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元スレ穂乃果「やめて!穂乃果に乱暴する気でしょう?安価スレみたいに!」

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>>99
明後日の方向にプロデュースしそう
明後日の方向にプロデュースしそう
海未「え、絵里…これは一体…」
絵里「小さい時にね、私がいつも泣いてたら、おばあ様がこうやって手を握ってくれていたの」
絵里「私って、すごく泣き虫だったから、いつも迷惑かけてたっけなぁ」
絵里「ふふっ…いざ自分がしてみると、気持ちがいいものね」
海未「……」
絵里「落ち着いた?」
海未「…はい、落ち着いたというか、びっくりしているというか…」
絵里「そう、変な海未ね」
海未「か、からかわないでください…」
絵里「ふふっ、ごめんなさい」
絵里「…ねぇ海未。少しだけ千早の話、してもいいかしら?」
海未「…いいですよ」
絵里「…ありがとう」
絵里「小さい時にね、私がいつも泣いてたら、おばあ様がこうやって手を握ってくれていたの」
絵里「私って、すごく泣き虫だったから、いつも迷惑かけてたっけなぁ」
絵里「ふふっ…いざ自分がしてみると、気持ちがいいものね」
海未「……」
絵里「落ち着いた?」
海未「…はい、落ち着いたというか、びっくりしているというか…」
絵里「そう、変な海未ね」
海未「か、からかわないでください…」
絵里「ふふっ、ごめんなさい」
絵里「…ねぇ海未。少しだけ千早の話、してもいいかしら?」
海未「…いいですよ」
絵里「…ありがとう」
絵里「…如月千早は、私がこの世界に来て数日後、精神を少し病んでしまったの」
海未「病気…ですか?」
絵里「そんなに大それた物じゃないのだけれど…まぁ、いわゆる『病み期』ってやつかしら?」
絵里「そのせいで…しばらくの間、声が上手く出せなくなっていたらしいの」
海未「…!」
絵里「一番歌に執着していた千早が、声が出ないなんてなったら…本人は相当ショックだったと思うわ」
絵里「私はそれを聞いて、しばらく千早には歌詞レッスンを控えて、他のレッスンをするように指導したの」
絵里「…でも、千早は心ここにあらずって状態で、とても充分な成果が得られているとは思えなかったわ」
海未「……」
絵里「そしてある日、突然千早が倒れたの」
絵里「私はよした方がいいって言ったのだけど…半分押し切られる形でずっと夜遅くまで歌詞レッスンに付き合ってって」
絵里「それで無理がたたったのかしらね」
海未「…!じ、じゃあ…春香が私は寝不足で倒れたって言っていたのは…」
絵里「えぇ、その時の事」
絵里「その時、海未と私が再会したの」
海未「病気…ですか?」
絵里「そんなに大それた物じゃないのだけれど…まぁ、いわゆる『病み期』ってやつかしら?」
絵里「そのせいで…しばらくの間、声が上手く出せなくなっていたらしいの」
海未「…!」
絵里「一番歌に執着していた千早が、声が出ないなんてなったら…本人は相当ショックだったと思うわ」
絵里「私はそれを聞いて、しばらく千早には歌詞レッスンを控えて、他のレッスンをするように指導したの」
絵里「…でも、千早は心ここにあらずって状態で、とても充分な成果が得られているとは思えなかったわ」
海未「……」
絵里「そしてある日、突然千早が倒れたの」
絵里「私はよした方がいいって言ったのだけど…半分押し切られる形でずっと夜遅くまで歌詞レッスンに付き合ってって」
絵里「それで無理がたたったのかしらね」
海未「…!じ、じゃあ…春香が私は寝不足で倒れたって言っていたのは…」
絵里「えぇ、その時の事」
絵里「その時、海未と私が再会したの」
海未「…そうだったのですか」
絵里「ねぇ海未、私はこれがただの入れ替わりだとは思えないの」
絵里「きっと、千早は海未に何か希望を託して…って言い方をしたら図々しいのだろうけど」
絵里「でも、何かをして欲しいってのは間違いないと思うの」
海未「……」
絵里「…それが、デビューすることなのかは分からないけど」
絵里「今は、千早が望んでいることを手伝ってあげる事が、私達に出来ることだと思う」
海未「…そうなのでしょうか」
絵里「えぇ、きっと千早自身が自分を克服する事が出来た時、私達の役目も終わりなのだと思う」
絵里「だから…海未にはもう少し、頑張って欲しいの」
海未「……」
絵里「…ごめんなさい。また海未の気持ちを二の次にしちゃったわね」
絵里「ねぇ海未、私はこれがただの入れ替わりだとは思えないの」
絵里「きっと、千早は海未に何か希望を託して…って言い方をしたら図々しいのだろうけど」
絵里「でも、何かをして欲しいってのは間違いないと思うの」
海未「……」
絵里「…それが、デビューすることなのかは分からないけど」
絵里「今は、千早が望んでいることを手伝ってあげる事が、私達に出来ることだと思う」
海未「…そうなのでしょうか」
絵里「えぇ、きっと千早自身が自分を克服する事が出来た時、私達の役目も終わりなのだと思う」
絵里「だから…海未にはもう少し、頑張って欲しいの」
海未「……」
絵里「…ごめんなさい。また海未の気持ちを二の次にしちゃったわね」
海未「…全く、さっきから謝ってばっかりですね。絵里は」
絵里「えっ?」
海未「確かに、私も何でアイドルを目指さないといけないのか、疑問に思っていましたが…」
海未「…絵里がそう言うのであれば、間違いはないでしょうね」
絵里「……」
海未「…もし、如月千早に会うことができるなら。私は言ってあげます」
海未「早く戻って来てください、夢も仲間も、みんな貴方を待っています…とね」ニコッ
絵里「海未…!」
海未「さて、オーディションまであと一ヶ月でしたね?」
海未「最後まで、しっかりとご指導お願いしますよ…プロデューサー」
絵里「えぇ…最後まで頑張りましょう!」
絵里「えっ?」
海未「確かに、私も何でアイドルを目指さないといけないのか、疑問に思っていましたが…」
海未「…絵里がそう言うのであれば、間違いはないでしょうね」
絵里「……」
海未「…もし、如月千早に会うことができるなら。私は言ってあげます」
海未「早く戻って来てください、夢も仲間も、みんな貴方を待っています…とね」ニコッ
絵里「海未…!」
海未「さて、オーディションまであと一ヶ月でしたね?」
海未「最後まで、しっかりとご指導お願いしますよ…プロデューサー」
絵里「えぇ…最後まで頑張りましょう!」
…それからは、時間が経つのが早かったです。
あずさ「千早ちゃん、この前まで少し元気がなかったけど…もう大丈夫かしら?」
海未「はい、ご迷惑をかけてすみません。自分に踏ん切りがついたので、後は努力するだけです」
あずさ「そうなの~。大変だろうけど、オーディション頑張ってね♪」
絵里や765プロのみなさんに励まされながら、私はレッスンをこなしていきました。
真「千早…ひどいよ…何で僕にだまってそんなに成長しちゃうのさ!?僕たち仲間じゃなかったの!?」
海未「……」ドヤァ
真「あーっ!絶対僕のこと見下してる!うわーん雪歩~!」
そして…いよいよオーディションの日がやって来ました。
あずさ「千早ちゃん、この前まで少し元気がなかったけど…もう大丈夫かしら?」
海未「はい、ご迷惑をかけてすみません。自分に踏ん切りがついたので、後は努力するだけです」
あずさ「そうなの~。大変だろうけど、オーディション頑張ってね♪」
絵里や765プロのみなさんに励まされながら、私はレッスンをこなしていきました。
真「千早…ひどいよ…何で僕にだまってそんなに成長しちゃうのさ!?僕たち仲間じゃなかったの!?」
海未「……」ドヤァ
真「あーっ!絶対僕のこと見下してる!うわーん雪歩~!」
そして…いよいよオーディションの日がやって来ました。
-控え室-
海未「…いよいよですね」
絵里「えぇ…ここから先は私は一緒に行けないから」
海未「分かっています」
絵里「…海未、周りの子に圧倒されちゃダメよ。自分に自信を持って挑みなさい」
海未「大丈夫です。765プロにいるアイドル達に比べれば、どうってことないですよ」
海未「それに…」
絵里「?」
海未「絵里が付きっきりでレッスンをしてくれたのです…その気持ちを無下には出来ませんからね」
絵里「…もう、海未ったら」
海未「あははっ」
「まもなく開始しまーす!オーディション参加者は準備お願いします」
海未「…では、行ってきます」
絵里「…頑張って」
海未「…いよいよですね」
絵里「えぇ…ここから先は私は一緒に行けないから」
海未「分かっています」
絵里「…海未、周りの子に圧倒されちゃダメよ。自分に自信を持って挑みなさい」
海未「大丈夫です。765プロにいるアイドル達に比べれば、どうってことないですよ」
海未「それに…」
絵里「?」
海未「絵里が付きっきりでレッスンをしてくれたのです…その気持ちを無下には出来ませんからね」
絵里「…もう、海未ったら」
海未「あははっ」
「まもなく開始しまーす!オーディション参加者は準備お願いします」
海未「…では、行ってきます」
絵里「…頑張って」
…そして
春香「うぅ…緊張するなぁ」
伊織「ちょっと、春香が緊張してどうするのよ」
春香「だって千早ちゃんの夢が叶うかもしれないんだよ!そりゃあドキドキするよ!」
雪歩「…千早ちゃん、あんなに頑張ってたもんね…合格して欲しいな」
美希「せっかく私とハニーの時間を取ってまでレッスンしてたんだから、ちゃんと合格して欲しいの」
やよい「プロデューサーも、いつもより険しい顔してました…」
あずさ「…きっと、プロデューサーも千早ちゃんの夢を叶えてあげたくて一生懸命だと思うの」
真「…うん、そうだと思います」
春香「うぅ…緊張するなぁ」
伊織「ちょっと、春香が緊張してどうするのよ」
春香「だって千早ちゃんの夢が叶うかもしれないんだよ!そりゃあドキドキするよ!」
雪歩「…千早ちゃん、あんなに頑張ってたもんね…合格して欲しいな」
美希「せっかく私とハニーの時間を取ってまでレッスンしてたんだから、ちゃんと合格して欲しいの」
やよい「プロデューサーも、いつもより険しい顔してました…」
あずさ「…きっと、プロデューサーも千早ちゃんの夢を叶えてあげたくて一生懸命だと思うの」
真「…うん、そうだと思います」
ガチャ
絵里「……」
海未「……」
春香「あっ!プロデューサー!千早ちゃん!」
雪歩「お、オーディションは…どうなったんですか!?」
絵里「…えっと」
海未「プロデューサー、私から言います」
絵里「…うん」
海未「結果は…」
雪歩「……」
海未「…ダメ、でした」
春香「えっ…」
絵里「……」
海未「……」
春香「あっ!プロデューサー!千早ちゃん!」
雪歩「お、オーディションは…どうなったんですか!?」
絵里「…えっと」
海未「プロデューサー、私から言います」
絵里「…うん」
海未「結果は…」
雪歩「……」
海未「…ダメ、でした」
春香「えっ…」
伊織「あっ…」
海未「すみません…みんなに応援してもらったのに」
海未「力及ばず…でした」
やよい「だ、大丈夫です!オーディションはまたあるから落ち込むことないかなーって」
あずさ「そうね…今回は残念だったけど、また機会はいくらでもあるから…ね?」
真「ほら、そんなに落ち込まないで!まだ時間はいっぱいあるから」
春香「そ、そうだ!今から皆でレッスンしませんか!?」
海未「…すみません、今日はちょっと疲れたので」
春香「そ、そうだよね…ごめん」
絵里「…みんな、今日は遅くまで残っててくれてありがとう」
絵里「今迎えの車を呼んだから、気をつけて帰ってね」
「「はーい」」
海未「すみません…みんなに応援してもらったのに」
海未「力及ばず…でした」
やよい「だ、大丈夫です!オーディションはまたあるから落ち込むことないかなーって」
あずさ「そうね…今回は残念だったけど、また機会はいくらでもあるから…ね?」
真「ほら、そんなに落ち込まないで!まだ時間はいっぱいあるから」
春香「そ、そうだ!今から皆でレッスンしませんか!?」
海未「…すみません、今日はちょっと疲れたので」
春香「そ、そうだよね…ごめん」
絵里「…みんな、今日は遅くまで残っててくれてありがとう」
絵里「今迎えの車を呼んだから、気をつけて帰ってね」
「「はーい」」
海未「……」
絵里「…帰りましょうか。海未」
海未「…はい」
-家-
海未「……」
絵里「……」
海未「…すみません、私に力がないばっかりに」
絵里「海未が気にする事ないわ。とっても良かったわよ」
海未「…やはり、本物のアイドルを目指している子は違いますね…皆、とっても必死でした」
海未「私のようなのが敵う人たちではなかったのですね」
絵里「海未、それ以上言ったら怒るわよ」
海未「…はい」
絵里「とりあえず。今日はもう寝ましょう?これからの事は、明日また考えましょう」
絵里「…帰りましょうか。海未」
海未「…はい」
-家-
海未「……」
絵里「……」
海未「…すみません、私に力がないばっかりに」
絵里「海未が気にする事ないわ。とっても良かったわよ」
海未「…やはり、本物のアイドルを目指している子は違いますね…皆、とっても必死でした」
海未「私のようなのが敵う人たちではなかったのですね」
絵里「海未、それ以上言ったら怒るわよ」
海未「…はい」
絵里「とりあえず。今日はもう寝ましょう?これからの事は、明日また考えましょう」
海未「…じゃあ、おやすみなさい」
絵里「えぇ、おやすみ」
カチッ
海未「……」
絵里「……」
海未「…っ」
絵里「……」
海未「…ック…ヒック…グスッ…ウッ…ウッ…」
絵里「えぇ、おやすみ」
カチッ
海未「……」
絵里「……」
海未「…っ」
絵里「……」
海未「…ック…ヒック…グスッ…ウッ…ウッ…」
絵里「…海未」
海未「悔しい…悔しいです…」
海未「あんなに…あんなに頑張ったのに…」
海未「みんなに…絵里にあんなに協力してもらったのに…」
海未「ごめんなさい…ごめんなさい…」
絵里「…こっちにいらっしゃい。海未」
海未「絵里…絵里…!」
絵里「そんなに泣かないの…あなたの頑張りは、私が一番知ってるから」
絵里「いっぱい泣いて、スッキリしなさい…私がずっと付き合ってあげるから…」
海未「はい…はい…!」
海未「ウ…ウエェ…エッグッ…ヒック…」
海未「悔しい…悔しいです…」
海未「あんなに…あんなに頑張ったのに…」
海未「みんなに…絵里にあんなに協力してもらったのに…」
海未「ごめんなさい…ごめんなさい…」
絵里「…こっちにいらっしゃい。海未」
海未「絵里…絵里…!」
絵里「そんなに泣かないの…あなたの頑張りは、私が一番知ってるから」
絵里「いっぱい泣いて、スッキリしなさい…私がずっと付き合ってあげるから…」
海未「はい…はい…!」
海未「ウ…ウエェ…エッグッ…ヒック…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
海未「…ん」
海未「…ここは、どこですか?」
海未「…あぁ、これは夢ですね。感覚がないです」
海未「全く…明日からどうすればいいのでしょうか?ソロデビュー出来ない以上、千早の夢を叶えることは…」
「…ごめんなさい」
海未「…?今何か聞こえたような…」
千早「……」
海未「あぁ、私ですか。そうですよね。ここは私の夢ですから自分の一人や二人…」
千早「…私は、貴方じゃないわ。如月千早、…本人よ」
海未「あっ、そうですか。お互い向かい合ってお話するのは初めてですヴェエ!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
海未「…ん」
海未「…ここは、どこですか?」
海未「…あぁ、これは夢ですね。感覚がないです」
海未「全く…明日からどうすればいいのでしょうか?ソロデビュー出来ない以上、千早の夢を叶えることは…」
「…ごめんなさい」
海未「…?今何か聞こえたような…」
千早「……」
海未「あぁ、私ですか。そうですよね。ここは私の夢ですから自分の一人や二人…」
千早「…私は、貴方じゃないわ。如月千早、…本人よ」
海未「あっ、そうですか。お互い向かい合ってお話するのは初めてですヴェエ!?」
千早「……」
海未「あ、あなたが如月千早…なのですか?」
千早「えぇ、初めまして…でいいのかしら」
海未「…えっと、何故、私の前に?」
千早「…あなたに、謝りたかったの」
海未「えっ?」
千早「私の下らない悩みのせいで、全然関係ないあなたを巻き込んでしまったから…」
海未「……」
千早「…ホント、自分がこんなにメンタルの弱い人間だったなんて思わなかった」
千早「こんな事で…歌を歌うことを諦めようとしてたなんて…」
海未「あ、あなたが如月千早…なのですか?」
千早「えぇ、初めまして…でいいのかしら」
海未「…えっと、何故、私の前に?」
千早「…あなたに、謝りたかったの」
海未「えっ?」
千早「私の下らない悩みのせいで、全然関係ないあなたを巻き込んでしまったから…」
海未「……」
千早「…ホント、自分がこんなにメンタルの弱い人間だったなんて思わなかった」
千早「こんな事で…歌を歌うことを諦めようとしてたなんて…」
海未「…聞かせてください」
千早「えっ?」
海未「私は今まで如月千早として過ごしてきました」
海未「…あなたの事情も知っていますので、相談相手には丁度いいと思います」
千早「…ありがとう。えっと…園田さん?」
海未「海未でいいです」
千早「わかったわ…海未、まずはお礼を言わせて」
千早「私なんかの代わりをしてくれて、ありがとう」
海未「礼には及びません。…私達は、元の世界に帰りたいだけですから」
千早「…そうよね、ごめんなさい」
海未「…少し、刺のある言い方をしてしまいしたね。許してください」
海未「それで、悩みとは一体…」
千早「……」
千早「えっ?」
海未「私は今まで如月千早として過ごしてきました」
海未「…あなたの事情も知っていますので、相談相手には丁度いいと思います」
千早「…ありがとう。えっと…園田さん?」
海未「海未でいいです」
千早「わかったわ…海未、まずはお礼を言わせて」
千早「私なんかの代わりをしてくれて、ありがとう」
海未「礼には及びません。…私達は、元の世界に帰りたいだけですから」
千早「…そうよね、ごめんなさい」
海未「…少し、刺のある言い方をしてしまいしたね。許してください」
海未「それで、悩みとは一体…」
千早「……」
千早「…私は、765プロに所属するまでに、合唱部に入っていたの」
千早「私はこんな性格だから…皆に歌に本気になって欲しくて、つい色んなな事で衝突することが多かった」
千早「そのせいで…孤立してしまった事があるの」
海未「……」
千早「765プロに入ってからは、春香たちやプロデューサーと一緒に頑張ってアイドルになろうって事になったのだけど」
千早「…私は別に、アイドルには興味がなくて、色々とプロデューサーには迷惑をかけたわ」
千早「でも、アイドルになった後、歌だけじゃなくダンスやトークにレッスンを費やすことが多くなったから」
千早「…少し、苛立ってしまったの」
海未「…あなたの歌に対する信念は、春香達から聞いていますよ」
海未「…みんな、千早の事を尊敬していました」
千早「…そう、なのね」
千早「私はこんな性格だから…皆に歌に本気になって欲しくて、つい色んなな事で衝突することが多かった」
千早「そのせいで…孤立してしまった事があるの」
海未「……」
千早「765プロに入ってからは、春香たちやプロデューサーと一緒に頑張ってアイドルになろうって事になったのだけど」
千早「…私は別に、アイドルには興味がなくて、色々とプロデューサーには迷惑をかけたわ」
千早「でも、アイドルになった後、歌だけじゃなくダンスやトークにレッスンを費やすことが多くなったから」
千早「…少し、苛立ってしまったの」
海未「…あなたの歌に対する信念は、春香達から聞いていますよ」
海未「…みんな、千早の事を尊敬していました」
千早「…そう、なのね」
千早「…私は、とにかく歌のレッスンがしたいって思ったの」
千早「だからプロデューサーに無理言って、歌詞のレッスンを入れてもらったの」
千早「…でも、いざ声を出そうって思ったら」
海未「…声が上手く出せなかったのですね?」
千早「……」
海未「原因はなんだったのですか?」
千早「分からない…多分、いつもより調子が悪かったのだと思うけど」
千早「…でも、その日のレッスンは、私だけじゃなく、グループで行うことになってたから」
千早「…私の声は、みんなに聞かれて…あれだけに歌いたいって言ってたのに…何だあの声はって…」
千早「周りからそう思われてると思うと…怖くなって…それで…!」
海未「……」
千早「だからプロデューサーに無理言って、歌詞のレッスンを入れてもらったの」
千早「…でも、いざ声を出そうって思ったら」
海未「…声が上手く出せなかったのですね?」
千早「……」
海未「原因はなんだったのですか?」
千早「分からない…多分、いつもより調子が悪かったのだと思うけど」
千早「…でも、その日のレッスンは、私だけじゃなく、グループで行うことになってたから」
千早「…私の声は、みんなに聞かれて…あれだけに歌いたいって言ってたのに…何だあの声はって…」
千早「周りからそう思われてると思うと…怖くなって…それで…!」
海未「……」
千早「…その日は、休暇を貰ったのだけど…次の日になっても声は戻ってなかった」
千早「病院に行っても…ストレス的な問題だから、しばらくしたら元に戻るとしか言われなかった」
千早「でも…それがいつになるのか…分からないから…ずっと不安で」
千早「また…私一人だけになってしまうのではないかと思って…怖くなったの」
千早「その後のレッスンも身に入らなくて…プロデューサーには、無理言って歌詞レッスンにも付き合ってもらったの」
千早「リハビリのように声を少しずつ出していけば…元に戻ると思ったから」
海未「…でも、それは自分の体に疲労を貯めるだけの結果になったのですね」
千早「…そう、そしてついに限界が来て…気がついたら、ここにいたの」
千早「病院に行っても…ストレス的な問題だから、しばらくしたら元に戻るとしか言われなかった」
千早「でも…それがいつになるのか…分からないから…ずっと不安で」
千早「また…私一人だけになってしまうのではないかと思って…怖くなったの」
千早「その後のレッスンも身に入らなくて…プロデューサーには、無理言って歌詞レッスンにも付き合ってもらったの」
千早「リハビリのように声を少しずつ出していけば…元に戻ると思ったから」
海未「…でも、それは自分の体に疲労を貯めるだけの結果になったのですね」
千早「…そう、そしてついに限界が来て…気がついたら、ここにいたの」
海未「ここに?」
千早「えぇ、ここでずっと…」
海未「えっと…じゃあ千早は今まで、私の事をずっと見ていたのですか?」
千早「…そう。ずっと見てたわ。そして色々考えたの」
千早「海未が色んなレッスンをこなしているのを見て、アイドルになったのなら、色んなことをそつなくこなしていくことが大事なんだって」
千早「…私の様に、ひとつだけの事に集中しすぎたら、いつか限界が来るんだって、この身を持って思い知らされた」
千早「だから、今は我慢して…いつか来るチャンスまで何でもやってやる。そう思ったわ」
千早「…たとえ、自分の信念を折り曲げてでも…」
千早「えぇ、ここでずっと…」
海未「えっと…じゃあ千早は今まで、私の事をずっと見ていたのですか?」
千早「…そう。ずっと見てたわ。そして色々考えたの」
千早「海未が色んなレッスンをこなしているのを見て、アイドルになったのなら、色んなことをそつなくこなしていくことが大事なんだって」
千早「…私の様に、ひとつだけの事に集中しすぎたら、いつか限界が来るんだって、この身を持って思い知らされた」
千早「だから、今は我慢して…いつか来るチャンスまで何でもやってやる。そう思ったわ」
千早「…たとえ、自分の信念を折り曲げてでも…」
海未「…ふぅ、千早の思ってることは大体分かりました」
千早「…ごめんなさい。海未にまで辛い思いをさせてしまって」
海未「いいえ、この際私の事はどうでもいいです」
千早「でも…」
海未「そうですね…本当に悪いと思っているのなら、何か態度で示して欲しいですね」
千早「た、態度…?」
海未「では千早、少し目を瞑ってて下さい」
千早「えっ…?」
海未「いいから早く」
千早「わ、分かったわ…」
千早「…ねぇ海未、一体何を」
海未「喝ーっ!!」スパコーンッ!!!
千早「…ごめんなさい。海未にまで辛い思いをさせてしまって」
海未「いいえ、この際私の事はどうでもいいです」
千早「でも…」
海未「そうですね…本当に悪いと思っているのなら、何か態度で示して欲しいですね」
千早「た、態度…?」
海未「では千早、少し目を瞑ってて下さい」
千早「えっ…?」
海未「いいから早く」
千早「わ、分かったわ…」
千早「…ねぇ海未、一体何を」
海未「喝ーっ!!」スパコーンッ!!!
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