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    元スレ夏海「駄菓子屋、腕相撲で勝負だ!!」楓「なんでだよ」

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    1 :

    夏海「いや、実はさ。この前ほたるんに負けちゃって」

    「それで?」

    夏海「ほたるんがウチの実力を疑ってるんだよ」

    「そ、そんなことありませんよ、夏海先輩」

    夏海「いーや、ほたるんの目が告げている。激弱の夏海が駄菓子屋に勝てるなんてありえないってね」

    「思ってません!!」

    夏海「ウチにも先輩としてのプライドがある!!さぁ、駄菓子屋!!勝負だ!!」

    「はぁ……」

    れんげ「なっつん!ファイん!!駄菓子屋、ファイん!!」

    夏海「うっしゃー!!かかってこいやー!!!」

    小鞠「よっぽど蛍に負けたのが悔しかったんだ」

    「やってもいいけど、なんか買ってけよ」

    4 = 1 :

    夏海「おーけー、おーけー。さ、やろう」

    「はやくしろ」

    夏海「姉ちゃん、レフェリーお願い」

    小鞠「はいはい。用意はいい?」

    夏海「見てろよ、ほたるん!!」

    「……」

    「はい」

    れんげ「がんばってなのん!!」

    小鞠「レディー……ゴー!」

    夏海「やぁー!!!」ダンッ

    「あーあ。まけちまったぁ」

    「え……」

    夏海「やったぁー!!どぉーだ、ほたるん!!!これがウチの実力だー!!まいったかー!!!」

    6 = 1 :

    「やっぱりつえーなぁ、夏海は」

    夏海「でっしょー?夏海ちゃんは強いんだってー」

    れんげ「なっつん、つよいのん!!駄菓子屋に圧勝しちゃったのん!!」

    夏海「ふっふん。ほたるんには負けちゃったから今の暫定チャンピョンはほたるんでいいけどね」

    「何買っていくんだ?」

    夏海「ああ、そうだった。えっとー。どれにしようかなぁ」

    れんげ「おー……」

    夏海「ん?そーだ。れんちょん、好きなの買ってあげるよ。どれがいい?」

    れんげ「なっつん、いいのん!?」

    夏海「いいよいいよ。今日はウチのおごりだ」

    れんげ「なっつん、太っ腹なのん!!」

    夏海「いやぁ、今日は気分がいいからねぇ」

    小鞠「また調子にのって」

    「……」

    7 :

    れんげと夜のまんちん相撲したいのん

    8 = 1 :

    「……」

    「あのぉ」

    「どうした?」

    「今の腕相撲……その……本気でしたか……?」

    「……本気に決まってるだろ」

    「本当に?」

    「なんだ?あたしが手を抜いたとで思ってるのか?」

    「い、いえ!そんなことはないんですけど!!」

    夏海「駄菓子屋、これ」

    「随分と買うんだな」

    夏海「れんちょんと姉ちゃんとほたるんの分があるからね」

    「えーと、合計で150円な」

    夏海「じゃ、これで」

    れんげ「なっつん、ありがとうなのん!!」

    9 = 1 :

    夏海「ほたるんもどーぞ」

    「い、いいんですか?」

    夏海「いいっていいって」

    「ど、どうも」

    れんげ「なっつんは腕相撲つよいのん」

    小鞠「この村じゃ夏海に勝てる人を探すほうが難しいしね」

    「そうなんですか?」

    夏海「前に言ったはずだけ、ウチは兄ちゃんにだって勝てるしね」

    「男勝りだな」

    「あの、それは……」

    夏海「なにぃ?もしかしてほたるん、ウチが兄ちゃんに勝てないと思ってる?」

    「えっと……」

    夏海「よーし!!そこまで疑われたらウチだって引けないね!!兄ちゃん!!雑誌立ち読みしてないで、こっちきて!!」

    「……」コクッ

    10 = 1 :

    夏海「ほらほら、ここでしよう」

    「……」

    「カウンターを勝手に使うなよ」

    夏海「いいじゃん、ちょっとぐらい」

    「ったく……」

    夏海「れんちょん、審判頼める?」

    れんげ「審判、やるん!!」

    夏海「兄ちゃんとやるのも久しぶりだね」ギュッ

    「……」ギュッ

    「最近はいつ腕相撲をしたんですか?」

    小鞠「いつかなぁ……。3年前ぐらい?」

    「3年前ですか……」

    れんげ「両者、みあってみあって……はっけよい、のこったん!!」

    夏海「ファイトー!!いっぱーっつ!!」ダンッ

    11 :

    よし、支援

    12 = 2 :

    ぱにぃ

    13 :

    自然とみんなに気を使わせちゃうなっつん可愛い
    何だかんだで駄菓子屋なっつん好きだよな。結婚式で泣きそう

    14 = 1 :

    れんげ「なっつん山のかち~」

    夏海「ごっつぁんです」

    「……」

    「あの……」

    「……」フルフル

    「え……」

    小鞠「やっぱりお兄ちゃんにも圧勝かぁ。夏海、強すぎ」

    夏海「まぁね」

    れんげ「そのなっつんの勝てるほたるんは無敵なのん」

    「え!?」

    「ホントだな。この村で最強の女じゃないか」

    「そ、そうなるんですか!?」

    夏海「ゴリラレディの称号はほたるんにあげようか」

    「そ、そんなの嬉しくないです!!」

    16 = 2 :

    こまちゃん気付こうよ

    17 :

    駄菓子屋や兄に勝ったって言ってて違和感おぼえてたけどこういうことだったんだな
    みんなやさしい

    18 :

    鬱じゃなさそうだな しえん

    19 = 13 :

    支援ですよ♪

    20 = 1 :

    夏海「でも、ほたるんが最強なんだしさぁ、遠慮せずに受け取ってよ」

    「えぇぇ……」

    小鞠「蛍にゴリラは可哀相だと思うけど」

    「で、ですよね!!」

    夏海「いいじゃん、ゴリラ!アイツはちょー強いんだから!ウチが欲しいぐらいなのに、ゴリラレディの称号」

    「欲しいのかよ」

    夏海「えー。れんちょん、かっこいいよね、ゴリラ」

    れんげ「ウホっ!うほっ!ゴリラ、かっこいいのん!」

    夏海「ね?れんちょんもこういってるし」

    小鞠「でも、欲しければ蛍に勝たなきゃねぇ。それとも今からリベンジする?」

    夏海「前、負けたばっかりだしなぁ。もう少しトレーニングをしてからのほうがいいかな……」

    「……あ、あの、夏海先輩。もう一度、やりませんか?」

    夏海「え?なんでまた」

    「あのときはその、夏海先輩が油断してたから、私が勝っちゃっただけかもしれないですし……」

    21 = 1 :

    夏海「そうか……。確かにウチ、油断してたかもしれない」

    「はい。そうですよ」

    夏海「それじゃ、ほたるん。……きなよ」

    「は、はい」

    れんげ「ウチが審判するのん!両者、みあってみあって~……」

    夏海「今度は最初から全力でいくからね」ギュッ

    「うぅ……」ギュッ

    れんげ「はっけよい、のこったん!!!」

    夏海「ほたるん、かくごー!!!」

    「……」

    夏海「うぉー!!」グググッ

    「……」

    小鞠「す、すごい!全く動かない!!互角の勝負になってる!!」

    れんげ「のこったん!のこったん!!」

    22 = 17 :

    誰が年上なのかわからんなまったく

    23 = 2 :

    ほたるんの腕は壁かよ

    24 = 13 :

    みんな可愛い

    25 = 1 :

    夏海「くそぉ……流石はほたるんだ……!!一筋縄にはいかないか……!!」ググッ

    「夏海先輩……」

    夏海「でもね……ウチの本気モードはこれからだぁー!!!」

    「……」

    夏海「夏海ちゃんマックスパワー!!!」グググッ

    れんげ「ほたるんがなっつんを本気にさせてしまったのん!!!」

    小鞠「蛍!!きをつけてー!!!」

    「は、はい」

    夏海「ボンバー!!!」ダンッ

    「……あっ」

    夏海「ぅおっしゃー!!!!」

    れんげ「なっつん山のかち~」

    「……」

    小鞠「蛍、残念だったね。だけど、夏海のバカ力に対抗できるだけで十分すごいから。うんっ!!」

    26 = 1 :

    夏海「しゃー!!これでゴリラレディの称号はウチのもんだ!!」

    れんげ「なっつん、ゴリラなのん!!」

    夏海「ふふーん。そうだよ、れんちょん。ウチこそがゴリラさ」

    れんげ「おぉー!!すっごいのん!!!」

    夏海「いやぁ。ま、腕相撲だけは負けられないからね」

    「やるじゃん。最強は夏海だったか」

    「……」パチパチパチ

    夏海「あははは。ちょっと、やめてよぉ。腕相撲ごときでさぁ。いやぁ、あははは」

    れんげ「なっつん、かっこいいのん!」

    夏海「そう?れんちょん、お菓子いる?買ってあげるけど」

    れんげ「いいのん!?」

    夏海「いいよいいよ。好きなの選んで」

    れんげ「なっつん、大盤振る舞いなのん!!」

    小鞠「私にも買ってよー」

    28 = 1 :

    「……あの」

    「なんだ?」

    「夏海先輩は……」

    「言うなよ。みんな幸せだろ」

    「そうですけど……」

    夏海「駄菓子屋、これも追加でー」

    「ああ。二つで60円な」

    夏海「はい、これ」

    「どうも」

    夏海「にしても、駄菓子屋も兄ちゃんも弱すぎ。まともな相手がいなくて、ウチの腕が鈍っちゃうね」

    「……」

    小鞠「夏海の相手は蛍がやればいいんじゃない?」

    「え?そ、それは……」

    夏海「ほたるんのばっかりじゃ飽きるし、ウチが勝ち続けちゃうとほたるんもつまんないじゃん。もっと強い相手がほしいところだねぇ」

    29 = 17 :

    なっつんがいい具合に調子乗ってきた

    30 = 13 :

    雪子「……」ゴゴゴゴゴ

    31 = 1 :

    「一穂先輩とはやったことあんのか?」

    夏海「もっちろん」

    「どっちが勝ったんだ?」

    夏海「当然、ウチ」

    小鞠「あのときも圧勝だったよね」

    れんげ「ねぇねぇ、腕を骨折したっていってたのん」

    「そ、それは流石に……」

    夏海「あー、そうだったそうだった。あのときはかず姉に悪いことしたよねぇ」

    「マジか。そりゃ、やりすぎだな、一穂先輩」

    夏海「ゴリラなウチが悪いんだけどね」

    「それ、いつのときの話なんですか?」

    夏海「えーと、ウチが5年生のときだったかな」

    れんげ「なっつん、もうねぇねぇのことは苛めないでほしいのん……」

    夏海「しないしない。ウチだって弱いものイジメなんてしたくないしさぁ」

    32 = 13 :

    保守なのん!

    33 :

    34 = 2 :

    弱いもの扱いワロタ

    35 :

    (これってある種のイジメじゃないの?)

    36 = 1 :

    「夏海先輩……」

    夏海「あー、最強すぎるのも考えものかー」

    「そうだな」

    夏海「しかし、この才能は何かに使えないだろうか」

    小鞠「どういうこと?」

    夏海「だって、こんなにウチが強いのはさ、きっと神様が何かに役立てて欲しいからでしょ?」

    れんげ「神様かの授かった才能なのん!」

    夏海「そう!そうだよ、れんちょん!!これはウチの才能なんだから、できるだけ利用したほうがいいはずだし」

    小鞠「腕相撲が強くて何に役立つの?」

    夏海「それを今から考えるんじゃん」

    「どうでもいいけど、早く帰れよ。もう日が暮れるぞ」

    夏海「あ!そうだ!駄菓子屋!!」

    「なんだ?」

    夏海「駄菓子屋で開催しない?腕相撲大会をさ」

    37 = 13 :

    あちゃー
    遂にのんのんもバトル漫画にシフトしちゃったかー

    38 = 13 :

    保守でしょ

    39 = 1 :

    「大会を開催してどうする?」

    夏海「なにって決まってるじゃん。腕相撲大会で優勝したら、駄菓子屋が優勝賞品を提供するわけだ」

    「アホか」

    夏海「ウチ、アホじゃないし!!ゴリラだし!!」

    小鞠「ちょっと、夏海。そんなの夏海が優勝するに決まってるじゃん」

    れんげ「なっつんがお菓子もらえるだけになるのん」

    夏海「まぁまぁ、待ちたまえ。確かにこのままではウチの優勝は目に見えてる。だからさ、ウチが優勝しても賞品は出ないことにすればいいんだよ」

    「へぇ……」

    夏海「それならいいっしょ!?」

    「そうだな……」

    小鞠「それでも夏海の勝ちは決まってるんだし、挑戦者はつまんないって」

    夏海「いーじゃん、やろうよー!!腕相撲大会!!駄菓子屋が損しないようにウチが絶対に勝つからさぁ!!」

    「……夏海、絶対に勝つんだな?」

    夏海「あったりまえじゃん。ま、ウチに勝てる人間なんていないけどね」

    41 = 1 :

    「夏海先輩、あの……それは……」

    夏海「問題があるとすればほたるんに負ける可能性がほんの少しある程度だけど、100回やって99回はウチの勝ちだしね」

    小鞠「まだ1勝1敗じゃん」

    「そこまで言うなら、やってみるか?」

    「え!?」

    夏海「マジで!?駄菓子屋、意外とはなせるぅ!」

    「あ、あの!いいんですか!?もしもってことも……!!」

    「あたしもいつまでも甘やかしてはいられないと思ってたところだしな。いい機会かもしれねぇ」

    「そ、それって……」

    「夏海には大人になってもらわないとな」

    「あ……」

    夏海「シュッ!シュッ!さぁ、この大会でウチを倒せる猛者がいるかどうか、調べさせてもらいましょうか!」

    小鞠「あんたは自慢したいだけなんでしょ?」

    れんげ「駄菓子屋、優勝賞品はなににするのん?おかし?ジュース?」

    42 = 11 :

    なっつん…

    43 = 13 :

    「あ……(察し)」

    44 = 1 :

    「大会なんだし、豪華にいくか。1万円でどうだ?」

    夏海「え……!?」

    小鞠「い、いちまんえぇん!?」

    れんげ「大金!大金なのん!!一万円なんてお年玉でもないのん!!」

    「そ、そんなにいいんですか!?」

    「この賞金に釣られて、夏海を倒せる相手も出てくるかもしれないだろ?」

    夏海「な……な……」

    「どうした?嬉しいか?」

    夏海「うっ……うぅ……」

    「なんだよ?」

    夏海「ウ、ウチが挑戦者全員を倒したら、賞品もらおっかなぁ……やっぱり……」

    小鞠「なにいってんの!?」

    夏海「考えてみたらさぁ、ウチだってほたるんに負ける可能性あるんだし、賞品もらってもいいじゃん」

    小鞠「ずるいってそんなの!!」

    45 :

    のんのんSS久々だーわぁい

    46 :

    このみちゃん強そう

    47 = 1 :

    「まぁ、いいんじゃないか?」

    小鞠「え!?でも……!!」

    夏海「マジ!?いいの!?」

    「夏海だってまだ暫定なだけで、真のチャンピョンってわけじゃないからな」

    夏海「うぉー!!!もえてきたぁー!!!!」

    小鞠「ただ夏海に高額のお小遣いあげるだけになるような……」

    「……」

    「大会はいつにするか」

    夏海「明日にしよう!」

    小鞠「急すぎる!!参加者あつまんないじゃん!!」

    夏海「だって、ここでやるんだよ?店の規模からいって、参加者も6人ぐらいが限界じゃん?」

    「もっと入るっつーの」

    夏海「だから、明日!よーし!決まった!!明日、腕相撲大会しよう!!」

    小鞠「あーもう。ひか姉なら倒せるかもしれなかったのに……。このみちゃんはどうかな……。いや、ダメだ。このみちゃんも昔負けてたし……」

    48 = 2 :

    ひか姉は本気でやって普通に負けそう

    49 = 13 :

    このみちゃんなら空気を読まず無慈悲に倒すかと思ってたけど
    よく考えたらなっちゃん(越谷家)好きな彼女がそんなことするハズないか

    50 = 1 :

    「一穂先輩は絶対に呼んでくれ。夏海が勝てるのは見てみたいしな」

    夏海「えー?かず姉かぁ……」

    れんげ「やめてほしいのん!!またねぇねぇが腕折れるん!!」

    「れんげ。そこは一穂先輩の意思を聞いてからだ」

    れんげ「でもぉ……」

    夏海「心配してなくていいって、ちゃんと手加減するからさ」

    れんげ「ホントなのん?」

    夏海「強すぎるウチなら幾らでも加減できるしね」

    れんげ「……なっつん、お手柔らかにおねがいしますん」

    夏海「まかせなさい」

    「あぁ……」

    小鞠「一応、このみちゃんも呼ぼうかな。このままじゃ夏海の優勝は揺るがないし」

    「あー。あたしも夏海には優勝してほしくないからな。できるだけ強そうなやつをつれてこいよー」

    夏海「ウチもこのままじゃ負けるかもしれないな。兄ちゃん!!今日は寝るまで特訓に付き合って!!!」

    「……」コクッ


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