おっぱい大きい娘が多くてな」

ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン?」

キョン「今どき道端にエロ本捨ててあるのも珍しいがな。不思議と俺昔からそういうのに遭遇しやすいんだよ」

23 :

見てるぞ

24 = 1 :

キョン「今回が初めてじゃなく、小学生の頃からこれで通算7冊目でな」

ハルヒ「キョン!」

キョン「うお! な、何だ?」

ハルヒ「あんたさっきからクラス中の注目集めてるわよ」
 
キョン「へ?」


ザワザワザワ・・・ ヒソヒソ ボソボソ


キョン「……………………はっ!!」

キョン(な、何だ!? 俺は今、何を喋ってたんだ!?)

キョン(お、俺の意思じゃない!? 俺の意思と関係なく、口が勝手に喋ったような……?)

ハルヒ「ねえキョン」

キョン「ほい!? なな何だ?」

ハルヒ「今の話、ちょーっと詳しく聞かせてもらおうかしら」

キョン「あ、えと、そのだな…………すまん! ちょっと用事思い出した!!」ダッ!!

ハルヒ「あ! こら、どこ行くのよ! 待ちなさい!」

26 = 1 :

~下駄箱~


キョン「ぜえ、ぜえ、な、何だったんだ、さっきのは……」

キョン「何で俺はあんな絶対に秘密にしておきたいことを堂々と……」

キョン「まるで何かに操られたかのごとく口が勝手に動いて……って、おいおい、まさか」

みくる「あっ、キョンくん、おはよう」

キョン「朝比奈さん。どうも、おはようございます。あれ? いつもこんなにギリギリに学校に来るんですか?」

みくる「いえ、今日はちょっと寝坊しちゃって」

キョン「あはは、おっちょこちょいですね」

みくる「もう、おっちょこちょいなんて言わないでよぉ」

キョン「はは…………って、のんびり話してる場合じゃない!?」

みくる「ひゃ! ど、どうしたんですかキョンくん?」

キョン「朝比奈さん! 実は大変なことに……」

ハルヒ「くおらぁ! 見つけたわよキョン!」

キョン「ぎゃああ! 追いかけてきやがった!?」

27 :

懐かしい

28 :

もっともっとやれ

29 = 1 :

ハルヒ「さぁキョン、さっきのはどういうことか根掘り葉掘り聞かせてもらうわよ!」

キョン「待て待て! ちょっと待て!?」

みくる「あ、あわわ、どうしたんですか涼宮さん?」

ハルヒ「あらみくるちゃん、いたのね。おはよう」

みくる「お、おはようございます。あ、そうそう! 涼宮さん!」

ハルヒ「何? 今忙しいんだけど」

みくる「あたし、夜寝る時はヌイグルミを抱いてないと眠れないんですよ」

ハルヒ「……はい?」

みくる「しかもそのヌイグルミ、手作りなんです! それも涼宮さんがモデルの可愛いヌイグルミなんですよ!」

ハルヒ「は、はぁ」

みくる「実はSOS団全員のヌイグルミを作ったんですけど、涼宮さんが一番抱き心地がよくて……」

ハルヒ「ちょっと、みくるちゃん?」

みくる「……………………あれ?」

みくる「あたし……………………今、何を言いました?」

30 :

ふむ

31 = 1 :

ハルヒ「みくるちゃん、今の本当?」

みくる「へえぅ、あ、あの、その」

ハルヒ「みくるちゃんはいい年してヌイグルミがないと寝れないんだー」

ハルヒ「それもあたしがモデルのヌイグルミって……え、みくるちゃん、まさか……」

みくる「ち、違うんです違うんです! これは口が勝手に!」

ハルヒ「あーもー! 可愛いわね! どんだけ萌えさせる気よ! このー!」ムギュッ!

みくる「うひゃあ!? ははは離してくださいぃ~!」

キョン(ど、どうやら朝比奈さんに興味が移ったおかげで俺のことは忘れているようだ。助かった……のか?)

ハルヒ「しかも何? 自分からそんなことを言うなんて、自分の気持ちをあたしに気づいてほしかったわけ?」

みくる「だから違いますぅ~!! 違うんです~!!」

キョン(のん気なこと考えてる場合じゃないな。朝比奈さんがピンチだ)

キョン「こらハルヒ。そのへんにしとけ」グイッ

ハルヒ「何よ! 邪魔するんじゃないわよ!」

キョン「そろそろ朝比奈さんが限界だ。それにもうすぐHRも始まる。教室に戻るぞ」

ハルヒ「む~、分かったわよ。みくるちゃん、じゃあね」

32 :

秘密を暴露させる能力が発現してる
これはこれで面白い

33 = 1 :

~教室~


ハルヒ「あー楽しかった。みくるちゃんの意外な秘密知っちゃったわね」

キョン「まったく、お前は……」


谷口「ようキョン。さっきのエロ本云々ってのは何だったんだ?」

キョン「あー……ハルヒによる罰ゲームだよ」

谷口「はは、そんなこったろうと思った。お前も大変だな」

キョン「まあな。はぁ……」

キョン(それにしても……さっきの朝比奈さんも明らかにおかしかった。俺と同じように……)

キョン(これはもう間違いないな。異変が起こっている。ハルヒ絡みの。また厄介なことに……)


ハルヒ「さてキョン。さっきのあんたの話、じっくり聞かせてもらおうかしら」

キョン「げっ! こいつ覚えてやがった!? 知らん知らん! 俺は何も知らん!」

岡部「こらそこ、HR始めるぞー」


キョン(はぁ。とりあえず……昼休みに長門に相談してみるか)

35 = 1 :

~昼休み 部室~


キョン「長門、いるか?」ガチャ

長門「……」

キョン「いてくれたか。実は……」

古泉「ぜえ、はあ、はあ……」

キョン「うお! 古泉いつの間に! というかどうした? そんなに息を切らせて何かあったのか?」

古泉「さ、先ほど偶然涼宮さんと会ったのですが、その時に、その……不思議なことですが、口が勝手に喋ったといいますか」

キョン「あー、お前もか」

古泉「ということは、あなたも?」

キョン「ああ、朝比奈さんもだ。ここへはその相談に来たんだ。で、お前はどんなことを暴露しちまったんだ?」

古泉「言わせないでくださいよ。もう周りの視線が痛くて痛くて、ここまで逃げてきたんですから」

キョン(へえ、こいつにもそんな秘密があったんだな)

みくる「あ、キョンくん、古泉くん。えっと、ここにいるということは」

キョン「朝比奈さん。朝比奈さんも来たんですね。ちょうど4人揃った。とにかく話し合おう」

37 :

んっふ

38 = 1 :

キョン「それで、今回のこれは何なんだ? ハルヒの前で、何と言うか、俺の意思とは関係なく喋ってしまったんだが」

キョン「その……できれば誰にも知られたくない秘密というか隠し事をな」

みくる「あ、あたしもそうです」

古泉「僕もです」

キョン「これはやっぱり……昨日のあれが原因か?」

古泉「ええ、間違いないでしょうね」

キョン「何でだよ! 大人しく引き下がったから諦めたと思ったのに!」

古泉「心の底では納得できていなかったということでしょう」

キョン「だろうな。まったく……長門、今の俺たちの状態って……?」

長門「涼宮ハルヒに対し、個人的な秘密や隠し事を強制的に喋らされる状態」

キョン「はぁ……改めて聞くととんでもないな。それはハルヒの前でだけか? あとどれぐらい暴露させられるかとか」

長門「不明。特に法則性は見受けられない」

キョン「誰がいつどのぐらい被害にあうか分からないってことか。まいったな」

39 = 1 :

古泉「このような状態になっているのは僕たちだけでしょうか?」

長門「そう」

キョン「長門、お前もか?」

長門「そう」

キョン(マジか、長門まで……しかし、長門の秘密とやらは少し興味あるな)

みくる「あ、あの、あたしたちいつまでこの状態なんでしょうか?」

長門「不明」

古泉「ふむ、涼宮さんの気がすむまでといったところでしょうか」

キョン「あいつめ、俺たちの何が聞きたいんだ? そんなに俺たちのことを疑っていたのか?」

キョン「……まぁ実際に俺たちはあいつに対してでかい隠し事があるわけだが」

古泉「最初は本当に何気なく聞いただけだったのでしょう。しかし、いざ口に出してみると疑念がどんどん膨らみ……」

古泉「やがてその疑念を抑えられなくなり、このような事態を引き起こした。こんなところでしょうね」

キョン「さすがにハルヒの考え方はよく分かってるな」

古泉「プロですから」

40 = 13 :

いいぞいいぞ

41 = 1 :

キョン「それで、どうすればいいんだ? このまま知られたくもないことを暴露し続けるなんて恥ずかしすぎるぞ」

古泉「いえ、それよりも厄介なことがありますよ」

キョン「ん? 何だ?」

古泉「あなたも先ほど言ったでしょう、涼宮さんに対しでかい隠し事があると。それを我々の口から暴露してしまうと……」

キョン「あ、そうか。何でそこに気がつかなかったんだ俺……」

みくる「あたしたちの正体や涼宮さんの力のことを喋ってしまうかもしれないということですか!」

古泉「ええ。涼宮さんが事実を知ったらどのような事態になるか。それを防ぐために我々は今まで奔走してきたわけですからね」

キョン「思ったよりもやばい事態だな。自分の恥を気にしてる場合じゃ…………やっぱり恥をかくのは嫌だな……」

古泉「僕だって嫌ですよ。ですが今は……」

キョン「分かってる。何を優先すべきかぐらいはな」

みくる「あ、あたしも恥ずかしいけど我慢します……」

キョン「いっそのこと、ほとぼりが冷めるまで学校を休んで、ハルヒと顔を合わせないようにしてみるか?」

古泉「4人がいっぺんに学校を休んだら、涼宮さんが不審に思いますよ。それがずっと続くとストレスも溜まる」

キョン「結果、閉鎖空間が大量発生で世界が……か。それは避けたほうがいいな」

42 = 32 :

どうなんだろ

43 = 36 :

???「もちろんプロですから」

44 = 9 :

どうせ長門はキョンとキスしたいとかアナルセックスしたいとかそんなんだろ

45 :

久々のハルヒss

46 = 1 :

キョン「じゃあハルヒを満足させるしかないのか。ハルヒが知りたがっていることを教えて……」

キョン「……って、何を教えればあいつは満足するんだよ」

みくる「あたしたちや涼宮さんの正体、ぐらいインパクトがないと駄目なんでしょうか?」

キョン「それを教えてしまうと本末転倒ですしね。だめだ、打つ手が見つからん」

古泉「とりあえずは様子見ですね。下手な動きをせずに、普段通りに過ごしましょう」

古泉「本当にまずいことを暴露しそうになったら力ずくででも止める。これでよろしいですか?」

キョン「ああ。おっと、そろそろ昼休み終わるな。教室に戻るか」

みくる「あたし、他に恥ずかしい秘密あったかなぁ? 不安です……」

キョン「頑張りましょう。というか、同じクラスの俺が1番危険なんだよなぁ……」

古泉「また放課後に会いましょう。では」

長門「……」


キョン「まったく、あいつは毎度毎度厄介なことをしてくれやがって」

キョン「朝の出来事だけで満足して、異変が収まってくれていればありがたいんだが……」

47 = 9 :

キョンはすぐ後ろにハルヒいるし死ぬだろこれ

48 = 1 :

~回想終了 冒頭に戻る~


キョン「で、そんな願いも空しく、今現在もこの有様か。今のところやばい事態にはなっていないが」

古泉「まだ誰も涼宮さん絡みの秘密は喋っていませんからね。セーフです」

キョン「それでも恥ずかしいもんは恥ずかしい。何でこんなところでウンコ漏らしたなんて暴露せにゃならんのだ」

古泉「僕も不安ですよ。あ、涼宮さん」

ハルヒ「え? 何、古泉くん」

キョン「おい古泉、突然どうし……ああ、次はお前の番か」

古泉「実は僕、今日の朝食は目玉焼きとトーストだったんですよ」

ハルヒ「……」

キョン「……」

ハルヒ「……え? それだけ?」

古泉「ええ、これだけです」

ハルヒ「はあ。古泉くん、別にそんなことはいちいち報告しなくていいわよ」

49 = 32 :

エロ本を過去七回拾ったことがあるぐらいならよほど神経質じゃない限りセーフなほうだろ

50 :

素直におもしろい


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