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    元スレ中沢「『円環の理』」

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    102 = 64 :

    QB「神に会ってどうするつもりだい?まさか君も、円環の理とやらに導かれようっていうのか」

    中沢「どうだろうな。少なくともここより外の方がマシなのは確かだぜ」


    さやか「話が見えないのは私がバカだからなのかな」

    ほむら「心配することはないわ美樹さやか。私も理解できないもの」

    104 = 64 :

    QB「君なら最も違和感なく彼女たちに溶け込めると踏んだんだが……。やはり感情のある個体を送り込んだのは失敗だったみたいだね」

    ほむら「個体……あなたまさか」


    中沢「そうさ。俺もこいつと同じ、インキュベーターだ」

    さやか「なっ……!?」

    106 = 64 :

    QB「彼は僕たちの文明でただ一人、『感情』という精神疾患を持つ個体なんだ」

    QB「人類と同じように感情を持った個体を使えば効率よく観測できると考えた僕たちは、彼に人間の姿を与えて送り込んだ」

    中沢「まぁ結果的にそいつが裏目に出たってわけだ。……で、どうする?俺を殺すか?」

    QB「そうだね、僕も手荒なことはしたくないんだけど。この干渉遮断フィールドが一方通行なのは君も知っているだろう」

    中沢「……外部の犠牲者の捕獲、か。あくまで俺たちを外に出さねーつもりだな」


    さやか「かんしょうしゃ……何?」

    ほむら「訳がわからないわ」

    108 = 64 :

    QB「まぁ、そういう訳だ。悪いけど君にはここで死んでもr…わっ!」パァン

    QB「いきなり何をするんだいほむら」

    ほむら「少し黙りなさいインキュベーター。ごちゃごちゃうるさいのよさっきから」シュウウ

    ほむら「で、結局どうやったら外に出られるのかしら?コスプレホモ淫獣」

    中沢「……もちろんこの結界を作った魔女を倒せば、結界は壊れる」

    109 = 64 :

    最後まで書き終わったんで、今からペースあげます

    110 = 64 :

    ほむら「じゃあさっさとそいつを殺しましょう。場所を教えてくれるかしら?」

    中沢「……それは」

    QB「それについては僕から説明しよう」

    ほむら「黙りなさい」チャキ

    QB「やれやれ。……美樹さやかならすでに知っているんじゃないかい?この結界を作り上げた魔女の正体を」

    さやか「……!」

    111 = 64 :

    ほむら「……?どういうことなの 美樹さやか」

    さやか「……ほむら、この結界を作り上げた魔女の正体はーーー」

    QBs「「「「「君だよ、暁美ほむら」」」」」

    ほむら「な……!?」

    112 = 64 :

    QBs「「「「「真実なんて知りたくもない筈なのに、それでも追い求めずにはいられないなんて、つくづく人間の好奇心というものは理不尽だね。そう、この結界は君が作ったんだよ、暁美ほむら」」」」」

    ほむら「何を言ってるの!?一体どういう……美樹さやか!中沢!これはーーー」


    中沢「……そいつの言う通りだ暁美。この結界は魔女化したお前が作ったんだ」

    ほむら「ッ!!」

    116 = 64 :

    QBs「「「「「正確に言えば、僕が限界まで濁り切った君のSGを閉じ込め、その中で結界を作らせたんだ。君たちが円環の理と呼ぶシステムから完全に隔離された時、SGがどうなるのかを観察するためにね」」」」」

    さやか「……へぇ、そうやってまどかをおびき寄せる魂胆だったんだ」

    QBs「「「「「そういうことだね。まぁ、こうなってしまったものは仕方が無い。もう一度フィールドを張り直して観察を再開させてもらうことにするよ。悪いがここにいる君たちには全員死んでもrぷぎゃぎゃぎゃぎゃ」」」」」ズガガガガ


    ほむら「……」シュウウウ

    中沢「あ、暁美お前……」

    ほむら「殺しなさい」

    さや中「!!」

    117 = 64 :

    ほむら「私が魔女になり、この結界を作り上げた。そうなんでしょう?だったら今すぐ殺しなさい。さっさとこんなところから抜け出して、まどかに導かれる。それが私の望みよ」

    QB「それは無理だ、暁美ほむら。ぷぎゃっ」グシャ

    QB「君が気付いてしまったことで、この世界はもうじき崩壊する。ぐえっ」ブシュ

    QB「だがそれでは困るんだ。僕たちはまだSGについて調べたいことがたくさんあるからね。わぷっ」バシュ

    ほむら「黙りなさい……」パァンパァン

    120 = 64 :

    QBs「「「「「だがそれが終われば君は自由だ。その時はまどかに助けを求めるといい。『早く私を導いてくれ』と」」」」」

    QBs「「「「「そして晴れて僕らは『円環の理』を観測できる。観測さえできれば干渉できる。干渉できるなら、制御もできる。やがては『円環の理』を完全に克服するだろう」」」」」

    ほむら「黙れぇッ!!」ドガガガ

    QBs「「「「「さて、そろそろいい頃合いだろう。君たちにはこの結界ごとーーー」」」」」


    マミ杏子『編み込み☆フィナーレ!!』

    ドゴォオオオオオオオオオオオン

    122 = 64 :

    QBs「」シュウウウウウ

    さやか「えっ、ちょっ、杏子にマミさん!?」

    マミ「話は聞かせてもらったわ!」

    杏子「あたし達に黙っとくなんて水くせーじゃねーか」

    ほむら「あなた達、どうして……」

    マミ「暁美さん。あなたの魔法は確かにすごいけど、いつだって相手より有利な立場にいると思うのは禁物よ?」ドヤァ

    杏子「マミのリボンでどうにか急所を外したんだよ。それより……ほらっ!」ポイッ

    ほむら「わっ!……まどか……」

    まどか「」キュ~

    123 = 64 :

    杏子「そいつを離さねーように持っといてくれよ。お前ら二人が離れると腑抜けちまうからな。危なっかしくて見てらんないんだ」

    ほむら「……」

    マミ「さぁ、みんなぼさっとしてないでさっさとここから出るわよ!」

    中沢「出るって言っても、この結界を壊すには暁美を……」

    マミ「そんなの知ったこっちゃないわ!佐倉さん、美樹さんっ」

    杏子「おう!」

    さやか「ええっ、私も!?」

    マミ「行くわよ!せーのっ」

    マミさや杏子『ティロ・編み込みリリアン結界フィナーレぇえええ!!!』

    チュドオオオオオオオオオオン

    125 = 64 :

    中沢「あいつら一体何を……なっ!?結界の天井に……」

    ほむら「ヒビが……」

    中沢「嘘だろ……はは、意外と脆いんだな」

    ほむら「……インキュベーター。あなたに一つ聞きたいことがあるのだけれど」

    中沢「なんだ?」

    ほむら「どうしていきなり考えが変わったのかしら。あなたはこの世界の存続を望んでいたはずよ」

    中沢「……そうだな」

    126 = 64 :

    中沢「暁美を見てるとその、なんていうかな……自分が情けなく思えたんだよ」

    ほむら「私を?」

    中沢「あぁ。もう勘付いてるだろうが、現実世界での俺の役目は上条恭介の観察だった」

    中沢「お前が時間を繰り返すたび、鹿目まどかと同じように上条恭介の魔力も肥大していったんだ」

    ほむら「なぜ彼が……?」

    中沢「あいつは何千、何万と早乙女という教師から難解な二択をぶつけられていた。それにより生じたやり場の無い理不尽さが原因らしい」

    127 = 64 :

    ほむら「何よそれ……」

    中沢「現実世界が改変され、この世界に移ってきた後も観察は続いた。俺には何の因果か感情ってもんがあったからな、恥ずかしながらずっと観察してるうちに愛着が湧いてきちまったんだ」

    中沢「それからは一層この世界が存続するようにつとめたよ、いつまでも上条と一緒にいるために。だけど暁美は違った」

    中沢「鹿目まどかと会うために必死になって努力して、答えを探し続けてる。そんなお前を見てるとな、自分がバカバカしくなっちまったんだよ。俺もこんな作り物じゃなくて、本物の上条に会いたいんじゃねーのかって」

    中沢「だから、な。俺の考えが変わったのは暁美のせいっていうかおかげっていうか……まぁそういうことなんだよ」

    ほむら「……そう。何だか知らないけど、お役に立てたなら光栄だわ」

    中沢「あぁ、本当にありが……っ!おい暁美、上だ!」

    ほむら「なっ……!?」


    燃えた飛行船「ゴォオオオ」

    128 = 64 :

    中沢「くそッ、間に合わない!」

    ほむら「(まどかを背負ったまま戦えない!どうすれば……)」

    まどか「……えいっ!」ビシュン

    燃えた飛行船「」ドカーン


    ほむら「まどかっ!」

    まどか「えへへ、もう平気だよほむらちゃん」

    130 = 64 :

    中沢「鹿目、大丈夫なのか?」

    まどか「ありがとう中沢くん。もう大丈夫」

    ほむら「まどか……その……」

    まどか「ううん、いいんだよほむらちゃん。もう全部思い出したから」

    まどか「私の役目も、ほむらちゃんが私のためにしてくれたことも、全部」

    ほむら「あ……あ……」

    まどか「今日までずっと頑張ってきたんだよね。さぁ、一緒に行こう!」

    ほむら「まどかっ……!」

    さやマミ杏子『おーい!!』

    ほむら「!」

    131 = 64 :

    さやか「良かったみんな無事……って大丈夫なのまどか!?」

    まどか「うん、もう平気だよっ」

    杏子「飛行船がそっちにばかり行くもんだからさ。心配したよ」

    ほむら「あなた達はいつも良い時に……」ムスッ

    マミ「ほらほら、暁美さんも拗ねてないで!みんな、アレをやるわよ!」

    132 = 64 :

    見てる方居ますか?

    136 = 64 :

    杏子「了解だぜマミ!」

    さやか「ほら、あんたもやるのよっ」グイ

    中沢「えっ、いや、ちょっ」

    まどか「ほむらちゃん、怖くない?」

    ほむら「うん、大丈夫。もう私は、躊躇ったりしない!」

    マミ「行くわよ!せーのっ」


    全員『ピュエラ・マギ・ホーリー・セクステット!!!』


    外のQBs「「「「「訳がわからないよォ!!!」」」」」

    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーー
    ーーーーーー
    ーーー

    137 = 64 :

    ーーー現実世界

    杏子「……逝っちまったのか?さやかも、中沢も」

    マミ「……いいえ。今ようやく、みんなを連れて行くところよ」

    パァアアアアアアアア

    杏子「あれが鹿目まどか……と、あれ?もう一つあるぞ!?」

    マミ「え?何あれ、ちょっと、え?」

    パァアアアアアアアア エダワカレー

    杏子「お、おい、2本も道が出てきたぞ!?」

    マミ「なんか想像してたのとちょっと違うわね……」


    ほむら「う……」

    中沢「ん……」

    マミ杏子「!!」

    138 = 64 :

    杏子「おい、しっかりしろ!」ペチペチ

    マミ「大丈夫なの、二人とも?」

    ほむら「杏子……巴マミ……」

    中沢「ここは……?」


    杏子「あっ、何か出てきたぞ!」

    マミ「え?」

    139 = 67 :

    早くて支援が追いつかない。

    140 = 64 :

    >>139
    了解、ちょっとペース落とします

    141 = 64 :

    神条「さぁ、行こうぜ」

    まど神「これからは」

    まど神条『ずっと一緒だよ』

    ほむら「えぇ……」

    中沢「そうだな……」

    ほむ中沢『この時を、待ってた』ガシッ

    まど神条『え?』

    マミ杏子『は?』

    143 = 64 :

    ほむら「やっと……」

    中沢「捕まえた……!」

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    マミ「な、何よこれ!?ちょっと二人とも!」

    杏子「SGがすげー色になってやがる……!」

    ほむら「常人には理解できるはずもないわね」

    中沢「これこそが変態の感情の極み……」

    ほむ中沢『愛』

    145 = 64 :

    ピシピシッ パリーン パリーン

    まど神「ほむらちゃん…駄目……」

    神条「僕が……裂けちゃうぅう!」


    杏子「ど、どういうことだオイ……」ズズズズ

    マミ「こんなの絶対おかしいわ!」ズズズズ

    ズズズズズズズズズズズズ

    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーー
    ーーーーーー
    ーーー

    148 = 64 :

    エピローグ


    ーーー世界改変後、通学路

    モブまどか「わいわい」

    モブ上条「がやがや」


    さやか「……あんたたち、何をしたか分かってるの!?」

    ほむら「その様子だと何があったのか理解しているようね、美樹さやか」

    さやか「当たり前でしょ!あんたたちは世界の男性全員を恭介に、女性全員をまどかに変えたんだ!」

    150 = 64 :

    中沢「お前らはそのままにしてやってるんだから良いじゃないか」

    さやか「良いわけないじゃない!何の権利があってこんなことをっ……」

    悪ほむ「今の私たちは神に反逆した魔なるもの。さしずめ『悪魔』ってとこかしら」

    悪沢「そんな俺たちが神の理に抗うのは当然のことだろう?」

    さやか「そんなの、私が許さない!」オクタヴィアァアア

    悪ほむ「でも美樹さやか。あなたは私たちに立ち向かえるの?」ポイッ

    さやか「鏡……?っ!?そんな、髪がピンク色に……!」


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