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    元スレ穂乃果「おせちがカレーになってる!」

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    101 = 1 :

    穂乃果「よし!」
    いきなり立ち上がる穂乃果
    穂乃果「めざせ紅白!!めざせNHKホール!!」
    海未「お、おー」(アイドルの宣言としてこれはどうなのかしら…)

    穂乃果「そのあと東京ドーム!」
    海未「順番がおかしい!」

    102 = 1 :

    穂乃果「紅白終わっちゃたったねー」

    海未「そうですね」

    ゴーーン………ゴーーーン……

    穂乃果「あ、除夜の鐘が聞こえる……流石家元!」

    海未「家元は関係ないです
    お寺が近くにあればどこの家でもきこえると思いますよ?」

    穂乃果「近くにお寺さんがあるんだ。ここからどれくらいかかる?」

    海未「そうですね……歩いて2分くらいですかね」

    穂乃果「……それくらいなら
    女の子二人で出歩いても大丈夫だよね…

    よし!うみちゃん!」

    海未「はい」

    穂乃果「初詣行こ!」

    104 = 1 :

    玄関にて
    穂乃果「よし!海未ちゃん!」

    海未「はい」

    穂乃果「行くのはやめよう!」

    海未「……ダメです。行きますよ、ほら」

    穂乃果「やだー!寒いのやだー!」

    106 = 1 :

    穂乃果「さむい………」とてとて

    海未「そうですねー……」とてとて

    穂乃果「凍え死んじゃう……」

    海未「死にませんよこれくらい………あっ」

    穂乃果「うん?どしたの海未ちゃん」

    海未「いえ……空がすごく綺麗だなー、って」

    穂乃果「んー……?おぉ……きれー……」

    海未「ですねー………」

    穂乃果「寒い日にみる夜空に限ってやたら綺麗なんだよねー……」

    海未「空気が澄んでるからですかね……」

    穂乃果「はー……もっとあったかい日に
    綺麗にしてくれたら良いのに……」

    海未「……あ、手繋ぎます?
    少しはあったかくなりますよ?」

    穂乃果「ポケットから手出したくないからいー……」

    海未「そうですか……」

    107 = 50 :

    海未ちゃんと穂乃果の家近いから穂乃果の家でも聞こえるんじゃないって思ったけど穂乃果はガキ使見ながら寝落ちして朝まで寝てるイメージだから知らなそう

    108 :

    安価なしのまともなラブラブSSひさびっさだね

    109 = 1 :

    穂乃果「コンビニで手袋買ってきた!ほかほかー」

    海未「よかったですね」

    穂乃果「ついでに肉まんも買ってきたよ!」

    海未「美味しそうです。半分こしてほしいです」

    穂乃果「お?ワガママ海未ちゃんはなかなかレアだね!
    可愛いから少し多めに半分こしてあげるー」

    海未「ありがとうございます」

    穂乃果「……はい!熱いから気をつけてねー」

    海未「……おいしいでふ」モグモグ

    穂乃果「おいしいねー」

    110 :

    お、こないだの続きか

    111 = 96 :

    くわしくの

    112 = 1 :

    急に道端にしゃがみ込む穂乃果
    穂乃果「………」ガサゴソ

    海未「?」
    海未「ほのか?何をしていブフォっ!!」

    穂乃果「あはは!雪玉命中ー!」

    海未「なるほど……わかりました。
    ………(ぎゅっぎゅ)」

    穂乃果「お?雪玉つくってるの?よーし、穂乃果も……」
    その場にしゃかみこむ穂乃果

    海未「敵の目の前でしゃがみながら雪玉を作るとは……愚かです!」

    (シュッ!)
    海未の手から放たれる雪玉

    しかし、
    穂乃果「甘いよ」
    海未「なっ…?!」
    海未の攻撃に、穂乃果は即座に反応した


    「しゃがみながら雪玉を作る」
    一見無防備に見えるこの体勢だが、
    実はこの構えには大きなメリットがある
    まずはこのしゃがむという行為を分析しよう

    113 = 96 :

    のってなんだ、続き詳しく

    114 = 83 :

    徒歩2分なのにコンビあるのか

    115 = 1 :

    普通、人間は1m高々の体幹を駆使することで重心をコントロールする。

    しかし、しゃがむ行為は体幹を折り曲げ固定してしまう行為なので、
    体幹による繊細な重心コントロール力を放棄することに等しい


    ゆえに、しゃがむ行為はバランスが取りにくく、
    僅かな力が掛かるだけですぐに重心が崩れてしまうのだ

    戦闘中に重力が崩れるのは自滅に等しい行為
    しかし、鬼才・高坂穂乃果はこの弱点を逆に利用する

    117 = 1 :

    海未「なっ?!回転?!」

    海未の投球を察知するや否や、
    穂乃果はしゃがんだ状態から横向きに回転したのだ

    海未(反応が、はやすぎる……!)

    放たれた雪玉は虚しく地面の雪を抉り取った……

    119 = 1 :

    「僅かな力で体が倒れる」というのは、
    言い換えれば「レスポンスがいい」ということ

    高坂氏はしゃがみ状態からの基本回避法として「横転」を提案する

    横転の最大の強みは、
    重力エネルギーを利用出来る点だ

    ここで、普通に立ってる状態からの回避行動と
    横転による回避行動を比較してみよう
    (1)立ち状態からの回避の場合、
    エネルギー配給は筋肉にのみ依存する。

    雪合戦は真冬に行われるので、
    筋肉は寒さで硬直し運動性能は大幅に下がる。
    必然的に、回避にかかる時間も長くなってしまうだろう

    状況が常に変動する近接戦闘(インファイト)形式の雪合戦では
    確実に不向きと言える

    120 = 1 :

    (2)横転による回避行動の場合
    動き始めは筋肉に依存するが、それもほんの10μs。
    筋肉運動によってわずかに傾けられた体は
    モーメントに従って傾く方向へと回転する。

    肉体は重心が安定するまで自ずと回転し続け、
    位置エネルギーと運動エネルギーの転換により、
    体は二回転、三回転と回転をつづけ、
    それががそのまま回避行動となる

    回転運動のエネルギー源は重力のみ。
    筋肉硬直による遅延はもちろん発生しない

    消費エネルギーは近似的に重心エネルギーのみとなるので、
    肉体への負担は極力少ない

    以上より、横転のメリットを大きく2つにまとめてみる
    ・雪合戦のような寒い環境での戦闘に抜群に適していること
    ・体への負担が少なく、長期戦に向いていること

    (1)と(2)
    どちらが優れているかはもはや言うまでもない

    121 = 4 :

    これは凄い

    122 = 1 :

    海未(まるで当たらない!)

    投球はすでに100球目に達する
    数打ちゃ当たる作戦で、
    海未は合計100個の雪玉を連続で投げ続けた。
    しかし当たらない。ものの見事に一球もヒットしない

    穂乃果「うみちゃん。これが戦略というものだよ」

    海未「……Gesus!」

    戦況は穂乃果に圧倒的有利。
    勝敗は決まった……かのように思えた


    穂乃果「あ」

    海未「あ」

    二人の鼻頭にピトリ
    冷たい何かが舞い降りて、溶けた

    穂乃果「雪だ……」
    「雪………」

    血塗られた戦場に、しんしんと純白が降り注ぐ

    二人の戦士はあまりに場違いな光景に、しばしの間目を奪われていた

    惚けているところを攻撃する不届き者は、この戦場にはいなかったのだ……

    123 :

    スレタイでホイホイ釣られてきだが今何が起こってるんだ…?

    124 :

    おせちの話かと思ったら戦場にいた

    125 = 1 :

    海未「これは……ぼたん雪ですね。しかもかなり水っぽい……
    濡れてしまう前に急いでお寺に行きましょう」

    穂乃果「ほのか既にビショビショなんだけど……」

    海未「……調子にのってゴロゴロ転がるからです。
    このままじゃ風を引いちゃいます。一旦家に戻りましょう」

    穂乃果「うー……ごめんねー」

    126 = 1 :

    二人で一つの傘をさしながらようやくお寺に到着
    お寺は沢山の人でごった返していた

    海未「やっと着きました……」

    穂乃果「なんか無駄に疲れた気分……」

    海未「穂乃果が雪合戦に悪ノリするからですよ……」

    穂乃果「なっ!ほのか悪くないもん!」

    海未「でも!……いえ、やめましょう。喧嘩両成敗ということで」

    穂乃果「………そうだね」

    127 = 44 :

    ほのぼのしててええなあ

    128 = 1 :

    穂乃果「あ!うみちゃん、今何時???」

    海未「えーっと………11:59です。」

    穂乃果「うわっ!ギリギリだ!
    急いで初詣しないと!」

    海未「……普通初詣は12時以降にするんじゃないですか?」

    穂乃果「え?」

    海未「"初"詣って言うくらいですし、新年にやるのが普通だと思います」

    穂乃果「おぉ!ほんとだ!すごいよ海未ちゃん!」

    129 :

    てすと

    130 = 129 :

    規制くらったんで、このidです
    すみません

    131 = 4 :

    すまぬ…俺がばいさる阻止しなかったばかりに

    132 = 44 :

    133 = 129 :

    「5!…4!…3!…2!…1!…
    あけましておめでとう!!!
    うおおおおおおおおおおお!!!あけおめええええええけえええ!!WRYYYYY!!!
    うひゃああああ、ああああああ!!!MOTTO!MOTTO!うおおおおおお
    おおおお!!!!うりいおいいいおレスキューファイヤアアアアアア!!!」

    参列する老若男女は入り乱れて叫び狂う。こ、こわい

    海未「……もっと厳かな雰囲気を想像していました
    夜中だというのにみんな元気すぎます…」

    穂乃果「あけおめえええええええ!!!いえーーーいいぃぃ!!」

    海未「お、おぉ……」

    穂乃果「ほら海未ちゃんも!
    みんなでお寺でバカ騒ぎなんて一年に一回しかできないよ?」

    海未「こ、このお寺では年に数回お祭りをやりますからその時にでもっ」

    穂乃果「ほらほら、いいから早く!うみちゃんも!」

    海未「……い、いぇーっ」

    穂乃果「いぇー!!!」

    134 = 129 :

    海未「さっきのでもう声がガラガラです…叫びすぎましたぁ……」

    穂乃果「うみちゃんすごかったね!ラブアローシュート炸裂しまくり!」

    海未「うぅ……また黒歴史がぁ……」

    135 = 129 :

    海未「それにしてもものすごい列です……人に溺れてしまいそうです」

    穂乃果「すごいよねー。朝まで並ぶことになったらどうする?」

    海未「それはちょっと勘弁ですね……」

    穂乃果「だよねーアハハ」

    海未「…………あ、そうだ。穂乃果?」

    穂乃果「なにかな、海未ちゃん」

    136 = 4 :

    ばいさる防止

    137 = 4 :

    140 = 129 :

    改めて穂乃果と顔を向きあわす

    穂乃果「ん?」
    首を傾げてご機嫌顔で私を見つめる穂乃果。
    家から出た時に寒い寒いと
    しかめ面で文句を垂れていたのが嘘のようだ

    穂乃果「どしたの?ほのかの顔になんか付いてる?」

    海未「いえ!あの、その…」

    ……う、うまく言葉が出てこない。
    寒いはずなのに手にはっきりと汗を感じる

    穂乃果「うんうん。いくらでも待つよ?」

    141 = 50 :

    前スレなんてあるの?

    142 = 4 :

    貴重なほのうみ×ほのぼのなんだ
    死んでも保守し続けてやる

    143 = 129 :

    私には1度使ってみたい言葉があった。
    特に深い意味はないんだけど、
    口にするとなんだか楽しくなれる、そんな言葉。
    普段の私なら絶対に言わないような、そんな言葉。
    私はつっかえながら、ようやくあの若者言葉を口にする

    海未「……あ、あけおめことよろっ!ほのか!」

    きょとんとした顔になる穂乃果。
    でもすぐに満面の笑顔を返してくれる

    穂乃果「えへへ!あけおめことよろ!うみちゃん!」

    海未「こちらこそよろしくお願いします!」

    穂乃果「それさっき言ったよー?」

    海未「え?言ってませんよ?」

    穂乃果「……今年も相変わらず海未ちゃんは海未ちゃんだねー」ニコニコ

    海未「え???」

    穂乃果「うん!今年もよろしくね!うみちゃん!」

    海未「は、はい!ほのか!」

    どんな私でも笑って受け入れてくれる
    そんな穂乃果が、大好きです
    (完)

    145 = 96 :

    おつおつ

    146 :

    乙チュン

    147 = 129 :

    ありがとうございましたー

    148 = 32 :

    おつおつ

    149 :


    ほのうみって最高だわ

    150 = 50 :


    ほのうみみたから今夜はよく眠れるよ


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