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元スレ姫「お父様が“裸の王様”なら、私は半裸で勝負!」
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< 城 >
国王「どうだ、ワシは全裸か?」
大臣「はい、みごとな全裸でございます」
大臣「もし、陛下が全裸でないというのなら」
大臣「もはや全裸という言葉は辞書から消えるしかない、というほどに全裸です」
国王「うむ……それほどにワシは全裸か」
国王「では行ってくる」ザッ…
大臣「行ってらっしゃいませ」
姫「…………」
姫(お父様は週に一回、必ず城下町を巡回する)
姫(国民の生活ぶりを自分の目でたしかめるために……)
姫(……全裸で)
国王「どうだ、ワシは全裸か?」
大臣「はい、みごとな全裸でございます」
大臣「もし、陛下が全裸でないというのなら」
大臣「もはや全裸という言葉は辞書から消えるしかない、というほどに全裸です」
国王「うむ……それほどにワシは全裸か」
国王「では行ってくる」ザッ…
大臣「行ってらっしゃいませ」
姫「…………」
姫(お父様は週に一回、必ず城下町を巡回する)
姫(国民の生活ぶりを自分の目でたしかめるために……)
姫(……全裸で)
< 城下町 >
国王「フンフ~ン」
国王(うむ……今日も町は活気にあふれておるな)
国王(商人や職人は生き生きと働き、女性は買い物や噂話に花を咲かせ)
国王(子供たちは元気に町を走り回っている……)
国王(こうして町を全裸で歩いていると──)
国王(国民の活気を、肌で感じることができる!)
国王(なんという快感……! なんという高揚感……!)
国王(ワシは今、とても幸福だ……)
国王「フンフ~ン」
国王(うむ……今日も町は活気にあふれておるな)
国王(商人や職人は生き生きと働き、女性は買い物や噂話に花を咲かせ)
国王(子供たちは元気に町を走り回っている……)
国王(こうして町を全裸で歩いていると──)
国王(国民の活気を、肌で感じることができる!)
国王(なんという快感……! なんという高揚感……!)
国王(ワシは今、とても幸福だ……)
子供「王様のおちんちん、ちっちゃ~い。ボクと同じぐらいだ!」
母「これ!」バシッ
国王「ほほう、なかなか正直な子供だ」
母「申し訳ありません!」
国王「いや、かまわぬ。その正直さに免じて……10ポイントッ!」ババッ
子供「やったぁ!」
国王「もし100ポイント溜まったら、城に来なさい」
国王「素敵な景品と交換してあげよう」
母「ありがとうございます……!」
子供「わぁ~い!」
母「これ!」バシッ
国王「ほほう、なかなか正直な子供だ」
母「申し訳ありません!」
国王「いや、かまわぬ。その正直さに免じて……10ポイントッ!」ババッ
子供「やったぁ!」
国王「もし100ポイント溜まったら、城に来なさい」
国王「素敵な景品と交換してあげよう」
母「ありがとうございます……!」
子供「わぁ~い!」
青年(100ポイントで景品か……だったら俺も……)ニヤッ
青年「王様、おちんちん小さいですね!」
国王「むっ!」ギロッ
青年「えっ!?」ギクッ
国王「二番煎じは感心せんな……マイナス10ポイントッ!」ババッ
青年「ええっ!?」
国王「もしポイントがマイナス100ポイントになってしまったら、城に来るがいい」
国王「微妙な粗品と交換してあげよう」
青年「ははーっ! 恐れ入りましたっ!」ガバッ
青年「王様、おちんちん小さいですね!」
国王「むっ!」ギロッ
青年「えっ!?」ギクッ
国王「二番煎じは感心せんな……マイナス10ポイントッ!」ババッ
青年「ええっ!?」
国王「もしポイントがマイナス100ポイントになってしまったら、城に来るがいい」
国王「微妙な粗品と交換してあげよう」
青年「ははーっ! 恐れ入りましたっ!」ガバッ
< 城 >
国王「ただいま」
大臣「お帰りなさいませ、陛下」
大臣「いかがでしたか、城下町は?」
国王「なかなか活況だったぞ。この国のさらなる発展を予感させてくれた」
大臣「それはようございました」
国王「ではさっそく、この格好のままで本日の政務にとりかかる」
国王「政務室に、重臣たちを集めよ!」
大臣「ははっ!」
国王「ただいま」
大臣「お帰りなさいませ、陛下」
大臣「いかがでしたか、城下町は?」
国王「なかなか活況だったぞ。この国のさらなる発展を予感させてくれた」
大臣「それはようございました」
国王「ではさっそく、この格好のままで本日の政務にとりかかる」
国王「政務室に、重臣たちを集めよ!」
大臣「ははっ!」
< 政務室 >
国王「──うむ、予算についてはこんなところであろう」
国王「なにか報告がある者はいるか?」
大臣「……陛下、隣の帝国が軍備を整えているとの情報が入っております」
大臣「新しい将軍を軍に迎えたとも……」
国王「なに?」
国王「ふう~む、我が国と帝国は現在のところ、関係は良好だが……」
大臣「しかし、帝国はつい先日、皇帝が代替わりしたので」
大臣「これを機に方針を転換する可能性もあります」
国王「ふむ、新しい皇帝はまだ若い。たしかまだ、姫と同じぐらいの年齢だったはず」
国王「権力を手にしたことで我が国に対し、野心を持ってもおかしくはないな……」
国王「分かった。警戒を怠るな、大臣!」
大臣「はっ!」
国王「──うむ、予算についてはこんなところであろう」
国王「なにか報告がある者はいるか?」
大臣「……陛下、隣の帝国が軍備を整えているとの情報が入っております」
大臣「新しい将軍を軍に迎えたとも……」
国王「なに?」
国王「ふう~む、我が国と帝国は現在のところ、関係は良好だが……」
大臣「しかし、帝国はつい先日、皇帝が代替わりしたので」
大臣「これを機に方針を転換する可能性もあります」
国王「ふむ、新しい皇帝はまだ若い。たしかまだ、姫と同じぐらいの年齢だったはず」
国王「権力を手にしたことで我が国に対し、野心を持ってもおかしくはないな……」
国王「分かった。警戒を怠るな、大臣!」
大臣「はっ!」
ギィィ……
姫「お父様!」
国王「おお、娘よ。いったいどうしたのだ?」
姫「質問があるの」
国王「なんでもいってごらん」
姫「お父様……お父様はなんでいつも全裸なの?」
国王「!!!」
大臣(おお……いつだったか詐欺師に騙されて以来、全裸に目覚めた陛下……)
大臣(もはや陛下の全裸に突っ込む者は私を含めいなくなっていたが)
大臣(まさか、今さら実の娘である姫様がご指摘されるとは!)
大臣(さァ……どう答える、陛下!?)
国王「…………」
姫「お父様!」
国王「おお、娘よ。いったいどうしたのだ?」
姫「質問があるの」
国王「なんでもいってごらん」
姫「お父様……お父様はなんでいつも全裸なの?」
国王「!!!」
大臣(おお……いつだったか詐欺師に騙されて以来、全裸に目覚めた陛下……)
大臣(もはや陛下の全裸に突っ込む者は私を含めいなくなっていたが)
大臣(まさか、今さら実の娘である姫様がご指摘されるとは!)
大臣(さァ……どう答える、陛下!?)
国王「…………」
国王「愚問だな……娘よ」
国王「王というのは卑屈であってもならぬし、虚勢を張ってもならぬ」
国王「ありのままでなくてはならない」
国王「ゆえに全裸なのだ!」
国王「これほどありのままなファッションは他にあるまいッ!」
姫「…………」
国王「それに、王というのはいうまでもなく非常に多忙だ」
国王「しかし、全裸であれば服を着替える必要がなくなる」
国王「その時間を国民を想う時間に回せるというわけだ」
国王「ゆえに全裸なのだ!」
国王「全裸こそ王、王こそ全裸! 全裸はキング・オブ・ファッションなのだッ!!!」
国王「王というのは卑屈であってもならぬし、虚勢を張ってもならぬ」
国王「ありのままでなくてはならない」
国王「ゆえに全裸なのだ!」
国王「これほどありのままなファッションは他にあるまいッ!」
姫「…………」
国王「それに、王というのはいうまでもなく非常に多忙だ」
国王「しかし、全裸であれば服を着替える必要がなくなる」
国王「その時間を国民を想う時間に回せるというわけだ」
国王「ゆえに全裸なのだ!」
国王「全裸こそ王、王こそ全裸! 全裸はキング・オブ・ファッションなのだッ!!!」
姫「ふうん……」
姫「でも恥ずかしくはないの?」
国王「全然」
姫「そんなに小さいおちんちんなのに?」
国王「娘よ、お前はここから出てきたのだぞ? むしろこれはワシの誇りだ」
姫「風邪ひくかもよ?」
国王「バカは風邪をひかぬと相場が決まっておる」
姫(たしかに……お父様は風邪をひいたことがない)
姫「でも恥ずかしくはないの?」
国王「全然」
姫「そんなに小さいおちんちんなのに?」
国王「娘よ、お前はここから出てきたのだぞ? むしろこれはワシの誇りだ」
姫「風邪ひくかもよ?」
国王「バカは風邪をひかぬと相場が決まっておる」
姫(たしかに……お父様は風邪をひいたことがない)
姫「お父様、全裸の素晴らしさ……よく分かったわ!」
国王「うむうむ、分かってくれたか。ワシは嬉しいぞ」
国王「去年、自分探しの旅に出た我が妻である王妃も、きっと喜んでくれるであろう」
姫「だから──」
姫「私も全裸になるわ!」
国王「ならんッ!」
国王「うむうむ、分かってくれたか。ワシは嬉しいぞ」
国王「去年、自分探しの旅に出た我が妻である王妃も、きっと喜んでくれるであろう」
姫「だから──」
姫「私も全裸になるわ!」
国王「ならんッ!」
姫「なぜ!?」
国王「決まっておろう……全裸の希少価値が下がるからだ!」
国王「なぜ、ダイヤモンドが高価なのか分かるか? 貴重だからだ!」
国王「なぜ、王が偉いか分かるか? 一人しかないからだ!」
国王「もしダイヤが大量にあったり、王が沢山いたりしたら、価値は大暴落だ!」
国王「もしお前まで全裸になったら、単純計算でワシの値打ちは半額になる!」
国王「全裸はワシ一人で十分! ワシ以外にいてはならんのだ!」
姫「まあ、ひどい! まるで独裁者ね!」
国王「なんとでもいうがよい!」
姫「ぐぬぅ……」ギリッ…
国王「決まっておろう……全裸の希少価値が下がるからだ!」
国王「なぜ、ダイヤモンドが高価なのか分かるか? 貴重だからだ!」
国王「なぜ、王が偉いか分かるか? 一人しかないからだ!」
国王「もしダイヤが大量にあったり、王が沢山いたりしたら、価値は大暴落だ!」
国王「もしお前まで全裸になったら、単純計算でワシの値打ちは半額になる!」
国王「全裸はワシ一人で十分! ワシ以外にいてはならんのだ!」
姫「まあ、ひどい! まるで独裁者ね!」
国王「なんとでもいうがよい!」
姫「ぐぬぅ……」ギリッ…
姫「じゃあ許してくれなくていいわ。私、勝手に脱ぐから!」シュル…
国王「遅いっ! 大臣、新たな法律を制定せよ!」
国王「“国王以外の者、公共の場で全裸になることを禁ず”とな!」
国王「な、いい考えだろう? 実にいい考えだ! よし、決定!」
大臣「はっ、制定いたしました!」バババッ
国王「ナイス!」グッ
姫「ずっ、ずるい……自分ばっかり……」グスッ
姫「お父様なんか大嫌いっ!」タタタッ
国王「……大臣、ワシは間違っているのだろうか?」
大臣(……私に聞かれても困る)
国王「遅いっ! 大臣、新たな法律を制定せよ!」
国王「“国王以外の者、公共の場で全裸になることを禁ず”とな!」
国王「な、いい考えだろう? 実にいい考えだ! よし、決定!」
大臣「はっ、制定いたしました!」バババッ
国王「ナイス!」グッ
姫「ずっ、ずるい……自分ばっかり……」グスッ
姫「お父様なんか大嫌いっ!」タタタッ
国王「……大臣、ワシは間違っているのだろうか?」
大臣(……私に聞かれても困る)
< 姫の部屋 >
姫「ただいまっ!」
執事「おやおや姫様、ずいぶんご立腹ですのう。顔に青筋が立ってますぞい」
メイド「ヒヒッ……どうされました?」
姫「聞いて、二人とも! お父様ったらひどいのよ!」
姫「私が全裸になろうとしたら、ダメだっていわれたの! ひどいでしょ!?」
執事「なんですとォ!?」
メイド「そりゃひどいですねえ……イヒヒヒ……」
姫「ただいまっ!」
執事「おやおや姫様、ずいぶんご立腹ですのう。顔に青筋が立ってますぞい」
メイド「ヒヒッ……どうされました?」
姫「聞いて、二人とも! お父様ったらひどいのよ!」
姫「私が全裸になろうとしたら、ダメだっていわれたの! ひどいでしょ!?」
執事「なんですとォ!?」
メイド「そりゃひどいですねえ……イヒヒヒ……」
姫「私、どうすればいいの!?」
執事「クレーターじゃ! この三人でクレーターを起こしましょうぞ!」
メイド「クーデターの間違いでしょ、おじいちゃん」
執事「はうっ!」
姫「じいや、クーデターは最後の手段にしておきたいわ」
姫「メイド、なにかある?」
メイド「そうですねえ……ヒヒッ」
メイド「全裸がダメなら、半裸という手もありますねえ……」
姫「!」ハッ
姫「そうよ、それだわ!」
姫「お父様が“裸の王様”なら、私は半裸で勝負!」
執事「クレーターじゃ! この三人でクレーターを起こしましょうぞ!」
メイド「クーデターの間違いでしょ、おじいちゃん」
執事「はうっ!」
姫「じいや、クーデターは最後の手段にしておきたいわ」
姫「メイド、なにかある?」
メイド「そうですねえ……ヒヒッ」
メイド「全裸がダメなら、半裸という手もありますねえ……」
姫「!」ハッ
姫「そうよ、それだわ!」
姫「お父様が“裸の王様”なら、私は半裸で勝負!」
姫「というわけで、さっそく上半身だけ脱ぐわ!」バサッ…
メイド「いさぎよい脱ぎっぷりですねぇ~」
姫「ありがと、メイド」
姫「じいやは男のくせに、私の半裸を見てもなんの反応もないわけ?」
執事「ほっほっほ、ちゃんと反応しておりますぞ」ムクムク…
姫「へえ、じいやもまだまだ若いのねぇ~」
メイド「おじいちゃんは今も、たまにおばあちゃんとプロレスごっこしてますから……」
執事「余計なことをいうでないわ、この根暗孫め!」
メイド「ヒヒヒッ」
メイド「いさぎよい脱ぎっぷりですねぇ~」
姫「ありがと、メイド」
姫「じいやは男のくせに、私の半裸を見てもなんの反応もないわけ?」
執事「ほっほっほ、ちゃんと反応しておりますぞ」ムクムク…
姫「へえ、じいやもまだまだ若いのねぇ~」
メイド「おじいちゃんは今も、たまにおばあちゃんとプロレスごっこしてますから……」
執事「余計なことをいうでないわ、この根暗孫め!」
メイド「ヒヒヒッ」
姫「でも、これじゃ乳首が丸見えだわ」
姫「首は急所、すなわち乳首も急所よ。どうにかして隠したいわね」
メイド「だったら……胸にサラシを巻きましょう」シュル…
メイド「こうして、こうして、こうすれば……」グルグル…
メイド「ほら、完璧です……ヒッヒッヒ」
姫「おお……これは素晴らしいわ! 胸をいい具合に圧迫されて、胸キュンって感じ!」
姫「半裸こそまさに、プリンセス・オブ・ファッションだわッ!!!」
執事「サラシを巻いたことで、かえってエロさが増しておりますのう」ブッ…
メイド「おじいちゃん、鼻血拭いてね」サッ
姫「よっしゃあ! じゃあさっそく、お父様のように町を歩くわよ!」
姫「メイド、じいや! ついてらっしゃい!」ババッ
メイド&執事「はぁ~い」
姫「首は急所、すなわち乳首も急所よ。どうにかして隠したいわね」
メイド「だったら……胸にサラシを巻きましょう」シュル…
メイド「こうして、こうして、こうすれば……」グルグル…
メイド「ほら、完璧です……ヒッヒッヒ」
姫「おお……これは素晴らしいわ! 胸をいい具合に圧迫されて、胸キュンって感じ!」
姫「半裸こそまさに、プリンセス・オブ・ファッションだわッ!!!」
執事「サラシを巻いたことで、かえってエロさが増しておりますのう」ブッ…
メイド「おじいちゃん、鼻血拭いてね」サッ
姫「よっしゃあ! じゃあさっそく、お父様のように町を歩くわよ!」
姫「メイド、じいや! ついてらっしゃい!」ババッ
メイド&執事「はぁ~い」
< 国王の間 >
国王「……ほう」
国王「娘が、半裸になって町へ……?」
大臣「いかがいたしましょう?」
国王「放っておけ。半裸ならば、法律違反というわけでもないしな」
大臣「かしこまりました」
国王「あやつも……成長したものだ」
大臣(間違った方向にね……)
国王「ん、鼻の下が冷たいな」タラ…
大臣「鼻水がたれてますよ、陛下」
国王「……ほう」
国王「娘が、半裸になって町へ……?」
大臣「いかがいたしましょう?」
国王「放っておけ。半裸ならば、法律違反というわけでもないしな」
大臣「かしこまりました」
国王「あやつも……成長したものだ」
大臣(間違った方向にね……)
国王「ん、鼻の下が冷たいな」タラ…
大臣「鼻水がたれてますよ、陛下」
< 城下町 >
姫「フンフ~ン」
ザワザワ……
「おお……!」 「姫様だ!」 「下はスカートで、胸にサラシを巻いてる!」
「ワイルドだなぁ」 「すごくかっこいいです!」 「ステキ~!」
姫(ウフフ……)
姫(みんなの注目が、さらけ出した肌に突き刺さるわ)
姫(心地いいわぁ……)
メイド「イヒヒ……おじいちゃん。姫様、嬉しそうだね」
執事「生き生きしとるのう……まるで水を得た魚のようじゃ」
姫「フンフ~ン」
ザワザワ……
「おお……!」 「姫様だ!」 「下はスカートで、胸にサラシを巻いてる!」
「ワイルドだなぁ」 「すごくかっこいいです!」 「ステキ~!」
姫(ウフフ……)
姫(みんなの注目が、さらけ出した肌に突き刺さるわ)
姫(心地いいわぁ……)
メイド「イヒヒ……おじいちゃん。姫様、嬉しそうだね」
執事「生き生きしとるのう……まるで水を得た魚のようじゃ」
姫「おじさん、アイスちょうだい」チャリン…
店員「あいよ!」
姫「はい、メイドとじいやの分」スッ
メイド「ヒヒ……どうも」
執事「かたじけないですじゃ」
姫「半裸で食べるアイス……悪くないわね」モグモグ…
メイド「冬に食べるアイスっておいしいですもんねえ」ペロペロ…
執事「夏に食べる鍋もうまいぞよ」ベロンベロン…
店員「あいよ!」
姫「はい、メイドとじいやの分」スッ
メイド「ヒヒ……どうも」
執事「かたじけないですじゃ」
姫「半裸で食べるアイス……悪くないわね」モグモグ…
メイド「冬に食べるアイスっておいしいですもんねえ」ペロペロ…
執事「夏に食べる鍋もうまいぞよ」ベロンベロン…
wwwwwwwwwww
この国にまともな奴はいないんおか!?!??!!!w
この国にまともな奴はいないんおか!?!??!!!w
すると──
ザワザワ…… ドヨドヨ……
姫「あら?」
メイド「ヒヒッ、どうやらあっちでなにか事件があったようですねぇ……」
執事「しかも……あまりいい事件ではなさそうじゃな」
メイド「どうします?」
姫「行くっきゃないでしょ! 名を上げるチャンスだわ!」ダッ
執事「ほっほっほ、お元気なことじゃ。若い頃の陛下を思い出しますなぁ」
ザワザワ…… ドヨドヨ……
姫「あら?」
メイド「ヒヒッ、どうやらあっちでなにか事件があったようですねぇ……」
執事「しかも……あまりいい事件ではなさそうじゃな」
メイド「どうします?」
姫「行くっきゃないでしょ! 名を上げるチャンスだわ!」ダッ
執事「ほっほっほ、お元気なことじゃ。若い頃の陛下を思い出しますなぁ」
姫「どうしたの!?」
町民「あっ、姫様! ……山賊が町にやってきたんです!」
姫「なんですって!? いったいどんな悪事を働いているの!?」
町民「採ってはいけないはずの高山植物を、皆に見せびらかしているんです!」
姫「なんですって!?」
頭領「これはコウザンアサガオだ! どうだ、羨ましいだろう!?」
「ちくしょう……!」 「なんて奴だ!」 「俺も欲しい……」
頭領「ハハハッ、ざまあみやがれ! さてお次は──」
姫「そこまでよ!」ザッ
頭領「む……アンタは姫!? なんで半裸なんだ!?」
姫「それは私が姫だからよ!」
町民「あっ、姫様! ……山賊が町にやってきたんです!」
姫「なんですって!? いったいどんな悪事を働いているの!?」
町民「採ってはいけないはずの高山植物を、皆に見せびらかしているんです!」
姫「なんですって!?」
頭領「これはコウザンアサガオだ! どうだ、羨ましいだろう!?」
「ちくしょう……!」 「なんて奴だ!」 「俺も欲しい……」
頭領「ハハハッ、ざまあみやがれ! さてお次は──」
姫「そこまでよ!」ザッ
頭領「む……アンタは姫!? なんで半裸なんだ!?」
姫「それは私が姫だからよ!」
姫「あなたたちの悪事はお城にも届いてるわ……」
姫「高山植物を採る! 山で登山者に会っても挨拶しない! 木に立ち小便する!」
姫「頂上に積んであるケルンを蹴る! 紅葉狩りとかいってホントに紅葉をむしる!」
姫「遭難者に板チョコと見せかけて固形のカレールーを渡す!」
姫「──許せないッ!」
頭領「だったら、どうするというんだ?」
姫「今日ここでやっつけてやるわ!」
姫「“半裸の姫様”の名にかけて!」
頭領「面白い……姫の実力、見せてもらおうか!」
メイド「イヒヒッ、“半裸の姫様”なんて誰も呼んでないよねぇ」
執事「ま、異名や二つ名なんてもんはだいたいそんなもんじゃ」
姫「高山植物を採る! 山で登山者に会っても挨拶しない! 木に立ち小便する!」
姫「頂上に積んであるケルンを蹴る! 紅葉狩りとかいってホントに紅葉をむしる!」
姫「遭難者に板チョコと見せかけて固形のカレールーを渡す!」
姫「──許せないッ!」
頭領「だったら、どうするというんだ?」
姫「今日ここでやっつけてやるわ!」
姫「“半裸の姫様”の名にかけて!」
頭領「面白い……姫の実力、見せてもらおうか!」
メイド「イヒヒッ、“半裸の姫様”なんて誰も呼んでないよねぇ」
執事「ま、異名や二つ名なんてもんはだいたいそんなもんじゃ」
頭領「みんな、剣を抜け! 相手が姫だからって容赦するな!」チャキッ
「へいっ!」チャキッ 「もちろん!」チャキッ 「泣かせてやりますよ!」チャキッ
頭領「姫様よ、手ぶらでいいのかい?」
姫「執事、あれをちょうだい」
執事「どうぞ」サッ
頭領(……スプーン!?)
姫「あいにく私、スプーンより重いものを持ったことがないの」
姫「だからこれで相手するわ!」
山賊A「ふざけんな! スプーンで何ができ──」ダッ
姫「むんっ!」シュッ
ズボッ!
山賊A「げほっ……!」ドサッ…
メイド(スプーンをノドに突き刺した。えげつないねえ……)
「へいっ!」チャキッ 「もちろん!」チャキッ 「泣かせてやりますよ!」チャキッ
頭領「姫様よ、手ぶらでいいのかい?」
姫「執事、あれをちょうだい」
執事「どうぞ」サッ
頭領(……スプーン!?)
姫「あいにく私、スプーンより重いものを持ったことがないの」
姫「だからこれで相手するわ!」
山賊A「ふざけんな! スプーンで何ができ──」ダッ
姫「むんっ!」シュッ
ズボッ!
山賊A「げほっ……!」ドサッ…
メイド(スプーンをノドに突き刺した。えげつないねえ……)
ズボッ! ドスッ! ドッ!
「ぐえっ!」ドサッ 「ぎゃあああっ!」ドザァッ 「ひぃぃっ!」ドッ
山賊B「くそっ、剣がスプーンなんかに負けてたまるか!」ブンッ
姫「土をスプーンで掘って……プレゼント!」パサッ…
山賊B「うわっ、目に入った!」ゴシゴシ…
姫「そこっ!」シュッ
ドズッ!
山賊B「ぐわっ……!」ドサッ…
執事(土で視界を奪い、スプーンでミゾオチに突き! おみごとですじゃ!)
姫「さらに──」グイッ
頭領「う、うわぁぁぁっ!?」
ドガァンッ!
メイド「スプーンで人間を持ち上げて投げ飛ばすなんて、姫様らしいねえ」
執事「一国の姫にふさわしい、実にエレガントな攻撃じゃ!」
「ぐえっ!」ドサッ 「ぎゃあああっ!」ドザァッ 「ひぃぃっ!」ドッ
山賊B「くそっ、剣がスプーンなんかに負けてたまるか!」ブンッ
姫「土をスプーンで掘って……プレゼント!」パサッ…
山賊B「うわっ、目に入った!」ゴシゴシ…
姫「そこっ!」シュッ
ドズッ!
山賊B「ぐわっ……!」ドサッ…
執事(土で視界を奪い、スプーンでミゾオチに突き! おみごとですじゃ!)
姫「さらに──」グイッ
頭領「う、うわぁぁぁっ!?」
ドガァンッ!
メイド「スプーンで人間を持ち上げて投げ飛ばすなんて、姫様らしいねえ」
執事「一国の姫にふさわしい、実にエレガントな攻撃じゃ!」
そして──
頭領「ま……参りましたァ!」ガバッ
姫「反省してるようだし、許してあげるわ」
メイド「人に頭下げられるってのは……気分がいいねぇ~」ニタァ…
執事「同感じゃ」ニタァ…
姫「でも……ここで野放しにしたら、また何かやらかすかもしれないわ」
姫「──というわけで、あなたたちは私の親衛隊に任命するわ!」
姫「ね、いい考えでしょ? 実にいい考えだわ! よし、決定!」
頭領「ははーっ! 心を入れ替えて、全力で姫様をお守りします!」ガバッ
姫「あなたは今日から親衛隊隊長よ、頑張ってね」
メイド「おじいちゃん、守る対象より弱い親衛隊って意味あるの?」
執事「ほっほっほ、捨て駒ぐらいにはなるじゃろ」
頭領「ま……参りましたァ!」ガバッ
姫「反省してるようだし、許してあげるわ」
メイド「人に頭下げられるってのは……気分がいいねぇ~」ニタァ…
執事「同感じゃ」ニタァ…
姫「でも……ここで野放しにしたら、また何かやらかすかもしれないわ」
姫「──というわけで、あなたたちは私の親衛隊に任命するわ!」
姫「ね、いい考えでしょ? 実にいい考えだわ! よし、決定!」
頭領「ははーっ! 心を入れ替えて、全力で姫様をお守りします!」ガバッ
姫「あなたは今日から親衛隊隊長よ、頑張ってね」
メイド「おじいちゃん、守る対象より弱い親衛隊って意味あるの?」
執事「ほっほっほ、捨て駒ぐらいにはなるじゃろ」
< 姫の部屋 >
姫「やったわ! 城下町は『半裸の姫様が山賊を成敗する』のニュースで持ち切りよ!」
メイド「イヒヒ……やりましたね」
執事「ほっほっほ、初日から絶好調ですなぁ」
隊長「自分がやられたニュースなのに、なぜだか誇らしいですね!」
姫「ありがと、みんな」
姫「さあ、これからもバンバン半裸の姫様を売り込むわよ!」
< 国王の間 >
大臣「お聞きになられましたか? 山賊退治のニュース……」
国王「うむ……どうやらワシもうかうかしてはおれんようだな」クシュンッ
姫「やったわ! 城下町は『半裸の姫様が山賊を成敗する』のニュースで持ち切りよ!」
メイド「イヒヒ……やりましたね」
執事「ほっほっほ、初日から絶好調ですなぁ」
隊長「自分がやられたニュースなのに、なぜだか誇らしいですね!」
姫「ありがと、みんな」
姫「さあ、これからもバンバン半裸の姫様を売り込むわよ!」
< 国王の間 >
大臣「お聞きになられましたか? 山賊退治のニュース……」
国王「うむ……どうやらワシもうかうかしてはおれんようだな」クシュンッ
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- 姉「あのね……また、お願いしてもいいかな?」 (142) - [34%] - 2013/7/24 13:45 ☆
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