元スレ夏海「両さーん。拳銃持ってる?」両津「持ってるぞ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 228 :
客C「竹を2パック」
客D「このキャラ寿司ってのはつくってもらえるのかい?」
両津「今日注文を受けて、明日のお渡しだよ。おい、夏海!」
夏海「はいはい。この用紙に記入してくださーい」
蛍「両さん。ネタを切り分けましたよ」
両津「よし。客の相手をしてくれ」
蛍「はいっ」
両津「いい感じだな。昼時を逃したが、いい客足だ」
両津「やはり田舎は店の数が限られてるだけあって、自然と客が集まる」
夏海「両さーん、てまり寿司がなくなりそうだけどー」
両津「はいよっ!」
252 :
馴染みすぎてる
254 = 228 :
~数時間後~
れんげ「売り切れなのん!」
小鞠「またのご来店をお待ちしてま~す」
蛍「すごいっ、今日の分は完売しちゃいましたよっ」
両津「ああ。想像以上だ」
れんげ「ウチら大勝利なん!」
夏海「えっ、なにと戦ってたの」
両津「…………ニヒヒ(これは思ったよりいい儲けになるな)」
小鞠「両さん、顔が怖い……」
両津「よしお前ら。今日の給金だ」
蛍「いいんですか?」
両津「当たり前だろ。働いた者の権利だ」
夏海「やっほーい! 儲け儲け!」
小鞠「まあ、あんな目にあったんだからね」
255 = 240 :
なるほど
256 :
両さん子供働かせたらあかんのん
258 = 228 :
れんげ「明日も頑張るん!」
小鞠「え、でも明日は普通に学校あるし」
両津「なにっ! しまった、それを計算にいれてなかったな……」
両津「よし、サボれ」
小鞠「ちょっとお巡りさん!」
蛍「さすがにそれは……」
夏海「ウチはサボってもいいけど。ってかサボりたいかなーなんて」
小鞠「お母さんに言いつけるよ」
夏海「うそうそっ! 冗談冗談! なはは~」
蛍「夕方からなら手伝えますよ」
両津「そうか、じゃあ他に人を探さないとな……村で暇なやつ……あいつだな」
260 :
ねーねもはたらくん?
261 = 252 :
もう駄菓子屋を寿司屋にしちゃってもいいよね
262 = 228 :
~翌日~
楓「なんで寿司屋の手伝いなんか……駄菓子屋なのに」
両津「どうせ暇だろ。ギャラも払うんだから文句言うな」
客「昨日頼んだキャラ寿司を受け取りに来たんですが」
両津「はいはい! おい駄菓子屋」
楓「え~っと……これか。まいどー」
客「こまかいのがなくて、一万円で」
楓「は、はい。お釣り」
両津「またのおこしをー」
楓「……」
両津「なんだ、どうした」
楓「ああ、いや。札を受け取るなんて久しぶりでさ。なんか、本業よりこっちのほうが断然儲かる気がしてきた」
263 = 234 :
泥棒さんどうなったん?
264 = 250 :
やっこさんは死んだよ
266 :
>>263
寿司ネタになった
269 = 228 :
両津「わしの地元にも駄菓子屋はあるが、ほとんど趣味みたいなもんだからな」
楓「スキーのレンタルとかやって生計立ててるけど……ポッと出の新参者がチート寿司で儲けてるの見るとやる気なくす」
両津「おいおい。モチベーション下げるなよ」
楓「手伝ってんだから利益の半分くれ。よこせ」
両津「無茶苦茶言うな」
楓「っけ」
両津「……その地元の駄菓子屋だが、婆さんが経営していてな。福引でPCを当てたんだ」
楓「なんだよ、藪から棒に」
両津「わしがセットアップをして、ついでに駄菓子のネット販売も始めてみたんだが、大繁盛したぞ」
楓「そういうの面倒」
両津「手伝ってやらんこともない」
楓「……えっ? ホントか?」
両津「ああ、だから真面目に働け」
楓「……アンタ、原始人みたいな顔して、実はいい人だな」
両津「原始人は余計だ! ったく、婦警連中と似たようなこと言いやがる……」
270 :
フラグか?フラグか?
271 :
駄菓子屋×れんちょんが至高
273 = 228 :
れんげ「両さーん」
夏海「おーい」
両津「おっ、学校終わったのか」
蛍「はい」
れんげ「駄菓子屋ー! なんでお寿司屋さんになってるん?」
楓「なってねえよ。手伝いだ手伝い」
小鞠「へぇー。珍しい」
夏海「いつもは何を頼んでも『店があるから』の一点張りなのに」
楓「今回は特別だ。駄菓子屋としてのプライドってもんもある」
楓「おい警官、もう手伝わないからな」
両津「ほら、今日の給料だ」ピラッ
楓「……多いな……どうしてもって言うならまたやってもいい」
夏海「掌返しはやっ」
れんげ「寿司屋ー!」
楓「だから寿司屋じゃねえって!」
275 = 252 :
両さん人脈は凄まじいけど
やっぱり根はいい人だからなんだろうなぁ
276 = 234 :
駄菓子屋って両さんと合ってそう
277 = 228 :
両津「今日はちゃんと卓をつれてきただろうな」
夏海「うん。兄ちゃーん」
卓「……」
両津「おっ、ちゃんとギターもってきたな」
卓「……」コクン
両津「じゃあ弾け。客の注目を集めるようにな。機材はたいやきくんに積んである」
卓「……」
両津「それから小鞠とれんげには衣装があるぞ」
小鞠「衣装?」
れんげ「どれすあっぷするん?」
両津「ああ。河豚の着ぐるみと蟹のキャップだ」
蛍「私も一緒に選んだんですよ!!!」
小鞠「そ、そう……」
281 = 228 :
れんげ「ウチ蟹ー!」
小鞠「えっ、じゃあ私が河豚!? 河豚の場合全身フル装備じゃん!」
蛍「さあ、あっちで着替えてきてください」
れんげ「かにーかにー」
小鞠「えぇー」
卓「……」
ジャージャジャージャジャ
両津「おい。それ、けいおんの曲か?」
卓「……」コクン
両津「深夜アニメ主題歌のギターだけってコアすぎるぞ。もっとわかりやすいのを弾けよ」
両津「おさかな天国とか、およげたいやきくんとか」
卓「……」フルフル
ジャジャジャジャジャ ジャジャジャー
両津「妙なところで頑固だな……まあいいか」
282 :
283 :
兄貴って中三にしてはギター上手いよな
285 = 228 :
小鞠「……」
蛍「いいです! 似合ってますよセンパイ! 本物の河豚みたいです!」
小鞠「ほめられてるの?」
夏海「あらー。コマちゃん可愛いわね~」ツンツン
小鞠「つっつくな! なんで着ぐるみなのに顔出てるのさ……せめて顔を隠したかったよ」
れんげ「ウチかにー!」
夏海「おおー、れんちょん蟹だねー。スプーンで食べたくなるねー」
れんげ「はさみで抵抗するのん」
夏海「あっぶね! ガチの鋏じゃん! はさみを表現したいならチョキでいいって!」
れんげ「ウチはりありちーを追求するん」
夏海「いや、現実の蟹だって鉄の鋏は持ってないよ」
両津「おい、着替えたなら持ち場につけ」
れんげ「おー!」
小鞠「これ、歩きにくっ」
288 = 228 :
~数日後~
両津「……」パチパチパチ
両津(売上が順調に伸びていくな……口コミの広がる速度がはやいのか)
両津(あいつらが手伝ってくれてるのもデカイな……子供はウケがいい)
両津(キャラ寿司の注文も増えてきたし……こりゃあ遠方にも手を伸ばしていいかもしれんな)
両津「HPを開いて……販売地域を駅前まで広げて……」ブツブツ
プルルルル
両津「ん? なんだ?」
ピッ
両津「もしもし」
TV局『すいません。こちら、TV局のものですけど。超田舎寿司の両津勘吉様でいらっしゃいますか?』
両津「そうだが」
TV局『是非とも、取材させていただきたいのですが』
両津「なに、取材?」
289 :
あかんぱたーんや
290 :
破滅の音が聞こえてくるな…
292 = 236 :
そろそろか
293 = 228 :
夏海「テレビ!? テレビ出れんの!?」
両津「ああ、明日取材にくるらしい。いい宣伝になるぞ」
れんげ「ウチ、今度こそ全国デビューなん!」
蛍「すごいですね。こんな田舎の屋台に注目が集まるなんて」
両津「なんでも、熊を倒した警官が寿司屋を営業してるってのが面白いらしい」
小鞠「たしかに、普通じゃないね。むしろ無茶苦茶だよ」
夏海「やったー! サインの練習しよ~」
小鞠「いや、意味ないでしょ。誰が欲しがるのさ」
夏海「このみちゃんとか、ひか姉とか」
れんげ「ウチのサインを参考までに……」カキカキ
蛍「ざ、斬新だね」
夏海「サインっつーか、たぬきの絵じゃん」
294 :
そろそろ、転がり始めるぞ
296 :
兄ちゃん、盆回しスタンバイ!
297 = 228 :
~翌日~
レポーター「こちらが、今話題となっている超田舎寿司です!」
レポーター「こんにちは。超田舎寿司大将の両津さんですね?」
両津「いやー、どうもどうも。超田舎寿司へようこそ」
レポーター「なんでも、あの老舗・超神田寿司で店長を務めたこともあるとか」
両津「まあな。本格江戸前寿司だ」
レポーター「あっ、こちらには可愛らしい御嬢さん方も」
両津「うちの店員兼看板娘だ」
夏海「なっちゃんでーっす☆ ひか姉みてる~?」
小鞠「えっ、えと、こ、こんにちは!」
レポーター「元気がいいですね~。お手伝いしてるんですか?」
蛍「あっ、はい。アルバイトです」
レポーター「ここのお寿司は美味しいかな?」
れんげ「グルメなウチの舌を唸らせる一品なん」
夏海「おぉ、とうとうれんちょんのグルメネタが全国デビュー……!」
298 :
前にこち亀とARIAとかの他作品とのコラボイラスト企画が有ったけどまたやってほしい
300 = 228 :
レポーター「こちらではどういったお寿司を食べることができるんですか?」
両津「定番の握りずしから、女性や子供向けのてまり寿司、あとキャラ寿司なんてのも売ってる」
レポーター「キャラ寿司? それはどういう」
両津「これだ」
レポーター「うわっ、すごい可愛いですねー! これは両津さんが?」
両津「そうだ。キャラクターはもちろん、お客さんの顔に似せてもつくれる」
夏海「ウチのもありまーっす!」
れんげ「ウチのもー!」
蛍「コマ寿司もぜひ!」
小鞠「えっ、なんで蛍が私のを!?」
みんなの評価 : ★
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