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    元スレ衣「ころもは大人だから一人で買い物にだって行けるんだぞ!!」

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    1 :

      龍門渕家にて

    「ごっはん~ごっはん~♪まだかまだか~♪」カッチンカッチン

    透華「こら衣!そんなお行儀の悪いことはするんじゃありませんの!」

    「しょうがないだろ!衣はひもじくて死にそうなんだ!」

    国広「そんなフォークをかちゃかちゃさせちゃ子供みたいだよ」

    「こ、ころもはこどもじゃない!何度言えば分かるんだ!」

    国広「ごめんごめん」

    「ふんっ!まぁ衣は大人で寛容だから許してやる!」

    智紀「……」カチカチ

    透華「ともきも食事のときぐらいパソコンはやめなさい!」クワッ

    智紀「私は子供だから良いの……」カチャカチャ

      ガチャガチャ

    「遅れてすまねェな」

    「うわーい!夕餉の時間だァ!!」

    2 = 1 :

    国広「今日はご飯は何なの純くん」

    「今日も衣の好きなカレーだ」パカッ

    「やったー!カレーだカレーだ!」

    智紀「子供……」ボソッ

    「ん?なにか言ったかともき」

    智紀「いいえ……」カチカチ

    透華「しかしこう1カ月カレーが続くとさすがに飽きますわね……」

    「カレーは何度食べても飽きないの!」

    「一応毎回飽きないように趣向を変えてるんだけどなぁ」

    国広「おとついはカツカレー、昨日はチーズカレーだったね」

    「今日はなんだ!温玉か!ウィンナーか!」チラッ

    「な……!」

    「今日は野菜たっぷりグリーンカレーだ、栄養満点だぞ」

    4 :

    衣可愛い

    6 = 1 :

    国広「へぇグリーンカレーか~、ヘルシーだねェ」

    透華「健康に良さそうですわね、しかし……」チラッ

    「……」プルプルッ

    「純よ……なんだこのルーの海に浮いてるこの塵芥の軍勢はっ……!」プルプルッ

    「なにって野菜だろ、ブロッコリーにかぼちゃにニンジンにゴーヤに……」

    「愚か者!!なぜこのような者達をカレーに入れるのか!これはカレーに対する冒涜だっ!!」

    「なに言ってるんだよ、俺はお前に野菜を食べてもらおうと思って……」

    「黙れっ!野菜なんぞわたしには必要無い!お前のことをカレーの国の王子と認めていたのに失望したぞ!」

    「俺は男じゃねェーっつうの、てか野菜だけ避けて食えばいいじゃねェか」

    「無理に決まっているだろ!貴様がじっくりコトコトカレーを煮込んだせいで野菜の味がルーに沁み込んじゃったじゃないか!」

    国広「美味しそう」

    「はじめっ!」キッ

    透華「衣は大の野菜嫌いですのよ、以前から口酸っぱく言ってるハズですわ!」

    「俺は衣のことを考えて野菜カレーを作ったんだぜ!もう17にもなってこんな好き嫌いばっかり言うのは恥ずかしいぞ!」

    「ころもはこどもじゃない!」

    7 :

    寒い早く

    8 = 1 :

    「大人は好き嫌いしないぜ」

    「す、するぞ!テレビで見たが和服を着た爺さんが出された料理を投げ捨ててたぞ!至高だ究極だと騒いでたぞ!」

    国広「あの人たちは好き嫌いとかの次元じゃないからね……」

    「ああもう面倒くせェ、そんなに言うなら俺もう衣の分の料理作るのやめるわ」

    「え……」

    透華「純っ!あなたそれでも龍門渕家のメイドですの!」

    「しょうがないだろ衣が嫌がるんだからよ、大人なら自分で料理ぐらい作れるだろ」

    「ざ、残念だったな!お前がいなくとも私にはハギヨシがいる!
      ハギヨシならわたしの嗜好にあった料理を作ってくれるハズだ!」

    「ふん、あの人ならいまパラグアイへ研修に行ってるぜ」

    「な……!で、でも奴なら衣が呼べば一瞬で……!」

    国広「さすがの萩原さんでもパラグアイから一瞬で帰ってくるのは無理だよ、日本の裏側だよ」

    「う、う、う……ころもはこどもじゃない……」

    「いやお前は子供だよ、買い物ひとつ出来ないじゃん」

    「!!」

    透華「いい加減にしなさい純!」

    9 = 1 :

    「す、すまん、俺もちょっと熱くなっちまったよ……」

    「か、買い物出来ないってそんなダメなことかとーか……」

    透華「そ、それは……」

    智紀「うんダメ」

    透華「とーもーきー!!」キッ

    「ハァ……」フラフラ

    透華「衣!どこ行くんですの!」

    「食欲が失せた……もう布団に入る……」

    透華「だ、だったら……!」

    「絵本いらない!ころもはこどもじゃない!!」

      ガチャン

    透華「あ……」

    智紀「相当落ち込んでる……」カチカチ

    国広「純くん」チラッ

    「なんだよ俺のせいかよ!……まぁ俺のせいかもしれないけどよ……」

    11 = 1 :

        廊下にて

    「……」フラフラ

    「ハァ……」フラフラ

    「……」フラフラ

    「ううう……」ブワッ

    杉乃「衣様!どうなされたんですか!元気が無いじゃないですか!」

    「なぁちょっといいか……」

    杉乃「はいなんでしょうか」

    「ころもはこどもに見えるか?」

    杉乃「え……それは……」

    「……」ジーッ

    杉乃「み、見えません!どこをどう見ても立派な大人の女性です!!」

    「見え透いた嘘を吐くな!!それぐらい衣でもわかるぞ!!」

    杉乃「ひぃ!!すいませんすいませんすいません!」

    「ハァ……」

    12 :

    途中まで見たことある

    13 :

    グリーンカレーって結構辛いよね

    14 :

    カレー食いたい

    15 :

      衣の部屋にて

    「……」ジャラジャラ

    (麻雀やろうにも一人ではつまらぬ……かといってとーかたちを呼ぶわけには……)

    「……」チラッ

    時計【PM6:58】

    「あ!もうドラえもんが始まるではないか!」スクッ

    「忘れるところであった!早くテレビを!」カチッ

    テレビ『アンアンアン~とっても大好き~ドラえもん~♪』

    「わーい!ドラえもんだドラえもんだァ!」

    スネ夫『実は来週ジャンアンたちと自然薯を掘りに行くんだ』

    のび太『ほんと!?僕も連れてってよ!』

    スネ夫『悪いなのび太、自然薯の乱獲を防ぐために3人しか行けないんだよ』

    「むぅ!なんてスネ夫は意地悪なんだ!のび太を除け者にするのは万死に値する!」

    ドラえもん『テケテケ!自然薯センサー!!これで自然薯がどこあるかが一発でわかるよのび太くぅん!』

    「ころもも自然薯センサー欲しい!透華に頼んで作ってもらおう!」

    16 = 10 :

    雀アンw

    17 = 15 :

    のび太パパ『実は会社の金に手を出してるのがバレてね……』

    のび太ママ『はぁ?!』

    ドラえもん『ありゃありゃ、パパが自白味噌を食べちゃったみたいだよ』

    のび太『ンモー!』

    「こ、今度から味噌汁を食べるときは気をつけよう……」ガクガクブルブル

    テレビ『ホンワカパッパ~ホンワカパッパ~ドラえもん~♪』

    「終わってしまった……あと1週間もドラえもんに会えぬのか……」

    「でも次はしんのすけがあるぞ!わーい!わー……」

    「は!ドラえもん見て喜ぶなんてこどものすることではないか!ころもはこどもじゃない!」

    「チャンネルを変える!」ピッ!

    芸人『ちょっとアンタ!なに言ってるんですか!アンタ!』

    「つまらん、低俗なバラエティなどころもは興味無い」ピッ

    「……」

    「もう寝るか……」トボトボ

    18 :

    はじめてのおつかい

    19 :

    パラグアイがバイアグラに見えてしまった

    20 = 15 :

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「寝れない……」

    「やっぱとーか呼んで物語を……」

    「いや!ころもはこどもじゃない!そんなの必要無い!寝るぞ!」

    「ふん!」

    「……」

    「……」

    「……」

    「寝れない……」ウルウル

    21 = 15 :

      それから数時間後……

    「ううう……」

    「うん……」

    「……」

    「はっ!」ガバッ

    「いつの間にか寝むっていたようだ」

    「えーっと……」チラッ

    時計【AM6:45】

    「どうやら早起きしてしまったみたいだな……」

    「もう眠くないし起きるとするか」トテトテ

     ガチャン

    「早起きは三文の得だ!!みんなも起こそう!!」トテトテ

    22 = 15 :

      広間にて

    「誰かいるかな」チラッ

    智紀「……」カチカチ

    「ともきがいる……あいつも早起きだったんだな」

    智紀「……」カチカチ

    「ともきおはよう」

    智紀「おはよう……」

    「意外とともきは朝が早いんだな、こんな規則正しい生活してるとは知らなかったぞ」

    智紀「ううん、今から寝るところ……」

    「!!まだ寝てなかったのか!」

    智紀「うん、パソコンやってたから……」

    「そんなにパソコンとやらは寝るのが惜しいほど愉快なもののか?」

    智紀「別に……」

    「とーかたちはまだ寝てるのか?」

    智紀「うん、まだ夢の中……へっくし!!」

    23 = 10 :

    さるよけ

    24 = 15 :

    智紀「……」ズズッ

    「袖で洟を拭くのは汚いぞともき!それはこどものやることだ!」

    智紀「わたしは子供だから……」カチカチ

    「ちり紙で拭けばいいじゃないか」

    智紀「ティッシュ無い……」カチカチ

    「無いのか?」

    智紀「うん、あとで透華が買いに行くって……」

    「そうなのか」

    智紀「寒い……もう寝る……」スクッ

    「そ、そうか、お休み」

    智紀「おやすみ……」トコトコ

    「……」

    25 = 10 :

    しえん

    26 = 15 :

    「そうかちり紙無いのか……」

    「……」

    「買い物か……」

    純≪衣は買い物も出来ない子供だからなぁ≫

    「む!出来る!ころもは大人なんだから買い物ぐらい朝飯前だ!」ムッ

    (そうだ!とーかの代わりにころもがちり紙を買いにいけばいいのだ!)

    「みんなも喜ぶしころもが大人だということを証明できるしとーかに褒められる!まーさーに一石三鳥!」

    「よし!ではさっそく買い物に行くとしよう!」トテトテ

    「でもどこに行けばちり紙が買えるんだろう」

    「そういえばこのまえともきが……」

    智紀≪アマゾンでならなんでも買える……あそこは神……≫カチカチ

    「そうかアマゾンだな!アマゾンまで買い物しに参るぞ!」

    27 = 10 :

    さるよけ

    28 :

    泣くぞ衣はすぐ泣くぞ

    29 = 15 :

      衣の部屋にて

    「どれを着ていこう」ガサゴソ

    「ん?なんだこれは?ゴミがついてるではないか!」ポイ

    「よし着るのはこれに決めた!」

    「とーかに着せてもらおう」トテトテ

    「は!服を着せてもらうなんてこどものすることだった!危ない危ない」

    「うんしょうんしょ……」スチャッスチャッ

    「よしこれで良いな!」トテトテ

     ガチャン

    (ころもだって一人で買い物ぐらい出来るんだから!純を見返してやる!)

    「行ってきまーす!」

    こうして衣はみんなに黙って屋敷を出て行ったのだ……

    30 :

    どんな格好してんだ

    31 :

    ころたん泣いちゃう

    32 :

    本物の密林に行くんですね

    33 :

    ???「わはは、買い物に行くのかー?」

    34 = 15 :

    それから1時間後

    「う……う……」

    衣は迷子になっていた……!

    「ここはどこだ……アマゾンはどこだ……」ウルウル

    衣は屋敷の外に一人で出たことがほとんど無いのだ
    迷子になってしまうのは必然なのだった……

    「とーかぁ……はじめェ……じゅん……ともきぃ……」

     トテトテ・・・・・・

    「アマゾンとやらは本当にあるのか……ともきの妄想の産物じゃないのか……」

     トテトテ・・・・・・

    「もう疲労困憊だ……ううう……」

    「うわああああああああああああああああああああん!!」ポロポロ

    ???「どうしたんだいお嬢ちゃん……」

    35 = 10 :

    おい

    36 :

    SSだといつもワハハと衣はコンビで出されるけど、この2人はちがう高校なんでしょ?
    どういうつながりなの?
    原作もアニメも見てない俺に教えてプリーズ

    37 = 30 :

    副会長かな?

    38 :

    17……だったのか
    現実は残酷だな

    39 :

    ヤバい雰囲気

    40 = 15 :

    一方そのころ

    智紀「寝るのやめた……」カチカチ

    智紀「……」カチカチ

    透華「ふぁ~……」トコトコ

    智紀「……」カチカチ

    透華「あらともき、今日は早いじゃないですの」

    智紀「うん……」カチカチ

    透華「朝っぱらからゲームなんて体に毒ですわよ!」

    智紀「大丈夫……」カチカチ

    透華「相変わらずゲーム中毒ですわね」ヤレヤレ

    智紀「……」カチカチ

    透華「さぁてころもを起こしに……」

    国広「と、と、と、とーか大変だよ!!」スタタタタタッ!

    41 = 30 :

    ワハ衣豊音は不幸で曇った顔がよく似合う
    ただそれだけだと思う

    42 :

    チョコレならなんとかしてくれる

    43 :

    ワハハとかすばらは顔が曇ることはあるのか

    45 = 15 :

    透華「ど、どうしたんですのはじめ!そんなに慌てて!」

    国広「じ、実は……!」ハァハァ

    智紀「とうとう露出のしすぎで逮捕状が来た……」

    国広「そんなんじゃないよ!大変だよ!部屋にころもが居ないんだよ!!」

    透華「なんですって!それはホントですの!」

    国広「いま様子見に行ったら居ないんだよ!念のためトイレを覗いてみたけどいないし……」

    透華「でも服に発信器を付けてるから……」

    国広「ううん、見てよこれ」サッ

    国広一は手にしていたものを透華に見せた

    国広「どうやら発信器ハズしちゃったみたいなんだよ……」

    透華「そ、そんな……ころもの身になにかあったらわたしは……」クラクラ

    国広「と、透華しっかしして……!」ガシッ

    智紀「……」カチカチ

    46 = 15 :

    「えぇーっ!!衣が家出した?!」

    国広「うん、そうみたいなんだよね……」

    「マジかよヤバイじゃねェか!あいつまともに出歩いたことないだろ!」

    透華「全部純が悪いんですのよ!純が昨日ころもを傷つけたから……!」プンスコ

    「俺のせいかよ!まぁたしかに俺もちょっとキツく言い過ぎたけどよぉ……」

    国広「ともきーによれば1時間前にはまだ屋敷の中に居たらしいんだ、だからそうは遠くには行ってないハズだよ」

    「急いで探しに行こうぜ!なにかある前に見つけるんだ!」

    透華「なにかってなんですのなにかって!」

    国広「大丈夫だよ透華、ころもは絶対に僕たちが見つけるから」

    透華「はじめ……」

    「国広くん早く行こうぜ!」スタタタタッ!

    透華「わ、わたしも行きますわ!」

    国広「透華はここに待機してて、もしかしたらころもが帰ってくるかもしれないし」

    透華「わかりましたわ……」

    47 :

    改造ニキはワハ衣全盛期の頃からすでにSS書いてたベテラン勢

    48 = 15 :

    国広「それじゃ行ってくるよ!」スタタタタタッ!

    透華「ハァ……こんなときにハギヨシさえいれば……」

    智紀「……」カチカチ

    透華「今度からはじめでは無くころもに鎖をつけるべきですわね!帰ってきたら思いっきり叱ってやりますわ!」プンスコ

    智紀「……」カチカチ

    透華「ホントにころもは大丈夫なのかしら……無事でいてくれたらいいけど……」

    智紀「……」カチカチ

    透華「……」

    智紀「……」カチカチ

    透華「ともきは探しにいきませんの」

    智紀「わたしも自宅待機……」カチカチ

    透華「そう……」

    智紀「……」カチカチ

    透華「……」

    智紀「……」カチカチ

    49 = 15 :

    一方そのころ衣は……

    ???「どうしたのかぁ~もしかして迷子なのかなぁ~」ハァハァ

    「こ、ころもは迷い子じゃない!散歩してるだけだ!」

    ???「そうかぁ散歩してるところなんだぁ~」

    (なんだこいつは……)

    衣のまえにあらわれたのはボサボサ髪でメガネをしている学生風の男だった……!

    「誰だ貴様は!!」

    内木「僕かい?僕は内木一太だよ」

    「ナイキ?」

    内木「ねぇそんなことよりお兄さんと遊ばない?お兄さん楽しいおもちゃいっぱい持ってるんだぁ」ハァハァ

    「玩具?それはどういうのだ?」

    内木「来てみたらわかるよ、すっごい楽しいよぉ」ハァハァ

    「ホントか!うわーい!!ころももその玩具で遊ぶぞ!!」

    内木「それがいいよ、じゃあお兄さんのお家においで」ハァハァ

    「うん!」トテトテ

    50 = 39 :

    一番会ったらいけないヤツじゃん


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