私的良スレ書庫
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元スレ灼「エバーグリーンズサポ?」哩「ああ」
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灼「でも、よくそこまで皆ついてきて…」
美子「部長は頑張ってたよ、応援も部活も人間関係も。みんなそこを分かってたから」
美子「それに、赤土さんの活躍でエバーグリーンズが勝ててるのも事実やったしね」
仁美「赤土さんには全く知る由もなか話ばってん……」
仁美「結果的に赤土さんのおかげで…、あいつ自身も新道寺も、よか方向に変わってった」
仁美「ここだけの話、友達としても、赤土さんには感謝しとーとよ」
灼「江崎さん……」
仁美「………あいつには内緒な」
美子「…本当に素直じゃなかね、中学福岡代表さんは」
仁美「…ふん、昔の話ったい」チュー
美子(素直じゃなか事は相変わらず…。でも、変わったんはあんたもよ、仁美)
美子「部長は頑張ってたよ、応援も部活も人間関係も。みんなそこを分かってたから」
美子「それに、赤土さんの活躍でエバーグリーンズが勝ててるのも事実やったしね」
仁美「赤土さんには全く知る由もなか話ばってん……」
仁美「結果的に赤土さんのおかげで…、あいつ自身も新道寺も、よか方向に変わってった」
仁美「ここだけの話、友達としても、赤土さんには感謝しとーとよ」
灼「江崎さん……」
仁美「………あいつには内緒な」
美子「…本当に素直じゃなかね、中学福岡代表さんは」
仁美「…ふん、昔の話ったい」チュー
美子(素直じゃなか事は相変わらず…。でも、変わったんはあんたもよ、仁美)
灼(…なんか、いいな…。この3人…)
灼(凄く気持ちが通じ合ってる感じがする…。いい友達さんだ…)
仁美「ただ、私のドリンクの中身を青汁にしようとしたんだけは…全力で拒否させてもらったが」
美子「あれは本当にねー、どっちか退学するかって程の大喧嘩やったよねー」
灼(……前言撤回)
仁美「あ、最後はマスカットジュースで妥協させたけん、問題なかよ」
灼「そ、そうですか…」
灼(凄く気持ちが通じ合ってる感じがする…。いい友達さんだ…)
仁美「ただ、私のドリンクの中身を青汁にしようとしたんだけは…全力で拒否させてもらったが」
美子「あれは本当にねー、どっちか退学するかって程の大喧嘩やったよねー」
灼(……前言撤回)
仁美「あ、最後はマスカットジュースで妥協させたけん、問題なかよ」
灼「そ、そうですか…」
哩「うーん…、はっ?」
美子「あ、部長起きたよ」
姫子「よかった…部長…」
哩「あれ…ここは…?」
煌「阿知賀の皆様のお部屋でございます…。落ち着かれましたか?」
哩「あ、うん…あいがと」
煌「さあ、存分にお話を!」
哩「うん……」ドキドキ
煌(部長、がんばって!)
美子「あ、部長起きたよ」
姫子「よかった…部長…」
哩「あれ…ここは…?」
煌「阿知賀の皆様のお部屋でございます…。落ち着かれましたか?」
哩「あ、うん…あいがと」
煌「さあ、存分にお話を!」
哩「うん……」ドキドキ
煌(部長、がんばって!)
哩「あ、あのっ!えっと!」
晴絵「…いいから、落ち着いて喋りなよ」
哩「と、とても好きでした!ずっと、大好きでした!!」
煌(部長…その言い方は…)
憧(愛の告白じゃないんだから…)
灼「………」イラッ
姫子「………」イラッ
晴絵「…いいから、落ち着いて喋りなよ」
哩「と、とても好きでした!ずっと、大好きでした!!」
煌(部長…その言い方は…)
憧(愛の告白じゃないんだから…)
灼「………」イラッ
姫子「………」イラッ
哩「あの!いろいろと!試合観に行ったり!グッズ買ったりして!」
晴絵「ああ…見せてもらったよ」
哩「たくさん応援してました!かっこよかったです!」
晴絵(…………)
晴絵(あの頃は…まだ麻雀にまっすぐ向き合うこともできず…)
晴絵(ただ、目の前のことに必死だったかな…)
晴絵(はっきりと目標とか持ってたわけじゃないし…そんな立派なもんだったともわからない…)
晴絵(だから申し訳ない感じもするけど……それでも、)
晴絵(そんな私でもこうやって見てくれた子がいるってことは…)
晴絵(素直に嬉しいね)
晴絵「…ありがとう、嬉しいよ」ニコッ
哩「!!」パァァ
晴絵「ああ…見せてもらったよ」
哩「たくさん応援してました!かっこよかったです!」
晴絵(…………)
晴絵(あの頃は…まだ麻雀にまっすぐ向き合うこともできず…)
晴絵(ただ、目の前のことに必死だったかな…)
晴絵(はっきりと目標とか持ってたわけじゃないし…そんな立派なもんだったともわからない…)
晴絵(だから申し訳ない感じもするけど……それでも、)
晴絵(そんな私でもこうやって見てくれた子がいるってことは…)
晴絵(素直に嬉しいね)
晴絵「…ありがとう、嬉しいよ」ニコッ
哩「!!」パァァ
哩「…あの、そいでひとつ、聞きたかったことが…」
晴絵「何?」
哩「…福岡には、もう来んとですか…?」
灼「!」
晴絵(……うーん……)
晴絵(小鍛治プロの前では「私もプロを目指します!」とか大見得切っちゃったけど…)
晴絵(冷静に現状、そっち方面にはまったくもって……無い内定どころかツテすら無いのよね…)
晴絵(トシさんの誘いも断っちゃったし…そのことは別に後悔もしてないけど…)
晴絵(ちょっとこの状況で迂闊なことは言えないな…)
哩「…………」ドキドキ
晴絵「先のことは…ちょっとわかんないな…」
哩「そう、ですか………」ショボン
晴絵「何?」
哩「…福岡には、もう来んとですか…?」
灼「!」
晴絵(……うーん……)
晴絵(小鍛治プロの前では「私もプロを目指します!」とか大見得切っちゃったけど…)
晴絵(冷静に現状、そっち方面にはまったくもって……無い内定どころかツテすら無いのよね…)
晴絵(トシさんの誘いも断っちゃったし…そのことは別に後悔もしてないけど…)
晴絵(ちょっとこの状況で迂闊なことは言えないな…)
哩「…………」ドキドキ
晴絵「先のことは…ちょっとわかんないな…」
哩「そう、ですか………」ショボン
美子の携帯「ピロリロリン 17時をお知らせします」
美子「あっ…、ねえ、部長」
哩「ん?」
美子「そろそろ門限の時間よ」
哩「えっ…まだろくに話して…」
晴絵「ん?どうした?」
煌「申し訳ありません、そろそろおいとまするお時間に…」
晴絵「お、もうそんな時間か」
哩「でも…でも…」
仁美「あんまり遅いとこちらも迷惑とよ。私らだって門限破りは厳禁たい」
晴絵「ま、個人戦も見学しようと思ってるから、まだ何日かはこっちにいるよ。また会えるさ」
哩「……はい……」
美子「あっ…、ねえ、部長」
哩「ん?」
美子「そろそろ門限の時間よ」
哩「えっ…まだろくに話して…」
晴絵「ん?どうした?」
煌「申し訳ありません、そろそろおいとまするお時間に…」
晴絵「お、もうそんな時間か」
哩「でも…でも…」
仁美「あんまり遅いとこちらも迷惑とよ。私らだって門限破りは厳禁たい」
晴絵「ま、個人戦も見学しようと思ってるから、まだ何日かはこっちにいるよ。また会えるさ」
哩「……はい……」
煌「本日はありがとうございました!」
穏乃「こちらこそ!楽しかったです!」
煌「では、最後に部長!ご挨拶を!」
哩「あ、うん…えっと…あの…」
煌(部長…がんばって!)
姫子(部長……)
美子(…………)
仁美(…………)
哩「あの……ふ……」
穏乃「こちらこそ!楽しかったです!」
煌「では、最後に部長!ご挨拶を!」
哩「あ、うん…えっと…あの…」
煌(部長…がんばって!)
姫子(部長……)
美子(…………)
仁美(…………)
哩「あの……ふ……」
煌( ゚д゚)
姫子( ゚д゚)
阿知賀「?」
仁美( ゚д゚)
美子( ゚д゚)
晴絵「??」
哩「…………(><)…………」
新道寺(゚д゚)
晴絵「…………」
フフッ
晴絵「…おう!いつかな!」
カン
姫子( ゚д゚)
阿知賀「?」
仁美( ゚д゚)
美子( ゚д゚)
晴絵「??」
哩「…………(><)…………」
新道寺(゚д゚)
晴絵「…………」
フフッ
晴絵「…おう!いつかな!」
カン
その夜
晴絵「どした、灼?もう寝るよ?」
灼「うん…。昼間のこと、思い出してた」
晴絵「?」
灼「今日は、なんだかびっくりだった」
灼「まだまだ、私の知らないハルちゃんがいっぱいいて…」
灼「私の知らない、ハルちゃんを好きな人もいっぱいいた」
灼「白水さん…本当に好きなんだな、って」
晴絵「フフッ、人気者はつらいな!」
晴絵「どした、灼?もう寝るよ?」
灼「うん…。昼間のこと、思い出してた」
晴絵「?」
灼「今日は、なんだかびっくりだった」
灼「まだまだ、私の知らないハルちゃんがいっぱいいて…」
灼「私の知らない、ハルちゃんを好きな人もいっぱいいた」
灼「白水さん…本当に好きなんだな、って」
晴絵「フフッ、人気者はつらいな!」
灼「最後に…白水さんに言ったこと…」
晴絵「ん?」
灼「福岡、行くの…? エバーグリーンズでプロに…」
晴絵「うーん…」
晴絵「現実問題、あの親会社がまた福岡でチーム作るってのは難しいかな…」
晴絵「別の形でチームができたとしても、即プロチームってのは無理だと思うし…」
晴絵「私がそこに居るかはもっとわかんないな」
晴絵「ん?」
灼「福岡、行くの…? エバーグリーンズでプロに…」
晴絵「うーん…」
晴絵「現実問題、あの親会社がまた福岡でチーム作るってのは難しいかな…」
晴絵「別の形でチームができたとしても、即プロチームってのは無理だと思うし…」
晴絵「私がそこに居るかはもっとわかんないな」
灼「でも…白水さんと約束した…」
晴絵「……「いつか」って言ったさ」
灼「?」
晴絵「今回、詳しい時と状況の指定まではしていない…」
晴絵「つまり…その気になれば10年20年後ということも可能だろう…ということ……」
灼「…………」
晴絵「……それにエバーグリーンズって形じゃなくてもさ、」
晴絵「例えば敵方として出向いたって、別の仕事だって、観光だって…。福岡に行くなら、間違いじゃないしな!」
灼「……ずるい」
晴絵「大人はずるいものさ」
晴絵「……「いつか」って言ったさ」
灼「?」
晴絵「今回、詳しい時と状況の指定まではしていない…」
晴絵「つまり…その気になれば10年20年後ということも可能だろう…ということ……」
灼「…………」
晴絵「……それにエバーグリーンズって形じゃなくてもさ、」
晴絵「例えば敵方として出向いたって、別の仕事だって、観光だって…。福岡に行くなら、間違いじゃないしな!」
灼「……ずるい」
晴絵「大人はずるいものさ」
晴絵「…ま、今のは半分冗談だけど、冗談だけで言ったわけじゃないよ」
灼「?」
晴絵「今はまだね、鬼が笑うくらい先の話かなっていうだけさ」
灼「…………」
晴絵「…………」
灼「…迷ってるの?」
晴絵「ん?」
灼「私たちがいるからプロになるのを迷ってるなら……遠慮とかしないで……」
灼「私はやっぱり…ハルちゃんが麻雀打ってる姿を、見たいから…」
灼「?」
晴絵「今はまだね、鬼が笑うくらい先の話かなっていうだけさ」
灼「…………」
晴絵「…………」
灼「…迷ってるの?」
晴絵「ん?」
灼「私たちがいるからプロになるのを迷ってるなら……遠慮とかしないで……」
灼「私はやっぱり…ハルちゃんが麻雀打ってる姿を、見たいから…」
灼「決勝戦が終わってから、ずっと考えてた」
灼「やっぱり…優勝してたら、何も心残りなくプロを目指してた…?」
晴絵「…バカ言うなよ」
晴絵「アンタ達には本当に感謝してるんだ」
晴絵「先のことは……これからよく考えるから大丈夫。心配しなくていいよ」
晴絵「決勝はみんなよくやったよ… ありがとう、部長」
灼「…ハルちゃん…」
灼「やっぱり…優勝してたら、何も心残りなくプロを目指してた…?」
晴絵「…バカ言うなよ」
晴絵「アンタ達には本当に感謝してるんだ」
晴絵「先のことは……これからよく考えるから大丈夫。心配しなくていいよ」
晴絵「決勝はみんなよくやったよ… ありがとう、部長」
灼「…ハルちゃん…」
晴絵「じゃ、おやすみ」
灼「…おやすみ」
……
灼「もう、寝た…?」
晴絵「…………」
灼「…………」
灼「みどりーのーゆーうーしゃー…」ボソッ
灼「…………」
灼「……かっこいいな……」
灼「いつか… 私も…」
もいっこカン
灼「…おやすみ」
……
灼「もう、寝た…?」
晴絵「…………」
灼「…………」
灼「みどりーのーゆーうーしゃー…」ボソッ
灼「…………」
灼「……かっこいいな……」
灼「いつか… 私も…」
もいっこカン
良かった乙
レジェンドはバカにされることが多いけどめちゃくちゃ良い大人なんだよな
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