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    元スレ夏海「駄菓子屋、腕相撲で勝負だ!!」楓「なんでだよ」

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    51 :

    ねぇねぇの心配するれんちょん可愛い

    52 = 11 :

    あぁ…

    53 = 1 :

    ――越谷家

    夏海「兄ちゃん、こい!!」

    「……」コクッ

    夏海「おりゃー!!」ダンッ

    「……」

    夏海「兄ちゃん。もっと本気だしてってばぁ。これじゃ、特訓になんないよ」

    「……」コクッ

    小鞠「まだやってたの?」

    夏海「ウチが優勝できなかったらかっこ悪いし、ねっ!!」ダンッ

    「……」

    夏海「兄ちゃん、やる気ないの?これじゃあ、ウチの優勝は確定かなぁ」

    「……」コクッ

    小鞠「このみちゃんも参加するってさ。燃えてるみたいだから油断してると負けるよ」

    夏海「ウチがこのみちゃんに?ないない。だって、ウチが3年生のときにもこのみちゃんを倒した実績があるし。ヨユーだって」

    54 = 13 :

    着々とフラグが……

    55 :

    おらどきどきしてきた

    56 = 1 :

    ――宮内家

    一穂「楓から聞いたよぉ。腕相撲大会するんだってねぇ」

    れんげ「ねぇねぇ、どうするん?」

    一穂「うーん……」

    れんげ「ウチ、ねぇねぇにはあまり参加してほしくないのん」

    一穂「あら、どうして?」

    れんげ「だって、ねぇねぇ、ゴリラレディに腕おられたのん」

    一穂「え?」

    れんげ「なっつんに腕おられるかもしれないん!」

    一穂「あー……あったあった。よく覚えてるね、れんちょん。そんな昔のこと」

    れんげ「だって、あのときのねぇねぇがすごい悲鳴あげてて、こわかったのん」

    一穂「やりすぎたのは反省してるんだけどね……」

    れんげ「なっつんは手加減するっていってたけど、心配なのん」

    一穂「だけど、一万円は魅力的だし、でようかなぁ。もし一万円もらったら、れんちょんにあげるから」

    れんげ「ねぇねぇ!!がんばってなのん!!!でも、腕折れそうになったら、すぐにやめるのん!!ウチとの約束なん!!」

    57 = 13 :

    ×腕相撲大会
    ○なっつん処刑

    59 = 1 :

    ――翌日 駄菓子屋

    このみ「どうもー。こんにちはー」

    「腕相撲大会の参加者か?」

    このみ「賞金に釣られてきちゃいましたー」

    「チャンピョンがまだ来てないからな。ゆっくりしてろ」

    このみ「はぁーい。ジュースでも飲もうかなぁ」

    夏海「――おーっす!!チャンピョンのお出ましだぞー!!」

    このみ「なっちゃん、いらっしゃーい」

    夏海「このみちゃん、早いね」

    このみ「うんっ。腕相撲大会が楽しみで、急いできちゃったの」

    夏海「そうなんだ。でも、このみちゃん?」

    このみ「なに?」

    夏海「ウチには勝てないってわかってる?」

    このみ「……うんっ。きっとなっちゃんの優勝だと思うよ。でも、やってみないとわからないじゃない?」

    夏海「そうだけどね。ウチ、このみちゃんだろうと手加減する気はないから、覚悟だけはしていてくれ」

    61 = 1 :

    「他の参加者はどうした?」

    夏海「え?ありゃ、まだあんなところ歩いてる。ちょっとまってて。――おーい!!みんなー!!はやく、はやくー!!」

    小鞠「夏海、いそぎすぎー」

    「はぁ……。やっと追いついた」

    れんげ「このみ姉、にゃんぱすー」

    このみ「れんげちゃん、こんにちは」

    一穂「ここが大会の会場かぁ。腕がなるねぇ」

    「一穂先輩、うぃーっす。きてくれて、助かりました」

    一穂「で、一万円はマジで出るの?」

    「ここにあります。新札を用意しときました」

    一穂「おぉーホンモノだぁ」

    れんげ「ゲンナマなのん」

    「れんげ、その言葉はどこで知ったんだ」

    「……あれ?他の参加者は?」

    「あたしが聞いてるのはこれだけだ。他は忙しいってさ」

    62 = 13 :

    ほすっ!

    64 = 45 :

    このみちゃんが何か違う

    65 = 1 :

    「これだけですか……」

    小鞠「急だったしね。宣伝もできなかったし」

    夏海「まぁまぁ、いいじゃん。第一回腕相撲大会の参加者は少数精鋭ってことでさ。初代チャンピョン候補が何人もいたら不自然だし」

    一穂「候補なら何人いてもいいと思うけどなぁ」

    「役者も揃ったところでルール説明をするか」

    夏海「駄菓子屋、ルールって?ウチがこの場にいる全員をなぎ倒したらいいだけじゃん」

    「夏海が全員を倒すって、勝ち抜き戦をするってことか?」

    夏海「そのつもりだけど?」

    「……よし。なら夏海、カウンターの内側までこい」

    夏海「なになに?」

    「この席に座れ」

    夏海「よっと。これでいいの?」

    「いいか?そこが腕相撲チャンピョンの椅子だ。負けたら即座にどいてもらうからな」

    夏海「ここが王座ってことね。それならもっと座り心地のいい椅子がよかったけど、これでいいか」

    「……」

    66 :

    >>17
    そういうことなんだな
    優しい世界

    67 :

    俺がなっつんなら自殺する

    68 = 11 :

    あぁ…なっつん…

    69 = 1 :

    このみ「なっちゃん……」

    小鞠「夏海、調子にのりすぎ!!」

    夏海「いや、この椅子が悪いとかそういう意味じゃなくて……」

    「誰から行く?」

    小鞠「夏海を倒せば賞金はもらったも同然になるんだよね」

    一穂「そうなるかなぁ。勝てればの話だけど」

    夏海「誰からいいよー」

    「……」

    このみ「いくの?」

    「……」コクッ

    夏海「兄ちゃんから?いいけどさ、昨日ウチと50回ぐらいしても、兄ちゃんは一度も勝てなかったよね」

    このみ「そんなにしたの?」

    れんげ「絶望的なのん……」

    小鞠「お兄ちゃん、がんばって!!」

    「……」コクッ

    70 :

    絶望的なのん

    71 = 13 :

    さて、勝つのとワザと負けるの
    どっちがなっつんの好感度が上がるのか

    72 :

    ドキドキしてきた

    73 = 66 :

    のんびりエンドにしちくり~

    75 = 1 :

    「れんげ、審判やってくれ」

    れんげ「やるのん!!」

    夏海「兄ちゃん、今日のウチはゴリラパワー全開でやるからね。腕痛めても文句はなしだよ」

    「……」コクッ

    れんげ「両者、みあってみあって~」

    夏海「ふふん……」ギュッ

    「……」ギュッ

    れんげ「はっけよい、のこったん!!!」

    夏海「うおりゃー!!!!」グッ

    「……」

    夏海「え……!?」

    「……」

    このみ「メガネ君の腕、微動だにしないね」

    夏海「バ、バカな……兄ちゃんにこんな力があるなんて……!!」

    小鞠「か、勝てるかも!!おにいちゃーん!!がんばれー!!!」

    76 = 11 :

    やっぱりか…

    77 :

    卓は優しいって信じてる

    78 = 2 :

    どっちにしろ絶望的なような

    79 = 46 :

    現実を教えてあげるのも優しさってことでなっつんの腕ボロボロにしてください

    80 = 1 :

    「いきなりか……」

    一穂「これは手に汗握るね。色んな意味で」

    夏海「ぬおぉー!!!なんでー!!!」ググッ

    「……」

    れんげ「のこったん!!のこったん!!」

    「あぁ……夏海先輩が……」

    このみ「うーん……。もしかして、迷ってるのかも」

    「迷ってる?」

    このみ「ほら、賞金があるから」

    「えぇ……でも……」

    夏海「これが兄ちゃんの本気なのかぁ……!!!」

    「……」

    「決まっちまうか……」

    夏海「にいちゃんにはまけないぃ……!!!」

    「……」

    81 = 72 :

    ピッコロさんの重たい道着的な
    ちょい違うか

    82 = 33 :

    兄ちゃんどうすんだよ

    83 = 1 :

    小鞠「お兄ちゃん!!いけー!!そこだぁー!!!」

    夏海「だぁー!!!」ダンッ

    「……」

    れんげ「なっつん山のかちぃ~」

    夏海「はぁ……はぁ……。か、かった……!!に、兄ちゃん、ウチの……かちだ……」

    「……」コクッ

    小鞠「もうちょっとだったのにぃ!!」

    「で、ですね」

    夏海「や、やっぱり、ウチが最強ゴリラだね……ふふん……」

    このみ「なっちゃん、相当ダメージうけてない?」

    「……まさか」

    「……」

    一穂「夏海を弱らせて、負けたときの理由を作ってあげたぁ?」

    「……」フルフル

    夏海「さ、さぁ、次の相手は誰?……あ、いや、その前にちょっと休憩しまーす」

    84 = 66 :

    兄貴優しすぎるだろ

    85 :

    気持ち悪いくらい気の利く奴だな
    >>90の尻をフアックさせてやってもいいくらいだ

    86 = 11 :

    これは惚れてもおかしくないですわ

    87 = 77 :

    だめだ!休憩したら卓の優しさが…!

    88 = 72 :

    なんというパーフェクトな兄っぷり
    これは惚れますわ

    89 :

    兄ちゃんに抱かれたい

    90 :

    ひぎぃ

    91 = 13 :

    「……」

    92 = 1 :

    「なにいってやがる。そんなこと許すとでも思ってるのかよ」

    夏海「でも、腕に疲れがあって、実力が出せないし。実力を出せずに負けたら悔いが残るし」

    「どんな状態であろうと勝つのが王者だろうが」

    夏海「うっ……」

    このみ「今がチャーンスっ。私、やるぅー」

    夏海「このみちゃんかぁ……。まぁ、このみちゃんなら、なんとかなるかな……」

    このみ「弱ってる今なら私でも勝てるかも」

    夏海「よし、どんとこい!」

    れんげ「では、みあってみあって~」

    このみ「やっちゃうよー」ギュッ

    夏海「このみちゃんには勝てる。だって、小学生のときに勝てたんだし。あれからウチも成長してるし」ギュッ

    れんげ「はっけよい、のこったん!!」

    このみ「えーいっ」ググッ

    夏海「おぉぉ!!やばい!!これやばい!!腕に力はいんないって!!タイムタイム!!」

    「王者だろ?弱音を吐くなよ」

    93 = 33 :

    94 = 13 :

    卓→このみちゃんの順番が原作ぽくて良い

    95 = 63 :

    ほしゆ

    96 = 1 :

    夏海「くっそぉ……!!」

    このみ「なっちゃん、諦めないの?このまま倒しちゃうよ?」

    夏海「あ、あきらめないって……!!だって、ウチ、ゴリラだし!!」

    このみ「そう……」

    夏海「ちょっと弱ったぐらいじゃ、負けない……!!!」ググッ

    このみ「なっちゃんはホント頑張り屋さんだよね」

    夏海「だ、だって、このみちゃんには一度も負けたことないし……!!」

    このみ「そっか。なっちゃんは私に負けたこと、ないんだもんね。それならがんばっちゃうか」

    夏海「そのとおり……です……!!」

    このみ「……」

    夏海「うりゃぁぁ……!!!」

    このみ「うーんっ。なっちゃん、やるね。すごい粘り」

    れんげ「のこったん!!のこったん!!」

    小鞠「夏海が巻き返した!?このみちゃん!!まけるなー!!」

    97 = 77 :

    このみちゃんいい子だなあー
    嫁に来ないかな

    98 = 33 :

    駄菓子屋とやりたい

    100 = 1 :

    夏海「くぅぅ……!!!」

    このみ「んっ。なっちゃん、つよーい」

    夏海「もう……すこ、し……でぇ……!!」

    「このみさん……」

    夏海「やぁー!!」ダンッ

    れんげ「なっつん山のかちぃ~」

    夏海「ぜぇ……ぜぇ……」

    このみ「あー。負けちゃった。いけると思ったんだけどなぁ」

    夏海「ま、まぁ……ウチ、の……わん、りょくには……かなう……わけな、い……んだし……きにしな、くて……いいと、おもう……」

    このみ「そうだね。なっちゃん。私に勝ったんだから、負けちゃだめだよ」

    夏海「も……も、ちろんっ」

    「王者の二連勝かよ」

    一穂「やっぱり手ごわいねぇ」

    夏海「あの、さすがに……きゅうけいを……ですね……」

    「おーい、間髪いれずに誰かいけよ。今の王者、かなり衰弱してるから誰でも勝てるんじゃないか」


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