元スレ北上「今度生まれ変わったら……重巡……いや、戦艦に」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 1 :
提督「はい、みんな御苦労さま、被害はないみたいだけど、汚れたり疲れたりしたでしょ?」
提督「ゆっくりお風呂に入って、疲れを落としてきて?」
「「「「「「はーーい!」」」」」」
北上「いやあ、それにしても私の一撃、凄かったでしょ~?」
金剛「はいはい、さっきから耳にタコができますネ」
赤城「まあ、けど実際凄かったですしね、斉射の時、思わず、耳塞いじゃいましたし」
北上「あー、あれは確かにね~、何とかしたいよねえ」
電「……」トボトボ
雷「……」
北上「お、あそこを歩いてるのは……」
赤城「北上さん?」
北上「あ、みんなは先行っといて?」
52 = 1 :
北上「おーい、そこの駆逐艦~」
電「あ、北上さん……こんばんわなのです」
雷「こんばんわ、北上さん」
北上「どうしたのさ、何か元気ないみたいだけど」
電「うー……」
雷「この子、演習でちょっとポカやらかしまして、負けちゃったんですよね」
北上「あー、そっかあ」
電「……どうしたら」
北上「え?」
電「どうしたら、北上さんみたいに強くなれるでしょうか……」
雷「いや、駆逐艦の事を戦艦の北上さんに聞いても仕方ないでしょ?畑が全く違うんだし」
53 :
北上さまはどんな声優にもハマリ役があると認識させてくれた
54 = 1 :
北上「んー、2人とも、ちょっと聞いていい?」
雷「え?なんです?」
北上「どうして、2人ともその装備なの?」
雷電「「え??」」
北上「いや、2人とも連装砲を装備してるよね?」
電「なのです」
北上「駆逐艦は、雷撃能力が高めなんだから、そっちを伸ばした方が良くない?」
雷「……」
電「……」
北上「……あれ?私何か変な事、言った?」
55 = 1 :
雷「いや、けど私達って装甲薄いですし、雷撃は足が遅いですし……」
北上「ま、確かにそういう一面もあるけど……駆逐艦はチョロチョロ動けるんだし、相手の攻撃回避すれば……」
電「それは……難しいのです……」
北上「ん~?えっと、君達以外の駆逐艦で、魚雷装備してる子達、いるよね?」
北上「その子達に回避の仕方聞けば……」
雷「誰も居ないよ?」
北上「へ?」
電「……なのです」
北上「え、ちょっと待って?誰も居ないの?」
電「はい、魚雷を装備してる子は、誰も居ません……だって」
北上「だ、だって?」
56 = 12 :
伊勢、日向、飛鷹、隼鷹、古鷹、加古、北上、大井ってみんな声優一緒なんだね
おっどろきぃー
57 = 41 :
大坪下手だけど声は好きだからみんな好きだわ
58 = 32 :
>>56見事にかわいくないやつばっかやな
59 = 1 :
電「だって、実際に活躍してらっしゃる皆様は、北上さんを筆頭に全員、火力重視なのですよ?」
北上「……!」
雷「そうそう、だから私達駆逐艦もそれを見習って……ね?」
電「は、はい……」
雷「魚雷なんて、役に立たないよ」
北上「……やくに……たたないって」
電「あ、そういえば……」
北上「な、なに?」
60 :
北上のメスの顔がみたい
61 = 41 :
>>58
は?加古も伊勢もかわいいだろ
62 = 1 :
電「1人だけ、魚雷使ってらっしゃる方、見ました」
北上「え……」
雷「え?そんな子、居た?」
電「はい、えっと、確か先日来られた軽巡洋艦の方で……」
北上「……!」
電「名前は、オーイさん……だったかと……」
北上「……大井っち」
雷「え?」
北上「……」タッ
電「あ、き、北上さん!?」
63 = 32 :
>>61過去はともかく伊勢はちょっと…
64 = 45 :
大井っちきたああああああああああああ
65 = 1 :
北上(大井っち、大井っち、大井っち、そうだよ、大井っちだ)
北上(私が戦艦なら、てっきり大井っちも戦艦になってると思ってた)
北上(部隊編成の中に大井っちの名前は無かったから、何時かきっと出会えると思ってた)
北上(戦艦の大井っちと)
北上(け、けど、けど、大井っち……軽巡洋艦って……)
北上(い、いや、それはいい、それは置いておこう)
北上(大井っちがいるなら、会わないと)
北上(だって、私達は、この世に2隻だけの……)
北上(たった2隻だけの……)
66 :
電の本気をみるのです!(41cm連装砲)
ヒエーッ
67 = 1 :
~格納庫~
北上「……」ハァハァ
北上「……み、見つけた」
北上「見つけたよ、大井っち」
大井「……」
北上「……大井っち?」
大井「……」
68 = 1 :
北上(何だろう、大井っち、返事してくれない……)
北上(それどころか、振り返ってすら……)
北上(あ、ひっょとして、今まで私が会いに行かなかったの怒ってるのかな)
北上(だって、それは仕方ないじゃん、私、戦闘に出てて、大井っちが来たこと知らなかったんだし)
北上(仕方ないじゃん……)
大井「……酷い有様ですよね」
北上「……え?」
69 = 1 :
大井「魚雷達、ですよ」
北上「あ……う、うん、そうだね、何か保管の仕方も適当だし、ほこり被ってるし」
大井「……これじゃ、いざという時に、使えません」
北上「だ、だよね……」
大井「……」
北上「あ、ひょっとして、大井っち、魚雷達の掃除してくれてたの?」
大井「……」
北上「じゃ、じゃあ、私も……」
大井「……」
北上「お、大井っち、返事してよ?」
大井「……誰ですか、貴女」
70 = 12 :
!?
71 = 41 :
日本海軍は魚雷厨だったのに魚雷使ってないとかなくね?
72 = 1 :
北上「……え?」
大井「初対面だと思うのですが……この艦隊の方ですか」
北上「な、何言ってるの、大井っち、私だよ、北上だよ……」
大井「……ああ、貴女が」
北上「お、想いだしてくれた!?」
大井「……ご活躍は、聞いてますよ、大和型戦艦5番艦、き・た・か・み、さん」
北上「……!」
大井「そんな北上さんが、しがない軽巡洋艦である私に、何の用でしょうか」
北上「ち、違うよ」
大井「は?」
73 = 1 :
北上「わ、私は北上だよ、大井っちと一緒に作られた!重雷装艦の!」
大井「……」
北上「練習艦の時代から、2人で頑張ってきたじゃん!」
大井「……」
北上「お、大井っち!」
大井「……」チッ
北上「……!」
74 = 32 :
なんか涙出てきた
75 = 16 :
ラーメンマン北上
76 :
北上さまいっつも最前線で戦ってるから1人だけレベルがずば抜けて高いな
77 = 1 :
大井「……確かに、頑張れば重雷装艦に改装する事は可能ですね」
北上「う、うんうん!そうそう!」
大井「重雷装艦計画に付属して、姉妹艦が建設されるという話もあったようです」
北上「それ私!私!」
大井「……けど、なくなったんです」
北上「……え?」
大井「姉妹艦の建設は……なくなっちゃったんです」
78 = 1 :
大井「……だから」
大井「だからね」
大井「私は」
大井「この世で1人だけなんです」
大井「たった1人だけなんです」
大井「1人だけの、重雷装艦なんです」
大井「だから、貴女なんて知らないわ」
79 = 41 :
木曾ちゃん改造してやれよ…
80 = 1 :
大井「じゃあ、出撃がありますから、私はこれで」
大井「北上さんも、頑張って下さいね」
大井「私には関係ない所で」
北上「おお……」
大井「じゃあ、失礼します」
北上「いっち……」
81 = 1 :
ああ、私は本当に馬鹿だ
戦艦になれて浮かれてた
魚雷の不遇さを見ても尚、浮かれてた
私が居なくちゃ、彼女が一人ぼっちになっちゃうって、判ってたのに
判ってたはずなのに、浮かれてた
ごめんね
ごめんね、大井っち
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
82 = 1 :
~敵海域~
大井「第一艦隊がこの海域を突破したけど、まだ深海棲艦達はこの海域に出没してるわ」
大井「私達の任務は、敵を牽制しつつ資材を持ち帰る事」
大井「判ったわね?」
電「りょ、了解なのです!」
雷「はいはい」
大井「返事は一度」
雷「はーい」
大井「伸ばさない」
雷「……はい」
83 :
電かわいい
84 = 6 :
サンキューイッチ
85 = 1 :
雷「ううー、私何かあの人苦手……ずーっと怒ってるイメージしかない」
電「だ、駄目だよ、そんな事言っちゃ」
雷「だってー」
大井(……駆逐艦、ウザいわ)
大井(活用できるはずの魚雷を放置して、どうして火力を取るのかしら)
大井(重雷装艦の立場を奪う程度の雷撃能力を持ってる癖に)
大井(自分の適性を正しく理解できてないとしか思えない)
大井(この子達さえいなければ、私は……)
大井(私は……姉妹を得れていたかもしれないのに)
大井(そうすれば、ずっと1人で過ごす事も、無かっただろうに……)
86 :
大井っち轟沈はよ
87 = 1 :
雷「あれ?何か海に落ちてるよ?」
大井「はあ?海に何か落ちてるはずないでしょう」
雷「……」ムカッ
電「い、いや、確かにあるのです……なんだろ、これ」
大井「……待って」
電「わかめ?ゆらゆらして……」
大井「下がりなさい!」
ガッ
電「え……」
89 :
時代は連撃
90 :
大井っちー!!
91 = 1 :
ねむいっちー
92 :
続きはよ
93 = 32 :
>>91
まだはやいっちー
95 = 1 :
電「み、水の中から、手が……」
大井「潜水ヨ級!2人とも下がって!」
雷「け、けど、電が脚掴まれて!」
電「は、放してくださいっ!放してっ!」
大井「……だから駆逐艦は嫌いなのよ!」ボシュッ
ザシュッ
電「は、離れたのですっ!」パッ
大井「全員!対潜戦用意!」
電雷「「は、はい!」」
大井「海の藻屑になりなさい!」ボシュッボシュッ
96 = 1 :
電「え、えいっ!」ポシュッ
雷「やあっ!」ポシュッ
大井(クソ、全然当たらない……)
大井(けど、1隻だけなら撃破出来なくても何とかやり過ごして……)
ザワザワ
大井「……!」
電「お、大井さん!?」
大井「……囲まれてた、みたいね」
雷「ど、どうしよう!」
97 :
五十鈴さーーん!
98 :
艦長!撤退なさるおつもりですか?!
99 :
大井(ああ、私馬鹿だな、任務中に余計なイラつきとか私情をはさむから、こんな事になる)
大井(こんな連中に包囲されるまで気づかないなんて……まったく……)
大井(そんなだから……そんなだから、私は1人なのよね)
大井「ふ、ふふ……ふふふふ……」
電「お、大井さん?」
大井「……まったく、救いようがないわね」
電「……!」ビクッ
雷「……!」ビクッ
大井「……いいわ、やってあげる、最後まで、付き合ってあげるわ」
電「大井さん!」
雷「や、やるなら、私達も!」
大井「……いらない」
電「え……」
大井「貴女達、ウザいの」
雷「……!」
100 :
響さんも呼んで差し上げろ
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